« 九州遠征山歩き22(序) | トップページ | 九州遠征山歩き22(番外編) »

2010年6月10日 (木)

九州遠征山歩き22(開聞岳編)

1昨年に引き続き2度目の九州遠征。

壇ノ浦PAから関門橋を渡りアッと言う于間に九州です。
熊本ICから先はジィ~ジ、相方とも今回初めてのことなのです。

鹿児島ICから指宿スカイラインには乗らず、桜島の噴煙を眺めたく
指宿枕崎線をCHOICE。
残念ながら桜島目視はできるものの霞んでいるため写真は無理。

海岸線なので前行く車を追い越しもできず思ったより時間が掛かります。

P53000621                  【開聞岳】写真は5月30日 ジェットフォイル 〝トッピー〟より

開聞山麓ふれあい公園管理棟併設の駐車場に丁度 12時到着。
広い駐車場には数台の小型観光バス、数十台の自家用車。
出発前の準備運動をしているツアー登山グループが見られます。
管理棟前のベンチで簡単なお昼をとるジィ~ジと相方です。

開聞岳 (924m.)
 【所在地】 鹿児島県指宿市
 【日  時】 平成22年5月29日(土) 
 【天  候】 晴
 【同行者】 相方
 【行  程】 開聞岳ふれあい公園管理棟12:25~2合目登山口12:33~
        5合目13:11~開聞岳山頂14:23-14:53~5合目15:50
         ~2合目16:22~ふれあい公園管理棟16:30
       
 【標高差】 約800m

        *所要時間 4時間00分 休憩約40分含む 
 【地形図】 国土地理院地形図 1/25000 [開聞岳]

  記事)
P52900221 P5290023
(写真 左) かいもん山麓ふれあい公園管理棟と駐車場
(写真 右) ふれあい公園のグランドから開聞岳 山頂方向にはガス

2合目までは良く整備された広い広い道で途中に2合目駐車場有り。

12:33 2合目登山口

P52900241            2合目登山口 UNIQUEな標識 登り 下り各々2時間半
                          *老人は登り下りともに3時間 (老人の定義は?)

薩摩半島の南端に位置し、下部はコニーデ型、上部はトロイデ型の二重式火山。
気品漂う端正な円錐形の姿は〝薩摩富士〟とも称され、第2次大戦では近くの
知覧から飛び立った特攻隊がまず向かい、そして振り返り分れを覚悟した山。
また山の半分が海上から突出しているので海上交通の目安とされていた山です。

深く抉られたような狭い登山道回りは薄暗く羊歯と照葉樹の根っこが露出し、
足元は細かな砂礫でザラザラと少し歩き辛い感じです。

5合目 13:11

5合目付近から所々に木製の階段が取り付けられ、砂礫からゴロゴロした
安山岩に変わってきます。

登山道は時計回りに東から南に向かって螺旋状に山頂に向かって続きます。

P52900261_2 P52900291 
(写真 左) 5合目付近に咲いていた花 名前?
(写真 右) 7合目手前付近を行く相方。

P52900301                  七合目付近から長崎鼻と海岸線

も少しスカッと晴れればきっと見事な眺めと思わされます。
七合目の先には仙人洞と呼ばれる洞窟があり、往時を忍ばせます。

七合目まで二つの団体と何組かの個人ハイカーに道を譲ってもらいます。
仙人洞から先は緑の苔蒸した滑りやすそうな巨岩の道が続きます。

P52900341 P52900351_2
(写真 左) 露出した岩の上に掛けられた梯子とロープ
(写真 右) 山頂直下の枚聞神社奥宮御嶽神社

14:23-14:55 開聞岳山頂
2合目から凡そ1時間50分 山頂到着です。
個人やグループのハイカー10数人各々寛いでいます。
P52900361                   山頂標識と概念表示盤

P52900371_3 P5290038
(写真 左) 開聞岳登頂記念
(写真 右) 途中で知合った地元の よかおごじょ と よかにせどん

途中前行く登山者追い越してきたものの後からは地元の若い可愛い男女の
グループがズッとついてきていたのです。(若さにJEALOUSYを感じます。)

ゆっくりと山頂で360度見渡しますが、少し霞んで残念です。

P52900411               バックにはイッシーで一時騒がれた〝池田湖〟

30分程ゆっくり休憩し、下のほうからツアー団体の声が聞こえ出したので
場所を譲るべく下山の開始です。下山は往路を只管滑らないように戻るだけ。

15:50 5合目
16:22 2合目

P52900431 P5290047
(写真 左) 5合目標識
(写真 右) 2合目 *山頂で場所を譲ってくれたイケメンの薩摩隼人

薩摩の国は男も女も美男 美女が矢鱈と多いなぁ~
美女は越後に多く見られると思ったけど。。。。

デイザック一つで登れ、展望の良い山 『開聞岳』 目的の1座 完了です。

♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;;:♪:;;

指宿=温泉 ジィ~ジの短絡概念です。
山から下りれば汗を流さねばなりません。
指宿は 砂蒸し風呂が有名です。(勿論 経験有りません)
P52900491 P5290051
(写真 左) 砂蒸し風呂風景
(写真 右) 砂をかけられ温まるジィ~ジ。

砂蒸し風呂からでて浴衣を脱いで温泉で全身を洗います。

フロントト受付嬢から「近くて安くて地物の美味い店教えて!」と、情報収集。

間髪入れず彼女の答は「指宿駅前のお土産屋さん隣の青葉と言う店」。

早速、車をその店に向かって進めます。

夕食時のせいも有り広い店は超ー満員 我らの先に1組予約もある由。
縁に腰掛け待っていたものの待つ時間が勿体ない。
注文だけして歩いて10数分のコンビニまで出かけ、翌日の朝食調達。

コンビニからその店に戻ると丁度 順番が廻ってきたのです。

P5290052 P5290053
(写真 左) 地物の定食 キビナゴ刺身 さつま揚げ他にも色々
(写真 右) 別途オーダー鹿児島地鶏の刺身

P5290054 P5290055
(写真 左) 地場の焼酎色々  ジィ~ジ当然注文 *相方運転の為、我慢
(写真 右) 別途オーダー 鹿児島黒豚のスペアリブ 鋏でチョキチョキ

温泉受付嬢の推薦通り、安くて美味くて腹いっぱい、芋焼酎も結構イケる。

相方の運転でジィ~ジは隣で殿様気分。

今夜の塒は〝指宿港〟の途轍もなく広い駐車場 トイレ有り。
ここは無料です。車は2,3台のみ。

山を登り、温泉で汗を流し、地物料理と地元の焼酎
ジィ~ジと相方にとっては結構、贅沢な1日に。

今宵も車中泊。浜風が心地良く感じます。 
明日は愈々 最大の目的地 屋久島です。この日走行距離 約450㌔

開聞岳編   お終い。

| |

« 九州遠征山歩き22(序) | トップページ | 九州遠征山歩き22(番外編) »

旅行・地域」カテゴリの記事

」カテゴリの記事

登山」カテゴリの記事

コメント

sanaeさま
お忙しいところcomment頂戴し恐縮です。
意外と?新相棒、マットレス1枚敷くと寝心地もマズマズなんですよ。
尤も今回の九州終わったら車中泊することも殆ど無くなると思いますが…

指宿の砂風呂初めてでしたが気持が良かったですよ。
良い経験・思い出になりました。

投稿: 輝ジィ~ジ | 2010年7月 2日 (金) 18:23

遅ればせながら・・(^^ゞ
なにやら優雅な旅のご様子ですね。
新車が快適そうで、何よりです。
気ままな車中泊も捨てたもんじゃありませんね。
ホントは宿に泊まりたいですけど(笑;
指宿の砂風呂気持ちよかったですか?
ここは時間が無くて寄れませんで残念でした(^^ゞ

投稿: sanae | 2010年7月 2日 (金) 17:21

mikkoさま
今晩は 今日は山ではなかったのでしょうか?
開聞岳 レポの国土地理院の地図を見てもらえば分りますが、
典型的なコニーデ型火山ですが、山頂付近は巨岩ゴロゴロと露出しているのです。
天気が良ければ錦江湾や桜島なども見えるようですが、少し霞が懸かり残念でした。

その代わり?薩摩のよかおごじょに出会えました。(笑)
地産地消 地元の名物はその場所で食べるのが一番。
値段もそこそこ安いし。砂蒸し風呂も気持が良かったですよ。

投稿: 輝ジィ~ジ | 2010年6月12日 (土) 21:51

開聞岳、眺望も良さそうでいいですね~
簡単に登れるとの事ですが長い梯子もあったりするのですね。
砂蒸し風呂いいな~!
キビナゴ・さつま揚げ・鹿児島豚などなどの地元の美味しいものもいいな~
そしてイケメン薩摩隼人。。。いいな~!!!

投稿: mikko | 2010年6月12日 (土) 21:20

みいさま
comment恐縮です。
お二人のお陰で今回は色んな物を食べ、そして飲むこともできました。(感謝)
知らないところの食べ物 飲物興味尽きないジィ~ジです。

秀麗な開聞岳、晴れていればもっと良い眺めを得ることができたのでしょうが
まずは雨に当らなかったことだけでもありがたく思っています。

屋久島みいさんと違って写真下手なので(ガッカリ

投稿: 輝ジィ~ジ | 2010年6月11日 (金) 17:18

開聞岳から始まったのですね~^-^
我らが登った時も、霞んで海がしっかりとは
見えませんでした~0--0
でも、風がとっても気持ちよかったのを覚えています^^

いや~!やっぱ地元産の美味しいものを食べなくちゃ~ねぇ~^^
地鶏の刺身~♪な~んて、たまりませんね~^^
お腹が鳴りました・・・(笑)
そして、何故か地元で飲む焼酎も美味しいですよね~^-^

  山&温泉&地元の幸~!
しっかり堪能されて~~いよいよ、屋久島・・・^^
楽しみで~す^^v

投稿: みい | 2010年6月11日 (金) 16:29

カモシカ永井さま
>九州遠征先ずは開聞岳登頂おめでとうございます。
ありがとうございます。開聞岳秀麗な姿がまだハッキリと記憶に残っています。

そうですか!永井さん九州にも縁がおありなんですね。
2度目の九州でしたが食べ物飲物は旨いし人情も有り良いところでした。
ただヤッパリ越後からは遠いですねぇ~
3度目の九州行けるようにもう少し頑張りたいものです。

投稿: 輝 | 2010年6月11日 (金) 10:05

輝さん
九州遠征先ずは開聞岳登頂おめでとうございます。
らせん状に高度を上げてゆく登山道そして巨石の山頂思い出します。
実は私、縁あって加世田市(現南薩摩市)に実姉が住んでいました。
40数年前ですが吹き上げ浜でキビナゴを食べた事懐かしく思い出しました。来年は義兄の墓参り兼ねて再訪しようかと考えています。
屋久島のレポ楽しみです。

投稿: カモシカ永井 | 2010年6月11日 (金) 08:42

赤鬼さま
梯子は山頂手前2,3分のところに有りました。
開聞岳、登山としては一寸物足りないけど美しい姿には惹かれますなぁ~
願わくばもっと天気が良ければ…と。
九州は食材豊富で焼酎も旨い。おまけに価格もreasonable。

燕岳もし中止になったら秋に日帰りしてきましょう。

投稿: 輝 | 2010年6月11日 (金) 06:46

ただ、ただ懐かしい。でも記憶が大分薄れて、登山道に梯子なんかあったかなあ。おいらの時は天気が快晴でだいパノラマだった。旨いものも食って、焼酎も飲んで結構ですなあ。燕岳さっぱり集まらねえ。

投稿: 赤鬼 | 2010年6月11日 (金) 06:23

kiyopom77ちゃま
その若さで九州で温泉経験とは羨ましい!
たとえ開聞岳登れなくとも、ジィ~ジと違い此の先、まだまだチャンスが
有るから大丈夫ですよ。
九州も北海道も旨い物が多いし温泉も良いし、できれば何度でも行きたいですね。

開聞岳は登山としては少々物足りないところがあるかもしれませんが
Locationとその優美な姿には気高ささえ覚えました。

投稿: 輝ジィ~ジ | 2010年6月11日 (金) 05:29

去年の夏に開聞岳の麓まで行きました。温泉旅行が目的でしたので登山は諦めたのですが、やはり登りたかったと後悔です。本当に綺麗な形の山ですよね。薩摩富士という名に納得です。砂蒸し風呂も地元の料理も堪能されて羨ましいです~

投稿: kiyopom77 | 2010年6月11日 (金) 00:03

もうぞうさま
開聞岳はとても優美な姿をしていました。
知覧から飛び立ち祖国に別れを覚悟した特攻隊員もしのばれ、改めて
平和を噛みしめることができました。
残念ながら登る前に車窓から見えた優美な姿、撮るチャンスを失いました。

小生乏しい年金暮らし人様並みの贅沢はできません。(笑)

投稿: 輝ジィ~ジ | 2010年6月10日 (木) 21:06

砂風呂にご馳走揃いで、てっきり指宿温泉のホテルかと思いましたがね~
なかなかやり繰り上手ですね~
ジェットフォイルからの映像、変だな~と思ったんですが、次の日の屋久島行きだったんですね。(よく見れば書いてあった)

投稿: もうぞう | 2010年6月10日 (木) 19:24

山いろいろ さま
お久し振りです。色々とご苦労様でした。

小生留守にしていたので、きっと静かだったことでしょう。

開聞岳の秀麗な円錐形の姿がまだしっかりと頭に刻まれています。
遠かったけどカミさん高速道の運転好きなので助かりました。

現役時代出張で大隈半島行った事があるのね!

九州の一部は旨いし、おまけに結構安いし、人情も有るねぇ~
新潟ももう少し、もてなしの心を養わねば…ネ。

投稿: 輝 | 2010年6月10日 (木) 18:47

え~、海外に遠征だったのね。気のせいか新潟が静かだったなぁ。(笑い)
おおらかな九州人、端正な開聞岳、旨いもの尽くし・・・いいなぁ。出張で行った大隅半島から美しい開聞岳を眺めたこと、懐かしく思い出します。

投稿: 山いろいろ | 2010年6月10日 (木) 18:05

tuba姐さま
早速のcomment恐縮です。
開聞岳標高は1,000m.を切っていますが、薩摩半島先端に位置し
あまりにも形も端正な為、深田久弥は躊躇うことなく百名山に
入れた由。もう少し晴れればまだマシな写真が撮れたかも。

指宿温泉観光客で結構賑わっていました。
砂蒸し風呂15分程で全身から汗が噴出してきました。気持ちよかった

夕食も地物産の食材で「まいう~」でした。

何時か姐さんもお出かけ下さい。

投稿: 輝 | 2010年6月10日 (木) 13:33

3時間も待てないyo~☆

山容のイイ山ですね!
アタシも登ってみたいなぁ、開聞岳。
砂蒸し風呂で、タップリ砂を掛けてもらいたし、薩摩隼人にもあいたいなぁ~(゚m゚*)
あぁ~、羨ましい気持ちが爆発!しそうですyo<`ヘ´>。。

投稿: tuba姐 | 2010年6月10日 (木) 11:37

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 九州遠征山歩き22(開聞岳編):

« 九州遠征山歩き22(序) | トップページ | 九州遠征山歩き22(番外編) »