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2012年7月26日 (木)

24 北の大地 (PART3)

計画当初より、天候の関係で若干の予定変更が生じたものの、北の大地
北海道の朝も4日目を迎えた我らです。

 1日目 大雪山(旭岳登頂と裾合平グルリップ)  レポ⇒コチラ

 2日目 初めての山ニセイカウシュッペ山
 3日目 層雲峡・旧 士幌線アーチ橋 観光
                               レポ⇒コチラ

そして4日目 7月10日(火) 

今回、北の大地・北海道へ来た目的の一つ 雌阿寒岳と阿寒富士 です。

今から5年前、2007.7.12に1度はO夫妻と一緒に登頂しているのですが、
当日は、ガスから小雨で雨具を着ての登頂。
噴火の強烈な轟音や噴煙そして荒々しい岩稜の様子は感じられたものの
殆ど、ただ登ったと言うだけ。 当日のレポは⇒コチラ

今回は、あの凄い轟音の出どころと、全体の景色を見たい。そして出来れば
隣の 寄生火山 阿寒富士にも登りたい。その思いが強かったからなのです。

山は時期により、天候により日々その姿が変わります。
だから出来れば2度以上は登りたいと思考しているのです。(無理な処も有るも)

糠平温泉のホテルから足寄に向かって    

9時40分 オンネトー登山口

 Dscn0236 Dscn0237

前回 2007.7.12の時は、雌阿寒温泉登山口からスタートだったので
今回は、オンネトーからのスタートとします。

長野市のU夫妻は、雌阿寒温泉口からのピストンと二手に分かれます。

Dscn0239                   三合目の様子

五合目付近までは比較的なだらかなアカエゾマツの根が張り出した登山道が・・・
五合目先からはハイマツ帯とガレ場に変わります。

  Dscn0245 Dscn0248
(写真 左) 登山口のオンネトー湖が光って  <拡大>
(写真 右) 目指す阿寒富士にガスが押し寄せ <拡大>

2度目の今回も、雨こそ降ら心配ないもの今回もヤッパリ駄目なのかなぁ?
それでも時折、風も吹いているので、もしかしたら・・・と、期待もしつつ。

11時15分 7合目   阿寒富士・雌阿寒岳分岐

Dscn0252               7合目  阿寒富士・雌阿寒岳分岐

付近には10数人のグループが休憩中ですが、阿寒富士へ登る様子見られません。
折角ここまで来たのです。我ら4人組、ガス煙る阿寒富士目指します。

Dscn0253             ガス立ち込める阿寒富士へ向かう我がチーム

ハイマツ帯と、砂礫ザレ場の中でも健気に生きる可憐な花も見られます。

  Dscn0251 Dscn0249
(写真 左) イワブクロ   <拡大>
(写真 右) メアカンキンバイ <拡大>
             *メアカンキンバイ 雌阿寒を冠する固有種

そして砂礫に見られると言えば、この花も点々と見られます。
Dscn0254                          コマクサ

そしてこれまた雌阿寒を冠するこの地の代表的な花 メアカンフスマの群落も。

Dscn0258                      メアカンフスマ
 ※ メアカンフスマ8合目付近まで群落がみられたものの上記写真の花弁6枚。
    通常は5弁花。  6枚 7枚 此れ突然変異!? 教えてSOS.

我ら4人組、靴が沈みそうなザラザラな砂礫の単調なジグザグに切られた登山道を
山頂を目指して進みます。

オッ!! 少しガスが切れてきたではないか!
Dscn0256               ガスが切れ全体像 現れた阿寒富士

富士山や、浅間山と同じようにザラザラで靴が滑るような稲妻型道を前進します。

11時50分ー12時25分 阿寒富士山頂

初めての山、阿寒富士(1476m)登頂です。
時折、ガスを伴った冷風が吹き付け、寒さを覚えるので、風当たりの弱い場所に
腰を下ろし、ホテルで調達した大きなお握りを頬張ります。

  Dscn0259 Dscn0272_2
(写真 左) 阿寒富士山頂標識と三等三角点   <拡大>
(写真 右) ガスが切れると、眼前の雌阿寒岳全貌が一望 <拡大>

先達の単独行の男性が下山したので阿寒富士は4人で占拠です。

Dscn0277                指呼 眼前に雌阿寒岳全貌  <拡大>

この様子が見たかった我らです。 それが今回の目的の一つ。大満足!!

お昼を終えて、ガスが押し寄せ全貌が見え隠れする雌阿寒岳をズリズリと滑るように
8合目まで下山です。

  Dscn0281 Dscn0283
(写真 左) コケモモ   <拡大>
(写真 右) エゾヒメタデ <拡大>

8合目からは雌阿寒岳山頂に向かって火口壁沿いに沿って火山礫の道を前進。

Dscn0289                火口湖の青沼と噴煙上げる爆裂孔 

Dscn0294                    山頂に向かう我がチーム

13時25分 雌阿寒岳(1499m)山頂

Dscn02951                Vサインでは有りません2度目 2度目

擦れ違った茨城からのご夫婦からU夫妻が先に下山した旨の連絡もらいます。
山頂からの活火山の様子を把握して、前回と同じ温泉登山口へ下山です。

  Dscn0298_2 Dscn0300
(写真 左) 活火山特有の赤く荒々しい岩稜帯を下山 <拡大>
(写真 右) 遥か彼方に出発点のオンネトー湖   <拡大>

ハイマツが見られる荒涼たる急な岩礫帯の登山道の6合目から先は、
ハイマツのトンネルを抜けるような狭く抉られたような岩場の道になります。

4合目付近から下は、背の高いアカエゾマツの樹林帯の中に切られた緩い道が。

15時00分 温泉登山口

Dscn0302                   温泉登山口とエゾアカマツ林

少し先に下りたO氏とU夫妻、U氏の車に乗ってオンネトーの我が家の車を回収に。

今回、北の大地 北海道へ来た目的の一つ 達成~    

登山口からで20分ほど、今夜の塒は阿寒湖温泉 
阿寒湖やアイヌコタンは前回時に探訪済み 直接ホテルへ  

宿泊先は阿寒ロイヤルホテル(昔名門) 
勿論 布団も敷いてくれます。部屋からは阿寒湖も建物越しに見られます。
温泉浴槽に長々と手足を伸ばし、充足感に浸ります。

このホテルも 何と 何と  某クーポン利用で 5,980円+1,050 飲み放題
お得感 割安感 充分すぎます。

生ビールのサーバーから自動的に適度の泡の生ビールが  

こんな値段でどうして経営が成り立つか?不思議なくらいです。

Dscn0303                  充分過ぎるほどのMENU

目的の山も達成、話も弾み、アルコールも焼酎、ニッカ(余市)のロックで
進む 進む 限りなく・・・

心身満たされ良き一日過ごせた我らです。  いい気分で床に就きます。 

  24 北の大地 (PART3)  この項 (完)

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コメント

tuba姐さま
暑かったようですね。
一緒に行けば良かったですね。
暑かったようだけど、天気が良くて何よりでした。

投稿: 輝ジィ~ジ | 2012年8月 3日 (金) 22:49

ふふふっ♪
ちょっと遅れて輝さまと同じコースを歩いて来ました。
うんうん・同じですぅ~o(*^▽^*)o

投稿: tuba姐 | 2012年8月 3日 (金) 22:29

浪速恋しぐれ~♪ みいさま
今回も駄目かなぁ~?と思っていたのですが、風が出てきて
ガスが切れてくれたので如何にか目的?達成できました。(笑い)

固有種の花は子前の通り其処ででしか見れませんからねェ~

お二人は、我々と違って現役ですから、我々には残された時間に
限りが有ります。(笑い)

投稿: 輝ジィ~ジ | 2012年8月 3日 (金) 14:34

Vサインでは有りません2度目 2度目。>
あはは~♪ この気持ちわかります^-^
3本立てたり~時には、パー!(笑)
でも、北海道の山で...は、凄い!です^^

固有種・・・いいですね~♪
北海道でしか見れない花もたくさん・・・
そして、また、その山にしか・・・^^

あ~♪ また、北海道に行きたいよ~!!
週末ハイカー。。。
とにかく時間がありませぬ・・・(--:)

投稿: 浪速恋しぐれ~♪ みい | 2012年8月 2日 (木) 17:52

まゆ太さま
あ~\(◎o◎)/!
その後、順調な様子で安心しました。
少し落ち着きました?

久しぶりの北海道の旅でしたが、やはりこの時期は
花が多く見られ良いよねぇ~
雪が残っているところも有るし・・・

暫く遠出は出来ないでしょうが、我らと違ってまだ何十年も
先が有るから、大丈夫ですよ。

メアカンフスマは7合目付近からそこ彼処でした。

タウシュベツ橋梁 良く知っているね!

comment本当にありがとう (感謝)

投稿: 輝ジィ~ジ | 2012年7月27日 (金) 17:59

ジィ~ジさん、恒例の北海道ですね!
PART1からレポ拝見しました。
やっぱり北海道のお山はよいですね~
お花もわんさか!
メアカンフスマ、見てみたいなぁ。
タウシュベツ橋梁も行ってみたいところです。
雌阿寒岳と阿寒富士は、わたしたちも行ったときガスガスでした(涙)
ジィ~ジさんのようにリベンジしたいですー
なんて、いつになることやらですが^^;

投稿: まゆ太 | 2012年7月27日 (金) 17:36

こころぐ郁美さま
いつも嬉しいcommentありがとうございます。

山の花と展望を楽しむと、夫婦喧嘩も出来ませんからねぇ~
だから山へ逃げ込むのかもしれません。(笑い)

コケモモは小さく薄いピンクの釣鐘状の花弁で、優しそうな花です。

郁美さん宅は、出かけなくても仲睦まじいでは有りませんか!
我が家とは大違いですよ。

投稿: 輝ジィ~ジ | 2012年7月27日 (金) 16:23

ヘ(゚∀゚ヘ)アヒャ・・・書いてなかった❣❣ごめんさーい!!

優しい花に癒され、山に癒されっぱなしです。
特に「コケモモ」「イワブクロ」
お気に入りでーーす❣❣

どれも拡大して飾っておきたいですね。
でもって、じぃ~じ様お二人の熱々ぶりぃ~
(ノ∀`)・゚・。 アヒャヒャヒャヒャ・・・でーーす。
今回もありがとうございました

投稿: こころぐ郁美 | 2012年7月27日 (金) 16:03

みいさま
お暑うございます。
たっぷりと水分と塩分補給して体力を維持しましょう。

北の大地 北海道、この日の阿寒富士山頂は風も吹き
寒さを覚えるほどでしたが、山を下りるとそれなりに(笑い)

北海道の山はどの山も花の種類が沢山見れて、目の保養に
なるんですよ。それと食べ物が全体的に旨いのです。

投稿: 輝ジィ~ジ | 2012年7月27日 (金) 14:56

こんいちは~
 北の大地、いいですね~
さわやかな風を感じました^^。

登山は、やはりいいなと思いながら見ています。
わたしは近くの低山しか登ってませんが

高山植物もいっぱい紹介してくれて興味深く拝見しています。

投稿: みい | 2012年7月27日 (金) 14:23

けいあんさま
お早うございます。
お蔭さまで雌阿寒岳・阿寒富士の概要しっかりと確認できました。
円錐の寄生火山阿寒富士は浅間山を小さくした感じ。
雌阿寒を冠する花々も時期的に丁度良く、岩稜帯、ハイマツ
エゾマツと変化に富む山楽しめました。

阿寒湖温泉も観光客減で気の毒なことです。

投稿: 輝ジィ~ジ | 2012年7月27日 (金) 08:28

おはようございます。
阿寒富士占拠ですか!
念願かなって良かったですね
小生、釧路に10年住んでましたので、いつも下から見てました。

投稿: けいあん | 2012年7月27日 (金) 07:59

赤鬼さま
昨日は、わざわざ耐暑訓練に行ったの?

阿寒湖も観光客がめっきり減って10数軒のホテルで
昔から経営者変わっていないのは2軒だけとのこと。
生き延びるのに必死の様でした。
生ビールのサーバーが丁度いい塩梅で、旨かった~
鬼さんだったら何杯いけたろう?

投稿: 輝ジィ~ジ | 2012年7月27日 (金) 07:22

生麦酒、朝でものどがひりひりしてくるよ。ガスが晴れて
良かったね。昨日はあっちぇかった。シャツの袖から汗が
したたり落ちたよ。

投稿: 赤鬼 | 2012年7月27日 (金) 07:11

まぶちょんさま
こんばんは

泊まったホテルは昔は一流、近年観光客が減ってきて
震災以降は激減だそうです。
維持するのが精いっぱいで、設備更新など新規投資は
全く無理と支配人?が言っていました。

ホテルやツアー業者に頼むよりクーポン使うと安くなるんです。
1,050で飲み放題(1.5時間)これは 安い!

投稿: 輝ジィ~ジ | 2012年7月26日 (木) 22:35

こんなに食べてなぜそんな安い!?
すごいね。阿寒湖って、安いの?観光地なのにね

北海道は 函館しか行ったことなくて、街しか見てないから大地の自然見てないの・・・。

投稿: まぶちょん | 2012年7月26日 (木) 22:28

もうぞうさま
こんばんは
北の大地 北海道はなんだかんだ言っても遠いですから
貴殿のように現役世代では時間的にキツイでしょう。

我ら有り難い身分なのですよ。
いつの日かゆっくりと訪ねてみてくださいな。

投稿: 輝ジィ~ジ | 2012年7月26日 (木) 19:34

北の大地、あこがれるな~
でもなかなか行けませんね。
それにしてもポーズが決まってますな~

投稿: もうぞう | 2012年7月26日 (木) 19:23

てるひこさま
拙 駄ブログにお立ち寄りcomment頂戴感謝です。

この暑い時期に北海道の山は良いですよ。
病み付きになりますね。

景気が悪い現在、ホテルも必死で頑張っているので
協力してやらないと・・・

投稿: 輝ジィ~ジ | 2012年7月26日 (木) 12:10

登山はいいですよね~
この時期は 北海道の山は丁度良さそうですよね・・・
あまり低い山だとこの時期は ちょっと厳しいですよね
暑くて・・・

いいな~北海道  温泉  おいちそうなご飯

投稿: てるひこ | 2012年7月26日 (木) 12:00

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