ここ一ヶ月ほど前から、なんとなく久しぶりに紅葉時の朝日連峰の何処かの山を
歩きたいなぁ~との思いが強くあったジィ~ジ。
(いつも 行先は相方任せ、ジィ~ジからは滅多に行き先には言及しないのです)
今回は、相方もすんなりジィ~ジの希望を取り入れてくれます。
10月1日(水)
古寺鉱泉朝陽館
橋が架かる下に流れる渓流は古寺川 。
古寺鉱泉 浴槽(1カ所)は男女交互に
薪で加熱、熱いと冷たい源泉をくべて湯加減を調節。
夕食
ゼンマイ、山葡萄漬けダイコン、ブナハリタケ、独活、岩魚、蕨、山形地元料理ダシ
なめこ味噌汁 山形米 他 これが又 どれも 旨ッ!
昭和12年に開業とのこと。35名宿泊可能。
この日は連泊と言う九州からのご夫婦、東京からの3人グループ、姫路からの男性
鳥原山の管理人鈴木さんと男性一名、他にも男性客1名と我ら4名 12名 13名?
宿の気さくなご主人から料理の説明、天気予報と山の概要・水場状況等の丁寧な
説明があります。
我らは2階の川に面した新しい部屋を当てがわれ、雨と紛う沢音聞きながら

10月2日(木) 
朝陽館の朝
同宿していた鳥原山の管理人鈴木氏は
「5時半くらいから明るくなるので、ヘッデン点けて歩くより効率が良いですよ」と。
彼のアドバイスに従って明るくなるのを待ってゆっくりと朝陽館から古寺川に沿って
ゆっくりと歩き始める我らです。
◎ 行程
朝陽館(5:30)~一服清水(6:45-6:50)~ハナマキ峰・日暮沢分岐(6:57)
~三沢清水(7:30-7:35)~古寺山(8:00-8:10)~小朝日岳分岐(8:40)
~小朝日岳(8:54)~小朝日岳分岐(9:17)~銀玉水(10:02-10:10)~
大朝日岳避難小屋(10:40-10:50)~大朝日岳(11:03-11:55)~
大朝日岳避難小屋(12::05-12:15)~銀玉水(12:40-12:50)~
小朝日岳分岐(13:25)~古寺山(14:15-14:20)~ハナマキ峰(15:08)~
一服清水(15:17)~古寺鉱泉(16:15)
所要時間 9時間45分 実質歩行時間 約 8時間
◎ 同行
女性3名 ジィ~ジ 計 4名
◎ 途中の様子
合体の樹 ブナとヒメゴヨウ
東方の山間から6:05 朝日が昇り始め周辺の木々は明るさを増します。
モミジ
朝日を受けた紅葉・黄葉の中を気持ちよく
一服清水で水を口に含み、更に暫く進めばハナヌキ峰(1196m)。
一服清水はハナヌキ峰中腹からの湧水です。 一服清水は休憩ポイント。
古寺鉱泉からここまでジィ~ジにとっては初めての道だったのです。
10数年前、
(日暮沢…清太岩山…竜門山(泊)…西朝日岳…大朝日岳…小朝日岳…
古寺山…ハナヌキ峰…日暮沢) 歩いたことが有ります。
一服清水からは少し急登の道が古寺山に向かって続きます。
古寺山の手前には三ノ沢上部からホースで引いている三沢清水(さんざしみず)が。
ブナの大木に真っ赤な葉が、巻き付いて
三沢清水、降雪期にはホースが取り外されます。
少し先へ進み振り返れば、名峰【月山】が堂々と姿よろしく眺められます。
【月山】
AM 8:00 古寺山
古寺山に近づくとまわりの木々の背丈も低くなり、高山の雰囲気が出始め、小朝日岳
大朝日岳の展望が眼前にパ~ッと広がりだします。
古寺山(1501m) から小朝日岳は指呼の間
展望も良し!休憩一本取ります。
足下のオヤマリンドウ
小朝日 大朝日 西朝日 真っ赤に燃える紅葉 ※ 拡大
小朝日岳に向かうジィ~ジです。
尖って見えるのは【障子ヶ岳】
AM 8:54 小朝日岳
大朝日岳避難小屋で泊まり下山中のパーティ
小朝日岳をバックのジィ~ジ ※ 拡大
大朝日岳に向かって一旦下山 ※ 拡大

( 写真 左 クロバナカメバヒキオコシ 右 ミヤマクルマバナ ) ※ 拡大
紅葉樹林の彼方には目的の大朝日岳から西朝日岳、竜門山、… Beautiful
小朝日岳下って振り返る ※ 拡大
~ん 赤い!! 真っ赤だなぁ~ ♪~ ※ 拡大
赤く染まる山肌 小朝日振り返る ※ 拡大


気持の良い稜線漫歩が続きます。
谷間にはこの時期にまだ残雪も見られます。万年雪?
AM 10:02 銀玉水

朝日連峰一旨いと言われる湧水“銀玉水”
アキノキリンソウ
“銀玉水”からは山頂に向かって緩い長いザレ場の道が伸びています。
( 写真 左 ミヤマコウゾリナ 右 ヨツバヒヨドリ ) ※ 拡大
( 写真 左 ヤマハハコ 右 ナンブタカネアザミ? ) ※ 拡大
“銀玉水” 【小朝日岳】 来し方を振り返る ※ 拡大
AM 10:40ー10:50 大朝日岳避難小屋
大朝日岳避難小屋前の鈴
西朝日岳、寒江山、相模山 ・・・稜線がクッキリと眺められます。
小屋の管理人氏と挨拶交わし、暫し立ち話しながら休憩とします。
小屋から山頂まではCT15分程度。

( 写真 左 タカネナデシコ 右 マツムシソウ ) ※ 拡大
小屋前にはそよ吹く風を受けて沢山のタカネナデシコが揺れています。
AM 11・02-11:50 大朝日岳山頂
山頂から平岩山方面 ピラミダルな鋭鋒は祝瓶山
13,4年前、
(会山行、小国五味沢から延々と平岩山…大朝日岳(泊)…竜門山…
寒江山…相模山立寄り…以東岳(泊)) 朝日連峰全山縦走参加。
中ツル尾根方面
5,6年前、
(朝日鉱泉前から日帰りで鳥原山…小朝日岳…大朝日岳…そして下山は
結構長く感じた中ツル尾根下ったこともあり。)
大朝日岳山頂 (1870m)
山頂には単独行氏が休憩中、記念の集合写真シャッターを落として貰います。
やがて直ぐに彼は下山を開始。
日本百名山【大朝日岳(1870m)】 我ら4人で贅沢にも独占です。
風も無く気持の良い山頂で簡単なお昼を時間かけて楽しみます。
山頂でジィ~ジ
小一時間まったりお昼を取っていると、何と!5時前に五味沢を出てきたと言う
単独行氏が汗を流しながら到着。7時間以上かけて登ってきたのに、休憩したら
往路を下山するとのこと。恐ろしいほどの体力の持ち主。
やがて帰り時間も有るので、我々も下山開始です。
( 写真 左 コケモモ 実 右 ナナカマド 実 ) ※ 拡大
小石ゴロゴロ、ザレ場の道を小屋に向かって下ります。

大朝日岳避難小屋管理人氏
避難小屋の修理をしていた管理人さんと立ち話。
前日の泊り客は10数人だった由。 因みに朝日連峰避難小屋利用料¥1,500
其処へ鳥原山管理人の鈴木さん、単独行氏と到着。
古寺鉱泉で連泊の予定とか。
朝日嶽神社奥宮
紅葉楽しみながら往路を下山 ※ 拡大
紅葉樹林に囲まれた“銀玉水”
持参のペッドボトル2本、テルモス 銘々帰宅してからのコーヒー、お茶用に
水を汲みとります。勿論その場でゴクン ゴクンと喉を潤します。
小朝日岳に向かって
名残惜しく振り返ってばかり
古寺鉱泉で同宿だった東京からの3人パーティが山頂目指し登って来ます。
大朝日岳山頂避難小屋で宿泊です。

小朝日岳 紅葉 ※ 上記2枚 拡大
PM 1:25 小朝日岳巻道分岐
黄葉 紅葉
紅葉に彩られた巻道
巻き道通過中、仙台の山の会15名とスライド。
避難小屋泊りで予定は翌日は以東岳までの縦走とか・・・ 天気の具合
?
小朝日岳に向かってヘリコプターが
小朝日岳から大朝日岳方向に向かって、下方から山を抱くようにガスが湧きだして・・・
草燃えてる~
( 写真 左 ミヤマシシウド 右 ミヤマトリカブト ) ※ 拡大
ダケカンバの幹も映えて ※ 拡大
PM 2:15 古寺山
古寺山標識
綺麗! ※ 拡大
食べる事、厳禁 ツキヨタケ
一服清水
下りになると、こんなに急だったかな?といつも思うジィ~ジです。
PM 4:15 古寺鉱泉
古寺鉱泉
デポしておいた荷を受け取り、礼を言って鉱泉を辞す我らです。
オニシオガマ ピント合わず
登山口 Ⓟ
Ⓟで古寺鉱泉のご主人とばったり出会い、世話になりました、無事下山しました。
又、美味しい料理を食べに来ますと、礼を述べて
に乗ります。
少しうす暗くなってきた道を、大井沢に向かうジィ~ジです。
汗を流す立寄りは 大井沢 湯ったり館。 湯船に浸り満足感に浸ります。
ほぼ紅葉ジャストミート?そして日帰りにしてはそれなりのロングコースを
無事に歩き通せたことに感謝と幸せを味わえたジィ~ジです。
大井沢集落で名物の蕎麦を夕食にと思っていたものの、夕方の時間に客など
居るわけも無く、どの店も既に店じまい。
空腹は我慢して鶴岡市の回転ずし。 回転ずしにしては想定外に旨かった。
腹も満たされ、相方の運転で一路、新潟目指します。
車のフロントガラスに雨滴がポツン ポツン
やがて音立てるほど
新潟に戻るまで、
運転に支障をきたすほど・・・
長い道のり 9時半過ぎに自宅着。 来年も挑戦したいけど年だから・・・
紅葉の大朝日岳 (完) 92
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