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2009年10月

2009年10月30日 (金)

秋本番 頸城駒ケ岳

糸魚川市は2009年8月22日 有珠山と島原半島と共に日本最初の
ユネスコからジオパークとして認定された地です。

糸魚川/静岡構造線 フォッサマグナ 地質や地形を通して地球の営みを
学べる場所 そして古代より翡翠の産出で知られた場所です。

今回は海谷山塊の一角 頸城駒ケ岳 会山行の参加です。
この山域は高度こそ1500m.そこそこですが、その峻厳な山容は、
鬼ガ面山 鋸岳 阿弥陀岳 昼闇山 烏帽子岳とその座名からも窺えます。

■ 頸城 駒ケ岳 (1487m)

 【所在地】  糸魚川市
 【日  時】  平成21年10月17
日(土)   
 【天  候】  晴
 【参加者】  男性15名 女性10名  計25名

 【行  程】  海谷三峡パーク(9:00
~展望台(9:10) ~三本杉(11:00)
        ~ブナの泉(11:09)~駒ケ岳山頂(11:34-12:34)~駒清水

        ~大神堂登山口(14:20)

               

 【高低差】   登り 約850m 下り 約1020m

 【地  図】  国土地理院地形図1/25000[越後大野(富山)]

        *行動時間 約5時間20分  休憩 70分含む

記事)

越後の上高地とも称される海谷渓谷 
海谷三峡パークは最新式の水洗トイレや設備充実した野営場。
先ずはリーダーの計らいで展望台へ立ち寄りです。

  P1170360 P1170361
(写真 左) 展望台説明標識
(写真 右) 千丈ヶ岳の大スラブ

展望台から眼前の千丈ガ岳の大岩峰に圧倒され、興奮醒めぬまま緩い
広い登山道から歩き始めます。

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(写真 左) 広いなだらかな気持ちの良い登山道
(写真 右) ヒュッテ駒ケ岳 

やがて道は沢筋から離れ、その途端に急登の連続に変わります。

随所にロープそして不安定な梯子が掛けられています。

  P11703671 P11703681
(写真 左) 梯子は順番待ち
(写真 右) 相当な急登

       P1170371
          梯子ぶれないように支える参加者

急登で高度を稼ぎ、足元から糸魚川市から日本海が遥かに高度感溢れる
眺めに変わります。

柔らかな小春日和の陽をあびながら快適な山歩きです。
大きなブナの木始め、周りは紅葉・黄葉で気分も高揚!
  P11703741 P11703771
(写真 左) 空は澄み通り木々の葉は色付いて
(写真 右) まだまだ急登は続きます。

  P11703801 P11703811
(写真 左) 二本しかないけど三本杉
(写真 右) 黄葉真っ盛り

歩き始めて約2時間 急登は終わりブナの黄葉で覆われた平坦な道に…

       P11703841
              気持ちが良~い

直ぐに山頂手前の分岐に出ます。
視界が開け眼前に鉢山が現れます。

     P11703871
         鉢山と左後方肩に阿弥陀岳

11時35分ー12時35分 駒ケ岳山頂

狭い山頂 先達2名有るものの我がグループで占拠です。   

       P11703901
        鬼ガ面山とバックに火打・焼山そして金山

360度絶景 絶景 黄葉紅葉ドンピシャ
自慢の手料理飛び交うランチタイム

  P1170395 P11703981
(写真 左) 真っ赤なナナカマド
(写真 右) 談笑風景 気持ちがよさそげ

幾ら気持が良くても下山する時間が迫ります。
下りは根知谷大神堂コースを辿ります。
縦走できることが会山行のMeritと言えます。

  P11704001 P1170401
(写真 左) 山頂三角点と小さな石祠
(写真 右) 黄葉樹林帯を下山開始

       P11704051
        左側は極端にスッパリ切れ落ちて

       P11704061
            紅葉の岩肌と雨飾山

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(写真 左) 紅葉樹林の岩肌に沿って下ります
(写真 右) 岩を抉って下る箇所も何箇所も

         P11704091

大岩壁をへつりながらロープを助けにガンガンと下ります。

  P11704111 P11704131

下る 下る 下る。。。。

       P1170414
少し楽になり振り返れば駒ケ岳西壁の大岩壁が一望に…
下段の切れ目に沿って下ってきたようです。

駒清水を過ぎれば、大神堂登山口まで幾らも掛かりません。

  P1170422 P11704201
(写真 左) 執拗に駒ケ岳の全貌を
(写真 右) 落ち葉敷き詰められた大神堂登山口

黄葉 紅葉のテーブルマウンテン 駒ケ岳を心ゆくまで味わって帰路
立ち寄りは、歴史に名高い歩荷の歩いた塩の道温泉美人の湯 。

       P11704251
      塩の道温泉前からテーブルマウンテン駒ケ岳を望む。

温泉に浸り汗を流した後は、お決まりのビールで乾杯。
まだ時間もたっぷり、リーダーT氏の粋な計らいで、ビールを飲みながら
能生海洋センターで途中下車。酒の肴の買出しです。

  P1170427 P1170428
ジィ~ジはギスの干物をお土産に…

この日、相方は別の会山行 粟ヶ岳縦走に参加で別行動。

買い物ツアーまで付いて充実の1日となり満足一杯のジィ~ジです。(完)

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2009年10月25日 (日)

急に俎倉山へ

遠見尾根あたりから出来れば新雪を冠った五竜岳・鹿島槍の雄姿でも
眺めようかと、近所に住む岳友 赤鬼氏 と話し合っていたのですが…
赤鬼氏に一寸したAccidentが発生し、気持ちが少し萎えたらしく、
遠出は止めて、近場の山 二王子岳かその近くにしよう!と連絡。
しかしジィ~ジは、二王子岳登るならいっそ新雪有った方が…

再度 話し合いの結果 加治川を挟んで焼峰山と対峙する 俎倉山に決定。

ジィ~ジは20年ほど前、相方と2人で、更にその数年後 残雪期に山仲間と
一緒のグループで、そして今回が3回目となります。

■ 俎倉山 (856.6m)

 【所在地】  新発田市、東蒲原郡阿賀町
 【日  時】  平成21年10月15
日(木)   
 【天  候】  晴
 【同  行】  赤鬼氏 O夫妻 相方 計5名

 【行  程】  鳥越林道登山口(8:55
~琴石飛(9:09) ~お京平(10:05)
        ~俎倉山山頂(10:45-11:38)~お京平(12:09)~七曲がり

        ~琴石飛(12:45)~登山口(13:00)

               

 【高低差】   約670m  

 【地  図】  国土地理院地形図1/25000[東赤谷(新潟)]

        *行動時間 約4時間05分  休憩 55分含む

記事)
新発田・津川線上赤谷~滝谷・上赤谷線鳥越林道入口へ。
林道の道路脇スペースに駐車。先達の車が1台

右の坂道を進むと雑草に覆われた登山口

登山口 8:55

  P11703421 P1170341
(写真 左) 俎倉山登山口
(写真 右) カメバヒキオコシ

やがて直ぐに沢音が聞こえ琴沢が現れます。
清冽な流れが白い飛沫を上げながら大きな岩を食みながら滔々と流れ、
左岸を遡上します。

琴石飛び 9:09
琴沢の出合から10分程で、琴石飛び。
沢の石伝いに対岸につけられた登山道へ進みます。

  P1170343 P11703441
(写真 左) 琴沢の清流
(写真 右) 琴石飛び
琴石飛びからは登山道はスラブの滑床のへつり道となり、所々に
ロープや梯子そして鉄筋の足掛けなどが何箇所か施されています。

(以前来た時は、鉄筋の足場は無かったような…)

途中には琴沢に注がれる小さな枝沢も何箇所か見受けられます。

へつりが終わると道はかなりの急登の尾根道に取り付きます。
七曲がりと呼ばれ、ジグザグに高度を稼ぎます。

七曲がりをクリアーすれば杉やブナの樹林帯の平坦な道に変り、
途中、カツエの水場そして遭難碑の有る お京平へ出ます。

       P11703451
                七曲がり  

お京平 10:05
お京平の平坦な道を進み大きな杉の木を過ぎると登山道は左に折れ
尾根を巻くように付いて沢を挟んで鋭い岩場が目に入ります。

更に進めば、シゲの沢に出て暫くは狭い道を歩きます。
シゲの沢過ぎれば、再び急登の尾根道、回りはブナの樹林帯です。
息を整えながら頑張って登り切れば山頂です。

俎倉山山頂 10:45
眺望の良い隣の北峰 天狗の庭に向かって一寸下り登り返して見たところ
天狗の庭では 単独行氏が気持ち良さそうにお昼寝?中。
邪魔をするには申し訳ないので、山頂に戻り ユッタリ マッタリタイムに。

  P1170347 P11703481
(写真 左) 山頂手前
(写真 右) 俎倉山山頂 潅木が刈られた狭い山頂。

飯豊連峰にまだ冠雪は見られないようです。

       P1170349
        飯豊連峰大日岳は山腹まで雲で覆われて

       P11703501
              眼前には蒜場山

秋の陽射しを浴びながらノンビリ休んで下山です。
下山は往路を忠実に辿るだけ。

お京平 12:09

  P11703511_2 P11703521
(写真 左) 山頂直下急登の登山道
(写真 右) お京平 昭和38年男女2名高校生の遭難碑

  P1170354 P1170355
(写真 左) 琴沢ヘツリ道
(写真 右) 琴沢 梯子 鉄筋足掛けステップ

琴石飛び 12:45

再び琴沢の左岸を下ります。

登山口 13:00

       P11703571
               俎倉山登山口

三度目の 俎倉山 断片的な記憶しか甦らなかったものの、清流と巨岩
老大杉とブナの樹林帯 変化に富みながらも時間もあまり要しない手軽な
良い山と改めて思い知らされたジィ~ジです。

帰宅時間も早く、銘々自宅で一風呂浴びて、汗を流して夕方から再び
我家に集合 我家で今度は宴会ヶ岳へ登ります。
あまり高度の無い、そこそこの宴会ヶ岳を登頂し 夜 9時解散。

  

  

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2009年10月22日 (木)

尾瀬笠ヶ岳~湯の小屋温泉 ②

〝個人では滅多に行けないコース〟と会員に謳ったキャッチコピー。
その効が奏したのか?申し込み開始の二日間でドサッと郵送 ヾ(*゚A`)ノ

小心者のジィ~ジは断わりきれず、借上げバスの手配も幸い?ついたので
1日の間を開けて同じコースを2回やることに…

前回の様子は→コチラ

思ったほど疲労は残っていないようであるものの、流石に同じコースを
1日違いで歩くとなると些か気が重いと感じたのですが…Tension 

実施日当日は、天気はほぼ快晴。勿論参加者は変わります。加えて
前回参加の相方は不参加。 その呪縛から開放されたせいか?
出発前から意外とHigh Tension 同じコースの事など頭から失せている
ジィ~ジです。

■ 尾瀬 笠ヶ岳 (2,058m)

 【所在地】  群馬県片品村 水上町
 【日  時】  平成21年10月12
日(月・祝)   
 【天  候】  晴
 【参加者】  男性13名 女性10名
  計23名
 【行  程】  新潟駅南口(6:00
)==鳩待峠(9:10-9:20)~オヤマ沢田代
        (10:45‐10:50) ~小笠(11:40)~笠ヶ岳山頂(12:25-12:35)
        ~山頂直下分岐(12:40-13:15)~片藤沼(13:20)~
        咲倉沢頭避難小屋(14:22-14:27)~1187mピーク(15:25)~
        奈良俣林道湯の小屋トンネル(16:45)==(温泉入浴)==
        新潟駅南口(20:40)
       

 【高低差】  登り 約470m  下り 約1220m

 【地  図】  国土地理院地形図1/25000[至仏山(日光)]

        *行動時間 約7時間25分  休憩 55分含む

記事)
祝日法が変り今年の〝体育の日〟は12日で世間では一般的に3連休。
渋滞予想で、今回も水上ICから奥利根湯けむりライン 秋の柔らかな
陽射しを浴びて、照葉峡は彩り鮮やか、こん六峠の山並みも 正に錦秋。
バス車内から前回同様、歓声が沸きあがります。

今回は、ラストリーダーを女性会員のベテランKさんと、併せて無理やり?
所属する山の会の有名人且つ重鎮 〈山いろいろ氏〉を引っ張り出して
引き受けて貰ったジィ~ジ。安心して先導できます。

9時20分 鳩待峠 出発
前回より20分ほど早く到着。3連休最後の日の為か?意外と閑散。

  P1170291_2 閑散とした鳩待峠。

 Img_6057a1
前日(11日)チョッピリ白いものが降ったようです。燧ケ岳山頂付近。
        * 写真は〈山いろいろ氏〉提供。

10時45分 オヤマ沢田代

     P1170299_3
         黄金色に光るオヤマ沢田代

悪沢岳の途中一帯の泥濘道を通り過ぎれば…
     P11703011
              ジィ~ジの好きな道

     Img_6073a1
          小笠そして笠ヶ岳が近くなって!
          *写真は〈山いろいろ氏〉

11時40分 小笠 

     P11703081  
        小笠で一服 バックに小至仏と至仏山

爽やかにマイナスイオンを全身に受けて、オゾンを一杯吸い込んで…

     P1170310
        右に燧ケ岳、左には遠く初冠雪の平ヶ岳 

小笠からトラバース気味に高度を少し上げれば笠ヶ岳の取り付きです。
愈々山頂へのATTACK!!
     Img_6095a1
       山頂へ向かってポーズ *写真〈山いろいろ氏〉
     P11703131
             「山頂は直ぐだよ」

12時25分-12時35分 笠ヶ岳山頂 
すっきり晴れ渡った山頂。山座同定したり、[ならまた湖]を見下ろしたり。
記念の集合写真を単独行氏に撮ってもらいます。

Img_6098a2_2

12時40分ー13時15分 分岐にて昼食
何時もの通り、持参の自慢のおかずが飛び交います。
お昼が終われば、ただひたすら下るのみ 長い下りの始まりです。

13時20分 片藤沼
     
P11703231
         片藤沼の紅葉と燧ケ岳 左に至仏山

暫くは泥濘状態の不快な道が続きます。
     
   P11703241_3
                  小さな蛍池
        P1170328_3
紅葉 黄葉盛りの登山道を咲倉沢頭避難小屋に向かって下ります。

14時22分ー14時27分 咲倉沢頭避難小屋
此の先
は急登の下りに変り、根が張り出した要 注意箇所が続きます。
それでも足元は幾重にも重ねられた分厚い落ち葉の絨毯。
軟らかく足には優しい道が続きます。

     P11703311
           樹間から見える笠ヶ岳山頂

笠ヶ岳山頂からグルッと回り随分と ったもののまだ先は長~い。
ほぼ2時間くらいで漸く未舗装の林道へ出ます。
ここから小砂利の林道を10分少々進むと、再び湯の小屋温泉への標識
一旦下り登り返せば1187m.のピークです。
       P11703331_2
         急登を下れば未舗装の林道へ
 但し、ここでお終いでは有りません。まだまだ下りは続きます。
道なりに10分程進むと、湯の小屋温泉への標識。
一旦下りまた登り返してブナの樹林の山に入ります。

15時25分 1187mピーク
1187m.のピークからはブナの樹林帯の小さなピークが幾つか続きます。
アップダウンの連続が終われば、遮断機の下りた舗装の林道。
(一般車は通れません。)

舗装道路をそのまま下れば、またまた湯の小屋温泉への道しるべ

再び薄暗い山道に入り一気に下り、小さな沢沿いに沿って下ると、
林道 奈良俣線の湯の小屋トンネルの脇にピョコッと出ます。

    P1170338 P11703391

先回と異なりバスはここで待機。お陰で10分弱歩行時間の短縮です。

好天気おまけに先回より時間もかなり早く到着。まだ周囲は明るい。

ドライバー氏から蒸しタオル貰い、汗を拭ってサッパリとバスに乗り込み
前回同様 湯の小屋温泉 葉留日野山荘で入浴です。

温泉で身も心も温め、ばすのに乗り込めば何時もの通り、雀が100羽。
賑やかな事 言わずもがな。。。

お天気呉も良く、前回同様誰一人としてペース乱す参加者なく、本当に
企画したリーダー冥利に尽きる一日となり、感謝の念一杯のジィ~ジです。

同じコースで有りながら 気分頗る 良し!

゜。°。°。°。°。°。°。°。゜。°。°。°。゜。°。°。°。°。°。°。°

追加)
この日我が相方さんは妹と2人で<八海山>で秋を満喫してきたそうな。
        P10100371
                八海山神社講中
護摩を焚いたり多くの講中の方が居られた由。
        P10100431
           眼下の千本桧小屋と魚沼平野
     P10100451
                  地蔵岳 
《天・地・人》 妻夫木さん演じる 兼続公 TVでのスタートシーンの場所。
ジィ~ジが居なくて、きっと楽しかったことでしょう。 

 

 

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2009年10月20日 (火)

尾瀬笠ヶ岳~湯の小屋温泉 ①

尾瀬笠ヶ岳は時期に依ってはかなり多くの高山植物が見られ、また静かな
尾瀬を味わえる、更に比較的短時間・容易に登れるところから、ジィ~ジの
好きな山の1座でも有ります。
初夏・紅葉時期と個人的に或いは自分が会山行として企画実行し、過去6度
程訪れています。

ただ車の回収などの問題上、今までは鳩待峠からのピストンばかり。
そんな訳で、一度は笠ヶ岳から湯の小屋温泉まで縦走してみたいと機会を
狙っていたのです。
会山行であれば、借上げバス利用です。鳩待峠の駐車料も不要です。

と言うわけで、昨年11月に会計画として提案、今回はその実施です。
会員に対するPRキャッチコピー〝個人では滅多にいけないコース〟と
謳ったせいか?募集1日目で借上げバスの定員オーバーの申し込み
まさか2台のバスを連ねて50人の大所帯で尾瀬を歩くわけにも行かず、
おまけにリーダーとしてかかる多人数把握できる筈も有りません。
止む無く?1日あけて同じコースを2回実施することに…
申し込み有った会員さんに日にちの変更での参加の可否を電話で確認
したり、参加者名簿も当然2通作ったり、些か慌しい日が何日か…

■ 尾瀬 笠ヶ岳 (2,058m)

 【所在地】  群馬県片品村 水上町
 【日  時】  平成21年10月10
日(土)   
 【天  候】  晴/曇
 【参加者】  男性9名 女性16名
  計25名
 【行  程】  新潟駅南口(6:00
)==鳩待峠(9:30-9:40)~オヤマ沢田代
        (10:53‐11:00) ~小笠(11:50)~笠ヶ岳山頂(12:35-12:43)
        ~片藤沼(13:00-13:30)~咲倉沢頭避難小屋(14:35)~
        林道(15:55)~湯の小屋温泉(17:15) 

 【高低差】  登り 約470m  下り 約1250m

 【地  図】  国土地理院地形図1/25000[至仏山(日光)]

        *行動時間 約7時間35分  休憩 60分含む

記事)
世間一般3連休 沼田からの尾瀬、日光方面の大渋滞を予想して水上IC
から片品村へ向かいます。
途中のバス車内からの奥利根 照葉峡から坤六峠に掛けては紅葉の名所
時期もマッチして大きな歓声が上がります。

9時40分 尾瀬鳩待峠
  P11702441 P1170246
(写真 左) 出発準備の参加者の皆さん
(写真 右) 我々を下ろしバスは下山です。

緩い至仏山への登山道ユックリとスタートです。
暫く歩くと左手前方に姿良い笠ヶ岳が現れます。
更に木道の登山道を進み 原見岩 からは尾瀬ヶ原と燧ケ岳が…

  P11702491 P11702511
(写真 左) 第一目的の笠ヶ岳の遠望
(写真 右) 晩秋の尾瀬ヶ原と燧ケ岳

10時53分 オヤマ沢田代
オオシラビソの樹林帯の急登をホンの少し登ればオヤマ沢田代。
黄金色の草原と指呼の間に小至仏。

    P1170252

  P11702531_2 P1170254
(写真 左) オヤマ沢田代で休憩中の皆さん
(写真 右) 笠ヶ岳分岐 湯の小屋温泉まで12キロ 長~い!
シラビソの樹林帯そして登山道はササハラに切られた泥濘の登山道
悪沢岳のこの辺り、年中 グチャグチャ 頗る悪路です。

悪沢岳から樹間を縫うように少しだけくだればパッと視界が開け、その先に
小笠と笠ヶ岳が近づいてきます。

    P11702561_2
11時50分 小笠
なだらかな草原と、上州武尊遠くに微か日光連山を眺めながら笠ヶ岳に
向かって岩混じりの登山道をトラバース気味に進み少し高度を上げます。
山頂直下の片藤沼方面への分岐からアルペンチックな岩道を10分程、
山頂に向かって登ります。この日最大の登り処です。

12時35分 笠ヶ岳山頂

  P11702641 P11702691_3
(写真 左) 山頂手前 岩を縫って山頂目指す参加者の皆さん
(写真 右) 山頂で記念の集合写真
眼下の ならまた湖 目の前の上州武尊 そして燧ケ岳から雲に覆われた
越後の山並み…雲が無ければ如何ばかりの絶景でしょうか?

冷たい少し強い風が容赦なく吹きつけ、陽の光も雲に遮られ、寒さも
覚えるので遅めの昼食は、風を避けて 片藤沼の木陰で取ることに…

     P11702791 
片藤沼からは天気が良ければ、至仏山と燧ケ岳が並んで見える筈。
残念ながら重そうな雲が全天を覆ってきています。

湖面を見れば微かに小雨が降っている様子です。それでも雨具を着ける程
本降りにはならぬ感じです。

お昼にしては短めの休憩終えて、愈々湯の小屋温泉に向かって長い長い
下りの始まりです。

13時30分 片藤沼
紅葉・黄葉の樹林帯の登山道 フカフカの道をひたすら辿ります。

  P11702801 P1170282
(写真 左) 黄葉
(写真 右) 幾重にも積み重ねられた落ち葉の絨毯 フカフカ道
小さな小沢を数本横切ると、やがて入口扉の外れた 咲倉沢頭避難小屋

14時35分 咲倉沢頭避難小屋

   P11702841 P11702851_2
(写真 左) 立派な?咲倉沢頭避難小屋
(写真 右) 最初の林道に下りホッとする参加者
咲倉沢頭からは木の根が張り出した急勾配の少し気が抜けない登山道が
続き、一度に高度が下がります。

荒れ果てた未舗装の林道を数分道なりに進み、再びブナ林の山へ入ります。
1187m.のピークを越えると、あまり高低差の無いピークを持つ山を幾つか
越えねばなりません。

いい加減疲労を覚えた頃に遮断機の下りた舗装の林道が目前に現れ
道なりに2~300m.進むと再び湯の小屋温泉への標識が…

  P11702891_2 P11702901
(写真 左) 奈良俣ダム林道 一般車通行禁止
(写真 右) 奈良俣林道 湯の小屋トンネル先

17時15分 湯の小屋温泉 着
待ちうけていたバスにザックと靴を乗せ、着換えを持って汗を流しに…
行く先は、毎度利用している廃校利用の宿泊施設 葉留日野山荘。

少し熱めの温泉が冷えた疲れた身体に心地良い刺激を与えます。

温泉入浴 その後は決まりごとの如く バス車内では冷えたビールで
乾杯 侃々諤々 賑やかなこと 話に切れ間有りません。
ビールが足りず、途中 水上のコンビニで買い足し忘れず。。

18号台風の余波で天気予報があまり芳しくなく、ありがたいことに
郡馬それも尾瀬方面だけが比較的天気がマァマァ

登山と言うよりも下山に殆どの時間を使ったロングコース 無事
誰一人遅れるメンバーも出ず、ホッと一息ついたジィ~ジです。

新潟駅南口 20時40分 着。 解散

                       終わり

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2009年10月14日 (水)

志賀高原 岩菅山

何度となく機会が有りながら、何故か?縁の無かった信州 岩菅山
ドライブ!?も兼て志賀高原の秋の様子を見てみようかと。。。

先ずは第一目的の〝岩菅山〟に向かいます。
多くの方は八哺温泉からゴンドラリフトに乗って東舘山から寺子屋山から
山頂に向かうのでしょうが、ジィ~ジと相方 リフト代節約し、一ノ瀬からの
ピストンとします。

■ 岩菅山 (2,295m)

 【所在地】  長野県山ノ内町
 【日  時】  平成21年10月4
日(日)   
 【天  候】  晴/曇
 【同行者】  相方
  計2名
 【行  程】  一ノ瀬(聖平上)登山口
(9:04)~アライタ沢(9:31)~中間点
        (10:05‐10:11) ~のっきり(10:38)~岩菅山山頂(11:05-11:40)
        ~のっきり(11:59)~中間点(12:20)~アライタ沢(12:51)~
        分岐(13:13)~一ノ瀬登山口(13:20) 

 【高低差】  約760m

 【地  図】  国土地理院地形図1/25000[岩菅山(高田)]

        *行動時間 約4時間15分  休憩 50分含む

記事)
八哺温泉を分けて、スーパー林道を野沢温泉向かって進みます。

9時4分 一ノ瀬登山口
  P11702021 P1170203
(写真 左) 一ノ瀬(聖平上)登山口標識
(写真 右) 落ち葉敷き詰められた階段状の緩い登山道

10分弱登れば、一ノ瀬への分岐、用水路沿いに平らな道を左に進みます。
平坦な道を10数分道なりに進めば、沢音が聞こえるようになりやがて
〈アライタ沢〉。清冽な水が流れ、数匹の岩魚の泳ぐ姿も見られます。

  P11702061 P1170208
(写真 左) アライタ沢から山頂へ
(写真 右) 樹間から覗くスッキリした青空
アライタ沢を横断すると漸く登山道らしく少しだけ急登に変ります。

  P11702091 P11702111
(写真 左) アライタ沢からの急登を登りきると<中間点>の看板
(写真 右) 樹間からは女性的な紅葉迎えた岩菅山が見られます。

  P11702121 P11702131
(写真 左) のっきり ここは寺子屋山コースからの合流点
(写真 右) ノッキリから石混じりの登山道 傾斜も徐々にキツク 

大きな岩の目を縫って高度を稼げばやがて岩菅山山頂が眼前に…

11時05分ー11時45分 岩菅山山頂
秩父宮、竹田宮両殿下の登頂記念碑と古い石祠が鎮座。
裏岩菅山や隣接の山々は見えるものの富士山 南ア、北アの山々は
重たそうな雲に覆われその姿見ることが出来ません。

  P1170216 P1170219
(写真 左) 山頂の石祠
(写真 右) 山頂は一等三角点

山頂直下には避難小屋 数人のグループが楽しそうに寛いでいます。
我等も少し早めの簡単ランチを採ります。

       P11702211
      風も少々強くなり長居も出来ず、早々に撤退開始
      時間が早いせいか?山頂目指すハイカー何組か…

石ゴロゴロで歩き辛い山頂からの下りも10分足らずで ノッキリに。
ここから再び往路を辿ります。

       P11702271
       ササ原の群生とブナ茂る爽やかな道です。

ジグザグに切られた登山道を忠実に下るとアライタ沢に着きます。
ここまで下れば、登山口まで幾らも有りません。

  P11702291 P11702301
(写真 左) 石の割れ目からコンコンと流れ出てくる  底清水
(写真 右) 一ノ瀬分岐点

一ノ瀬分岐点から右折。広い気持ちの良い階段状の道を下ります。

13時20分 登山口 到着
フカフカの落ち葉の絨毯踏みながら登山口に下山です。
ヒラヒラと落ち葉が舞い散って秋本番を思わせます。

始めて歩いたジィ~ジと相方。360度の大展望は得られなかったものの
静かで爽やかな〝岩菅山〟たっぷりと堪能。

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折角の志賀高原 帰るには未だ早い!志賀高原草津ラインに向かいます。
流石に観光地 路側に三脚立てたカメラマンそして全国からの車、車 車
正に〝数知れず〟

  P10100311
    View Pointはカメラマンが一杯 (志賀高原の秋)  

       紅葉は概ね最盛期かと思われます。

車を〝渋峠〟までノロノロと進めます。

  P1170235 P1170236
(写真 左) 日本国道最高地点
(写真 右) 芳ヶ平説明案内板

  P1170237
        芳ヶ平俯瞰  晴れていればきっと!!!

車を何とかUターン 再び横手山ドライブインに向かいます。

  P1170241 P1170242
(写真 左) 笠ヶ岳
(写真 右) のぞき

ドライブイン周辺は車で大混雑 全国の№が見られます。

ジィ~ジと相方 熊の湯温泉 立ち寄り一風呂浴びることに…

一風呂浴び汗を流し、帰路立ち寄りは湯田中温泉のりんご園へ、
リンゴと巨峰を少し買求め、高速道へ・・・・・・

   志賀高原 清々しい秋の一日   (おしまい)

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2009年10月 8日 (木)

近況?谷川岳

今年はエルニーニョの影響か?或いは異常気象か?連続好天期待薄!
必然的に泊りを伴う山行の計画を立てるに躊躇してしまいます。

今回も空模様と前日の予報を元に日帰りとすることに…
選んだ先は、3年ぶり位に〝谷川岳〟。

■ 谷川岳 オキノ耳 (1977m)

 【所在地】  群馬県水上町
 【日  時】  平成21年10月1
日(木)   
 【天  候】  晴/曇
 【同行者】  相方
  計2名
 【行  程】  西黒尾根登山口
(8:00)~ラクダの背(9:53)~巌剛新道分岐
        (9:57) ~谷川岳山頂トマノ耳(11:20‐12:10)~オキノ耳~
        浅間神社奥の院(12:30-12:45)~オキノ耳~トマノ耳(13:20)
         ~ 巌剛新道分岐(14:27-14:35)~巌剛新道登山口(16:00) 

 【高低差】  約1,200m

 【地  図】   国土地理院地形図1/25000 [水上(高田)]

        *行動時間 約8時間00分  休憩 90分含む

記事)
相方と2人旅。5時半に自宅を出発。大和PAまでETC通勤割引摘要です。
7時半少し回ったところで谷川岳ロープウェィ土合口駅の大駐車場。
平日且つ時間が早い所為か?車もまばら。靴を履き替え出発準備。

8時00分 西黒尾根登山口
谷川岳ベースプラザからマチガ沢 一ノ倉沢出合に向かって舗装道路を
ユックリと10分程歩けば、西黒尾根登山口

  P10009571_2 P10009591
(写真 左) 西黒尾根登山口
(写真 右) 鎖場登る相方
ブナの巨木が林立する樹林帯の中につけられた足場の良い
急登の登山道。
送電鉄塔の脚柱のそばには〝谷川岳山頂まで4時間〟の案内標識。
1時間ほど進んだところで、東京からのO山岳会の10数人パーティに遭遇。
道を譲ってもらい先を目指せば、やがて森林限界を抜けて岩稜帯に変り
鎖場の連続となります。

9時53分 ラクダの背 9時57分 巌剛新道合流点

  P10009611 P10009621
(写真 左) ラクダの背
(写真 右) 巌剛新道分岐(西黒沢ガレの頭)
岩稜のピークを3,4ックリアーすれば〝ラクダの背〟その先の鞍部は
ラクダのコル 巌剛新道への分岐そして西黒沢ガレの頭に出ます。
天気が良ければマチガ沢始め絶好のViewPointなのですが、生憎 ガス。。

 P10009631 P1000967
(写真 左) ザンゲ岩までは岩場の連続
(写真 右) ザンゲ岩越えればクマササと草地の中に切られた登山道
巌剛新道との合流点からは岩稜の急登がザンゲ岩まで続きます。
ザンゲ岩を越して暫くすればクマササ密生の登山道。ここまで来れば
肩ノ広場も山頂トマノ耳も 直ぐ其処です。

11時20分ー12時10分 山頂 トマノ耳
西黒尾根登山口から休憩入れて丁度 3時間20分 トマノ耳。
時折 青空覗くも関東側は前日の雨の名残りか?ガス ガス ガス…
雲の彼方から時々上州武尊山が顔出すも直ぐに雲の中に…

寒さも感じないので、早めのお昼としてノンビリ マッタリ過ごします。
そこへ あの〈谷川岳3000回オジサン〉の森氏が到着。
過去、残雪期を含め数回お会いしています。
(この日で谷川岳2721回目 谷川岳山頂に暫く居れば大体会えます)
*挨拶して聞けばここ2,3年滑落事故や交通事故で暫く間が開いた由。
 3000回の予定は再来年には達成したいとのこと。
持参の無線で奥さんに無事登頂の報告。

  P10009791 P10009811
(写真 左) 谷川岳山頂オキノ耳から茂倉岳への稜線 沢側からはガス
(写真 右) 谷川岳3000回おじさん 森さんとジィ~ジ

トマノ耳で小一時間に亘る大休憩 谷川岳の秋を味わいます。

快晴は望めないものの帰るには未だ間が有ります。オキノ耳へ向かいます。
   
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マチガ沢・一の沢から絶え間なく湧き上がるガス

    P10009851
   万太郎谷方面も滝雲ほどではないものの深い雲の絨毯
      P1000991_2
        ナナカマドの赤い実とオキノ耳
      

  P10009931 P10009951
(写真 左) 谷川岳山頂オキノ耳 証拠の1枚
(写真 右) 覗きはガスが充満 奥に聳える茂倉岳

12時30分ー12時45分 浅間神社奥の院

覗きまで行ってもどうせガスで肝心の沢は見れません。
オキノ耳から少し先の浅間神社奥の院の岩場でユックリ ノンビリ。

谷川岳山頂の秋を堪能し終わり下山の開始です。

   P10100041
         谷川岳山麓の草原と紅葉 

こんな気象条件下では、大概ブロッケン現象見ることが出来ます。
     P10100051  
             ブロッケンの怪

     P10100091
          ガス湧く 山頂トマノ耳

13時20分 トマノ耳
丁度2時間経過し、トマノ耳へ戻って来たジィ~ジと相方。
此の先ただひたすら下山するのみです。

山頂を後に肩の広場の脇辺りで、朝遭った東京のO山岳会のパーティと
再び擦れ違い。下りは天神尾根からロープウェィとのこと。

ザンゲ岩から一気に巌剛新道分岐まで滑りやすい岩場を下山です。

     P10100111
      ザンゲ岩からラクダのコルを目指して下山

14時27分ー14時35分 巌剛新道合流点
折角なので西黒尾根は下山しないで、巌剛新道を下ります。
陽も当たらず、濡れたままの岩岩の登山道滑りやすいので気をつけながら
慎重に下山です。途中 2ヶ所ほど滑りやすい鎖場も有ります。

  P10100141 P10100181
(写真 左) 真紅に燃える紅葉
(写真 右) マチガ沢と紅葉

       P1010019
            紅い落ち葉と苔むす石

もう終わりがけではあるものの思わぬ紅葉の美しさに大喜びの相方です。

  P10100201 P10100211
(写真 左) 滑りやすい苔生した石の登山道
(写真 右) マチガ沢

16時 巌剛新道登山口
トマノ耳から2時間40分 少々下りに嫌気がさしてきた頃 どうにか登山口

  P10100231 P1010024
(写真 左) 巌剛新道登山口標識
(写真 右) ブナ林の舗装路をベースプラザへ向かうジィ~ジ

谷川岳の少し遅い秋を満喫して心満たされたジィ~ジと相方。

帰りは日帰り温泉 湯テルメ谷川 で汗流し 帰宅です。

                  終わり

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2009年10月 6日 (火)

会山行 黒姫山

今回は、会山行本番 信州黒姫山 企画実行担当リーダーは相方です。
(ジィ~ジと相方 5度目の信州黒姫山)

■ 黒姫山 (2053m)

 【所在地】  長野県信濃町
 【日  時】  平成21年9月27
日(日)   
 【天  候】  晴/曇
 【参加者】  男性 13名 女性 9名
  計22名
 【行  程】  種池登山口
(8:05)~古池(8:25)~新道分岐(9:30‐9:40)
         ~しらたま平(11:05‐11:15)~黒姫山山頂.(11:50-12:40)
         ~ 峰の大池(14:05-14:10)~七ッ池(13:27)~黒姫乗越
         (14:05-14:10)~姫見台(15:05-15:10)~黒姫高原~
        スキー場(16:15)
 【高低差】  約920m (登り).  約1,200m.(下り)

 【地  図】   国土地理院地形図1/25000 [高妻山(高田)]

        *行動時間 約8時間10分  休憩 1時間30分含む

記事)
8時5分 種池登山口

簡単なミーティングを終えて、唐松と笹で覆われた林床の中に切られた
遊歩道をユックリとスタートします。 ラスト しんがりはジィ~ジの担当。

  P1170144 P1170146
(写真 左) 登山口出発前の様子
(写真 右) 爽やかな遊歩道

樹林帯から突然視界が開け眼前に古池が現れるものの下見時同様
黒姫山はガスで覆われ、逆さ信濃富士眺めることは出来ません。

  P11701471 P1170152
(写真 左) 古池  逆さ黒姫見えません~
(写真 右) サワフタギ!?

古池から再び樹林帯の中に切られた緩い登山道を進み小さな沢を越えて
ジグザグに切られた短い急登?をトラバース気味に進めば新道分岐
ここは4本の道の合流点。
9時30分-9時40分  新道分岐

  P1170154 P11701581
(写真 左) 途中の小さな沢
(写真 右) 新道分岐で大休憩 そして〝しなの木〟でも休憩です。

新道分岐からは傾斜も山らしく少しずつきつくなってきます。
〝しなの木〟でも休憩し、ユックリと良く踏み固められた登山道をブナの
大木とネマガリダケの密生を眺めながら進めば、やがて太く背の低い
樹林帯に植生も変わり、疲れを感じる頃には展望が開けた稜線に出ます。

登りつめたところが〝しらたま平〟ゴロゴロ岩が点在する台地です。北は
樹林帯でその先には〝小黒姫〟そして南は気持ちの良い草原が展開。

       P10009381
        しらたま平で持参した法螺貝吹く参加者

  P11701611_2 P1170162
(写真 左) 笹原に切られた稜線上の登山道を山頂に向かう。
(写真 右) 陽を浴びて開いた竜胆

紅葉の稜線漫歩 所々に巨岩の有る急登を少し頑張れれば 山頂到着。

11時50分ー12時40分 黒姫山山頂

  P1170168 P1170170
(写真 左) 紅葉盛りの登山道
(写真 右) 山頂は結構な賑わい 

周辺にガスが懸かり、今回も遠望が利かず少し残念。
小一時間の昼食また~りタイムを過ごして下山です。

       P10009391
             記念集合写真

  苔むした岩岩の歩きづらい道を下って〝峰の大池〟へ…

       P1170177
           峰の大池と御巣鷹山(小黒姫)

前回はこの地点から車の回収があるので引き返したものの今回は
ここから火口原 七ッ池を辿り黒姫高原スキー場へ下ります。

     P11701831

    P10009551
           ラストで手を振るジィ~ジ    
静かな草原(火口原) 七ッ池 山裾の紅葉を探勝しながら。
小笹敷き詰められた緑の絨毯 気持ちが良い~

火口原から少し登り返し再びコメツガ、ダケカンバ樹林帯の登山道。

  P1170185 P1170188
(写真 左) ゴゼンタチバナの真っ赤な実
(写真 右) オサバクサ

14時5分ー14時10分 黒姫乗越

かなり急な岩ゴロの歩き辛い登山道の下山です。

  P1170189 P1170191
(写真 左) ヒカリゴケ
(写真 右) 黒姫乗越  休憩タイム

まだまだ急な下りが続きます。
15時5分ー15時10分 姫見台

所々で暗闇に光る ヒカリゴケを見たりしながら下りますが、疲れもピーク。

  P1170193 P1170196_2
(写真 左) 大きなケルンの姫見台   疲れた~
(写真 右) もう直ぐゲレンデ

疲労感を強く感じる頃に漸く黒姫スキー場ゲレンデに出ます。
リフト脇のゲレンデを下りますが、膝がガクガク笑いそう…

16時15分 黒姫高原コスモス園

長い長い下山もついに終わりです。

  P1170198 P1170200
(写真 左) 黒姫高原スキー場リフトとコスモス園
(写真 右) コスモス

快晴であれば、眼下の野尻湖 そして飯縄山 指呼の間の高妻・乙妻、
戸隠、妙高が見れたであろうと少し心残り。

それでも紅葉と爽やかな風を受けての山歩き、事故も無く無事 予定完了。

蒸しタオルで汗を拭いサッパリとして、バスに乗り込み、当然の如く
最寄の酒屋さんに立ち寄り、アルコール買求める参加者の皆さん。

帰りのバスは皆さんや山に登っている時より元気です。
  お疲れさま   おしまい

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2009年10月 2日 (金)

信州黒姫山

信州黒姫山は典型的なコニーデ式火山。信濃富士とも称される。
独立峰である為、山頂からの眺望は抜群なのですが…

ジィ~ジは黒姫山4回目です。
今回は5日後の9月27日(日)所属する山の会で、相方の企画担当で
実施予定される予定で、その為の下見なのです。

■ 黒姫山 (2053m)

 【所在地】  長野県信濃町
 【日  時】  平成21年9月22
日(火)   
 【天  候】  晴/曇
 【同  行】  相方
  計2人
 【行  程】  種池登山口
(8:55)~古池(9:10)~新道分岐(10:03‐10:10)
         ~しらたま平(11:20)~黒姫山山頂.(11:50-12:15)~
        峰の大池(12:45-12:55)~山頂分岐(13:18)~しらたま平
         ~新道分岐(14:33-14:40)~種池登山口(15:50)
 【高低差】  約920m (登り).

 【地  図】   国土地理院地形図1/25000 [高妻山(高田)]

        *行動時間 約6時間55分  休憩 55分含む

記事)
自宅を6時に出発するも、高速下りてから途中立ち寄りしたりして時間ロス
8時半頃に漸く登山口に到着するも、登山口の駐車場は催し物開催の為
駐車できず。数百m.手前の空き地に戻り駐車場確保し身支度整えます。

8時55分 種池登山口 スタート

  P1170086 P1170085
(写真 左) 登山口設置の黒姫山概要案内板
(写真 右) この日は北信5岳 第1回トレイルラン実施日

  P11700871 P1170089
(写真 左) 唐松とササの中に切られた登山道 既に紅葉が見られます。
(写真 右) 種池の説明板

なだらかな足に優しい登山道 歩き始めて約25分で古池に。

       P11700901
      古池 黒姫山にガスが懸かり逆さ黒姫見れません。

古池を1/3周ほどしてブナの巨木とネマガリダケの群生を見ながら少しずつ
高度を上げて行きますが、さほど急登でもなく歩き易い登山道です。
途中の小さな沢を越えて、ほんのチョッピリジグザグに付けられた急登を
トラバース気味に進めば、やがて新道分岐です。ここは全てのルートの合流点。

10時03分 新道分岐

新道分岐から漸く少しずつ勾配も急になるものの、歩き易い登山道で展望は
利かないもの姿の良い様々な樹木とネマガリタケに癒されます。
大きなブナの木の樹林帯がやがて背の低い樹木に変り、更に急登となるが
直ぐに岩が点在の展望の開けた〝しらたま平〟に出ます

  P11700941 P11700971
(写真 左) 新道途中にある〝しなの木〟の大木
(写真 右) しらたま平から山頂方面を望む 紅葉が盛り。

この度は相方の会山行の下見登山 ルートの確認が第一義です。
ところが9月なのに予期せぬ紅葉に目が奪われっぱなしになります。
今年の紅葉 矢鱈早い様子です。

       P11700981
  快晴ではなくガスの切れ間が有りません。高妻 乙妻方面

しらたま平からは気持ちの良い稜線漫歩を楽しみます。
(天から賜った紅葉 全く予定外のプレゼント)

     P11701001
              紅葉の稜線漫歩

11時50分 黒姫山山頂
凡そ登山口から3時間で山頂到着。
残念ながらガスで遠望利かないものの紅葉と草原のコントラストに目がテン。

  P11701071 P11701091
(写真 左) もうひと登りで山頂
(写真 右) 巨石ゴロゴロの山頂  山頂には数人の登山者

       P11701121
                 野尻湖

時折ガスが切れ、高妻・乙妻 また飯縄山も見れるものの遠望利かず。
それでもササの草原 点在するコメツガ ダケカンバがなんとも爽やか!

簡単なお昼をとり終え、下山です。
会山行では大池 七ッ池廻って黒姫高原スキー場の予定ですが、今回は
車の回収できない為、一旦〝峰の大池〟に立ち寄り、再び登り返し往路を
戻ることにします。岩ゴロゴロの歩きにくい道を大池目指し下ります。

       P1170117
     大池 水量少々少ない?  御巣鷹山(小黒姫)にガス

相方お気に入りの大池眺め、再び山頂直下の分岐まで登り返しです。

分岐からは紅葉真っ盛りの稜線を心ゆくまで味わいながらユックリと…

  P1170124 P11701251
(写真 左) リン リン 竜胆は小紫 ♪~ そんな古い唄知りません。
(写真 右) 多彩な紅葉

14時33分 新道分岐
ブナの大木が目印の台地 
いつのまにかテントが張られ登山者でない胸にゼッケンをつけた若人2人
聞けば、トレイルランのチェック世話役とのこと。
翌日の午前1時まで待機する由。ご苦労様です。

話をしながら休憩していると早速1人のランナーが通過です。
参加者全国から509名 たまたまジィ~ジが見た最初のランナー 係員に
聞けば現在のところ10数番目とか。

斑尾 火打(笹ヶ峰) 黒姫 戸隠 そしてゴールは飯縄山

  P1170129 P1170132
(写真 左) 新道分岐にて休憩中の名古屋からのカップル
(写真 右) トレイルラン ランナー(10数番目?)

ジィ~ジと相方 再び下山の開始です。
新道分岐から15分位歩いた辺りから何人かの屈強なトレイルラン参加の
若者が少し間を置きながらも元気に走り下りてきます。

       P11701371  
        北信5岳トレイルラン 全長100キロ
礼儀正しい若者ばかりで清々しさを覚えるジィ~ジです。
(仮に ジィ~ジが若くても全く参加は無理 無理)

  P1170136 P1170139
(写真 左) 古池 黒姫はまだガスが懸かったままです。
(写真 右) 種池登山口 トレイルラン世話役のVolunteer チェックマン

3時50分 種池登山口 
簡単なお昼で、おまけに夕方 些か空腹も覚えます。おまけに折角の
信州戸隠・黒姫です。

信州蕎麦で腹を満たす為、戸隠中社方向へ…
行き当たりバッタリで初めての蕎麦やさんに入ります。

       P1170141
        ジィ~ジがオーダーした蕎麦
       *冷たい蕎麦に揚げた餅と大根おろしトッピング

小腹も満たされ、車をUターンし黒姫高原コスモス園へ向かいます。
本番当日の為の下り口確認です。5時過ぎなのに観光客がまだそこそこ。

汗を流そうと近くの日帰り入浴施設(ホテル)へ行くも5時過ぎており駄目 

仕方が無いのでそのまま高速道へ…
これが大変な誤算 通常30分そこそこの信濃大町から上越JCまで
何と!大渋滞で要した時間 上越JCまで2時間強 w(゚o゚)w

まだ世間様ではシルバーウィークの最中 高速道路の利用割引中

前日(21日)東京からの帰りの渋滞に辟易したのに、この日もまた
懲りないジィ~ジの一幕です。(蕎麦を食べておいてよかった)

それでも予期せぬ紅葉堪能でき黒姫山は 満足一杯だったジィ~ジです。

           お終い

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