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2011年8月 1日 (月)

想定外?!<霧ヶ峰>

予定では、7月20日(水) ジィ~ジ担当リーダーで 【八島ヶ原湿原~霧ヶ峰】の
会山行だったのですが、生憎にも空模様が頗る宜しくありません。

バス会社にキャンセル依頼と、空車予定を聞き、参加予定の会員に日にち変更での
参加の可否を問い合わせ、予定日変更で実施です。

7月22日(金) 

霧ヶ峰ビーナスラインは新潟から遠いので5時新潟駅南観光バス発着場出発。
参加者は8名減って、美女9名 元青年8名 計 17名です。

土曜日、或いは日曜日にしなかった理由。
 ① 学校が夏休みに入る。
 ② ニッコウキスゲが最盛期の筈。

  ∴ 相当な混雑、渋滞が想定されます。

4時間もかけて渋滞に嵌れば、山歩きの気力も失われます。

借上げバスはビーナスラインに入り、速度はダウンしますがジィ~ジ計画通り
渋滞にも逢わず、予定通り9時30分 八島ヶ原湿原の広いⓅに到着です。

と、ところが広い駐車場にはマイカー以外にも大型観光バスが何台も見られ
周囲は子供達で溢れ、トイレも順番待ちの大行列です。

P7220078                   学校登山で溢れるⓅ

9時35分 八島ヶ原湿原
バスを回送用の出口に停め、出発準備し八島ヶ原湿原に向かいます。
湿原の遊歩道、まずは世田谷の中学校生徒が何百人、切れ間ありません。
引率の先生には悪いですが、統率取ること出来ず、一般者に気配り無し。

どうにもならないので業を煮やしたジィ~ジ 「ご免ネ!片側によって頂戴」
17名引率し、200名ほどの集団を一気に追い抜きます。

P7220079                       八島ヶ原湿原 (拡大)

P7220082                 山小舎の灯の碑 古いね~ (拡大)

大集団を一気に抜いたので、ゆっくりと草花見ながら進みます。
ヤナギラン、ノアザミ、ノハナショウブ、エゾカワラナデシコ・・・etc etc。

P7220086                八島ヶ原湿原俯瞰 (拡大)

P7220087              相方ペースメーカにして前進する我が仲間

10時32分ー10時40分 物見岩
P7220088                   物見岩にて休憩

北アは勿論、隣の蓼科山もガスで眺める事、叶いません。
(晴れていれば百名山何十も見れるのですが・・・)
子供達の元気な声が聞こえてきたので、再び前進です。

途中見られた花の一部です。
 P7220083 P7220084
(写真 左) ヨツバヒヨドリ *拡大
(写真 右) ミヤマホタルブクロ *拡大

雨が降れば少し難儀そうな滑りやすい登山道、下ってまた登り返し。
前方から小平市の小学生の集団が下山、擦れ違います。

10時55分ー11時05分 蝶々深山
P7220092                    休憩中の中学生集団

新宿区の中学生の学校登山集団。彼らも八島ヶ原湿原に向かって下山。
 P7220093 P7220094
(写真 左) シモツケソウ *拡大
(写真 右) ノハナショウブ *拡大
 P7220095 P7220116
(写真 左) ウツボクサ *拡大
(写真 右) イブキトラノオ *拡大

傾斜は緩いものの狭く石ゴロゴロの歩きづらい道を車山乗越に向かって。
我らと年代も人数も競うようなグループと交錯。お互いにエールの交換。

11時30分 車山乗越

P7220097                   車山乗越   (拡大)
ニッコウキスゲが咲いていますが、電流線で鹿対策がなされています。
贅沢?甘やかし?リフトで山頂に向かってくる小学生の団体も・・・
賑やかな男の子、女の子の声が飛び交います。

山頂目指し、この日一番?の急登をゆっくり進みます。

11時50分ー12時45分 霧ヶ峰(車山)山頂
既に休んでいる団体、リフトで到着の都会ファッションの観光客、車山の肩からの
ハイカー・・・広い山頂も、我ら地元でも見られないほどの大混雑状態。
とても2000m近い山の山頂とは思えません。
P7220102                   お昼採る小学生の団体

「コンニチワ ゴキゲンヨウ」 全員新調の帽子やシャツの東京の何処かの
お嬢様学校の女学生の集団も到着です。

小学生グループは、大声でホテルの弁当のおかずの交換などしています。
我がグループも何とかスペース見つけお昼を採ります。

ジィ~ジ期待した富士山始め、八ヶ岳、北ア 中央ア、南アの展望は天空に
青空有るものの、山にはガスがかかり全く得られません。
Img_2644_2                  山頂にて記念写真  ⋆ジィ~ジは前列右端

お昼を終えて、石ゴロゴロの広い登山道を車山 肩に向かって下山開始。
P7220106              車山 肩から山頂目指す中学生の学校登山

ガスが少しずつ上がってきているものの、隣の蓼科も全容は未だ現れず。
中学生の長い長い列とすれ違い。

13時05分ー13時30分 車山 肩 周辺散策
車山 肩はコロボックルヒュッテのほか、観光施設 Ⓟも有るので大賑わい。
周辺はニッコウキスゲの群生地、大勢の人が楽しんでいますが、ここにも
鹿害対策で電流索が張られています。

P7220110                   電流索とキスゲの群生 *拡大
P7220113               一日花のニッコウキスゲ *拡大

P7220118                   肩周辺は観光ムード

肩周辺散策終えて、待機中の借上げバスに乗り込む我らです。
大した汗も掻かないものの、予定通り日帰り温泉に向かいます。

13時55分ー14時45分 白樺湖 すずらん温泉 
殆ど貸切状態の温泉、ユッタリと浴槽で手足を伸ばす我らです。

入浴終われば、即刻 コンビニ立ち寄り銘々好みのアルコール買い求め。

越後新潟まで長い長い距離 アルコールが入れば、バスの車内は五十雀
六十雀の大合唱 ピーチク パーチク 囀り止みません。

19時05分 新潟駅南口
ジィ~ジの計画より約1時間ほど早く帰新。
山歩きより、バス移動が長い今回の会山行が終わります。

交通渋滞に遭遇しなかったものの、東京都内、近郊の学校登山まで
予測でき無かったジィ~ジです。

ジィ~ジ極めて嫌いな言葉なれど、如何せん想定外の一日に・・・

                     この項 おしまい

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コメント

wankoさま
こんばんは comment大歓迎です。
霧ヶ峰は簡単に行けますからねぇ~
ファミリー向けにもお薦めですね。
晴れて風が少しあれば、素晴らしい山々の展望も得られるでしょうし・・・
近頃、全国的に鹿の害が見られ、ここにも電流索が渡されていました。
保護上やむを得ないと思いますが、正直興ざめです。
キスゲの花だけなら、新潟の山でも多く見られます。
新潟へも足を延ばしてください。

投稿: 輝ジィ~ジ | 2011年8月 3日 (水) 20:11

みいさま
こんばんは  いつもお世話さまです。

敢えて平日を避けたつもりですが、ホントに大混雑で目が飛び出しそうでした。
東京から近いところで、この季節今後注意しなくては・・・

近頃、鹿が繁殖しすぎで、影響が大ですね。食料自給率咲くとして学校給食などで
こんだてにくわえたら ・・と思うのですが、料理によってはあまりうまくないし、
動物保護団体からもクレームが来そうだし・・・

キスゲちゃん、越後でも山形でも福島でも時期にはふんだんに見られます。
勿論 保護索なしで。

我らも団体登山、他人さまから注意意を受けないように教育の徹底しなくては!

投稿: 輝ジィ~ジ | 2011年8月 3日 (水) 20:03

こんばんは
この時期の霧が峰と車山はいいですね。
私は車山には冬行くことが多いのですが、
夏にも何度か行ったことがあります。
でも、車とリフト利用だったので、お気軽に上がりましたが・・・
やはりニッコウキスゲですね。鮮やかな色ですね。
電流線で鹿対策?
そんなものがあるんですね。

ありがとうございます。
また、ひさびさに夏に行きたくなりました。

投稿: wanko | 2011年8月 3日 (水) 19:40

わちゃ~♪ ホント、想定外の集団とのバッタリ・・・0--0

ココは、一度行ってみたいと思ってましたが、絶対、やめよ~♪っと(苦笑)
大阪から時間をかけて、これでは・・・
 なら、キレルかな(笑)

マナーの悪い団体様に遭遇した時ほど、嫌な事はありません><
20名越えても、平気で登り優先です!って、言われたり・・・(--:)
一度、涸沢への道を塞いで、途中で、みなが脈を測りだした団体がいた!
ただ・・・ただ・・・その光景に怒りより唖然!でしたが・・・(苦笑)
もちろん、自分も気をつけないと・・・
 人のふり見て、我、ふり・・・^-^

キスゲちゃん・・・今まで、鳥海山が一番凄かった記憶が・・・^^
やはり、柵のない自然な花を見たいですよね~0^^0

投稿: みい | 2011年8月 3日 (水) 19:38

モカラテさま
commentありがとうございます。

旦那様大病されたのですか?お大事になさってくださいね。
こんな拙い、レポでも宜しければ、これからもお立ち寄りくださいネ。

お天気が良ければ富士さん始め、名だたる山々の展望得られたのですが・・・

投稿: 輝ジィ~ジ | 2011年8月 3日 (水) 13:59

mikkoさま
この時期、東京からアクセスの良い山が林間学校の対象になっているとは、正直
田舎者の我々には想定外だったのです。

八島ヶ原湿原幸い木道が日本有ったので何とか片側に寄ってもらい助かりましたが、
一本しかなければ、きっとジィ~ジは切れたことでしょう。

「ゴキゲンヨウ」山で挨拶されるとは、これまた想定外でした。(笑い)
如何にもお嬢様然とした団体でした。

投稿: 輝ジィ~ジ | 2011年8月 3日 (水) 13:56

赤鬼さま
山で花を眺めるには、行かに越後の山が良いか再認識できましたね。
観光地では保護が当たり前になっているので、何とも思わないのでしょうね。
笙ヶ岳のキスゲの方が鮮やかだったような感じがします。

長岡の大花火、やっぱり日本一。酒もたっぷり飲んで12時過ぎにバタン キュー。
さっき帰宅したばかりです。

投稿: 輝ジィ~ジ | 2011年8月 3日 (水) 13:49

カルディナさま
commentありがとうございます。
新潟では角田山などで子供たちの集団に遭遇しても、人数的にもたかが入れてますから・・
今回は、ホント吃驚しました。メモして今後の計画に役立てます。
カルディナさんも子供たちの団体に良く合われるのですか!

車山のキスゲ、やむを得ないと思いますが、保護されていると些か興ざめですね。
越後の山の良さを改めて実感しました。

投稿: 輝ジィ~ジ | 2011年8月 3日 (水) 13:44

こんにちは
学校登山がこんなに流行っている(?)とは知りませんでした
ウチの子ども達はそういう経験がなかったものですから…
昨年 主人が大病をしまして 遠出が出来なくなりましたので しばらくは綺麗なお写真で楽しませていただきますネ

投稿: モカラテ | 2011年8月 3日 (水) 13:39

学校登山だらけとは生憎でしたね。
7月下旬は林間学校の時期ですから気をつけなくてはいけません。
マナーの無い団体に出くわすと楽しい気分が半減しちゃいますよね。
先生も事前勉強してきて欲しいです。(`ε´)
以前逆回りで歩いた事があるコースですが
その時はお天気が悪かったせいもあって静かな霧ケ峰だったので
こんなに賑わっていると同じ場所のような感じがしません。
“ごきげんよう”のお嬢様学校知っていますが
学校の外(ましてや山)でも「ごきげんよう」と挨拶するんですね~

投稿: mikko | 2011年8月 3日 (水) 12:51

柵に囲まれたニッコウキスゲ、興ざめだった。小中学生の大団体には閉口したな。花火
良かった? 

投稿: 赤鬼 | 2011年8月 3日 (水) 06:17

ニッコウキスゲは車山乗越も保護柵のなかだけのようですね。
それにあの 人の列見たら・・やっぱり足を伸ばさなくて正解だったようですね。

中学生くらいになると生徒も先生も区別が出来なくて誰に抗議したらいいの?なんてことよくあります。
私たちはピークをはずすのでよく出会うんですよ。子供たちの団体に。
あちゃ~です(笑)

MY FAVORITE 欄に私たちのブログも載せていただいてありがとうございます。
どうぞよろしくお願いします。

投稿: カルディナ | 2011年8月 2日 (火) 21:57

もうぞうさま
お早うございます。
小生も団体ツアーには閉口します。 
我々も団体なので、他のグループ 登山者からそしりを受けないように
班編成とか、SL・班長には厳しく教育しているつもりですが・・・
更になるべく、平日登山を薦めています。
学校登山は先生が不勉強ですからネ。

投稿: 輝ジィ~ジ | 2011年8月 2日 (火) 07:55

気配りのない大団体には閉口します。
引率者・リーダーは、もっと気配りを願いたいです。
もっとも学校などにみられる大集団登山に対しては、否定的な意見も多いようですからね~

投稿: もうぞう | 2011年8月 2日 (火) 07:24

山の風さま
お早うございます。
中途半端レポにcomment恐縮です。
この時期に学校登山がこんなに多く行われているとは、全く知りませんでした。
良く考えてみれば、危険な個所も無く、アクセス的にも良い場所なんですね。!
でもあまりの多さに吃驚です。

投稿: 輝ジィ~ジ | 2011年8月 2日 (火) 05:55

どうも、どうもお疲れ様でした。時々こなような団体と遭遇します。
山の風が鷲ケ峰に登ってる時は中学生の団体が下りてきました。花々に慰められたのではないでしょうか

投稿: 山の風 | 2011年8月 1日 (月) 23:31

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