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2015年6月

2015年6月28日 (日)

残雪と花三昧、恒例?【月山】

部分開通の“日沿道”“山形道”を利用して新潟市の自宅からで登山口迄
約3時間半も要するものの、初夏のこの時期には、ここ数年外せない名峰
日本百名山【月山(1,984m】 今年も訪ねます。

6月22日(月) 

Dscn0393     天空の城? 東北鎮護官幣大社 月山神社本宮 月読命を祀る

<同行>  長岡T中夫妻 Y女史、そして我ら男性2名、美女5名 計10名

<コース> 姥沢 ⇒月山スキー場リフト⇒姥ヶ岳(1670m)⇒金姥⇒
        牛首⇒鍛冶小屋跡⇒月山山頂 (復路) 鍛冶小屋跡⇒牛首⇒
        月山スキー場リフト山頂駅⇒姥沢

*昨年はリフト定修工事の為、リフトワイヤーの下を歩いたジィ~ジです。

Dscn0351         ウズラハハクサンチドリ ※ 拡大

百名山ではウズラバハクサンチドリ新・花百名山ではクロユリも追加

P1010909        クロユリ  ※ 拡大

クロユリ ユリ根を鼠に食べられたのか?今年は比較的少ないようです。

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【月山(1,984m】は、【立山】、【乗鞍岳】と並び夏スキー場として人気の山。
昨年同時期より積雪少なく、現在既にリフト山麓駅までの滑降不可。

Am 09:25 月山スキー場リフト山頂駅

先ずは雪面に張られたロープに基づき【姥ヶ岳(1,670m】を目指します。

【姥ヶ岳(1,670m】山頂まで登りきれば周辺は既に無雪。木道を周回します。

以下 花の写真は全て拡大

Dscn0357 P6220148
(  写真  左 チングルマ   右  ヒナザクラ  ) 

チングルマは既に終わり掛け状態。 越後では見られないヒナザクラです。

Dscn0355 Dscn0359
(  写真  左 コシジオウレン   右  ヨツバシオガマ  )

P1010860 P1010861
(  写真  左 キバナノコマノツメ   右  ゴゼンタチバナ  )

Dscn0362 Dscn0366
(  写真  左 コバイケイソウ   右  マイズルソウ  )

P1010866 P1010883
(  写真  左 ムラサキタカネアオヤギソウ?   右  ミネズオウ  )

他にも色々見られます。
EX 
コイワカガミ シナノキンバイ ミヤマキンポウゲ モミジカラマツ イワショウブ
ネバリノギラン ヤマザクラ ミヤマリンドウ ウサギギク ハクサンチドリ… 

【姥ヶ岳】山頂から【湯殿山】分岐の‘金姥’へ少し下る尾根筋の両側には
日本版エーデルワイス ミヤマウスユキソウ の群生が続きます。
(これを観るためこのコースを例年選択しているかも)

Dscn0373         ミヤマウスユキソウ(ヒナウスユキソウ) ※ 拡大

“牛首”へは再び登り返し、次次とと現れる多彩な高山植物観賞で歩が進まず。

コササ林床の間にシラネアオイ(終わり気味)、ツマトリソウ、コヨウラクツツジ、…

この時期 代表的なハクサンイチゲも今年は最盛期が過ぎようとしています。

P1010897        ハクサンイチゲ ※ 拡大

“牛首”から一旦下り、残雪の上を暫く進めば、このコース最大の岩ゴロの急登
“鍛冶小屋跡”から【月山山頂】へと道は続きます。

Dscn0399 Dscn0406
(  写真  左 ミヤマカラシ   右  イワウメ  )

P1010894 P1010917
(  写真  左 ハクサンハタザオ   右  ミヤマシオガマ  )

漸くコースタイムの3割アップくらいの時間を掛けて山頂到着。
[月山神社] 本宮脇の大地で車座になってゆっくりとお昼の宴の開始。
同行美女7名 年季の入った手料理の数々が披瀝され、バイキング方式で
順番に回ってきます。
味付け 料理方法 食材 MENU 其々参考にしながら美味しく頂きます。

Pm 01:18 月山山頂

  の回収が有るので、下山は途中まで花々観ながら往路を下ります。
当然 立ち止まり立ち止まり花々観ながら ゆっくり ゆっくり のんびりと・・・
特に山頂周辺はクロユリ watching、そして圧巻はハクサンイチゲ。

そして可愛い壷状の花冠。

Dscn5539 Dscn0408
(  写真  左 アオノツガザクラ   右  コエゾノツガザクラ?  )

足下はゴロゴロの岩と岩場、花を観ながら、そして躓かないように忙しい。

P1010920       牛首に向かって    斜面には色とりどり花がワンサカ!

“牛首”からは“月山スキー場リフト山頂駅”に向かって下り、
トラバース気味に広大な残雪の上を歩きます。
(ガスれば方向見失う危険有るゾーンです。)
(※ 上記写真の雪面へ下ります。) 尻セードも一本楽しんで!

ヒンヤリ冷気を漂わす残雪斜面歩きも最後は少し登ってスキー場へ・・・

P1010929    スキー場下ればリフト山頂駅
(※ 晴れていれば前方に朝日連峰がどっかーんと拡がって見えるのですが)

P1010931         ニッコウキスゲ 

Pm 03:00 月山スキー場山麓駅

Dscn0415        リフトの足下に咲く花を観ながら

昨年に比べ残雪量が少なく、高山植物の花々も開花が10日程早い感じ。
されども多種類の花を心行くまで観賞しながら、中には立ち止まりメモを取ったり
ワイワイ言いながらお昼を楽しみ、雪上歩行(アイゼンなし)も堪能。
朝早く起きて遠路やってきた甲斐が実り、充足感に満たされたジィ~ジです。

帰路立寄り♨は遠路の為、今回はパス。隣接のトイレ併設の更衣場で
着替え、一路 新潟へ向かう我らです。     

温海温泉先の道の駅「あつみ」しゃりん で休憩、購入して又の機会を約し解散。

ジィ~ジはこの付近を走るとき必ず立ち寄る場所が有るのです。
県境を越え、新潟県へ入ったばかりの地にある≪白いダイヤ・ミネラル工房≫
拘りの手作り塩購入の為です。才能溢れる若き起業人が頑張っているのです。

残雪 高山植物 お昼の持ち寄りおかず 帰りのお土産 車中の他愛無い話
内容豊富 満足感溢れる好日となったジィ~ジです。

  願わくば達者で来年も!!   この項 (完)       58(59)

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2015年6月25日 (木)

初(入塩川コース)IN【守門大岳】

残雪期には東洋一の大雪庇の展望を求め、初夏にはヒメサユリ、ニッコウキスゲ
秋は燃えるが如く見事な黄葉、近年 番屋山からの新設コースも開削され
現在8コースとも言われる越後の名峰。
袴岳・青雲岳・大岳 三ッのピークの総称が【守門岳】 (日本二百名山)

年寄り爺なれば、真冬以外2~30回 あのコースからこのコースから・・・と。

とは言え、今回は長岡の岳友T中さんに誘われ、初めてのコース。

6月18日(木) 

長岡T中さんグループ 男性2名 女性3名 ジィ~ジ相方 美女1名 合計8名

この日の予定は【大岳(1432.4m)】 
選択コース (入塩川コース)

Am 07:20 砂防ダム登山口

Dscn0295         登山届を提出し、コース概略説明板で事前学習

【大岳】まででも8キロを超えるロングコースで先が思いやられます。
(何しろヘタレ爺ですから)

スタートから15分強で“山の神” 勿論 安全登山と家内安全を祈願して合掌。

登山道は塩谷川支流に沿って大小渡渉の連続。

Dscn0299      何番目の渡渉?

Dscn0298 Dscn0300
(  写真  左  ヤブテマリ   右  サワフタギ  )  ※ 拡大

ヤマデマリの花弁5枚の内一枚が異常に小さいのが特徴。蝶々に似たり。
サワフタギ 今まで実は何度も観たことあるも花に気付いたのは初めてかも。

Am 08:55-09:00 三角点

標識に依れば、何と!ここから【大岳】まで3時間半 \(◎o◎)/!
約1時間半も歩いたのに、これから【二王子岳】 或いは【粟ヶ岳】へ登るほど。
先がとんでもなくなが~い。(心が折れそう)

Am 09:16-09:20 〆掛小屋

Dscn0341          老朽化で使用不可 〆掛小屋 避難小屋として用為さず

【守門大岳】 まで約3時間だって!!  

周辺はいつの間にか、広大なブナの樹林帯がどこまでも拡がって・・・

Dscn0304        VIEWPOINTからどっしりと聳える【粟が岳】を望む

登山道はブナの堆積した落ち葉でフカフカ、足に優しく感じます。

Dscn0306      生気あふれるブナ林の中を前進 前進

Am 10:11-Am 10:25 雨晴清水
期待していた清水 水が出てませ~ん ちょっぴりテンション

T中さん、清水の先まで下り、残雪雪解けの水を仲間の為に汲んできてくれます。

Dscn0308           ギンリョウソウ
ブナ林で直接陽射しをあまり受けないのか?ギンリョウソウが其処にもここにも

雨晴(あばらせ)からは稜線歩き、(標高約1000m?)残り標高差400m強!

Am 10;42 吉ヶ平分岐
ここ3,4年 開削された旧下田村からの新コース

笹林床の足下、道端には白い花々が点々と見られます。

Dscn0312 Dscn0313
(  写真  左 ツバメオモト   右 ゴゼンタチバナ  ) ※ 拡大

前方に少し尖ったピークが見られます。
このコースにして最大の急登。クリアーすれば・・・ 

Am 11:33-11:42 【中津又岳(1388m)】

前方に目的の【大岳】が間近に見られます。ここまで来れば着いたも同然!
T中さん、ここまで時々立ち止まり立ち止まり、?と振り返れば手に太い見事な
ネマガリダケが何十本も!! 目敏さに仰天のジィ~ジです。

【中津又岳(1388m)】から少し下って最後の登りを頑張る我らです。

Am 11:57-Pm 01:20 【守門大岳(1432.4m】

Dscn0317                      大岳山頂 守門 巣守神社石碑

Dscn0318      青雲岳 主峰袴岳

守門岳主峰 袴岳 そして優美な青雲岳(1487m)の姿を飽かず眺める我らです。
(勿論 両座共に過去何度も登頂経験は有り 大岳から大凡1時間)
誰も居ない【大岳】山頂で仲間持ち寄りの手料理が数々振舞われお昼の宴。
至福の時は殊更時の流れが速く気が付けば1時間以上既に経過。
下山は勿論 ピストン 道端に咲く花々をゆっくり眺め、また今宵の一品(逸品)
ネマガリダケを採取しながら下ります。

Dscn0326        ピストンです。

ところどころでヒメサユリの花芽がもぎ取られた痕跡が見られます。
森の王者 熊さんが食べたのでしょうか?新しい糞も見られます。

Dscn0328 Dscn0329
(  写真  左 ウラジロヨウラク   右 イワカガミ(白)  ) ※ 拡大

Dscn0330         ヒメサユリ

Dscn0331          コケイラン

Dscn0334         見事なツルアジサイ

吉ヶ平分岐を分け、雨晴(あばらせ)一帯は何処までも続く広大なブナの美林。
たっぷりと森林浴を楽しみながらのんびり下ります。

Dscn0335         まっすぐ伸びたブナの林を下る

Dscn0339                一際目立つブナの巨木

Dscn0340         すんなり伸びた見事なブナ林

暫くして前方から数人の男性グループとスライド。2,3分立ち話。
地元入塩川の山岳会の方と地元小学校の先生、校長さんのグループ。
学校登山で(雨晴)まで行くため、その下見との事。

Pm 03:33-03:38 〆掛小屋

PM 03:45 三角点

△点から登山口までは右に左に大小の渡渉の連続。
一跨ぎできるものから涸沢まで一体幾つあるんだろう?皆で勘定しながら・・・

Dscn0344         渡渉

雨が降れば沢になるだろう小さな小さな涸れ沢を含め46箇所認定?

Pm 04:45 山の神

Dscn0345        無事下山 感謝して合掌

Pm 05:00 砂防ダム登山口

(山の神)周辺から砂防ダム登山口付近にかけては食べごろワラビがにょきにょき
ワラビも当然の如く摘み取る我らです。

初めての(入塩川コース) 、危険個所も特にないものの超ロングコースで
かなり体力消耗疲労感も覚え、初めてでもう卒業かな?と思う一方で
あの見事なブナ林の紅葉は綺麗だろうなぁ、又、残雪シーズンは別の顔を
見せてくれるだろう。との思いも沸沸と。 山はこれだから止められない。

ジィ~ジにとって初めてのコース(入塩川)、かくして終了。

旧 栃尾市でT中のとお別れ、一路新潟へ向かうジィ~ジです。

                              57(58)

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2015年6月19日 (金)

定番?【角田山】&恒例【粟ヶ岳】

毎度のことなれど、お昼を食べてからでも登れる山【角田山(481.7m】
で30分足らずで登山口。身近で花も多くみられる、有難い山です。
6月10日(水) 

Pm 01:10 桜尾根コース登山口

春先には雪割草観賞の為、県内外から大勢の登山者が列を為す登山道も、
草が濃く生い茂り少し藪っぽく様相が変わっています。
同行は相方と美女2名 計5名 
この時期にこのコースを歩く人はいないだろうと思っていたところ下山してくる
ご夫婦2組とスライド。

山頂手前の尾根道で朽ちた樹木の根元に細かな細かな木屑がビッシリと!
朽木を片付けるための鋸屑かな・・・?
Dscn0198               微粒の木屑がべっとりと

「アレッ?鋸目も見当たらないなぁ~」  ・・・と見上げれば

Dscn0208              木屑を搬出する働きアリ

ゲラ類(啄木鳥)が嘴で突いた直径数センチの穴の下の方から体長1㎝程度の
ムネアカオオアリの働きアリの部隊が自らの頭ほどの木屑を大顎で挟み、穴の
縁で器用にポンッ!と1個ずつ落としていたのです。これだけの木屑です。
何百匹の働きアリが延にしてどれくらいの回数を往復したのでしょう。w(゚o゚)w
働きアリの仕事ぶりを飽きもせずじっくり眺める我らです。

山頂手前の尾根筋は樹木のお蔭で然程暑さも感じません。(快適)

太い古木のエドヒガンザクラ、その下に在るベンチに腰を掛け甘味とコーヒーで
そよ風を受けながらのっびり談笑する我らです。 1時間以上の大休憩。

下山も先刻の働きアリの仕事ぶりを観察して、分岐から“此の入コース”へ。

薄紫の花を点けたヤマアジサイ、上品さを漂わせるハルカラマツ、淡いピンクの
シモツケソウなどが見に飛び込んできます。

そして・・・・!
Dscn0215            スカシユリ

田中澄江さんの新・花の百名山 角田山で紹介されているのはスカシユリですが・・・
※ 近年 殆ど見られずIさんが復活を目指して努力中

他には・・・
Dscn0210              アオヤギソウ
花としては少々地味?

更に今まで気付かなかったマタタビの花
Dscn0221              マタタビの花
マタタビ、いつも先端の葉の裏が白くなるのばかり気にしていて花は無関心

肉厚の葉 黄色の花 中国での想像動物 麒麟に由来する説もあるとか
Dscn0224              キリンソウ

「これは? 「あれは?」 サッパリ足が進みません。角田浜ライトハウスのまで
1時間半もかけて下り、気が付けば 何と! PM 05:15

今の時期 1年で一番陽が長い頃、時間の感覚 観念 無くした我らです。

いつでもその気に空き時間あれば、ジム訓練替わり⇒ 定番  です。

ジィ~ジ 【角田山】  14-27                55(56)

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自宅から一番近い 時間あれば行ける有難い“山”が 定番 【角田山】ならば
ここ10数年、この時期 この花を求め 出かけるのが恒例 【粟ヶ岳】

目的の(花) 言わずもがな ヒメサユリ です。
新潟・福島・山形 (青森の一部)の山でしか見られない可憐な日本特産のユリ
環境省のレッドリストでは準絶滅危惧(NT)。 正式名称 オトメユリ
新潟上越地区から北ア(EX立山)等で見られるはササユリ その違いは
花の大きさ ヒメサユリ<ササユリ ヒメサユリ 雄しべが黄色

Dscn0250Dscn0260 Dscn0282        上記写真  ※3枚全て拡大します。

6月14日(日) 

Am 07:20 加茂水源地 1合目

Dscn0231            加茂市貯水地 1合目

4.65キロ CT3時間 (20年位前?加茂山岳会設置) ※ 若い人や健脚向け?

道端のツルアリドウシや葉が大振りのクルマバムグラなどの花々眺め・・・
2合目標識をクリアーして前進。急登の場所にかけられたアルミ梯子を

Am 07:53-08:00 3合目

最初の休憩、眼前に小さな台形型の山 小型富士山 ヒメサユリで著名な
【高城山】が目前に見られます。 何時もここで最初の休憩を取ります。
既にジィ~ジのシャツは汗でビショビショ  

Am 08:25-08:30 大栃平

ここでも一寸小休止。
此処から少し下って本格的に急峻なアップダウンの登りが始まります。

Dscn0236 Dscn0237
( 写真  左 ヤマボウシ   右 ヤマツツジ ) ※ 拡大   

5合目を過ぎて【粟ヶ岳】 名物?アルミ3段梯子を登り切り前進。
6合目手前 このコース唯一の岩場に架かるクサリ場を乗り越せば!

Am 09:05  6合目

Dscn0240          6合目 山頂まで1:15 無理でしょう!

Am 09:25-09:37 7合目 粟ヶ岳避難小屋

ここまで来れば山頂まではもうひと頑張り  (※ まだまだで疲れます
7合目の避難小屋に入って暫し休憩。

ウラジロヨウラク ベニサラサドウダンは既に落花時期(今年は異常に早い)

Dscn0243 Dscn0259
(  写真 左 ウラジロヨウラク   右 ツクバネウツギ ) ※ 拡大

7合目を暫く前進すれば、ヒメサユリロードが続きます。

Dscn0249           近年 雪・地震で随分左側崩落

8合目から9合目手前まで、足場の悪い道が続くものヒメサユリは片側に
密集しています。 粟ヶ岳北峰を越え、9合目付近からはなだらかな道。

山頂手前は1,2分を要する最後のキツイ登り

Dscn0264        Welcome Flower 

Am 10:34-11:20 粟ヶ岳山頂
 写真撮りとり休憩含み3時間15分 2,3年前までは大凡3時間だったけど

Dscn0267          山頂のベンチ コンパネ担ぎ上げて 加茂山岳会会員さん

この日は、地元 加茂市 加茂山岳会の会員さん20数名 登山道整備。
刈払い、避難小屋に置かれた毛布等の天日干し等々 そして山頂ベンチの
天板(コンパネ)担ぎ上げ (足場の悪い道を!凄い体力と技術です)  
   ご苦労様です。 有難いことです。

相方と二人だけ、簡単な早めのお昼とします。
晴れてはいるものの温度が高い所為か?少し靄って展望はイマイチ。
(目的は ヒメ様 状況確認ですから~)

今年は雪解けが全体的に早く、それが影響しているのか、春先のユキワリソウ
カタクリ、シラネアオイ・・・等々同様、例年よりどの花も10日ほど開花が早い
様に思われます。 ヒメ様も同じ。(過去 6月20日過ぎでも満開だったことも)

この日のヒメサユリ、既に生気を失い色褪せ盛りを過ぎた株も多数。
それでもまだ蕾状態のものも見られ、状況的にはギリギリ?

山頂へは平日にも拘らず続々と登山者の皆さんが到着。
(下田コースからの登山者もかなりの数を数えます。)

ジィ~ジと相方 山頂への途中 ちょこっと声をかけた愛知県からのご夫婦。

山頂で改めて
奥さん 「失礼ですがジィ~ジさんですか?」
ジィ~ジ 「ハイ そうです。・・・・」

恥ずかしながらジィ~ジのブログを観て頂いているようです。
お聞きすれば、この日は新井(妙高市)で泊まり、翌日は【神奈山】の予定とか。

【神奈山】シラネアオイの大群落や、清楚な雰囲気ツバメオモトなど
たっぷり楽しんで頂きたいものです。 又 新潟へ是非 お越しください。

※ ジィ~ジの駄ブログも参考にされている由、有難いことです。

ジィ~ジと相方も下山。勾配がキツイ登山道、痛めている膝を庇いながら・・・

Dscn0274                               最後の残雪とヒメサユリ  ※ 拡大

Dscn0265 Dscn0272
(  写真 左 シロバナニガナ   右 ヤグルマソウ )  ※ 拡大

Dscn0281         ヒメサユリの径

Dscn0279                      ヒメサユリ (蕾)

8合目付近で登山道整備で汗を流しておられる、まことさんと遭遇。暫し立ち話。
「ご苦労様です」と声を掛けます。 猿毛小屋を造られたまことさん⇒コチラ

Pm 00:07-00:15 7合目 粟ヶ岳ヒュッテ

Dscn0285           小屋に整備された毛布 敷物 天日干し

加茂山岳会の皆さんの勤労奉仕  (感謝・感謝)

7合目からもかなり荒れた急勾配の登山道。
ゆっくりゆっくり一歩一歩慎重に下るジィ~ジです。痩せ尾根あり、崩落地有り・・・

加療中の膝・腰に負担が掛り、少々辛い!果たして来年来れるかなぁ?

5合目で立ち休憩。
3合目で大休憩 

Dscn0232                         クルマバムグラ

気温も上がり、膝・腰ガタガタ 一気に疲労感を覚えます。
加齢による体力 特に脚力の衰えを痛感します。
恒例【粟ヶ岳】ヒメサユリ 今年で恒例もお終いかな? 
心細い胸の思いがふつふつと湧いてきます。

Pm 02:00 1合目登山口

写真撮ったり、まことさんと立ち話をしたり、ノンビリと大休憩したり、何と!
2時間40分も要してしまったジィ~ジです。(随分時間かかるようになってきた)

の中で汗でビシャビシャ、重くなったシャツ。3枚目の着替えで少しサッパリ。

シャワーを浴び、冷えたビールを一気の飲み干したいなぁ~との欲望に駆られ
速度を上げて、只管 を家路に向かって走らすジィ~ジです。

駄ブログを観て頂いている愛知県のご夫婦さんとの出会い、目的のヒメサユリ
盛りの花、蕾も見られ まずは良かった良かった。

【粟ヶ岳(1292.7メートル】 (日本三百名山) 来年恒例 出来るかなぁ

                                 56(57)

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2015年6月15日 (月)

日本の宝【立山】&(生活の糧) を求めて

持ち合わせる物、な~んにも無くても年だけはしっかりと持っているジィ~ジ。
この世に生を受けたのは富山県富山市。T山高校を卒業するまでの18年間。
天気の良いには朝な夕なその神々しいまでの立山・劔岳・弥陀ヶ原を仰ぐ日々。

ケーブル・高原バスが開通している時期には過去ン十回(年寄りなので)
昨年は6月1日、そして今年もその時がやってきたのです。

6月7日(日)  

早朝4時30分 新潟西ICから北陸自動車道立山ICに向かって  
同行は相方、美女3名 計5名  毎度ながらハーレム状態。

この時期、ケーブルの始発はAm 07:00  2番の07:20で出発

P1010819                ハイブリッドバス車窓から見る 北アの女王 薬師岳(2926m)

台湾・中国・東南アジア諸国からの観光客に喜ばれる 名物 雪の大谷
雪解け進み現在 最高地点で約10mまでと減ってきています。(今年16m)

Am 08:30 室堂ターミナル (2450m)

Dscn0127         お気に入りの一座 奥大日岳

数年前のGW時、数mの雪を纏った(奥大日岳)岳友O氏のサポートのお蔭で
登頂できたこと懐かしく思い出されます。

Am 08:35ー 08:45 室堂

Dscn0129        凍結状態で無いけれど念の為、アイゼン(6爪)装着。

Dscn0134        なだらかな道をまずは(一の越)に向かって  空が青い!

平坦に近い道の方なれど、ステップの無い分意外に疲れるように思えます。

Am 09:55-10:15 一ノ越

Dscn0141              槍 穂高 大天井 燕 バックに

P1010829       ズームアップ 穂高 槍

残念ながら【富士山】はガスに覆われ眺望Getならず!!
【水晶岳】【赤牛岳】【雲ノ平】【烏帽子岳】 山座同定して楽しみます・
【立山(雄山)】までは然程難儀なコースでもなくゆっくりと大展望楽しみます。
『黒部湖』ダムを目がけて滑り降りるボーダーも何人か・・・
この日の目的【立山(雄山)】へは無雪のザレた登山道。アイゼンを外します。

Dscn0147        立山(雄山)山頂と鹿島槍ヶ岳・五竜岳 後立山の峰々

音程が高く歌うことが出来ないジィ~ジ 風の盆 越中八尾おわら節。
合いの手だけは何とか声も出せます。
♪越中で立山~加賀では白山、駿河の富士山日本一だ~よ 
きたさのさ~ドッコイショノショ~♪  口ずさみながら。

Am 11:20-Pm 00:20 立山(雄山)山頂

風も無くポカポカ 3003m 山頂雄山神社参拝して社務所脇で簡単なお昼を
取りながら四周の大景観を楽しみます。

Dscn0156               剱岳をバックに

P1010843       岩の殿堂 剱岳の雄姿    ※ 拡大

いつの間にか平野部からガスが湧き出し、一面 雲海に!

Dscn0160         富山湾・富山市街地に拡がる雲海

Dscn0162            山頂雄山神社ひっきりなしに次から次と

Dscn0166         一ノ越に向かって下山 眼下に一ノ越山荘  ※ 拡大

Pm 01:02-01:15 一ノ越

Dscn0168            jump 外人さん  バックは龍王岳2872m

デンマーク・フィンランド・イングランド 若い外人さんのグループ
革靴(紳士靴)で登って来た男性も・・・ 
若さを羨ましく思うジィ~ジです。

「Have a nice time」 と外国の若人に声をかけ我々は室堂に向かって 

Dscn0170            ガスの中 室堂に向かって下山 爽やか~

Pm 01:57-02:15 室堂ターミナル

済ませ、高原バスに乗り込みます。 (今の時期は端境期?激混みせず)

Pm 03:20 美女平 
繁忙期はケーブル乗車に1~2時間近く順番待ちになる事有るも、すんなり
上海便の観光客団体?中国語が矢鱈に入ってきます。

Pm 03:30-03:55 立山駅

大汗  掻くことも無かったので、はパス。着替えをして 

北陸道立山ICから先ずは“有磯の海SA”へ立ち寄り 富山名物 鱒寿司や
お土産を購入 (富山県の経済活動に一役!)

今が一年で一番陽が長い時期、まだ明るい7時少し前に新潟着。

わが故郷が世界に誇る【立山】 新潟から楽に日帰り可能圏内。
抜けるような青空、槍 穂高 勿論 隣の剱岳、 針ノ木岳から鹿島槍ヶ岳
五竜岳 白馬岳・・・さまざまな雪形と岩 岩 大景観を満喫
ヨーロッパアルプスにも決して引けを取らないスケール
快晴であれば富士山も、そして眼下には世紀の大事業黒部ダム・・・
手軽に3,000m峰に到達できる・・etc オーバーで無く正に 日本の宝至宝。

何十回訪れても 時期其々に感動が得られる山 【立山】 いい~山です。

                                    53(54)

○o。+..:*○o。+..:*○o。+..:*○o。+..:*○o。+..:*○o。+..:*

連荘です。

6月8日(月) 

時期は遅くなったものの今年はまだ生活の糧 ワラビ 採りはまだだったので
相方と二人で、毎年通う場所へ 

Dscn0180           色づいた桑のみ

黒く熟した桑のみを口にし、又 道端の花を観察しながら

Dscn0181           ?

 Dscn0183           オオカメノキとミドリヒョウモンチョウ

Dscn0187        フカフカの堆積落ち葉の道と若葉が燃えるブナ林

目的の“ワラビ”採収地まで大凡1時間。

Dscn0188           ニョキニョキと太いワラビが

今年は遅いのでもう見つからないかもと相方と話をしつつ。イザ現地へ着けば

Dscn0190         これ 実際採収の1/5~6 ?

誰も居ない山頂の広場で腰を下ろし簡単なランチ。

お昼からも少々 ワラビ採り、水以外の空っぽのザックにずっしりとするほどGet!

帰路もすんなりまで戻らず、ここで立ち止まりあそこで立ち止まり・・・

Dscn0192         ミズ (ウワバミソウ)  しゃきしゃき歯触り良し。

蕗も少々、晩酌用肴に木の芽(アケビの芽)も 大木になりつつある独活の若芽も
二人ともザック重い~

Dscn0193           種 子孫を残すため懸命なウスバシロチョウ

子孫を残すため、無数のウスバシロチョウが乱舞しています。

相方と二人所帯の我が家、とても食べきれない量のワラビ他山菜、
帰路 義弟宅へ立ち寄り収穫物をおすそ分け。

山には幸 御恵みいっぱいあるなぁ~      54(55)  

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2015年6月10日 (水)

ホテイラン・ツクモグサ@八ヶ岳&おもてなし

定番?【角田山】、そして残雪と多彩な花々、大展望満喫の【八海山】に続き
形式的には3連荘のジィ~ジです。

5月31日(日) 

前日までの降雨予報が変わりの心配は解消されたので、急遽 予定が復活。
SNSを通じて知り合った二人の美女を案内?しての山歩きです。
技術的にも体力的にもハードな山を案内出来るほど力量の無いジィ~ジ。
選択したのは長岡東山連山の一座 【三ノ峠山(468.6m】

日本一の長江・信濃川、長岡市街地更に長岡西山連山を背にゆっくりとスタート。
【萱峠】へ向かう古の公道“赤道コース”へ入った途端、すぐ後ろから話し声が!
もしかしてと振り返ると毎度世話になっているT中さんご夫妻。\(◎o◎)/!

挨拶もそこそこ 勿論 一緒に歩いて貰います。

Dscn9994           「昔は峠に目立つよう榎を植えたんだよ」

道すがらアンニンゴ(ウワミズザクラ)の花や実を指しアンニンゴ酒の作り方、
濃く色ついた桑の実を採り銘々に味わって貰ったり・・・
(山の技術も知識もジィ~ジとは比較にならぬ持ち主 大助かり ありがたや)

友遊小屋荷を下ろし、空身で【三ノ峠(468.6m)】

Dscn9996            三ノ峠山山頂

更にT中さんグループが整備した長岡市最高峰 【鋸山】の展望POINT。

彼らが命名した『観鋸台』まで足を伸ばし、“友遊小屋”へ戻ってお昼に。。。

Dscn0001           お昼MENUの一部

お二人の美女、ザックも満杯に沢山の食材詰め込んで、果物・野菜たっぷりの
サラダやジンギスカン、具材がそれぞれ異なる熱々のホットサンド・・・etc 調理

ジィ~ジに気遣いの お・も・て・な・し です。
何一つ取り得のないジィ~ジなのに・・・ 素直に感謝です。
有難く頂くジィ~ジです。 朴葉をコースターに優雅なランチです。
美味しいお昼の宴もあっという間に2時間経過。ソロ~ッと下山時刻に。

下山はT中さん先導で再び山頂へ、そして“ブナ平コース”から周回です。

Dscn0002          再び 東山 鋸山を眺めて

Dscn0003           道標

長岡市営ファミリーランド自然観察林の遊歩道を巡回して、『瞑想の池』等を
観ながら回廊式展望台へ戻ります。 T中さんから樹木のレクチャー受けながら

でT中さんとお別れです。 (またまたお世話になりました 感謝感謝。)

お二人の美女と一路新潟へ向かうジィ~ジです。
重い荷を背負って貰い何かとお気遣い頂き反って申し訳なかったなぁ~ と。

T中さんご夫妻のサポートのお蔭で、美女お二人少しは喜んで貰えたかも
今回に懲りず又の機会が有りますように。。。。        

                                この項 完   051

※ 5月もお終いだ!早いなぁ~時の流れ。

  ☆*:;;;;;;:*☆*:;;;;;;:*☆*:;;;;;:*☆*:;;;;;:* ☆*:;;;;;;:*☆*:;;;;;;:*☆*:;;;;;:*☆*:

6月1日(月) 

少々 遠征です。  同行は花好き美女と相方 計 3名。
北陸道・新潟西IC~上信越道~長野道~中央道・諏訪南IC
目的地は 【南八ヶ岳】 
目的は この時期に見られる予定の2種類の花

Am 10:45 美濃戸山荘

Dscn0005              美濃戸山荘

我が家のはP君、腹を擦らないように気を付けながら何とか美濃戸まで 

早速 身支度整え目的の“花”を求めて“南沢コース”をスタートです。
八ヶ岳連峰の苔むした樹林帯の中、歩きはじめて大凡 10分
早速 目的その一 ホテイラン あっさり達成。 

P10106731                             ホテイラン   ※ 拡大

ホテイランの株が見られる場所には開花日にちを記した小さなプレートと
細いロープで囲われ誰でもすぐにわかるように管理保護されてます。

P1010682              ホテイラン  ※ 拡大します

ラン科 ホテイラン属  草丈10~15㎝ 1本の花茎と1枚の葉
葉は卵状楕円形 縦ジワ多く縁は波状縮れ、美しいピンク色の花が下垂。

日本で見られる野生蘭で最も美しいとも言われ、ジィ~ジもお初です。
ひっそりと数株ずつ咲いて踏み込まないよう管理された箇所が7,8ケ所点在。

ホテイラン 飽かず眺め終え、“南沢コース”南沢に沿って高度を挙げます。

Dscn0020            緑苔むす樹林帯の登山道

登山道の傍らでも数種類の花々が目を楽しませてくれます。※以下写真 拡大

P1010688 P1010689
( 写真  左 シロバナエンレイソウ  右 イワセントウソウ?
P1010690 P1010692
( 写真  左 ヤツガタケキスミレ  右 コヨウラクツツジ )
P1010693 P1010694
( 写真  左 ミヤマカタバミ  右 イワカガミ )

清冽な南沢の沢床脇の岩に腰を掛け簡単なお昼を採ります。
この日の予定は小屋泊り慌てる必要全くなし。

Pm 02:00-02:20 行者小屋

Dscn0029           バックに大同心 小同心 横岳など行者小屋

小屋前のベンチで腰を下ろし、阿弥陀岳 赤岳 三叉峰 横岳・・眺めます。

Pm 02:35-02:45 中山展望台

Dscn0041               八ヶ岳の主峰を眺めるジィ~ジ

Pm 03:15 赤岳鉱泉    ※ 花が目的で無い場合は北沢コースを選択

3年前までの約10年間 厳冬期の1月毎年赤岳鉱泉泊で、アイゼン・ピッケルで
赤岳登頂を恒例のように続けていたのですが、初夏の今の時期に泊まった事が
有りません。今の時期 その名の通り鉱泉でゆったりとお湯に浸れます。

閑散期サービスで個室へ案内され、早速 ジョッキ生で乾杯 これ楽しみ!
展望ブースで小屋のスタッフのお兄さんお姉さんと暫し会話を楽しみ談笑。

Dscn0047             夕食 ステーキ

毎回、ここ赤岳鉱泉の夕食メニューは山小屋とは言えない美味な出来栄えです。
やがて徐々に夕闇が迫ってきます。       

6月2日(火) 

Am 07:05 赤岳鉱泉

Dscn0049              赤岳鉱泉前から

朝食 ご飯をお代わりしていざ出発。まず向かう先は【硫黄岳(2760 m)】
此処は3年前の凍えそうな1月10日以来です。

大同心沢 ・じょうご沢経由、高度を上げて行けば、樹間を通して赤みを増す
阿弥陀岳から主峰 赤岳 そして中央アルプス 木曽の御嶽もたなびく噴煙が
更に 乗鞍から北アの山々 正にBeautiful 絶景です。

Dscn0054           南八ヶ岳主峰 右から阿弥陀岳 赤岳  三叉峰 横岳

P1010715          大キレット 槍・穂高

勿論 道端に可憐な花々も

P1010706 P1010729
(  写真 左 ヒメイチゲ  右 ミネズオウ  )  ※ 拡大

Am 08:38 赤岩の頭

Am 09:05-09:15 硫黄岳

Dscn0070Dscn0066            硫黄岳 

【硫黄岳】周辺からはゴロゴロ岩の隙間に健気に咲き誇る可憐な花々が・・・

P1010741        阿弥陀岳から赤岳の鞍部の彼方に仙丈・甲斐 駒・北P1010743              鹿避け電流と高山植物保護ネット?

硫黄岳山荘から先は高山植物の宝庫 多種類の花々見られます。
※ 以下花の写真  拡大

P1010731 P1010733
(  写真 左 ウラシマツツジ   右 コメバツガザクラ  )
P1010747 P1010778
(  写真 左 キバナシャクナゲ   右 ハクサンイチゲ  )
P1010755 P1010756
(  写真 左 ミヤマキンバイ   右 オヤマノエンドウ  )
P1010757 P1010767
(  写真 左 ミヤマタネツケバナ   右 チョウノスケソウ蕾  )
P1010773 P1010774
(  写真 左 アマナ   右 イワウメ  )
P1010775 P1010793
(  写真 左 イワヒゲ   右 ウルップソウ 蕾  )

足下はごつごつとした岩稜帯 鎖や梯子が連続して出てきます。
P1010760            三叉峰の左側に富士山 

Dscn0087          鎖場 要・注意箇所

P6020348               鎖を頼りに よいこらしょっ!!

Am 10:43ー10:55 横岳

P1010761              横岳にて

横岳で小休止。四周を眺め息を整えます。

【横岳(2829m)】から【三叉峰(2825m】へ、、、、途端に美女と相方の足が・・・
目的の花 その②が見られるようになったのです。 目的達成~

ツクモグサ                      ※ 写真拡大

P1010781

P1010790

P1010797  P10108021

念願の花 ツクモグサほぼ時期的にはjustmeet!? これが見たかった!!

相方と美女 写真に夢中 あっちで撮ったりこっちで撮ったり 際限なし。(笑)

ツクモグサ 
キンポウゲ科 オキナグサ属 日本固有種 花期極めて短し

黄緑色の花弁状の愕片。黄色のおしべとめしべ 草丈 10~15センチ
花径 4~5センチ 花弁にも葉にも多くの細い毛を纏っている

P1010792           お山は花盛り

漸く二十三夜峰を過ぎて“地蔵の頭” 今回は此処から地蔵尾根を下ります。
(山頂 赤岳は冬季主体に10数回経験あり)

Pm 01:05 地蔵の頭

Dscn0112                地蔵の頭

ここから距離は然程ないものの真下へ下るよな気が抜けない危険な激下り、
治療中の左膝、溜が利かず伸びきっている状態  時折 恐怖心を覚えます。

鎖を頼りに一歩一歩そしてまた一歩・・・・
岩場の危険個所を過ぎても急な梯子が何カ所も

Dscn0113            見た目よりかなり急なのです

Pm 01:50-02:18 行者小屋

Dscn0118            行者小屋と八ヶ岳

P1010808            見た目は愛しげなれど大食漢

行者小屋のベンチで八ヶ岳を名残惜しく眺めながらゆっくりと寛ぎます。

休み終え、再び“南沢コース”を下ります。

Dscn0123            ホテイラン  ※ 拡大

勿論 またまた執拗にホテイランの姿を脳裏に焼き付けます。

Pm 04:15 美濃戸山荘

1泊2日 赤岳鉱泉で食を楽しみ目的の“花” 観賞できて大満足。
ジィ~ジの山歩き 都合 4連荘(5日) 年より爺にしては頑張ったかな!?

今回の遠征目的も達成され、運転距離も長いことから新潟県に入ってから
夕食を取る事に、立寄りは[道の駅新井オアシス] キ◎キ◎寿司新井店。

  は運転の為、我慢したものの好きなネタオーダー、 美味也。

充実の二日間過ごせたジィ~ジです。   (完)     052(53)

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2015年6月 5日 (金)

連日の山遊び【角田山】【八海山】

野菜特に葉野菜の価格高騰が話題になっているほど、ここ暫く連日の晴天続き。
只、暇人ジィ~ジにとって山歩きに際し、天気の心配はほぼ皆無です。

6月に入れば見られるであろうサイハイラン 今年はどの花も開花が早いので
多分見られだろう・・・と。

5月29日(金) 

行先は定番?【角田山】  同行は相方、美女1名 計 3名。

Am 08:00 登山口   低山なるが故、朝の涼しいうちがよろしかろう・・・と・

Dscn9908               ウツボグサ

歩き始め、今年最初のウツボクサ(靭草) シソ科 が目に飛び込んで!

この後、直ぐ熟したキイチゴ 甘~い ジャムに出来るほど沢山発見(道端です)
二つ三つ口に入れるジィ~ジです。

Dscn9933        ? ? ?解りませ~ん SOS SOS  ナワシロイチゴ

そして目的のサイハイラン、歩き出して10分もしないうちにジィ~ジが発見。
(この場所で確認できたのは今回初めて)
Dscn9911                      サイハイラン

この日の目的 サイハイラン(采配蘭) ラン科 

更に、黄色の花。

Dscn9913              コナスビ

コナスビ(小茄子) サクラソウ科 果実が小さな茄子に似ている?

またまた 目的の花
Dscn9921             サイハイラン

正に 言い得て妙!! 戦国大将が軍を指揮する際に用いた用具に似たり。

何時もの通り、花を観ながら(実は急ぐと息が上がる)ビスターリ ビスターリと。

Dscn9924          山頂広場で寛ぐハイカー

山頂広場へはあちこちのコースから何人かのハイカーがやってきます。
LAUNCHには早く、間食(甘味・果物)と即席珈琲でユックリと過ごします。

山頂周辺始め廻りで巾を利かすは ↓ ↓

Dscn9926            ハナニガナ 

ハナニガナ(花苦菜) キク科  小花は7~11個 ニガナは小花が5個  

Dscn9928                サルトリイバラの若い芽

サルトリイバラ(猿捕茨) サルトリイバラ科   別名 山帰来

下山も忠実に往路を
Dscn9930           樹幹をを通り抜ける清風でリフレッシュ

そよ吹く風を受けながら木漏れ日の下を歩くのは何とも心地よき哉。
Dscn9931               サイハイラン

結局、道中 4~5か所で発見。(もっと見落としあるかも・・・)

下山途中8合目下付近で、近所のK女史とスライド。
Dscn9932              ニワトコ

ニワトコ(庭常) スイカズラ科   小正月の飾り  果実酒 

Am 11:50 登山口

登山口手前で、山頂にタッチして下山してきた近所のK女史にあっさりと
追い越された我らです。  ヘタレだなぁ~

でも目的のサイハイラン 見れて良かった。 (やっぱり開花早かった!)
他にも ヤマブキショウマ ノリウツギ などの花も散見。

ジィ~ジ 【角田山】   13-27                       049

       ・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

越後の地酒 銘酒で知る人ぞ知る『八海山』    

今回はその名の由来 越後三山 【八海山】、岳友K夫妻に誘われて
(勿論? ジィ~ジこの山初めてではありませんが、時期的には初)

5月30日(土)    同行 K夫妻 相方 美女1名  計 5名

Dscn9940              八海山山頂遥拝所

八海山ROPEWAY 山麓駅(376m)~山頂駅(1,147m) 標高差 771m 5分

Am 08:40  ロープウェイ山頂駅

八海山大神に両手を合せスタート。
展望POINTからは妙高・火打更に北アの一部まで目視されるもコンデジでは?

Dscn9945           「ブナの若葉・タムシバ綺麗ねー 見てみて!」

登山道は豪雪地帯の魚沼なればまだまだたっぷり、岩場以外7~80%?

Dscn9950            絶好のCondition 目的は中央

Am 10:10-10:20 女人堂

Dscn9954            女人堂

急ぐ旅でもなくゆっくりと腰を下ろして休みます。
我らはツボ足 (ロープウェイ係員もアイゼンは不要と)
山頂方向右手の雪面を上り下りしている登山者が2~3人見られます。

「あんなところ登るのか? 急で危なそ~」 ※ 結局 単独行氏ここまで

Dscn9957            問題の雪面登る相方  一歩一歩蹴り込めば問題ない

雪原を登り切り岩混じりの夏道を歩きながら所々でコシアブラGet!
Dscn9960                コシアブラ   全員しこたまGet!

登山道はごつごつとした岩稜帯、危険個所にはアルミ梯子が懸けられてます。
急登の道がしばらく続きます。クリアーすれば

Am 11:25 薬師岳 (8合目)

Dscn9966            薬師岳山頂の鐘と石の小祠

薬師岳の手前には役行者の碑が草木の中に埋もれて見られます。

薬師岳から一旦下り登り返し

Am 11:35-Pm 00:00 千本檜小屋 9合目

Dscn9967             千本檜小屋  (※ 今の時期 営業してません。)

Dscn9968            小屋の後ろ  屏風道   (下山禁止)

10年ほど前、鎖と梯子連続の屏風道、緊張しながら登ったことがあったなぁ~

ザックを小屋脇に置いて大休憩。 
「時間はたっぷり、地蔵岳だけでも行ってこようよ!」 

Pm 00:14-Pm 0035 地蔵岳 不動岳

Dscn9971             八海山 八峰の最初 地蔵岳

Dscn9973             ザイルを頼りに

Dscn9977            鎖も   (下山時は懸垂下降の練習に丁度良い)

Dscn9974              山頂の石地蔵  1707m

更に隣の不動岳まで足を伸ばし、ここをこの日の山頂として千本檜小屋へ・・

Dscn9978            鎖とロープの連続  自分で足場を定めて

※ 13,4年前 巻道経由 最後の大日岳から八つの頭に挑戦、次の剣ヶ峰からの
下りの鎖がほぼ垂直に下がっており、技術未熟なジィ~ジは瞬間、棒釣り状態に
あわや滑落の危険を感じ脂汗が流れた嫌な思い出も・・・

PM  00:50-Pm 01:35 千本檜小屋

小屋脇に戻りお昼を採りながら身体を休めます。

下山は勿論、来た道を忠実に辿り、花々愛でながら下ります。

Dscn9980           振り返れば奥に中ノ岳   地蔵岳と千本檜小屋

Dscn9982            大雪原は尻セード  数十m 

雪原び最下部が少し平になっているので加速がついても滑落の心配は無し。

Pm 02:30ー02:35女人堂

Pm 02:42 胎内潜り
Dscn9986          胎内潜り 岩の隙間 中にアルミ梯子も

※ 現在は岩が崩落して通行止め。取っ付き場所も藪が密になってます。
昔を思い出して行ってみたジィ~ジです。

Pm 03:35 ロープウェイ山頂駅

Dscn9988              山頂駅は目前

山頂駅周辺には何本ものコシアブラの木が見られるも全て完全に丸裸!!
コシアブラ全部摘んではいけません。

Pm 04:00 ロープウェイ山麓駅

Dscn9989            八海山山頂付近はガスに覆われて

お天気下り坂?山頂周辺は全体ガスに覆われて、もしかすれば霧雨?

山麓駅で岳友K夫妻と再会を約してお別れです。
ジィ~ジはR291山沿いに走り  小出ICから新潟へ向かいます。
(途中で清涼飲料一本買って、気分を変え)

残雪の時期の【八海山】 景色も花々も良く思わぬ拾い物?
お誘いを受け、しっかり体験出来、ただ 感謝 感謝です。      050

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【八海山】 道中で様々な花に出会いました。 (抜粋 全てクリック拡大)

P1010634 P1010641
( 写真 左 タテヤマリンドウ  右 タケシマラン )

P1010649 P1010650
( 写真 左 コヨウラクツツジ  右 ゴゼンタチバナ )

P1010660 P1010663
( 写真 左 ツガザクラ  右 キジムシロ )

P1010666 P1010668
(  写真 左 ミヤマアカバナ  右 ツバメオモト )

Dscn9983 Dscn9987
(  写真 左 オオイワカガミ  右 カタクリ )

Dscn9972 Dscn9985
(  写真 左 シラネアオイ  右 アカモノ)

他にもいろいろ

EX 
イワウチワ ヒメシャガ アヅマシャクナゲ ムラサキヤシオ エンレイソウ 他

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