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2009年10月25日 (日)

急に俎倉山へ

遠見尾根あたりから出来れば新雪を冠った五竜岳・鹿島槍の雄姿でも
眺めようかと、近所に住む岳友 赤鬼氏 と話し合っていたのですが…
赤鬼氏に一寸したAccidentが発生し、気持ちが少し萎えたらしく、
遠出は止めて、近場の山 二王子岳かその近くにしよう!と連絡。
しかしジィ~ジは、二王子岳登るならいっそ新雪有った方が…

再度 話し合いの結果 加治川を挟んで焼峰山と対峙する 俎倉山に決定。

ジィ~ジは20年ほど前、相方と2人で、更にその数年後 残雪期に山仲間と
一緒のグループで、そして今回が3回目となります。

■ 俎倉山 (856.6m)

 【所在地】  新発田市、東蒲原郡阿賀町
 【日  時】  平成21年10月15
日(木)   
 【天  候】  晴
 【同  行】  赤鬼氏 O夫妻 相方 計5名

 【行  程】  鳥越林道登山口(8:55
~琴石飛(9:09) ~お京平(10:05)
        ~俎倉山山頂(10:45-11:38)~お京平(12:09)~七曲がり

        ~琴石飛(12:45)~登山口(13:00)

               

 【高低差】   約670m  

 【地  図】  国土地理院地形図1/25000[東赤谷(新潟)]

        *行動時間 約4時間05分  休憩 55分含む

記事)
新発田・津川線上赤谷~滝谷・上赤谷線鳥越林道入口へ。
林道の道路脇スペースに駐車。先達の車が1台

右の坂道を進むと雑草に覆われた登山口

登山口 8:55

  P11703421 P1170341
(写真 左) 俎倉山登山口
(写真 右) カメバヒキオコシ

やがて直ぐに沢音が聞こえ琴沢が現れます。
清冽な流れが白い飛沫を上げながら大きな岩を食みながら滔々と流れ、
左岸を遡上します。

琴石飛び 9:09
琴沢の出合から10分程で、琴石飛び。
沢の石伝いに対岸につけられた登山道へ進みます。

  P1170343 P11703441
(写真 左) 琴沢の清流
(写真 右) 琴石飛び
琴石飛びからは登山道はスラブの滑床のへつり道となり、所々に
ロープや梯子そして鉄筋の足掛けなどが何箇所か施されています。

(以前来た時は、鉄筋の足場は無かったような…)

途中には琴沢に注がれる小さな枝沢も何箇所か見受けられます。

へつりが終わると道はかなりの急登の尾根道に取り付きます。
七曲がりと呼ばれ、ジグザグに高度を稼ぎます。

七曲がりをクリアーすれば杉やブナの樹林帯の平坦な道に変り、
途中、カツエの水場そして遭難碑の有る お京平へ出ます。

       P11703451
                七曲がり  

お京平 10:05
お京平の平坦な道を進み大きな杉の木を過ぎると登山道は左に折れ
尾根を巻くように付いて沢を挟んで鋭い岩場が目に入ります。

更に進めば、シゲの沢に出て暫くは狭い道を歩きます。
シゲの沢過ぎれば、再び急登の尾根道、回りはブナの樹林帯です。
息を整えながら頑張って登り切れば山頂です。

俎倉山山頂 10:45
眺望の良い隣の北峰 天狗の庭に向かって一寸下り登り返して見たところ
天狗の庭では 単独行氏が気持ち良さそうにお昼寝?中。
邪魔をするには申し訳ないので、山頂に戻り ユッタリ マッタリタイムに。

  P1170347 P11703481
(写真 左) 山頂手前
(写真 右) 俎倉山山頂 潅木が刈られた狭い山頂。

飯豊連峰にまだ冠雪は見られないようです。

       P1170349
        飯豊連峰大日岳は山腹まで雲で覆われて

       P11703501
              眼前には蒜場山

秋の陽射しを浴びながらノンビリ休んで下山です。
下山は往路を忠実に辿るだけ。

お京平 12:09

  P11703511_2 P11703521
(写真 左) 山頂直下急登の登山道
(写真 右) お京平 昭和38年男女2名高校生の遭難碑

  P1170354 P1170355
(写真 左) 琴沢ヘツリ道
(写真 右) 琴沢 梯子 鉄筋足掛けステップ

琴石飛び 12:45

再び琴沢の左岸を下ります。

登山口 13:00

       P11703571
               俎倉山登山口

三度目の 俎倉山 断片的な記憶しか甦らなかったものの、清流と巨岩
老大杉とブナの樹林帯 変化に富みながらも時間もあまり要しない手軽な
良い山と改めて思い知らされたジィ~ジです。

帰宅時間も早く、銘々自宅で一風呂浴びて、汗を流して夕方から再び
我家に集合 我家で今度は宴会ヶ岳へ登ります。
あまり高度の無い、そこそこの宴会ヶ岳を登頂し 夜 9時解散。

  

  

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コメント

tuba姐さま
commentありがとうございます。
この林道も、胎内の林道も確かに猿の軍談に良く遭遇しますね!
相手は集団 目を合わすと少々やばいかも…
久々の俎倉山でした。時艱の無いときチョコッと良いかもね!

低くて良いけど宴会ヶ岳やりたいですね。

投稿: 輝ジィ~ジ | 2009年11月 4日 (水) 07:01

5年くらい前、俎倉山に向かう途中、猿の集団に遭遇。 道路の真ん中にゴロゴロと日向ポッコしてる猿、毛づくろい中の猿。。。まるで、飼い猫の様なノーンビリモード。 山行中に出くわさなくて、ホッ!
ぐる~り、山並を見渡わたせるイイ山でした。
そうだ、宴会ヶ岳は未踏だぁ~~~( ̄ー ̄)ニヤリ

投稿: tuba姐 | 2009年11月 4日 (水) 00:22

みいさま
いつもお世話様です。
俎 これは奥様方がキッチンで使われる 〝まないた〟です。

飯豊連峰展望の蒜場山の隣にあるのです。
車で自宅から1時間くらいなのです。新潟あまり渋滞が無いですからねぇ~

片道2時間足らずなので、我家で高度の低い宴会ヶ岳で〆ました。
>いつかは、一緒に登りたいでっす^^v
ジィ~ジもそのように思っておりますが、よれよれジィ~ジで幻滅するかもです。


投稿: 輝ジィ~ジ | 2009年10月28日 (水) 20:02

お恥ずかしいですが、これは何と読む
お山ですか~?

近くに変化に飛んだステキなお山が
あって良いですね^^
それに、登頂後、自宅でまた宴会ヶ岳に
登られるとは。。。^-^
ますます、輝ジィ~ジさんが輝いて~♪
いつかは、一緒に登りたいでっす^^v

投稿: みい | 2009年10月28日 (水) 17:41

カモシカ永井さま
commentありがとうございます。
10数年ぶり3回目の俎倉山でした。

赤津山も10数年前に3度ほど登りましたが、林道決壊してからは
アクセス的に敬遠しています。
地元でも近頃は殆ど歩かれていないでしょう。

蒜場山からの烏帽子、小生全く蒜場から先をチョコッといっただけですが
雪の状況が良ければ、永井さんグループであれば問題ないと思います。
中央アルプスの記事 見させていただきます。

投稿: 輝ジィ~ジ | 2009年10月27日 (火) 08:42

俎倉山登頂おめでとうございます。
昨年はその付近の焼峰山と赤津山登りました。
来春蒜場山から烏帽子山狙っています。その奥の大日岳まで突き上げれれば素晴らしいですね。
先日は奥鐘山も登頂済みの富山の藪山名人と中央アルプス歩いてきました。

投稿: カモシカ永井 | 2009年10月26日 (月) 22:08

甘納豆さま
commentありがとうございます。
俎倉山未踏でしたか? 地元新発田K山岳会の皆さんは俎倉山から
藪分けて、岩岳へそして蒜場山へ取り付いたりされてます。

貴殿も俎倉山だけでは軽すぎるでしょうから、このルートで歩かれること
お薦めします。

時々我家でささやかな宴会ヶ岳トレッキング有ります。そのうち如何?

投稿: 輝ジィ~ジ | 2009年10月26日 (月) 13:53

こんにちは!
俎倉山は前を通過するばかりでまだ未踏です。
レポを拝見しますと、なかなか変化があって面白そうですね。
いつか歩いてみます。
「あまり高度の無い、そこそこの宴会ヶ岳を登頂し」・・・
何事も中庸がよろしいようで。
締めもばっちりですね。

投稿: 甘納豆 | 2009年10月26日 (月) 12:32

もうぞうさま
お早うございます。お天気がイマイチですね~
俎倉山10数年ぶりでしたが、意外と?良かったですよ。
雪が降る前であれば、まだ今年は何回もChanceがあると思います。
加治川の紅葉と併せてお出かけになることお勧めです。

投稿: 輝ジィ~ジ | 2009年10月26日 (月) 09:26

よし、今度こそ俎倉山だ。
今年は無理かな?

投稿: もうぞう | 2009年10月26日 (月) 08:34

赤鬼さま
爼倉山も天狗の庭まで行くと眺めも良くてもっと良いかもね!
なにせ近いし手頃で良いわ。

宴会ヶ岳登るに時間もたっぷりだし…

今頃 加治川の渓谷美と紅葉が盛り!

投稿: 輝ジィ~ジ | 2009年10月26日 (月) 07:07

本当に気持ち良く歩いた。おまけに宴会ケ岳まで、お世話になりました。明日休みだけど雨だわ。

投稿: 赤鬼 | 2009年10月26日 (月) 06:52

noritanさま
当時 結構マイカー登山多かったね!

この山始めて登った時、杉林やお京平の辺り?少し陰気臭い印象を
抱いたのか?我家も近いのに全く行きませんでした。
今回10数年ぶりでしたが、琴沢の流れも綺麗で、たまには良いような感じを
受けました。

投稿: 輝ジィ~ジ | 2009年10月26日 (月) 06:46

私が、会に入って、初めての山行が「俎倉山」でした。マイカー乗り合わせでしたので、会ってこんな風に、マイカー乗り合わせで行くのかな?などとチョット心配したことを覚えています。
下山時に草付きの道を踏み外して、男性一人、川にポチャンと落ち、ストンと落ちたので、怪我もなく、上げてもらって帰りました。
初めての会山行参加で、これも驚きました。
H7年です。何故か、それ以来一度も行っていません・・・

投稿: noritan | 2009年10月26日 (月) 03:38

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