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2015年5月

2015年5月31日 (日)

サンカヨウ@【二王子岳】

越後山脈の北部に位置し日本二百名山の一座、そして“飯豊連峰”展望の山
【二王子岳(1420.1m】 ジィ~ジの好きな山の一座です。
毎年2~3回/年 ほぼ定例としているジィ~ジです。
今年は4月27日以来2度目 4月27日の記事は⇒コチラ

そして 今回 目的は二つ

  • サンカヨウ シラネアオイ 等 花観賞
  • 指呼 飯豊連峰の展望

5月27日(火) 

登山口の二王子神社境内で地元の美女と待ち合わせをして 同行 3名

6時50分 二王子神社登山口

7時35分 二合目水場

Dscn9846              冷たい水で喉を潤して

三合目までのジグザグ登山道の脇にまず見られるは

Dscn9847 Dscn9848
( 写真 左 フタリシズカ   右 チゴユリ )

歩きはじめて大凡1時間。
Am 07:45- 07:55 三合目 一王子神社

目的の一つ 早くも達成。

Dscn9851Dscn9853            サンカヨウ(山荷葉)

丁度 見頃。 三合目一王子神社先にはサンカヨウの群落が続きます。
ユックリと花を愛でる我らです。
先回はところどころに残っていた残雪もほぼ5合目まではゼロ。

Am 08:40- 08:50 5合目 独標(定高山)

Dscn9859               独標 パンザマスト 積雪表示 ゼロ

数mも積もったあの雪は消えて何処へ行っただろう?

残雪は6合目付近から少々現れます。

Dscn9860               気持の良い残雪歩行

雪が消えた場所にはオオイワカガミ、マイズルソウ、シラネアオイ、タケシマラン
青々したハート形の葉を持つウスバサイシン(薄葉細辛)の群生も散見されます。

Dscn9862                 コシジオウレン

Dscn9894               ウスバサイシン

Am 09:40 7合目 油コボシ

Dscn9870              既に登山道は夏道

冬道に無論雪は残っているものの表面はかなり汚れ、尻セードできません。

Dscn9875             シラネアオイ

7合目油溢しから8合目、9合目にかけて雪が消えた場所にはシラネアオイが
点々と連続して見られます。(こんなにシラネアオイあったっけ?)

Am 10:20ーAm 11:45  二王子岳山頂

「これ かわいいねェ~」 「ホラ ホラっ ここに・・」 感嘆の声を挙げ、写真を撮り
休み休みアバウト3時間半 飯豊連峰の展望台 二王子岳山頂です。

第2目的 達成!!

Dscn9879         人気が高い飯豊連峰の山並み

Dscn9880           二王子岳山頂 青春の鐘 指呼 飯豊 中央左 朳差岳

晴れてはいるものの欲を言えば春霞 朝日連峰は目視するのが精いっぱい。

山頂到着から30分程、続々と登山者が到着。途端に賑やかに・・・

たっぷりすぎるくらいの贅沢時間を過ごし下山です。
それでも昼飯?前。 山頂でお昼の予定 何人かの登山者とスライドします。

Dscn9884            山頂周辺は風も陽射しも強い所為か残雪は見られません。

下りも急ぐ用とてない我ら、超スロー スロー ビスターリで下山です。
花々愛でながら。。。。

Dscn9885              遭難碑  昭和45年

二王子岳、山は何処でもそうですが条件により遭難事故は起こり得ます。
山は殆どの方は趣味の世界 安全第一が最優先。

Dscn9889            お花畑付近

雪渓のトラバース道、この日も数mほど滑り落ちた痕跡見られます。

Dscn9890            雪消え場所はカタクリ最後の乱舞

Dscn9891            タムシバ

ジィ~ジは気品と芳香を呈するタムシバが自分に似合わずとも好きな花の一つ。

Dscn9892             油コボシ 真下に見える残雪場所へ下る。

Dscn9895 Dscn9896_2
( 写真 左 キクザキイチゲ   右 ミヤマカタバミ )

Dscn9897 Dscn9899
( 写真 左 のウゴイチゴ   右 ウワミズザクラ )

ウワミズザクラ花が実になったらアンニンゴ酒として重宝されます。

5月も下旬となれば

Dscn9903            ウラジロヨウラク

付録!?
Dscn9904            2メートル近い オオナルコユリ

毎度の如く、道沿いの一本コゴメ(赤コゴメ)あっちこっちで摘みながら・・・
欲が深い?ジィ~ジと相方です。 ガツガツと下る事、忘れ収穫が第一。

Pm 02:25 二王子神社登山口

Dscn9905            目的達成 無事登山口

幸いお天気に恵まれ二つの目的も楽々達成。
身近に満足感得られる良き山が有ることに幸せを覚えるジィ~ジです。

衰え行く体力と思考力に刺激も受けて、新たな気力が湧いてくるような思い

正に 有難き哉                        048

追)

お天気続きで有難いけど平地は暑~いッ

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2015年5月25日 (月)

ちょっぴり遠出【虫倉山】、【南葉山】

かなり以前からブログやHPでその山座名は知っていたものの、今まで未踏の山。
今回も長岡の岳友T中さんの計画に相乗りのジィ~ジです。

T中さんグループ 男性 3名 美女 2名  ジィ~ジ 相方 美女 2名  計 9名

5月17日(日) 

この日、目的の山 信州100名山【虫倉山(1376.1m)】 
長野市の
西に位置する伝説の山、また星空観測の山です。

Am 10:00 不動滝コース登山口

Dscn9770             不動滝コース登山口

道の駅 中条 でユックリ休憩 長芋淡竹など地野菜買ったり、笹おやき
ニラセンベイで小腹を満たし、狭い林道をくねくねと登山口に向けて  
登山口の標高は≒1,000m 林道一番奥 トイレ前のに何とか車を止めて
(Ⓟは数台分 登山口手前にもⓅあり)
日曜日と言うこともあり我々が一番遅いパーティ。

Dscn9773              ルイヨウボタン

不動滝へ注ぐ沢沿いを進めばすぐに堰堤が現れ、そこからジグザグ道に・・・
道端にはクルマバソウの群落と時折ルイヨウボタンの株が見られます。
そして更に目に飛び込んでくるのはエンレイソウ 日頃 近くの山で見るのとは
異なり、花がピンク 内花被片が淡紅紫色、ムラサキエンレイソウ と呼ばれ
シロバナエンレイソウの変種と位置付けられているようです。

Dscn9794               エンレイソウ

ところどころに注意喚起の看板が設けられています。
それによれば 沢の石の下にサンショウウオが生息しているが取らないように・・・と。

「金倉坂」と書かれた看板から少し先へ進めば別コースとの合流点、登山道は
尾根歩きに変わります。

この付近でフデリンドウも確認。

Am 11;05-11:20 四阿(あずま)屋

Dscn9780             地震で崩れた四阿 屋根だけが残る

「アレッ!?」 四阿には屋根しかありません。
昨年 11月22日 マグニチュード6.7 最大深度 6弱 神城断層地震で崩壊。

四阿前の樹林帯が開けた先には後立山 北アの絶景が拡がって見られます。
先を急ぐ訳でも無し、展望を楽しみながら大休憩を取る我らです。

Dscn9787          白馬 唐松岳 五竜岳 鹿島槍ヶ岳・・・ 後立山連峰

四阿から両側切れ落ちた樹林帯の尾根を3つほど上り下りを繰り返せば山頂。

Am 11:55-Pm 01:30 虫倉山山頂

Dscn9790Dscn9791              虫倉山山頂

無残!昨年11月22日神城断層地震の爪痕
山頂はこの先、完全に崩落しています。 (危険)

虫倉山山頂には地元登山者が数人。
地元からと言う青年二人に新潟の山のPRも少々
若者 「良いですねェ~ 皆さんの様な年の取り方出来たらなぁ・・」
※ 確かに好きなように仲間と山へきて楽しそうな我らの様子を観れば
そのように思えるかもしれません。

昼食は山頂から少し(1,2分)下った広場で、銘々敷物広げ即席お座敷。
食べきれないほどの自慢?の手料理 おかずが披露され、美女連中は、
お気に入りの手料理のレクチャーをお互いにしたり・・・
樹間を通り抜ける風は爽やかさを通り越、少し寒さを覚えるほどなれど
風除けを一枚羽織って、延々と話は止まらず・・・・
気が付けば、近くでお昼を採っていた3人組の若人パーティもいつの間にか、
子供連れのファミリーも・・・ 気が付けば我々が虫倉山 占拠。

折角なのでお昼を終えて再び山頂へ。
地震の爪痕に強烈な凄まじさを覚えます。
山頂へは上り下りロープが張れら、山頂もその先行けないようにロープが張られ
大パノラマを観るための望遠鏡も台座だけ、辛うじて円形の山座表示盤が・
低山なれど360の大展望が満喫できるVIEWPOINTの山なのに・・・
北アから富士山 浅間 戸隠 etc etc
持参の双眼鏡では槍ヶ岳も望遠できた由。

下山は忠実に再び花々眺めながら往路を下ります。
途中、小さな花芽をつけたタケシマラン 、そしてクガイソウなどを確認。

Pm 02:30 虫倉山 不動滝コース登山口

【虫倉山】には7つのコースがあるが地震で崩落 崩壊が激しく、5月3日から
漸く一番ポピュラーな優しい“不動滝コース”のみ通行可能となったのです。

地震の恐ろしさ改めて知らされたジィ~ジです。          046

  。。+゚゚。。+゚゚。。+゚゚。。+゚゚。。+゚゚。。+゚゚.。.:**:.。..。.:**:.。..。.:**:.。..。.:**:.

この日は、御泊りです。
【虫倉山】 長野市中条から小川村 鬼無里 戸隠 1,000mを超える山岳道路を
新潟県上越 妙高市に向かって2台の車で  
高所の山の中でも幾つも集落が、そして大きな屋敷が何軒も見られます。

この日の御泊りは妙高高原の温泉ホテル。

露天風呂で誰憚ることなく手足を伸ばし、源泉かけ流しを楽しんだ後は・
早速 T中さんグループのTさん差し入れの銘酒をグビッと
お酒は新潟銘酒  加茂市の㈱マスカガミ 萬寿鏡 甕覗  

Dscn9799                銘酒 甕覗  スッキリ呑み易い 17度~18度

ホロ酔いで夕食、地ビール飲み放題90分の食べ放題 。
和・洋・中 食べきれない種類  年の割には皆吃驚するくらいの大食漢ばかり。

Dscn9805            高原ビール飲み放題 バイキング

飲んで食べて部屋に戻って、また飲み直し、話も尽きない我らです。笑い転げ・・

夜も更け行く妙高高原です。              

5月18日(月) 

今回の山行、計画は全てT中さん任せ! この日の予定は【南葉山(949.3m)】
標高も1000m足らず、登山口も南葉高原キャンプ場と言うことで、正直、未踏の山

コースは“木落し坂コース”から、下山は“明神沢コース” T中さん計画。

Am 09:20 南葉高原キャンプ場

周辺は名だたる豪雪地帯の所為か?雪解けが終わったばかりの様で、カタクリ
シラネアオイ 等の花々が足下のそこかしこに見られます。

Dscn9814              イワカガミ

4合目辺りから少しずつ傾斜もきつくなり、5合目からはそこそこ急登。
6合目には水場。冷たい水で喉を潤します。
所々で残雪も見られます。8合目手前を少し右に入れば展望スペース (休憩)

よく見れば足下の至る所にクロヒメカンアオイが其処にもここにも、あっちにも
角田山で春先に見られるコシノカンアオイとは口環部が小さく姿が異なります。

Dscn9820              クロヒメカンアオイ

8合目先からは殆ど残雪の上を歩きます。
9合目付近は広大なブナ林の緩い台地状に拡がっています。

Dscn9821            残雪たっぷり ブナの大樹林帯

Am 11:20-PM 00:40 南葉山山頂

P1010622               山頂から妙高 火打 焼

石祠が置かれた山頂の一部だけ部分的に雪が有りません。
地元からの単独行氏が下山したので我々で貸切り。
残雪が描く縞模様が面白い妙高山 火打山 焼山が眼前に広がります。
この日のお昼は前日の残りと途中コンビニ調達品の簡単MENU。

下山は明神峠から明神沢コースを辿ります。

P1010623_2             豪雪で伸びきることが出来なかった?ブナ

Dscn9827            爽やかなブナ林 
花芽(蕾)をつけたササユリも散見されたりT中さん夫妻目敏くネマガリダケ
何本かGet!相方に呉れます。

明神峠から先は殆ど残雪地帯で夏道は見られません。
(初めてのジィ~ジ、全く下山ルート推測できません)
T中さん、このコースは一度だけ、それも夏道。それなのにkeypointは頭にしっかり
入っているらしく的確に我らを導いてくれます。
時折 真下へ降りるような激下りや、沢音が聞こえるよう薄い残雪帯を巻きながら
安全箇所を指示したり・・・その上、途中でゼンマイや独活を取って!
何カ所もかなり注意を要する残雪のトラバースが続きます。

Dscn9830            残雪の斜面をトラバース

固く締まったスプーンカットの残雪、強くキックしてもあまり効き目が見られない!

それでも雪が消えたところには何種類もの花々が見られます。

P1010627                 サンカヨウ

Dscn9831                 ニシキゴロモ

T中さんの先導で、残雪帯を無事に通過すると・・・
Dscn9832_2            木の芽(アケビの芽)に夢中

足下には一本コゴミ(赤こごみ)の畑状の大群落 
斜面にはゼンマイ(薇) 山独活も  

山は恵みで溢れています。

Dscn9834_2 Dscn9837
( 写真 左 イッポンコゴミ  右 ゼンマイ)

イッポンコゴミ(赤コゴミ) 胡麻和えにするとマイウ―でお酒が進みます。
T中さん中心にゼンマイも全部で2キロ~3キロ近く(それも太い)

Dscn9833               カタクリ

足の踏み場もないくらいのカタクリ群生地がどこまでも拡がっています。

そのカタクリ群生地の中で自己主張するシラネアオイも気高く咲き誇って。。。

Dscn9836                 シラネアオイ

やがて下りきると“木落とし坂コース”“明神沢コース”の合流点。

Pm 03:30 南葉高原キャンプ場

ジィ~ジ初めての【青田南葉山】 初体験の終了です。

日本でも有数の豪雪地帯、標高の割に5月の半ばを過ぎても豊富な残雪。
雪解けを待ちきれず咲き出す多種の花 花 花、そしてゼンマイ 独活 木の芽
赤コゴメ 等々の山の幸、若葉が燃える見事なブナ林、妙高・火打山塊から
上越市街地に至る大展望・・・・ 【南葉山】 好印象を持ったジィ~ジです。

2日連続 初めての山第2弾 【南葉山】  この項 (完)   047

    ♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:

T中さんグループも我が仲間も暇人ばかり、帰りを急ぐ訳で無し、2台の車は
高速料金を節約すべく一般国道をひた走り 柏崎のラーメン屋さんに立寄り
反省会を兼ね、次回の予定を相談して夕食 ゆっくりと食べ終えラーメン屋さん前で
お別れです。

ジィ~ジはR116、T中さんはR8 其々家路へ向かいます。
イッパイ イッパイフルに楽しめた2日間に感謝のジィ~ジです。

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2015年5月20日 (水)

ここもお気に入り【巻機山】

機織りが盛んだった頃、魚沼では機織りの守護神として生業の支えにしてきた。
10mを超す積雪が山頂周辺に広大な草原と神秘的な池塘を造りだし優美な
景観を呈してくれる。眼前の越後三山から谷川岳山塊、日光連山 等々の
大展望も言わずもがな そんな山が日本百名山【巻機山(1967m】
半ば恒例の如く残雪時、そして絢爛の紅葉時期と概ね2回/年は出かける
ジィ~ジのお気に入りの一座でもあるのです。そして遅まきながら今年も!

5月14日(木) 

同行は相方と美女2名 計4名   ※毎度ながらハーレム山行

Am 07:30 桜坂

Dscn9710         出発前に登山届を出しましょう (備え付け用紙必要事項記入)

我々は距離は少し長いものの然程危険性も無い“井戸尾根コース”を選択。
それでも3合5勺からの5合目まではかなりの急傾斜。
積雪期はブナの中の絶壁に近い“井戸の壁”の直登を強いられるが既に雪が消え
5合目までは通常のそれなりのキツイ急登の夏道を歩きジグザグに歩きます。
(※ 10年ほど昔、雪の壁を激下りした事あったなぁ~)

Am 08:35-08:40 5合目焼松

Dscn9714            米子沢はまだたっぷりの雪 中央奥に米子の頭

目を転ずれば大源太山から後方に谷川岳連峰 万太郎 平標・が見られます

大休憩を入れて前進。5合目先の急な道を少し登れば一面の大ブナ林。 
Dscn9718_2              緑滴るブナ林

この先からは残雪帯が七合目まで続きます。 登山道(夏道)は有りません。」
Dscn9720                 ブナ林の残雪帯 トレースも有りません。

広大なブナ林の残雪たっぷり トレースも見当たらず自己判断で前進。
(念のため、ザックに赤布は仕舞って有ります)

Dscn9723            6合目付近から天狗岩 ヌクビ沢と割引岳

Dscn9725            広大な雪原   ※ルートなし トレースなし

Am 10:10-10:15 7合目

Dscn9727               7合目 八王子からの単独行男性

世の中、意外と狭いもの!八王子からの単独行氏と遭遇。新潟の山が好きで、
しばしば新潟へ来ており、ジィ~ジも以前、二王子岳で一緒になったことが・・・
所属する山の会のKさんと友達付き合いしているとか。。。

7合目少し先からまた残雪は見られなくなり8合目から9合目(ニセ巻機)までは
階段状のガレ場の道と変わります。

Dscn9728              真っ赤な石楠花も開花準備中

Dscn9729            ニセ巻機手前付近

左前方に割引岳、正面に巻機山が立ちはだかります。

Dscn9732              避難小屋はまだ雪に埋まったまま。

山頂への登山道 雪解けで一部露出している場所も見られますが、まだまだ
たっぷりの雪が残っています。

Am 11:50-Pm 00:05 山頂 御機屋

Dscn9734         御機屋 山頂   この日は此処を山頂とします。 後方牛ヶ岳

越後三山 八海山・越後駒ヶ岳・中ノ岳(ハ・コ・ナ)兎岳、丹後山 良き眺め!!
隣の割引岳にも数人反対隣の牛ヶ岳にも3.4人の登山者が見られます。

この日は此処を山頂として9合目へ戻りお昼をゆっくり採る予定です。

Dscn9742           谷川連峰を眺める相方 9合目ニセ巻機へ向かう

Pm 00:32-Pm 01:30 9合目 ニセ巻機

Dscn9744            9合目 ニセ巻機

登山道の脇ではひっそりとイワナシ、コシジオウレンが咲いています。
風も無くポカポカ陽気の下、ノンビリとお昼と洒落る我らです。
暫くしたら男性3人組が山頂方面から、聞けば新潟亀田の山岳会との事。
割引沢から登ってきたので下りは“井戸尾根”を下る由。
(雪崩の心配が無い場合、熟練者は沢からアタックの方が早く山頂到達?)
我らは往路を忠実に下ります。

Pm 02:05 7合目

Dscn9752            7合目から6合目 広大な雪原

ガスが出れば方向を間違う危険性が大なるポイント。

Dscn9753       6合目 天狗岩 割引岳 春山の様相 残雪の縞模様が春

Dscn9755              ブナ 根空け 5月半ばでまだ3m近くも・・

Dscn9756          ブナの美林を行く美女たち  方向を間違わないよう!

Dscn9757              ムラサキヤシオ  他に上品な白い花タムシバも

5合目に来ればあとは夏道、道迷いの心配は有りません。

美女3名、途端に目の色変わりコシアブラ探しに精を出し始め、あっちこっち
立寄り、お蔭でなかなか登山口まで尽きません。(笑) キョロキョロ  
コシアブラだけでなく木の芽も! 共に酒の肴に!楽しみだ

Pm 04:00 桜坂

登り始めた時には7~8台の車が見られたが、既に我が家の車の他2台のみ。

年重ね年々体力脚力の低下を覚えながらも何とか今年も如何にか残雪の
【巻機山】を登れたことに喜びを覚えるジィ~ジです。
今年10月の紅葉時にも達者で是非チャレンジしたいものと願います。
老体にムチ打ち。精一杯頑張る所存。

 残雪と新緑の【巻機山】    この項(完)               045

帰り道には 家で飲むお茶うけに まんじゅう購入 これ旨い!  

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2015年5月16日 (土)

定例?【角田山】+【佐渡島花紀行】

遠出をする予定も無く、天気もまずまず当たり前のように【角田山】へ。

5月10日(日) 

同行は相方と美女1名 計3名。
コースは取り敢えず家から一番アクセスが良い“宮前コース”をchoice。

Am 10:25 宮前登山口

海岸に近い所為か?足下には濃い紫のハマエンドウがここにもそこにも
歩き始めると道沿いに点々と背が伸びたヤマユリ(花はまだ)がみられ、また
白いツクバネウツギなどが現れます。

この時期、なんとなく威勢よく咲いている感じがする花はオドリコソウ

Dscn9643           佐渡オケサ?新潟甚句?笠被って踊るが如し オドリコソウ(踊子草)

Dscn9626 P1010538_2
(写真 左  クルマムグラ   右  シロバナヘビイチゴ)

周りの花々キョロキョロ眺めながら歩くので遅々として前進できません。
宮ノ平△点で所属する山の会のOリーダーに遭遇、
「ヤァ ヤァ~」と一言二言挨拶交わして別れ、我らは山頂を目指します。
このコース唯一の要 注意箇所8合目9合目それなりの急登且つ痩せ尾根です。

山頂付近では小さな花をいっぱいつけたガマズミも見られます。

ゆっくり ゆったり のんびりと1時間半近くも要して山頂へ。

Dscn9630          長閑に寛ぐハイカーの皆さん。

我らも敷物をザックkら出して尻に、お昼を採ります。
木陰なので少し肌寒さを感ずるほど、(気温が少し低い?)

下山は別のルートも良かろうと“灯台コース”を選択します。

登山道には白い毛の様なが撒かれたように見られ、見上げれば

Dscn9631            白いブラシの様なアオダモの花

下山方向、『梨の木平』手前まではアブラチャンを主体とする樹林帯。

Dscn9635           グリーンシャワープロムナード

樹間を抜ける風が爽やかさを与えて呉れます。

『梨の木平』から先は突起した小岩がゴロゴロした足場の悪い岩稜帯が続きます。
3歳?男の子を連れた若いパパさん。危険個所も目を配りながらも一切子供任せ。
転びもせずしっかりと下ってきます。子どもの能力は馬鹿にできません。
Dscn9638_3           越佐海峡水平線の先に佐渡島 ※ 拡大

下山にこのコースを選択したのには訳が!
ひとつはR402日本海夕日ラインと佐渡の眺望。そしてもう一つはこの花↓

P1010539               ホタルカズラ

やっぱり有った!! 足下に彼方此方見られます。

更に・・・・・Dscn9641             ハマグミ

そして・・・これらも時期の花。

P1010546              スイカズラ

他にも勿論 色々見られます。

角田浜海水浴場から車の往来が激しいR402を避け、妙光寺前の道を
“宮前登山口”へ戻る我らです。

Pm 2:30 宮前登山口

日本海の先に横たわる佐渡島を眺め、季節の花々を愛で それなりに体力を
遣い良き時間を過ごせたと満足感を覚えるジィ~ジです。

ジィ~ジ 【角田山】 12-27               043

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一夜明けて

5月11日(月) 

この日の予定。 日帰り 佐渡島 花を求めてアオネバ渓谷(往復)

2年ぶりの佐渡島 同行は相方と美女3名 合計 5名 又又ハーレム 

新潟港 朝一 6:00のフェリーで両津港へ 8;30着。
バスの連絡が悪いのでタクシーで アオネバ渓谷入口迄 約¥3,000.
(5人で乗ればバス代より安いかも)

Am 9:10 アオネバ入口

Dscn9647               青粘入口標識

2年前は早朝割引のジエットフォイルが運行されていたのでドンデン山までゆっくり
歩いて日帰りできたのですが今年から割引が廃止!
青粘十字路までゆっくりと花を楽しみながら往復することに・・・

歩き始めるや否や目に飛び込んできたのは ↓

P1010615                   コケイラン

今年は雪解けが早く、流石にユキワリソウ(オオミスミソウ)は全く影も形も・・・
足下はニリンソウ エンレイソウ キジムシロなどなど そして

Dscn9656 Dscn9658_2
( 写真  左  ツリバナ   右  コンロンソウ )

P1010550 P1010555
( 写真  左  ミツバウツギ   右  ズダヤクシュ )

Dscn9663            ミドリ花のニリンソウ  珍しい!!

Dscn9659               ニシキコロモ

Dscn9660            弥彦では既に終わっていた ルイヨウボタン 

シラネアオイは歩き始めて3~40分 落合手前では既に終り 落合先から次々と

Dscn9676Dscn9679

P1010590

シラネアオイロードは切れ間なく続きます。

Dscn9685 Dscn9705
( 写真  左  ムラサキケマン  右  キケマン )

Dscn9678 Dscn9680_2
( 写真  左  フデリンドウ  右 フッキソウ )

見たかった目的の一つ  群落あれど殆ど終わり掛け

Dscn9687            ザゼンソウ(座禅草)

立ち止まり立ち止まり時間をかけて・・・

Am 11:30ーPm 00:45 青粘十字路

Dscn9688             お昼の一部   相方、近頃 お握らずが多い

ドンデン山方面から下ってくるハイカー、金北山方面へ歩いていくハイカー そして
アオネバ入口へ下って行くハイカー ・・・色々

昼食終えて我らもマトネ方向へ少し足を伸ばし手戻り、今度はドンデン方向へ
ちょっぴり歩いて花を探しながら時間を費やします。

Dscn9701               金北山も雪が消えて・・・  例年は遅くまで雪が残る

Dscn9690 Dscn9700
( 写真  左  ヒトリシズカ  右  アマナ )

今回の佐渡で見たかった草花の一つ ヤマトグサ(大和草)

Dscn9668

Dscn9694

歩き始めから青粘十字路周辺まで探せば所々で見つけること が出来ます。

牧野富太郎博士により日本固有種として大和草(日本を代表する草として)
トガクシソウに次いで1889年 日本では2番目にその学名が与えられた。

学名 Theligonum japonica 大久保三郎 牧野富太郎連名で

現在は多くの都道府県でレッドリストの指定を受けている。
新潟県は地域個体群

2年前に引き続きゆっくり見る事が出来て良かったと思うジィ~ジです。
3時に迎えのタクシーを呼んであるのでのんびりと往路を下る我らです。

P1010597                   カタクリ 残り花

P1010598              この付近のカタクリ 葉に斑が入っていない

P1010570 P1010571
( 写真  左  ニョイスミレ   右  ホウチャクソウ )

ドンデン山荘で宿泊か? 
某大手ツアー会社 クラブ◎リズムの30名ほどの団体が
「雪割草が無い 無い」と口々に・・・・
(このコース今年はとっくに終わっています)
来年 4月末の佐渡か3月末の角田へ来てください。(ジィ~ジの心の声)

P1010573 P1010600
( 写真  左  イワカガミ   右  オオタチツボスミレ )

勿論 他にも EX キクザキイチゲ カタバミ ガマズミ・・・etc 枚挙に暇なし

青粘入口到着

Dscn9709        アオネバ渓谷説明看板 ※ 拡大
佐渡は知る人ぞ知る 花の島 なのです。

時間調整してぴったり3時 アオネバ入口到着。タクシーも同時に到着。
帰りの船は16:05分両津発(この後は19:30発 夕食が必要)
練り物、海産物 トチ餅 缶ビール 等など買って乗船します。

早速 細やかに皆でお疲れ様の乾杯です。

この日に見た花あれやこれ思い出しながら筆記する美女も・・・
咲き乱れる花を愛でながらの山歩きもまことに良き哉!!

船窓から外を観れば、見たこと無いけれどケニヤの大草原に落ちる夕日が如く
角田山、弥彦山 更に新潟市のビル群を赤く染めています。

金山銀山 豊富な史跡名勝 薪能能舞台 そして朱鷺  ブリ 鯛 地酒 他・・・
世界遺産を目指す佐渡は正に新潟の、そして日本の『宝』

全国から、世界各国から多くの方々に来てもらいたいと願うジィ~ジです。

【佐渡島花紀行】 この項(完)             044

 ○o。+..:*○o。+..:*○o。+..:* ○o。+..:*○o。+..:*○o。+..:*

ここでジィ~ジの愚痴 雑言 クレーム 願望

佐渡汽船は船賃が高すぎる。 2等往復 5020円 
(例えばシルバー割引2割とか講ずれば客足は間違いなく伸びる。)
昨年まで朝一割引ジエットフォイルがあったのに現在は廃止。
経営上各種の試算は必要だが、花の時期など期間限定で運行は可能では?
運行時間 両津発16:05の後、19:30? 18:00とかにできないの?
佐渡島内のバスは新潟交通の管轄。
佐渡汽船と新潟交通バスの接続が極めて連携不十分。
(朝一のフェリーに乗ってもアオネバ行きのバスは既に間に合わず。)
県出資比率が高く倒産することが無い為か?経営努力が見られない気が・・・
(新幹線頼みだけでなく広範囲に各世代各方面から要望意見を取るべき)
佐渡 一度も行かない●● 二度行く●● と言われない無い様に
もてる叡智を結集して客足増対策を真剣に講じて欲しい。
各資源豊富 必ずや客足が伸びる事間違いない!

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2015年5月13日 (水)

2915GW上京+【弥彦山&多宝山】

とうの昔から毎日がSundayの暇人ジィ~ジ GWとて何が有るわけも無く・・

とは言いながら、暇人ジィ~ジは久しぶりに上京です。

5月2日(土) 

関越自動車道はGWでも逆(上り)なので渋滞も無くスムーズ。環八も同じく。
井の頭公園からジブリの森を横目で見ながら暫くで娘一家の住むマンション。

5月3日(日)

今回 上京の目的。
二人の孫娘のピアノ発表会が三鷹市芸術文化センターで行われるのです。

Dscn9564 Dscn9568
(写真 左 中2孫娘  右 小6孫娘連弾)

小6孫娘は2日前から風邪でダウン 2日間食事取れずフラフラしながら
本番2時間前に入場、リハーサルも無しでぶっつけ本番です。。

小6 孫娘は2曲
◎アイネ・クライネ・ナハトムジーク(Eine kleine Nachtmusik)  モーツアルト
◎ハンガリー狂詩曲 第2番 リスト  指導の先生の息子さんと連弾

中2 孫娘
◎華麗なる大円舞曲  ショパン

2時間前までぐったりしていた下の孫娘、本番では別人のようにしっかりと
力強い弾き方でほぼノーミス。
中2の孫娘も5分以上の長い曲を練習通りパーフェクトに演奏。

二人とも将来その道に進むほどの並外れた才能は持ち合わせている訳では
無いものの其々数分間の暗譜、そしてTechniqueや芸術性。
指導者の指導と子供の能力発揮に改めて感心しきりのジィ~ジです。

夕食は、ばぁば奢りの寿司、寿司が好きな下の孫娘僅か1貫口にしただけで
一度に疲れが出たのか再びダウン。

5月4日(月) 

上の孫娘の誕生祝と夕餉の食材、土産物など吉祥寺でショッピング。
何時も賑やかな吉祥寺駅界隈が吃驚するほどの大混雑 人 人 人 人 人
ジィ~ジ年寄なれど未だミーハー気性残り、ハーモニカ横町やアトレなど巷の
喧噪も時には捨てがたい・・・思い。

5月5日(火)  東京  新潟

朝食後、朝の連ドラ見終えて、娘一家のマンションを後に新潟に向かって
我が家へ戻っても誰が待つでなく急いで帰る必要が無い我ら。
10キロ超の関越トンネルを抜け、湯沢の先、塩沢・石打ICで一般道へ

途中立寄り目的は外山康雄 野の花館 HP⇒コチラ

Dscn9591                               ウスバサイシン 薄葉細辛

現在咲いている山野草の実物とその絵が数十点展示されています。
野山の花々が水彩で優しいタッチで、珈琲を頂きながらゆっくりと作品を観賞です。

塩沢・石打から巻機 八海山等眺めたく敢えてR291経由で新潟へ向かいます。
ちんたらちんたら車を走らせ途中からR17で小千谷市に入ります。
時間もお昼すぎて2時近く、小千谷でヘギ蕎麦でも食べようかと・・・・
ところが昼もとうに過ぎたのに順番待ちの客が10数人 ほかの店は?
結局 3店廻ってみたもののどの店も順番待ちの客が多数。
1時間待ちとか・・・ どうなっているんだろう!? 小千谷蕎麦はGWで大繁盛。
(結局 諦めて新潟へ向かうジィ~ジです。遅い遅いお昼は長岡市も過ぎて、
燕市吉田の讃岐うどんの全国チェーン店。時間も遅くガラガラ)

5月6日(水) 

5日間も山歩きをご無沙汰。 しっかり遊んだGW も最終日。
まだ早いかな!?と思いつつ花の状況知りたくて【弥彦山~多宝山】へ。
同行 相方、美女2名 計4名。 この日もハーレム!!

地元で人気の【弥彦山】 老若男女 グループ・カップル・ソロ・・・大賑わい

9時15分~15時 のんびりゆっくり立ち止まり立ち止まり花々観賞。

Dscn9603            ツクバネウツギ

Dscn9602              SOS   解りません~

他にも色々 シャク(ヤマニンジン)、トチバニンジン、センボンヤリ ユキザサ・・・

P1010478              タニギキョウ

目的の一つ、ルイヨウボタンは既に花は落として・・・今年はやっぱり早い!

【弥彦山】から大平園地、そして【多宝山】に向かいます。

目的の一つ トリガタハンショウヅル開花状況確認

何と!まだだろう・・と。 ところが早速!!昨年より2週間も早い\(◎o◎)/!

Dscn9600P1010506Dscn9614            状況確認目的の トリガタハンショウヅル そこでもここでも

Dscn9605               弥彦山とスカイライン

【弥彦山】スカイラインを利用の観光客も大勢で大賑わい   もイッパイ。

【多宝山】山頂に到る道の両脇にはトリガタハンショウヅルが其処彼処に・・・
喧噪の【弥彦山】とは大違い【多宝山】山頂は我らの他に数人のみ。
昼寝をしている二人連れも(気持ち良さそう)
我らも豪華ランチタイムと洒落ます。

下山時も殆どのハイカーに追い越されても、ビスターリ ビスターリ キョロキョロ。
爽やかな新緑が年寄ジィ~ジにも心なしかenergyを与えて呉れているような。。。

Dscn9622            新緑燃える登山道

年重ねガンガンと山を登る力が無くなってきている現在、可憐な花々、珍しい花々
時期の花々等、楽しみながらの山歩きも悪くは無い。
精神的にも肉体的にも現在の状況が今までの人生で一番かも!
このままの状態が出来る限り長くあって欲しいと思うジィ~ジです。

季節の花の状況確認もでき、それなりに歩き運動もできて 山歩きは最高。
満足 満足 それにしても今年は℃の花も開花が早~ッ  (完)

                                    042

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2015年5月 9日 (土)

4月末は【平標山】&【角田山】

展望も、花も、紅葉も、残雪も・・・等々、更に歩行時間も、アクセス時間も、
勿論バリエーションルートとしても、そんな訳で過去 ン十回(30回~?)
谷川連峰西端に位置する山【平標山(1983m)】  お気に入りの一座。

4月29日(水) 

同行は相方と美女2名 計 4名。

AM 08:07 松手山経由コース登山口 標高 ≒ 1000m

Dscn9486_2           松手山コース スタート

ジグザグに高度を上げる階段登山道をユックリ一歩一歩踏みしめながら前進。
既に雪は融け無雪状態。

階段道が終わると岩が露出した所々足場の悪い登山道に変わります。
標高1250m付近で例年遅くまで雪が残る場所が出てきます。 

Dscn9488             要 注意箇所

滑り落ちれば止まらないPOINT。(凍結している場合) 
幸いこの日はしっかりとした踏み跡がついておりアイゼンなども不要。

この場所を過ぎると再び無雪状態。
巨大鉄塔手前にはまたまた部分的に残雪がブロック状に出てきます。

Dscn9489              巨大送電鉄塔は目前

AM 09:06-AM 09:12 送電鉄塔 (≒1410m)

歩き始めてから凡そ1時間 120mも有ると言う巨大鉄塔架台に腰を下ろし
休憩、行動食を口にする我らです。

昨年は5月4日、今年の雪解けは昨年より1週間ほど早い様に感じます。

Dscn9491P1010447            上段 ナエバキスミレ   下段 ヒメイチゲ

雪が消えた場所には待ち焦がれたかのごとく、小ぶりの可憐な花々が開花、
ナエバキスミレ、ヒメイチゲ、そしてウスバサイシンなどが・・・・

P1010453                ウスバサイシン

花々を愛でながら松手山を目指す我らです。標高差は≒200m

AM 09:42-09:47 松手山(1613.8m)

松手山(1613.8m) 岩頭の山頂に雪は見られないものの、山頂前後には
まだ残雪がたっぷり残っています。 暫くは快適な残雪歩行を楽しむ我らです。

Dscn9501            ~気持ちが良い~ 目的の平標山も・・・

Dscn9504            振り返れば  名峰 苗場山  後続のハイカーの姿も

この周辺は風の通り道、過去2,3回耐風姿勢取っても飛ばされそうな強風で
登頂を断念したこともあるジィ~ジです。

この日は幸い珍しく無風状態 快適な気分で歩けます。
1,677mの小ピークから先は再び無雪! 脇には芽を点けた石楠花群落。
残雪は無いもののこの先は一気に標高差≒200m登り上げる最後の難所
階段登山道が行く手に立ち塞がっています。 
(花の時期にはシモツケソウやハクサンチドリ、ヨツバシオガマなどが見られる)

Dscn9505             所々足場の悪い階段  (苗場 神楽ヶ峰方面)

砕石帯を登り上げれば“大山祇命”を祀る石碑。ここまで登れば一安心。
この先は笹林床のなだらかな道となって【平標山】山頂へ一投足。

AM 11:20-PM 00:50 【平標山(1983.8m)】

山頂には高崎からと言う男性と【仙ノ倉山(2026.6m)】まで行ってきたと言う
同じく高崎からのソロの女性。 

Dscn9512           山頂から仙ノ倉岳 万太郎山 谷川岳・・・

Dscn9514            お昼 ランチの一部 筍ごはん ゼンマイ 烏賊 etc

我らの後続登山者、仙ノ倉方向からの登山者・・・ポツポツと。(お昼時)

Dscn9516            登山道の無い季節限定の山 日白山(中央)とタカマタギ

風が無いので寒さ無く延々ノンビリ1時間半も至福の時間を過ごす我らです。

下山は“平元新道”最後の‘岩魚沢林道’が少々うざいので往路を下山です。

Dscn9520             階段激下り  松手山に向かって下山

Dscn9526           松手山に向かってルンルン気分で

PM 02:00ーPM 02:10 松手山

回りを眺めながら一寸一服します。 フルーツタイムです。

巨大送電線鉄塔付近ではまたまたヒメイチゲを飽かず眺める我らです。
あそこにもここにも 小さな白い可愛い花が点々と見られ観察timeとします。

PM 03:30 松手山経由コース登山口

登山口の料金徴収ボックスには作業中の若者。
駐車料金徴収は5月1日からとの事でその準備をしていた由。
お蔭で?駐車料金は無料 (¥500助かった)

途中立寄り♨は街道の湯 のびのびと広い浴槽に手足を伸ばすジィ~ジです。

感想)
今年は何処の山も降雪量がそこそこ多かった割に4月に気温が上がった所為で
雪解けが1週間程早い様に感じられ、贅沢言えばもう少し残雪量が多ければ・・と。
一方 ナエバキスミレ始め新潟近郊では見られないヒメイチゲ、イワナシ等
可憐な花も観賞、更に何よりも快晴微風の絶好のコンディションに恵まれて
360ぐるりと眺望満喫。 LAUNCHも旨い。当然ながら満足 満足 

  今年最初の【平標山】  この項(完)        040

   ♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:

一応 連荘。

4月30日(木)    同行 相方、美女1名 計3名。

行き先は定番?【角田山】 目的は、あの花の状況確認!

【角田山】は昼過ぎに出かけても間に合う有難い山。Dscn9536             今が盛りのラショウモンカズラ

Dscn9543           キジムシロ

Dscn9535               エビネ

そしてこの日、最大の目的の花 状況は  ↓  ↓  ↓

P1010455

P1010474

ヤマシャク です。 四株の内、一株だけがぎりぎり あとはハラハラと花弁が・・・

「遅かった 2日程遅かった」  
~ん これで来年までまた待たねばなりません。
昨年は確か5月2日がjustmeetだった!! ヤッパリ今年は開花が早かった。

PM 02:55 角田山山頂

Dscn9550          青空の下 真っ白な花を点けるヤマナシ

もう時間も遅いので誰も居ないかな?と思っていたところ5人ほどの方が・・・
山頂は大樹のエドヒガンザクラも残り花 ひとひらふたひら ふわりふわり。

持参の水を一口、喉を潤し再び花々眺めながら下山です。

P1010468            ハルユキノシタ

P1010461            ホタルカズラ  (今年最初)

他にも色々の花々 
サンカヨウ、チゴユリ ツクバネウツギ ウマノアシガタ ミミナグサ ニョイスミレ
・・・・・他他 

目的のヤマシャク 開花期間は2日ほど? 日程合せが難しい 
それでも一応ぎりぎり見る事が出来た!? 【角田山】 いつ来ても花が。

M 04:45 

随分日も長くなったなぁ~ 思いを新たにするジィ~ジです。

ジィ~ジ 【角田山】  11-27                   041

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2015年5月 7日 (木)

久しぶりに【鳴沢峰】周回

アッ! 気が付けば暇人ジィ~ジ3連荘です。

① 4月25日(土) 会山行参加  日本一小さな山脈 櫛形山脈縦走
② 4月26日(日) 個人山行  角田山 ヤマシャク(山芍薬)開花状況確認

そして
③ 4月27日(月) 

連日珍しいほどの好天続き (この先、悪いことが起きねば良いが)

同行は相方と美女2名 計 4名

AM 08:20 小山田 

Dscn9435           小山田 エドヒガンザクラの巨木  今年は既に葉桜

江戸時代から続く桜の名所。エドヒガン(アヅマヒガン)で、その数は250本を超える。
巨樹が多く、最大のものは、目の高さの幹周りが3m。 (国指定 天然記念物)

P1010415           シラネアオイ

蟹沢山中腹のこの一帯、桜が見事なのでジィ~ジ所属する山の会では通称
「花見山」と言っています。  標高は200m~250m

東屋や周遊路も整備され、花見シーズンには多くの観光客やカメラ愛好者が
訪れ賑わいを見せます。

我らは「花見山」から中越幹線の鉄塔を目指し前進です。
結構 急登なれど爽やかな風が心地よさを与えてくれます。

Dscn9439               花ワサビの群生

勿論、採収に余念の無い我らです。
他に 食べごろのの山ウド(4本のみ) タラの芽 も。 全て酒の肴に最高~
山頂へ向かうより山菜採りで大停滞の我らです。 花ワサビたっぷりとGet!!

稜線を登りあげると視界が開け、行く手の左側には五頭山塊の最高峰【菱ヶ岳】
そして雪を被った『飯豊連峰』が目に飛び込んできます。
眼下の阿賀野川【宝珠山】五頭山塊の端と意義づけています。
(ジィ~ジ達が居るのは菅名山塊)

AM 10:14 大谷山(644.9m)

Dscn9450            大谷山(649.9m)と前方に鳴沢峰

三角点と小さな鐘が下げられています。折角なので鐘を鳴らしてみるジィ~ジです。
平地から見ると阿賀野川の右側にピラミダルな鋭鋒として見える【鳴沢峰】が間近に
迫って見られます。

【大谷山】から若芽が燃えるブナ林の中の緩い道を下ると 台地状の『鹿返道』
この場所は『馬下保養センター』からの道との合流点。

AM 10:33ーAM 10:40 『鹿返道』

※16,7年前、降雪期会山行リーダーとして馬下保養センターを起点として3張の
テントを分担して担ぎ上げ【鳴沢峰】を目指し、登頂後この場所でテント毎、
鍋を囲んでの昼食としたした事が懐かしく思い起こされます。あの頃は若かった~

Dscn9456            鹿返道

周りは新緑映えるブナ林 吸い込む空気も旨そうな感じ!

この付近前後から足下は踏み場もないくらいのイワウチワロードとなります。

P1010423Dscn9459              イワウチワ

偶にピンクっぽいイワウチワも見られますが、大半は白い花弁のイワウチワ。
恰も今が我が世!?と咲き誇っている感がします。

『鹿返道』から標高差3~40mほど下り、今度は辛い220~230m登り返し!

AM 11:42-PM 00:32 鳴沢峰(879.9m)

丁度、お昼時、敷物を尻にランチタイムの始まりです。
眼下の阿賀野川(福島県では阿賀川)、【菱ヶ岳】から『飯豊連峰』の大展望
我ら4名で独占 。この上なき贅沢と思うジィ~ジです。
持参のランチ 一味 ふた味 旨味がアップ?

Dscn9460Dscn9461           鳴沢岳山頂にて

のんびり ランチを楽しんだ我らは最後の目的 【菅名岳】を目指し行動開始。

Dscn9464              谷合から涼風が吹き上げ快適

小さなアップダウンを繰り返しやがて【菅名岳】が目前に迫ってきます。

Dscn9465          キジムシロ

爽やかな心地よい微風と柔らかな陽光を受けながら快調に  
Dscn9466               菅名岳山頂手前は残雪が・・・

Dscn9468               雪解けの場所には色鮮やかなキクザキイチゲ

PM 01:18ーPM 01:42 菅名岳(909m)

菅名山塊の盟主とされる【菅名岳】山頂は、隣の【鳴沢峰】とは大違い!
カップル グループ 老若男女 20名ほどの方々が腰を下ろし思い思いに
山を楽しみ満足感溢れる顔をされているように見られます。
我らと反対隣の【大蔵山】から到着のパーティも山頂で『飯豊連峰』バックに
記念の一枚 (パチッ)

Dscn9470            陽光を背に受け寛ぐハイカーの皆さん

【菅名岳】は大賑わい。

持参の果物や甘味を口に、まったりタイムをenjoyする我らです。

下山は“丸山尾根” 下り始めから相当な激下り、傾斜がキツイ!
※ 雪深い降雪期の荒天時は要注意箇所!

Dscn9476            若葉燃えるブナの大木

ガンガン下ればやがて巾沢から‘どっぱら清水’への分岐 椿平に出ます。

Dscn9478            椿平 見事なブナ林

周辺は天まで届きそうなブナの美林が拡がっています。
林床はエゾユズリハで覆われています。

椿平からは傾斜もかなり緩くなるものの距離は長く感じます。

Dscn9479               ブナ巨木

3合目から真下に下る感じの枕木材利用の階段登山道。
高度差160mほど一気に下ります。足を踏み外せば大怪我間違いなし。
要 注意箇所です。更にこの日は幸いお目にかからなかったものの、しばしば
日光浴する マムシちゃんに遭遇することも・・。

Dscn9481           階段下る美女たち

一歩 一歩 足下に注意しながら下る 下る また下る。

PM 03:27 丸山尾根登山口

Dscn9483           菅名岳概略案内板

【鳴沢峰】への“五葉尾根コース”は林道工事の為、5月朔日から進入禁止。

丸山尾根登山口から小山田沢沿いの林道を10分程ジグザグに下れば
朝の出発点 小山田 。

ジィ~ジ久しぶり 10年位?の【鳴沢峰】。残雪“飯豊連峰”の大展望を
心行くまで眺め、ちょっぴり残雪歩行も楽しみ、タラの芽 山独活 花ワサビの
おまけ付き、そしてそれなりの歩き甲斐も・・・・
これ以上、望むもの有や? と思うジィ~ジです。   (この項 完)

                                       039

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2015年5月 2日 (土)

【櫛形山脈縦走】会山行参加+α

新潟平野の北部に位置する【櫛形山脈】は飯豊連峰を源とする加治川と胎内川に
両端を切られ、直線距離にして僅か13Km。
【櫛形山(568m)】を最高峰にするこの山並みが大日本帝国陸地測量部発行
(大正3年 1914年)日本最初の地形図「図版名:中条」では櫛形山脈と命名。
一日で縦走できる山脈。これを以て日本一小さな山脈と謳っているのです。

4月25日(土) 

今年も所属する山の会の定番会山行に参加のジィ~ジです。
参加者は何と!男性22名 女性39名 合計61名!!

AM 07:30 桜公園   集合(解散場所)

Dscn9354            集合時間前に続々と到着 出発準備

スタートは胎内観音登山口。  に分乗して登山口へ
担当リーダーI氏の挨拶と指示により行動開始。

AM 08:00 胎内観音登山口

Dscn9356           鳥坂山に向かって急登の登山道を・・・

この日のコース計画

胎内観音登山口ー鳥坂山(438.5m)-ユズリハノ峰(385m)-黒中山ー
板入りノ峰(420m)-坂井越ー飯角分岐(480m) 昼食ー櫛形山(568m)-
法印瀑分岐ー大峰山(399.5m)-(チェリーヒュッテ)ー巖文山(248m)-
桜公園登山口  
合計 歩行距離 約 13.7㎞ 所要時間 8時間30分(休憩含む)

4月なれども五月晴の様な絶好の登山日和。
60名の長い長い隊列は順調に進みます。

AM 09:02 鳥坂山山頂
Dscn9358            最初のピーク 鳥坂山(438.5m)

Dscn9360            青空に白く気高く咲くタムシバ

過っては香水の原料ともされたタムシバ、丁度見頃で凛とした風情。

Dscn9363             長い長~い隊列

ブナの若葉が生き生きと燃える新緑の下、フカフカの登山道を快適に 

AM 11:30-PM 00:20 飯角分岐 (昼食)

Dscn9366             ランチタイム

Dscn9369              ブナ林の緩いアップダウンの登山道 気持ち良い~

PM 00:50 櫛形山山頂

Dscn9371            主峰 櫛形山山頂

櫛形山山頂は“飯豊連峰”を眺めるVIEWPOINT。
一般登山者の方が大勢お昼を過ごしておられます。

【櫛形山】から“法印瀑分岐”そして【大峰山】までは長いアップダウンの連続

Dscn9374               盛り迎え反り返る カタクリロード 

Dscn9375              黄色は目立つ オオバキスミレの群落

他に少し離れシラネアオイの花も2株見られます。

Dscn9379            北緯38度通過点

【大峰山山頂】手前。 38度ライン日本海を隔てた先には南北朝鮮境界

PM 02:27 大峰山山頂

【大峰山】を目的とする登山者も多いので、ここでも登山者が10数人。

Dscn9380            飯豊連峰 左 朳差岳    ※ 拡大

山桜で名高い【大峰山】からログハウス風山小屋チェリーヒュッテの前を通り
願文山コースを下り最後のピーク【願文山(248m)】へ向かいます。

Dscn9384          橡平のヤマザクラ 

チェリーヒュッテ前の展望POINTから山桜の名所 橡平を眺めます。

橡平は オオオクチョウジザクラ オオミネザクラ カスミオクチョウジザクラ、
カスミオオヤマザクラ の4種類が学名登録されている貴重な場所。
40種以上の桜が自生し昭和9年国の天然記念物に指定され山腹一帯の景色は
雪模様に似ると形容されています。

Dscn9386                 満開のオオヤマザクラ

PM 03:20 願文山

ここが最後の休憩場所。日当たりのよい場所にはワラビも散見され、蕨採りに
夢中になる参加者も見られます。

【願文山(248m)】から急登の登山道を激下りし、桜公園に向かいます。
長い縦走路も最終POINTです。

PM 03:55 桜公園

Dscn9394              満開の花の下で寛ぐグループ

桜公園は開花時期に合せ百数十種に及ぶ桜が植えられ、次から次と変わった
珍しい花(桜)が見られます。

善正寺菊桜、梅護寺数珠掛桜 御衣黄 鬱金 etc etc

Dscn9393 Dscn9396
左 御衣黄                    右  鬱金

PM 04:05 桜公園 

Dscn9400            全員完歩 解散式前

桜公園で珍しい花々を嘆賞して担当リーダーI氏からの挨拶で解散です。
に分乗して胎内観音へマイカーを回収。
相方と同行同乗の二人の女性会員が待つ桜公園まで戻るジィ~ジです。

快晴 絶好の登山日和 60名の参加者で特に足並みを乱した会員も無く
全員無事に歩き通しリーダーも安堵したことだろうと思いを馳せるジィ~ジです。

過去 数回このコース(会山行)に参加。今年も歩けたことに感謝です。

注) 当日参加の女性会員Nさんの会HP投稿レポ⇒コチラ

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一応 連荘。

4月26日(日) 

目的は 開花状況の確認です。 場所は【角田山】の一角です。

結果的に開花状況はこんな具合。↓

P1010377            ヤマシャク

もうすぐ2日?3日後?に開きそう。 昨年は5月3日がジャスト見頃。
ヤッパリ今年は各段に開花が早そう!

この日、他に見られた花々の一部は以下の通りです。

P1010373                ラショウモンカズラ

これからは羅生門蔓が最盛期を迎えそう!!

あらっ!エビネももうすぐ咲きそう ↓

P1010398                   エビネ

他にも色々見られます。

P1010368            チャルメラソウ   終わり際

P1010391            キジムシロ

P1010395            ミミナグサ

P1010413                ホウチャクソウ

勿論 そこかしこに広がる

P1010378                チゴユリ

P1010384                タカトウダイ

P1010379                   ハルユキノシタ

他にも 色々見られます。

EX ムラサキケマン キケマン エンレイソウ トキワイカリソウ サンカヨウ
ヒトリシズカ モミジカラマツ   ・・・・・

Dscn9422              ヤマザクラ

サクラ尾根コース 象徴のヤマザクラ 満開過ぎて花吹雪。
地べたは一面のピンクに染まる花筵。

~ん 【角田山】 何時もながらの花の山  
毎日通う人の気持ちも理解できそう!    

珍しく水だけ持参、流石に空身できても空腹感は覚えます。

久しぶりにお昼は外食。偶の外食?も新鮮味が感じられ良いもんだ!

様々な花を楽しみ、空腹もしっかり満たされ、良き半日過ごせたジィ~ジです。

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