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2012年7月

2012年7月31日 (火)

花爛漫と展望の山【笙ヶ岳】

ここ連日の暑さから逃れる為、更に相方が企画実施予定の会山行の下見です。

7月18日(水) 

ジィ~ジと赤鬼さんの男性2名、そして美女3名 計5名 我が家の で

予定は鳥海山系【笙ヶ岳(1635m】
海岸線の長い越後新潟から、山形県おけさ・おばこラインをひた走り   

山形県温海から日本海東北自動車道が部分開通したので以前よりかなり
時間が短縮です。酒田ICからR7そして鳥海ブルーライン、予定の登山口まで
大凡、210㌔ほどの道程です。(途中 休憩含み約3時間30分所要)

8時45分 大平登山口

9時17分ー9時22分 見晴らし台

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(写真 左) 大平登山口  伝石阪入口  赤鬼さん先頭に <拡大>
(写真 右) 見晴らし台  眼下に観音森、遥かに日本海  <拡大>

登山口からの石段を登ると、浮石がセメントで固められた少し急な登山道。
道の両側には、シロバナニガナ キバナニガナの群生が続きます。 

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(写真 左) ヨツバヒヨドリ    <拡大>
(写真 右) シロバナニガナ   <拡大>

見晴らし台を過ぎれば勾配も緩やかになり、湿原の清水大神付近からは
ニッコウキスゲ、イワイチョウ、チングルマ・・・高山植物が次から次と出てきます。

Dscn0404_2                       清水大神

この付近から多種類の高山植物、華の競演(競艶)が始まります。

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(写真 左) ニッコウキスゲ   <拡大>
(写真 右) ヨツバシオガマ   <拡大>

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(写真 左) ハクサンチドリ  <拡大>
(写真 右) マルバシモツケ  <拡大>

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(写真 左) バイケイソウ   <拡大>
(写真 右) イワイチョウ   <拡大>

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(写真 左) コイワカガミ   <拡大>
(写真 右) ネバリノギラン  <拡大>

終わり掛け、盛りのチングルマの群生も勿論現れます。

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(写真 左) ベニバナイチゴ  <拡大>
(写真 右) チングルマ     <拡大>

草原を横切る小さな流れ樋(トヨ)を跨いで少し先、河原宿(遊佐町)です。

Dscn0410                   河原宿遅くまで雪渓残る場所。

周辺では東北地方の代表花の一種 白く可憐な ヒナザクラ が見られます。

Dscn0414                             白く清楚な ヒナザクラ

河原宿の雪渓をそのまま右方向へ前進渡り切ります。

Dscn0412                   涼風を受けながら雪渓上を前進

雪渓を渡りきると、またまた可愛い多彩な花々が足元に次から次と飛び込んできます。

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(写真 左) ハクサンフウロ    <拡大>
(写真 右) ウサギギク      <拡大>

ハクサンイチゲの大きな群生も彼方此方に点在。

Dscn0434                凛とした存在感 ハクサンイチゲ <拡大>

やがて道は、鳥海湖との分岐に出ます。
丁度タイミングよくガスに切れ間が生ずると、鳥海山新山と外輪山がその姿を!

Dscn0421            合流分岐点からの鳥海山とキスゲの群落 <拡大>

分岐からは、左右に別れ、笙ヶ岳は右方向です。

Dscn0428              ニッコウキスゲ乱舞 笙ヶ岳三峰目指す

Dscn0436                   笙ヶ岳1峰(笙ヶ岳)目前

11時20分ー12時05分 笙ヶ岳山頂

爽やかな微風を感じながら、お昼を口にしながら のんびりまった~り

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(写真 左) 笙ヶ岳山頂△点  <拡大>
(写真 右) 台地上の笙ヶ岳山頂とガス間の鳥海山  <拡大>

山頂の周辺はハクサンイチゲが丁度ピーク!?

下山は、往路を辿ります。

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(写真 左) ミヤマキンポウゲ   <拡大>
(写真 右) ハクサンボウフウ?   <拡大>

下山中、前方眼前に鳥海山の雄姿が、どっしりと・・(3回登頂済み)

Dscn0454               ニッコウキスゲを前衛に鳥海山 

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(写真 左) クルマユリ   <拡大>
(写真 右) チョウカイアザミ *固有種  <拡大>

Dscn0459                      草原と池塘も点在

ひんやりした涼風受けながら雪田を爽快な気分で下ります。

Dscn04621_2                ひんやりと心地よい風が通り抜けます。

ゆっくりと足元や両脇の花々を愛でながら見晴らし台、、そして伝石坂を下ります。

14時15分 大平登山口

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(写真 左) 登山口付近で多く見られるキバナノニガナ <拡大>
(写真 右) チョウカイブルーライン大平登山口  <拡大>

盛夏を迎え暑い最中、心地よい風を受けながら高原状の花の山たっぷりと
堪能出来、充足感に満たされた我らです。

下界は、流石に猛暑。帰路立ち寄りは鳥海温泉 アポン西浜 
赤鬼さんと共に汗を流すジィ~ジです。

おけさ・おばこラインの海岸線を眺めながら、県境を越えて新潟県。
新潟県に入るや否や、一寸車を停めます。
若き企業家の拘りの塩 【白いダイヤ】購入の為です。 ← ここ お薦め!

この日の目的 全て順調に消化、あとは会山行の本番28日迎えるだけ。
何となく有意義な一日過ごせた感じのジィ~ジです。

                     この項 (完)

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2012年7月29日 (日)

24 北の大地 (PART4)

北の大地 5日目を迎えた我ら6人組。

阿寒湖温泉 阿寒ロイヤルホテルを後に一路 釧路方面へ向かいます。

7月11日(水) 

この日、登る予定の山は “西別岳”

無限に広がるような広大な台地の遥かに、漸く目的の山がその姿を現します。

R243を弟子屈町から虹別に向かう途中、「養老牛」への標識が有り、ここを
左折して進むと【西別岳登山口】の案内板が見られ、それに従って林道を進むも
交差する場所も多く、小さな手作り標識を見落としたり、登山口まで辿りつくのが
思いのほか面倒だった我らです。

9時20分ー9時35分 西別岳登山口

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(写真 左) 地元の山岳会が建てたログハウス風の西別岳避難小屋 <拡大>
(写真 右) 雲の切れ間から青空が・・夏山です   <拡大>

勿論 6人とも初めての山 たまたまガイドブックで探したのです。
年間 3万人ほど訪れると言う、初心者向けの優しい山 花も多く見られるらしい。
コースと概要は ↓をご参照ください。

Dscn0308                       西別岳概要案内板

我らの他にも東京・神奈川からの車も2台ほど、広いⓅには10数台。
登り支度しているハイカーも・・・我らも身支度整えます。

ほぼ平らなカラマツ林の中の広い広い登山道をゆっくりと600mほど進むと
緩いササ原のダラダラした上り坂に変わります。これって意外と難儀です。

名づけて“がまん坂”。
北海道ならではの、広大な緩く広がる裾野を持つ西別山、そしてその先には
人工物など全く見られない、何処までも続く根釧原野

Dscn0309                 がまん坂と広大無限な根釧原野

がまん坂過ぎ、一寸した小さなピークを越せば、第一・第二・第三お花畑が続きます。
花を見ながらの稜線漫歩を楽しみます。
この日、多く見られた花は、ヒオウギアヤメ、そしてあそこにも、ここにもエゾツツジ 

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(写真 左) ヒオウギアヤメ  <拡大>
(写真 右) エゾツツジ     <拡大>

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(写真 左) ヨツバシオガマ  <拡大>
(写真 右) ベニバナイチヤクソウ  <拡大>

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(写真 左) ウサギギク  <拡大>
(写真 右) エゾフウロ   <拡大>

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(写真 左) スズラン  <拡大> 
(写真 右) ツマトリソウ <拡大>

Dscn0322               エゾツツジの咲いている様子 <拡大>

あっちで写真撮り、こっちで    遅々として歩が進みません。

山頂手前の 極楽平付近がエゾツツジ一番多い?

山頂手前からは  ↓ が目に飛び込んできます。

Dscn0329         摩周湖と鋭く切れ落ちた山容の摩周岳(カムイ ヌプリ)<拡大>

11時10分ー1時50分 西別岳山頂

Dscn03311                バックに見えるは、摩周湖

西別岳からは摩周岳への縦走コースが点けられているものの、今回は
その先の予定も有り、ここで終わりとして 6人で簡単ランチ。

2007年も今回も!! ♪ 霧に抱かれて~ 全く摩周湖に霧なぞ見られません!
あくまで 歌謡 詩作の世界 !?

ゆっくりと四周を見渡しながら、往路を下山します。

ごくらく平を過ぎ、第三お花畑を過ぎたダケカンバ林の手前の分岐から左へ
ほんの少し登り返せば リスケ山(787m) 

Dscn0336               リスケ山山頂のU氏とO氏  <拡大>

摩周湖と摩周岳(カムイ ヌプリ)が間近に見られます。 再び がまん坂 下ります。

Dscn0338            がまん坂から俯瞰  西別岳の山裾と根釧原野

笹林床の がまん坂 からカラマツ林のウグイス谷へ。。。。。。。

12時42分 西別岳登山口 

今回の北の大地 北海道の山歩きは4座目、此れにて終了です。

この先は、もう一つの大きな目的 釧路平原 釧路湿原の見学です。

少し早目の簡単お昼で、聊か空腹も覚え、食事をを兼てまずは ↓

Dscn0340                          多和平

レストハウスでビーフカレーをオーダー、食べ終えて展望台へ

11               放牧された乳牛が草を食む大草原

これぞ でっかいどう 北海道  他では見られぬ景色です。
北海道でも珍しい地平線が360度の大展望が“売り”です。

多和平のHPは⇒コチラ

目を転ずればうっすらと雌阿寒岳・雄阿寒岳、そしてぐるーっと斜里岳などが目視。

多和平の後は、

この日の塒  釧路湿原 達古武オートキャンプ場 (クリック)

今回の北海道旅行 大きな大きな目的の一つ 釧路湿原を見る事だったのです。
9回目の北の大地探訪ですが、今まで釧路へ立ち寄りしたことが無いのです。

Dscn0348_2                         達古武湖

*達古武(タッコブ) ポコンと盛り上がっている小山(tapKop)
釧路川に向かって達古武湖の北側の丘陵が長くのび、その先端が盛り上がっている

宿泊手続き採り終え、バンガローに荷を下ろし、時間に余裕が有るので釧路本線に
沿った細岡展望台 

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(写真 左) 釧路湿原国立公園概要案内板  <拡大>
(写真 右) 細岡展望台からの釧路湿原 蛇行する釧路川 <拡大>

*太平洋の海岸線から最深部でおよそ40キロ内陸に入り込んだ形を見せる
釧路湿原、太古(1万~6千年前)の時代には海だった。海の進入(海進)と
後退(海退)によって生まれた広大な湿原。
1987年(S62) 国内28番目の国立公園 平成23年現在28,788ha。

地球がなせる壮大な歴史のロマンを感じます。

細岡展望台から達古武オートキャン上バンガローに戻り、急遽、翌日は
釧路川のカヌー下りをしようと相談。予約を入れます。

オートキャンプ場へ来る途中のスパーで割引惣菜買い込んでこの日の晩餐です。

Dscn0357           年季の入った主婦が買い込んだ割引惣菜で夕食

晴れれば、翌日は6人乗りカヌーで釧路川川下りです。(天気下り坂)

                         

7月12日(木) 

目覚めればシトシト雨音が       カヌー川下り雨で中止!!(残念)

仕方が無いけど、まずは朝食を取ります。釧路市和商市場へ  和商市場HP

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(写真 左) 和商市場内部 <拡大>
(写真 中) ジィ~ジと相方の勝手丼 <拡大>
(写真 右) 採りたて烏賊 ひと箱1,000円\(◎o◎)/! <拡大>

和商市場で毛蟹 タラバ、海産物加工品 試食して宅配手配をしたり・・・

朝食と土産の買い物済ませ、再び釧路湿原探勝の為、釧路市湿原展望台

展望施設の背後にある2.5㌔の遊歩道を雨具を着ながら散策です。

Dscn0364                釧路市湿原展望台から釧路湿原俯瞰

丹頂鶴は見ることが出来なかったものの、釧路湿原のあまりの広さを十分に味わい
釧路を後にして長い長い道程 道東道から札樽道、小樽へ向かいます。 
今宵の宿は新日本フェリーの予約セットで 小樽 オーセントホテル

チェックイン終えて、今宵は最後の贅沢 打ち上げ です。

打ち上げ場所は、小樽の人気の店 魚真 (数日前に事前予約済み)

Dscn0369                  魚真での打ち上げ オーダーの一部

気の置けない仲間のこと!、山の話、アルコール尽きることありません。
北海道の魚は珍しい種も多く、味も一味異なります。まさに美味なり。

ホテルの大浴場で手足を伸ばし心身共に充足感に浸ります。小樽の夜が更けて・・

7月13日(金) 

早朝、小樽駅前の三角市場で買い物。その後、小樽の街を散策

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(写真 左) 朝から観光客でごったがえる小樽の街 <拡大>
(写真 右) 小樽散策の我が仲間  <拡大>

お茶したり、土産菓子買ったり・・この後 小樽 鱗友市場へ買い出し。

今回の北海道 最後の一日。夕方まで特別の予定は有りません。
天気も安定しない予報で山はパス。

ゆっくりとホテルを後に期間的余裕も有るので、定山渓温泉経由、  
中山
から蝦夷富士 羊蹄山を眺めようかと遠回りして苫小牧へ向かいます。

予報通り天気は不安定。中山峠はすっぽりと肌をさすほどの冷たいガスで
覆われ、全く展望どころではない状況です。(晴れていれば・・・残念)

喜茂別から支笏湖を回って千歳市へ、そして苫小牧へ向かいます。

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(写真 左) 支笏湖 遥かに恵庭岳 <拡大>
(写真 右) 支笏湖、中央奥に雲被る樽前山、風不死岳  <拡大>

* 上記写真の支笏湖温泉 湖畔へ出るためのⓅ料金 450円必要
   大型2輪車が止めてある処。
   Ⓟ料金が勿体無いので1回も駐車したことありません。

千歳市から苫小牧へ出ます。
苫小牧での立ち寄りは、勇払原野のウトナイ湖 

Dscn0374_3                ラムサール条約登録湿地 ウトナイ湖

勇払原野を併せ、ここも北海道の広大さを感じさせてくれます。

あとは船内での夕食の調達だけです。苫小牧のイオンへ買い出しです。
相変わらず、しっかり主婦の同行婦人たち 割引惣菜ばかりしこたま買い込みます。

苫小牧東港 新日本海フェリー しらかば 出航は夜 7時半です。
早速部屋に集まり、6人で 乾杯と豪華?割引惣菜デイナーの開始です。

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(写真 左) 新日本海フェリー しらかば <拡大>
(写真 右) 豪華?割引惣菜ディナーの一部 <拡大>

7時半出航なのに7時半には既にビールロング缶、何本か?空に・・・
延々と風呂時間終了間際まで、宴会ヶ岳登り続けます。

7月14日(土) 

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(写真 左) ステートB客室前の廊下 <拡大>
(写真 右) 午前7時15分頃、秋田沖擦れ違う僚船 アザレヤ

のんびりゆったり船旅も、愈々終わりを迎えます。

15時30分 新潟山の下 新日本海フェリー埠頭

Dscn0388               山の下埠頭に近づく  フェリーしらかば

かくして、24 北の大地 8泊9日の長旅 愉しい多くの思いでとともに無事終了です。
同行信州長野市のU夫妻、そして岳友O夫妻に感謝です。

鬼が笑うかもしれないけれど、出来れば来年も是非3家族で再訪したいもの・・・と。

  24 北の大地 [PART4] これにて終了。

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2012年7月26日 (木)

24 北の大地 (PART3)

計画当初より、天候の関係で若干の予定変更が生じたものの、北の大地
北海道の朝も4日目を迎えた我らです。

 1日目 大雪山(旭岳登頂と裾合平グルリップ)  レポ⇒コチラ

 2日目 初めての山ニセイカウシュッペ山
 3日目 層雲峡・旧 士幌線アーチ橋 観光
                               レポ⇒コチラ

そして4日目 7月10日(火) 

今回、北の大地・北海道へ来た目的の一つ 雌阿寒岳と阿寒富士 です。

今から5年前、2007.7.12に1度はO夫妻と一緒に登頂しているのですが、
当日は、ガスから小雨で雨具を着ての登頂。
噴火の強烈な轟音や噴煙そして荒々しい岩稜の様子は感じられたものの
殆ど、ただ登ったと言うだけ。 当日のレポは⇒コチラ

今回は、あの凄い轟音の出どころと、全体の景色を見たい。そして出来れば
隣の 寄生火山 阿寒富士にも登りたい。その思いが強かったからなのです。

山は時期により、天候により日々その姿が変わります。
だから出来れば2度以上は登りたいと思考しているのです。(無理な処も有るも)

糠平温泉のホテルから足寄に向かって    

9時40分 オンネトー登山口

 Dscn0236 Dscn0237

前回 2007.7.12の時は、雌阿寒温泉登山口からスタートだったので
今回は、オンネトーからのスタートとします。

長野市のU夫妻は、雌阿寒温泉口からのピストンと二手に分かれます。

Dscn0239                   三合目の様子

五合目付近までは比較的なだらかなアカエゾマツの根が張り出した登山道が・・・
五合目先からはハイマツ帯とガレ場に変わります。

  Dscn0245 Dscn0248
(写真 左) 登山口のオンネトー湖が光って  <拡大>
(写真 右) 目指す阿寒富士にガスが押し寄せ <拡大>

2度目の今回も、雨こそ降ら心配ないもの今回もヤッパリ駄目なのかなぁ?
それでも時折、風も吹いているので、もしかしたら・・・と、期待もしつつ。

11時15分 7合目   阿寒富士・雌阿寒岳分岐

Dscn0252               7合目  阿寒富士・雌阿寒岳分岐

付近には10数人のグループが休憩中ですが、阿寒富士へ登る様子見られません。
折角ここまで来たのです。我ら4人組、ガス煙る阿寒富士目指します。

Dscn0253             ガス立ち込める阿寒富士へ向かう我がチーム

ハイマツ帯と、砂礫ザレ場の中でも健気に生きる可憐な花も見られます。

  Dscn0251 Dscn0249
(写真 左) イワブクロ   <拡大>
(写真 右) メアカンキンバイ <拡大>
             *メアカンキンバイ 雌阿寒を冠する固有種

そして砂礫に見られると言えば、この花も点々と見られます。
Dscn0254                          コマクサ

そしてこれまた雌阿寒を冠するこの地の代表的な花 メアカンフスマの群落も。

Dscn0258                      メアカンフスマ
 ※ メアカンフスマ8合目付近まで群落がみられたものの上記写真の花弁6枚。
    通常は5弁花。  6枚 7枚 此れ突然変異!? 教えてSOS.

我ら4人組、靴が沈みそうなザラザラな砂礫の単調なジグザグに切られた登山道を
山頂を目指して進みます。

オッ!! 少しガスが切れてきたではないか!
Dscn0256               ガスが切れ全体像 現れた阿寒富士

富士山や、浅間山と同じようにザラザラで靴が滑るような稲妻型道を前進します。

11時50分ー12時25分 阿寒富士山頂

初めての山、阿寒富士(1476m)登頂です。
時折、ガスを伴った冷風が吹き付け、寒さを覚えるので、風当たりの弱い場所に
腰を下ろし、ホテルで調達した大きなお握りを頬張ります。

  Dscn0259 Dscn0272_2
(写真 左) 阿寒富士山頂標識と三等三角点   <拡大>
(写真 右) ガスが切れると、眼前の雌阿寒岳全貌が一望 <拡大>

先達の単独行の男性が下山したので阿寒富士は4人で占拠です。

Dscn0277                指呼 眼前に雌阿寒岳全貌  <拡大>

この様子が見たかった我らです。 それが今回の目的の一つ。大満足!!

お昼を終えて、ガスが押し寄せ全貌が見え隠れする雌阿寒岳をズリズリと滑るように
8合目まで下山です。

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(写真 左) コケモモ   <拡大>
(写真 右) エゾヒメタデ <拡大>

8合目からは雌阿寒岳山頂に向かって火口壁沿いに沿って火山礫の道を前進。

Dscn0289                火口湖の青沼と噴煙上げる爆裂孔 

Dscn0294                    山頂に向かう我がチーム

13時25分 雌阿寒岳(1499m)山頂

Dscn02951                Vサインでは有りません2度目 2度目

擦れ違った茨城からのご夫婦からU夫妻が先に下山した旨の連絡もらいます。
山頂からの活火山の様子を把握して、前回と同じ温泉登山口へ下山です。

  Dscn0298_2 Dscn0300
(写真 左) 活火山特有の赤く荒々しい岩稜帯を下山 <拡大>
(写真 右) 遥か彼方に出発点のオンネトー湖   <拡大>

ハイマツが見られる荒涼たる急な岩礫帯の登山道の6合目から先は、
ハイマツのトンネルを抜けるような狭く抉られたような岩場の道になります。

4合目付近から下は、背の高いアカエゾマツの樹林帯の中に切られた緩い道が。

15時00分 温泉登山口

Dscn0302                   温泉登山口とエゾアカマツ林

少し先に下りたO氏とU夫妻、U氏の車に乗ってオンネトーの我が家の車を回収に。

今回、北の大地 北海道へ来た目的の一つ 達成~    

登山口からで20分ほど、今夜の塒は阿寒湖温泉 
阿寒湖やアイヌコタンは前回時に探訪済み 直接ホテルへ  

宿泊先は阿寒ロイヤルホテル(昔名門) 
勿論 布団も敷いてくれます。部屋からは阿寒湖も建物越しに見られます。
温泉浴槽に長々と手足を伸ばし、充足感に浸ります。

このホテルも 何と 何と  某クーポン利用で 5,980円+1,050 飲み放題
お得感 割安感 充分すぎます。

生ビールのサーバーから自動的に適度の泡の生ビールが  

こんな値段でどうして経営が成り立つか?不思議なくらいです。

Dscn0303                  充分過ぎるほどのMENU

目的の山も達成、話も弾み、アルコールも焼酎、ニッカ(余市)のロックで
進む 進む 限りなく・・・

心身満たされ良き一日過ごせた我らです。  いい気分で床に就きます。 

  24 北の大地 (PART3)  この項 (完)

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2012年7月23日 (月)

24 北の大地 (PART2)

  7月8日(日) 

北の大地 北海道の2日目。
宿泊先の上川オートキャンプ場からR273へ、「白滝村」へ向かう途中、 中越で
右手に“ニセイカウシュッペ登山口”の標識を見つけ、右折して林道へ入ります。
古川林道との別れ道の標識に従って進めば鍵ゲート(鍵は開いていた)。
更に、其処から約10キロ強、ゴロゴロした砂利道を山腹沿いに高度を上げながら
進むと終点広場。Ⓟには既に10台ほどの車と、出発準備整えた若者グループ。

この日の目的の山は 6人全員未踏の山 
【ニセイカウシュッペ山(1883m)日本三百名山】 です。

8時50分 登山口出発

   Dscn0128 Dscn0129
(写真 左) ⓟ先、登山口 約1140m <拡大>
(写真 右) 林道のようななだらかな登山道を進む。 <拡大>

登山口には、‘山頂まで5.5㌔’と表示されています。
1Kごとに残りの㌔数表示が掛けられています。
2キロ過ぎまでは殆ど目ぼしい花々も見られずだらだらとした単調な道が・・。

ところが ところが! 中間点2キロ半ほど過ぎた見晴らし台から先は
花 はな ハナ 華 正にフラワーロードが続きます。

Dscn0154   

Dscn0162                 一面のウコンウツギの樹林帯

Dscn0171            通称 アンギラス(恐竜の背骨) 平山へ続く稜線

Dscn0175            雪が消えたばかりのニセイカウシュッペ山頂への登山道

Dscn01801_2                                 山頂でおどけるジィ~ジ

少しガスを伴った風が出てきたので簡単ランチは風を避けて取ることに・・・
証拠写真撮って、大槍近くまで下山します。

Dscn0194                      妍を競って 競演

Dscn0196                   鋭い岩峰の稜線

Dscn0197                       大槍?

Dscn0198               登山口まであと1K 白樺

生憎のガスで大雪山系の山並みは眺望が叶わなかったものの、全く想定外の
多彩・多種の高山植物が見られ、満足 満足 大満足。。。。
来年も又、この先、比麻良山(ヒマラ山)、平山へ足を延ばしたい思いが強く
芽生えた我らです。 

登山道 中間あたりから見られた花々の一部です。(総べてクリックで拡大)
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他にもエゾコザクラ ツバメオモト ゴゼンタチバナ・・・etc 枚挙に暇なし。

ニセイカウシュッペ山は大雪山系の山、層雲峡にも近いのです。
この日の宿は、層雲峡温泉 湯元 銀泉閣
某クーポン利用、1泊2食 飲み放題+ハーフバイキング 何と!6,800円
そこらの民宿より遥かに廉価!!
布団こそ自分で敷かねばならぬも、部屋も設備も風呂も全く問題無し。

   Dscn0201 Dscn0202
(写真 左) 夕食の一部  <拡大>
(写真 右) ホテルロビーの熊の置物 北海道=酒は男山! <拡大>

飲み放題を良いことに、生ビール  焼酎ロック 常温清酒 ・・
些か飲みすぎジィ~ジ、部屋に戻るなりバタンキュー  

7月9日(月) 

気持ち良く目覚めればシトシトシトシト雨が!  ~~~~がぁ~ん

本来のこの日の予定
層雲峡⇒銀泉台⇒赤岳・小泉岳・白雲岳 (花鑑賞)⇒糠平温泉
 *10数年前黒岳からトムラウシ岳縦走経験有るので白雲岳は一度経験有り

朝食を取りながら6人で善後策検討。
気心知れた6人 結果は簡単。雨具着てまでも登りたくないよね~
夕方、予約してあるホテルまで途中適当に立ち寄り時間を潰そう!

ホテルを後に、まずは層雲峡観光です。
   Dscn0205 Dscn0209
(写真 左) 流星の滝 落差 90m  <拡大>
(写真 右) 銀河の滝 落差120m  <拡大>

大型観光バスが到着、賑やかな団体が下車してきます。勿論?(中国)

雨は幸い、殆ど小止みになり曇り空に・・・今更 山へ行く訳にも行きません。
時間はたっぷり、大駐車場の売店の間から二つの滝を見るために、
山登りに匹敵するような急な階段状の道を登ります。(約20分弱息切れます)

中国からの若いモデル風のお姉ちゃんたち数人、疲れて途中で断念するほど。

Dscn0218                     双瀑台からの眺め

平日、おまけに朝なので日本人観光客は、疎らです。 (午前10時半頃の様子)

層雲峡から大雪ダムから大雪湖を眺め車も少ないR273号線を快適に
三国トンネルそして糠平湖を目指します。    

何処を見ても山 山 山 広大な樹林帯が無限に広がり北海道ならではの景観。

右手には石狩岳さらに進んで二ペソツ山などが見えるはずなれど不勉強な
ジィ~ジには山座同定など出来ません。
兎に角、山間に切られた快適な道路をひた走ります。 (北海道の道路・最高点)
道路わきには、ルピナスの花が延々と続きます。

音更川沿いし進めばやがて今夜の宿、糠平温泉郷。
ところが時間は未だ12時前、仕方が無いのでまずは宿のレストランで昼食。
そしてフロントで近くの見どころをリサーチです。

その結果、少し来た道を戻り1988廃線になった士幌線の跡地に幾つもの
鉄道用アーチ橋が幾つも残っているのでその散策です。

先ず代表的なのは、タウシュベツ橋梁(通称めがね橋)。
(冬季にはその脇まで行けるも、雪解け時期から増水し最終的には水没する)

Dscn0222                辛うじてまだ水没していません
(向こう側行くには現地ガイドに依頼し、有料です。)

旧 士幌線、音更川沿いに幾つ端が残っていますが、鉄橋はゼロ、現地の
砕石、岩を利用したアーチ橋ばかりです。

  Dscn0228 Dscn0233
(写真 左) 五の沢橋梁  <拡大>
(写真 右) 中ノ沢橋梁   <拡大>

道端にはルピナスと同時にでっかいどう 北海道=フキ(ラワンフキ) 

Dscn02271                    フキを一本頂きました

この後も糠平湖周辺のアーチ橋を3か所ほど探索するも、お馬鹿ジィ~ジ
カメラのバッテリー切れ!!!

アーチ橋については⇒ コチラ

再び、温泉郷に戻り近くの根板やートレイルをしてみます。
ここにも昔の鉄道用アーチ橋『糠平川橋梁』見る事が出来ます。

彼方此方動き回り、時間も経過、予約したホテルへ 

糠平館観光ホテル ここも某クーポン利用で1泊2食+お握り 7,850円

ジィ~ジ ホテルでカメラの充電です。
温泉い浸かり、たっぷりと夕食楽しんだ我らです。

附録)
 Dscn0219 Dscn0220
(写真 左) 層雲峡で見かけたオオウバユリ  <拡大>
(写真 右) どこでも見かけるルピナス     <拡大>

 24 北の大地 (PART2) この項 お終い

PART3に続く。。。

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2012年7月20日 (金)

24 北の大地 (PART1)

4年振りジィ~ジと相方 9回目の北の大地 でっかいどう 訪問です。

7月6日(木)~7月14日(土) 8泊9日の旅です。
同行は4年前と一緒,岳友O夫妻、そして今回は遠来 長野市からU夫妻。
我が家の車とU家の車 2台で行動です。

7月6日(木) 

新日本海フェリー  新潟フェリーターミナル (新潟港山の下埠頭) 
北海道 小樽港に向かって10時30分 出航。 船名は ゆうかり 

Dscn0035                新潟港 カモメに見送られ出航

我が家とO夫妻は個室(4人部屋)U夫妻も個室(2人部屋)
早速お昼は持ち寄りの手料理やアルコールで賑やかに6人で宴会の開始。
先ずは かんぱ~い から始まります。

Dscn0038                     お昼のMENUの一部

腹ごなしに、入浴したり、ビンゴゲーム(当らなかった)に参加したり・・・
時は瞬く間に過ぎ、夕食の刻に、勿論 宴会ヶ岳の続きです。

Dscn0039              6人個室で宴会ヶ岳登頂を目指します。

WINE 焼酎 ビール 直ぐに次から次と空瓶並びます。
共通の話も尽きず延々と(時間はたっぷりあるんです) 食べて飲んで  

19時30分  出航から9時間、(18時間航路 ちょうど半分)
小樽港からの新潟港へ向かう 僚船 らいらっく と交錯します。

Dscn0041_2               新潟港へ向かう 僚船 らいらっく

お互い汽笛を鳴らし、無事の航海祈ります。

小樽到着予定は早朝4時30分 朝が早いのでベッドに潜り早目に就寝。 

7月7日(土) 

定刻早朝4時30分 小樽港到着。

この日の予定は、北海道の最高峰 大雪山 旭岳(2291m)周遊です。
旭岳ロープウェィ 姿見の池⇒旭岳⇒間宮岳⇒中岳分岐⇒裾合平⇒姿見の池
CTは大凡 7時間。 ジィ~ジと相方このコースは 2006.7.29 と2度目です。

砂川SAで朝食を取り、2台の   は、旭川から目的地に向かって 

8時45分 大雪山 旭岳ロープウェィ山麓駅
8時55分 旭岳ロープウェィ姿見の池駅

ありゃ らら!! 姿見池駅(1670m)周辺から上部はガス ガス ガス。
   Dscn0043 Dscn0050
(写真 左) 旭岳ロープウェィ山麓駅  <拡大>
(写真 右) 姿見池はガスで覆われボヤーッほとんど見えない。 <拡大>

大勢の観光客の皆さん可哀想。

我らは視界不良の中、溶岩石ゴロゴロの登山道を山頂に向かいます。
   Dscn0051 Dscn0053
(写真 左) 岩ゴロゴロの登山道登るO氏  <拡大>
(写真 右) 山頂直下 金庫岩  <拡大>

ガスってはいるものの、大勢の登山者で跡が絶ちません。
左側の爆裂火口の噴煙と音を聞きながら砂礫の道を火口沿いに

10時35分ー10時45分 旭岳山頂

   Dscn0055 Dscn0056 
(写真 左) 一等三角点 ぬたっく 100年記念  <拡大>
(写真 右) 一等三角点タッチ       <拡大>

Dscn0058                ジィ~ジと相方 2度目の旭岳山頂

日ごろの行いが功を奏したのか???山頂到着時に一瞬ガスが切れます。

山頂でゆっくりと四周を見渡し、間宮岳に向かうべく山頂を後にします。

Dscn0061                   雪渓を下るO夫妻と相方

Dscn0070                    北海岳方向 チングルマ

12時00分 間宮岳(2185m)
Dscn00781                  広大な台地 平らな間宮岳山頂

Dscn0082                 荒涼感漂う有毒温泉 お鉢平

12時20分 中岳分岐

黒岳方面からの登山者と多数交錯するポイントです。

Dscn0085                   中央奥 北鎮岳と左に鋸岳

13時00分 中岳温泉

ぼこぼこ ぼこぼこ、とお湯が湧き出ている天然 正真正銘露天風呂。
スコップで掘れば直ぐに浴槽出来上がります。(時間が無いのでパス)
   Dscn0101 Dscn0103
(写真 左) 絶え間なく音立て湧き出る温泉  <拡大>
(写真 右) スコップで自分用の露天風呂に興ずるハイカー <拡大>

水で薄めるとホントいい塩梅の温度に・・・(入りたいけど我慢です)
中岳温泉から先はエゾリュウキンカの花が一面に咲き競っています。

中岳温泉から少し下れば、今回の目的 花々が一面に広がる広大な裾合平

Dscn0106                        裾合平へ

Dscn0117                  どこまで続く?チングルマ群落

Dscn0112                        色彩々

Dscn0111_3

花はな花はなに見とれながら姿見池に向かいます。
   Dscn0120 Dscn0121
(写真 左) 夫婦池  <拡大>
(写真 右) 擂鉢池と噴煙上げる旭岳山腹  <拡大>

Dscn0123             絶え間なく噴煙上げる 旭岳 山腹

14時50分 ロープウェィ姿見池駅

Dscn0124               またまたガスが出てきた姿見池駅

約6時間、旭岳登頂と花鑑賞グルリップの終わりです。
ロープウェィに乗り込むや否や ポツッ ポツッ が・・・(ラッキー) 直ぐ小止みに。

  ※ 今回も思ったけど旭岳ロープウエィ 往復2,800 少し高いような気が・・・

汗ばんだ身体、さっぱりと流すため、近くの旭岳温泉 湧駒荘へ立ち寄りです。
ここで裾合平周辺を楽しんだ別行動のU夫妻と待ち合わせです。

今宵の塒、上川オートキャンプ場での夕餉の買い出しで旭川に立ちより。

バンガローで初日の打ち上げ 生ビールで乾杯 更に宴は続きます。

Dscn0127                生ビールで乾杯 更にWINEヶ岳

我ら質素倹約グループなるべく安く、そのくせ内容豊富に。がモットーです。

この日のバンガロー借用 一棟 7,100円 。
備えのマットレスの上に寝袋に包まって6人で  

大雪山 旭岳から裾合平 この日に見られた花々の一部です。

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写真 左から ウコンウツギ キバナシャクナゲ イワウメ  <拡大>

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写真 左から チングルマ ??? イワヒゲ   <拡大>

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写真 左から エゾノツガザクラ ミヤマタネツケバナ クモマユキノシタ <拡大>

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写真 左から コマクサ イワブクロ エゾイソツツジ  <拡大>

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写真 左から ゴゼンタチバナ コシジオウレン エゾノリュウキンカ <拡大>

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写真 左から エゾコザクラ メアカンキンバイ アオノツガザクラ <拡大>

他にもエゾイチゲ マルバシモツケ・・・etc 色々と。。。

   24北の大地 (PART1) この項 お終い

   To be continued

  

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2012年7月18日 (水)

涼風進呈

ここ2,3日、全国的に極端な暑さが観測され、熱中症も多発とか・・

   暑中 お見舞い申し上げます。

Dscn04621_3 山形県大平山荘(吹浦コース)と秋田県鉾立山荘(象潟コース)の合流点河原宿分岐

 秀峰 鳥海山 山麓の一部です。

 雪渓上をひんやりとした心地良い涼風が通り抜けます。

 レポは後日。

           平成24年7月18日(水) 

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2012年7月17日 (火)

強風に阻まれた【平標山】

谷川連峰の西端に位置する【平標山(1983m)】は、360度の大展望と
多種類の高山植物が咲き乱れ“花の百名山”に選定されている秀峰です。

一方、平標山から谷川岳への稜線縦走路は、日本海側から太平洋側へ
流れる風の通り道で、夏でも条件が悪ければ、低体温症が起こることも・・・

ジィ~ジお気に入りの一座で、過去 真冬を除き20回以上の経験が有り、
10年程前の昔には、会山行として3年ほどリーダーも務めたのです。

今回も会山行に参加です。リーダーはここ数年、自称`晴男’のT氏です。
前夜のWeather newsは、あまり芳しく無く、少々気が重い!
予定では、平標山の先、谷川連峰 最高峰 【仙ノ倉山(2025m)】まで。

7月1日(日) 

参加者 男性 7名 女性 11名 計 18名
“晴男”リーダーの神通力か?R17沿いの元橋登山用Ⓟ到着時は
雨具着る必要は有りません。

8時30分 元橋 登山者用Ⓟ

   Dscn0010_3 Dscn0011_2
(写真 左) 元橋 登山者用Ⓟ 出発準備の様子  <拡大>
(写真 右) 松手山コース登山口            <拡大>

松手山コースは、樹林帯の中に切られた登山道。
落ち葉が踏み固められ、膝に優しい柔らかな道。ジグザグに進み高度を稼ぎます。

25分ほど樹林帯の中、風も通らず直ぐに汗も噴き出てきます。

Dscn0012
       汗も出てきたのでお色直しの小休止

行く手には、高さ120mと言われる、送電用大鉄塔が望まれます。
(上部 写真)

ジィ~ジは、今回もラスト 殿を務めます。
暫くして体調不良を訴える男性会員1名 ジィ~ジはサポートしながら
本隊より若干遅れて行動します。

Dscn0014
               松手山に向かって

道端の足元には、小さな薄いピンクのアカモノの群生、目を横に転ずれば
真っ赤なヤマツツジウラジロヨウラク などが見られます。

   Dscn0013 Dscn0016
(写真 左) ヤマツツジ   <拡大>
(写真 右) ウラジロヨウラク <拡大>

松手山に近づく頃から、幸い雨は当たらないものの徐々に強い風が・・・

体調不良参加者の荷物を分けて背負ったりしながら、二人でゆっくり進みます。

10時25分 松手山

Dscn0018                松手山で休憩中のハイカー  <拡大>

既に、本体は数100m先を歩いています。
松手山を超えると森林限界。風は強くなるばかり風を遮るものなにも無い。

横風を受けながら、本隊をゆっくりゆっくり追いかける二人です。
時折、耐風姿勢を取らなければならないほどの風が当たります。

それでも一歩 一歩前進して山頂へ向かいます。
山頂手前のザレ場 一の肩取り付きの木製階段を登っていると前方から
下山してくる集団が目に入ってきます。 我らの本隊です。

Tリーダー ジィ~ジを見つけて撤退決断した旨 伝達します。
一の肩トップ付近では、か細い女性会員が吹き飛ばされそうだった、更に
強行しても何も遮るものない山頂では、お昼も取れない。等々の理由。

山は逃げる訳で無し、賢明な決断とジィ~ジも賛同します。

風に煽られながらも、往路を忠実に下山します。

附録)
Dscn0022                     足元のゴゼンタチバナ   <拡大>

松手山まで戻れば、樹林帯に入るので風の強さは相当弱くなります。

大鉄塔まで下山して全員でお昼とします。

ハクサンコザクラ、ハクサンイチゲの大群落 チングルマ・・・
見る事叶わなかったものの、事故も無く下山することが最重要です。

強風は兎も角、雨に遭わなかっただけでも儲けもの!

バス帰路途中、湯沢IC手前のコンビニ立ち寄り缶ビール購入。
ワイワイガヤガヤ賑やかに、予定時刻より4時間ほど早く新潟駅到着。

                   強風、途中撤退【平標山】 この項 (完)

去年のGW前も吹き飛ばされそうで撤退したなぁ~ ジィ~ジのweight 約70㌔。

当日 2011年4月30日のレポ⇒コチラ

   P4300184 P4300189_2 
(写真 左) 山頂目指して  <拡大>
(写真 右) 一の肩から身を屈めて下山する相方 <拡大>

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2012年7月15日 (日)

24山歩き6月まとめ

“経験したこと無い大雨、厳重に警戒を”と気象庁が危機感を喚起する
「記録的な大雨に関する気象情報」を始めて発表。

多くの犠牲者の方々、また筆舌に尽くしがたい大きな被害に遭われた
地域の皆様方にはあまりにもお気の毒で言葉も有りません。

終息の気配さえ無き現状、ただ恐ろしさを覚えるばかりです。

そんな最中に、脳天気にも自分事ばかりと顰蹙買うかもしれませんが
もう今年も半年経過、 遅ればせながら 山歩き6月の纏めです。 
へタレでものぐさジィ~ジ 日記代わりの覚書です。

   。。+゚゚。。+゚゚。。+゚゚。。+゚゚。。+゚゚。。+゚゚   .。。。+゚゚。。+゚゚。。+゚゚。。+゚゚。。+゚゚

① ジィ~ジ企画会山行【三本槍岳】 6月1日(金) 記事⇒コチラ

   P1060535 P1060568
(写真 左) 涼風受けながら小休止  <拡大>
(写真 右) 3分咲き?シロヤシオ   <拡大>

雲上は思うの他、好条件 那須連峰最高峰とシロヤシオ(ゴヨウツツジ)鑑賞。
男性 7名 女性17名 計24名参加。 ジィ~ジのリーダー会山行

② 続いて会山行【明神ヶ岳(会津)】 6月7日(木)  記事⇒コチラ

P1060604                 爽やかなブナ林と緩い登山道

近所の赤鬼氏リーダー 会山行 男性6名 女性19名 計25名
帰路に伊佐須美神社参拝。

③ 雨に遭いながら久々の【角田山】 6月9日(土) 記事⇒コチラ

P1060629               人気のない山頂避難小屋(健養亭)

今にも降りそうな曇り空、案の定   角田山 24-13   同行 相方 

④ 初夏の【守門大岳】 6月13日(水)  記事⇒コチラ

P1060658              守門大岳山頂から守門青雲岳・守門袴岳

保久礼小屋から大岳。 残雪と山肌のContrastに魅入られる。同行 相方

⑤ 幻の花求め今年も【尾瀬】 6月14日(木)  記事⇒コチラ

P10607051              トガクシショウマ(戸隠升麻) 絶滅危惧種

昨年に引き続き今年も確認しに、ひっそりと咲いている様子に安堵。

他にも・・・
   P1060675 P1060744
(写真 左) リュウキンカ  <拡大>
(写真 右) ミズバショウ  <拡大>

⑥ 足腰鍛錬兼て【巻機山】 6月18日(月)  記事⇒コチラ

P1060781                    残雪と優美な巻機山山頂

梅雨の合間、3,4年ぶりの初夏の巻機山 同行 相方

⑦ 姫さま鑑賞会山行【粟ヶ岳】 6月21日(木)  記事⇒コチラ

Photo_2                ヒメサユリ乱舞   <拡大>

相方リーダー 会山行 男性 6名 女性 8名 計14名
幸い雨にも遭わず、山蛭被害もゼロ。ヒメサユリ満喫。

⑧ 遠来客案内 姫さま鑑賞【粟ヶ岳】 6月23日(土)  記事⇒コチラ

P10608781                   遠来のお客様と山頂にて 

2年越しヒメサユリ見て貰いたく、大阪から有名ブロガーご夫妻お招きして。
有名ブロガーみいさんの当日レポ ⇒ 山と雪と宴会ヶ岳~P2(ピーク2

⑨ 隠れた花名山 会山行【神奈山】 6月25日(月) 記事⇒コチラ

P1060918               シラネアオイの群生 そこ彼処に

O氏リーダー 会山行 男性12名 女性17名 計29名
シラネアオイ ツバメオモト ハクサンチドリ 花 花 花 そして残雪&♨

⑩ 爽快感充足、花と残雪【月山】 6月28日(金)  記事⇒コチラ

P1060980                  山頂には一面 ハクサンイチゲ

P10609501                    チングルマと残雪

   P1060961 P1060991
(写真 左) クロユリ <拡大>
(写真 右) ヒナウスユキソウ  <拡大>

山頂周辺は多彩な花の競演 暫し時を忘れます。男性 2名 美女6名 計8名

    ★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。

幸いにして梅雨最中にしては例年と異なり晴れ間も見られた6月の越後新潟
そして出羽山形 会津福島方面。お蔭様で10回の山歩き楽しめたジィ~ジです。

へタレ草臥れジィ~ジ年当初の山歩き目標は 80回 
進捗率は 47回 (50日) 58.8% 
此の儘 体調維持できれば目標はクリアーできるかも。クリアーしたいもの。

7月は“夏山本番シーズン” 精々老骨に鞭うち頑張る所存のジィ~ジです。

             6月度 山歩き纏め (完)

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2012年7月 6日 (金)

花爛漫【初夏の月山】

寒気と太平洋高気圧の凌ぎ合いで、梅雨前線が停滞。
九州では大きな被害がでて、大変お気の毒なことです。

一方、ジィ~ジの住む越後は梅雨最中なのに記録的な少雨で、米作など
農家にとっても悪影響が出てきているようで、此れも問題です。

只、平穏無事を祈るだけのジィ~ジです。

そんな中、例年より晴れ間の多い新潟。其の晴れ間を見計らって県外遠征です。

6月28日(木) 

男性2名 美女6名 計8名 2台の車に分乗し、“日本海おけさおばこライン”を
ひた走り温海温泉から山形自動車道     鶴岡から湯殿山ICへ

P1060929                    目的の山と広い駐車場

この日、登る予定の山は、山形県のほぼ中央に位置し、
湯殿山(1,500m)、羽黒山(418m)と共に昔から山岳信仰で名を知られた
出羽三山の最高峰 山頂には月山神社が鎮座する 月山(1,984m)です。

ジィ~ジ、初めての月山は凡そ四半世紀前、娘が小学生の頃、爾来、積雪期を
除き、弥陀ヶ原コース、そして今回の姥沢コースと10回程?歩いています。

時間を節約する為に、姥沢から月山ぺアリフトを利用して上駅へ。

   P1060933 P1060935
(写真 左) 月山姥沢ペアリフト乗り場に向かって  <拡大>
(写真 右) ペアリフトと姥ヶ岳             <拡大>

ぺアリフトの足元は、ニッコウキスゲ、ハクサンチドリ他雑草に混ざり花だらけ。

姥ヶ岳の黒い点に見えるのはスキーヤーです。

* 月山は、立山、乗鞍と並び夏スキーで有名です。

9時30分 ペアリフト上駅

リフト終点上駅から先は、たっぷりの残雪。夏道登山道は雪の下で見られません。
残雪の上を山頂に向かって歩き出します。

P1060937_2                 残雪の上を山頂に向かって

天気が良く、空の色は濃く感じます。

P1060938               振り返れば遥かに朝日連峰の山々

残雪の上を吹き抜ける気持ちの良い涼風を受けながら約1時間ほどで 牛首 

ここからは岩場の登山道に変わり、その脇には色とりどりの花が乱舞してます。

   P1060939 P1060956
(写真 左) シラネアオイ  <拡大>
(写真 右) ハクサンイチゲ <拡大>

   P1060943 P1060953
(写真 左) チングルマ <拡大>
(写真 右) ミヤマキンポウゲ <拡大>

P10609451               チングルマと来し方  <拡大>

P10609501_2          チングルマの群生 雪渓を登ってくるハイカーも <拡大>

   P1060958 P1060960
(写真 左) ハクサンイチゲ群落  <拡大>
(写真 右) ミヤマキンポウゲ群落 <拡大>

P1060959                   山頂手前はこんな感じ

花々に見とれ遅々として歩が進まない我らです。

月山は加賀白山とともに、こんなお花も有名です。

                ↓

   P1060961 P1060984
(写真 左) クロユリ  <拡大>
(写真 右) クロユリ  <拡大>

クロユリが丁度最盛期?山頂 月山神社手前付近でふんだんに見られます。

11時20分ー12時40分 山頂

最高のお天気!花花眺めながらのんびりマッタリと1時間以上も掛けてランチ。

P1060967                          山頂付近 ハクサンイチゲの大群落

P1060973                    仙台からの若きカップル

P10609771              ジィ~ジと相方 ツーショット  (逆光だ!)

P1060980         イチゲ イチゲ イチゲ   山頂 月山神社脇  <拡大>

P1060975           山頂 月山神社直下のミヤマキンポウゲ 
ここには 八紘一宇 の石碑も! 

山頂 月山神社脇と弥陀ヶ原方面は、一面の残雪。
今回は今まであまり休憩したことのない神社直下の岩場で花鑑賞をたっぷり。

多分 神社の向こう側では、可憐なヒナザクラが沢山見られたことでしょう。

たっぷり休んで、下山も花を見ながら往路を下り、牛首から稜線を歩きます。

P1060990                     花を見ながら下山

強風や日照の関係で稜線上には残雪有りません。岩塊ゴロゴロ、ガレ場の道です。

このコースを選んだ理由は、日本版 エーデルワイスが有るからです。

P1060991                  ヒナウスユキソウ <拡大>

道端にそこ彼処、観られます。他にもいろいろ。

   P1060993 P1060994
(写真 左) マイズルソウ  <拡大>
(写真 右) ウズラバハクサンチドリ <拡大>

階段状の登山道を登り切り 草原と池塘が点在する 姥ヶ岳 (1,670m)へ出ます。

360°視界を遮るもの無い四周を眺め、至福の時を得ます。
木道の周遊路から夏スキーの出来る残雪の斜面に下る我らです。

P1060997               姥ヶ岳から月山ペアリフト上駅向かって下山。

周辺にはスキーヤーも多数、夏スキーを楽しんでいます。

14時15分 ペアリフト上駅

ぺリフト上駅には観光客もかなりの数見られます。

              ♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:

晴天の下、雪渓歩きと沢山の花々愛でながらの山歩き 満足 満足 満足。

帰路、立ち寄りは 月山 志津温泉  
男二人 浴槽で手足を伸ばし♨を楽しみます。(平日で我らだけ貸切状態)
天気予報を見ながら、好き勝手に出かけれる、有り難い身分です。

帰り道、県境から村上市に入ったばかりの場所で、『白いダイヤ』を買って
途中、全員で夕食を採って、午後8時過ぎに帰宅。

             ジィ~ジ 昨年7月以来の月山 この項 (完)、

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2012年7月 4日 (水)

花三昧 会山行【神奈山】

日本百名山 妙高山(2454m) の外輪山を成す一座 神奈山(1909m)
山スキー愛好者には知られた“山”なれど 妙高山更に火打山に隠れ
登山対象としては比較的マイナーな山?

されどジィ~ジ所属する山の会では、数年前から『会山行』として継続実施されて
いるのです。
たまたまタイミング合わず『会山行』に参加で出来なかったジィ~ジと相方。
昨年 2011年6月19日(日)始めて歩いたのです。

昨年のレポは⇒コチラ

シラネアオイ、ツバメオモト、サンカヨウ、イワカガミ・・・花・花・花に圧倒。

そして前日24日(日)は、ジィ~ジの薦めでこちらの方が登られたたのです。

山と雪と宴会ヶ岳~P2(ピーク2) さん。素敵な写真一杯のレポ⇒クリック

ジィ~ジ今年は『会山行』に参加です。

6月25日(月) 

リーダーはO氏 参加者は男性12名 女性17名 計29名
ジィ~ジはラスト(殿)を務めます。

8時33分 関温泉

   P1060884 P1060885
(写真 左) 出発前、注意事項指示するOリーダー   <拡大>
(写真 右) 道端に咲くヤグルマソウ           <拡大>

ゆっくりとスキー場に向かって歩を進めます。

9時10分

   P1060887_2 P1060886
(写真 左) 関温泉スキー場 リフト最高点 <拡大>
(写真 右) 関温泉口 1200m       <拡大>

この時期は勿論、リフトは稼働していません。
リフト最高点脇の関温泉口から正式?の登山道となります。
リフトの下部は雲海が拡がってます。

関温泉口からはツバメオモトやイワカガミの花々が続くフラワーロード
ジグザグに高度を上げていきます。他にも 花いろいろ

   P1060888 P1060891
(写真 左) ツクバネソウ   <拡大>
(写真 右) マイヅルソウ   <拡大>

   P1060893 P1060895
(写真 左) ユキザサ   <拡大>
(写真 右) サンカヨウ  <拡大>

P1060889                ツバメオモト(燕万年青) <拡大>

P1060894              崩落したトラバース道にはロープが張られ

10時00分 大ブナ林 1450m

P1060896                     瑞々しいブナの大木

10時36分 八方睨 1679m

P1060899          ここから高度差200mほど登らねばなりません。

   P1060900 P1060902
(写真 左) 今年最初のニッコウキスゲ  <拡大>
(写真 右) シラネアオイ           <拡大>

シラネアオイ、日光白根山では鹿害で現在は殆ど見られません。
越後の山では彼方此方で見る事が出来ます。勿論 飯豊でも・・・

それでもこの神奈山は株の多さが半端で有りません。
今回は4,5日最盛期を過ぎた感覚えるも、踏まなければ前へ進めないほど
シラネアオイの花株が拡がっています。

11時15分ー12時10分 神奈山山頂 1909m

   P1060907 P1060904
(写真 左) 山頂でのお昼の様子  <拡大>
(写真 右) 焼きたてのネマガリダケ <拡大>

ジィ~ジと相方、道端で採取した焼き立てのネマガリダケを頂戴します。
(マイウー 旨い!)

P10609131             皆ニコニコ 笑顔で記念の一枚  (ジィ~ジ撮影)

この日は会山行、同じ道戻っても芸が有りません。
バスを燕温泉に回してあるので、そちらへ縦走下山です。

山頂から先では、妙高山・火打山が竿差せば届くように見えるはずなれど、
暖気で残雪雪解けの為か?下からガスが湧き出て、その雄姿見る事、叶わず。

シラネアオイの群落を見ながら下山です。

P1060916_2 P1060918 どこ見てもシラネアオイ・・・・・

良く見ると他にも花は見られます。
   P1060914 P1060917
(写真 左) イワカガミ <拡大>
(写真 右) ハクサンチドリ <拡大>

三峰分岐を過ぎて燕新道へ下る我らです。

燕新道 黄金清水辺りにはまだ残雪がたっぷりと残っています。

P1060922                     ガスが切れませ~ん

14時10分-14時20分 大倉沢渡渉点

P1060924                残雪の上で暑さを避けて休憩 (大倉沢)

渡渉点から山裾撒いて燕新道 麻平、そして燕温泉に向かいます。

15時05分 燕温泉 ゴール

   P1060927_4 P10609281
(写真 左) ガス湧きあがる妙仙橋  <拡大> 
(写真 右) 燕温泉最奥登山口到着  <拡大>

昨今の大水害と豪雪で周辺は盛んに修復工事が行われています。
河原の湯付近も工事中の様子。ガスで定かには見えませんが・・・

待機していたバスから着替えを出して、燕温泉 ホテル岩戸屋で全員
汗を流します。風呂上りには これがたまりません~。

平日でもあり我が会だけの山歩き 贅沢な一日。 充足感で満たされます。
帰路のバス車内も和気藹藹 賑やかに山談義に花が咲きます。

    会山行 神奈山 この項(完)

 

   

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2012年7月 2日 (月)

姫さま見て頂きたくて【粟ヶ岳】

新潟、山形、福島、そして青森県のごく一部の限られた山でしか見られない
環境省準絶滅危惧種(NT)指定 ヒメサユリ 。

その清楚で可憐な姿を、観て貰いたく、4年ほど前、ブログの世界で知り合い
その後、全く偶然に 何と!白馬大池でバッタリ出会い!

その縁で、昨年は4月2日、 角田山ユキワリソウ  記事は⇒コチラ
更に青森弘前遠征の途中 4月29日、越後白山 イワウチワ 記事は⇒コチラ

・・・と2度も新潟へ立ち寄って頂いた大阪在住の知る人ぞ知る有名ブロガー
山と雪と宴会ヶ岳~P2(ピーク2) みいさんご夫妻にまたまた越後へ
お出まし頂いたのです。

みいさんのレポ ( クリック) 速報編 と 当日編

ジィ~ジ 今年の粟ヶ岳
6月21日(木) 相方リーダーでの会山行 粟ヶ岳 レポは⇒コチラ

そして1日置いて
6月23日(土) 

遠路大阪からなのに早朝 7時00分 粟ヶ岳県民休養地で待ち合わせ。
みいさんご夫妻の仲間、川崎在の好漢 まぁ君(fwixさん) も一緒です。

7時17分  粟ヶ岳県民休養地Ⓟスタート
   P1060866_2 P1060867
(写真 左) 粟ヶ岳県民休養地からのスタート  <拡大>
(写真 右) 登山口へ続く加茂市第2水源地   <拡大>

曇り空で夜中に少量の降雨が有り湿度が高く、吸血 山蛭出現の可能性大
足元はヤマビル防御対策に「ヒル下がりのジョニー」をスプレー。

8時47分 4.5合 大栃平

   P1060868 P1060869
(写真 左) 行く手の山頂方向はたっぷりとガスが  <拡大>
(写真 右) 甘味を口に一服               <拡大> 

5合目へ向かって再び歩き始めます。

P1060870                   登ってきた尾根を振り返る

9時47分 7合目 砥沢避難小屋

   P1060872 P1060873
(写真 左) 6合目手前の鎖場登るハイカー  <拡大>
(写真 右) 7合目到着の、みいさん。    <拡大>

7合目から先は、ヒメサユリロードと変わります。
(前々日チェック済み) 

山と雪と宴会ヶ岳~P2(ピーク2) の皆さんにとっては初めての 

今年は6年ぶりの大豪雪で、開花が遅れると予測したジィ~ジと相方ですが
急激な雪解けと、自然の摂理?それほど開花は遅れず、例年並。
更に先日の台風と雨で、かなりの花が痛んだり終焉を迎え、読みは 外れ!

それでも遠来のお客様は、心底喜んでくれている様子。(有り難し)

P1060875                  ヒメサユリ   <拡大>

10時52分ー11時50分 粟ヶ岳(1292.7m) 山頂

遠来のお客様にとっては初めての “山”
先ずは再会と2年越のヒメサユリ観賞、そして健康を祝って 乾杯~
残念ながら山頂からの展望はガスで覆われ全く利きません。
それでも1時間マッタ~リと山談義をしながら時を過ごします。

P10608781                   山頂での記念の一枚

下山開始の頃、三条市の五百川コースから登ってきた信州 安曇野の団体さんに
「花はどうでしたか?」と質問するジィ~ジです。
「とても良かったですよ~」と笑顔で返答してくれます。 良かった! 良かった!
バスを回して下りは中央登山道を利用する予定とか・・・ 

大阪、そして川崎からの遠来のお客様とジィ~ジと相方、花を見ながら往路を
下山します。

14時00分 3合目 

P1060881                 3合目 休憩、水分補給

天気は徐々に好転、角田山から弥彦山そして珍しいことにその先には
佐渡も望遠出来ます。

3合目から加茂市第2水源地の登山口へ、そいて粟ヶ岳県民休養地のⓅへ。

そして皆で汗を流す為、加茂市福祉交流センター 美人の湯 へ立ち寄りです。

温泉施設の浴槽からは、すっかり晴れ上がった粟ヶ岳の全貌がくっきり

翌日は日曜日、折角大阪から出てきて貰ったのです。
8000m峰は無理でも、せめて3000m峰程度のの『宴会ヶ岳』登頂したい。
そして日曜日も本来、ご一緒すべきとの思いはあるものの、ジィ~ジと相方 
月曜日(25日)は又、会山行参加の予定です。

宴会ヶ岳 の皆さんに月曜日に行く予定の日本百名山 妙高山の外輪山である
【神奈山】をお薦めして、又の機会を約してお別れです。

ヒメサユリの最盛期には数日遅かったようですが、様子は味わってもらえたかな・・
遠来のお客様に感謝です。

少子・高齢社会、そして定住人口減の地方県新潟 活性化の為にはせめて
交流人口の増が一つのPoint。

山と雪と宴会ヶ岳~P2(ピーク2) さんのレポ見て、来年また多くの方々に
粟ヶ岳、そして新潟県を訪ねてきて欲しいと願うジィ~ジです。

             姫さま見て頂きたくて この項(完)          

   

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