会山行 谷川岳
晴天に恵まれた18日(土)下見登山 谷川岳から4日後。
相方リーダーで本番迎えます。
幾ら下見して万全尽くしたつもりとは言え、思うようにならぬが世の習い?
はて? さて?
谷川岳は太平洋側と日本海側の境目に位置するところから気象の変化が
殊更激しいところ。
前日朝から天気のチェックばかり、、、、
日本海側は降雨予想、太平洋側は何とか晴れ間も有りそう…
ピンポイント予報で湯沢や天神平の様子を覗いているものの、なかなか
実施・中止の決断下せず、ジィ~ジも次第に苛立ち、険悪ムード発生。
湯沢の予報が曇りを信じて、夕方4時近く〝実施〟決断の相方です。
9月22日(水) 雨/曇/晴
新潟駅南口観光バス発着場集合時間6時。
参加者 男性9名 女性9名
早朝から降り出した雨は、激しさを増すばかり 傘差しても濡れるほど
相方の顔色も冴えません。多くの参加者も中止と思っていたようです。
関越自動車道川口SA付近通過頃から雨は小降りに、湯沢付近では曇り
なれど雨も上がってきます。
10㌔強長いトンネルを抜けると一変、雲の切れ間から所々に青空も。
8時40分-50分 土合ロープウェィ 駐車場
空見て喜んだのも束の間、天空は黒い雲に覆われ、出発身支度していると
ポツン ポツンと小さな雨粒さえ当り始めます。
少しでも晴れそうなら予定変更して往復ロープウェィ利用で山頂まで行くか!
チーフリーダーの相方は、サブリーダー集めて相談です。
サブリーダーO氏とジィ~ジの意見は、天気が良くないのでロープウェィ利用で
山頂まで行っても景色も見えず勿体ない。
せっかく現地まで来たのだから天気の様子をみながら予定通り西黒尾根を
登り、場合に寄れば途中から引き返そう。
相方は我々の意見を採用して予定通り出発です。
9時 西黒尾根登山口
(写真 左) 西黒尾根登山口
(写真 右) ブナの樹林帯と急登の取っ付き
ザックカバーを着けて10分程進めば、西黒尾根登山口。
日本三大急登にも数えられる登山道。
ラスト任されたジィ~ジは最初から ハーハー フーフー 喘ぎます。
雲の流れが速く、幸い雨は降り止み当りません。
西黒尾根登山口から約1時間半ほどで、ブナを始めとする樹林帯を抜け
森林限界と同時に岩場が現れ始めます。
上空では風が強く、雲の切れ間から青空さえ顔を覗かせます。
ラクダの背まで鎖が下げられた岩稜帯が続きます。
前進するにつれ、少しずつガスが上がり始め山頂方向も微かに望めるように。
まだ周りにはウメバチソウやアキノキリンソウなどが見られます。
岩場のピーク ラクダの背から4,5分でラクダのコル。
11時10分 ラクダのコル
巌剛新道との分岐・合流点です。
ゆっくりと休憩一本取ります。此の先も山頂に向かって岩点在の急登です。
天気は益々良くなり山頂目指します。
ジィ~ジの山行では今まであまり見られなったのですが、ここに至るまでに
既に女性会員一名遅れ気味でラストのジィ~ジが付いていたのですが、
今度は男性会員1名に足攣り発生。
女性会員のサポートを他のサブリーダーに依頼し、ジィ~ジはその男性の
荷物を持ったり、足をマッサージするなどカバーするも回復しない様子。
ここまで来た以上、戻るより前進するほうが時間的にも安全性からもベター。
幸い先行くリーダーと連絡が取れたので、ジィ~ジはその男性のザックも
担ぎ、一歩一歩山頂に向かいます。
少し進めば直ぐ痛みが有るのか直ぐ立ち止まり、ジィ~ジも些か難儀です。
再び携帯でリーダーの相方に連絡。SOSです。
ザンゲ岩の上からサブリーダーO氏が応援に来てくれます。
ザック二つ背負うO氏
途中に自分のザックを置いて応援に来てくれたO氏 ザンゲ岩付近から
二つのザックです。
(ジィ~ジもラクダのコルから暫らく二つ背負ったのです。)
漸く山頂へのケルンも見え、肩の小屋も目前です。
O氏には山頂へ向かってもらいます。
ジィ~ジと男性会員は山頂断念 小さな岩に腰掛けお昼を取ります。
ゆっくり食べて肩の小屋の前の長椅子に座ります。
12時50分ー13時35分 山頂 トマの耳 トマの耳にて (ジィ~ジと男性除く)
*写真提供 女性会員H・Nさん
相方一行下りは天神尾根経由、小屋の前を通ります。
予定通り、お昼を終えて相方先頭に下山してくる姿が見られます。
足が攣った男性も何とか回復した様子。自分でザックを背負って一緒に
下ります。
13時45分 肩の小屋 肩の小屋からザレ場の天神尾根下山するメンバー
ジィ~ジ天神尾根の下りのザレ場と階段状の下り、歩幅が合わず少々苦手。
下見の時に、100人以上追い越して少し膝に負担をかけた名残りがあり、
違和感を感じます。(大事にならねば良いのだが…)
14時50分 熊穴沢避難小屋
分岐の赤い避難小屋を横目に山裾を天神平に向かって下ります。
15時15分-30分 天神平 ロープウェィ乗り場
空模様怪しく途中で引き返す予定でスタートするも、結局天気は好転し
当初予定通りの計画を無事クリアー。
相方の顔つきも朝とは随分異なります。
のんびりとユッタリと頑張って歩いてきた尾根を皆で確認します。
15時50分 土合
待機中のバスドライバーから暖かい蒸しタオル受け取り、汗を拭って乗車、
立ち寄りは 湯テルメ 谷川です。
温泉に浸りサッパリとした後は、冷えたビールが似合います。
程よく疲れた身体に気持ちよく吸収されます。
バス車内はいつもの通り四十雀 五十雀??? 侃々諤々 あれやこれや と。
関越トンネル通り抜けると越後は矢張り 雨 雨 雨
色々Accidentも有ったものの結果的にはラッキーな山行となったのです。
目的の一つ 紅葉には未だ少し早すぎた感あり。
19時半そぼ降る雨の新潟駅南口に到着です。 (完)
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