« 飯豊本山 紅葉嘆賞登山その4(前編) | トップページ | 茶話会(観月茶会) »

2008年10月23日 (木)

飯豊本山 紅葉嘆賞登山その4(後編)

 紅葉を求めての 主峰飯豊本山そして最高峰 大日岳へ
その後編の始まりです。

■ 飯豊本山&大日岳
  第2日目
 【日  時】 平成20年10月13日(月) 
 【天  候】 晴
 【同  行】 相方 計2名
 【行  程】 三国避難小屋6:05~切合避難小屋(7:30‐7:35)~
        本山小屋(9:27‐9:37)~飯豊本山(9:50‐9:55)~
        玄山分岐10:23~御西小屋(11:00‐11:05)~
        大日岳(12:12-12:30)~御西小屋(13:27-13:30)
        ~水場(13:38‐13:42)~飯豊本山(14:55‐15:00)~
        本山小屋(15:13‐15:25)~切合避難小屋16:45

        *所要時間 10時間40分 休憩約70分含む
  【地形図】 国土地理院地形図1/25000飯豊山 

第3日目
 【日  時】 平成20年10月14日(火) 
 【天  候】 晴
 【同  行】 相方 計2名
 【行  程】 切合避難小屋6:45~種蒔山6:59~七森7:19~
        三国避難小屋(7:50‐8:00)~剣ヶ峰8:22~
        水場(9:06‐9:10)~横岳9:27~上十五里9:54~
        表参道登山口10:50~御沢野営場駐車場11:00

        *所用時間 4時間15分 休憩約25分含む

記事)
この日のCT大日岳まで足を延ばす予定なので往復約10時間。

幸いこの日も快晴、肌刺す風も心地良い。。

13日(月)
6時05分 三国避難小屋出発

まずは、七森 種蒔山(1791m.)目指してのスタートです。

     P11207141
        七森 種蒔山方面朝日を浴びて

遥かに、朝日連峰から、振返れば磐梯山なども望遠されます。

足場の悪い鎖場も有る七森、そして種蒔山過ぎれば、大日岳
快晴の空の下 我らを恰も待ってるが如く…
     P11207361
       どっしり聳える大日岳眺める相方

7時30分 切合避難小屋
前夜は、それなりに混んでたようです。
 P11207401 P11207411

ナナカマドも真っ赤に燃えて、やがて草履塚

 P11207451 P11207461

何処かの人が「何かあるんですか?」と聞いてきました。
ジィ~ジが撮っているのは、姥権現 いにしえの名残りです。

相方も写真撮り撮り ちっともスピード乗りません。

前日 登頂のハイカー、何組も擦れ違います。
やがて小屋の管理人さんにも遭遇

ジィ~ジ「ビール飲みたかったのだけど駄目ですか?」
管理人さん「惜しかったね!もう一時間早ければよかったのに。」

ガクッ (´・ω・`)ショボーンのジィ~ジです。

 P1120752 P11207531

姥権現の先は、御秘所の岩場が待ってます。

  P11207581 P11207591
           御秘所通過中の相方

御秘所の岩稜帯を過ぎれば、御前坂 ジグザグに高度を上げて
ガレ場の登山道進みます。

9時27分 本山避難小屋
ジィ~ジも相方も実に4年ぶり。
帰りが遅くなるかも知れないので念のため、寝袋 マット 食器など
一纏めにし、部屋の片隅にデポ。
勿論 人っ子一人いないので静まり返っています。

 P1120762_2 P11207641
(写真 左) 2日目に降った雪の名残り
(写真 右) 本山小屋

9時50分 飯豊本山
   
P11207731
 
たまたま御西小屋から下山の登山者にシャッター押して貰い。

     P11207711
     山頂からは、薄っすらと磐梯山も望遠できます。

P11207721
    飯豊本山山頂から御西岳を経て大日岳を望む。 

飯豊連峰マッタリと味わいながら目指す大日岳に向かいます。

  P11207771

 P11207831 P11207871
(写真 左) 草燃える御西への登山道
(写真 右) 目の前に御西小屋が、、、何年ぶりだろう?

11時 御西小屋
小屋の中にはザックが1個のみ
 P11207881
       この日の最終目的 大日岳

少し下って登り返しとなります。小屋からCTは1時間20分

右手には、北股岳烏帽子岳 等 飯豊連峰の山々が…

30分ほど歩いたところで空身の若い二人の登山者と擦れ違い。
聞けば、今夜の泊まりは、切合小屋との事。

   P11207961

12時12分 大日岳山頂

最後の急登に息絶え絶え、漸く山頂到着。バテバテ状態です。
矢張り結構長いコースです。

我ら二人誰も居ません。
西大日岳や牛首山眺めて、簡単なお昼を取ります。
肌刺す風に、少し寒さも覚えます。

      P11208001_2

目的達成 大日岳を後にして往路を辿ります。
後は、無事に今夜のネグラまで行くのみ。

 P11208051 P11208081

山頂直下の急登を注意しながら下れば、後は御西小屋までは
緩いアップダウンの道になります。
ナナカマドの真っ赤な実が目に鮮やか!

御西小屋の近くの水場で水を汲んで飯豊の稜線辿ります。

 P11208111 P11208131

玄山道分岐付近で、ダイグラ尾根を登ってきたという横浜の
単独行氏と一言言葉を交わして分かれます。
14時55分 飯豊本山
再び本山の山頂を踏みます。

 P11208151 P11208171
(写真 左) ダイグラ尾根へ… <二度登ったジィ~ジです>
(写真 右) 飯豊山神社

何とか明るい内に、予定通り切合避難小屋まで着けそう!
急いで本山小屋にデポした荷物を再びザックに詰める二人です。
単独行氏が一人 2階に…

再び 御前坂のガレ場を雷光形に下ります。
本山に向かう二人ずれと擦れ違い。結構疲れている様子です。

御秘所 姥権現 草履塚 まで来ればもう先は見えます。

 P11208191 P11208201
(写真 左) 御秘所に向かう相方
(写真 右) 姥権現

夕日を受けて影が長くなり、東の空には白いお月様が顔を!

4時45分 切合避難小屋

 P11208231 P11208241

小屋には、横浜からの三人のパーティと2階に二人。
我らが着いて凡そ一時間ほど後、暗くなってからヘッデン点けた
四人のパーティが到着 2階へ…

横浜からの三人さんは、飯豊本山から北股岳に向かう予定の由。

我家の夕餉の献立 ラーメン&赤飯 副菜として煮物
勿論 今夜もアルコールが有りません。(´・ω・`)ショボーン

夕食終わり早々に寝袋に入るジィ~ジです。(´△`)Zzzz・・・。o○ 

でもホントはあまり眠れない、寝付きの悪いジィ~ジなのです。

10月14日(火) 晴れ
愈々 帰るだけとなったジィ~ジです。
ここ2日に比べ少し空模様も下り坂の様子です。
        P11208261
大日岳も山頂近く雲が懸かって…

6時45分 切合避難小屋

素晴しい思い出 感動を胸に下山の開始です。
種蒔山から所々足場が悪く、鎖も付けられた七森を過ぎれば、
一夜を過ごした三国避難小屋が見えます。

       P11208311

三国避難小屋 この日はさすがに誰一人泊まっていません。
これからは、殆ど利用されない季節が待ってます。

小休憩して、剣が峰に取り付きます。
下からガスが湧きあがって来ます。

       P11208331

       P11208371
             紅葉の剣が峰

大日岳で擦れ違ったテント泊のお二人さんが下山してます。
小屋で同宿のご夫婦も下山中。

剣が峰無事にクリアすれば、後は比較的楽?な一般登山道。

水場に立ち寄り、喉を潤し、オゾン一杯吸い込み マイナスイオン
浴びながらズンズン下る二人です。

         P11208431

       P11208451_2
       マイナスイオン浴びながら下山

笹平 横峰 上十五里 中十五里 下十五里 もと来た道を
忠実に下山。

10時50分 表登山道登山口

お疲れさま 無事 紅葉嘆賞登山その4 飯豊本山プラス大日岳
充足感一杯で完了です。

11時 御沢野営場
大きな木の下に車を停めたのでフロントから屋根まで落ち葉ビッシリ

  P11208461 P11208471
(写真 左) 表参道登山口の大杉
(写真 右) 御沢キャンプ場の様子。

車のボディから落ち葉を取り除き、車に乗り込みます。
3日目に比べ、車の数は随分少なくなってます。
川入から途中 温泉保養センター いいでの ゆ で一風呂浴びるのを
楽しみにしていたジィ~ジですが、何とこの日は お休み!(;´д`)トホホ…

帰り道 ススキを少々刈り取って (翌日必要なのです)

仕方が無いので、まずは腹拵え 丁度お昼近くになってます。
山都の街の蕎麦やさんで、天ザル オーダーし腹を満たします。

身も腹も満たされ、序でに柳津まで足延ばし、I屋の〔粟饅頭〕購入。
町民センターの温泉で汗を流します。
300円で シャンプー ボディソープつき、露天風呂無いものの
眺めも良く、極めてリーズナブルな価格です。

安・近・短 ケチケチ倹約紅葉嘆賞登山 閑人ジィ~ジ
家で誰が待つわけでもなく、究極は高速道を使わず、一般道を
利用して帰宅です。まだ明るい5時前には到着です。
     後編 (完)

| |

« 飯豊本山 紅葉嘆賞登山その4(前編) | トップページ | 茶話会(観月茶会) »

登山」カテゴリの記事

コメント

三脚マンさま
川入で前夜泊 山中は本山小屋か御西小屋泊まりで、
まず大丈夫かと思います。
只 写真撮影に何時間も掛ければ別でしょうが(笑)
飯豊は毎年の定番にして是非実行なさってください。
飯豊でバッタリとお会いしたいものです。

投稿: 輝ジィ~ジ | 2008年11月15日 (土) 10:37

いいですね~。
飯豊山。
楽しく思い出しながら、読ませていただきました。
また来年の計画に入れておきます。

>川入で前夜泊であれば、大日岳へ行っても山中1泊で歩けるかも。

本気ですか~?
今回の山行の行程といい、さすが、健脚です。

投稿: 三脚マン | 2008年11月15日 (土) 09:37

山空花さま
飯豊は、どのコースも登山口があまり高くないため、急登となります。
しかし岩場も注意して登れば、さほど問題ないかと思います。
避難小屋なので寝袋と食料でザックが大きくなる程度、
それも夏場は小屋により、レトルトも出たりしますので
安心して行けると思いますyo。

投稿: 輝ジィ~ジ | 2008年10月29日 (水) 13:21

最近、急登と聞くと怖気づいてしまってなかなか行くことができません。
飯豊もその一つです・・・。
でも、やっぱり飯豊はイイデ~ですよね。
こうやってレポ見るたびに憧れだけは強くなっていきます・・・。

投稿: 山空花 | 2008年10月29日 (水) 13:05

yukitubaki さま
comment有難うございます。
久し振りの飯豊 たっぷりと堪能して来ました。
又 飯豊通いが始まるかもしれません。
飯豊 大嵓尾根は2回登りました。いずれも初秋に
是非挑戦してみてください。
ジィ~ジと異なりまだ若いのだからチャンスは一杯だ!
(羨ましい)

投稿: 輝ジィ~ジ | 2008年10月25日 (土) 05:53

あぁ~!!
いいなぁ~。
飯豊
あたしは、来年の石転び沢まで…オアズケですyo飯豊方面は。
残雪期に、ニ王子岳から地図を広げて…ンでビールの350m片手に眺めることでしょう☆
来年こそは、デーグラ尾根に足跡を残したい!!

投稿: yukitubaki | 2008年10月24日 (金) 21:29

noritanさま
今日も株が大幅下落 この先日本経済はどうなるか?
不安が広がります。
梅花皮小屋ビール売っていたっけ!
(管理人いる時に利用したことが殆ど無い)
本山小屋と御西小屋は管理人がいる時は、¥1,000で売ってます。
本山から先が飯豊の飯豊たる感じを与えてくれるところです。
来年2泊で有ろうとユックリchallengeして頂戴。。。

投稿: 輝ジィ~ジ | 2008年10月24日 (金) 13:09

9月に北股岳に行った時にも小屋にビールはありませんでした。
夏場だと売っていたようですが・・・
私は「本山」から先は未踏です。
いつか2泊で大日まで足を伸ばしたい~~
気持ちの上では来年こそは!!
やはり、小屋が混もうが、暑かろうが夏場ですね、私は。

投稿: noritan | 2008年10月24日 (金) 12:50

山いろいろ さま
3連休1日ずらして歩けるわが身分の有りがたさ。
残された僅かの時間、是非来年は、アルコール沢山背負って
付き合ってください。
本山小屋で1000円の缶ビールでも仕方ないと、思っていたものの
それすら当て外れに終わりました。
外見仲良し 万年一触即発 帰宅してから現在まで…中 (いつもの通り)

投稿: 輝ジィ~ジ | 2008年10月24日 (金) 08:41

この時期の飯豊は、夏と違って割合静かに歩けますね。
アルコールなしの泊まりなんて・・・考えられな~い!。買い出しに下るわけにもいかないしね。そりゃ、残念でした。
(教訓)アルコールは山小屋だけを当てにせず、自分で担いで登りましょう。(笑い)
何はともあれ、仲良し夫婦の晴天飯豊の円満漫歩でなによりでした。(^。^)

投稿: 山いろいろ | 2008年10月24日 (金) 08:25

甘納豆さま
初日 川入スタートがお昼。翌日は大日まで行ったので
どうしても2泊となります。
川入で前夜泊であれば、大日岳へ行っても山中1泊で歩けるかも。
久し振りのロングコースでガタガタです。
もう山を楽しめるのも僅かな時間しか残されていませんから
今のうちと思ってます。

投稿: 輝ジィ~ジ | 2008年10月24日 (金) 08:18

おはようございます。
ザックが大きいと思ったら2泊山行だったのですね。
くたびれじぃ、バテバテジィどころではありませんよ。まったく。
今回のレポ、全体に大満足の様子が読み取れます。
名前を変えて、どんどん山を楽しんで下さい。

投稿: 甘納豆 | 2008年10月24日 (金) 07:50

赤鬼 さま
ヤッパリ飯豊は飯豊 近いのでたまには又行きましょう。
飯豊は、アルプスと違った独特の雰囲気が有るから人気が高いのでしょう。
今度は、アルコールしっかり担いで!挑戦だ!

投稿: 輝ジィ~ジ | 2008年10月24日 (金) 07:05

やれやれ、アルコール無しとわ。お気の毒。何れの写真も懐かしきかぎり。おいらも行きたくなったぜ。

投稿: 赤鬼 | 2008年10月24日 (金) 06:36

もうぞうさま
毎度有難うございます。
4年振りの飯豊 久々に感動を一杯貰いました。
山は矢張り天候が最大重要条件ですね!
食料と、寝袋 マットいつもより荷も重く、
CTも長いのでバテバテですが、
景色に見とれ何とか歩きとおせました。
バテバテながら歩ける幸せ有り難く思っております。

投稿: 輝ジィ~ジ | 2008年10月23日 (木) 19:59

みいさま
いつもcomment有難うございます。
久し振りの飯豊、しっかりと紅葉堪能できました。
天気にも恵まれ最高でしたが、残念だったことは、只一つ、
終始宴会ヶ岳の〝え〟にさえ、辿り着けなかったことです。
近いから 又 飯豊病み付きになりそう。
週末 秋山郷 お天気少し下り坂?
でもこのところ好天続きで大丈夫かも
ジィ~ジも晴れるように祈りましょう。

投稿: 輝ジィ~ジ | 2008年10月23日 (木) 19:52

いや~これはもう最高ですね。時期も天気も。
それにしても自称「バテバテ・・・ジ」と名乗っておられるようですが、とんでも無いですね。
私も見習いたいものです。

投稿: もうぞう | 2008年10月23日 (木) 19:19

やはり飯豊はイイデ~!ですね~はい!

好天に恵まれてステキな紅葉山行~♪
良かったですね~0^^0
アルコールなし~だけが残念ですね0--0

明るい5時前には、到着~だなんて
なんともうらやましい限りです・・・^^

週末は秋山郷のお山に行きます^
これもまた遠い・・・(笑)

天気が心配です~><

投稿: みい | 2008年10月23日 (木) 19:14

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 飯豊本山 紅葉嘆賞登山その4(後編):

« 飯豊本山 紅葉嘆賞登山その4(前編) | トップページ | 茶話会(観月茶会) »