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2018年4月11日 (水)

今年もどうにか【西蒲三山縦走】

日本海に面し,信濃川大河津分水路から新潟市に向かって横に長く伸びた山域は
通称弥彦山系と呼ばれ南側から【国上山(くがみ)(313m)】山域の最高峰
【弥彦山(634m)】そして北側の【角田山(482m)】の三座は平成の大合併
以前は何れも西蒲原郡に属していたことから俗に〔西蒲三山〕と現在でも呼称。

  ※ 【弥彦山】は長岡市にも接しています。 延長距離は≒25~2625㎞強

ジィ~ジと相方は30代から50代の若い世代のSNS仲間と歩いた昨年(4月5日)も含め
過去7,8回走破経験有ります。
今回は長岡の岳友YさんT夫人から道案内を要請されての山行です。     

4月1日(日) 

同行 長岡T中夫妻 T橋さん Yさん  新潟 相方 ジィ~ジ 計6名

行程 国上山登山口Ⓟ国上寺(Am 05:15)~国上山(Am 05:40)~剣ヶ峰砦
         (Am 06:18)~黒滝城址(Am 06:37-06:42)~搦手道 (Am 07:10)
        ~猿ヶ馬場峠(Am 07:40-07:50)~雨乞山(Am 08;13)~Skyline出合
    (Am 09:00)~弥彦山山頂奥の院(Am 09:42-09:51)~大平園地~
    多宝山(Am 10:40-11:20)~石瀬峠(Pm 00:14-00:18)~魔女の森
    ~間瀬笠飛峠(Pm 00:56)~樋曽山△(Pm 02:05)~福井山△(Pm 02:55)
    ~五箇峠(Pm 03:10-03:25)~角田山山頂(Pm 04:38-04:54)~
    桜尾根登山口(Pm 05:50)
     ※ 所要時間 12時緩35分 休憩・他 1時間30分含む 実質≒11時間

am 05:15 スタート

Kimg5246                 新潟最古の古刹 国上寺参拝スタート

Kimg5248               一座目 国上山

Kimg5250                まだ寝ているカタクリの群

登山道の両脇はカタクリの花で覆われているものの、まだ朝が早い為か
殆どの花は未だ下を俯いたままです。

‘剣ヶ峰砦’から深い堀切を三つ亘り切り登り返して‘黒滝城’

Kimg5256                黒滝城

‘黒滝城’から‘搦手道’までの急崖な道には倒木が多々。
径が塞がれているところも何カ所もあり、乗り越えるのに難儀場所も!!

Kimg5257                        搦手道入口へ下る

‘搦手道入口’から数百m舗装された林道を歩きます。
大凡10分程で、‘猿ケ馬場峠・弥彦山’の標識に出ます。

Kimg5260                猿ヶ馬場と弥彦スカイライン

<弥彦スカイライン>の開通日(一部不可) AM10:00~
開錠作業するのか?作業用のトラックが到着。

Skylineを跨いで再び登山道へ分け入ります。

Kimg5261               シュンラン

道端にはカタクリ ユキワリソウ キクザキイチゲ・・花々が現れます。

Kimg5262            雨乞山

【雨乞山】山頂に併設されていたレーダーと建屋y撤去され綺麗な更地に!!

この先はカタクリ始めユキワリソウ キバナのアマナ 足下に咲き乱れます。
【弥彦山】八枚沢コースに対峙するこの三山縦走路は稜線歩きとなります。

Kimg5271               カタクリ

〝望佐の梨〟とか巨木も現れるアップダウンコース、徐々に高度もあがります。

Kimg5272               標識

過っては逢引の松と呼ばれたスカイラインに接する広場地点。
弥彦山裏参道コースへの分岐点でもあります。
此処からは弥彦スカイラインの脇道を登り山頂へを目指します。
足場の無い登り登山道で山頂まで思いのほか時間を要します。

それでもやがて三山縦走2座目 【弥彦山】に到着。

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( 写真 左 県外からお越しの登山者のお守り? カエルさん )
( 写真 右 次の目標に向かって前進

山頂から弥彦スカイラインへ行った下り登り返し次の目標【多宝山】

Kimg5277          大平公園 高頭仁兵衛氏レリーフと右手奥に多宝山

※ 高頭仁兵衛翁は日本山岳会2代目会長(長岡市出身)

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( 写真 左 多宝山山頂の周辺には残雪が多少残っています。)
( 写真 右 多宝山山頂一等三角点

【多宝山】 平成の大合併で新潟市に編入 現在は新潟市の最高峰。
腰を下ろし腹拵え、少し早目のランチタイムとします。

岩室温泉に向かってアップダウンを繰り返しながら高度を下げます。

Kimg5283                 多宝山登山路 途中には急勾配の場所も

Kimg5285                石瀬峠

前方の階段から登れば、天神山城から岩室温泉へ出ます。
我らはスカイラインを横切って、魔女の森を歩きます。

魔女の森はスカイラインが開通する前の古の道です。

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( 写真 左 キクザキイチゲ乱舞 写真 右 キバナノアマナ )  ※ 拡大

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( 写真 左 ニリンソウ  写真 右 アヅマイチゲ ) ※ 拡大

新潟ではあまり見られないアヅマイチゲの群落発見・確認\(◎o◎)/!

足場の悪い小さな沢を乗り越して間瀬方面へ向かいます。

Kimg5293               道標

歩き始めた【国上山】の登山口からこの道標まで凡そ18Km強。
この先、≒10㎞ほどのアルバイトが待っています。

Skyline出合の県道から【樋曽山】【福井山】を目指します。

Kimg5294_2 Kimg5295
( 写真 左 ヤマザクラ  写真 右 タムシバ )

この辺りから何組もの登山者と交錯する機会が増えてきます。
皆さんユキワリソウやカタクリ等の観賞が目的と思われます。

Kimg5296                コシノコバイモ(越乃小貝母)

Kimg5299               明るい午後の陽射しを受けながらカタクリロードを

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( 写真 左 ユキワリソウ  写真 右 群生カタクリ ) ※ 拡大

Kimg5304                                 【樋曽山】 三角点

扨て!この三角点を元に北はどちらでしょう?

時たま、急勾配の難所もあるこの稜線歩き、些か疲れも感じ始めます。

再び足下に花々が現れ始めると、ペースダウン花観賞モード歩きとなります。

Kimg5306 Kimg5313
( 写真 左 カタクリ 白色 写真 右 ユキワリソウ ) ※ 拡大

この辺りでSNS岳友M氏とスライド。
白いカタクリ見に来たそうだけど見つけられなかった由。
スライドした直後に我らは見つけたけど・・・

Kimg5315                  【福井山】 三角点

この付近には過って秘密の花園(秘密ではないけれど)と呼ばれた
ユキワリソウの大株が沢山観られる場所もあります。近頃減ってきたような

Kimg5316                 五ヶ峠とうちゃこ~

今のシーズン例年であれば駐車出来ないくらい車が入る場所なれど、
今年は林道途中の倒木が激しく撤去未完で通行進入不可。

用足しをしたりゆっくりと休み、最後の一座を目指します。
五ヶ峠の登り始めの道の両側には何株もコシノコバイモが散見されます。

Kimg5318                最後の一座を目指して

Kimg53202           カタクリ大群落

切れ間なくカタクリの花畑が拡がって見事。

Kimg5321                カタクリ(白)

トキワイカリソウも時期を迎えています。

目的地に近づいた所為か?気が緩み思いのほか疲労感覚えるジィ~ジです。

浦浜コース 灯台コース 其々の分岐を越えて漸く最後の三座目に到着

【角田山】

Kimg5324                 山頂標識

帰りを急ぐ訳でも無し小屋で15分程休憩します。
小屋には一組のご夫婦が休憩中。
夕方になってきた爲か?汗が引っ込み少し寒さも覚えてきます。
身体が冷えないうちに下山です。
数ある【角田山】登山道コース、車の回収問題があるので下山は桜尾根

Kimg5325 Kimg5330
( 写真 左 ショウジョウバカマ  写真 右 ユキワリソウ )

Kimg5326                       カタクリ群生

今のシーズンは県内外から花観賞登山ツアーで賑わうこのコースも流石に
時間的に殆ど人影は見当たりません。

Kimg5331                桜尾根登山道登山口到着

角田岬灯台を望む桜尾根コースに無事到着。

【樋曽山】過ぎ【福井山】に向かう頃から花々に目を奪われスローダウンするも
メンバー誰一人遅れることなく早くなることも無く歩調を合せ無事目的完遂。

【西蒲三山縦走】初めての長岡の山友の皆さんも喜んでくれたようで
胸なでおろすジィ~ジと相方です。

ジィ~ジは我が家の車で【国上山】登山口Ⓟまで長岡グループの皆さんを
送ります。(我が家のは5人乗り 長岡T氏のは7人乗り)
相方は登山口の燦燦カッフェでジィ~ジが戻るまでお茶して待機。

天候に恵まれ、花々もベストマッチ、そして何よりも良きメンバーでの
【西蒲三山縦走】 目的完遂 満足感溢れるジィ~ジと相方です。

              029-30

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コメント

FUJIKAZE さま
お早うございます。いつもありがとうございます。
歴史(天と地)ホントお好きなんですねぇ~
黒滝城は良寛さまの国上山から直ぐ近いので簡単に
行くことが出来ますよ。
鮫ヶ尾城址知ってはいますが訪ねたことは残念ながら・・・
機会が有れば行ってみますね。

投稿: 輝ジィ~ジ | 2018年4月12日 (木) 06:09

こんばんは!
黒滝城ですか・・・。
私の愛読書である「天と地と」では、長尾景虎公に討たれた謀反人昭田常陸介の息子の黒田和泉守国忠の居城ですね。
なるほど、こんな所なんですねぇ・・・。
う~ん、見せて戴き、ありがとうございました。

今年、上越へ行くことが出来れば、鮫ヶ尾城址を訪れてみたいと思っています。
輝ジィ~ジさんは、行かれたことはありますか?

投稿: FUJIKAZE | 2018年4月11日 (水) 21:55

もうぞうさま
こんばんわ~
一人で三山縦走は余程やる気が無いと大変でしょうが
気心知れた仲間と行けば退屈もしないで行けますよ。
今年は時期的に無理でも来年あたり一度はお試しあれ!!

投稿: 輝ジィ~ジ | 2018年4月11日 (水) 19:53

いや~すごいですね~
私もいつか挑戦したいと思っていましたが、もう諦めムードです。

投稿: もうぞう | 2018年4月11日 (水) 19:16

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