夏山本番 8月最初は我が家から
で登山口まで≒380㎞ かなり遠~い。
8月5日(水)~6日(木) ジィ~ジ4回目の日本百名山【白山(2,702m)】
※ 過去3回市ノ瀬
で前泊、もしくは早朝到着で日帰りばかり
今回はノンビリと御泊りの予定です。
8月5日(水) 
この日は、ハイシーズン最中なれど平日につき、規制が解除。
登山口の別当出合まで
が入れます。係員の指示でかなり手前の路肩に駐車。
同行は 相方と美女1名 計3名
別当出合登山口 ※ モデル=知らない人です。
Am 10:45 別当出合登山口 (1,260m)
別当谷に架かる吊橋を渡り、中飯場~別当覗き~甚之助避難小屋と砂防新道を
歩きます。
歩きはじめて直ぐ、道端にはオオウバユリ、ソバナ、タマガワホトトギス・・・・等が
スタートから約40分 トイレ施設が置かれた中飯場(1,500m) 小休止!
この辺りでは既に前日宿泊の下山者や、山頂目指す登山者大勢交錯します。

( 写真 左 センジュガンピ 右 タマガワホトトギス ) ※ 拡大
歩いている右手奥には終始 甚之助谷の地滑り対策 大砂防工事の様子が
垣間見られます。昭和37年に始まったこの大工事はこの先、何十年も?
別当覗(1750m) 少し遅めの昼食タイム。大勢の登山者が休憩中。
やがて
甚之助避難小屋(1960m)
下山者、登山者交雑周辺は大混雑 百数十人?
突然、周辺はガスに包まれ、やがて
が・・・雨の中を下山する登山者も
我らは甚之助避難小屋で退避 雨の止むこと待ちます。30分ほどで小止みに、
晴れることを祈って花を観ながら先を目指す我らです。

( 写真 左 シモツケソウ 右 トリカブト ) ※ 拡大
道端の花々眺めながら・・・イブキトラノオ、ハクサンフウロ etc
何とか大丈夫?と歩き出し、10分足らず南竜道分岐に差し掛かる前、
またまた雨
それもピンポイント豪雨の様な 加えて頭上で
も
雨具も殆ど効果が無いくらいの大粒の雨 スパッツ着用している登山靴の
靴下も びしょびょびよ まさに踏んだり蹴ったり!!
このまま予定の室堂まで行けば事故の危険性も出てきます。
幸い?南竜山荘(2,080m)までは濡れながらでもなんとか20分も歩けば・・・
予定変更で南竜山荘(2,080m)目指す我らです。 宿泊手続きも無事済んで。
山荘の乾燥室で濡れた雨具や靴下を乾かそうとするも既に隙間が無いくらい
濡れた雨具や衣類、靴などが所せまし。乾燥機はストーブなので内部は湿気で
むんむん、殆ど乾燥機能は果たせない?
小一時間ですっかり雨も上がり、爽やかで清々しい午後の夏山に変わります。
濡れた靴下や雨具を山荘のベランダ手すりで乾かすジィ~ジです。
雨上がりの南竜山荘
南竜山荘 持参の缶ビール持込み、セルフサービスの夕食です。
金沢工業大学の学生さんが40人弱?課外授業で単位が取得できる由。
蚕棚様式の寝場所は2段 幸いスペースは十分なれど細い鉄筋の梯子は
足裏が痛い!!
はウオッシュレットで\(◎o◎)/! (処理法方法???)
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8月6日(木) 
Am 06:35 南竜山荘
南竜山荘
想定外の
で当初行動予定は若干変更された我らです。
変更行動予定 ※ 当初は白山室堂で宿泊予定(予約済み)
南竜山荘~エコーライン~弥陀ヶ原~室堂~御前峰~お池巡り~室堂~
弥陀ヶ原~黒ボコ岩~≪観光新道≫ (蛇塚~真砂坂~殿ヶ池避難小屋~
慶松平~別当出合)
南竜山荘を後にして出来れば歩きたい【別山((2,399m)】を眺め分岐から
豊富な花の園、エコーラインを弥陀ヶ原に向かって歩きます。
コバイケイソウと別山(右奥)
振り返り気味に目を転ずれば 噴火で多くの犠牲者を出した【木曽御嶽山】が
噴煙上げる木曽御嶽山 *ズームアップ撮影
エコーライン 緩い登山道の両側には

( 写真 左 チングルマ 右 クロユリ ) ※ 拡大

( 写真 左 カライトソウ 右 ハクサンコザクラ ) ※ 拡大
ハクサン(白山)を冠する植物は20種以上に及ぶとか言われています。
ハクサンコザクラも、その一種。
コバイケイソウ 今年は咲年!?沢山の群落が見られます。
エコーラインの高山植物たっぷり堪能し、広大な溶岩台地 弥陀ヶ原に敷かれた
木道を進み、少し急登(12,3分要?)の五葉坂を喘ぎながら登り切ります。
Am 08:13ー08:30 室堂 (2,450m)
白山室堂ビジターセンター
宿泊する予定であった施設が数棟、流石に全国から沢山の登山者が訪れる
人気の名山。各種登山施設が整備されています。 (休憩1本)
白山奥宮祈祷殿は大改修の最中で屋根はブルーシートで覆われています。
二礼二拍一礼 作法に則り参拝。鳥居を潜り【白山】山頂を目指します。
山頂御前峰へのザレ場の道の両側はお花畑が広がります。

( 写真 左 イワギキョウとオトギリソウ 右 イブキトラノオ ) ※ 拡大

( 写真 左 ハクサンフウロ 右 ヒメクワガタ ) ※ 拡大

( 写真 左 ミヤマアキノキリンソウ 右 ヨツバシオガマ ) ※ 拡大

( 写真 左 イワツメクサ 右 クロクマソウ ) ※ 拡大
他にも色々
クモマニガナ ミヤマアカバナ ミヤマキンポウゲ ヤマガラシ 他他
Am 09:14-09:25 白山山頂御前峰 (2,702m)
4回目の白山御前峰 記念の一枚
山頂で四周を眺め、まったりと休憩。
山頂からは往路を下山せず、紺屋ヶ池 翠ヶ池 油ヶ池 血ノ池そして伝説の
千蛇ヶ池等、お池巡りして白山室堂へ戻ります。
翠ヶ池
伝説の“千蛇ヶ池”は未だ雪に覆われ蛇の集団は閉ざされたままの様です。

( 写真 左 ミヤマリンドウ 右 タネツケバナ ) ※ 拡大

( 写真 左 クルマユリ 右 ハクサンフウロ ) ※ 拡大
クルマユリとタデ(蓼)とのコラボ
コイワカガミ 其処彼処で見られるクロユリ 半端な数ではありません。
ミヤマダイコンソウ ヤマハハコ・・・枚挙に暇なし!
Am 10:40-11:02 白山室堂
休憩終えて急登の五葉坂を10分程下ります。
下方から喘ぎ喘ぎ登ってくる登山者が続々と続きます。
弥陀ヶ原から山頂方向振り返る
Am 11:15 黒ボコ岩 (2,320m)
谷底からガス湧く黒ボコ岩
黒ぼこ岩から別当出合まで観光新道は5キロの長丁場。2度目なれど長~い
殿ヶ池避難小屋までは花 花 花のオンパレード。今回の最大目的です。

( 写真 左 クロトウヒレン 右 ミヤマダイモンジソウ ) ※ 拡大
途中、真砂坂の小ピークで色鮮やかな花々に囲まれランチタイムとします。

( 写真 左 オタカラコウ 右 ミヤママツムシソウ ) ※ 拡大
ジィ~ジお気に入りの山野草の一つ マツムシソウ
今が盛りと一面に咲き誇り感激!
後方から単独行の若人が、花が好きで山を登ると言う群馬県からの大学生
殿ヶ池避難小屋迄、一緒に花談義に花を咲かせながら同行下山。

( 写真 左 イワオウギ 右 ハクサンタイゲキ ) ※ 拡大
タカネナデシコ ※ 拡大
ミヤマシシウド
ミヤマシシウド何処までも拡がる大群落、吃驚するより何故か?笑いが

( 写真 左 ハクサンシャジン 右 ハクサンシャジン 白 ) ※ 拡大
Pm 00:54 殿ヶ池避難小屋(2,020m)

( 写真 左 キオン 右 キヌガサソウ ) ※ 拡大
道標 残りまだまだ長い
真っ赤な実をつけたタケシマランやカニコウモリ、赤く熟したアカモノ etc etc
Pm 02:45 慶松平
別当出合まで残り1キロと表示された道標。
早朝6時30分から歩きはじめた身体には疲労感が蓄積されてます。
おまけに待ち受けるのは注意を要する激下り。
何組かのパーティに道を譲られながら下ります。
アキギリ ※ 拡大
*越後では多分 キバナアキギリしか見られない?
Pm 03:06 別当出合
別当出合
下りきればひょっこりスタート地点の別当出合。
「お疲れ!」 無事 予定完遂。同行メンバーと握手。
別当出合登山センターの手洗い場で冷たい水で汗だらけの顔を洗うジィ~ジです。
「~ん 気持ちが良い サッパリした」 ジィ~ジ。
は此処から林道を大凡15分程。
靴を履き替え、ザックを車に詰込み白山公園線を手取川に沿って白峰
へ
途中、高さ15m巾23メートル 百万貫岩 と名付けられた川の中の巨岩を
立寄り
は、白峰温泉総湯 HP⇒コチラ ※ 白山山行の時はいつも利用
温泉にゆったりと浸かり、2日間の花三昧 あの花この花思い出せば
疲れも吹き飛び、気分は極楽 極楽!!
帰路は手取湖を横目に一路金沢に向かって

夕食は北陸道 富山有磯海SA
Pm 09:40 新潟西IC 無事到着。
4回目の日本百名山【白山】 百花繚乱と雷雨 また新しい思い出一つ。
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