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2017年7月

2017年7月28日 (金)

ハーレム登山IN【立山】

若い人たちにとっては生まれても居ない大昔、昭和29年の事。
富山県立山町の千寿ケ原から美女平にケーブルが開通。
当時4年生のまだ可愛い小学生だったジィ~ジは
富山市内の各小学校から選抜推薦され試乗会に参加。

その後 翌年には高原バスも旧 弘法小屋まで開通。
確か 記憶に依れば昭和33年に現在の室堂まで延伸?

富山市に生を受け、高校卒業まで18年間、日々仰ぎ見てきた
立山連峰、我が故郷が世界に誇る名峰と格別の思いがあるのです。

中学1年の時に学校登山で初めて山頂踏んで(地獄谷で宿泊)
爾来、事あるごとにその山域を歩き機会が何度も作って
年を取った現在では、交通手段の無い真冬を除きン十回にも。

今回はSNS仲間の女性の
「立山始めて」の声に案内を買って出たジィ~ジです。

ジィ~ジトはGenerationが離れている若い美女と同行
今回もハーレム山行のジィ~ジです。

7月19日(水) 

同行 Kさん Fさん 相方 ジィ~ジ 計4名

平日高速料金早朝割引適用すべく4時少し前に新潟西ICを通過。
栄PAでKさん同乗、北陸道は立山IC目指して   

立山ケーブル 今のシーズン平日の朝一はAM7:00
(※ 平日の所為かPは特に問題なし)

Am 07:00 立山駅

Kimg2422            朝一 7:00初のケーブル

土・日であれば全国から集まるので過去にはケーブル又は直行バス乗車に
3時間待ちなんてこともあったけれど、今回は平日、更に連日の荒天続きで
思いのほか少ない。

僅か7分のケーブルからハイブリット高原バスに乗り換え室堂

幸い空模様は全く問題なし。

Kimg2423              剱岳

車窓からは北アの女王と呼ばれる【薬師岳】から岩の殿堂【剱岳】などが

Kimg2424            雪の大谷の名残

室堂ターミナル手前では海外からも観光客が大勢見物に来る
‘雪の大谷’の名残が見られます。

※ 大昔20m強の‘雪の大谷’を見た経験あるも、近年は平均
  16m強の雪の壁が見られます。5月下旬ころまで

Am 08:20-08:35 室堂ターミナル

Kimg2426            本峰 雄山(オヤマ)

P1040743                    ミヤマキンバイ 鮮やか!!

Kimg2430            立山三山の一座 浄土山  ※ 拡大

P1040747          ハクサンイチゲ群生

Kimg2436          相方先導で

大勢の登山者が見られます。
(団体登山は富山県警察学校 未来の警察官)

 P1040753 P1040757
( 写真 左 ハクサンイチゲ  写真 右 ヒメクワガタ )  ※ 拡大 Kimg2437_2            祓堂と後方に浄土山

今年は残雪が昨年よりかなり多く、4,5カ所の雪渓を歩きます。

P1040756             後方右 奥大日岳 中央(左)大日岳  ※ 拡大

緩い傾斜の登りも振り返って見ればいつの間にかそれなりの高度に!

ジィ~ジの大好きな一座【奥大日岳(2,606m)】がどっしりと
我此処のあり!!自己主張しているが如く対峙しています。

Am 09:40-09:50 一ノ越

Kimg2444_2           一ノ越

生憎、槍・穂高始め北アの主峰にはガスが罹り眺望イマイチ
( ※ この場所から見える名峰の数々説明する予定だったのに

ガスの切れる様子が無いので山頂を目指します。

 P1040758 P1040766
( 写真 左 タカネツメクサ  写真 右 ツガザクラ ) ※ 拡大

P1040759               ↓      ↓

P1040760           三ノ越

P1040763_2

山頂の社務所は目前に見えるが、意外と最後の登りがキツイ!! 

 P1040768_5 P1040774_5       
( 写真 左 ミヤマダイコンソウ  写真 右 ミヤマハタザオ???  ) ※ 拡大

頭上にヘリの飛行音がひっきりなしに耳に入ります。
山頂手前で係員からヘリ到着の待機依頼を受けます。
(プロペラ風で石が飛んでくる危険性回避するため)

Kimg2451           ヘリ飛来退避

ガレ場の急登を息切らしながら登り切ると

Am 10:45-Am11:15 立山雄山山頂

Kさん、Fさんは初めての立山、雄山神社でお祓い受け

Kimg2455_2            雄山山頂 雄山神社本宮
※ これより先、金500円 必要

Kimg2458_2            山頂社務所 ヘリの荷卸し

相変わらずヘリは5分おきに荷卸し作業継続。

P1040775            タカネヤハズハハコ

P1040778_2         別山の後方 雲間の剱岳 ※ 拡大

雄山神社に参拝終わったKさん、Fさんと折角の機会なので
最高峰ポイント3015m【大汝山】へ向かいます。

Am 11:35-Pm 01:05 大汝山

P1040780            黒四ダム俯瞰

Kimg2471_2           眼下に大汝休憩所

 Kimg2472 Kimg2476_2
( 写真 左 アオノツガザクラ  写真 右 コイワカガミ ) ※ 拡大

岩混じりの荒れた場所にも健気に根を張る花たちが見られます。

Kimg24741            大汝山 3015m 記念の一枚

P1040785           ダムの先には【針ノ木岳】が

本来であれば、【鹿島槍ヶ岳】【五竜岳】“白馬連峰”・・等々が
眺められるのであるが・・・残念ながらジィ~ジの願い叶わず

今回は此処が最終POINT、【真砂岳】【別山】は改めて!!と。
ユックリと展望を楽しんだり、お昼を採ったりして楽しみます。

Kimg2480              雄山山頂を目指して戻る

P1040792              鬼岳 獅子岳 ザラ峠方向

Kimg2483          三ノ越付近には大勢の登山者が

P1040794          ズームアップ

富山県警警察学校 未来のお巡りさんの団体 まるで蟻んこ!!

P1040797             ハクサンイチゲ

下山途中、富山市のO小学校の学校登山に遭遇。
追い越しも出来ず、子供たちと一緒に下るジィ~ジです。

Pm 02:05-02:20 一ノ越

Kimg2487            水晶岳方向 右は龍王岳

Kimg2493            雪渓と雪形

 P1040799 P1040800
( 写真 右 ミヤマリンドウ  写真 右 タテヤマチングルマ ) ※ 拡大

Pm 03:33-03:40 ミクリが池

P1040802

別山乗越には‘劔御前小屋’も目視できます。

Kimg2494         ミクリが池と別山

雷鳥が出て来るかなと残雪が残るミクリガ池へ行くも残念ながら
雷鳥には今回は逢えず!!

Pm 04:20 室堂ターミナル

高原バスは室堂から弥陀ヶ原、幾多の弧を描きながら

Kimg2497             車窓から称名滝

Kimg2499            車窓からの最大の立山杉

Pm 05:00 美女平 ケーブル

 

Pm 05:10 立山駅 ケーブル

汗を拭うべく、帰路立寄りは あわすの温泉森の風 ⇒ コチラ

温泉入浴終えて、北陸度は立山ICから一路 新潟へ向かいます。
(有磯の海SAで夕食立寄り)

Fさん Kさんにとっては初めての【立山】
ジィ~ジの願いは叶わず【富士山始め北アの主峰の大展望は
望むことができなかったものの、車窓からの【薬師岳】、雄山山頂からの
【剱岳】の展望、“黒四ダム”等々の展望はマズマズ。
‘花’の最盛期とは合致していなかったもののそこそこの花々
そして何よりは【立山】界隈の雰囲気は味わって貰えたのでは?

ジィ~ジと異なりKさんもFさんも若いのでこれからまだまだ
再訪のチャンスは残されています。

そんな意味で結果的にはオーライだったかなと?思うジィ~ジです。

それにしても毎度毎度 ハーレム 幸せなジィ~ジです。

                       070-29

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2017年7月23日 (日)

暑かったけれど癒された【二王子岳】

【角田?】【五頭?】何処にする?ここにする? 何時もの通り、
すったもんだの挙句、歩き甲斐のある山が良い・・と【二王子岳】に。  

7月15日(土) 

Am 07:35 二王子神社登山口

Kimg2354          登山口 二王子神社前

一合目までは杉樹林帯や沢沿いに進むので、然程暑くなかったけれど
それでも直ぐに汗が噴き出してくるジィ~ジです。

Kimg2355          二合目(水場)目指して

冷たい水をゴクンと飲んでキツイ三合目への登りに挑戦。
暑い所為か?脚力が衰えたのか足が上がりません。
息を切らしながらどうにかこうにか

Am 08:30-08:35 三合目 一王子子神社避難小屋

Kimg2359         三合目 一王子小屋

汗を拭いながら、木陰で一服。甘味を口に!!

Am 09:10-09:17 五合目 独標 (定高山)

Kimg2361          五合目 独標

小まめに水分補給して、塩も舐めたり暑さ対策。
兎に角 暑くて 暑くて ヘロヘロ状態

六合目までは頗る長い道程。

道端の花々に目を遣りながら頑張って登ります。

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( 写真 左 ゴゼンタチバナ  写真 右 イワカガミ ) ※ 拡大

七合目の油溢しもクリアーして   
八合目、そして九合目へ向かいます。

Kimg2370          キスゲとヒメサユリのゲート

八合五勺辺りからキスゲ、そして何とヒメサユリも未だ!!

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( 写真 左 ヒメサユリ  写真 右 ニッコウキスゲ ) ※ 拡大

キスゲはこれから最盛期、ヒメサユリは終盤を迎えます。

花々に見惚れ、暑さも相まって歩が進まないいまま、

Am 10:50-11:40 二王子岳山頂

Kimg2377            山頂蒲鉾型避難小屋

谷あいからガスが上ってきて【飯豊連峰】の展望はゼロ~

Kimg2382            真っ白

山頂には10数人の登山者が見られます。

ぐっしょりと汗で重くなったシャツを脱ぎ、着替えをするジィ~ジです。

お昼には少し早いけど、簡単ランチのタイムとします。

幾ら待ってもガスは切れそうにも有りません。

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( 写真 左 ニガナ 白花 黄花  写真 右 イワイチョウ ) ※ 拡大

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( 写真 左 ツクバネウツギ  写真 右 ウラジロヨウラク ) ※ 拡大

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( 写真 左 モミジカラマツ  写真 右 カラマツソウ ) ※ 拡大

Kimg2395          残雪が解けガス発生

既に終わっているだろうと、往きの際には気にも留めなったけれど
何気なく見遣った相方がオオサクラソウを発見。
これは正直\(◎o◎)/!正に想定外 (※ 昨年は6月20日頃)

Kimg2397              オオサクラソウ  ※ 拡大

Kimg2398              オオサクラソウ  ※ 拡大

今年は2度と見る機会が無いだろうと、ゆっくり歩を停めて鑑賞。

心行くまで眺め、再び花々求めながら下山する我らです。

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( 写真 左 アオヤギソウ  写真 右 ヤマブキショウマ ) ※ 拡大

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( 写真 左 ウスバサイシン  写真 右 ズダヤクシュ ) ※ 拡大

今年は残雪が遅くまで在った事が原因か?ウスバサイシンの花が
未だ確認され、これまた驚き!!

六合目から五合目まで、いつも結構長い~ッと。

Kimg2412           ブナ林を下る

Pm 01:05-01:15 五合目 独標 (定高山)

ノンビリと水分補給、そして汗を拭うジィ~ジです。
腰を下ろししっかりと休みを取ります。

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( 写真 左 ツルアリドウシ  写真 右 エゾアジサイ ) ※ 拡大

足下には小さな白い点々 ツルアリドウシが群生、道の脇には
色鮮やかなエゾアジサイが目を惹きつけます。

四合目、避難小屋のある三合目 二合目の水場を下って・・・

Pm 02:40 二王子神社登山口

Kimg2420            二王子神社登山口

冷たい水でタオルを浸し、汗まみれの身体をサッパリと拭い、
土埃で汚れた靴も清流の中で洗い、シャツも再度着替えて
車に乗り込むジィ~ジです。

山頂からの【飯豊連峰】の展望は望む術も無かったものの
既に見られないだろうと思っていたヒメサユリ、そしてこれから
最盛期を迎えるだろうニッコウキスゲ。
それにましてまさか7月の中旬にオオサクラソウが見られるとは
夢にも思わなかった我らです。
湿度も高く汗しとど、苦しさは並大抵ではなかったものの、その分
健気に咲き乱れる花々に癒しを貰え、感慨一入!

【二王子岳(1420m)】 ジィ~ジやっぱり好きな‘一座’

                069-29

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2017年7月21日 (金)

朝から暑い【角田山】キスゲを観に【雄国沼】

北海道での山歩きから戻り3日経過、通常に戻ったジィ~ジです。

暫くぶりに 【角田山】 へ行ってみようかとドチラカラトモなく・・・

7月8日(土) 

同行 相方 ジィ~ジ 計 2人

朝の内なら少しは涼しかろう・・と  

コースは我が家から一番近い“宮前コース”

全行程  07:55~09:10-09:35~10:40

歩き始めて直ぐに、汗が噴き出してきます。
そよっとも風が吹いて呉れません。 暑い 暑い  Kimg2290            ホタルブクロ

それでも幾ら暑かろうが、時期が来れば健気に花々は開花。

無風状態が続き、既に山頂もカンカン照り!!

Kimg2292             朝から強い日差し 

Kimg2296              アクシバ

小さな花、良く観ないと見落とします。意外と可愛い花。

木陰のベンチに腰を下ろし、持参の冷水や甘味を口にして
早々に下山の開始です。

この暑さの中、途中で山頂を目指す知り合いが3人
皆さん物好きだなぁ~   と。

花はエゾアジサイ、終盤を迎えたオカトラノオ 他

暑さに閉口、登りも下りもほぼ同タイム。 スタミナ有りません。

      ジィ~ジ 【角田山】 24-29

                     067-29

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何十年も前からシーズンになれば耳にしていたニッコウキスゲで
知られた〈雄国沼〉 キスゲは何処でも見れるし、所謂 沼・湖沼で
山歩きの対象とはしていなかったジィ~ジ。

それでも歳を重ねた証拠?ふと一度は行ってみようかなとの思いが
どうせ行くなら少しは歩き甲斐のあるコースから・・・と

7月11日(火)  

同行 相方 ジィ~ジ 計 2人

行先は 【猫魔岳(1,404m)】~〈雄国沼〉 ピストン⇔ 決定!!

Am 08:35 八方台登山口 
広大な駐車場 大方は【磐梯山】へ向かうようです。

Am 08:37 猫魔岳登山口
Kimg2305          猫魔岳登山口

暫くブナの大木が林立す原生林の中の緩やかな道を辿ります。

Kimg2306                  なだらかな登山道

Am 09:25-09:30 猫魔岳

P1040703_2            名峰 磐梯山をバックにして

Kimg2308_4

Kimg2310                        猫魔岳は一等三角点

休憩 水分補給timeを取ります。

伝説では夜な夜な悪さ重ねるがいたと言う。

少々下って、再び登り返せば ‘猫石’

Am 09:56-10:00 猫石

P1040705           猫石にて遊ぶ

こんな大きな化け猫だったのかしらん

Kimg2312           猫石から雄国沼俯瞰 モデルは先行者

‘猫石’ からは眼下に ‘雄国沼’ が拡がり観られます。

‘猫石’からは暫く急傾斜のガレ場道が続き、途中には小さな沢が
3か所ほど待ち受けています。都度下って、登り返し・・・

Kimg2313            三回ほど小さな沢を渡る

思いのほか長い~ 距離がある~   で漸く。

Am 10:50 雄国沼端部

Kimg2314              雄国沼端部

この周辺には全くニッコウキスゲの姿は見られません。
休憩舎まで結構距離がる。おまけに遮る木々が無く暑い!!

Am 11:05-11:15 休憩舎

Kimg2318           ログ仕様の大きな立派な休憩所

一般的にこの休憩舎へは“雄子沢”からのトレッカーが殆どなので
急に大勢の声が聞こえ賑やかこの上なし。
此処でも休憩舎を眺めたりしながら休憩を取ります。

一服休みを終えて最終目的のニッコウキスゲを観に湖畔を歩きます。
観光客・遠足の中学生集団。ファミリー 平日なのに人人人
歓声 嬌声が聞こえてきます。

Am 11:15-Pm 00:25 雄国沼周回

P1040708

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P1040711

P1040720

Kimg2333

一面 黄金色の高原が拡がっています。
尾瀬と異なり鹿害が少ないのかあまり荒らされた様子はありません。
Kimg2325              ニッコウキスゲ
ほぼ時期的にはjustmeet?

ニッコウキスゲの他にトキソウ サワラン ヒオウギアヤメ ワタスゲ・・・
正に百花繚乱の体。

Kimg2324_3
P1040724
P1040715

Kimg2328
P1040725
遊歩道の順に従い再び、休憩舎へ戻ります。
急傾斜は修学旅行の中学生がお昼を採っている真っ最中。
元気で賑やかこの上なし。

Pm 00:20-01:00 休憩舎

急傾斜の窓からは時折涼しい風が吹き込んできます。
中学生の団体の他に、東京からの中・高年の何処かの山の団体さん
大賑わいです。
ジィ~ジと相方は黙々と腹拵えに暇がありません。

下山は敢えて往路を戻ることに・・・・
Pm 01;00 下山開始(休憩舎)

往路と異なり通常の逆で終始登りとなります。
意外と急な勾配、そしてガレ場の道 結構きつく感じます。
汗をダラダラ流しながら・・・・

‘猫石’少し手前のピークで オコジョ君 のお出迎え

P1040732
P1040735              オコジョ君

Pm 02:17 猫石
Kimg2344            猫石全貌

再びアップダウン 徐々に疲労感が募ってきます。
汗を流し息を切らしながら・・・思いのほか長く感じます。
P1040738           疲労感漂うジィ~ジの歩き方

Pm 02:48ー02:53  猫魔岳

P1040741            猫魔岳山頂と磐梯山
疲れた~ッ 疲労困憊のジィ~ジ

【猫魔岳】から登山口まで本来ならルンルンと下れる場所なのに
フラフラしながら下山のジィ~ジです。
それでも漸く、漸く 登山口に到着。(安堵)

Pm 03:40 猫魔岳登山口
Kimg2347            登山届ポスト

‘雄国沼’から休憩舎へ戻らず、一旦 金沢峠 へでて車道を
少し歩いて‘猫石’へ向かって下山すれば、おそらく小一間ほど
時間短縮できたであろうと思われたもの、車道歩きがうざいので
往路をピストン。ところがほとんどが長い長い登りなので思いのほか
疲労を覚え、足が上がらず難行を強いられた結果に・・・

それでも初めての【猫魔岳(1,404m)】〈雄国沼〉
キスゲはじめ目的の花はほぼジャストミートでたっぷり堪能。
しっかり楽しめたジィ~ジと相方です。 でも思いのほか疲れた~

            068ー29

帰りは喜多方経由で我が家へ向かいます。

この日は朝、磐越道 西会津⇔若松 帰りは 西会津⇔津川
行きも帰りも人身事故で区間通行止めで大幅に時間が狂った
珍しい日に。  この項 (完)   

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2017年7月18日 (火)

29北海道の山旅 その3(札幌岳)(尻別岳)〈小樽天狗岳?)

瀟洒な新十津川ホテル S・Sを早朝出立。コンビニでお昼を調達。
そして道央道 滝川ICから一路 札幌を目指し走る我らです。 
前日、SNSを通しての札幌在住の若い山友Cちゃん(女性)に一応
この日の予定の連絡は入れてあるジィ~ジです。

7月2日(日)  

北の大地 北海道の山歩き 4座目は【札幌岳(1293m)】

定山渓温泉の南方向 豊平温泉~豊平峡ダムへ向かいます。

登山口にjは“車上盗注意”の但し書き 有り!!(※ 困ります)

Am 09:52 登山口

歩き始めて直ぐに、小さな石仏が見られ、手を合せ礼拝。

緩やかな植林された?林の中を進みます。

Kimg2168          天までとどけ~ッ  トドマツ

Kimg2169              サイハイラン?

しばしば新潟の山でも見られるサイハイラン(采配蘭)よりは
色も鮮やか、且つ花弁の向きがランダム。

Kimg2171              レイジンソウ 

目的の【札幌岳(1,293m)】は、支笏洞爺国立公園内に属し、
山名は、豊平川の水源であることに由来。札幌市内を流れる豊平川は
サッ・ポロ・ペツ(アイヌ語で「渇いた大きな川」)と呼ばれていた。
札幌市の地名語源でもある。
歩行距離 11キロ 累積標高差 870m

Am 11:25-11:35 冷水小屋
(北海道大学の山小屋)

Kimg2173            デコイが飾られている冷水小屋 こんにちは~

名の通り小屋の前には冷たい水が迸っています。
飲みたい衝動に襲われますが、近年 大腸菌が検出されたとか、
或いは万が一のエキノコックスを考量して我慢。
冷たい水で汗を拭うジィ~ジです。 シャキッとして気持ち良い~

小屋の先からは急登。高度差約200mを一気に登ります。

Kimg2174           登山道は急登に

急登を息切らしながらクリアーするとなだらかな水平道。
ところがその水平道がこれでもかと言うほど、とんでもなく長い!!
おまけに泥濘の道。

我慢に我慢を重ね少し右に巻いて登り上げると山頂。

Pm 00:56-01:40 札幌岳山頂

Kimg21771                             初めての山 記念の一枚

残念ながらガスが罹り展望は殆ど望めません。
晴れれば 無意根山、定山渓天狗岳、羊蹄山 等が見えると言う。
山頂標識は一等三角点の脇に立てられています。

暫くすると若い男性ばかり数人のパーティが到着。

急ぐ旅でも無し、展望は期待できないものの雨の心配は皆無。
コンビニ調達のパンなどでユックリとお昼を取ります。

お昼を終えて、往路を下山開始。
下山開始から10分足らずで下から若い女性がニコニコ顔で
札幌在住のCちゃんです。(わざわざ我らを訪ねて)

挨拶もそこそこ、折角なのでCちゃんには山頂まで行って貰います。
お昼もそこそこに?暫くするとCちゃんが我々に追いつきます。

急峻な道をトコトコ一緒に下って・・・

Pm 02:53ー03:00 冷水小屋

Kimg2181            冷水小屋で休憩

山頂で一緒だった若い男性グループが出発準備。

Kimg218311                Cちゃんと記念に

彼女とは一昨年、昨年と2回も新潟で会う機会があったジィ~ジです。

豊平川の本流となる冷水沢川に沿って4人+Cちゃんと下山です。

 Kimg2180 Kimg2184_2
( 写真 左 ウコンウツギ  写真 右 ミヤマオダマキ ) ※ 拡大

Kimg21871            冷水沢川

何回か冷水沢川に架かる橋を繰り返し渡り下山。

Kimg2192               トドマツの林

台風高原のトドマツ林 真っすぐ天に向かって伸びています。

Pm 04:14 登山口

Kimg2193            登山口は目前

ガスで視界が遮られ展望は叶わなかったものの、札幌を冠した
山に登れ、山ガールCちゃんと一緒に下山できたことは間違いなく
記憶に残るであろうと思うジィ~ジです。

Cちゃん、お土産まで気遣いありがとう。(感謝)
10月にはまた新潟の山を一緒に登りましょう。その時を楽しみに

                        065-29

この日は、札幌定山渓 泊まる宿は、定山渓温泉M世閣ホテルM

Kimg2197_2             定山渓温泉

ゆったりと温泉に身体を横たえれば、疲れも吹っ飛びます。

このホテル、温泉も料理もgood!! 極めてreasonableprice。

札幌の夜は更け行きます。 

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今回の北海道の山歩き、【天塩岳】 そして【黒岳~】 以外は全く
適当?良く言えば臨機応変、悪く言えばいい加減な気心知れた4人旅

そしてとうとう五座目“山歩き”の日を迎えた我らです。

宿舎の定山渓温泉から近く、帰りの小樽に向かうにも便利な手頃な“山”
前日の札幌在住のCちゃんのアドバイスも有り、向かう先は【尻別山】

7月3日(月) 

定山渓から中山峠には今まで数回向かったことが有るものの都度
天気がイマイチばかり。
今回初めて秀峰 日本百名山【羊蹄山】を望むことができた我らです。

Kimg2199           望羊中山から羊蹄山を望む

尻別山】は真狩村・喜茂別町・留寿都村に跨る“山”

道道257号線にある馬鈴薯原種農場から林道に入り登山口を
目指します。土埃舞い上がるダートなるも通行に支障は無し。

Am 09:50 登山口 留寿都村

Kimg2201               尻別岳登山口標識

Kimg2202            眼下に留寿都(ルスツ)リゾート

最初はなだらかな歩き易い道が続きます。

Kimg2206                登り始めは緩登

ご丁寧に300mごとに標識が EX 900/3250 1200/3250

723mのコルから肩までは350mの急登 足場も無く滑り易い!!
所々にザイルも渡されるています。平均斜度30度以上?

一方、登山道には多彩な花々が我々を迎えて呉れます。

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( 写真 左 エゾカンゾウ  写真 右 エゾシオガマ ) ※ 拡大

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( 写真 左 タカネバラ  写真 右 コケイラン ) ※ 拡大

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( 写真 左 ウツボクサ  写真 右 コウリンタンポポ ) ※ 拡大

 P1040698 P1040700
( 写真 左 アカモノ  写真 右 エゾフウロ ) ※ 拡大 

山頂手前の肩に着くころから左手の前方に【羊蹄山】の雄姿が。

ロープも頼りに息絶え絶えに登っていくとやがて行く手には・・・

P1040689                眼前に羊蹄山

P1040690              眼下にルスツリゾート

肩からは少し傾斜も緩くなる遊歩道。

Am 11:23ー11:57 尻別山山頂

アイヌの言葉 ピンネシリ(雄岳) 流石に言い得て妙!!
マチネシリ(雌岳)=羊蹄山 とはセット。

Kimg2214               山頂は羊蹄山の展望台

    ※ 三角点は2等(後別岳)

山頂には山口県からの単独行氏と我らの後に到着した
埼玉(地元出身)のご夫婦のみ。
一寸 挨拶会話を交わす我らです。
地元出身のご夫婦からニセコ周辺のお薦めの山情報など

下山は勿論、往路を辿ります。

Kimg2220            激下り 雌岳マチネシリ【羊蹄山】がぽっかりと!

Kimg2226               エゾカンゾウに見惚れ

足場の悪い急傾斜の危険個所を滑らないよう慎重に下れば
後はのんびり歩けます。
途中で、登りはじめた時に見かけた数人の若い女性グループと
スライドします。

 Kimg2230 Kimg2231
( 写真 左 マタタビ  写真 右 ツルアジサイ ) ※ 拡大

ルスツリゾートから音楽が流れる音が聞こえます。

Pm 01:28 登山口

Kimg2233                 登山口

【尻別岳(1107.4m)】
距離も3250と短いし、見た目にもそれほどハードには想えず、
少々気が緩んだのか?後半の激登りでは息が切れ
連日の疲れも重なり急激にペースダウン。(ショック)
それでも山頂手前で大きく聳え手招きするようなマチネシリ(雌岳)
【羊蹄山】
の山容には感激。
正に【羊蹄山】展望の特等席の“山”。
そして思いのほか花の種類も多く気を紛らわしてくれた。
一度は訪れたい“山”として推したい。

            066-29

今宵の宿は小樽のホテルO
時間はたっぷり余裕が有るので余市のNIKA WHISKY試飲会場

Kimg2234

Kimg2237             試飲3種

此処でドライバーはジィ~ジから相方に交代です。
相方の申し込み券も利用してジィ~ジは都合2杯ずつ計6杯
勿論、土産に限定品など購入。

相方の運転では海沿いに小樽を目指して走ります。

小樽Oホテル(3回目)にチェックイン。
ホテルの大浴場でユックリと汗を流し、6時半から今回の旅 最後の夜。

Kimg2240              先ずは毛蟹から

蟹尽くし、蟹を口にすると話は途切れます。
今回 新日本海フェリーとセットです。

食事を終えて小樽の街を散策しようかと外へ出てみるも
小雨がぱらつき、何度も歩いているので中止して各々の部屋へ

小樽の夜は更けて・・ 

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今回の北海道の旅も最終日。

小樽のシティホテルOのcheckoutを済ませ、出かけます。

7月4日(火) 

先ずは小樽の鱗友市場。

Kimg2242                   鱗友市場

此の兄さん、三年ぶりなのにジィ~ジの顔を覚えていて
「こんにちは~ おひさしぶりで~す」 と声をかけて呉れます。
都度毎回、土産の海産物はこの店で購入しているのです。

次は再び小樽の街へ戻ります。
有名な揚げ物屋さんお店で試食したり、雨宿りしながら
少々買い物したりして時を過ごします。

雨も少し小止みになってきたので小樽の街を散策です。

Kimg2243          小樽の街を散策

聞き慣れない言葉が飛び交い、相変わらず賑やかな小樽です。
チョコレートや菓子 すし店 海産物 ガラス工芸・・・etc 

小樽の街を散策し、更に折角の機会、小樽天狗山(532.4m)へ
でロープウェイ山頂駅の先まで行くことができます。

小樽の街と日本海が一望に見渡せる絶景ポイントもこの日は生憎
真っ白 真っ白 真っ白ケ!!

Kimg2245          ガス ガス 小樽天狗山

雨は上がったものの、雨上がりのガスは半端なく濃い!!

扨て、そこそこ時間も費やしお昼時、お昼をどこで食べるか
O夫人はタブレットで検索。
ウイングベイのテラスブラッセリーでランチブッフェに決定。
(安くて品数も多い)
食べるだけ叱りと食べ、珈琲、ジュース、飲み物で時間潰し。
長時間に亘るお昼を終えれば、後は今宵の食糧飲み物の買い出し。
店内を歩いて進めばイオン
お互いに夕餉の買い出しを始めます。

なんだかんだでそれなりに時間は経過。
3時半から乗船手続。

Pm 04:30 小樽港出港

Kimg2250         小樽 新日本海フェリー

Kimg2252         僚船

Kimg2256           サンセット

Kimg2263           夕日を背に

Kimg2276          燃える海面

Kimg2281        沈んだ

船内の湯船に浸り、食べて 飲んで 喋って・・・(反省会)

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7月5日(水)

疲れがあったのか?思いのほかゆっくりと寝た感じ!!

Am 09:00 新潟港入港

Kimg2284          山の下埠頭入港

O夫妻をお宅まで送り、その後は10時から用があるジィ~ジは
その会場へそのまま直行、を相方に託します。

この度の 北の大地 北海道の山歩き 全体通して天気はイマイチ
されど、思い出も沢山出来て、ヤッパリ楽しかった。
そして願えれば、来年も達者で船の旅が出来ればと思うジィ~ジです。

何はともあれ、贅沢旅行とまでは行かないものの、好きな事が出来る
現在の境遇に感謝です。(相方のお蔭?)

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2017年7月13日 (木)

29北海道の山旅 その2(大雪・黒岳~)(神居尻山)

3年振りの『北の大地』北海道の三日目です。

層雲峡温泉ペンションGで5時から朝食を頂いて直ぐに出発準備。

宿から出発口の<黒岳ロープウエイ>まではで2,3分。
出発時ジィ~ジの不注意でのトラブル(バックして縁石乗り上げ)
O氏の協力で何とか事なきを得て、出発です。

この日の目的は【黒岳~北海岳~白雲岳】 今回のMaine

ロープウェイの営業は6時からなれど、のトラブルで20分遅れで

6月30日(金) 

ロープウェイ山頂駅からリフトに乗り換えて。

Kimg2059              リフトの下はチングルマの大群生

Am 06:50 七合目登山口

Kimg2062           7合目登山口

ジィ~ジは此処からの歩き始めは今回で2度目
(20年前、黒岳~白雲岳~化雲岳~トムラウシ山 縦走)

歩き始めれば直ぐに雪渓が出てきます。
傾斜も徐々にキツク成り、アイゼン(6爪)を装着して登ります。

Kimg2065            見た目より傾斜はキツイ

Kimg2068            雪渓トラバース

9合目の先まで雪渓は続きます。
幸い凍結していないので気持ちが楽ですが、凍結していれば
かなりの危険性が想像されます。【黒岳】まではかなりの急登。

この付近で見られた花々

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( 写真 左 エゾイチゲ  写真 右 ミネズオウ ) ※ 拡大

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( 写真 左 エゾノイワハタザオ  写真 右 ハクサンチドリ ) ※ 拡大 

P1040619                            キバナシャクナゲ

Am 08:25-08:35 黒岳(1984m)山頂

吹きっ晒し、冷たい強風が肌に当たります。

Kimg2073

Kimg2074

Kimg2076           山座標識  ※ 拡大

天気晴朗なるも風は強し!! ゼブラ模様の残雪の山肌。
山座同定をしながら雄大極まりない大展望を満喫します。

この広大な山地で、我ら4人と若いガイド同伴の若い女性(一人)

【黒岳(1984m)】周辺手前からは無雪、アイゼンを外します。

Kimg2083           石室に向かって下ります。

Kimg20851                  目を転ずれば遥かに昨日の天塩岳 ※ 拡大

 P1040626 P1040627
( 写真 左 エゾノツガザクラ  写真 右 イワウメ ) ※ 拡大 

崩落寸前の地層の上にはイワウメがびっしり!!P1040650           イワウメ 

黒岳石室と桂月岳

Kimg2086          黒岳石室 バックは桂月岳

ひっそりとした石室 人の気配が感じられません。

石室から少し戻り、標識に従って【北海岳(2149m)】に向かいます。
先行者の姿は全くなし。当然トレースも見当たりません。

Kimg2088            北海岳に向かって

ところが‘美ヶ原’から‘赤石川’手前で行く手を阻まれる我らです。
大きなクラックが流れに沿って口を大きく開けています。

Kimg2089              クラックと崩壊

Kimg2090          善後策検討

鳩首会議  地図を見て安全策を講じます。予定変更!!
結論は 北海道第2の高峰【北鎮岳(2244m)】へ向かうことに!!

雪渓を登り返し、再び“黒岳石室”へ戻ります。

Am 10:00-10:20 黒岳石室

 Kimg2092 Kimg2093
( 写真 左 黒岳石室  写真 右 道標 ) ※ 拡大

石室には小屋番さんの姿がチラッ!
この後、自然保護の腕章を付けた方、更に常連さん?
3,4人の登山者が到着。
我々は小屋の前のベンチで小腹を満たし、珈琲タイム。

そして【北鎮岳(2244m)】を目指します。

Kimg2094            北鎮岳目指し

Kimg2095            雪消えの場所はお花が一杯

Kimg2100          キバナシャクナゲ

Kimg2103_2          有毒♨から強烈な臭いが

やがて眼前に大きな雪渓が行く手に立ちはだかります。

Kimg2106            長い雪渓の始まり

再びアイゼンを装着してガシガシと登ります。

前方から件の若いガイドさんと若い女性が下山してきます。
聴けば、上は風が強いので北鎮分岐で引き返して来た由。

雪渓をクリアーして北鎮分岐に到達
我らは北鎮分岐から【北鎮岳(2244m)】目指しガレ場の道を
息を切らしながら、一歩一歩山頂を目指して進みます。(意外と長い)
強風が吹き付けスピードが上がりません。

息を整え立ち止まり横を向けば懐かしい【トムラウシ山】の全貌が・・

Kimg2110            御鉢平の後方にトムラウシの雄姿が確認

P1040640            一寸 ズームアップ

御鉢平の後方に【トムラウシ山(2141m)】

Kimg2111           御鉢平

Pm 00:18-00:45 北鎮岳山頂

Kimg2115             山頂

Kimg2116          比布岳(中央)  鋸岳(右) 安足間岳(左)P1040645           レンズ雲? 強風天候悪化の証左

山頂は我ら4人で占拠。この上ない贅沢の極みです。
ジィ~ジにとって初めの山、感慨深いものが有ります。            

たっぷりと心行くまで大雪山系の山々を楽しみ、往路を下山です。

Kimg2117          ガレ場の登山道下るO氏

Kimg2118           大きな雪渓

P1040646            ベンガラとトレース

 P1040647 P1040653
( 写真 左 メアカンキンバイ  写真 右 コマクサ ) ※ 拡大 

 P1040654 Kimg21211
( 写真 左 コキンレイカ  写真 右 ミヤマキンバイ ) ※ 拡大 

Kimg2120           黒岳に向かって( 左前方の尖った山)

Kimg2130          振り返り北鎮岳を眺める 右は凌雲岳(登山禁止)

P1040667 P1040668
( 写真 左 エゾコザクラ  写真 右 ミヤマキンポウゲ ) ※ 拡大 

Kimg2131          振り返れば、当初予定の稜線 白雲岳方向

Kimg2132         向かう方向に対峙するニセイカウシュッペ

Kimg2133          七合目山頂駅めざし下山 ニセイカウシュッペ

アイゼンを装着しているので慎重に下山すれば問題なし。
黒岳山頂直下で、外人さんのcoupleとスライド。
(二人ともノーアイゼン、下山はきっと難儀でしょう)

Kimg2134                            チシマノキンバイソウ

リフトに乗ってロープウェイ 黒岳駅に到着。

Kimg2135            ロープウェイ山頂駅

この日は当初予定を大幅変更したものの、風は強くとも快晴で
ジィ~ジにとって初めての北海道第2の高峰【北鎮岳(2244m)】
(※ 過去 御鉢巡りで北鎮岳分岐は経験あり)
大雪山系の山並みを余すところなく眺め、山頂は我ら4人で独占。
久し振りのアイゼン装着歩行・・・・・
良き思い出に残るであろう好日となったジィ~ジです。
花々も百花繚乱 

これだけでも今回 北海道を訪れた価値があり!!

  063-29

この日の宿はロープウェイ駅から2,3分層雲峡温泉G閣。
 (3年前 4年前にも利用)

Kimg2136            ハーフバイキングの飲み放題

立て続けに4,5盃 生ビールをゴクッ!!その後は芋焼酎

源泉かけ流しの温泉と、登山者用のreasonableな料金が魅力。
夕飯は飲み放題ハーフバイキング、朝食はバイキングスタイル。

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

北の大地 北海道の山歩き、当初予定では三座目【暑寒別山】
されど今の時期は、蚊やブヨが半端ではない情報が多数。

我ら4人 予定変更はお手の物?

層雲峡温泉から旭川・紋別自動車、更に道央自動車滝川ICへ

滝川ICから‘道民の森’を目指します。‘道民の森’HPコチラ

目的の山は【神居尻山(946.7m)】

7月1日(土) 

登山口はA・B・Cの3コース
我々はCコース~Bコースを選択。

Kimg2137            Cコース登山口に向かって

Am 10:55 Cコース登山口  標高 290m

Kimg2139         登山口で出発準備

熊出没注意の看板

道なりに緩い登りを辿っていくと・・・

Kimg2140                Cコース概略  標高 400m

暫くはZIGZAGに緩い登りが続きます。 

Kimg2141              クモキリソウ

Am 11:25-11:35 休憩POINT 標高 469.5m

Kimg2142            休憩POINT

休憩POINTの先からは長い長い階段登山道に変わります。

Kimg2144            階段登山道の始まり

傾斜は徐々にキツク成ってきます。

 Kimg2146 Kimg2147
( 写真 左 チシマフウロ  写真 右 ヨツバシオガマ ) ※ 拡大

Pm 00:05-00:13 Bコース合流点 標高 842m

Kimg2148               Bコース合流POINT

P1040674              カラフル~

此処でも一寸、休憩を取ります。

山肌には色とりどりの花が咲き乱れています。

 Kimg2150 Kimg2151
( 写真 左 エゾシオガマ  写真 右 ミヤマアズマギク ) ※ 拡大

 P1040681 P1040682
  ( 写真 左 エゾカンゾウ  写真 右 マルバシモツケ ) ※ 拡大   

P1040680             マシケレイジンソウ?

 P1040678 P1040679
( 写真 左 イワオウギ  写真 右 キクバクワガタ ) ※ 拡大

山頂手前は天国へ導かれるような階段が連続します。
足幅の狭い急な階段、歩き辛い~

Pm 00:42-00:50 神居尻山山頂 

Kimg2158

Kimg2159_3                           初めての山 記念の一枚

山頂から展望を楽しもうと思ってた矢先、ガスが立ち込めて
Aコースの避難小屋から【ピンネシリ】、そして【暑寒別山】など
撮る事さえできなくなって。

おまけに、ポツ ポツ と雨が当り始めます。
大急ぎで持参のパンを口にその場をしのぎます。

山頂からは足場の狭い急な階段を下って、登り返しで合流点へ

Kimg2161            Bコース合流点は登り返しが必要                      

Bコース・Cコース合流点(842m)からBコースを下ります。
雨は降りやまず、ザックカバーと雨具の上着を羽織って下山です。

兎に角、ロープが張られた急な足場の狭い階段ばかりが、何処までも

Kimg2163                足場の狭い急な階段登山路

殆どが補助ロープが張られた階段登山道。
滑らないように注意が肝要です。 上りより下りが危ない!

雨の中、山頂を目指す若い美女と男性の二人連れに遭遇。

Pm 02:20 Bコース登山口

Kimg2164            登山口記帳所

皮肉なことにBコース登山口に到着する頃には雨もあがります。

Pm 02:23 記念の森 登山者用

Kimg2165            登山者用

登山道整備をし終えたのか?数台の小型トラックがから

ジィ~ジ初めての山、今回はアイヌの神様に見放されたのか?
少々、心残りの山行となってしまったものの、長い長い階段と
山頂への急登が印象的。
標高が低い割に意外に侮れない‘山’
ピンネシリや増毛山塊暑寒別の展望が見たかった・・・

それにしても“道民の森”は素晴らしい施設で\(◎o◎)/!

                           064ー29

この日の宿は滝川  新十津川S・S 
モダンで新しい宿泊施設とは思えない瀟洒な建物。
食事は所謂、食堂で大声を出すわけには行かないけれど
家族旅行にはとてもとてもリーズナブルな料金。
参考 S・S ⇒コチラ

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2017年7月 8日 (土)

29北海道の山旅 その1(天塩岳)

何気ない話から、トントン拍子に具体化。
20数年来の山友O夫妻と3年振り、10回目(もっとかも)の北海道の山歩き

予定は
6月28日(月)新潟港出航~7月5日(水)新潟港帰港

6月28日(月)

たまたま新日本海フェリーの新造船“あざれあ”就航記念日

埠頭ターミナルでは式典が行われ、出港の際には祭り太鼓で見送られ

Kimg1991

 Kimg1997_2 Kimg2000

Kimg2003

新潟港 新日本海フェリー 小樽航路 出港Am 11:30
(以前より1時間短縮)

写真上段  新造船 あざれあ 
写真中段  新潟祭り太鼓とテープ(左) 船内案内 人型ロボット ペッパー(右)
写真下段  偶然乗り合わの岳友T橋夫妻の部屋の窓からがクッキリと鳥海山!

長岡のT夫妻は新造船小樽観光ツアーに参加。(部屋は別途料金)

先ずは一風呂浴びて、その後はO夫妻と4人で宴の始まりです。
4Fのエントランスホールの小さな丸テーブルと椅子を利用して

※ 今までと異なりグループで飲み食いが出来るスペース皆無
   シアタールームも有りません。

飲んで喋って、ビンゴ大会等に参加して、時は瞬く間に流れ

                    

注)
頼まれた訳では無いものの新日本海フェリーHP⇒コチラ  

 

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6月29日(火)

予定通り小樽港にはAm 04:00 入港

は道央道を走ります。途中 砂川SAで朝食タイムを取って・・

目的は、北海道北部 北見山地の最高峰 【天塩岳(1557.8m)】

旭川から紋別道を士別町に向かって 

Am 08:30 登山口ヒュッテ

Kimg20071            道標  ※ 拡大

我らは登りは前天塩コースを選択。下りは新道(連絡道)コース 

登りは6.5k 4.5h 下りも6.5k 距離としては長い~

Kimg2009           天塩川本流に沿って

始めはゆったりとしたなだらかな道を天塩川に沿って進みます。

Am 08:57 新道(連絡道)分岐

Kimg2012            新道(連絡道)分岐

此処まで2.3k 順調 緩い道が続きます。

本流の左岸の山腹を進みます。

Kimg2014          流れの音を聞きながら

 Kimg2015 Kimg2017
( 写真 左 リュウキンカ  写真 右 ハクサンチドリ )  ※ 拡大

 Kimg2018 Kimg2019
( 写真 左 ハンショウヅル  写真 右 ウコンウツギ )  ※ 拡大

Kimg2021                ツバメオモト

ツバメオモトが沢山観られるよな場所の手前から急に
キツイ勾配のIGZAG登りに変わり、汗が吹き出します。

Kimg2022                 白樺林の中に切られた登山道

周辺には徐々にガスが充満してきて・・・・

Am 10:45 前天塩岳分岐

Kimg2023                分岐

前天塩岳は直ぐ先だろうと、高を喰っていたジィ~ジ。
これが存外長いのです。
途中から歩き辛いガレガレの連続、ガスは濃くなるばかり・・・

Kimg2024                ガレガレの登山道 

パワー溢れるO氏はズンズン先へ、ジィ~ジは着いて行けません。

 Kimg2025 Kimg2026
( 写真 左 イワウメ  写真 右 イソツツジ )  ※ 拡大

所々の土壌が残っている場所にはイワウメ イソツツジなど。

Am 11:03ー11:10 前天塩岳 (1540m)

Kimg2028                前天塩岳山頂標識

我ら4人だけだろうと思っていたところ、先を進む数人の姿を確認。
(ボヤ~ッと) ツアー登山者の様です。

展望ゼロ~ッ

此処まで5K

この先は少し下り気味に稜線を辿ります。

 Kimg2031 Kimg2032
( 写真 左 エゾイチゲ  写真 右 キバナシャクナゲ )  ※ 拡大

 Kimg2034 Kimg2035
( 写真 左 ナナカマド  写真 右 ミヤマエンレイソウ )  ※ 拡大

Kimg2036                稜線左手は雪渓

所々に大きな雪渓がしっかりと残っています。

再びガレガレの道を登り返します。

Pm 00:18ー00:22 天塩岳(1557.6m)山頂

Kimg2038_2               山頂到着

P1040604                           山頂標識タッチ

目的達成なれど、残念ながら期待していた展望全く得られません。

冷たいガスを伴った強い風が体力を奪います。長居は無用。
ガレ場の道を西天塩岳(1465m)から避難小屋へ向かいます。
途中で10数人のツアー登山者グループに道を譲って貰い前進・

Pm 00:50-01:20 避難小屋

Kimg2041                避難小屋借用してお昼

途中で追い越した10数人のツアー登山者もやがて到着。
一緒に簡単な遅めのお昼を採ります。

此処まで8.7k。

ツアー登山者グループより2,3分早く出立する我らです。

避難小屋の先も暫くガレ場が続きます。

Kimg2042              ガレ場

黄色のマークが無ければ、濃いガスの場合はかなり危険。
途中に一寸した登りで天塩円山(1433m)も待っています。

P1040605             露帯びるサンカヨウ

P1040606              ミネザクラ満開

ガレ場の登山道をクリアーすれば、登山道は一本道になります。
少々単調な登山道をひたすら下ります。

Pm 02:23 連絡道

Kimg2047                新道(連絡道)

連絡道から右手に沢を望みながら下ります。

Kimg2048_4

Kimg2049                                 マイヅルソウ乱舞

登山道の左手にはマイズルソウが所狭しと辺りを占拠。

Kimg2050               天塩川本流

Pm 03:30 登山口 ヒュッテ

Kimg2051                ツアー客迎えの温泉宿バス

ツアー登山者は多分、我らより20分以上は後になると思われます。

往復トータル13K 山歩きしては結構長い距離。
歩き甲斐はたっぷり!!
CT4.5Hに対して高齢者集団の我ら3.8Hはマズマズ?
(自己満足)

今回は前天塩岳 天塩岳 西天塩岳 天塩前岳 などの峰々
又、山頂からの大雪山系の大展望をGetできなかった。
そしてまたナキウサギの声も聞き逃がしたかもしれないので
山の様子もアラアラ分かったので、来年好天を期して又の再訪を
考えてみても良いかな!!と思うジィ~ジです。

      062-29

は今宵の宿 層雲峡温泉 ペンションGへ向かいます。
紋別自動車道から一路 層雲峡温泉めざし 

高梨沙羅ちゃんのTVCMに使われたセブンイレブンで缶ビールと
翌日の昼飯を購入して・・・

源泉かけ流しの温泉に身体を浸します。
湯加減も良し、ポカポカに温まった後はこれまた楽しみの夕食

Kimg2053              夕餉の一部

山を歩き、温泉に入り、一杯飲みながらの夕餉
これ以上の望みが有りや?と満足感に浸るジィ~ジです。

  ( 翌日に続く )

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