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2012年8月

2012年8月31日 (金)

信州の山【尼巌山~奇妙山】

近所の赤鬼さんから声が掛り、信州へ遠征です。

赤鬼さんとジィ~ジ 二人の髭爺に同行は相方含め美女4名 計6名
赤鬼さんの車で一路 北陸道から上信越道長野ICを目指します。

8月25日(土)

今回の目的の山は、尼巌山(780.9m) 奇妙山(1099.5m)の二座です。

松代東条の岩沢集落の民家最奥越えたところが登山口。

8時35分 岩沢登山口

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(写真 左) 春には東条あんず(杏)の花で彩られると言う。<拡大>
(写真 右) 登山口の古い石仏2体 <拡大>

Ⓟは精々車が2~3台程度しか停めれません。
マップポストには登山届とトレッキングマップが入れられています。

Dscn0953                       尼巌山

先ず向かうは尼巌山(あまかざりやま) 雨飾山  巌=普通は、けわしい いわお
日本語は難解です。そしてその分 日本人は優秀です。

早速、尼厳山に向かって歩き出します。
この時期は、暑いせいか?ハイカー少なく、草が生い茂り道を塞いでいる場所も。
それなりに山頂へ向かって急登の道が続き、途中には巨岩も盛られます。

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(写真 左) 奇妙山への分岐標識 <拡大>
(写真 右) 楢 樹林帯の急登   <拡大>

9時22分 尼厳山山頂

Dscn0958                        尼巌山山頂 <拡大>

Dscn0957                     尼巌城址説明板  <拡大>

尼厳山は東条氏の山城跡 自然を利用した石塁など、今なお面影感じます。
謙信・信玄 川中島の合戦場も眼下です。
山頂からは、長野市善光寺平から北信五岳そして北アルプスも望めますが
残暑厳しく夏靄もかかり撮影条件としては少々 

山頂で展望を楽しみ、急な道を一挙に下ります。
古の甲冑武者は強靭な体力を持っていたんだなぁ~と今更ながら感心。

下りきれば、平坦な笹藪拡がる道に変わります。周辺は杉林が拡がります。

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(写真 左) 出会い石 *農業大学校(大室側コース)の合流点 <拡大>
(写真 右) 樹林帯の中に切られた登山道 <拡大>

“出会い石”から北尾根を山頂へ向かいます。
直射日光は遮られるものの、風も無く、暑い 暑い!

11時05分ー12時05分 奇妙山山頂

Dscn0966                       奇妙山山頂

山頂は台地状 大きな石の碑や、石祠が置かれています。
漸く木々の梢を通り抜ける心地よい微風を感じます。
美女軍団持ち寄りの美味な手料理で少し早目のマッタリ~お昼を取ります。  Dscn0969                      山頂より善光寺平

尼厳山同様、樹林帯の窓からは長野市街地、千曲川と北信五岳や北アの一部。
爽やかな微風を受けながら至福のひと時過ごす我らです。

下山は途中まで往路と同じ。

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(写真 左) 高見岩   <拡大>
(写真 右) 高見岩からの俯瞰 眼前に尼巌山 <拡大>

“出会いの石”を左に分けて、尼厳山登山道を左折 岩場も有る道を下ります。
下るにつれ杉林が目に入り、里が近いこと感じます。

13時00分 岩沢登山口

Dscn0972                        岩沢集落登山口へ

途中で出会った花の一部です。他にもムラサキツユクサやヘクソカズラ、クズ etc。

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(写真 左)  ? SOS    <拡大>
(写真 右) ゲンノショウコ  <拡大>

厳しい残暑の真っ最中 汗しとど びっしょり   

汗を流すべく、近くの♨ 松代温泉 国民宿舎 松代荘へ  

Dscn0976                         松代荘

幾ら残暑が厳しくも、お湯に浸り手足を伸ばせば疲れも吹っ飛び気分も爽快。

Dscn0978                  左 尼厳山 中央奥 奇妙山

この日歩いた山並みを見ながら、赤鬼隊長運転で長野ICへ・・・・
長野ICから暫くして途中 小布施SA 道の駅へ立ち寄り。

経験豊富な美女4人 道の駅 オアシスで夕餉の食材やリンゴなど小布施近郊の
地物しこたま購入します。(かなり安くお買い得)

一連の予定が終了、あとは無事に帰るだけ。
赤鬼さんはドライブテクニックが達者です。
美女4人のお喋りもジィ~ジには上の空、うつらうつらしながらジィ~ジは夢心地。

 信州 里山歩きの 一日 この項 (完)

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2012年8月28日 (火)

【レンゲショウマの御岳山】+【大岳山】

日本特産 一属一種の花 レンゲショウマ(蓮華升麻) 今年も見たくて。
       *昨年のレポ ⇒ コチラ

ナビで目的地を入れると、我が家から片道310㌔の遠距離。(結構遠~い)

8月21日(日) 

早朝5時、我が家を出発 同行は相方の他、美女3名 計5名。
北陸道・関越道・圏央道・・途中SAで軽く朝食取って・・

8時45分 滝本駅 ~9時30分 御岳山駅 (831m)

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(写真 左) 朝から賑わう滝本駅  <拡大>   
(写真 右) ケーブル山頂 御岳山駅 <拡大>

平日とは言え、関東の著名な山、レンゲショウマの開花時 混雑当たり前!?

10時00分 武蔵御嶽神社 (929m)

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(写真 左) 神代欅      <拡大>
(写真 右) 武蔵御嶽神社  <拡大> 

レンゲショウマの群生地は、経験上の判断で多分この時間は激混みだろう?と。
先ずは簡易舗装の参道を武蔵御嶽神社に向かって歩きます。

ビジターセンター先の講中宿泊所 宿坊が何軒も、そして土産物さんも。。。

日本武尊縁の御岳山神社に参拝し、随身門脇から“長尾平”入口を目指します。
(御嶽神社境内にも、レンゲショウマ 何株も見られます。)

“長尾平”は [ハセツネカップ] 第三関門地点。それを記念して碑が設置。

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(写真 左) 長谷川 恒男 没後20年 記念石碑全貌 <拡大>
(写真 右) 長谷川 恒男 石碑              <拡大>

ここまで来る間、宿坊 旅館の植え込みや、参拝道の石塁で見かけた花達です。

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(写真 左) タカオヒゴタイ    <拡大>
(写真 右) フシグロセンノウ  <拡大>

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(写真 左) ヤマジノホトトギス   <拡大>
(写真 右) シユウカイドウ      <拡大>

“長尾平”から一旦、ガンガンと標高差約200m程下り、ロックガーデンへ。

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(写真 左) 七代の滝   <拡大>
(写真 右) 天狗岩    <拡大>

“七代の滝”から先、長い長い鉄梯子の登り返しも待ち受けています。
長い鉄梯子を登りきると“天狗岩”  岩の上には小さな天狗像が設置。

マイナスイオン浴びながら、苔むした奇岩、巨岩連なる山あいの渓流、
涼しい風を受けながら“ロックガーデン” 1.5㌔程歩きます。

11時30分ー12時05分  昼食(ランチ)

沢沿いの石の上に腰掛け、涼風を受けながら、お昼とします。
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(写真 左) お昼 おかずの一部   <拡大>
(写真 右) 爽やかな風受けながら寛ぐハイカー  <拡大>

お昼を終えて前進すれば、直ぐ眼前に “綾広の滝”が現れます。

Dscn0911        綾広の滝  巨岩とマイナスイオン浴びて涼むハイカー <拡大>

ロックガーデン この付近で見られた花々です。 

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(写真 左) タケニグサ   <拡大>
(写真 右) ? SOS         <拡大>

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(写真 左) タマガワホトトギス  <拡大>
(写真 右) ジャコウソウ      <拡大>

ホントはもう一種見たかった花 それは イワタバコ 結果的には遅かった!?

“綾広の滝”からは登り返し、それなりの勾配の登山道を“芥場峠”へ向かいます。

芥場峠からは【大岳山(1266mを目指します。 

Dscn0912                   山頂へ向かう美女4名

山頂手前は岩場の急登、鎖も数カ所取り付けられています。
進行方向左側はスパッと切れ落ちて居ます。

13時40分ー13時55分 大岳山(1266m)

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(写真 左) 山頂標識   <拡大>
(写真 右) 山頂2等三角点 <拡大>

  *ジィ~ジと相方 2度目

残念ながら薄らとガスがかかり、富士山見る事、叶わず。

それでものんびりと山頂で寛ぎ、往路を下山します。

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(写真 左) ソバナ?  <拡大>
(写真 右) オクモミジハグマ?           <拡大>

登山道の脇で一番多く見られるのは タマアジサイ の群生。

Dscn0920                      タマアジサイ

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(写真 左) センニンソウ?  <拡大>
(写真 右) モミジガサ?   <拡大>

Dscn0921                      天狗の腰かけ杉

天狗の腰掛け杉から暫く歩けば、“長尾平”入口 そして御嶽神社参道に出ます。

御岳山神社参道を下り途中から最後の目的地 富士峰園地へ登り返します。
富士峰園地は(レンゲショウマ)の大群生地。
3万㎡に凡そ5万株のレンゲショウマが自生する全国でも珍しい地です。

作戦成功??!! 時間が遅いので観光客や写真愛好家殆ど帰った後。

ゆっくりと レンゲショウマ 鑑賞タイムです。

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レンゲショウマの群生地に、混ざって
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(写真 左) ミヤマタニワタシ?    <拡大>
(写真 右) マムシクサ   <拡大>

16時40分 ケーブル御岳山駅

夕方です。観光客も朝と異なり、疎らに・・・

17時00分 ケーブル 滝本駅

奥多摩方面には温泉も有りますが、新潟方面には思い当たる入浴施設も
有りません。
タオルを水で絞り、汗ばんだ身体を拭い、シャツを着替えてに乗り込みます。

青梅街道から圏央道・関越道・北陸道を目指します。
早朝から目一杯遊び、空腹も覚えてきたので上里SAで腹ごしらえ(夕食)

3人の同行美女を家まで送り、22時丁度頃 帰宅。

                 レンゲショウマの御岳山 この項 (完) 

  
  

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2012年8月24日 (金)

キツネノカミソリ【角田山】

盂蘭盆過ぎのこの時期には、ジィ~ジ所属する“山の会”の恒例行事開催。
「キツネノカミソリ、ゴミ拾いパトロール」です。

8月20日(月)  暑い~ッ

浦浜コース登山口Ⓟ  
9時30分 集合予定です。(9時10分には既に全員集合)
参加者は男性5名+1名 女性 7名 計12名+1名

銘々 ゴミ袋とトングを持って
赤鬼隊長の挨拶、指示事項を聴いて出発です。

  Dscn0849 Dscn0850
(写真 左) 山側の木陰は既に満車 直射日光ガンガンの場所に駐車 <拡大>
(写真 右) ゴミ拾いパトロールスタート  <拡大>

ここ角田山 浦浜コースはのっけから急登が始まります。
階段状の登山道も「どっこいしょ!」と気合を入れねばならない場所も有ります。

樹林帯なので直射日光はささないものの、ほぼ無風状態 暑っちェ~
最初の東屋に着く頃には、汗しとど ビショビショ。  

東家からすぐ先、登山道脇の山腹には今が旬のキツネにカミソリが・・・

Dscn0852                キツネノカミソリ           <拡大>

キツネノカミソリ 学名 Lycoris sanguinea ヒガンバナ科 毒草。
春には水仙に似た葉が出る、その形が日本剃刀のように見える。
花が咲く頃には葉は見られない。オレンジ色の花が狐の毛皮にたとえられる。

花言葉=妖艶

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Dscn0862                        こんな感じ

Dscn0861             道端のキツネノカミソリ愛でながら進むパトロール隊

幸いにもゴミはそれほど目立つほど有りません。
Dscn0865                赤鬼隊長自然保護指導員  <拡大>

ゴミを拾いながら キツネノカミソリ愛でながら、汗を流しながら、やがて山頂へ。
山頂から向陽観音前広場に向かうも、木陰は既に先客多く、休む場所も無し。
再び山頂へ戻り、かなり早めのお昼を取ります。

Dscn0868                     山頂休憩場所取り

暑い暑いと言いながらも、時折微風が木々の間を通り抜け、ヤッパリ家に居るより
3.4度は外気温も低いように感じます。

小一時間近く、マッタリとお昼を楽しんで、往路を下山します。

Dscn0870                灯台コース、五ヶ峠・浦浜コース分岐

勿論、我らは左のコースを下ります。
突然下方から見慣れた顔が、その主は都合で参加時間が遅れたO氏です。

Dscn0871                     ゴミ拾いのO氏

帰路は、キツネノカミソリ 観賞しながらゆっくり下山。

Dscn0872                     キツネノカミソリDscn0873                      キツネノカミソリ

キツネノカミソリの他 ヤブラン や キンミズヒキ ツリガネニンジンなども見られます。

Dscn0867                     ツリガネニンジン

木々の間から浦浜集落、そして日本海を見下ろして下ります。

13時00分 浦浜登山口到着

Dscn0874                       お疲れ様!!

の窓を開け、熱気を外へ排出します。
次に、水道水でタオルを浸し汗で汚れた身体を拭います。
赤鬼隊長からの謝辞と解散の挨拶をを受け、散会です。 お疲れ様!!

来年も 元気でキツネノカミソリゴミ拾いパトロールに参加したいもの。

ジィ~ジ 角田山 24-15。

                  旬を迎えたキツネノカミソリ この項(完)

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2012年8月22日 (水)

雲上の苗田【苗場山】

8月は盂蘭盆の月に当たり、暇人を自称している我等にもそれなりに用件が・・・

でもって、ここ暫く山歩きらしい山歩きをしていない相方。

曰く 
「此のままでは足が萎えそうだわ!!少し歩き甲斐の有る山へ行かない!?」

結果的に選択されたのは 【苗場山(2145m  祓川コース】  

Dscn0831                 ワタスゲ キンコウカ  池塘に繚乱 苗場山山頂

8月16日(木) 

山頂に2キロ×4キロと言う広大な高層湿原を持つ日本百名山 苗場山 2145m

10年以上前の2,3年、所属する山の会のリーダーとして、今回の“祓川コース”
実施したことあるも、それ以来か?数年振りか? 実に!随分久しぶり。

昨年は“小赤沢コース”から登頂。 【苗場山】通算10回ほどのジィ~ジです。

5時10分過ぎ   相方と二人連れ、コンビニで簡単お昼を調達。

関越道湯沢ICから一路 神楽みつまたスキー場方向へ。

7時30分 祓川コース登山口Ⓟ

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(写真 左) 祓川コース登山口  概念図表示板  <拡大>
(写真 右) ヤナギラン                 <拡大>

平日と言え、Ⓟには20台ほど各地より 関東各県 熊本県ナンバーまで。。。
歩き始めて直ぐ登山道の脇には ヤナギラン ヨツバヒヨドリの群生。

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(写真 左) ヨツバヒヨドリ&ヤナギラン群生  <拡大>
(写真 右) ネジリバナ               <拡大>

7時30分 和田小屋

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(写真 左) 和田小屋前 登山道はスキー場横切って右へ <拡大>
(写真 右) 大小の丸い石ゴロゴロの急な登山道  <拡大>

大小の丸いゴロ石登山道、前日の雨で泥が石に被りヌルヌル滑り易い!!

8時50分ー8時55分 下の芝

Dscn0785                         下ノ芝

Ⓟより歩き始めて1時間20分ほど、水分補給一本休憩取ります。

足場の悪い所も有るものの、10年程前と比べると県(新潟県)事業で一部の区間で
木道整備も進んできているようです。

9時25分ー9時30分 中ノ芝

Dscn0790                   中ノ芝 休憩Point

上記写真中奥には、対峙する 平標山~谷川岳山塊。

9時46分 上ノ芝

9時57分 股すり岩 

Dscn0793                   股すり岩  <拡大>

股すり岩を下ると、“かぐら峰”へ登り返しです。

10時07分 かぐら峰

登山道の周辺には、あんな花 こんな花 花はな あんな色 こんな色。

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(写真 左) タテヤマウツボクサ    <拡大>
(写真 右) オニアザミ       <拡大>

Dscn0797                キンコウカの群落  <拡大>

かぐら峰から雷清水へ、そしてその先は100m以上の下りが待ってます。

Dscn0799                 激下りの始まり と 苗場山山頂

下りきれば、一面のお花畑 通称も“お花畑”

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(写真 左) ミヤマアキノキリンソウ  <拡大>
(写真 右) メタカラコウ <拡大>

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(写真 左) ヒメシャジン  <拡大>
(写真 右) タカネナデシコ <拡大>

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(写真 左) ミネウスユキソウ <拡大> 
(写真 右) シモツケソウ    <拡大>

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(写真 左) トリカブト  <拡大>
(写真 右) オミナエシ <拡大>

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(写真 左) ハクサンフウロ <拡大>
(写真 右) オヤマリンドウ     <拡大>

他にも・・・・

最低鞍部からは、山頂に向かって250mほどの標高差を一気に登り返しが・・・
場所によっては4輪駆動 両手を使わねばならぬことも・・雲尾坂 です。

11時20分ー12時20分 苗場山山頂

肺機能の低いジィ~ジ 息も絶え絶えに登りあげれば、眼前の様相は一変!!
無限に広がる広大な湿原と数えきれないほどの池塘が現れます。
【苗場山】山頂です。Ⓟ スタートから4時間弱要した我らです。

Dscn0819              平坦な高層湿原 苗場山山頂一帯

今の時期、真っ白な ワタスゲ が大草原の中に風に揺れています。

Dscn0817                 涼風に吹かれる ワタスゲ

Dscn0832                大小数えきれないほどの池塘

Dscn0829                    ワタスゲ   <拡大>

長時間かけて辿り着いた山頂です。時間をたっぷりかけてお昼を過ごします。

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(写真 左) 苗場山山頂標識 <拡大>
(写真 右) 苗場山山頂一等三角点 <拡大>

Dscn0824            信仰の山 役行者 猿田彦 大平先生顕彰レリーフ

江戸時代後期 文化8年 12名の従者とともに登頂した 当時のベストセラー
[北越雪譜]の著者 [鈴木牧之]をして

曰く

「苗場山は越後第一の高山なり。魚沼郡に有り登り二里という。絶頂に天然の
苗田有り。依って昔より山の名に呼ぶなり。峻岳の巓に苗田有ること甚だ奇なり」

正に 言い得て妙 と思うジィ~ジです。

ゆっくりのんびり過ごした山頂に何時までも居る事は出来ません。
往路を下山です。 
めっきり足腰弱ったジィ~~ジ 少々危険個所ある 雲尾坂 転倒滑落しないよう
慎重に下ります。

Dscn0834                  雲尾坂途中から    <拡大>

最低鞍部は、まだ100m以上下らねば・・・・その先 かぐら峰へ登り返しが・・・
(写真 右後方 かぐら峰へのルート)

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(写真 左) トモエシオガマ   <拡大>
(写真 右) ガマズミ       <拡大>

Dscn0838                       お花畑周辺の相方

13時05分 雷清水

Dscn0840                       雷清水 
10年程前は、もっと水量が多かった。

かぐら峰への登り返しが続きます。

上ノ芝 中ノ芝 ・・・・ズンズン下り 膝にも負担を感じます。

14時35分 下ノ芝

Dscn0841                   下ノ芝  休憩Point

15時22分 和田小屋

Dscn0842            登山道から和田小屋前のゲレンデに出る相方

和田小屋から先からⓅまでは簡易舗装の道を20分ほど下らねばなりません。

ところが丁度、作業終了した?かぐらスキー場職員さんから、
「P までですか?乗って行きませんか!」と声が掛けられます。

余程 ジィ~ジの顔に 疲労困憊 の相が出ていたのでしょう。(ラッキー!!)

(20分ほどの、嫌な条件下でのアルバイトが不要)

Ⓟで、謝意を述べて下車します。
汗を拭い、シャツを着替えて、一路 帰路に着く我らです。

休憩時間を含み 約8時間ほどの山歩き 久々に満足感とともに些かの
疲労感も覚えたジィ~ジです。(ヤッパ 年取ったなぁ~)

      この項 (完)

  


  

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2012年8月15日 (水)

お手軽山歩き【大菩薩嶺】

5日から10日まで上京、娘一家の住むマンションに滞在。
連日、天気がイマイチなのでベランダから見る事、叶いません。

毎日TVでオリンピックの試合観戦ばかり見ていて身体も鈍り気味。

ピーカン期待できないもののダメ元として出かける事に!
ホントは孫娘と娘も一緒にと願ったものの、予定がビッシリ。

結局、ジィ~ジと相方の二人連れに・・・

8月8日(水) 

先ずは一般道から調布ICへ、中央道・勝沼ICまで走ります。
更に甲州フルーツラインから雲峰寺、そして狭い急なヘアピンカーブ連続の
林道を7キロ    登山口の市営上日川峠  海抜 1580m

8時55分ー9時00分 上日川峠 ロッジ長兵衛 (クリック)

  Dscn0733 Dscn0734
(写真 左) 市営Ⓟとロッジ長兵衛  <拡大>
(写真 右) ロッジ長兵衛の脇に設置された案内板 <拡大>

この日の目的の山 “大菩薩嶺” は10数年振り2回目なれど、前回は
奥多摩R411の三条新橋から泉水小屋跡~丸川峠~大菩薩嶺 コース。
今回のお手軽コースは、初めてです。

ロッジ長兵衛の脇から水楢林の中に切られた、なだらかな道を進みます。

Dscn0735                  笹林床のなだらかな登山道  

風も無く少々暑く感じます。時折登山道の脇に車道が見えたり・・一寸興醒め!?
20分強のアルバイトで目前に大きな建物が現れます。

10時22分ー10時30分 福ちゃん荘 (クリック)

Dscn0736                      福ちゃん荘

山小舎 福ちゃん荘、休憩や宿泊者はここまで、で入れます。

福ちゃん荘からは、カラマツ生い茂る唐松尾根を登ります。
針葉樹の落ち葉が重なり踏み固められた柔らかな比較的歩き易い登山道。
雷岩手前は少し急登になるものの全体的に緩い傾斜となってます。

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(写真 左) コナシ??             <拡大>
(写真 右) コウリンカ ピント合わず <拡大>

11時20分 雷岩

ガスに覆われ周辺の景色見ること叶いません。
本来は、この地から秀麗な富士山眺めるビューポイントなんですが・・・ 

Dscn0742                     雷岩  富士山見えな~い!!

雷岩から7,8分で目的の 大菩薩嶺 に到着です。

11時27分ー11時55分 大菩薩嶺山頂(2057m)

Dscn07441                大菩薩嶺山頂のジィ~ジ

2度目の日本百名山 大菩薩嶺(2057m)です。
丸川峠へ向かうグループ、山頂で休憩中のグループた単独行氏など
平日の為か?お天気のせいか?想像していたより意外と静かな山頂。

コンビニ調達のパンとコーヒーで簡単ランチを取ります。

元々、山頂からは木々が邪魔して展望は出来ません。

下山は、雷岩へ戻り大菩薩峠へ回ります。ガスは益々深くなり・・・

Dscn0748_2                     ガス纏う雷岩と相方

過って(10数年前)雷岩から大菩薩峠(≠大菩薩嶺)までは、関東でも知られた
花の名山だったようですが、近年 激減してしまった様相です。

笹林床の中で、自己主張しているのは コウリンカ のみ。

他に見られる道端の花々は・・・↓

  Dscn0749_2 Dscn0753_3
(写真 左) ハナイカリ          <拡大>
(写真 右) ノコンギク           <拡大>

  Dscn0752 Dscn0755
(写真 左) ウスユキソウ        <拡大>
(写真 右) ハンゴンソウ?               <拡大>

雷岩から大菩薩峠へ向かって、岩混じりのガレた登山道を辿ると即、眼前に
丁度、2,000年を記念した2000mPointです。

Dscn0751                   標高 2000m (神部岩)

小岩混じりの下りの稜線を辿ります。岩欠片が積まれた‘賽の河原(旧 大菩薩峠)’
小奇麗な避難小屋が設けられています。

Dscn0757                        賽の河原

賽の河原から先には、一寸の登り返しが待ち受けています。

Dscn0758               登り返しピーク岩場から見下ろす

岩稜のピークから先に、大菩薩峠介山荘が現れます。
何処かの町内会か、子供たちと父兄の集団が大菩薩嶺目指して我らと交錯します。

12時40分ー12時55分 大菩薩峠 介山荘 (クリック)

Dscn0767                    大菩薩峠 記念の一枚

年寄りジィ~ジなれば、大菩薩峠=中里 介山 (大菩薩峠) 
主人公 机 龍之介 音無しの構え が頭に浮かびます。
ジィ~ジ 幼少?の頃の大映映画 市川 雷蔵さん の颯爽とした姿と殺陣
子供ながら強烈な印象が残っています。

介山荘周辺で見られた ‘花’↓

  Dscn0769 Dscn0771
(写真 左) ホタルブクロ         <拡大>
(写真 右) ミヤマ?オダマキ      <拡大>

中でも多く見られるは ↓

Dscn0764                     マルバダケブキ

介山荘の脇から再び下山の開始です。
道は少々荒れているも、軽四輪が走れる幅のダラダラした緩い林道です。

Dscn0772_2                水楢とコメツガ林の中の登山道(林道)

Dscn0774_2                  勝緑荘 (現在 営業してません)

13時30分ー13時35分  福ちゃん荘

Dscn0775_2          福ちゃん荘前、唐松尾根登山口の概略案内板

ゆっくりと、傾斜の緩い道を下ります。

13時50分 ロッジ長兵衛

Dscn0776_2                     ロッジ 長兵衛

ロッジ長兵衛 引き込みの冷たい水で汗ばんだ手足を拭い、シャツを着替えます。

  ヘアピンカーブを下り、信玄ゆかりの古刹 雲峰寺の先からは往路と逆に
敢えて青梅街道を選択です。

奥多摩 柳沢峠(1472m)から奥多摩湖を目指して走ります。

柳沢峠から直ぐ下に 奥多摩源流水を利用した 冷水ワラビ餅の幟旗発見。

折角なので立ち寄ります。お店の名前 山の湯宿 はまやらわ

Dscn0777                  奥多摩源流水 冷水わらびもち

ひんやりと、喉に爽やかな味を覚えます。娘一家へのお土産に一折 買い求めます。

奥多摩湖から青梅市経由で一路 三鷹へ向かいます。

空模様イマイチで肝心の富士山眺望は叶わなかったものの、年寄りジィ~ジには
手頃な足慣らしができたかな?とそれなりに満足感が得られたようです。

              2度目の大菩薩嶺 お手軽編 (完)

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2012年8月12日 (日)

24山歩き7月まとめ

連日の茹だるような異常な暑さも、一向に収まるような気配も有りません。

それでも暦の上では、既に立秋も過ぎ、改めて時の流れの速さを感じます。

そんな中、遅ればせながら拙・駄ブログ 日記代わりのメモ(備忘録)なれば、

へタレなジィ~ジの山歩き 7月の纏めです。

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* 7月前半はジィ~ジにとって9度目の北の大地 北海道

① 強風で途中撤退 会山行【平標山】 7月1日(日)  記事⇒コチラ

Dscn0012                 巨大鉄塔手前でお色直し休憩

強風に良くて阻まれ山頂手前、一の肩で撤退。谷川岳山系のここは、風の通り道。
男性 7名 女性 11名 計18名 リーダー S/T氏

② 大雪(旭岳~間宮岳~裾合平)周回 7月7日(土) 記事⇒コチラ

Dscn0117                 裾合平のチングルマ

このコース2度目、北海道の花は桁違いのボリュームと種類。
7月6日~16日 8泊9日 北の大地 北海道の旅。

③ \(◎o◎)/!花三昧【ニセイカウシュッペ山】7月8日(日) 記事⇒コチラ

Dscn0162                 登山道の脇は花ばかり

同行6人全員初めての山(三百名山) 想定外の花の多さに度肝抜かれる。

④ 二度目で漸く【雌阿寒岳・阿寒富士】7月10日(火)  記事⇒コチラ

 Dscn0277 Dscn0286
(写真 左) 阿寒富士から雌阿寒岳全容  <拡大>
(写真 右) 雌阿寒岳から阿寒富士     <拡大>

前回はガスで視界不良、山頂踏んだだけ。爆裂口からの轟音だけが印象に!
雌阿寒固有の花も数多く確認。

⑤ 摩周湖と根釧原野展望【西別岳】 7月11日(水)  記事⇒コチラ

Dscn0329             西別岳山頂からの 摩周岳と摩周湖

Dscn0338           西別岳の裾野とどこまでも拡がる根釧原野

北海道ならではの、広大無限な景観堪能。

⑥ 高山植物乱舞、鳥海山系【笙ヶ岳】 7月18日(水)  記事⇒コチラ

Dscn0428                 ニッコウキスゲの大群落と笙ヶ岳

雪渓も残り、気分は最高! 会山行の下見です。

⑦ 北ア【薬師岳】と【北ノ俣岳】 7月23日(月)24日(火)  記事⇒コチラ

Dscn0507            太郎平から開ける北アの峰々  (黒部五郎岳~水晶岳)

Dscn0566_2        北ノ俣岳 目的のハクサンイチゲ大群落、満開には時期尚早!!

ジィ~ジ北アの女王 【薬師岳】3度目の登頂。故郷 富山市の最高峰。
ピーカンであれば富士山始めアルプスの山々全て見れたかも (残念)

⑧ 相方担当会山行本番【笙ヶ岳】 7月28日(土)  記事⇒コチラ

Dscn0620              下山する先行Aグループ  <拡大>

予定外のガス発生で展望Getできなかったものの花は仰山!!
参加者 男性  12名  女性 28名 計 40名 A、Bの2グループに分けて

⑨ 夕暮れに久々の【角田山】 7月31日(火)  記事⇒コチラ 

Dscn0642           夕方の向陽観音前広場と穀倉 新潟市蒲原平野

夕方でもヤッパリ暑さがたっぷり残る。

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夏山本番の7月 今年は久しぶりに9度目の北の大地 北海道訪問
山歩きだけでなく 今まで見たことが無かった釧路湿原探訪も・・・

更に北ア【薬師岳】、山形・秋田県境鳥海山系【笙ヶ岳】・・・と彼方此方。
ハードな山歩きは出来なかったものの、年を想えば大満足!?

へタレ草臥れジィ~ジ年当初の山歩き目標は 80回 
進捗率は 都合 56回 (60日) 70.0% 
此の儘 体調維持できれば目標はクリアーできるかも。クリアーしたいもの。

8月は何気に用が有るので果たして??

   7月度 山歩き纏め (完)

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2012年8月10日 (金)

物好き?夕方の【角田山】

この時期の低山歩きは、暑さで体力消耗の度合いが異常に高まります。

それでも久しぶりに【角田山】の様子が見たくなった物好き爺さん、
流石に昼日中は避けて、夕方目がけ水を一本腰にぶら下げて・・・

7月31日(火) 

17時18分 稲島登山口   

下山してくるハイカーも2,3人 もうこの時間ジィ~ジが一番遅いかな?と。

ムシムシするも、日中の照りつける暑さは感じられません。
7月末ともなれば日も短くなり、樹林帯の中の登山道、少し薄暗い。

Dscn0636                  八合目 夕暮れの越佐海峡

風も無いので、ヤッパリ暑い 凍らせた冷たい水で水分補給しないと倒れそう!

18時00分 角田山山頂

Dscn0638_2              草いきれムンムンの【角田山山頂】

汗しとど、タオルで汗を絞りながらも何とか山頂到着。

山頂標識にタッチして、Uターンそのまま下山の開始です。

山頂周辺で多く見られるこの時期の花 ↓

  Dscn0640 Dscn0643
(写真 左) オカトラノオ   <拡大>
(写真 右) ヤマユリ     <拡大>

18時08分 九合目 向陽観音前広場

Dscn0642             新潟平野 (新潟市西蒲区巻)の夕暮れ

既に夕方六時を回り周囲は刻々と暗さを増してきます。
ジィ~ジ 【角田山】この日の最後の一人!?と思いきや・・・
なんの なんの ジィ~ジ下山中に山頂を目指すハイカーが三人!!

物好きと言うか・・上には上が有るもんだ \(◎o◎)/!。

18時37分 稲島登山口

汗をびっしょり掻いてに到着。
前の水道で、タオルを濡らし、汗ばんだ身体を拭いシャツを着替えます。

夕方でもまだまだ暑さが残る【角田山】 

物好きジィ~ジ 【角田山】 24-14 お終い(昨年よりペースダウン?)

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PS)

8月2日 3日  長岡市大花火大会  詳細は⇒ コチラ

相方の実家は長岡市、日本一の長江 信濃川の西側です。
長岡市は昭和22年から戦没者慰霊の鎮護、そして平成16年10月の中越地震
からの復興を祈願して 2日間に渡り 日本一の大花火 と称し大花火大会が
行われているのです。

ジィ~ジも40年近く、毎年毎年 相方の実家へ・・・

Dscn0644_2              2日16時55分  打ち上げ前の様子

2日、この日の観客、全国から43万人と発表。若干風も有り好条件。

場所取りも終わり、3時過ぎから義弟と     
4時過ぎには千葉から義弟夫婦到着したので、当然の如く、また飲み直し・・・

Dscn0672                       花火大会

尺玉の100連発(米100俵花火)、巾約2キロに亘る超大型スターマインが何十も・・・

カメラも腕も悪いジィ~ジ 半分以上酔っ払い、おまけに三脚も無い!
花火の写真なんか撮れる訳ありません。

Dscn0686            スターマインの一部 雰囲気だけ

平原綾香の曲に合わせ 恒例のフェニックス超大型スターマインや 地元が生んだ
英傑 直江兼続に因んだ 天・地・人 超大型スターマインなどに酔いしれます。

日本一の大花火大会、もう一つの売りは 正三尺玉の打ち上げです。
あまりの大きさなので、信濃川長生橋の上流でサイレンの合図で1日2発打ち上げ。

Dscn0723          信濃川長生橋上流打ち上げ   正三尺玉

三尺玉の花火 直径 650mの大輪の花が開きます。
ズシ~ン~と言う響きと、空気が振動するのです。
花火好きの地元観客から盛大な拍手と感嘆の声が上がります。

最後は、参加の花火業者からそれぞれ自慢の尺玉の打ち上げ競演です。

花火大会終われば、また相方の実家に戻り12時過ぎまで飲んで  
食べて・・・汗ばんだ身体にシャワーを浴びて     バタンキュー。

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2012年8月 6日 (月)

本番迎えた【笙ヶ岳】

連日これでもか!これでもか!と続く暑さ 流石に老体には堪えます。

7月28日(土)  

所属する山の会、相方が企画計画した会山行の本番を迎えます。

参加者は、何と! 男性 12名 美女 28名 計 40名

申し込み受付日初日に定員の25名を遥かにオーバー、
抽選で参加者を決める訳にも行かず、急遽 難儀して大型観光バスの手配。
実施当日は一般参加者に迷惑を掛けないように、Aグループ Bグループに分け
Bグループはジィ~ジがリーダーを担当することに・・・

10時00分

大平登山口 相方率いるAグループから5分間のIntervalあけてスタートです。

Dscn0586_2                      大平登山口

借上げバスが鳥海ブルーラインに差し掛かる頃から、行く手には深いガスが・・・
日本海に近い鳥海山は天気の変化が激しい地域です。
残念ながら、眺望は利きません。

Dscn0588_2                 ガスの中、見晴らし台で大休憩

今回のコースで一番難儀な伝石坂の急登を、ゆっくりゆっくり約40分ほど
先発Aグループと入れ替わり、大休憩とします。

シロバナノニガナ、キバナニガナなどはガス発生している為か?花は閉じたまま。

見晴らし台から先は、なだらかな草原に変わり、足元の両サイトには様々な
高原植物がみられるようになります。 *クリック全て拡大

  Dscn0587 Dscn0591
(写真 左) トウチソウ 
(写真 右) ハクサンシャジン

  Dscn0593 Dscn0595
(写真 左) イワイチョウ
(写真 右) チングルマ

  Dscn0596 Dscn0597
(写真 左) チョウカイアザミ
(写真 右) トウゲブキ

  Dscn0603 Dscn0601
(写真 左) ハクサンフウロ
(写真 右) クルマユリ

  Dscn0617 Dscn0618
(写真 左) ウサギギク
(写真 右) アオノツガザクラ

Imgp67121_2                  山頂にて  Aグループ

Imgp67151                   山頂にて Bグループ

残念ながら、鳥海山山頂など、時折ガスが切れそうになるもその姿、見せません。
花を眺めながらのお昼を終えて、下山の開始です。Dscn0620           笙ヶ岳Ⅲ峰に向かって下山 先行のAグループ  <拡大>

  Dscn0623 Dscn0628
(写真 左) イワカガミ
(写真 右) ウラジロヨウラク

復路は、往路を忠実に周辺の花を見ながら戻ります。

大平登山口、靴を履き替え、待機しているバスに乗り込みます。
鳥海ブルーラインを酒田市側下りきった鳥海温泉に向かいます。

ところが、ところが!予定したアポン西浜は海水浴帰りの子供達で大混雑。
我ら大人数、断られてしまいます。
仕方が無いので、近くの道の駅を利用し、着替えやアルコールを購入して
夕日が日本海に傾く、おけさおばこラインを一路 新潟へ向かいます。

Dscn0633_2           バス車内から おけさおばこライン 念珠ヶ関 近く

トイレ休憩に 温海温泉 道の駅 車輪 立ち寄りです。

Dscn0634              道の駅 車輪     日本海に沈む夕日 

バス車内は和気藹藹 侃々諤々 何時までも賑やかに続きます。

20時20分 新潟駅南口 無事到着

思いがけず、鳥海山麓に入ってから濃いガスに見舞われ展望は得られなかったが
下見時とは、異なった高山植物の花々を観る事が出来、更に一服の涼も得られ
参加者の笑顔から、無事予定終了でホッとする相方とジィ~ジです。

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2012年8月 2日 (木)

夏山 北ア【薬師岳&北ノ股岳】

この世に生を受け、高校卒業するまで毎日を過ごした富山市。
現在でも、年老いた長兄夫婦や身内も何人も暮らしているのです。

そんな訳で一寸外せないようが出来て富山市へ・・・7月22日。
その夜は千葉市に住む弟夫婦とホテルで一寸!?   夜が更けるまで・・

   * 日記代わりの駄ブログ アップが滞り勝ちの為、少々長いです。

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明けて7月23日(月) 

折角 富山市へ来ているのです。ジィ~ジと相方早々にホテルをチェックアウト。

向かう先は 富山市最高峰 日本百名山 北アの女王 薬師岳(2926m) 

有峰林道小見線利用 亀谷連絡所で通行料 1,800円支払い。
有峰ダムから流れる和田川の深い渓谷に沿って有峰湖、そして折立へ。
(10数年前は運転するのが怖い程だったけど今は拡幅改良されて走りやすい)

折立の登山口、九州から北海道まで全国から     

8時20分 折立登山口 

  Dscn0471 Dscn0472
(写真 左) 薬師岳登山口      <拡大>
(写真 右) 登山道の始まり     <拡大>

樹林帯に切られた傾斜のきつい登山道をジグザグに高度を上げます。

  Dscn0473 Dscn0479
(写真 左) バラバラになった“アラレちゃん”何代目?  <拡大>
(写真 右) 立山杉の巨木と相方  <拡大>

雨と雪に潰された アラレちゃん(何代目?誰の作品?)  
三角点まで1時間と・・・だけど。 35分ほどで到着。

9時40分 三角点(1870.6m)

Dscn0480_2                       三角点

設置されたベンチで多数のハイカーが休んでいます。我が家も一本休憩採ります。

三角点から先、少し抉られたような狭い道を通り抜ければ、ガレ場の広い道が
太郎平小屋まで続いています。

Dscn0484                   ガレ場の道が・・・・ 道端にはニッコウキスゲ

Dscn0494            時折ガスの切れ間から薬師岳山頂方向が覗く

Dscn0505                  太郎平の小屋が目前に

11時45分-12時10分 太郎平小屋(2,330m)

Dscn0506                 太郎平 中部山岳国立公園標識

朝、コンビニ調達のおにぎりで簡単な昼食を採って一服です。

Dscn0507           太郎平からの展望     <拡大>

*左奥から薬師岳・三俣蓮華岳そして小さく北鎌・前衛に雲の平・奥に祖父岳、
 チョコッとワリモ岳、そして左にどっしり水晶岳。  圧巻です。!! 

太郎平から気持ちの良い木道を少し下ります。下り終えると。 薬師峠幕営地。

Dscn0514                    薬師峠テント場

ここから薬師岳に向かって急登の登りが再び始まります。
先ずは、大きな岩がごろごろしている沢状の道を息を切らしてクリアー。。

Dscn0517           冷たい沢水 こんな処を少し歩く   涼しくて気持ち良い~

Dscn0521              大小の岩ゴロゴロのガレ場登ってくる相方

ガレ場を一旦登りきると足場の良い道に、そして視界がパッと開けます。

13時20分 薬師平

Dscn0528                  薬師平から望む黒部五郎岳

Dscn0532               ガスが切れると槍ヶ岳も見え出して

目を反対方向にぐるっと転ずれば・・・ 

Dscn0534                     遥かに有峰湖も

小さな雪渓を渡り、ガレ場の道を高度を上げながら進みます。

14時05分 薬師岳山荘(2,701m)

Dscn0535                    薬師岳山荘へ向かう相方

宿泊手続きして、ザックの中身を纏め小屋に預け、そのまま薬師岳山頂へ向かいます。

岩屑のザレた登山道を山頂目指して登ります。

Dscn0536               山頂は中央奥の、まだ遥か先(見えません)

Dscn0537                        薬師カール

赤牛岳方向 赤牛岳は赤く見えます。

15時00分ー15時15分 薬師岳山頂(2,926m)

  Dscn0538 Dscn0539
(写真 左) 薬師岳山頂社  <拡大>
(写真 右) ガラス越しに社内部の安置された薬師如来像の数々 <拡大>

Dscn05401                      3度目の登頂

ピーカンであれば立山・劔は無論 富士山まで見られるのですが・・・

17時 薬師山荘  夕食

  Dscn0548 Dscn0549
(写真 左) 薬師山荘 夕食MENU オムレツに やくし <拡大>
(写真 右) 富山市方向 鍬崎山    <拡大>

23日折立から薬師岳」山荘へ来る間に見られた花々の一部です。*全て拡大

折立(1356m)から△点(1870.6m)付近までの間で見られる花たち。

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左から ギンリョウソウ ゴゼンタチバナ ネバリノギラン

三角点(1870.6m)から太郎平周辺の間で見られる花たち

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左から コメツツジ   ミヤマママコナ    ニッコウキスゲ

Dscn0487 Dscn0490 Dscn0500
左から タテヤマリンドウ タテヤマリンドウ チングルマ

太郎平(2330m)から薬師山荘(2701m)の間で見られた花たち

Dscn0512_2 Dscn0513 Dscn0515
左から ヨツバシオガマ  ツマトリソウ  シナノキンバイ

Dscn0516 Dscn0519 Dscn0520
左から キバナノコマノツメ? キヌガサソウ  ハクサンイチゲ

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左から ミヤマキンバイ  イワウメ  タカネヤハズハハコ  

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7月24日(火)  

5時40分 薬師岳山荘

  Dscn0551 Dscn0557
(写真 左) 朝靄懸かる薬師岳山荘   <拡大>
(写真 右) 太郎平へ続く木道     <拡大>

5時前に朝食を食べ、小家主さんと挨拶交わし、往路を下山します。

7時05分 太郎平小屋

朝まだ早いせいか?小屋の周辺に人影はまばら。
我ら二人、小屋の脇から黒部五郎岳への登山道を目指します。
北ノ股岳 山頂手前のハクサンイチゲの大群落が見たいのです。

Dscn0562        太郎小屋から黒部五郎岳へしばらく続く木道 左最奥に北ノ股岳   

Dscn0564                なだらかな山容 池塘も数多く点在

Dscn0566            北ノ股岳山頂へ続くハクサンイチゲの大群落

10数年前、黒部五郎岳への縦走の際、あまりの大群落に大感激した相方です。
昨年も黒部五郎岳へ行く予定だったのですが、天候悪化、結局ここまで辿りつき
日帰りで下山となってしまったのです。

昨年は悪天候、そして今年は、最盛期には数日早すぎた感、大です。
これから咲くだろう蕾や、まだ若い株がどこまでも拡がっています。(一寸残念)

Dscn0567                  存在感あるハクサンイチゲ

8時50分ー9時10分 北ノ俣岳山頂(2,662m) *別名 上ノ岳

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(写真 左) 北ノ俣岳山頂標識    <拡大>
(写真 右) 三角点           <拡大>

先達の黒部五郎岳岳へ向かう同宿だった若い男性単独行氏が休憩中。
暫くしたら、黒部五郎小屋を4時に出たと言う、この日の黒部五郎から下山
第一号の大きなザックを背負った男性単独行者が到着。

少し言葉を交わし、彼の単独行氏と一緒に太郎小屋まで往路を下山します。

10時35分ー10時50分 太郎平

Dscn0574               太郎小屋の裏にはキンポウゲが花盛り

太郎小屋まで再び大休憩、あとは折立まで下るだけ・・・
小屋前は、薬師岳から下山してきた人、雲の平へ向かう人、下山する人・・大勢。
後ろ髪惹かれる思いで、我らも下山です。

11時35分 五光岩ベンチ

  Dscn0579 Dscn0581
(写真 左) 五光岩ベンチ周辺   <拡大>
(写真 右) 下山する相方 薄らと有峰湖も   <拡大>

数100mごとに休憩用ベンチが置かれ、雲の平~黒部五郎一周すると言う
東京と千葉の若い女性と10数分山談義をしながら休憩を取ります。

開けた広い道も終わり、樹林帯の中に切られた少し急な登山道に変わります。

12時45分 三角点
太郎小屋、薬師山荘、薬師沢小屋へ向かう登山者が多数休んでいます。
三角点からは急な登山道の下山です。

途中の有るべきはずの アラレちゃん 見当たりません~ ??

下るにつれ徐々に外気温も上がり、暑さを強く感じるようになってきます。

13時58分 十三重の塔慰霊碑

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(写真 左) 十三重の塔説明板  <拡大>
(写真 右) 十三重慰霊塔     <拡大>

今や!若き世代の方々には知らない世界でしょうが、38(昭和38年)豪雪
尊い若き命を落とした愛知大生13名の遭難碑 慰霊塔です。
あれから既に丁度 半世紀 時の流れを感じます。ジィ~ジと近い年齢です。

                             (合掌 礼拝)
慰霊塔から直ぐ!

14時00分 折立 薬師峠登山口
登山センター前の水道で汚れた靴を洗い、前のトイレで用足し済ませⓅへ。
Ⓟは前日より車が多くて納まりきれず、路側帯にもびっしりと車が並んでいます。

帰路立ち寄り♨は、有峰林道出口亀谷連絡所すぐ先の白樺ハイツ(600円)

北陸道立山ICから一路、新潟へ向かいます。
少々空腹感をを覚え、魚津の手前 有磯SAで白海老かき揚げ入り冷蕎麦を口に
(冷たくて、更に味も良し) 序でに夕食用に 富山名物 鱒のすし を購入。

まだ明るい19時頃 無事自宅到着です。(予定終了)

2日目に見られた花たち。(前日重複除く) *全て拡大します。

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左から アカモノ  ウサギギク  イワイチョウ

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左から ミネズオウ  イワカガミ  ムシトリスミレ

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左から キンポウゲ  トモエシオガマ ミヤマアキノキリンソウ

ピーカンとならず、北アルプスの大展望はGetできなかったもの、夏山の
雰囲気充分味わえ、大満足の我らです。

ジィ~ジの故郷 富山(市) 魅力溢れる素敵な地です。

                        この項 (完)

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