九州遠征山歩き22(韓国岳編)
幸運にも雨にも遭わず、初めての〝屋久島探訪〟大満足の余韻に浸りながら
南国ムードを覚える鹿児島市街を抜けて鹿児島ICから再び九州自動車道へ。
6時20分 朝未だ早く人気の少ない〝桜島SA〟で軽い朝食を取ります。
噴煙上げる 桜島
(翌日TV報道によれば、この日今年最大の噴火。噴煙で市内が一時暗くなったとか)
朝食を終えて、えびのIC から えびの高原 そして目的の 韓国岳 へ。
6月2日(水) 曇/ガス/霧雨/ガス/曇
◇ 韓国岳 (1,700m.)
【所在地】 宮崎県小林市 えびの市 鹿児島県霧島市
【日 時】 平成22年6月2日(水)
【天 候】 曇/ガス/霧雨/ガス/曇
【同 好】 相方
【行 程】 登山口(8:33)~硫黄山(8:40)~一合目(8:45)~
五合目(9:00)~韓国岳山頂(9:35-9:40)~五合目~
i一合目(10:22)~登山口(10:28)
【標高差】 約 420m
*所要時間 1時間55分 休憩約7,8分含む
【地形図】 国土地理院地形図 1/25000 [韓国岳 (鹿児島)]
記事)
当初 計画この日の予定
韓国岳から獅子戸岳、新燃岳から高千穂河原へ、そして出来れば、
天孫降臨神話で名高い 天の逆鉾 祀られる 高千穂峰 縦走。
ところが 肝心のお天気が どう見ても下り坂
更に登山口には 新燃岳 活動中で登山禁止。 縦走出来ませ~ん。
登山口には20台ほどの駐車スペースがあります。
山頂方向を見れば、重そうな濃いガスが中腹までかかっています。
それでも 登山口の周辺は、今が盛り!ミヤマキリシマ がワンサカと…
巾の広い石段を少し登れば、硫黄山山頂の下に出ます。
硫黄臭が漂う 小地獄 大地獄と呼ばれ地肌が硫黄色で染められています。
せめて直径900m. 深さ300m.の巨大火口だけでも見たいものと、スタート。
硫黄山から道を分け、樹林帯の登山道へ入ります。
丸太を横に渡し、階段状にされた登山道なれど大きな溶岩ゴロゴロで
足場はあまり良く有りません。
四合目付近からは背の高い樹木は無くなり、登山道もザレ場状態に
代わります。
五合目はザレ場状の少し広い台地。雨具着装の20名ほどの団体さんに
道を譲って頂きます。
スタートから約1時間・・・・
9時35分 韓国岳山頂 韓国岳山頂
ガスは霧雨となり益々強くなり、帽子さえ飛ばされそうな風を伴ってきます。
待っていても好転は期待できず、長居は無用です。
ザックカバーだけ着けて即、下山です。
25の火山からなる霧島山、期待したその全貌はおろか、巨大火口も大きな
溶岩の縁からその雰囲気だけを味わいます。
シャツもズボンも横殴りの霧雨で濡らしながら八合目付近へ差し掛かると
以前山火事に遭ったときの痕跡?が見られます。
五合目を過ぎて四合目辺りから霧雨は小止みになってきます。
目を脇に向ければ色鮮やかなミヤマキリシマの花 花 花。
あっと言う間に登山口に近づきます。
(写真 左) 一合目の様子
(写真 右) ガスかかる登山口の石
霧島山の西端に位置する主峰 韓国岳 アッサリ終わり少し心残り。
多勢の観光客で賑わうつつじヶ丘をブラブラ歩いてみます。
周りは全て ミヤマキリシマのオンパレード
韓国岳からガスが上がるの待ちます。
のんびりと草を食む野生の鹿も見られます。
折角、霧島・屋久国立公園 えびの高原へ来たのです。
時間もまだまだたっぷり、執拗に
先ずは、そろーっとお昼近間となったので、腹拵えです。
相方は大問題になっている宮崎和牛のステーキランチ、そしてジィ~ジは
田舎蕎麦定食。
*田舎蕎麦の食べ方 蕎麦をケンチン汁につけて食べる。
価格もさることながら、食べ方に吃驚
相方は満足気に小さなステーキでも久し振りとて、大喜び。
窓越しに韓国岳みるもガスは上がりそうで上がりません。 ガスなかなか上がらない韓国岳
勿論 高千穂峰方向も展望叶いません。
それでも往生際の悪いジィ~ジ 折角なので3~4キロ離れた
「大浪池まで行って見ないか!」と相方を促します。
時間も早いので、即 相方も同意。
13時48分 大浪池登山口
(写真 左) よく整備された登山口の登山道
(写真 右) 道端のミヤマキリシマ
大浪池まで1.2㌔ なだらかな道を進みます。
大きな岩が点在する池の手前には避難小屋、池の周りを時計回りに
進んでみます。 靄かかる 大浪池 と ミヤマキリシマ
道の回りは、ただただミヤマキリシマがどこまでもどこまでも…
池の周りは 花ロード
あまりの花の多さに相方は大喜び 「綺麗 綺麗」の大連発です。
半周して一番高い地点にやってきても、それでもヤッパリ 韓国岳は
その全貌現しません。一周しても仕方が無いので戻ります。 韓国岳 終始頭を出さず
* 大浪池は、直径630m. 1周約2キロ 火山標高1412m. 水面標高
1241m. 水深11m 常時水を蓄える火山湖としては、日本一の高さ。
漸く諦めて、往路を下山です。
15時55分 大浪池登山口
最後まで霧島山の全貌は望むことが出来無かったものの、ミヤマキリシマは
正に ドンピシャリ 。花に酔いしれたジィ~ジと相方です。
夕方の時間が迫ってきたので、後ろ髪引かれる思いで、えびの高原を
後にします。
途中立ち寄りは 西郷隆盛が、心身リフレッシュの為、3ヶ月も滞在したと言う
白鳥温泉上湯 。
露天風呂からの眺めは絶景で、地下から吹き出す天然の蒸し風呂も、
泉質も良く、何しろ安い 石鹸 シャンプーがついて300円。
そして安い値段で宿泊も出来ます。
(写真 左) 併設の白鳥茶屋
(写真 右) えびの白鳥温泉上湯の建家
気持ちよく汗を流し、温まった身体に風が心地良さを与えてくれます。
えびの高原を下りきれば所々の家の周辺が白くなっています。
そうです。口蹄疫の消毒です。 お気の毒なことです。
えびのICから再び九州自動車道に乗り入れます。
熊本を越えて、鳥栖JCTから長崎自動車道を走ります。
塒は佐賀県 川登SA と決めたジィ~ジです。
韓国編 お終い
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コメント
sanaeさん
一昨年は九重と阿蘇で初めてミヤマキリシマみたのですが、今回は
またまた本場?でみることができました。
鮮やかな色で彩り流石に見応え有ります。
来年は飛行機利用でお出かけお薦めです。温泉もgoodですよ。
投稿: 輝ジィ~ジ | 2010年7月 2日 (金) 20:01
ミヤマキリシマは今が満開の見頃でしたか、よかったですね。
この情景をいつか見てみたいもの・・とずっと願っているのですが、この時期さすがに九州までの遠征は出来ませんで残念です。
ジィ~ジさんのレポで楽しませていただきました(^^ゞ
投稿: sanae | 2010年7月 2日 (金) 18:03
kiyopom77お嬢さま
連続commentありがとう。さんくす♪(o ̄∇ ̄)/
1昨年はこの時期に九重・阿蘇でミヤマキリシマ堪能しました。
韓国岳は登山も兎も角、全貌が見たかったのですが、一寸
でも花はヤッパリ今の時期が最高かもしれませんネ。
来年でも再来年でもグルッと廻ってきてください。お薦めです。
投稿: 輝ジィ~ジ | 2010年6月29日 (火) 19:32
韓国岳は少し残念でしたね。
でも、ミヤマキリシマの大群生!!本当に素晴らしいです!!
九州の山はこの時期が登山のベストシーズンなのでしょうかね。
私もいつか遠征したいです!!
投稿: kiyopom77 | 2010年6月29日 (火) 17:33
tuba姐さん
ミヤマキリシマ丁度真っ盛り ドンピシャ 良い時に行けました。
韓国岳 霧島山で一番高く韓国まで見える(ホントは見えません)、
山頂は荒涼としていて空しく空虚なところから空国・虚国(ムナクニ カラクニ)と
呼ばれた?
今回縦走も兎も角、霧島山の全貌は見たかったのですが…ネ!
投稿: 輝 | 2010年6月23日 (水) 06:16
ミヤマキリシマの群生、見惚れてしまいました。
相方さまの「奇麗!・奇麗!」聞こえてきそうですyo。
韓国が見えるから、『韓国岳』・・・なるほど。
折角の縦走計画、残念でしたね。
投稿: tuba姐 | 2010年6月22日 (火) 23:44
カモシカ永井さま
いつもありがとうございます。
風評被害怖いですね。こんなときこそマスコが正確な情報を
収集し精査して流すべきです。
現代のマスメディアはある意味、たきつけるだけの無責任団体のような
気がします。口蹄疫何時終結できるのでしょう。
新潟小千谷の闘牛も大事をとって中止になりました。
あの程度の消毒でウィルスが消滅するのでしょうか?
我が相方 白鳥茶屋の義捐金募金箱に些少ですが協力していました。
永井さん彼方此方に知合い居られるのですね~
宮崎 牛も地鶏も果物も旨い物結構多いですね。
投稿: 輝 | 2010年6月22日 (火) 16:58
風評被害で泣いている県民の気持ちを思えば、この時期宮崎県を訪れると言うことは良いことですね。
私も韓国岳登ったときに、旧友が案内してくれてえびの高原のレストランで牛肉食べましたが、びっくりするほどのボリュームと価格の安さでした。
沢山の知り合いがいる宮崎県です、早く立ち直って欲しいと心から願っています。
投稿: カモシカ永井 | 2010年6月22日 (火) 11:28
山いろいろ さま
韓国は5月に行ったからねぇ~(笑)
25の火山からなる霧島山の全貌は見たかったのですが…
坊がつる1昨年始めての九州で九重から眺めたときも、ミヤマキリシマ盛りの時だった。
もう一度行きたいのは、久住連山かも。
口蹄疫は石灰消毒だけでウイルス消せるのかね!気の毒に。
小千谷の闘牛も中止だそうだけど、何時になったら終息するのだろう?
早く終わって欲しいもの。
投稿: 輝 | 2010年6月22日 (火) 08:51
韓国まで見えるから韓国岳・・・・見えなかったですね。残念!
ミヤマキリシマと言えば”坊がつる”、この後向かったのかな?
まさか、この後新潟で口蹄疫は流行ったりしませんよね。
投稿: 山いろいろ | 2010年6月22日 (火) 08:32
赤鬼さま
高千穂の峰を見ること、韓国岳の火口を覗くこと が目的だったのですが
願いは叶わずでした。それでもミヤマキリシマは最盛期で正にピンクの
絨毯でした。
えびの高原の露天風呂現在は温度が下がって、休業しているらしいよ。
投稿: 輝 | 2010年6月22日 (火) 06:44
韓国岳はさっぱり記憶がない。えびの高原の露天風呂つきの素泊まりの宿で宴会したのだけを覚えている。たしか1500円だった。ただ頂上からは高千穂のみねが良く見えた。
投稿: 赤鬼 | 2010年6月22日 (火) 06:29
もぞうさま
屋久島も霧島も、この時期を逃せば、秋しか有りませんからね~
投稿: 輝ジィ~ジ | 2010年6月22日 (火) 06:25
ミヤマキリシマがすばらしいです。
この花のためにこの時期に計画されたのでしょうかね~
高千穂峰まで縦走できずに残念でした。
投稿: もうぞう | 2010年6月21日 (月) 19:42