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2008年12月21日 (日)

坂戸山 『天・地・人』

大河ドラマ『篤姫』が近年稀に見る高視聴率を記録して終了した。
原作 脚本、そして宮崎あおいを中心にしたキャスティング等が
功を奏したのだろうか?
鹿児島始め、関係先に300億円近い経済的波及効果を揚げた由。

ジィ~ジも完全に嵌まり、時間を失した時は、BS或いは翌週土曜日の
再放映で楽しんだ。

年が明ければ、いよいよ 越後、会津若松、山形米沢を舞台に、
天・地・人』 越後が生んだ英傑 直江兼続を主人公として展開
放映が開始される。

新潟に住むものとして是非とも前作に負けず頑張って欲しいと願う。
また応援する以上 自らも有る程度学ばねばならない。

そこで多分最初の舞台になるであろう 坂戸山を歩いた。

12月6日(土) 曇

車が飛ばされそうな雨混じりの強風も、南魚沼市六日町に着く頃には
風も弱まり、時折雲にも切れ間が…

豪雪地帯の六日町 師走なのに全く無雪。

坂戸山(634m)は、山麓一帯を包含しての戦国山城 坂戸城 
ご存知 主人公の兼続公 そして主君 景勝公 生誕の地である。

ジィ~ジ10年程前に一度歩いたことが有るが、今回は鳥坂神社から
スタートの薬師尾根を選択だ。

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  (写真 左) 鳥坂神社
  (写真 右) 苔むす菩薩

緩い広い尾根の道 所々に千手観音など石仏が点在。
また丁寧な史跡案内表示も置かれています。

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振返れば、魚野川を挟んで六日町盆地と三国街道

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山頂手前は一寸した急登 鎖場も一箇所あり。
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  (写真 左) 山頂手前鎖場
  (写真 右) 山頂 本丸 〔実城〕

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           坂戸城址由来説明板

折角なので山頂から少し足を延ばし、小城 大城へ向かうことに…
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黒く重たい雲が天空を覆っているものの雨の心配は無さそう。

皆で腰を下ろし、お昼とします。

大城跡先に繋がるは、金城山、巻機山更に中ノ岳から目を転ずれば
八海山等々、急崖な峰々が連なり眼下は、魚野川を外堀に三国街道
正に『要害』にうってつけの場所である。

この辺りで至る所で多くの土塁 曲輪、掘切 或いは石垣も見られ
山城の雰囲気肌で感じます。

お昼を終えて下山とします。山頂からは城坂コースを辿ることに。

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大城 小城から山頂 実城に戻ります。
兼続公の勧請に拠ると伝えられる富士権現が祀られています。

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  (写真 左) 下山する仲間達  武者や兵が通った道
  (写真 右) 途中の桃の木平  広大な台地は上屋敷跡

山裾の西緩斜面には、長尾家の居館とか家臣団の屋敷跡
現在 業者が整備工事中。

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  (写真 左) 石垣残る居館跡
  (写真 右) 兼続を始めとする上田衆発祥の地

そのまま進みスタートの鳥坂神社へ戻ります。

坂戸山を歩き終わり、駐車場で車に乗り込み、次に向かうは塩沢
越後の古刹雲洞庵

越後が生んだ二人の英才が幼年期から少年期に掛け、この豪雪地で
学問の修養に励んだところです。

雲洞庵の土ふんだか で、有名な山門から苔むした参道を本堂に
向かう我らです。

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  (写真 左) 山門
  (写真 右) 苔むす石畳の参道 石の下には経文が埋設。

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               本堂

貴重な戦国時代の資料が大量に保管展示されてます。
ジィ~ジ3回目ですが未だ見切れません。

『天・地・人』 直江兼続に思いを馳せながら雲洞庵を後にします。

これから先に向かうは、塩沢清水集落の山の宿 [雲天]。
16名で 忘年会なのです。

夕食前の3時過ぎから、囲炉裏を囲んで、ビールや酒を飲みながら
ワイワイガヤガヤ喧々諤々山談義に花が咲きます。
何はともあれ、健康で1年それぞれが好きな山を楽しめたことに感謝。

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  (写真 左) 山菜料理の一部と牡丹汁
  (写真 右) 酌する相方

食べて飲んで夕食終わってもまたまた囲炉裏の周りで話題は
尽きぬものの飲み過ぎ?でダウンする御仁も…

12月7日(日) 晴
ゆっくり朝食 あとは特に予定ナシ 解散のみ。
時間がたっぷり有るので、参加者のN女史が手品を披露。
(写真取り忘れ
Volunteerで施設訪問しているとか…手品はみんなに見てもらう事が
上達の秘訣の由。 拍手喝采上手 上手。

やがて宿の前で解散です。
来る年も皆さん元気で山歩きができることを祈ります。

塩沢清水11月例年より少し早めに雪が降り40センチ位積もったが
解けてしまい全く廻りに雪は見られません。

宿のお母さんも 「こんな雪の無い年初めてそッ」と心配しています。
せめて山だけは適量の雪が降って欲しいと願います。
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  (写真 左) 巻機山山塊 まだ例年より雪は少なめ
  (写真 右) 山の宿 雲天

四台の車がそれぞれ帰路につきます。
ジィ~ジは同乗のN氏の要望に応え、特異な〝シロ〟で有名な
八海山手前のトミオカホワイト美術館に途中下車。(3回目)

その特異な画風をたっぷりと嘆賞です。
美術館の裏からは田圃越しに鋭鋒 八海山 が辺りを睥睨するかの如く
峻厳として聳えています。
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  田圃を隔て、雲が切れ、頂が見える八海山

兼続公 八海山を眺め、何を思ったのでしょうか?

新潟の為、そして福島 山形米沢の為にも 応援します。

妻夫木さん(兼続) 常盤さん(お船の方)  頑張って~!!!!

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コメント

yukitubakiさま
今晩は!
>あぁー、あたしにもチャンネル権をおくれぇ~~!
年が明ければチャンネル権奪回しましょう。
来年は、越後の将来がかかってます。

読書で尚更 興味湧くかも・・・

でもね 天・地・人 関連資料は米沢の方が遥かに沢山所有してます。


投稿: 輝ジィ~ジ | 2008年12月23日 (火) 22:12

あぁー、あたしにもチャンネル権をおくれぇ~~!
って、叫びたいわぁー
自宅でのチャンネル権ないのです・・・あたし

でもね、『篤姫』さまはよ~く存じてますのyo。
職場で毎週、語べのサクラさんに聴いてました

『天・地・人』も、語べさんになってくれることを期待!!しようかなぁ~

TVがだめなら読書ってのイイかもですね

投稿: yukitubaki | 2008年12月23日 (火) 21:47

赤鬼 さま
お早うございます。
その節は、お疲れさまでした。
何はともあれ1年何とか無事に乗り切れそうですね!
来年も元気で皆で山登りが出来ると良いですね。

今年最後の五頭山 飯豊が見事でした。
それにしても雪が降らないねぇ~
明日からは降るのかな?

投稿: 輝ジィ~ジ | 2008年12月22日 (月) 07:26

楽しかったよ。有難う。来年もよろしくね。一昨日天気良かったよなあ。飯豊が神々しく輝いていた。こんな日は皆山に行ってけつかると思って、いらいらしてたぜ。
やっぱり五頭に行ったな。

投稿: 赤鬼 | 2008年12月22日 (月) 06:51

noritanさま
さっきは如何見ても変な終わり方だったでしょう。(笑)
>今回、小城~大城まで足を延ばせて良かったでした。
ジィ~ジも全く同感!!

もう少し天気が良ければ越後の峻峰、余すところ無く見れたかもネ!

小城 大城 桃の木平はカタクリの大群生地との事。
来春お薦めです。


投稿: 輝ジィ~ジ | 2008年12月21日 (日) 22:34

どうも先ほどの記事は途中?って思いました(笑)
再び登場です。
写真を拝見していますと、同じ体験をしているのに、私が見逃した場面の写真があり、さすが!と思います。
今回、小城~大城まで足を延ばせて良かったでした。
一人だったりすると面倒!と思ってしまいがちなので。
N女子の手品写真は、私は撮りましたので頑張ってアップします。

投稿: noritan | 2008年12月21日 (日) 22:13

もうぞうさま
いつも有難うございます。
天・地・人是非見てください。

概して若松 米沢の方のほうが、兼続公のことを勉強しているようです。

新潟は宣伝があまり旨く無い県民性 少しでも活性化に向けて
知恵を絞って欲しいと願ってます。

不況の最中 新潟に日が当ることを願っています。

投稿: 輝ジィ~ジ | 2008年12月21日 (日) 17:41

noritanさま
その節は、お疲れさまでした。
今年1年健康で歩けたことに感謝しましょう。

そして来年も身体に気をつけながら山を人生を精一杯頑張りましょう。

直江兼続盛り上がりを期待します。

投稿: 輝ジィ~ジ | 2008年12月21日 (日) 17:35

歴史が苦手なもうぞう、篤姫はもちろん見ませんでした。
天地人も見るかどうかは、まだ未定です。

福島や山形に話題をさらわれないように、「新潟」頑張って欲しいです。

投稿: もうぞう | 2008年12月21日 (日) 15:38

真夏に坂戸山に数年前に行った時には「直江」の「な」の字も知りませんでした。
歴史ある城址を感慨深く登らせて頂きました。
「雲天」と併せてお世話になりました。
来年もよろしく!!で~~す。

投稿: noritan | 2008年12月21日 (日) 13:16

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