花・涼味・展望 良い処尽くめ【笙ヶ岳】
認知症予備軍のジィ~ジの記憶が、もし正しければ8年前、相方が偶然Webで、
見つけた“山” 「この山、良さそう 行ってみない!」 爾来 毎年恒例に・・・
中途半端(未完)の高速道(日沿道)利用しても登山口まで約3時間半。
新潟市から日帰り圏内と言えでもチト遠い~ 片道 約200キロ強。
目的の山は【笙ヶ岳(1,635m)】 鳥海山の外輪山 花と残雪と展望の山
7月22日(水)
鳥海山全貌と高山植物のいろいろ
同行
長岡Tさんグループ 男性3名 女性3名 ジィ~ジ 相方 T女史 合計 9名。
記録
Am 09:05 大平登山口 (吹浦口コース) 標高1080m
鳥海ブルーラインを国民宿舎大平山荘から約700m程上った先にⓅと
登山案内所が有ります。備え付けの登山届に必要事項記入して
数ある“鳥海山”登山コースの中でも最も古く整備された(吹浦口コース)。
小砂利混入コンクリート舗装の少々急登道が続きます。 ※ 通称伝石坂
足下には早速、キバナノニガナ ヨツバヒヨドリ クルマユリ ヤグルマソウ・・・
低木帯の中に切られている登山道、風も遮断され、視界も無し 暑い
九十九折で高度を稼ぎ、喘ぎながら頑張る我らです。
Am 09:46-09:55 見晴台 標高1395.5m
見晴台より大平山荘 遊佐町 日本海方面俯瞰
見晴台からは森林限界、視界も開け勾配も緩やかになり、庄内平野・日本海の
眺めを楽しみながらのんびりと休憩一本。汗ばんだ身体に風も爽やか!
見晴台から心地よい微風を受けながら歩くこと≒10分、“清水大神”と呼ばれる
大小の石が点在する湿地帯。この辺りから色鮮やかなニッコウキスゲ始め
高山植物の数々が見られ始めます。
( 写真 左 ニッコウキスゲ 右 ヨツバシオガマ ) ※ 拡大
ウサギギク トンボソウ Collaboration ※ 拡大
敷石を伝って高原の中を遊歩する我らです。
“トヨ”と呼ばれる雪解け水が足下に見られる小さな小さな沢状の径。
少し盛りを過ぎたハクサンシャクナゲ、そしてチングルマ バイケイソウなどが・・
辺りはチングルマの大群落が拡がっています。
イワイチョウ イワカガミなども見られます。
Am 10:55 河原宿
“河原宿”からすぐ先には遅くまで残る雪渓が見られます。
スプーンカットの縁を歩いて涼味を体感する我らです。 「気持ち良い~」
なだらかなスプーンカットの雪渓を登ってくる仲間たち
雪渓から冷気が立ち上り誠に涼やか、暑いこの時期には極楽 極楽。
涼感進呈!!
Am 11:06-11:13 (長坂)コース合流点
雪渓を乗り越すと“長坂”コースとの合流点、
ベンチが置かれた休憩場所 ハクサンシャジン ハクサンフウロ ニッコウキスゲ
花々眺めながらここでもゆっくりと休憩です。
( 写真 左 ハクサンフウロ 右 ハクサンシャジン ) ※ 拡大
( 写真 左 チョウカイアザミ 右 ハクサンシャジン 白 ) ※ 拡大
( 写真 左 シロバナトウチソウ 右 ハクサンチドリ ) ※ 拡大
大休憩終えて(長坂)コースを目的の【笙ヶ岳(1635.5m)】に向かってまずは
“岩峰” “三峰” “二峰”と足下の花を踏みそうになりながら進みます。
勿論 東北の代表花の一つも其処彼処で!
山頂目前
Pm 00:02-01::30 笙ヶ岳山頂
メンバー9人の内、美女5名 自慢の手料理が銘々幾品が順番に回ってきて
花を観ながら侃侃諤諤山談義 正に肉体的(腹)にも精神的(気分)にも満腹。
これがこの世の極楽なれば、あの世は地獄?
何時までも去りがたくお昼休みは延々と・・・・
この世の極楽いつまでも味わいたく、花々楽しみ、立ち止まり立ち止まり下山です。
青い空 白い雲 一日花キスゲの乱舞
( 写真 左 カラマツソウ 右 アオノツガザクラ ) ※ 拡大
鳥海山と色とりどりの花を観ながら下山
Pm 02:25-02:40 (長坂)コース合流点
お花畑に囲まれて、スイーツとフルーツタイム。
冷たいグレープフルーツ オレンジ トマト 次から次と まるでドラえもん!?
ヒンヤリ冷気漂う雪渓を下って石畳の“河原宿” 花を楽しみながら下山です。
( 写真 左 ヤマハハコ 右 タケシマラン真っ赤な実 ) ※ 拡大
“見晴台” でまたまた休憩して最後の舗装された難所“伝石坂” を・・・・・
Pm 04:00 大平登山口
標高1080mと言えども、山頂とは大違い ヤッパリ暑い 暑い
汗ばんだシャツを着替え、靴を履き替え
まずは国民宿舎 大平山荘に立ち寄り、自販機で清涼飲料水を購入。ゴクッ!!
鳥海ブルーラインを遊佐町に向かってひた走り。
道の駅 鳥海 立寄り、用足し終えて一路 越後に向かう我らです。
長岡Tさんグループの皆さんも大小さまざま多彩な高山植物を沢山観れて、
鳥海山の全貌、庄内平野、日本海俯瞰、爽快な雪渓歩き・・・と満足気!
※ 写真以外の花 他に何種類も!!
お天気も恵まれ、案内甲斐があったと思うジィ~ジと相方です。
【笙ヶ岳(1,635m)】 もう暫く達者ならきっと来年も。
完 66(68)
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