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2011年9月

2011年9月30日 (金)

あっきゃーっ ショック 角田山

天気予報によれば全国的に晴れる確率が極めて高い!
相方は急遽、3(婆)トリオで、24日~25日 1泊の予定で谷川岳馬蹄形縦走。

 

我が家の車で出かけたので、ジィ~ジにはママチャリしか・・・
ママチャリで山まで行くほど体力も有るわけも無し・・・

 

こんな時、近所に住む畏友 赤鬼先輩を頼るジィ~ジです。

 

「カミさん留守なので、何処か山連れって!どこでもいいよ」  ジィ~ジ。

 

「角田にしようか」 赤鬼さん。

 

9月24日(土) 
予報通り、ピーカン 

 

朝8時 赤鬼氏予定通り迎えに来てくれ、R402 日本海夕日ラインを角田岬に
向かって走ります。

 

空気も澄んで車窓からは佐渡が手に取るようにハッキリ。(掉させば届くかも)

 

角田山 コースは赤鬼氏にお任せ。

 

赤鬼氏 選んだコースは新潟市に一番近い<宮前コース>

 

早速 ジジィ二人 靴を履き替え歩き始めます。

 

ジィ~ジ何時ものようにメモ代わりに記録写真 

 

 ん  ん ??? !!!

 

P9240018_2                     宮前コース登山口

 

我がコンデジモードを変えたり、設定を変えた被写体代えたり、色々試みるも
焦点全く合いません。カメラが勝手にズーミングしたり・・・

 

多分基盤が損傷したのでしょう。
修理を依頼しても多分 見積もりでは1万を遥かにオーバーするでしょう。

 

近年のカメラ業界は価格競争も激しく、価格もピンからキリまで、修理より
新規購入を薦めるスタンスが通常です。

 

購入してまだ3年ほど、今回は相当 はずれ! ショック 大ショック
今やデジカメ必需品 新規購入費用どこから捻出出来るかなぁ~ 頭が痛い!

 

爽やかな風を受けながら、山歩きは快適なれど気持ちはブルー ブルー

 

もうあきらめるしか方法は有りません。 それでも執拗に。。(もしかしたら?)

 

P9240023                    山頂到着 赤鬼さん

 

1時間10分ほどかけて山頂 到着。
木陰のベンチに腰かけて休憩です。
たまたま灯台コースから来たと言う会友S氏も休憩中 挨拶を交わします。

 

急ぐ旅でも無し、ぼけーっと20分ほど時間を潰し下山することに。。。。

 

同じ道下るも芸が無い? 下りは桜尾根を下ります。桜尾根途中分岐から
此の入沢コースを辿ります。道端にはツリフネソウが多く見られます。

 

此ノ入沢取り付き林道からR402をテクテク行き交う車  を見ながら
宮前コース登山口へ戻ります。

 

赤鬼先輩、相方の居ないジィ~ジに気を遣い若干空腹も覚えたので、一緒に
近く八〇亭で担担麺オーダー  

 

何かと気づかいしてくれた赤鬼先輩に感謝の半日となったジィ~ジです。

 

~ん デジカメ買わねばならず 頭が痛~い。

 

ジィ~ジ 角田山 23-25 (お終い)

 

付) 3(ばぁ)トリオ 谷川岳馬蹄形縦走の様子 (相方のカメラ)

 

P10307451                 谷川岳縦走路 武能岳 24日

 

P10307701                      朝日岳山頂の相方

 

P1030781                 馬蹄形縦走路 笠ヶ岳避難小屋

 

谷川岳馬蹄形縦走 相方は2度目 (ジィ~ジ1度だけ)
腰・膝ガタガタのジィ~ジ、登りは兎も角 下りは心配。                

 

 

 

 

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2011年9月27日 (火)

Volunteerのお手伝い?

近年、高校受験に当たり、中学校での課外活動としてのVolunteer活動が
内申書にも少し、影響を及ぼすとか・・・
新潟市の中学校は各校ともVolunteer活動を奨励しているようです。

 

*捻くれた目で見れば、Volunteerにしては純粋さが欠如しているような気も!

 

それは兎も角

 

9月23日(金・祝) 

 

我が家の前の道を一本挟んだ大通り (通称 大堀)。
道の両側の歩道には、石ブロックで囲まれたフラワーボックスが設けられており
昨年は、第28回新潟シティマラソンのコースとして数千人のランナーの目を
色とりどりの花が惹きつけたのです。

 

その時は連合自治会からの依頼で、我が自治会も花植えに協力したのですが
今年は、S中学育成協議会が事業主体に変わり、中学生がVolunteerとして
作業することに、そして自治会は、そのお手伝いが仕事です。

 

我が自治会のエリアには7ケ所のフラワーボックスが有るのです。

 

以下、その日の様子です。
P9230012            花植えVolunteerの中学生とお手伝いの自治会員

 

ボックス中央のラベンダーは、昨年植え込み宿根草なのでそのまま。
ラベンダーを囲んで、今回植えなおしです。             

 

腐葉土と肥料も撹拌して・・・

 

P9230014                   協力する自治会員の皆さん

 

朝の9時半 お天気も良く、暖かくて汗ばむくらい・・・
P9230015                   真面目に作業 1年生

 

最後に水遣りして、ゴミを片付けて・・・
S中学1年の皆さん ご苦労様でした。
道行く人もきっと花々をみて心が癒されるでしょう。

 

ジィ~ジも中学生のお手伝い  (完)

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2011年9月25日 (日)

或る日の夕べ

今にも降りそうな空模様、テントの下で、<旬の魚を食べる会>に参加です。

9月19日(月・祝) 

所属するNPO法人 新潟愛郷会の一部有志の集いです。
場所は 旧 新潟魚市場の跡 ピア Bandai  万代島鮮魚センター
‘旬’の肴  今回はサンマ  秋刀魚

P9190002                 炭火でこんがりと 油じゅわじゅわP9190001                焼き係は毎度 某地元企業の専務
このサンマ 体長30㎝強 でっけ~   
ジィ~ジと相方 近くのスーパーで買う1尾 ¥98とは大違い。
今回のサンマは市場価格1尾 ¥300 (鮮魚センター藤田社長談)

P9190006                      この日のMENU

 サンマの刺身、生寿司8貫 一人分 オードブル みそ汁 焼きサンマ
 以上〆て 会費は¥2,000 / 一人 (飲み物別途 持ち込みOK)
 上記には場所代 燃料(炭)もすべて含む。

P9190008                 楽しそうな参加者Member (一部)

P9190007                        最後の1尾

通りすがりの買い物客・観光客が興味深そうに見ていきます。
中には 1匹幾らですか? なんて質問する人も・・・

ビールと持ち込みの地注がれるままにゴクゴク グィ グィ・・・
食べて飲んで いい気分

通り雨も止み、爽やかな夕べを迎えます。

P9190011                  雨上がりの万代島鮮魚センター

4時から7時まで、旬の魚を味わい、ビールと地酒で酔いしれたジィ~ジです。

頼まれた訳では無いですが、ピアBanndai 公式HP⇒コチラ

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2011年9月22日 (木)

雨なんかに・・[弥彦山]

曇り空だが、それほどの雨にもならないだろうと車を出して10分足らずで
フロントガラスにポツッ ポツッ ポツッ・・・直ぐにポツ ポツ ポツ ポツ
ワイパーを回さねばならぬほどに・・・途端にTension 

一旦家を出たのに直ぐ戻るのも些か面白くない。そのまま    
暫くしたら、霧雨程度に変わります。 
目的地の弥彦山Ⓟ到着 9:00です。

9月17日(土) 

越後一宮 弥彦神社表参道Ⓟは、既に参拝者や登山者の車で満車状態。
大型バスⓅの一部の一般車のスペース、1台分空くのを待って何とか駐車。

9:05 大型観光バスⓅ  スタート
P9170220                       表参道登山口

実は小ぬか雨、と言うか?霧雨と言うか細かな雨が降って居るのです。
この程度なら濡れても大したことはありません。。。。雨具も不要!
しかし しかし ザックはそうはいきません。ザックカバーだけはしっかりと。

弥彦神社境内の杉の古木のお蔭で、細かな雨気になりません。

ジグザグの登山道 各合目標識は1000回登頂記念寄贈の花崗岩石柱。
3合目からは、ちょっぴりジグザグの1辺が短くなり勾配も急になります。

ミシュラン3☆の高尾山には及ばぬものの、土曜日とも相俟って下山してくる人、
前行く人、中高年は勿論の事、若者グループ ファミリー( 霧雨舞ってるのに・・・ )P9170223                    5合目鳥居と合目標識

P9170225                 見返りの松 蒲原平野眺めるグループ

9:55 7合目
P9170226                      御神水飲む相方

霧雨も殆ど気にならない程度なれど降り止まず。。。。。

途中、下ってくる女性会員のS籐さんより、挨拶を受けます。
聞けば、先日、会山行で飯豊本山に登頂することができ、大感激した。、
今度は、飯豊連峰 北股岳の会山行にエントリーしているので、ザックを
わざわざ重くして、参加者に迷惑を掛けないように訓練しているところだそうな。

10:18-10:27 弥彦山山頂 弥彦神社御神廟
  P9170228 P9170229
(写真 左) 奥社御神廟鳥居 <拡大>
(写真 右) 御神廟石柱の玉垣改修工事 <拡大>

山頂に鎮座おわす弥彦神社御神廟では、tuba姐さんのレポ見て、知っては
いたものの、石の玉垣を一旦バラし、補強と組直しをしている最中。
丁度 工事状況の立会中の若い神官に聞いてみると。
「老化しましたので・・・・」と返答。
取り囲んでいたイチイ始め、樹木も補強工事の邪魔になるのかすっかり伐採。

細かい雨は、パラパラ程度で気にならず暫し山頂でウロウロ。

弥彦山は海抜 634m 現在話題を集めているスカイツリーの高さと同じ!を
キャッチフレーズに観光客誘致の売り込みに懸命です。

山頂(御神廟)を後に往路を戻り始めると、霧雨が強くなってきます。
寒くはないものの雨具を着るのも面倒、9合目レストハウスで雨宿りしながら
水分補給と小腹を満たそうと、ダラダラした参道登山道を下ります。

レストハウスに着くと同時に霧雨は、しとしとと音がするほど強くなってきます。
  P9170230 P9170231
(写真 左) 山頂の肩越しにうっすらと三百名山粟ヶ岳 <拡大>
(写真 右) 対峙する新潟市最高峰 多宝山 633.8m <拡大>

我らはレストハウス外のベンチ。レストハウスの中には何十人も・・・
ロープウエイで登ってくる観光客の中には、傘も持たない人も大勢。。。

雨は激しさ増すばかり、雨具着るのも面倒なので20分ほど待機休憩。
ホンの気持ち小降りになったので意を決して下山の再開です。
9合目から先は、樹林帯そんなに濡れることも無いだろう・・・

有り難いことに雨はそれ以上強くなることも無く、濡れるほどでもありません。

相変わらず山頂目指すハイカー後を絶ちません。
雨具の用意もしてないファミリー、若いカップル etc

樹木で覆われた少し薄暗い登山道の草叢には、キバナアキギリの花が延々と。
P9170245                キバナアキギリの花咲く登山道

P9170249                 露岩帯を下山する相方 <拡大>

P9170250_2                                 振り返れば登山口の茶店<拡大>

11:55 大型バスⓅ 
Ⓟは、相変わらずひっきりなしに車の出入りが見られます。
大型観光バスも・・・
少々空腹も覚え、また霧雨と汗で濡れた身体を洗いたくシャツだけ着替え
家路へ急ぐ二人です。

小雨降るもなんのその、山歩き楽しめたジィ~ジです。

付)
小雨煙る中、この日に見られた花の一部です。
  P9170233 P9170234
(写真 左) オトコエシ
(写真 右) ダイコンソウ

  P9170217 P9170239
(写真 左) ジャコウソウ
(写真 右) シロヨメナ

  P9170246 P9170253
(写真 左) キバナアキギリ
(写真 右) ツリフネソウ

  P9170256 P9170259
(写真 左) キツリフネ
(写真 右) ゲンノショウコ   山頂奥の院参道の紫陽花 未だ色褪せぬ花も・・・
P10307251                      テンニンソウ
そして登山口周辺で多く見られるのは
P9170263                         クサキ

P9170237

他にもいろいろ見られます。

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2011年9月20日 (火)

今更、覚書

毎度の事なれど、ものぐさジィ~ジの日記代わりの覚書なれば。。。

9月12日(月) 

久しぶりに気の置けない友人宅で一緒に夕食と、延々としたお喋りの夕べ。

手作りと出来あい購入品持ち寄って・・・
P9120212                    この日の夕食の一部

テーブルに載り切らないので、ごく一部です。

ビールのあとは、淡麗辛口 新潟地酒・・・・・・  
Memberは、飲める(のんべー)二人、一寸一人 少し一人 計4名。

飲んで喋って延々4時間。

ジィ~ジと相方、酔い覚ましに最寄りの駅までブラブラと、そぞろ歩き。

電車は最終。若い男女が結構大勢 殆ど携帯手に持ってメール、ゲーム?

T駅下車、ふらふらしながら家路に向かうジィ~ジ、しっかり歩く相方。

見上げればP9120214                                          中秋の名月

腕も悪いのに酩酊、勿論三脚も無し、安物コンデジ。上手く撮れる訳ないわなぁ!

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2011年9月19日 (月)

お馴染み?の山<角田山>

7月末の新潟・福島集中豪雨の影響で、登山道の表土が洗われ、大小の石が
ゴロゴロし、荒れた角田山稲島コース。

歩きづらいので、このところ7コース有る別のコースを歩いていたジィ~ジですが、
集中豪雨から1か月半経過し、その後の状況を見たくて久しぶりに・・・・・

9月11日(日) 

朝9時20分 稲島コースⓅ 日曜日と言うことも有るのか?広大なⓅも満車状態
隣接の第2Ⓟにまで10数台、家族連れのグループが数多く見受けられます。

P9110173                稲島コース登山口スタートするファミリー

P9110176                    ファミリー知り合い?

集中豪雨の爪痕、その後の様子は?
P9110177                     酷いところには土嚢が

P9110182             5合目先の崩落個所はコンパネと単管で補強

区役所で費用をかけて補修した様子が窺われます。

元々5合目付近は、ごろごろした浮石が多く見られ嫌な場所。

汗ダラダラ、息切らし喘ぎながら歩いていると6合目手前で、下山してきた
会友T橋夫妻に声を掛けられます。
脇に立ち止って二言三言言葉を交わし別れます。

  P9110185 P9110186_2
(写真 左) 山頂にしかれた木道 <拡大>
(写真 右) 冷たいビール代用 <拡大>

ビール代用は一寸飲んだ後に大豆ポッイような感じが・・(ジィ~ジだけ?)
持参のペットボトルの水をガブガブと・・・・水分補給は大事です。

山頂では彼方此方で敷物敷いて寛ぐグループ数多見られます。
タオルで流れ落ちる汗を拭き絞り、インスタントコーヒー飲んで即、下山です。

P9110190              9合目下山の相方 山頂目指す人ひっきりなし

P9110210                  第一Ⓟ 到着のジィ~ジ

越後の宝 花の角田山 この日に一番多く見られた花は ツリフネソウP9110197                      ツリフネソウ

  P9110196 P9110181
(写真 左) ツリフネソウ <拡大>
(写真 右) キツリフネ <拡大>

  P9110179 P9110183
(写真 右) キバナアキギリ <拡大>
(写真 左) ジャコウソウ

  P9110189 P9110191
(写真 右)  ノコンギク ? ヨメナ? <拡大>
(写真 左) ゲンノショウコ <拡大>

  P9110203 P9110208
(写真 右) モミジハグマ? <拡大> 
(写真 左) ノブキ  <拡大>

他にも色々見られます。

ジィ~ジ 角田山 23-24   (完)

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2011年9月15日 (木)

蝶ヶ岳・常念岳トライアングル縦走(二日目編)

山にも夜明けがやってきます。

P9080108                  日の出は浅間山後方から

前日、蝶ヶ岳ヒュッテでのTV天気予報はだったのけど、チト狂った?
天空にはうっすらと雲が張り出し、ご来光見ること叶わず。
それでも朝日を浴びて赤く染まる雲のグラデーションが見事。

P1030682_2                八ヶ岳連峰から右に目を転ずれば富士山

この日の予定、常念岳に登り前常念から三股に戻るだけ、登山口の概要図では
9時間、そして持参の17年前の古いエリアマップではCTタイム8時間30分と記載。

三股から先の通行規制の烏川林道、3時から3時30分の規制解除時間に
下山は多分間に合うだろうと思われるも、何か事あれば間に合わないかも・・・
1時間もⓅで時間を潰すのもせっかちジィ~ジには耐えられない。
家へ帰ってもだれが待っている訳では無い二人暮らし。
しからば、下山はゆっくりと5:00からの規制解除時間に合わせよう。と相談。

P10306861               前常念の肩から焼・火打・妙高の峰々

□ 常念岳 (2857m)
 所在地  長野県松本市 安曇野市
 山行日  9月8日(木)
 お天気  
 同行者  相方 計2名

 行  程  蝶ヶ岳ヒュッテ(7:10)~横尾分岐口(7:35)~蝶槍(7:50‐7:55)~
        常念岳(11:03-11:16)~常念小屋分岐下(11:25-12:00)~
        前常念岳(12:45)~(途中休憩25分)~三股登山口(16:30) ~
        三股Ⓟ(16:40)        
       *所要時間 9時間30分 実質歩行時間 約8時間00分

 地  図  国土地理院1/25000 地形図 [穂高岳]

記事)
  P9080111 P9080115
(写真 左) 蝶ヶ岳ヒュッテの朝食MENU
(写真 右) バックに富士山従えた蝶ヶ岳ヒュッテ

宿泊客は、銘々思いのまま三股へ、常念岳へ、横尾へ 徳澤へ・・・宿を出発。

この日は、前日途中一緒だった若き女性とは別行動 一寸Tension

瞑想の丘からガレ場の登山道暫く下れば、直ぐに横尾分岐、途中右手には
珍しい二重山稜も見られます。
左は勿論 ズ~ッと槍・穂高連峰が望まれ、ルンルン気分。

旧 蝶ヶ岳山頂から蝶槍へ・・・

  P9080121 P9080124
(写真 左) 餌を啄むホシガラス
(写真 右) 蝶槍と目指す常念岳の全貌

餌を啄みながらホシガラスが我らを蝶槍へ導いてくれます。
蝶槍から登山道は樹林帯の中のかなり長い激下りに変わります。
コルからは再び樹林帯の登山道を登り返します。

P9080129               コルから来し方、蝶槍を振り返る

P9080131                    蝶槍 蝶ヶ岳 大滝山

樹林帯の登山道から大小様々な花崗岩ゴロゴロの登山道に変わり、ひと足ひと足
喘ぎながら前進です。まずは大きな岩の塊が累々する2592mのピーク。

12                    槍・穂高大パノラマ

P10307101                   アップダウン続く登山道

P10307111                   2592mピークにて 記念の一枚

ガレタ道を下れば登り返しが待ってます。2512mのピークです。
この先からは、常念岳山頂が被さってくるような威圧感で迫ってきます。
3つほど偽ピークに騙されクリアーすれば 

P9080144                   岩塊累々頂上まで残りあと僅か

急峻な岩・岩を辿り辿り、やがて山頂に到着です。

11時03分ー11時16分 常念岳山頂  *ジィ~ジと相方4度目です。

山頂の祠周辺は、常念小屋方向からもひっきりなしの人 人 人
お天気が良いので考える事、皆さん同じ?写真撮るのも順番待ち状態。

P9080145               山頂より (右から 針ノ木 劔 立山)

P10307141              山頂祠と穂高岳 乗鞍岳 御嶽山

P10307171            山頂より表銀座と裏銀座   *懐かしい表も裏も!
P1030715          山頂より大キレット越しにウッスラと秀峰 加賀白山 *見えますか?

苦しそうに息も絶え絶えに登ってくる若人、或いは何処かのツアーやグループ・・
長居は出来ません。大きな岩の間を縫って、小屋と三股分岐に向かって下山です。
分岐から少し三股方向へ下ったところでお昼を取ることに。。と言っても二人だけ
YパンとインスタントスープにインスタントCoffeeそして冷たいGrapefruit程度です。

P9080151             常念岳見上げるこの場所で昼食  *結構急登!

見ても、見ても、飽きることのない魅力的な山々の景観 至福の時と言えます。
しかしいつまでもいることも許される訳が有りません。下山の開始です。

12時00分 小屋分岐先 

三股へ向かって再び下山の開始です。
  P90801541_2 P9080155_2
(写真 左) ハイマツと花崗岩の山稜
(写真 右) 常念岳いつまでも腰を下ろし振り返り名残惜しむ相方。
  P9080157 P9080158
(写真 左) 前常念岳に向かい岩稜登山道下る相方
(写真 右) 前常念岳一等三角点

12時45分 前常念岳

大きな岩の塊累々の前常念岳、そしてその先も勾配のキツイ岩稜登山道。
(天気が悪いとルート判断狂うかも?)
P9080160                  岩を縫って下る下る下る相方

足場の悪い急勾配の岩場を漸く超えて、樹林帯に入ります。樹林帯から先も
長い長い下りが延々と続きます。
  P9080161 P9080162
(写真 左) 漸く岩稜帯登山道から樹林帯へ
(写真 右) この先はジグザグに厭になりそうな登山道がどこまでもどこまでも
  P9080163 P9080166
(写真 左) ジグザグ下山路途中
(写真 右) う回路分岐

樹林帯から小一時間さほど気にならなかった腰と膝に違和感発生。大変です。
痛さを覚え始めます。ジグザグ登山道になる頃は痛みに苦痛が伴う始末。
元々、腰が悪いのに昨年からの治療中の膝を庇うためか、腰を庇うためか?
数十歩下れば一休みの繰り返し、自分でも情けなくなってきます。

三股規制解除時間3:00~3:30は、出発時間も遅かったけど無理 間に合わず。
ゆっくりスタート正解と自己満足です。

16時30分 三股登山口

辛い辛いジグザグ登山道も下から沢音が大きくなるにつれ終わりに近く・・・
  P9080168 P9080170
(写真 左) 登山口で再び概念図確認する相方
(写真 右) 振り返り常念岳見上げる相方。

冷たい水で身体を拭い、汗を拭き荷を解いて車に乗り込みます。
既に通行規制は解かれています。

帰路立ち寄り♨は、林道下の ほりで~ゆ四季の郷 大きな気持ちの良い施設です。

♨上がり、さっぱりすれば空腹を覚えます。安曇市穂高の蕎麦処で天ざる蕎麦大盛り。

身も心も 大いに満たされ、相方の運転で家路へ向かう二人です。ジィ~ジは殿様!!

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2011年9月11日 (日)

蝶ヶ岳・常念岳トライアングル縦走(初日編)

気紛れお天気に翻弄された今年の夏の山歩き。

黒部五郎岳は天候悪化で中間点少し先の北ノ俣岳で撤退。
初めての山 中央アルプス三ノ沢岳は帰りに立ち寄る予定の2度目の
宝剣岳が視界を遮るガスで断念。。。。

少々、消化不良気味の相方から
「天気の良さそうな日に三股から蝶ヶ岳・常念へ行かない!」

我が家は大概、その一言で決まります。

□ 蝶ヶ岳 (2677.1)
 所在地  長野県松本市 安曇野市
 山行日  9月7日(水)
 お天気  
 同行者  相方 計2名

 行  程  三股Ⓟ(7:33)~登山口(7:43)~力水(8:04)~まめうち平(9:37)
        ~蝶沢(10:25-10:40)~旧ベンチ(11:12-11:25)~最終ベンチ
       (12:02-12:35) ~大滝山分岐(12:52)~蝶ヶ岳ヒュッテ(13:06)        
       *所要時間 5時間35分 実質歩行時間 約4時間35分

 地  図  国土地理院1/25000 地形図 [穂高岳]

 標高差  約1500m

記事)
このコースは10数年前の5月GW後の週、山の熟達先輩仲間に誘われて
凍てつく残雪ものともせず、蝶ヶ岳ヒュッテの前でテント泊。
峻厳に屹立した神々しい槍・穂高の姿に声も出ないほど感動した時以来2度目。
(但し、蝶ヶ岳は3度目、常念岳は今回が4度目のジィ~ジと相方です。)

P10306391             9月7日 蝶ヶ岳ヒュッテと穂高連峰と槍ヶ岳

三股に至る烏川林道は9月1日から3か所ほど落石防止工事の為、通行規制。
規制の始まる8時前にはⓅに着きたい。ETC割引も最大限に利用したい。

4時5分前、新潟西IC通過。7時20分頃には林道終点Ⓟに到着です。
駐車場は既に前日泊の車など含め、かなりスペース埋まっています。

我らが見つけたスペースの隣では、出発身支度整えている目元が涼しい
スレンダー美人の若き女性が・・・

魅力的な女性に声を掛けられねばいられないジィ~ジ、早速 質問連発です。
Schedule調査と身元調査。
厭な顔見せずに応えてくれる気立ての良さと頭の回転。素敵です。

千葉県T市 Y/Mさん。 単独でテント泊です。

お互いの山歩きの力量も解らないので。無理強いして一緒に行く訳にも行きません。

「テント装備で重いし、どうせ追いつかれるでしょうから一足お先に・・・と、彼女。

  P9070007 P9070010
(写真 左) 烏川林道終点Ⓟ 奥に蝶槍?
(写真 右) 登山口 概念図  蝶ヶ岳まで5時間半と表示

烏川林道から登山口までは約1キロ弱の緩い道を辿ります。
季節も違うものの10数年前のこと、退化した頭では記憶も蘇えりません。
蝶ヶ岳へ6.2㌔、常念岳へ7.0㌔の分岐の先の吊橋から蝶ヶ岳目指します。
  P9070013 P9070016
(写真 左) 烏川本沢に架かる吊橋
(写真 右) 力水 最後の水場 蝶ヶ岳ヒュッテまで5.6㌔

『力水』当たり前のように口に含み、カラマツや雑木茂る樹林帯の中を前進。
暫くして、例の先発の若き女性に追いつき、言葉を交わし追い越します。

Ⓟからスタートして約1時間 P9070022                         常念岳

明日登る予定の常念岳か樹間からその雄姿を現します。
蝶ヶ岳ヒュッテの経営者中村氏が3年がかりで開削したこの新道、少し登れば
また緩やかに、歩き易い登山道で有り難く思うジィ~ジです。

  P9070027 P90700411_2 
(写真 左) 樹林帯の中の台地 まめうち平 
(写真 右) 蝶沢から常念岳撮影する出会いの若き女性 <拡大しません>

P10306191                蝶沢から間近に迫る常念岳

この日の予定は、ヒュッテで泊まるだけ、急ぐ必要全くありません。
まめうち平では、下山するグループが何組か休憩中。

道端の赤く熟したゴゼンタチバナの実やカニコウモリの花など見ながら前進。

Ⓟから約3時間弱、常念岳の全貌が間近に迫る蝶沢です。
ゆっくりユッタリ休みます。
件の若き彼女も暫くして到着。話をしながら冷たい巨砲を口に入れます。
再び、ジィ~ジと相方ジグザグに切られた登山道、サラシナショウマ、トリカブト
真っ赤なヒョウタンボクなど見ながら登ります。
  P9070049 P9070051
(写真 左) 旧ベンチ  古い汚れたベンチらしきものが
(写真 右) 丸太で組まれた梯子

ここでも彼女の到着待って一休み。
この先、少しばかり急登の登山道に変わります。太い幹を組んだ梯子も。
このコースで一番勾配が強い登山道が最終ベンチまで続きます。

  P9070055 P9070064
(写真 左) 最終ベンチ
(写真 右) 大滝山分岐

旧ベンチから最終ベンチまで35分ほど、標高差は約150mです。
ヒュッテまで残り僅か0.9㌔

丁度お昼時、家から持参のお握りと前夜相方が用意したおかずでランチタイム。
テント泊の彼女も到着し、並んで話をしながら休みます。
年寄りジィ~ジを厭な顔もせず相手にしてくれる気立ての良いお嬢さんです。

最終ベンチから少し進めなだらかな砂礫の台地、大滝山分岐です。

(この日、我が山仲間O夫妻が蝶ヶ岳ヒュッテから大滝山経由徳本小屋へ
向かっているのです。)
P1030635                         大滝山

大滝山分岐から蝶ヶ岳ヒュッテは、あっという間に着きます。

13時06分 蝶ヶ岳ヒュッテ到着

P90700721           ソーラー発電 蝶ヶ岳ヒュッテと大キレットから槍ヶ岳

P10306371                           ヒュッテ前広場 前方に瞑想の丘 と槍の穂

宿泊手続きを取り、寝場所にザックを置いて蝶ヶ岳山頂へ行ったり、ヒュッテ前で
槍・穂高連峰を心行くまで眺めながら、時間を費やします。

三股から或いは上高地から、そして常念岳からも小屋に向かって登山者が
あと切らず到着します。

P10306511                      蝶ヶ岳山頂にて

例の彼女は、山頂下のテントサイトでテント設営中。

P10306471               瞑想の丘、蝶槍から常念岳バック表銀座

P10306531              槍沢から槍ヶ岳   5月残雪時期2度

P10306431            梯子掛ければ届きそう北穂 涸沢 奥穂 前穂

小屋に戻り、缶ビール飲んで時間を潰します。テント泊の彼女もやってきて
山の話など雑談交わします。時間はあっという間に立ってしまい夕方も近く。。

P10306561_2                   安曇野に常念岳の影が・・・

ヒュッテはいつの間にか?宿泊者大凡40人くらい?
  P9070098 P9070099
(写真 左) 夕食MENU
(写真 右) 夕食風景ほぼ満員状態。

夕食終えてまたヒュッテの外へ出てみます。
余所見をしていた瞬間、陽は穂高の後ろに落ちてしまいます。(写真撮れず)

P10306641                暮れなずむ  霞沢岳と後ろに乗鞍岳

P10306711                夕やみ迫る大キレットから槍ヶ岳

これだけの展望が得られる山は滅多にありません。
天気の良い日を狙って定番にするのも良いかなぁ~
若い女性と会話ができて楽しかったなぁ~

色々思いにふけりながら寝床に身体を横たえるジィ~ジです。  

  蝶ヶ岳~常念岳縦走 初日編 お終い。

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2011年9月 9日 (金)

23 山歩き8月まとめ

:100年に一度?と言われる大震災、そして原発事故の収束に全く手が打てず、
指導力の欠片も無いのに居座り続けた首相も、やっと退陣。
新体制が漸く決まった8月。冷静に仕事ぶり見ながら期待したいものです。

そんな中、へタレなジィ~ジ『山歩き』8月の纏めです。
ものぐさ、なまくらジィ~ジ日記代わりの覚書。

...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。...。oо

① ゲリラ豪雨の爪痕 角田山稲島コース 8月1日(月)  記事は⇒コチラ                     5合目先、崩落個所
6合目手前までは、荒れ果てていたものの山頂付近ではヤマユリ、クルマユリなど
花のお出迎え。自然の生命力の強さ確認。  角田山 23-19

P8010094

② 黒部五郎岳? 8月7日(日)  記事は⇒コチラ

P8070209                山の天気は急変   ※何とか心と同じ

CTタイム11時間強歩き通すべく、Challengeもお天気には勝てません。
途中、北ノ股岳で退却するも若き女性と一期一会の出会い有り。

③ 盂蘭盆の時期はキツネノカミソリ 角田山 8月14日(日) 記事は⇒コチラ

P8140261                                     登山道脇に咲くキツネノカミソリ

自然保護 赤鬼隊長に従いゴミ拾いパトロール ゴミは少なかった。
花の最盛期は暫く先? 角田山 23-20

④ 雨模様なのに馬鹿だね!8月18日(木)  記事は⇒コチラ

P8180022                 汗と小雨とガスでビシャビシャ

この日もキツネノカミソリ観賞目的 浦浜コース  角田山 23-21

⑤ 日本一レンゲショウマ堪能 御岳山   8月24日(水)   記事は⇒コチラ

P10305171                    可憐 レンゲショウマ

東京の帰りに立ち寄り、御岳山とロックガーデン周遊。

⑥ 稲島コースに替えて足慣らし 角田山 8月27日(土)  記事は⇒コチラ

P8270020                                  穀倉地帯 蒲原平野と日本海

宮前コースは花の種類も多く、山頂直下急登足慣らしにはGood 角田山23-22

⑦ frustration解消 遠出 三ノ沢岳 8月29日(月) 記事は⇒コチラ

P8290026                  ピラミダルな山容 三ノ沢岳

今年はアルプスも不完全燃焼? ガス発生し帰路の宝剣岳はパス。

⑧ この暑い最中 灯台コース 角田山 8月31日(水)  記事は⇒コチラ

  P8310090 P8310096
(写真 左) キツネノカミソリ全開
(写真 右) 灯台コースと日本海に浮かぶ佐渡島

炎天下 馬鹿丸出しで軽い熱射病? でも花が多く吃驚 角田山 23-23

    :;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+:;;;:+*+

夏本番 暑さ異常に強いものの殊更、天候不安定 アルプス縦走もままならず
近くでお茶濁すばかりの今年の8月。
せめて今年の秋は穏やかで爽やかなる日々が続いて欲しいものと願うばかり。

ジィ~ジの『山歩き』8月までの累計は
58回  58日 日帰りばっかりだなぁ~
回数は兎も角、角田山ばかり。。。 23回 全体の39.7%
これではトレーニングにもならないかも・・・

秋本番迎え、もう少しメジャーでハードな山歩きしないと行かんなぁ~

今年の山歩き 目標 80回  ピッチを上げねば!!!!

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2011年9月 5日 (月)

バテた バテた 角田山

暑さのせいもあるものの、相変わらず毎日ダラダラ過ごすジィ~ジです。

JIMへ行くなど特別のトレーニングもしない我らなれば、体力低下著しく・・・

“これではイカン!”と足慣らしするべく何時ものように【角田山】へ向かいます。

我が家から近いR402 日本海夕日ライン を角田浜に向かって一走り  

たまにはこの時期には滅多に登らない灯台コースをChoice。

8月31日(水) 

P8310072                  波静かな誰も居ない角田浜

お盆頃の、あれだけの喧騒が嘘のような静かな浜辺です。

この暑い時期、幾ら海風が吹き寄せると言っても、頭上遮るものないこのコース
登る物好きは、見られないようで、駐車の車は浜茶屋関係ばかり?

10時45分
お昼を山頂で採ろうかと、海抜ゼロメートルから灯台への曲折した石段登ります。

10段20段歩くや、石段脇の山裾には【ニラ】が、お出迎え。更にラッパ状で
中が紅紫色の【ヘクソカズラ】が目に飛び込んできます。

* 実が相当臭いらしいが凄いネーミング

  P8310073 P8310075
(写真 左) ニラ 拡大
(写真 右) ヘクソカズラ 拡大

階段駆け上がり灯台に着くや、その周辺では思いがけず、ここにも
P8310077                    キツネノカミソリ  拡大

P8310079               8月末日なのにまだ蕾状の株も 拡大

頭上遮る樹木も無い尾根道。
ジリジリと太陽の熱が帽子を通り越して頭皮に突き刺さります。
瞬く間に汗が吹き出し、汗がタオルを濡らし絞っても絞ってもビショビショに。

暑さ盛んなこの季節は、ハイカーも少ない分、蔦性の植物が我が物顔で繁殖。
登山道は、様々な草や蔦で塞がれて一部は藪の様な感じです。

  P8310081 P8310085
(写真 左) センニンソウ 拡大
(写真 右) クズ 拡大

山頂に向かうには、ほぼ中間の 梨の木平 まで小さなピークのアップダウンが
3,4か所 ジィ~ジの汗止めなく・・
まだ2つ目のピーク・・・足元にはムラサキツユクサが多く見られます。
 P8310087 P8310093
(写真 左) ツリガネニンジン
(写真 右) ムラサキツユクサ

P8310090                   満開!?キツネノカミソリ 拡大

P8310092                  道端のキツネにカミソリ 拡大

歩き始めて僅か20分一寸 汗は流れ止まず、何か思うように足も上がりません。
露岩帯の 馬ノ背 に差し掛かる頃には吐き気さえ覚えるジィ~ジです。

ジィ~ジの様子を見て心配する相方は
「戻ろうよ!心筋梗塞でも出たらどうするの!」

帰るにしても炎天下。
ジィ~ジ相方の言葉に反して「梨の木平の先で休むから・・」と。

ゴツゴツした岩稜帯の 馬の背 10歩進んで立ち止まり5歩進んで立ち止まり
水をガブガブ補給して、どうにかこうにか 梨の木平に到着。

更に少し進めば大木の桜や雑木の平坦な広い道に出ます。
ここなら直射日光に当たらず休めます。

相方は心筋梗塞を気にしたようですが、心臓は特に苦しくも有りません。

持参の水で水分補給し、更に必須アミノ酸ミネラルも口に。。。

10数分休み、何とか体調は回復してきた感じが自分でもわかります。
現金なもので空腹感も覚えてきます。(これなら大丈夫)
相方が出がけに握ったお握りを食べてお昼とします。

4半世紀以上の山歩き経験で、いままでこんな場所で腰を下ろしお昼に
したことありません、

多分 急性の脱水症状か、軽度の熱中症にかかったのかも・・・
(何しろ 老体ですから いつ何が起こるやら)

お昼を終えて、相方は下山を促すも偏屈、臍が横に向いてるジィ~ジは反対。
強引に山頂を目指します。

山頂までは樹木の下を通る為、日射は避けられます。

ジィ~ジ前代未聞 休憩入れて2時間を優に超え、12時50分山頂到着。

P8310098                        角田山山頂

山頂には2,3人しか人は見られません。
木陰のベンチに座り爽やかな初秋の風を楽しみます。

山頂で数分休み下山の開始です。
下山を始めると、後ろから一人の女性、振り返れば先日 レンゲショウマの
御岳山でばったり出会った会員のT中さん、今回は奥さんだけ。

浦浜コースでキツネノカミソリを見た帰りとのことです。
灯台コース分岐まで一緒に下り挨拶交わして別れます。

ジィ~ジと相方 往路を下ります。
  P8310099 P8310100
(写真 左) シラヤマギク
(写真 右) コシノカンアオイ(葉)

P8310102                     大休憩した付近

  P8310105 P8310107
(写真 左) オトコナエシ?
(写真 右) タムラソウ

P8310096               梨の木平から望む佐渡と日本海

馬の背下り、△点ピークの手前から半ば藪の急登の間道を下山。
薄くらい日の当たらないこの場所にもキツネノカミソリの群落が点在。

P8310113                イマイチ鮮やかさが足りない?

14時40分
灯台下 判官船隠し
車に戻ります。難儀 難儀 大難儀の角田山となったこの日のジィ~ジです。

ジィ~ジ 角田山 23-23  (お終い)

 

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2011年9月 2日 (金)

中央アルプス三ノ沢岳

「8月も残り少ないし、あんまり大したとこも行かなかったから、三ノ沢岳でも
行ってみない!?」 ・・・・・

我が家は、すべて相方の一言で決まります。

8月29日(月) /ガス

6時半前、地元駒ヶ根高原の民宿を出て‘菅の台’へ。
Ⓟ料金500円支払い早速靴を履き替えザックを背負って、バスセンターへ。
既に大勢のハイカー、そして観光客が並んでいます。

  (*駒ヶ根の観光、民宿のレポは後日アップ予定)

  P8290012 P8290014
(写真 左) バスセンターで並ぶハイカー&観光客
(写真 右) 駒ヶ岳ロープウェイしらび平駅

ハイシーズンは過ぎ、始発バスは7時20分なれども、乗客が多く臨時バス。
しらび平駅からのロープウェィも8時の始発を10分早目7時50分出発。

駒ヶ根ロープウェイの詳細HPは⇒コチラ

ジィ~ジ駒ヶ岳ロープウェイは三度目、前回は2003.3.23

Photo                    宝剣岳と木曾山脈主稜

Photo_2                  木曽駒ヶ岳から御嶽山を望む

Photo_3                 木曽駒ヶ岳に向かって 左は宝剣岳

Photo_4                         凍結

   以上 2003年3月23日撮影

そして8年半ぶりの今回です。

P10305681                    千畳敷カールと宝剣岳

空模様も問題なさそげ、まずはまだ歩いたことのない三ノ沢岳を目指し、帰りは
宝剣岳を登って千畳敷へ戻ろう!

三ノ沢岳(2847m)は、木曽駒山脈の主稜線上の宝剣岳から南西に張り出した
枝尾根のピーク、三角形の姿の良い山として知られています。

8時07分 信州駒ヶ岳神社
  P8290018 P8290022
(写真 左) 信州駒ヶ岳神社に安全登山祈願 お賽銭忘れずに
(写真 右) 極楽平

大小、形の様々な花崗岩が転がった登山道は丸太が架けられ階段状。

8時34分 極楽平
木曽山脈主稜線です。左へ行けば檜尾岳、熊沢岳そして空木岳、越百山・・
右は宝剣岳から木曽駒ヶ岳に続きます。

我らは宝剣岳に向かって前進です。岩礫帯の中にはトウヤクリンドウが数多く。

8時45分ー50分 宝剣岳、三ノ沢岳分岐
P8290025               指呼 宝剣岳に下からガスが湧きあがる

一服し終え、目的の三ノ沢岳へ歩を採ります。
大小4,5つのピークを越えた先に目的の三ノ沢岳がハッキリと。。。。
P8290026                宝剣岳分岐から目的の山に向かって

ピラミダルで端正な姿の山。ハイマツ帯に切られた少しガレた登山道が続きます。

登山道はハイマツの枝、根っこが張り出し、狭くところどころに大きな花崗岩も
有り、足元に注意を払い、ハイマツの枝に気を付ける必要が出てきます。

P8290027_2                  ハイマツ張り出す狭い登山道

振り返れば、岩の鎧で身を固めた宝剣岳と左に木曽駒ヶ岳も。。。

P8290029                     鋭く屹立する宝剣岳

途中のピークで中年男性3人グループに追いつき、追い越いし先へ進みます。

P8290030                     花崗岩の巨石も多く

10時15分ー25分 遭難慰霊碑
P8290034
ザレ場の台地に大きな遭難慰霊碑ケルンが建てられています。
水分補給 ゆっくりと大休憩。前方から宝剣山荘で泊まって朝早く来たのか?
10数人の中高年男女パーティが下山してきます。
「山頂は直ぐですよ!頑張ってください。」 へタレ我がチームにエールが・・

P8290035            中高年パーティ見送り振り返れば来し方はガス ガス

山頂に向かって再びガレた道を山頂に向かう我らです。
ガレ場でも道の両側には意外と花も多き見られます。
ウサギギク イブキトラノオ、アキノキリンソウ、オトギリソウetc etc

10時40分ー11時10分 三ノ沢岳山頂
目的の山に到着です。三等△点 三ノ沢岳山頂 2847mP8290041                  三ノ沢岳山頂にて ジィ~ジ

青空見えるもほんの一部、いつの間にか殆ど雲が天空を覆っています。
山頂の脇にも山頂? 花崗岩の巨石が乱立する山頂。
P8290043                      こっちも山頂?

大きな大きな花崗岩に腰を下ろし、少し早目のランチで小腹を満たす我らです。
残念ながら期待した遠望はGet出来ません。

やがて途中追い越した3人パーティも到着、ジィ~ジと相方は下山です。
下山は忠実に往路を辿ります。

P8290047                   三ノ沢岳の山裾 山肌

この付近の岩は殆ど白っぽい花崗岩、ハイマツの緑とマッチしています。
「山頂までまだありますか?」 男女混合3人グループに声を掛けられます。
「もう5分もすれば着きますよ!」返答する相方です。

11時22分 遭難慰霊碑

下りとなると、アップダウンが意外と辛く感じスピード乗りません。
脚力体力落ちまくりのジィ~ジです。

P10305921                    宝剣岳にガスが湧き

分岐までは結構長い登り返しが続きます。右手には三の沢カールも見られます。
P10305901                   右手は三ノ沢カール
ザレ、ガレの道は腰に痛みをもたらし不快、長いダラダラ登りは苦手なジィ~ジ。

宝剣岳分岐 13時00分ー13時23分
P8290055                         分岐

漸く宝剣岳分岐へ登り返します。周りはガスが充満すれど、時間はまだ早い!
宝剣岳へ登りたい。
しかし宝剣岳はガス ガス 暫く待てば晴れるかもしれない・・・・
P8290058                手前の岩場を下り登り返せば宝剣岳

20分待ってみるもののガスはむしろ深くなるばかり、これでは写真も撮れず
視界不明瞭で危険度も増します。
ガスの晴れる見込み無し!と判断。後ろ髪惹かれる思いで千畳敷へ下ります。

P8290061             花々鑑賞しながらゆっくりと極楽平から下る相方

P8290063                    目前に千畳敷ホテル

14時00分 千畳敷

P8290064_2                       千畳敷カール

ヤッパリ 宝剣岳はガスにドップリ浸ったままです。
次回を期待することに・・・

ホテル前で名残惜しくゆっくりと時間を過ごし、ロープウェイに乗り込みます。
観光客や木曽駒帰りの登山者など大勢の人が寛いでいます。

14時20分 ロープウェイ
  P8290065 P8290067
(写真 左) ロープウェイ
(写真 右) ロープウェイ車窓から見る沢 滝の様子。
帰りのロープウェイ、バスも臨時仕立てで発車。

15時10分 菅の台バスセンター
流石に朝とは人出が激減、それでも千畳敷へ向かう客が何人も見られます。
空腹を覚えたジィ~ジと相方、地元の人に蕎麦屋を何軒か教えてもらい車で
探してみるも、時間的に遅く客も少ないせいか?どの店も営業終了。

空腹感覚えながら、バスセンター脇の<こまくさの湯>で汗を流すことに
P8290070_2                       こまくさの湯

露天は無論、浴槽の種類も多く、洗い場も広くとても良い感じの温泉施設です。
600円(割引券550円)    早太郎温泉こまくさの湯HPは⇒コチラ

信州蕎麦は口に出来ず、空腹感は益々募ります。腹拵えをしなくては・・・
「こまくさの湯」の筋向いに、明治亭中央アルプス登山口店が目に入り、
見れば営業中、我慢できずに早速店内へテラス席に陣取り ソース勝を
オーダーするジィ~ジです。 ボリュームあり、味も美味、料金はそこそこ

  *頼まれた訳では無いですが明治亭HP⇒コチラ

天気予報を調べれば翌日も晴れ予報、さて折角なので御嶽山か、何処か
帰り際に寄ろうか!それともどこか別のところないかな?
なんだかんだ話し合うも肝心の地図や資料も持ち合わせなく、結局我が家へ
戻ることに 

高速道の運転は、ジィ~ジより相方の方が遥かに上手、2/3位は相方まかせ。
ジィ~ジは隣で邪魔をしないように転寝です。

10時前に帰宅。 荷を解き、あとは冷蔵庫からビールを取り出し乾杯 

追) この日に見られた花々の一部です。
  P10305781 P1030580

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そして時期は、もう秋です。
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(写真 左) 秋には一面赤く染めるウラシマツツジ
(写真 右) 色づくナナカマドの実

この時期に多く道端に見られるのは
P10306001                     トウヤクリンドウ

木曽駒ヶ岳 木曽山脈の代表的な花と言えば これっ
P10306021                     コマウスユキソウ

中ア 三ノ沢岳 お終い お疲れ様でした。

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