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2015年9月

2015年9月29日 (火)

とどのつまり【巻機山】

日頃より暇人を自称しているジィ~ジ (実際毎日が日曜日でヒマ)。
従って現役世代の方々が楽しみに待っているsilverweekなぞ関係ないとは思いつつ
未だ世間に少しは未練があるのか?(深層心理学的に)人並みに群れて居たい!?

幸いにも、珍しく晴天が続きそうだし・・
と言うことで「どこにする?」「ここにする?」「あそこは遠いしなぁ~」相方と侃侃諤諤

とどのつまり 【巻機山(1967m)】に決定~  

9月23日(水) 秋分の日 

同行  相方 計 2人
行程  清水桜坂Ⓟ(07:22)-5合目焼松(08:16-08:21)-6合目展望台(08:55-09:00)-
     7合目(09:29-09:35)-8合目(10:05-10:08)-9合目ニセ巻機(10:22-10;25)-
     巻機山山頂(御機屋)(10:50-10:58 )-巻機山Peak昼食(11:05-11:45)-牛ヶ岳
     (12:08-12:13)-巻機山山頂(御機屋)(12:42)-避難小屋-9合目(13:16-13:24)
           -7合目(14:03-14:10)-5合目焼松(15:00-15:07)-清水桜坂Ⓟ(15:48)

         所要時間 8時間26分(休憩・昼食 97分含む 歩行時間約7時間弱) 
記事)

○ silverweek 最終日。登山口桜坂Ⓟ、流石に日本百名山【巻機山】県外車も多数。

Dscn1739            5合目焼松より眺める上越のマッタ―ホルンの異名を持つ鋭鋒 大源太山
      右最後方にウッスラと万太郎山

5合目手前は急登なれば登山道はZIGZAGに切られています。
数年前の残雪期 転げるように“井戸ノ壁”を怖い思いをしながら下ったことも・・・

Dscn1740 拡がるブナ林

5合目少し先から6合目までは見事なブナの美林が拡がっています。
残雪時 新雪時 新緑時 時期其々異なる表情を見せるブナの林に魅かれます。

6合目から7合目大小の岩が露出した登山道。気が抜けません。

6合目(展望台)も紅葉本番には少々間が有りそうな感じ。
(写真は 昨年10月8日撮影)
Dscn71371      屹立する天羽岩 ヌクビ沢 天狗尾根 割引岳   2014.10.8(昨年)

7合目から8合目までは急登の頑張り処。ピッチが短い稲妻型登山道。
根が張り出しているネマガリダケに足を取られないようにする事が肝要です。

Dscn1746        8合目 植生保護中なれど自然回帰がなかなか進まずザレ場状態

8合目から9合目(ニセ巻機)への傾斜の緩いザレ場の階段状登山道、腰に負担が
掛り、井戸尾根コースでここが一番苦手のジィ~ジです。
前方は青空が広がり、草紅葉も進んできています。

9合目ニセ巻機(旨いネーミング) ここで終わりではありません。
此処から一旦、避難小屋まで下り、木道 階段混じりの最後の登りが山頂へ・・・

Dscn1755     左Peakニセ巻機  来し方振り返るの図 遥かに谷川連峰 ※ 拡大
ナナカマドが赤く染まり周辺は紅葉本番!?

1967m巻機山山頂と記された標柱。脇のベンチでは休憩中の数人のハイカー。
我らも小休止、お昼は10分強先の最高点ピークでとる事に!

心地よい風で寒さも感じない絶好の登山日和、折角なので【牛ヶ岳(1961.8m)】まで
行ってみることに    

Dscn1762      巻機山山頂は広大な台地状

巻機山山頂一帯は草原が広がるなだらかな台地状のゆったり感溢れる山です。

Dscn1763      途中、朝日岳分岐ポイント

※ 10年以上昔5月GW、山友夫婦3組でテントを背負って清水街道、登川から
ガスで視界が閉ざされた謙信尾根を無事に岳友O氏のリードで清水峠小屋迄(泊)
翌日は快晴の空の下、junctionpeakから朝日岳へ、そして残雪の上を大烏帽子山~
檜倉山~柄沢山(1900m)テント泊~巻機山~清水まで大縦走が思い出されます。
年老いた現在、もう気力も力も残っていなく若干の寂しさ覚えます。

Dscn1768     牛ヶ岳からの越後三山

【巻機山】は1~2/年 多分20回近く来ているものの【牛ヶ岳】は初めてのジィ~ジ。
(3等三角点も有り) 五十沢渓谷へ下る【牛ヶ岳】から先の旧道も、多分近頃は歩く人も
殆ど無いと思われる藪状態。 (地図は破線)

越後三山をゆっくり眺め、キツネの背中の様な黄金色に光る草原を戻ります。

道端にはさびしげに咲き残るハクサンフウロの花を4株程、確認。(何か憐れ)

Dscn1776      谷合に小さな雪渓が残って

【巻機山】山頂標柱の脇にはまだ1時前なので何組かのパーティが見られます。

山頂から少し下は、残雪期には絶好の尻セードゾーンです。

P1020522 巻機山山頂周辺の紅葉状況  ※ 拡大

Dscn1782     池塘点在する木道敷かれた登山道を下る相方

 アラッ \(◎o◎)/! 前方から見覚えのある男女の姿!!
山友会友のF氏パーティです。
久し振りの再会です。
挨拶交わし聞けば、今宵は避難小屋で泊まるので、まだ夕食には時間が早いので
【割引岳】に行くところ との事。

暫し立ち話をして、お互い「気を付けて」と別れます。

“巻機避難小屋”から疲れた身体に少し堪える登り返しで9合目ニセ巻機。

Dscn1785      草原に咲き残るイワショウブ

家へ帰っても誰待つ訳でも無く、急ぐ必要も無い我ら二人 9合目で一服。

Dscn1788       葉も実も真っ赤っかナナカマド

8合目からは7合目へは一気の下りが待ってます。

途中、何人かの人たちに道を譲る我らです。
また我が会友と同じく小屋泊まりをするだろうと思われる4人パーティともスライド。

登りより、下りでは経年劣化と下手な歩きをして痛め治療中の膝に痛みも感じます。

PM 03:00 5合目焼松
持参のオレンジを切って最後の休憩を取る二人です。

痛めている膝を庇いながらゆっくりと足場を探しながら最後の力を振り絞り下ります。

登山口少し手前で藪のなかでざわつく音が耳に入ります。
大きな声を出したり、相方もザックから鈴を出します。
(キノコ採りや山菜取りであれば、必ず返答或有ると思われるので多分、熊かと・・・
この山域には普通に熊がいるので不思議でもありません。昔何回も地元の民宿で
熊の馳走に預かったことが有る我らです)

Dscn1795     桜坂登山口駐車場

早朝、出発時に殆ど埋まっていたⓅも随分 閑散とし様変わり。

silverweek 最後の日 紅葉にはチト早い感があったものの素晴らしい黄金に燃える
草紅葉も満喫。久しぶりに会友にも再開。初めての【牛ヶ岳】・・・等々

今回も有難いことに心身とも満たされた感にたっぷり浸ったジィ~ジです。

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2015年9月26日 (土)

急遽変更し【戸神山】、そして翌日

秋本番、今の時期に山へ入れば自然が造り出す“山の幸”が豊富。

山をゆっくり歩きながらお恵みも頂ければ言うこと無し。

9月19日(土) 新潟  群馬 

山の幸について知識が豊富な長岡Tさんと、お仲間の皆さんと一緒です。
同行 長岡 Tさんグループ7名 我が方、会友美女1名 相方 計3名 合計10名

AM 07:00 長岡 待ち合わせ場所

待ち合わせ場所に着く前頃から、フロントガラスにポッ ポツ   
降り止む気配は全くありません。
歩行中の雨であればいざ知らず、スタート前から雨具を着けるのは興醒め。
今更 帰るのも癪 晴れている場所に行先変更して遊びに行こう! 
関越自動車道 最寄りのICから沼田ICまで   

10キロを超える長大な関越トンネルの先は、ノーベル文学賞受賞の偉大な大小説家
の言ではないものの、目を見張るような青空 (小説の逆バージョン) 
日本海側新潟の空とは何たる違い! 

子持山 小野子山 パラグライダー三峰山 戸神山・・・ 何処にする?相談。
結局 ジィ~ジが歩いたことの無い沼田ICから至近距離の【戸神山】に決定。

AM 08:35 虚空蔵尊山門(登山口)

Dscn1681   虚空蔵尊 登山口

山門の古びた石段を登れば広い林道の登山路が暫く続きます。
道端には秋ならではの花々が見られます。

Dscn1683 Dscn1687 Dscn1710
( 写真左 アキノタムラソウ  中央 ナンテンハギ  右 コウヤホウキ ) ※拡大

ツリバナも真っ赤に弾ける実をたわわに付けて、その鮮やかさが目を惹きます。

道沿いにはところどころ、朽ちた樹木や伐採された樹木を利用して幾つかの
彫像が置かれ、次は何か出て来るかな?と興味が湧いてきます。

Dscn1684    兎

他に フクロウ ワシ ネズミ・・・等々。 遊び心に癒されます。
地元で愛され大事にされている山としてその思いが伝わります。

雑木林の中に切られた登山道、途中に立派な標識が建てられています。
右 林道終点経由戸神山頂へ 左 鉱山跡経由戸神山山頂(急坂)へ
我らは 左の道を選択します。
途中 採掘場の名残か?大きく抉られた窪みの脇から巻くように岩場の急登が
始まります。足架かりの良い岩なので、危険性は無いものの、そこそこ急登の連続。
鎖場も有りアルペンムードも楽しめ、思いのほか面白い。
山頂まで10分の標識で林道終点経由登山道と合流。
そのまま 急登の岩場が山頂へ続きます。

Dscn1695   急登の岩尾根

山頂までこんな岩場の連続。

AM 10:37 戸神山山頂

ゆっくりゆっくり休み休み、山を楽しみながら時間を掛けて山頂到着。

Dscn1698Dscn1701   戸神山山頂(771.6m) 

山頂には地元の常連さんグループが歓談中。
どっさりキノコを採取、序に大きなマムシも一匹捕獲。

地元の常連さんの御一人から戸神山のレクチャーを受けます。

曰く
山麓 北部の地元の人からは石尊山と呼ばれ、また沼田市から三角の山として
目立つので三角山とも呼ばれている。
山頂の石宮は石尊山阿夫利神社。
地元の先達が国土安穏 地域住民の五穀豊穣を願って二百数十年前に
祀った。以来 信仰の山として今に至っている。
昔 金鉱山として採掘され坑道は現在でも数百メートル残っている。
紫水晶など戦後まで採掘され現在は廃鉱となっている。
この先の道を行けばTVアンテナが有る高王山、
あの先に見える山が天狗面で有名な迦葉山・・・
そして山座同定 等々

山頂には石灯篭と石祠 休憩用の長椅子。方位盤、望遠鏡 等。

山頂からの展望は正に360度、余すところなく眺めることが出来ます。
子持山 小野子山 赤城山 上州武尊山 三峰山 榛名山塊 etc

我ら暇人グループ、ゆっくりと山頂からの大展望を楽しみ、やがて少し早目の
ランチタイムとします。
敷物敷いて靴を脱いで、何時ものように銘々手作りおかずのバイキング様式。
四周の山並み、眼下の色づく田畑と集落 その眺めが料理の味を倍加します。

のんびりまったりまたまた2時間近く休憩して下山です。
岩場の上をつまづかない様に気をつけながら、標識からは林道終点を目指します。

地元常連の方から、ジィ~ジにムラサキシメジ3本プレゼント。ありがたや(感謝)
長岡のTさん気が付けばいつの間にかホウキダケを収穫。

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( 写真左 ムラサキシメジ  中央 ホウキダケ  右 シバクリ ) ※拡大

折角なので林道途中から古びた石段を上り虚空蔵尊に参拝します。
拝殿の前には阿吽の狛犬ならぬ、牛・寅の狛犬が鎮座。

Dscn1715   虚空蔵尊と戸神山

下山路では道々落ちているヤマクリを拾いながら・・・

PM  02:30 虚空蔵尊 登山口Ⓟ

Ⓟ傍では地元の方が楽しそうにゲートボールに興じておられます。

越後新潟は曇予報が雨、急遽変更で【戸神山(771.6m)】 
東京からの帰り道、関越道沼田近くになると嫌でも目に入る三角錐の山。
以前から気になっていた一座、思わぬことから初めて歩くことが出来で満足。
樹木で覆われて解らなかったけど登山路は岩場で変化有る面白い山。
山の魅力は眺めて、やっぱり歩いてみなければ!・・・と。

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そして翌日、最初の目的 山の幸求め 予定の里山へ

9月20日(日) 

同行 
長岡T夫妻、同T夫妻 Yさん 計5名 ジィ~ジ 相方 会友美女1名 計3名

AM 08:30-PM 02:55 

歩き出し早々登山道の両脇には早速、この日目的の山のお恵みが其処彼処。

目的は ナツハゼの実

Dscn1725    ナツハゼの熟した実

前日と打って変わり、久しぶりに青空も垣間見られる好天。気持ちが良い~

鈴なりになっているナツハゼの木を見つければ、一本の枝木からレジ袋に
一杯になるほど取れます。
熟した黒い実を口にすれば甘酸っぱい味が口中に広がります。

目的の“お宝”が沢山採れ、余裕綽々で足元に咲く秋の花々も観賞。

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( 写真 左 クルマバハグマ   右 ネジバナ ) ※ 拡大

Dscn1727_2           ツルボ ※ 拡大

一石二鳥の山歩きを終えて我が家へ戻り、軽量したところ ンkg 
大収穫の山歩き、楽しい実益兼ねた一日となった我らです。

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Dscn1729                                  ↓

葉っぱ、青い実を取り除く後作業に精を出します。

Dscn1733      黒真珠の様なつやつやしたナツハゼの実 (収穫の一部)

この後、ブルーベリーより旨いと言われるナツハゼジャムに生まれ変わった事は
言ううまでも有りません。      この項 (完)

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2015年9月22日 (火)

お久です。【谷川岳】

新潟・群馬の県境に位置する三国山脈の一座【谷川岳(1977m】

【谷川岳(1977m】一昨年6月、相方が仲間の女性3人 計4名で女子会と称し
【平標山】までの縦走を実行した時、往復のアッシー(死語?)を務めて以来!

数年前まで【谷川岳(1977m】と言えば、“西黒尾根”利用していたけれど
寄る年波に逆らえず、体力・脚力の低下が否めず、今回はロープウェイ利用の
楽々“天神尾根コース”のジィ~ジです。

9月15日(火)   同行は会友美女2名 相方 ジィ~ジ 計 4名

Dscn1612_2   谷川岳ロープウェイ   約7分

AM 08:45 天神平

標高1319m  標柱には (谷川岳山頂 3.5K 熊穴沢避難小屋 1.6K)   

【天神山(1502m】の山腹に敷かれた木道のトラバース道を辿ります。
(10年以上昔のまま、濡れると滑り易く、老朽化進行中 補修して欲しいもの)

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( 写真 左 ヨツバヒヨドリ  中 オニシオガマ  右 トリカブト ) ※拡大

道すがら見られた花の一部です。

AM 09:27-AM 09:35 熊穴沢避難小屋

休憩ポイントです。小屋の内外にはハイカーが10数人ほど。

熊穴沢避難小屋から先は、漸く【谷川岳】のイメージらしく? ゴツゴツした急登で
鎖も垂らされた露岩の登山道に変わります。
周辺は、ナナカマドや灌木、そしてクマザサの大海原に変わります。

Dscn1624   露岩の登山道

この時期でも登山道の傍らでは色とりどりの花が見られます。ピンク・黄色・薄紫

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( 写真左 シモツケソウ  中 オトギリソウ  右 ツルリンドウ ) ※ 拡大

AM 10:06-10:11 天狗のたまり場

高さ4mほどのゴツゴツした大きな岩の塊。
谷川岳に住む大天狗、小天狗が日々寄合でもしたのでしょうか!?

ナナカマドの真っ赤な実、紫のオヤマリンドウ、秋到来実感増すジィ~ジです。

登山道は何時しか?階段状のガレ場に変わっています。
谷川岳は海底隆起の山、黒く艶光し滑り易い蛇紋岩の道、転倒注意です。
(先回は凍結した雪がべったりと残り、下山する時には神経を使ったジィ~ジ)

AM 10:52ー10:55  肩の小屋

肩の小屋から山頂『オキの耳』までは目と鼻の先 10分もかかりません。

AM 11:02-11:12 谷川岳山頂 オキの耳

山頂『オキの耳』は沢山の人たちで大賑わい 写真撮るのも順番待ち。

P9150079    たまの記念写真

Dscn1643   オキの耳から一ノ倉岳~茂倉岳

我がグループも『オキの耳』を目指して前進です。
茂倉岳へ、又 馬蹄形縦走、数年前までは何度も歩いたコースです。

AM 11:32-PM 00:15 オキの耳

『オキの耳(1977m)』も大勢の登山者で賑わっています。

記念撮影をして、お昼を採るため少し先の空いている岩の上に腰を下ろします。
スッキリと晴れてはいないものの、白毛門 笠ヶ岳 朝日岳などが眼前に!
お昼を食べているとき、羽蟻が纏わりつき、払い落とすに暇なし。

お昼を終えて、“のぞき(覗)”の近くまで行ってみます。

【谷川岳】はギネス認定 ヨーロッパアルプス、ヒマラヤなどより遥かに多い
八百数十人のクライマーが遭難した峻嶮極まる山。(その一端を俯瞰するため。)
Dscn1659 
Dscn1660

Dscn1662      覗き込む仲間たち (安全地帯)

登山道脇の樹木は既に一部赤く染まり紅葉が始まっています。

いつの間にか周りには行き交う登山者の姿も減り始め、我らもUターン開始。

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( 写真左 オヤマノボクチ  中 ミネウスユキソウ  右 タカネバラ実 ) 拡大

Dscn1669  トマの耳 目指して下山中。

【谷川岳】は関東から高気圧が、日本海側から低気圧と凌ぎ合い、その為、
曇ったり晴れ間がのぞいたりコロコロと天気が変わる難しい山です。

PM 01:20 トマの耳

Dscn1671    肩の小屋目指して下山中

まだ登ってくる登山者、休憩している登山者も見られるも、かなり少なくなって。

蛇紋岩主体の滑り易いガレ場の登山道つまづかないように気を付けながら
(何せ年寄りグループ)慎重に歩を進める我らです。

Dscn1674    御茶畑の畝の様なクマザサ原 何処までも拡がる大群落

数年前まで何度も何度も歩いた“西黒尾根”の稜線、巨大なザンゲ岩が突出。

岩稜帯も歳重ね、痛めている膝を庇いながらソロ~り そろ~り  と。

一方、下山中もきょろきょろと足下の花々 実 等 観ながら・・その一部。

P1020461 P1020474 P1020485
( 写真左 タテヤマウツボクサ  中 ?アザミ  右 クロバナヒキオコシ )拡大

往路より長時間?掛けて天神平到着。

途中から大阪在住のお姉さん二人連れと一緒に花を観察しながら下ります。

PM 03:30 天神平

Dscn1680  左端に清水峠~朝日岳 笠ヶ岳 白毛門 山並み

天神平からはロープウェイ 大阪からのお姉さんと一緒に乗り込み、聞けば
この日は水上♨に泊まって、翌日は【上州武尊山】の予定との事。
遠路はるばる、当日は晴れて欲しいと願うジィ~ジです。
無論 越後新潟の山のPRは忘れません。

久々の【谷川岳】、峻厳なる岩肌、大草原の様なクマザサ、懐かしい山並み
秋本番を迎え色づいた木々の葉、秋の花や実、そして新しい出会いも有り
精神的に満たされた感溢れるジィ~ジです。やっぱり来て良かった!!

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2015年9月17日 (木)

晴れ間に【二王子岳(1420.1M)】

予報では久し振りにの心配は無さそう。
さて、何処へ行こうかか?あれやこれやと迷った挙句 【二王子岳】

9月12日(土) 

同行は会友美女1名 相方 合計 3名

二王子神社拝殿前広場の脇には既に7,8台の車両。 自宅から≒1時間弱。

AM 07:17 二王子神社登山口記帳所
を履き替え、登山届に必要事項記入してスタート。

淡黄色のキバナノアキギリ、この時期に其処彼処で見られるツリフネソウなど
足下に咲き乱れる秋の花々を観ながら、小沢に沿って急登を前進。

Dscn1556   二合目水場手前 神子石 

伝説残る神子石の少し先、2合目水場で備え付けの柄杓でガブッと一気飲み。
3合目一王子神社避難小屋までの急登を目指します。

Dscn1557   夜露を帯びたサワフタギ

AM 08:52 5合目 独標(定高山)

一寸休憩。 (何時もより息切れしていないかも 調子悪くは無い感じ) 
  ※ 今日は少し頑張ってみるかな! 

5合目の少し先では地元のSさんが登山道整備中。

Dscn1560 スコップ片手に登山道整備のSさん

ジィ~ジ 「Sさん、お早うございます。今日もご苦労様ですねェ~」
Sさん   「久しぶりに晴れたからねェ~」

二王子岳へ登る日は必ずと言っていいほど逢うSさん。
二王子岳の登山道整備は殆ど彼に依ると言っても過言ではありません。
切削しての階段状足場造り、土嚢運搬補強整備 ホント頭が下がります。
傍から見てもSさんのLifeWorkに見えます。

手伝いはしないものの労いの挨拶をして我らは前進。
道すがら秋の花々が目に入ってきます。

Dscn1588 Dscn1593 Dscn1595
( 写真 左 クロバナヒキオコシ  中 カメバヒキオコシ  右 トリカブト ) 拡大
他にダイモンジソウ、アキノキリンソウ、カシワバハグマ etc 等 見られます。

Dscn1568  油コボシ

7合目 難所油コボシの先もSさんのお蔭で以前より随分整備が進んでます。

Dscn1584 Dscn1592 Dscn1589
( 写真 左 オヤマノリンドウ  中 オニシオガマ  右 ナナカマド ) 拡大

7合目をクリアーすれば、少し勾配も緩くなり快適に歩くことが出来ます。
一際目を惹く大きなオニシオガマの花、赤い実をタワワにつけたナナカマド、
オオカメノキの実も熟れて赤から黒っぽい色に変色。秋本番も間近!

8合目、9合目といつもより少し足早に頑張るジィ~ジです。

AM 10:07ーPM 00:00 二王子岳山頂

Dscn1580    二王子岳山頂広場

Dscn1581  飯豊連峰主脈   ※ 拡大
右手 大日岳から左手 朳差岳まで一望。

登山口から山頂まで約2時間50分。
古希を過ぎた年寄り爺にしてはまずまず!?と自画自賛のジィ~ジです。
(何時もは休憩入れて3時間チョイ CTは約4時間)

山頂到着時には“飯豊連峰”ガスが罹り、モヤモヤ~ッ 次第に好転。
久し振り好天の土曜日、それもお昼前、山頂には大勢の登山者。次から次。
暫くして旧知の美女会友Yさんも到着。

簡単なお昼を採り、呆けーつと、何と!2時間近くも山頂で過ごす暇人ジィ~ジ。

2時間もの長逗留、何時までも居る訳にも行かず下山です。

下山早々、山頂手前で見覚えのあるご婦人から声を掛けられます。
ニコニコ顔で 「Hさんですよね。Kです。」 SNSを通しての知り合いKさんです。
直接お会いしたのはこの時初めて、立ち止まり挨拶交わします。

Kさん夫妻とお別れするや否や、前方からニコニコと優しそうな表情で
ジィ~ジをみて微笑むハンサムな男性が、(瞬間 誰だっけ!?)
新発田の美女会友Kさんの旦那氏です。一人だったので一寸\(◎o◎)/!
奥方さんは花の写真撮り撮りで、少し間が離れていたのです。

下山時もゆっくりと秋の花々飽かず眺めながら下ります。
ノリウツギの白い花、ガマズミの真っ赤な実・・・・

PM 01:24-01:30 5合目 独標
暫く歩いたので休憩一本取る我らです。水飲んでオレンジ食べて下山開始。

Dscn1604 Dscn1600
( 写真 左 弾けるツリバナの実  右 ヤマブドウ ) ※ 拡大

またまた登山道整備に余念がないSさんと遭遇。 「ご苦労さまです。」

たまたま脇を見ると鮮やかな朱色の実が幾つも幾つも、中には弾けている実も
ツリバナの実です。
その脇には、沢山の房を付けた山葡萄が・・・
この先、地場の猿に摘まれてしまう!猿より先に頂くことにしよう。
暫し“山葡萄摘み”に精を出すジィ~ジです。
山頂で一緒になった美女会友Yさんも下山してきて一緒に摘みます。
「面白い~ 楽しい~」

お昼を山頂で終えた登山者のグループが何組も我らを横目に通り過ぎます。

灌木を足場にして山葡萄の蔓を手繰り寄せれば簡単に摘めます。
20数分程掛けて山の幸を頂戴します。

PM 02:26 三合目 一王子神社避難小屋

PM 03:10 二王子神社登山口

下りは、立ち話と山葡萄摘みなどで登りとは比較できないほどの時間を
要した我らです。

Dscn1608  我が家が採収した山葡萄 帰宅後計測 1.3㌔

“山葡萄”潰して発酵させれば密造酒 酒税法違反となるので、ジャムか
果実酒か 楽しみです。ポリフェノール始め栄養価は栽培ブドウより遥かに
高いらしい。甘酸っぱい実を幾つか口にし、下山です。

 

樹木の葉が少し色づき、秋の花々と色とりどりの実 山の幸 ヤマブドウ
勿論、山頂から眼前に指呼の間で横たわる“飯豊連峰”の大展望。
日本二百名山一筆書き走破中の
田中陽希氏も7月末に登った【二王子岳】。
新潟が自慢できる名山、たっぷり堪能できたジィ~ジです。

次回は“飯豊連峰”初冠雪の頃か、 或いは新雪の【二王子岳】

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2015年9月14日 (月)

寸暇を惜しんで?【角田山】

寸暇を惜しんで・・・そんな大袈裟なことでは無いのですが、連日、小雨が降ったり
急に小さな用が出来たり、と思うに任せない今日この頃。

9月10日(木)

午前中は小雨状態、で日用品・食材の買い出し。
午後からの予報を信じて何時もの【角田山】  久しぶりに“稲島コース”

PM 01:08 稲島登山口 

Dscn1527   稲島薬師と大杉

同行は会友美女1名 相方 計 3名

目的は 脚力現状維持(無駄な抵抗?)と、この時期の花 ツリフネソウ 状況確認

“稲島コース”、ここ2年間4合目先から県発注で階段工事が進捗中。
早速、4合目登山道の脇でツリフネソウ(釣船草、吊舟草、 Impatiens textori 
近似種のキツリフネソウも確認されます。

Dscn1528    キツリフネ

3-4 cmほどの横長で黄色い花が釣り下がるように咲いてます。

Dscn1531   ツリフネソウ  ※ 拡大

花柄から下垂する花の形を釣船に見立てネーミングされたようです。

“稲島コース”は距離は無いものの、一寸した急登。
肺機能の脆弱なジィ~ジは、即 息が上がり ハァ~ ハァ~ ふっ ふっ
我が意に反し、足は上がらず、その代り汗はバシャバシャ 多分脈拍も130超!

息が整えく苦しくて アへ~ッ あへ~ッ 
美女と相方が 花を見つけて瞬間立ち止まってくれるので (内心 ホッ)
何時も短距離なので山頂までは休憩を取らないことにしているのです。

Dscn1532   ママコノシリヌグイ  ※ 拡大

葉が三角なので多分、ママコノシリヌグイ(継子の尻拭い) 
ミゾソバと良く似ていますが、葉の形状と刺のつき方が異なります。
鋭い刺のある葉で拭かれたら・・・想像するだけで堪りません。

9合目向陽道林(観音堂) フラフラしてようやく到着。
此処から先は緩やかな木道が山頂へ導きます。

PM 01:56-PM 02:07 山頂広場

Dscn1536    山頂に猫  何日か前から誰かが猫を置き去りに? 

猫好きな地元の奇特な方が一日おきに給餌しているとか・・
夜は小屋の軒下で過ごすのでしょうか?この先、心配。

PM 02:12-02:27 向陽観音堂

Dscn1537   観音堂前広場から蒲原平野俯瞰

重く垂れこめた厚い雲の絨毯、飯豊連峰は無論、川内山塊の展望不可。

珈琲と甘味を口に暫し小休止。

休憩終えて、急な階段登山道を慎重に下ります。

Dscn1539       見た目より急!

この時間でも常連さん始め、何人もの方が山頂を目指し登って来ます。

登山道の脇には終盤を迎えつつあるキバナアキギリ、そしてキツリフネ等等
時折、立ち止まりツリフネソウ鑑賞しながら登山口へ。。。

PM 03:00 稲島登山口

には  10数台見られます。

を履き替え、車に乗り込むと同時に ポツッ ポツッ    
危うく濡れ鼠になる寸前 セーフ!!

僅かな時間があれば歩ける山 【角田山】 有難き哉!

 ジィ~ジ 【角田山】   21-27         79(82)

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2015年9月11日 (金)

物好きor病?五頭山系

台風の影響で大被害が発生中。気象庁では数十年に一度の大雨と言う。
茨城 栃木の被災された多くの方々には言葉も有りません。

盂蘭盆以来、ここ20日程、恰も梅雨の様な鬱陶しい日々が続いてはいるものの
大きな自然災害に見舞われることも無く、助かっている新潟市です。

8月29日(土) 途中からフロントガラスに雨が当りながらも登山口へ  
【五頭山】 “三ノ峰コース”、どんぐりの森登山口Ⓟ 結局 止まず。
諦めて昼から【角田山】へ。  当日のレポ⇒コチラ

そして諦められず日を改め、曇予報を信じて、再び【五頭山】へ。

9月2日(水) 

の予報を信じて、出かけるも途中からポツ ポツ 登山口に到着しても
前回より雨足は強くは無い、折角来たので前回の二の轍は踏みたくない。
雨具を着けても・・ ・(強い決意) 40分程車中で待機、雨は小止みに 

AM 10:35 どんぐりの森 登山口

登山口は既に3合目。とは言うもののウオーミングアップ無しの歩きだし急登は
苦しい!肺機能の弱いジィ~ジは4合目まで地獄(まだ行ったこと無いけど)。。。

それでも4合目をクリアーすれば、途端に天国(まだ行ったこと無いけど)

Dscn1408     登山道とは思えない快適な道

足に優しいwoodchipが敷かれたなだらかな道が暫く ホッ(心の声)

同行は会友 美女2名&相方=4名

目的は【五頭山】で9月に見られるだろう“花” 特にアケボノシュスランそして
ジンバイソウの確認です。

同行美女 「この辺りだよね!」
相方    「有ったよ」

P1020431       ジンバイソウ(神拝草)   ※ 拡大

ラン科 ツレサギソウ属 葉は2個、光沢があり楕円形、縁は波状。

7合目少し手前で発見。盛り、終わり掛け10数株程? 目的 その1 達成
次に見れるのは1年後、ゆっくり じっくり鑑賞です。

AM 11:28-11:35 7合目長助清水

定例の休憩ポイント水分補給とフルーツタイム。

8合目 9合目とそれなりの急な尾根を登ります。
積雪時のガスった日は左サイドを外さないように(要 注意)。

PM 00:05 三ノ峰

Dscn1423_2     873M 五頭山三ノ峰   不動明王石仏

三ノ峰から一旦下って登り返し二ノ峰、更に繰り返して・・

PM 00:17 五頭山一ノ峰

ガスが周りを覆い、モヤーッ

Dscn1427    ドテーッ 図体が重く跳躍できないイボガエル 

PM 00:25-00:32  三叉路

五頭山(一 二 三 零ノ峰)、 菱ヶ岳、 五頭山小倉・松平山への三叉路。
この辺り少し前からポツ ポツ  
面倒くさがり屋のジィ~ジ 雨具着けよかな?我慢しようかな?
ところが本格的に 我慢しきれず雨具上着だけ身に着けるジィ~ジです。

三叉路から五頭山系盟主最高峰【菱ヶ岳】方向へ、まずは“竜神清水”
向かって下り、その先の縦走路を登り返し前進 前進 また前進。

足下には カニコウモリ、カメバヒキオコシ、キバナアキギリ 等々見られます。
雨の中を前進続け、目的 その2 達成。

Dscn1446_2   P1020406    アケボノシュスラン(曙繻子蘭)  ※ 拡大

いつの間にか雨は小降りから小止みに、雨露帯びたアケボノシュスラン。
丁度 時期的に盛り!? 枕草子 ‘春は曙 やうやう白く・・’では無いけれど
正に曙色!! 少し探せばここにも そこにもあそこにも 何株も何株も見られます。
しっかりと確認できた我らです。

ふと 目を上げれば眼前に山のお恵みが!!

Dscn1452      サルナシ 発見

サルナシ果実酒作るべく、少々?採収 Get (取りやすい~)
雨の所為で昼食は未だ、急に空腹を覚えUターン。

下って登り、その繰り返しで三ノ峰 避難小屋へ・・・

小屋への途中、二ノ峰 鞍部でつやつやピカピカに光る黒い球に目を奪われます。
Dscn1458     ツクバネソウ   正に言い得て妙のネーミング
        (追羽根突いて遊んだことは無いけれど)

PM 01:57-02:34 三ノ峰避難小屋

Dscn1459      三ノ峰避難小屋内部

地元関係者の皆さんが大事に管理されている小屋、滅多に利用したことありません。
既に我ら以外山頂には誰一人見当らず、外は雨でぬれ、座る場所も無いので・・

温かい飲み物と遅い昼食で空腹を満たし、往路を下山です。

濡れた登山道は滑り易いので一歩一歩慎重に(高齢者グループです)

Dscn1461         ホツツジ

7合目で小休止、またまた持参於オレンジをカット エネルギー補給。

7合目から少し下で、再びジンバイソウを確認して立ち止まり。
兎に角立ち止まってばかり。。。

PM 03:55 どんぐりの森登山口

Dscn1476        ?の実  木の実はサッパリ知らないジィ~ジです。

途中雨に会いながらも、二つの目的 無事達成 COMPLETE

には既に我が家以外1台の車も見られません。

この日、スライドした登山者、6,7人グループ1組と ソロハイカー5,6人。

ジムに通っている訳で無し、外でランしてる訳でも無し、運動不足の解消そして
日々体力・脚力低下中、せめて現状維持できたかな・・ 自己満足?

雨具を乾かさねばならないものの、雨に見舞われたのは10数分程度、
ヤッパリ山歩きは満足感が得られなぁと思うジィ~ジ。     77(80)

 ★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜

相方へ新発田市在の美女会友から
   「先日予定していた日に五頭山行けなかったので、行かない?」

相方
  「五頭山行ってきたばかりだけど菱は行かなかったので縦走しましょう」 

 ( ※ 3日ぶり似たようなコース物好き? ヒマ人だから)

9月5日(土) 
お天道様はでていないものの、雨の心配は無さそう。
皆さん考えることは同じよう。 AM 08:00少し前 内ノ沢Ⓟは20数台の車
その後も続々、【五頭山】目指す方は、旧スキー場Ⓟへ何台も

AM 08:15 菱ヶ岳 内ヶ沢登山口

Dscn1477     スタート

Ⓟで新発田市の美女会友2名と待ち合わせ。ジィ~ジは美女と相方 合計5名

道端にはオクモミジハグマの白い花、大きな葉が見られます。

“菱見平”で小休憩、そして“北山”でまたまた一服。
後から登ってくる登山者に全部追い越されます。我らへたれなグループです。

Dscn1479     アカミノイヌツゲ (赤実犬黄楊) 日本固有種 別名 ミヤマクロソヨゴ

赤い実が目を惹きます。

AM 09:50 杉端分岐

夏道の山肌を巻くトラバース道もあまり好きではないので偶に冬道を選択。
ロープが下げられているものの両手を使わなければならぬほどの急登です。

5,6年前まで積雪期はカンジキ履いてラッセルしながらここをクリアーすることが
恒例だったのですが、高齢に輪をかけた現在、もう当時の気力は喪失。
(19年前 知り合いの女性が単独で登り滑落、捜索の手伝いしたこと思い出されます。
遺体は双月近く後で発見。 遭難碑があります)

最難関をクリアーした先で、ひらひらしたキノコ発見  Get!

Dscn1482    ハナビラニカワタケ  シロキクラゲ属    食用になります。  

AM 10:10 夏道(笹清水)上部合流点

ここからは尾根沿いに山頂に向かって大小4つほどのピークが続きます。
周辺はブナの美林が拡がります。

AM 11:00ー11:15  菱ヶ岳山頂

Dscn1486     973.5M 五頭山塊最高峰 菱ヶ岳山頂標識
※3、4年前この標識を登山口から山頂まで引き上げ、支柱掘削設置の手伝いを
ジィ~ジ、この日の同行者全員協力したのです。

残念ながら曇天の為、岳人人気の『飯豊連峰』は重そうな厚い雲に覆われて。
まだお昼には間が有るので縦走路前進 【五頭山】目指します。

季節は既に秋、花も端境期で種類も減り、変わって木の実が色付いています。

Dscn1490 Dscn1491
(  写真 左 タムシバの実   右 ガマズミの実)  ※ 拡大

AM 11:47 与平の頭
中ノ沢コース分岐、五頭山頂まで100分と表示された標識が立っています。

今まで気付かなかったけれど、今回“与平の頭”先の道端にアケボノシュスラン
ジンバイソウ確認。

縦走路の少し広い場所でランチタイムとします。
PM 00:20-01:05  昼食
例によって年季の入った持参のオカズが続々と出てきます。
新発田美女の旦那氏から自分で釣り自分で作った山女魚 鮎の甘露煮も・・
昨年に続き今年も頂戴できた我らです。
美味しいランチタイムを終えて、先日の花観賞の場所へ再び。

Dscn1503 Dscn1506
(  写真 左 アケボノシュスラン   右 ミヤマウズラ)  ※ 拡大

P1020440 P1020441
(  写真 左 アケボノシュスラン   右 トチバニンジン)  ※ 拡大

トチバニンジン実が黒なのでソウシシヨウニンジンかも?

先回気付かなかったミヤマウズラも確認。

Dscn1509 Dscn1511
(  写真 左 オオカメノキの実   右 サワフタギの実)  ※ 拡大

そして先日のサルナシに続き、たわわに房を付けた山の恵み発見
Dscn1504     ヤマブドウ

全員協力して蔓を手繰り寄せお恵み頂戴。10房程の収穫。
早速一粒 二粒口に甘酸っぱい実と見の割に大きな種が2個。
密造酒にするには量も少なく法律的に問題あり、果実酒かジャムか!

道端にはツルリンドウやカメバヒキオコシの花も見られます。

PM 02:11 三叉路
三日前、ここで雨が降ってきた嫌な思い出の場所。この日はOK。

PM 02:38 五頭山一ノ峰

Dscn1517    一ノ峰山頂 石碑 石地蔵  2日の日は全体白い靄を纏っていたのですが

ジィ~ジと違い花に詳しい新発田の会友美女、二ノ峰周辺でもジンバイソウ
咲いている場所を教えてくれます。この実の名前も!
Dscn1519      ウスノキの実 先が5つに割れてくぼみ臼に似ている。食べられるらしい

PM 02:50 三ノ峰山頂標識

縦走路最後の下りの始まりです。

Dscn1520         三ノ峰から下山

PM 03:13-03:20 7合目 長助清水 休憩ポイント
この日、最後の休憩 水分補給と甘味を口に・・・

最後のジンバイソウを名残惜しく観て、新発田の美女先頭に下ります。
相方と違い、下りの速度の速いこと、着いていくのが精いっぱい。

PM 04:00 どんぐりの森登山口
どんぴしゃり4時 登山口に無事到着。
Ⓟ脇の周辺にはママコナの大群落が拡がっています。(写真手振れ失敗)

終日久しぶりに雨にも遭わずの山歩き 休憩含み8時間弱
花や木々の実、そして今年は最後になるだろう曙繻子蘭 神拝草 ・・・
充実感一杯の日になり、声を掛けてくれた美女会友に感謝です。

旧スキー場には地中追い越した二人連れの車が1台のみ。
内の沢Ⓟにはまだ3台の車、逆コースでスライドした方かな?

良き汗を掻き、駐車場で又の機会を約して別れます。

                               78(81)

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2015年9月 6日 (日)

思い込み反省【角田山】

会友女史 「【五頭山】のアケボノシュスラン見たいよね」

盂蘭盆あたりから連日、スッキリとした日が殆ど見られない新潟市です。

8月29日(土) 

予報では終日 何とか?もつかな?と【五頭山】登山口へ  
走っている最中にポツ ポツとフロントガラスに雨滴が・・・

【五頭山】 “三の峰コース”登山口Ⓟに着くころには止むどころか寧ろ逆。
それでも雨が止むことを期待して車中で20分程待機。
Ⓟには3~4台の車が見られます。(早いうちに登り始めたのか?)

雨は止む気配全くなし。止む無く「今日は止めよう」と決断。 
同行は会友美女2名 相方 計 4名。
折角なので村杉温泉K豆腐店へ立ち寄り。晩酌の肴として三角揚など購入。
社長夫人から特別に青豆 黒豆おからがプレゼントされます。

銘々お昼の用意もしてあるので、急いで自宅へ戻る必要も無し。
ジィ~ジの家でお茶して、お昼も取ること・・・  雨も段々小止みに・・・

お昼を終わったころ、漸く雨もあがり 閑人同士 「角田へ行きましょう」

ジィ~ジ   「どこのコースでもいいけど、何処のコースにする?」
会友美女A 「“ホタルの里”にしない!」 
  ※ ジィ~ジ あそこは今頃の季節 美女や相方が好きなツルリンドウは
有るけど、他に花も無いのになぁ~ まぁどこでもいいけど
 (心の声)

Pm 01:42 ほたるの里登山口

“ホタルの里コース”はⓅの関係で殆ど積雪期ばかり利用。
この時期、ご多聞に漏れず草花は伸び放題。
シロヨメナの類の花が点々と続きます。

会友美女A 「ほら そこにもあそこにもミヤマウズラが一杯咲いているよ」

Dscn1394     ミヤマウズラ  ※ 拡大

ジィ~ジ 「アッ 本当だ!」

先日【弥彦山】で一株見つけて、自慢げにしていたジィ~ジ。
何と! この一帯に何株も有るではないか! 当たり前の如く見られます。

改めて同行会友美女の注意力に敬意を表するジィ~ジです。
(このコースあんまり花も無いしなぁ~) ジィ~ジにとっては新発見。
従来の思い込みに反省を迫られるジィ~ジです。 思い込み 知ったかぶりは×。

勿論、相方や美女たちが好きなツルリンドウも何時もの場所でしっかり角確認。

Dscn1400     ツルリンドウ   ※ 拡大

Dscn1398 Dscn1399
(  写真 左 ツクバネ   右 タムラソウ  )  ※ 拡大

“五りん石コース”合流点で一息入れて、このコース最大の難所、山頂へ続く
急登を頑張ります。

Dscn1404  ツリガネニンジン

Dscn1402   山頂広場の柴栗

柴栗(山栗)は収穫時期を近日中に迎え、前回より色味を増した感じ。

時おり柔らかな陽射しも射してきて雨上がりの午後の爽やかさも増します。

【五頭山】のアケボノシュスランは見る事が出来なかったものの、昼からでも
間に合う【角田山】 新たな発見?もあり、やっぱり来て良かった!!

Pm 04:47 ほたるの里登山口

数知れない回数歩いている【角田山】でも知らない事ばかり、新発見も
思い込みは駄目 謙虚であれ 教えられた感改めて知らされたジィ~ジです。
・・・もんだ 思い込みは間違い⇒問題意識に 教訓とせねば!
8月 最後の山歩き。

  ジィ~ジ【角田山】 20-27 76(79)

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2015年9月 3日 (木)

執拗に【弥彦山】+?

前回 8月20日(木) 【弥彦山】 アケボノシュスランミヤマウズラなどは
見られたものの、一番見たかった花 ナツエビネは確認できなかったジィ~ジ。

その後、2,3人の:Websiteで場所は特定されてはいないものナツエビネの写真が
Upされているのを発見。些かショックを受けたジィ~ジ 再度【弥彦山】

8月27日(木) 

涼しいうちに登ろうと、朝食を終えて直ぐに 

Am 07:20 表参道登山口 鳥居

【弥彦山】は、1000回以上登られた方、数知れずの人気高き山です。
もう下山してくる3,4名の方とスライド。
「お早うございます。」 お互いに挨拶交わします。

Dscn1362 Dscn1363
(  写真 左  ツリフネソウ   右 ホツツジ  )  ※ 拡大
ツリフネソウ、ホツツジ 初秋の花々がジィ~ジと相方を迎えてくれます。

薄曇りの空、時間もまだ早い所為か?一時の暑さ程では無く凌ぎ易く思えます。
ジィ~ジにしてはまずまずのペースで快調。

Dscn1364 Dscn1366
(  写真 左  カワラナデシコ   右  アキカラマツ  )  ※ 拡大

この日の最大の目的 ナツエビネ 見られたと思われる場所付近?
ペースダウンして右を観たり左を観たり 真剣に探索するジィ~ジと相方。
見当たりません~ 見つかりません~(少々自分に腹が立って)
初めて見た人もあるのに・・・ キョロキョロ   ダメだ~

仕方が無いので取り敢えず山頂までは行くことに・・・

Dscn1369 Dscn1371
(  写真 左  クルマバハグマ   右  アキギリ  )

立秋も既に過ぎ去り実質秋到来、アキギリ ちかアキカラマツ 秋冠する花々。
9合目付近で下山する中年夫婦に遭遇。

髭爺 「済みません~ ナツエビネ見られました?」
   「見ましたよ!×合目途中の○○が在るその下の左側で・・・」

髭爺 「ありがとうございます。助かりました」と御礼。
帰り道、ゆっくり見る事にしよう!

Am 08:36-08:42 弥彦山山頂 弥彦神社奥の院(御神廟)

Dscn1375  環境省・新潟県 中部北陸自然歩道 御神廟説明板  ※ 拡大

この説明看板を見て。????と頭がこんがらがったジィ~ジです。

曰く

越後一宮 弥彦神社御祭神が漁業・製塩・農耕・酒造・など越後の産業の礎を
築かれた天香山命(あめのかごやまのみこと)であることに異存はありません。
問題は 
神武天皇の勅命により天香山命が711年(和銅4年)に野積浜に上陸
と明記されているところです。
 711年(和銅4年)と言えば、前年に平城京を遷都した女帝元明天皇の御世。
神武天皇は初代天皇であり全く年代が1000年以上も食い違いがあります。
おやひこさまの社記に依れば、711年(和銅4年)には神域を広げ社殿が拡張
された由の記述がみられるようです。神武天皇の皇紀は660年プラスする必要。

浅学菲才の老いぼれジィ~ジには理解できない看板説明文。
???と思うのはジィ~ジのみ? 

Dscn1376  新潟市最高峰 633.8m 多宝山(十宝山)

御神廟から参道の遥か彼方に対峙する【多宝山】 ※ 新潟市最高峰633.8m

9合目まで登山道  階段造りの参道を下ります。

Dscn1377 Dscn1379
(  写真 左  キンミズヒキ   右  ミズタマソウ  )  ※ 拡大

雨露を纏いキラキラ光るミズタマソウ 綺麗 綺麗!

そして中年のご夫婦から得たポイント付近に到着。
二人で真剣に探すものの見つけることが出来ません。

僅かにそれらしき(蘭)葉が一枚だけ発見。でも花はついていません。
いい加減探し疲れ、諦めかけていたところ前方から水だけ持参の男性一人。
髭爺 「この辺りにナツエビネありませんか?」
男性 「その付近に在るはずだけど・・毎年のように盗掘されるんですよ」
聞けば、たまたま毎日のように保護管理されているらしい

男性 「ほら ここに咲いていますよ」
男性 「昔は、この付近の藪を分ければ沢山見られたんですよ」
ジィ~ジと相方 探した場所です。目を皿の様にして探した筈なのに、見落とし!

髭爺 「本当だ! ありがとうございます」

少し遅めのナツエビネ お蔭で確かに確認。

Dscn1384    ナツエビネ  ※ 拡大

男性 「陽の当たる場所と、当らない場所では花の色が随分違うのですよ」
とか色々教えて貰い感謝感謝です。

何人かの皆様のお蔭で漸く今年もナツエビネ確認できたジィ~ジです。
この方たちに会えなければ多分見る事は叶わなかったと思われます。

場所も特定確認できたので、来年は是非 最盛期に見たいものと願います。
(情報通の話に依れば他の場所にもあるようです。)

執拗に見に来たのに、またまた空振りに終わるかなと些か情けない気持ちに
落ちかけていたので、正に‘おやひこさま’神のご加護。 今年も観れた!!

目的達し、あとはゆっくりのんびり下山するだけ、気持ちに余裕も出てきます。

Dscn1387 Dscn1388
(  写真 左  トチバニンジン  右 ツルリンドウ  )  ※ 拡大 

山頂目指す登山者、老若男女 ソロ ペア グループ 大勢の方とスライド。
九十九折に3合目 2合目・・と下ります。

登山口周辺は、まだ沢山のハグロソウ、オオウバユリの実、クサギの花・等

Am 10:22 登山者用Ⓟ

たまたま遭遇した方のお蔭でどうにかこうにかこの日の目的達成。
今年もナツエビネ見る事が出来、満足感溢れるジィ~ジです。(感謝)

  ジィ~ジ 【弥彦山】   8-27               75(78)

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