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2019年8月16日 (金)

夏本番は北ア【白馬三山】(前篇)

たっぷり年を取っている我が身なれど、夏真っ盛りを迎えると、若い世代の方々に
混ざって出来る事なら快適な夏山でひと時を過ごしたいなぁ~
何時までも大人になりきれないジィ~ジです。

8月6日(火) ☀

早朝4時半、長岡のT中さん宅から1台の車で北陸道経由で白馬村へ・・・
登山口Ⓟに駐車できるか心配していたもののまだ少々空きスペースも
整理員さんの話では日曜日までは満車でバスorタクシー利用だった由。

行先 【白馬岳】

同行 長岡T中夫妻 O桃氏 Y田さん 相方 ジィ~ジ 計 6名

行程 猿倉~白馬尻~大雪渓~白馬山荘

記録 
Am 07:40 猿倉荘 (≒1,250m)

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猿倉荘
猿倉荘の前で係員さんに登山届を提出して歩き始める我らです。
ジィ~ジは時期を変え、コースを変え【白馬岳】は5回ほど経験有るものの
“大雪渓”は10数年前の6月初旬以来で超久し振り。
今宵は山頂の小屋泊まり慌てる必要も無しゆっくりと歩き始めます。
“鑓温泉”方面の分岐を左に見ながらS字型に林道を登ります。

Am 08:40-08:45 白馬尻小屋 (≒1,560m)

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白馬尻小屋
石畳の道の先には「おつかれさん ようこそ大雪渓」 白馬尻小屋です。
小屋の軒下借りて水分補給で一服です。
小屋の先にはキヌガサソウ、レイジンソウなどの花々が咲き乱れています。
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( 写真 左 オオレイジンソウ  写真 右 キヌガサソウ ) ※ 拡大

小屋から10数分“大雪渓”始まる場所で念のため持参の軽4爪アイゼン装着。
(過去 2回もっと時期の早い時にもノーアイゼンだったジィ~ジですが)

流石に“大雪渓”はヒンヤリと快適。気持ちが良い~
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大雪渓
10数年ぶり・・・昔より幅も狭くなり随分荒れているような感じ。
(毎年 崩落が有り今年6月にもかなりの土砂崩れが発生したとの事。)
ジィ~ジ20数年前に初めて来たときは長蛇の列でベンガラで記されたルートを
歩いた記憶があるのだが・・・かなり様変わり!!
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来し方振り返る
3㌔ほどの“大雪渓”を途中休憩しながら‘葱平(ねぶかっぴら)’に向かいます。
雪渓から岩稜帯に変わり傾斜も急になってきます。

Am 11:25 岩屋跡

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岩屋跡
周辺は岩屑が多く、雪が少ない為、小雪渓は見当たらず<秋道>利用。
浮石も多く、傾斜もキツクなり、ジィ~ジも空腹と疲労感を覚えます。

周辺はミヤマキンポウゲ始め様々な花々が咲き乱れています。
少し先、平らな場所で小一時間かけて休憩とランチタイムとする我らです。

岩屋跡’から〈村営白馬岳頂上宿舎〉までCT2時間 〈白馬山荘〉まで+20分

Am 11:35-Pm 00:20 ランチタイム

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大雪渓を俯瞰
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気持ち良さそうに休んでいる登山者
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( 写真 左 ミソガワソウ  写真 右 シロウマタンポポ ) ※ 拡大
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( 写真 左 オタカラコウ  写真 右 キバナノカワラマツバ ) ※ 拡大
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( 写真 左 イワオウギ  写真 右 クロトウヒレン ) ※ 拡大
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( 写真 左 カワラナデシコ  写真 右 シロウマアサヅキ ) ※ 拡大
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( 写真 左 ジャコウソウ  写真 右 ヨツバシオガマ ) ※ 拡大

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山頂目指して
傾斜のきつい岩稜帯の登山道を息切らしながら頑張るジィ~ジです。
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杓子岳の天狗菱
“天狗菱”の姿はアルペンチチックで格好よく素晴らしい。
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避難小屋と杓子岳天狗菱
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Beautiful
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( 写真 左 ミヤマクワガタ  写真 右 イワオウギ ) ※ 拡大
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( 写真 左 クロクモソウ  写真 右 ヒメクワガタ ) ※ 拡大
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ミヤマオダマキ

周辺は高山植物群の大群落が拡がっています。
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( 写真 左 ウルップソウ  写真 右 ハクサンイチゲ ) ※ 拡大
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( 写真 左 ハクサンフウロ  写真 写真 右 シナノキンバイ ) ※ 拡大
Pm 02:25-02:30 村営白馬頂上宿舎 (≒2,730m)
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村営山頂宿舎
荷揚げでヘリが活躍しています。 的確にポイントに荷を下ろしています。
登山道の脇には雪解け水が迸り流れる水場。
勿論 ジィ~ジはたっぷりと喉を潤します。冷たくて美味!!
更に周辺はお花畑が拡がっています。

〈白馬岳頂上宿舎〉から〈白馬山荘〉までは広い緩い登りのザレ道が続きます。
緩いザレ道は思いのほか歩き辛く感じるジィ~ジです。
フラフラしながらも漸く、この日の塒に無事到着。
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( 写真 左 イワギキョウ  写真 右 タカネシオガマ ) ※ 拡大

他にも高山植物は多々
オニシモツケ ミヤマダイモンジソウ ミヤマゼンコ クルマユリ etc etc

Pm 02:52 白馬山荘到着 (≒2,832m)

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白馬山荘
今頃の時期は3時前辺りから連日一時ガスが掛ったり雷の発生することが・・
暫くの間、ガスが周りを覆います。(30分位?)
宿泊手続き済ませ、指定された部屋に入ります。我ら6人で一部屋。
平日のお蔭でゆったりと同行の仲間だけで過ごせます。(一泊二食10,300円)

夕食まで時間もたっぷり、隣接のスカイプラザ白馬で生ビールをオーダーして
皆で乾杯~ 談笑しながら“大雪渓”や明日登る【杓子岳】の展望満喫。

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スカイプラザで乾杯

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明日登る杓子岳&槍ヶ岳
Pm 05:45~ 夕食タイム
大食いのジィ~ジは無論、ご飯とみそ汁はお代わりです。

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夕日を鑑賞
夕食を楽しんで、再び小屋の外で落日を楽しむ我らです。
山荘の前に聳える【旭岳】そして遥かな【剱岳】 【毛勝三山】 の先、富山湾
夕日が沈みます。

部屋に戻り反省会をしてから皆で静かに床に着きます。💤 💤 💤

    ジィ~ジ【白馬岳】 073(074)-2019 

10数年ぶりの“大雪渓” お天気にも恵まれ、平日の所為か?ユックリペースで
雪上を吹き抜ける爽やかな風を受けながら歩くことができ、壮大な景観と見事な
高山植物の大群落を心ゆくまで楽しんで、更に小屋も我らのグループで一部屋
あてがわれ、ユッタリ。 スカイプラザのビールもこの上なく旨かった。
年老いた我が身なれど何とかこの日の予定をこなせて大満足のジィ~ジです。 
ありがたや ありがたや。。。
    
                    明日に続く・・・・

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コメント

冬男さま
comment多謝です。
3年ほど前まで爺ヶ岳は新潟から日帰りが出来たのですが
近頃脚力ガタ落ちです。
過って残雪期の八方も何度か行きましたが、格好良く
スキーに興ずる人たちが眩しく見えたもんです。
スキーコンプレックスです。(笑)

投稿: 輝ジィ~ジ | 2019年8月18日 (日) 11:38

もうぞうさま
今回は3回目の大雪渓でした。
大雪渓もかなり痩せ細った感じがしました。
7.11水害ですか。もう24年前ですね!!

投稿: 輝ジィ~ジ | 2019年8月18日 (日) 11:33

半世紀も昔爺が岳迄後ろ立山縦走を含め夏、積雪期と4.5回行ってるが体力衰退で登る事は諦めた。もっぱらリフトで山頂付近迄行けるスキーに替わり 毎年八方尾根、遠見尾根スキー
で白馬三山を眺めてるがその迫力に魅了されているからです。

何時までも大人になりきれない万年青年ジイ~ジに 敬服!!

投稿: 冬男 | 2019年8月18日 (日) 09:32

素晴らしい天気に恵まれて最高の山歩きでしたね。
私が最後に登ったのは、7.11水害のあった年で、大雪渓がズタズタでしたね。
よく行ったものだなあ

投稿: もうぞう | 2019年8月18日 (日) 07:43

かあちゃんさま
今晩は~ いつもありがとうございます。
大雪渓は3度目でしたが、昨年は大池 小蓮華 三国境
から登りました。
蓮華温泉からのこのコースも良いですよ。
新潟から若い人たちは日帰りする人も多いですよ。

投稿: 輝ジィ~ジ | 2019年8月16日 (金) 22:07

こんばんは。

凄い!!こんな大変そうな所を、、
でも花を見ながら楽しく登られたようで良かったです。
白馬は憧れるけど、小蓮華山からかな、、
でも人にすすめられるのは、ここなんです。

小屋に泊まってビール、美味しいでしょうね!

投稿: かあちゃん | 2019年8月16日 (金) 21:22

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