ピストンです。伝説の山【下権現堂山~上権現堂山】
関越自動車道小出IC付近を走れば、下権現堂山(897㍍)のピークと
その先に続くなだらかに見える尾根、そしてその先にポコッと聳えるピーク
上権現岳(998㍍)。多くの方が車窓から目にすること、しばしばと思われます。
※ 写真は(社)魚沼市観光協会HP借用です。
下権現堂山・上権現堂山・更にその先の唐松山は越後三山前衛の山とも
謂われます。
5月19日(日) ![]()
丁度1週間前には、所属する山の会で、“会山行権現堂山縦走”として
実施されたものの、都合がつかづ参加出来なかったジィ~ジです。
会山行のレポは所属する山の会のHP⇒コ・チ・ラ
この日 珍しく?相方と二人だけの山歩きです。
8時20分 長松集落 戸隠神社登山口
(写真 左) 下権現堂山~唐松山概念図 ※ 拡大
(写真 右) 戸隠神社 ※ 拡大
戸隠神社は勿論 信州戸隠神社の分社です。
権現堂山、銘々由来は、ここに戸隠神社奥社の九頭竜神社のご祭神である
九頭竜権現木像が安置されていることに依る様です。
10年以上も前、ジィ~ジ2度、3度?当時の会山行に参加するもその後
この日まで随分とご無沙汰です。
(写真 左) 境内や登山道脇に群生するカタクリ ※ 拡大
(写真 右) 幸子さんの歌で知られるユキツバキ ※ 拡大
車窓からいつも眺める優しそうな山も、意外と急登の連続なのです。
5月にしては珍しく陽射しも強く、稜線歩きは遮るものとてないのです。
おまけにここ10日間ほど、いい歳しながら自らがまいた種とは言え、精神的にも
かなりダメージを受けている状態で、それが如実に身体にも表れている?
汗は吹きだす
足は上がらず・・・ 喘ぎ喘ぎ12,3分前進。
業の秤
一気に登りあげれば眼下には魚沼の田園が望まれます。
色鮮やかな イワカガミ
(写真 左) SOS 解りません マルバアオダモ(感謝) ※ 拡大
(写真 右) SOS ムシカリでもないし?オトコヨウゾメ(感謝) ※ 拡大
吹きだす汗を拭う元気も無いものの目を転ずれば (越後三山)。
4合目付近からは漸く勾配も緩くなり、新緑燃えるブナの林が拡がります。
傍らの倒木に腰を下ろし、噴き出る汗を拭うジィ~ジです。
ブナ林を吹き抜ける風が心地よいものの、肉体的、精神的疲労?重たく
この先が些か思いやられます。
ブナの新緑
周囲がブナの木で覆われた急登の登山道が待ってます。
9時35分 弥三郎清水
巨岩の下から滾々と湧き出る弥三郎清水
標高約780㍍の地点から湧き出る伝説の水は、冷たくて美味 正に 甘露也。
弥三郎清水から岩混じりの急登の道を回り込んで20分ほど高度を上げます。
10時05分ー10時25分 下権現堂山(896.6㍍)
(写真 左) 岩の上の小さな石祠 ※ 拡大
(写真 右) 下権現堂山山頂標識 ※ 拡大
途中で下山する地元の登山者2人、擦れ違ったものの山頂は我ら二人のみ。
どうも精神的に気乗りがしない。ここで帰ろうか!早目のお昼にしようか!
相方 「下山してもいいよ。好きなように決めて!!」
ジィ~ジ「どっちにしろ少し先の涼しい場所まで行こう」
前方に上権現岳 中央奥 毛猛三山
上権現堂山への道程は把握できるものの、この日一人も歩いた足跡見当たりません。
1週間前の会山行26名も歩いたのに、ここまで来たのに戻るも一寸癪(笑)
とは言え、何となく気力も湧かない 長々と逡巡するジィ~ジです。
其処へ地元からと言う、若者単独行氏が近づいてきます。
問えば上権現まで行くつもりと。上権現に向かって一旦急な道を下って行きます。
下山に傾いていたジィ~ジ 根がへそ曲がり!!「上権現岳まで行こう」
激下り、そして登り返しアップダウンの連続で稜線を辿ります。
左側は崖
足元にピンクのイワウチワ
尾根の中間地点で先刻の地元の若人が岩にもたれかかって休憩中。
「足が痛いのでここで引き返します。」 暫くして往路を戻って行きます。
我らは前進あるのみ。。。。
ブナ林が隣接する場所には登山道でたっぷり残雪が残っています。
目前に迫った上権現堂山
調子がイマイチ、最後の残雪上の登りが心身疲労の老体には重く堪えます。
あとは 気力だけが頼りです。
見晴らしの利くところにザックをデポして山頂に向かいます。
山頂目前
11時50分-12時20分 上権現堂山(997.6㍍)
上権現堂山山頂
以前来た時、山頂からの展望は樹林帯で得られなかった?現在は樹木が一部
伐採され、越後三山はじめ周囲の山々が望まれます。
残雪の雪原が拡がる広い山頂の先には、猫又伝説が残る猫岩、その先に唐松山
更に前方に毛猛岳・・・連なる山々が望まれます。(もう少しスッキリ晴れていれば)
会山行は借上げバスなので、この先へ少し進み手ノ又登山口へ激下りですが、
我らは車の回収が出来ないので往路を戻らねばなりません。
丁度お昼、ザックをデポした木陰で特段の会話もないまま空腹を満たします。
腹も見たされ下山の開始です。周辺には好きなタムシバの白い花も多数。
戻るは下権現堂山
下山する相方 後方に上権現堂山
中間?の中越からの下山路あるも残雪深くトレースも無く、情況把握出来ないので
忠実に往路を辿ります。
途中の小ピークの岩
上権現堂山に向かってアップダウンの稜線を辿ります。
最後はガックンと下って残雪のキツイ登り返しが待ってます。
13時32分 下権現堂山
下権現堂山
山頂周辺の残雪の上には多数の足跡が見られます。
どうやらここまでの登山者が多かったようですが、もう誰も見られません。
登りの時、かなり急峻と感じられた登山道、下りは尚更の事、傾斜がきつく
思われ、加齢による経年劣化と長年の無茶な下りの歩き方で治療中の膝には
負担が重くのしかかり、下山は慎重にならざるを得ないジィ~ジです。
眼下に広がる残雪のブナ林が見事。Beautiful!!
弥三郎清水で清水を汲んで下ります。
色鮮やかユキグニミツバツツジ
越後三山眺めながら下山する相方
(写真 左) ツクバネウツギ ※ 拡大
(写真 右) トキワイカリソウ ※ 拡大
登山口に近づくと雪解けが終わったばかりの斜面にはゼンマイの株も散見。
13時50分 戸隠神社登山口
戸隠神社登山口の鐘
赤い鳥居とミズバショウ戸隠渓流歴史公園
Ⓟには20人近い登山者が丁度マイクロバスに乗り込むところ。
皆さん下権現堂山までだったのでしょう。新潟の何処かのグループ?
靴を履き替え、荷物を車に積み込んでいる時にポツッ ポツッ・・・
雨が当たりだしてきます。丁度良い時に下山できラッキー ラッキー
それでも本格的な
にはならないようです。
10数年ぶりの権現堂山 いつもに増して疲労感覚えたジィ~ジです。
ヤッパリ歳なのか?鍛え方が足りないのか?精神上の問題か?
少々凹み気味の一日となったジィ~ジです。 (この項 完)
附)
会山行 参加の会友のブログ コチラとコチラ 伝説と山名由来詳細に。
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登山口の宝泉寺に向かって
今年 2013 3.12 同じ場所
石仏(三十三観世音菩薩)佇む登山道
青空に新緑が眩しい

大力山山頂東屋にて記念集合写真
2013.3.12 この時は、東家の屋根のみ露出 積雪約4m
振り返れば 米どころ 魚沼の田圃
前進する参加者の皆さん


AM8:30 角田岬灯台の様子
アマドコロ 茎が角ばっているので多分
ホタルカズラ



クルマバソウ

散り終えた ヤマシャク(山芍薬)

群生状態
ラショウモンカズラ



ハルカラマツ?
エビネ
マムシグサ

定員 250名 ジェットフォイル
アオネバ渓谷登山口






道の両脇には至る処にシラネアオイ 



希少種 ヤマトグサ

勿論 シラネアオイまだまだ
ユキワリソウとカタクリ競演





カタクリも群生



アオネバ十字路
固く締まった多量の残雪
ミズバショウ
美味しそう
アマナ
ザゼンソウ
海を越え、遥か彼方の朝日連峰 飯豊連峰
中央最奥 金剛山
中央奥に金北山

ドンデン山
赤く染まる夕日の日本海
菱ヶ岳登山口
ブナの新緑が目に優しく映えます。
山頂方面はガスって
残雪のトラバース道 (一寸 要注意)
山頂までは未だひとやま、ふたやま

五頭山かなり近づいて
菱ヶ岳

三ノ峰避難小屋 残雪融け本体姿を現す
残雪は見られない7合目
登山口に到着の相方

イワウチワ



加茂市第二水源地から登山口向かう仲間たち
3合目 休憩地
大栃平クリアー
急登に架かるアルミ梯子3段
砥沢避難小屋
粟ヶ岳山頂は中央の右ピーク
粟ヶ岳山頂
山頂で寛ぐ多数の登山者
山頂から対峙する残雪の守門岳
残雪の大ブロック 中央に越後白山
残雪と春を告げる黄色のマンサク (ピンボケ)
下山の開始
タムシバ
オオカメノキ
陽射しを浴びながら登山口へ







イッポンコゴメ (アカコゴメ)
指導のY先生と二人の孫娘
相方先頭に、海抜0㍍から灯台目指す

相方と娘一家
広い山頂 寛ぐハイカー
青空にエドヒガンザクラ
この日のお昼







娘の旦那氏先頭に角田浜Ⓟに戻る
ご飯は当然の如く2杯頂くジィ~ジ









雷鳥 ズームアップ 眼の縁 赤いようなので♂? 
奥大日岳の大雪庇を撮影
Grapefruitでも食べましょう
薬師岳・弥陀ヶ原眺めながら再度下山の開始
ジィ~ジ大好きな奥大日岳何度も振り返りながら
室堂ターミナル
ターミナル 雪の大谷見物の観光客
この先が今年の最高点 18m
ケーブル到着

待機中の観光客

大日岳と弥陀ヶ原の雪原に切られたバスルート 車窓より
車窓から見る“雪の大谷”
観光客の一部
一の越 手前付近
北ア 表銀座をバックに記念の一枚


立山三山縦走路、左手は立山三山(別山2,880㍍)
奥大日岳眺めながら下山 中央は室堂山荘
午後の陽射しを浴びながら今夜の宿に向かう仲間達
少し登って下り登り返せばネグラ 雷鳥荘


夕日の奥大日岳楽しむ登山者やスキー客 *少し遅かった

モデルになって呉れたオネエちゃん (逆光補正)
地獄谷の蒸気ガスとジィ~ジ 逆光補正
酒どころ 越後 ふなぐち菊水 一番しぼり三兄弟
5合目 石地蔵様の笠に陽が当たる。



山頂広場と娘さん3人連れ





ヒメオドリコソウ
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