無雪の関越自動車新潟西ICから僅か1時間強、越後魚沼地方はその名も名高い
“魚沼コシヒカリ”の産地であり、またその根源を為すは雪解けの清冽な水。
豪雪地帯としてもつとに有名で周囲の様子は新潟市と激変です。
3月中旬 過ぎ去りゆく雪山遊び楽しむべく長岡の岳友Tさんグループ5名と
ジィ~ジの仲間達5名 同行計 10名
除雪された雪の壁が家の軒より高く
3月16日(月) 晴(薄曇り)
この日の予定コースは【大力山(504m)】~【黒禿の頭(772m)】
AM 09:40 宝泉寺登山口
宝泉寺登山口 背丈より遥かに高い積雪
カンジキ背中にしてスタート
歩き始め暫くして同行Yさんの長靴にトラブル発生 10分程応急手当。
予報に反してイマイチ、靄~ッとスッキリしません。(暖気の所為?)
眼下に広がる魚沼コシヒカリ穀倉地帯 魚沼市
AM 10:50-11:05 大力山(504m)山頂
山頂休憩所 東屋は雪に埋まって
周辺の積雪量 約3m強?
山頂には先達の地元の方が数名。(いずれもご婦人) 「また来てください~」と。
本当の山頂【大力山(504m)】は四阿屋よりも少し先です。
給水タイムを取って目的の【黒禿の頭(772m)】を目指します。
先日来の暖気で積雪も緩み割れがあちこち散見、2,3日前はその上に新雪。
先頭の長岡Tさん、慎重にルートファインディングしながら前進。
板木城跡分岐からは、ジィ~ジも初めてのルート、アップダウンが続きます。
PM 00:42-01:22 黒禿の頭 手前 672.8mP付近
雪庇張り出す痩せ尾根
雪山熟達者の強者は【黒禿の頭】からその先【笠倉山(907m)】へアタックを
試みるようですが・・・我々はとてもとても。。。
この先 前進不可 滑落危険性大
【黒禿の頭(772m)】まで残り15分~20分弱の地点。
痩せ尾根の雪庇はブロック状にクラックが入りこれ以上の前進は不可と判断。
少し戻り雪のテーブルを造って恒例のランチタイムに・・・
ランチの一部
前方には左から八海山、中ノ岳、駒ヶ岳(通称 ハ・ナ・コ さん)が望まれるも
時間的に逆光、おまけに少しボヤ~ッ (残念 好展望POINTなのだけど)
目を転ずれば下権現堂山 上権現堂山 毛猛山塊 浅草岳・・(一寸霞んで)
次から次、年季の入った家庭料理の数々が所狭しと並びます。
マッタ~りと至福の時を過ごし、途中まで往路を下山です。
所々真下に下るような急勾配
こんな急な所を登ったっけ!?
残雪の中に、黄色のマンサクの花が自己主張 春来たぞ! と。
何処を渡れば良いのやら・・・ 落ちれば大変
しっかり足下を観ながら慎重に下ります。
振り返れば越後の秀峰 越後三山 快晴であればなぁ~
右 八海山 中央奥 中ノ岳 左奥 越後駒ヶ岳
周辺は急峻な地形も多々、雪崩の痕跡があちこちで見られます。
ブロック雪崩 表層雪崩の跡そこ彼処
視力2.0?のT氏、数百m離れている場所を指さし 「カモシカ2頭いるよ!」
勿論 殆どの皆さん定かには確認できません。
相方が持参のコンデジでズームアップしてみると・・まぎれも無く!
親子? 夫婦? 2頭のカモシカ ズームアップ
下山は途中の板木城跡分岐から左折です。
残雪の気持の良い稜線歩き、【大力山】山頂方向も右手斜めに・・・
城山トンネル目がけて銘々、ガンガン下山 好きな所を歩ける雪山の楽しみ!
城山トンネル目指して
PM 0:4:10 干溝集落
干溝 宝泉寺へ向かって
カンジキ脱いで登山口の宝泉寺へ向かう我らです。
【大力山】は近年VIEWPOINTとしてマスメディアにもしばしば取り上げられ
今まで時期を問わず数回訪れたジィ~ジ、おまけに【黒禿の頭】は初めて!
暖気の所為か?最大の売り物 大展望だけが一寸残念
024
登山口から2台の
は今宵の塒 大湯温泉に向かって

広々とした温泉の大浴場で思う存分手足を伸ばし、極楽 極楽
夕食は
飲み放題
食べ放題。
民宿よりも安いI園グループの格安プラン。(飲み食い多忙
撮り忘れ)
部屋に戻ってまたまた飲み直し、山談義に花が咲く我らです。

★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・
3月17日(火) 
目覚めて朝ぶろに浸かり、朝食バイキング(和・洋)
目一杯腹に詰め込む食い意地張ったジィ~ジです。
皆で 今日は何処へ行く? あそこが良いわ! 今日は楽な所が・・・
とどのつまり、長岡方面へ戻って蓬平温泉から登る【大峰山】に!
AM 10:20 蓬平郵便局
蓬平温泉を流れる太田川の支流橋を渡り急登の雪壁に取付き登山開始。
前日と変わり空は快晴、青空が純白の雪により濃く感じます。
快晴の空の下 真っ白な雪原を前進
眼下の蓬平温泉と対峙する猿倉山(679m)
2.3日前に何人か歩いたであろう、そのトレースが薄らと残っています。
振り返れば越後三山の全貌が目に Beautiful!!
我が眼にはしっかり見てとる事が出来るものの、コンデジでは少し無理?
山頂手前で無名峰から登って来たTさん旧知の単独行氏と遭遇状況確認立ち話。
PM 00:25-01:25 大峰山山頂
雪のテーブルで簡単ランチ
この日は菓子パンとコーヒーなど簡単なお昼です。
山頂の枯れ木の佇むTさん
山頂からは長岡東山連山も間近に見られ、【三ノ峠山】を同定します。
ビロビロ~ 黄色の花マンサク
寒くも無くゆっくりと四周を眺めノンビリ過ごす我らです。
下山は忠実に往路を辿りますがTさんは次回に備え別ルートも模索。
小さなアップダウンワカン歩行は快適
小さなアップダウンがあってもキツイ登り返しが殆ど無いので下山は早い!
PM 02:28 蓬平郵便局
太田川支流に注ぎ込む小さな滝
雪山冬季限定の山、越後三山始め展望の山 ジィ~ジにとって初めての山
爽やかな気持を味わえた山歩きに大満足。
025
気心知れた仲間たちと二日間たっぷり雪山堪能満喫 これ以上望むもの無し。
腰が痛い、膝が痛いと言いながらも歩けることに感謝です。
同行の仲間たち、急いで自宅へ戻らねばならぬ要件有る人皆無。暇人集団。
Tさんから【萱峠】 赤道の三ノ峠小屋手前付近で赤いマンサクの花がるよ!
最後のおまけ?
長岡市営ファミリー牧場へ向かいます。
少し潜る雪原をツボ足で30分程 有りました 有りました
珍しいアカハナマンサク (ベニバナマンサク)
おまけのベニバナマンサクも観て、長岡市赤城コマランド手前の
で
又の再会を約して長岡の皆さんとお別れです。
一路 長岡バイパスから関越自動車道見附ICから家路に向かって

良き山友に恵まれ、有難く思うジィ~ジです。 (完)
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