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2008年6月

2008年6月30日 (月)

ケチケチ九州 番外?編

始めの九州の山3座、そしてその近くの観光スポット立ち寄りと
更に山の他にどうしても見学したかった 熊本城 と当初予定を
終えたジィ~ジと相方、熊本I/Cから再び九州自動車道に入り
帰路に着きます。

途中の大きなSA何箇所か立ち寄り、試食したりしながら土産物を
ウロウロと物色です。
辛子明太子 馬刺し 辛子蓮根 …etc イロイロ豊富
それぞれそれなり高価、そしてチルド品は翌日までしか日持ちが
しません。(明日はまだ自宅に戻る予定では無いのです。)
クール宅急便で送れば良い。普通の人はそう思うのでしょうが、
折角 現地に来ているのに送るなんて ありえねぇ~
ケチのケチたる由縁です。→結局何も購入せず。 

心残りが一つ → 焼酎買い忘れ(高速道SAに酒類ある訳なし)
山へ向かう最中はトンと失念 酒屋さんが目に入らず…

やがて車は、九州道から本州へ、山口県、広島県と進みます。
往路は越後新潟から熊本まで全て自動車道利用ETC割引を
目一杯利用したのですが、帰りは、相方の希望が有るのです。

広島・岩国自動車道を大竹I/Cで下りて、R2を広島に向かって
進みます。
途中のRestaurantで夕食序でに生ビールを一杯 飲んでしまえば
その広い駐車場の一角を借りて車中泊です。運転疲れか?
時おり 近くを走る山陽本線の列車の音も気にならずZzzzz

6月3日(火) 曇
  * 写真は、全てクリックで拡大します。
雨は降ってはいないもののスッキリしない空模様。
相方のたっての希望 それは安芸の宮島 厳島神社 観光です。
(ジィ~ジ約半世紀前一度来た事有りますが、相方は始めて)

まだ観光客も居ない地元通勤者ばかりの朝2番目の船に乗船。
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(写真 左) 宮島に向かって 弥山方向は山腹までガス
(写真 右) 朱塗りの八代目大鳥居

早朝にて観光客は、殆ど見当たらないもののホテル・旅館からは
修学旅行の子供達の元気な賑やかな声が耳に入ってきます。 

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(写真 左) 儒学者 林 春斎による日本三景の石碑
(写真 右) 厳島神社入口の巨大な狛犬と鳥居

世界遺産 国宝 厳島神社です。

1400年の悠久の時を感じます。
熊本城も感動しましたが、日本の建築工学そしてその美学は
世界でも屈指、既に芸術の域 身が震える思いです。
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修学旅行の子供たちや観光ツアーもドンドンと増えてきます。
ツアー客に紛れてガイドさんの説明を聞くジィ~ジと相方です。

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(写真 左) 馴れ馴れしい鹿たち
(写真 右) 八代目大鳥居

世界遺産 日本の宝 厳島神社参拝見学を終えて、立ち並ぶ
みやげ物店を見て回ります。

あの店 この店で試食しながらここではヤッパリ モミジ饅頭 
流石のケチケチジィ~ジも数箱購入。(杓子は購入せず)

再び乗船 広島市に向かいます。
相方の希望 次は平和記念公園です。
(ジィ~ジ 約半世紀前一度訪れた経験有り)

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          原爆の子の像

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小・中学校の生徒さんたちが沢山 学習に来ています。

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          原爆ドーム

二度とこの悲劇だけは繰り返してはいけません。

両手を合わせ、平和を祈ります。

***********    ************

九州の3座の山歩き、そして立ち寄り観光、更に相方の希望
広島 厳島神社 平和記念公園 と予定は全て完了。
一路 広島I/Cへ向かいます。

 縁は不思議

ジィ~ジ今から9年前 木曽駒ケ岳 宝剣岳~空木岳を歩いた時、
木曽殿山荘で広島のご夫婦とたまたま知合い、新潟の角田山の
ユキワリソウ是非見に来て下さいとお誘いしたのです。
翌年の春、お友達と3人で遠路新潟へおいで頂いたのです。
その日は、角田山へご案内し、拙宅で泊まって貰い翌日は残雪の
越後白山へご案内して大いに喜ばれたのです。

以来 毎年年賀状のやり取りが欠かさず続いているのです。

お二人はジィ~ジよりも約10歳近く年長で、随分昔に100名山も
達成され、中国、四国の殆どの山を走破、海外の山も幾つか
登って居られます。

今回 広島=Kご夫妻
頭には当然浮かびますが、勿論 訪問予定には有りません。
住所もうろ覚えです。。。

 ++++++++++++++  +++++++++++++++++++  +++++

広島平和記念公園から広島I/Cまで色んなルートが有ります。
ジィ~ジは標識見て進むだけです。
高速道のSSは高い!ガソリン補給せねば…
我家はS石油 カードの関係でS石油のSSを探します。
大きな道路沿いにS石油のSSが有りました。
そのSSの道路の上には○○町と大きな道路標識が見られます。

あれッ 確か?K夫妻こんな地名で無かったかな?
ジィ~ジと相方二人のうろ覚えを足して多分間違いない!!
探したわけではないものの…数ある道路がたまたま…
折角 思い出したのだからSSの店員さんに訪ねてみる事に。。
親切な店員さんが電話帳と住宅図を出して調べてくれます。
名前はわかるので電話番号が探せます。電話番号に住所が
載ってます。その住所を見ると…
な 何と!! そのSSの脇の通りに面しているところにKご夫妻の
お住まいが有るではないか

これはもう 吃驚デス。 全くそのSSの通りを挟んだ向かい側に
Kビルと書かれた3階建てのビルがあったのです。

ここまで来れば電話して在宅を確かめねばなりません。
相方が電話、ジィ~ジはそのビルに向かいます。
灯りが見えるようです。
運良く偶然にも在宅だったのです。
早速お二人が出ていらっしゃいます。突然の事なので挨拶も
そこそこに…
丁度お昼時行きつけのお好み焼き屋さんへ案内されます。
9年ぶりの再会です。お元気な様子で何よりです。

ウドンと蕎麦のミックスの広島焼きをご馳走になりながら近況を
話し合います。
現在お二人は主に東海道53次を断片的に歩いて居るとのこと
そして今夏は以前登ったが天候が悪かったという事で
早池峰山・岩手山の予定とか 話は尽きません。
我家と違い、旦那様一人で運転凄いPOWERです。

突然の再会で話は尽きぬものの我等にはまだ遠い道のりが
待ってます。また会えることを祈りながらお別れです。 

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(写真 左) Kご夫妻
(写真 右) 広島焼き 

ケチケチ九州の旅 最終日に神様は素敵なプレゼントを
与え賜うたのです。 感謝 感謝

山陽道から、名神、そして北陸道思ったよりもスムーズに車は
進み、新潟県に入ってからは超ゆっくり運転 それでも予定より
30分以上早く着きます。新潟西I/C手前の黒埼PAで時間潰し
12時廻り車を出します。ETC深夜割引適用です。
6月4日(水) 午前0時15分 無事 自宅到着。。。。。

ケチケチ九州 3200キロの旅の終結です。

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2008年6月29日 (日)

ケチケチ九州立ち寄り編(2)

初めての九州 4日目にして漸く晴天に恵まれ、心行くまで九重の
山々を堪能したジィ~ジと相方ですが、まだ時刻は午後1時前
此の先 特に予定も有りません。

九州の山 九重山編は→コチラ
九州2日目、3日目の立ち寄りスポットは→コチラ

   * 写真はクリックで全て拡大します。
 
6月1日(日) 晴
折角 初めての九州なのに車中泊3日連続、
たまにはユッタリと温泉に浸かり旨い料理と酒も頂きたいもの

先ずは牧ノ戸峠から日曜日で大賑わいの飯田(はんだ)高原
向かいます。今夜の宿を決めねばなりません。

長者原の くじゅう・飯田高原観光案内所 で宿探しです。
この付近、筌ノ口 筋湯、宝泉寺、湯坪…etc 温泉地帯の宝庫

案内所で湯坪温泉民宿 日向(ひむき)さんを紹介されます。
宿が決まれば、夕方まで近く観光スポットを探さねば…

道路標識案内板で目に付いたのが 九重〝夢〟大吊橋
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広大な駐車場には日曜日とも重なり数多くの観光バスや乗用車。
併設の売店も賑わいを見せています。

平成18年10月30日 標高777m.のこの場所で
長さ390m 高さ173m共に日本一を謳いオープン(橋巾1.5m)

 渡り賃は 金 500円也
 向こう側には、気分の悪くなった人のためにシャトルバスも…
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       観光バスも数多く
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       橋の途中から滝も見られます
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(写真 左) 記念撮影
(写真 右) 震動の滝

ジィ~ジが渡った時は、結構風が強く、行き交う観光客も多く、
それが原因か?かなりの揺れを覚えました。

山歩きが好きなジィ~ジですが、一方では三半規管、蝸牛管が
悪いのかバランス機能頗る悪いのです。そして当然な如く
高所恐怖症が付き物です。気持ちの上では安心感あるものの
足元はグレーチングで下は丸見え、時おりぐらつく情けなさ

往復してさらに震動の滝展望所へ下ります。(日本の滝100選)

日本一の吊橋を後に湯坪温泉へ向かいます。

九州4日目にして漸く 畳の上に座れます。
観光案内所で紹介された 湯坪温泉 民宿 日向(ひむき)さん

この辺りの家には殆ど地熱発電所との関係もあり温泉が24時間
引かれているようである。

早速別館の1番いい部屋に案内されます。
2階の露天風呂でゆっくりと手 足を伸ばし汗を流し、九重の山を
思い出します。

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敢えて古民家風に造ったという囲炉裏の切られた部屋で夕食。
やっと念願?の牛肉にも会うことが出来ました。(冷えても柔らか)
どの器もお洒落で地元の山菜料理など いずれも美味なり
相方とビールで乾杯 後は地元の焼酎オーダー

充分満足のジィ~ジです。

ここの女将さん果実酒造りの名人でTV出演も経験されたようだが
心残りは棚に並ぶその数々の果実酒を満腹で飲まなかった事だ。

酒代含んで一人 8,000円もしない。(経営成り立つ?) 安い。
これでは下手な観光旅館ホテルよりも満足度は大です。

*残念だったことは 女将さん忙しく 地元の話など聞く事が
 出来なかったこと。

6月2日(月) 小雨
九州最後の日 予報通り雨がしとしと と…

今回の九州旅行の目的は、阿蘇 祖母 九重の山歩きですが
滅多に無い機会 ジィ~ジの行きたいところはもう一つ
それは 熊本城 なのです。

群雄割拠の戦国時代、そして時代の夜明け明治維新前後に
ロマンをそそられ興味が有るのです。

世話になった宿の女将さんに会計を進め、雨の降るなか出発。
筋湯温泉そいて蒸気がもうもうと吹き出す八丁原地熱発電所
そしてやまなみハイウエーを熊本に向かいます。

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小雨が煙り折角の九州横断道 阿蘇の山並もハッキリせず。
この広大な台地からの九重・阿蘇の山並展望ドライブは再訪の
価値十分に有り と思えます。(ヒゴタイも見たいし)

小雨が降っていても気持ちの良い やまなみハイウエー

再び阿蘇に入ります。

途中立ちりは、
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阿蘇神社です。

両手合わせ参拝を終えて目的地 熊本城 を目指します。
九州上陸最初の日既に場所は確認済み、そしてま阿蘇への往路
ナビは着いていないものの凡そ道はわかります。

広い広い駐車場は月曜日にも関わらず大型観光バスが数十台
観光客でごった返し…

先ずは これが見たかったのです。

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       宇土櫓(国指定重要文化財)
地上5階地下1階 創建当時残る唯一の多層櫓

そして
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昭和35年外観復元大天守閣 地上6階地下1階
石垣の上から約30m
加藤家・細川家・西南戦争資料数多く展示

 

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  大天守閣から宇土櫓方面

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西南戦争直前3日目に焼失した本丸御殿も立派に復元され見学
(写真無し)

ジィ~ジ金沢・姫路・津軽・彦根・名古屋・和歌山(外観)・松本
松山・會津…他幾つか見学した事有るもののこれだけ大規模な
城郭は未だ見たことが無かったのです。

往時の築城・建築技術の素晴しさに感動さえ覚えます。

念願の熊本城見学も終えて、5日間に渡る九州を後にするべく
熊本I/Cへ向かう事にします。

熊本市は、お城と山・川有り、市内電車、整然とした商業ビル群
そして水前寺公園… 政令指定都市を目指しているようですが
暮らしてみたくなるような魅力的な市の印象を強く受けたのです。

新潟を出た時と異なり、熊本I/Cからは真直ぐ戻らず、この日は
有る場所に車を止める予定です。勿論本州ですが・・・

ケチケチ九州立ち寄り編(2) お終い

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2008年6月27日 (金)

ケチケチ九州立ち寄り編(1)

この年になって初めての九州。
行きたいところ、見たいところ、食べたいもの、触れたいもの、…
数え上げればキリが有りません。
それらを全て満たす事など到底不可能。行動に制約は付き物。

今回の目的は飽く迄も山歩き (阿蘇、祖母、九重)
これから先は、ジィ~ジの日記代わりの備忘録

  * 写真はクリックで全て拡大

初日の記録は→コチラ

5月30日(金)
阿蘇の山からの帰り道での立ち寄りです。
① 白川水源   *詳細はクリック
南阿蘇には数多くの湧水地あり、その代表格。
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水を汲むには一人100円の入場料が必要。

② 阿蘇大御神御足跡石 
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白川水源の直ぐ近くに有ります。

③ 炭焼き地鶏の店 らくだ山
阿蘇は、なんと言っても地元のあか牛 ステーキ
食べて見たいもののなにせ貧乏ケチケチ旅なのです。
相方がマップルマガジンで探したお店です。
直ぐ裏にらくだのコブのような草原のらくだ山があります。
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地鶏炭火焼定食 1600円 (300グラム)
醤油ベースのタレと炭火の香ばしい匂い
鋏で食べやすい大きさにカットして口に、ぷりぷり シコシコ
隣の県の知事さん宣伝するように地鶏は旨い
遠く離れて聞こえる地鶏の鳴声に少しく複雑な心地するなり。

④ 月廻り温泉館
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月周り公園の羊さん (月廻り温泉館 写真撮り忘れ)
立ち寄り入浴料 500 勿論露天風呂あり

残念ながら山麓まで重く雲が下りていたが、ここの浴槽からは
正面に阿蘇高岳と根子岳が見える絶好のVIEWPOINTとの事

新熊本100景の1位とか…

たまたま入浴中の地元の方 お二人と話を交わします。
この高森町は物価も安く、四季それぞれに趣きもあり住み易い
良いところ、年金だけでもユッタリ暮らせる…
との内容。
諸物価高騰の折、こんな言葉は聴けるなんて羨ましき限りなり

温泉でさっぱりしたところ今夜のネグラを探さねば…
取りあえず、翌日登る山に少しでも近いほうが良いのでは?
一路 大分は竹田市へ向かいます。

⑤ 岡城
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本来は入場料も必要らしいが、既に6時過ぎ誰も居ません。
〝荒城の月・滝 廉太郎〟そして豊臣秀吉をして 〝難攻不落〟と
言わしめたと言う 岡城 300m.を越すこの地に如何にしてこの
石垣を積んだか? ボンクラ頭のジィ~ジには想像を絶します。
石垣はそのまま谷底へ約100m (手摺も無く山よりはるかに怖い)

この駐車場を今夜の寝場所にとも思ってみたものの、あまりにも
寂しそう 昔の兵の亡霊でも出てきそうなので一旦 市街地へ…

⑥ 竹田市 道の駅 水の国のわくわく農園
流石 九州 狭い日本と言えどもジィ~ジの住む越後とは大違い
7時半でもまだ薄明るい (@_@。
60数箇所に及ぶ湧水地が点在し、竹田湧水群と呼ばれ、
この 道の駅 にも当然の如く湧水が有る。
綺麗なトイレも有り、今夜の寝場所に決定。
やがて大きなキャンピングカーや乗用車も2台 (考えることは同じ)

9時 昔懐かしい ミュージックサイレンの大きな音に驚く。
漆黒の夜空には 星もチラホラと…

5月31日(土) 薄曇
祖母山からの帰りの徒然 祖母山の記録は→コチラ

ここまで来れば立ち寄りは当然な如く、宮崎県へ 
某 東国原知事が毎度PRの 名勝 高千穂峡
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ここはとにかく観光客で大混雑、中には韓国語も彼方此方で…
此の先の茶店で遅い昼食として 冷たい流しそーめんをオーダー
 
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高千穂→天照大神 が容易に頭に浮かびます。
次に向かうは 天岩戸神社
途中の高千穂の道の駅には、お馴染みアメノウズメノミコトの
レリーフが威風を放っています。
(名 ダンサーこんなお顔だったのか!!)
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道の駅から天岩戸神社へ向かいます。
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お札とお守りをお賽銭代わりに奮発して 案内を乞いながら
説明を受けます。
天岩戸は、ご神域の為 撮影は不可です。

* 矢張り 1度は来てみるものです。知ったかぶりしててっきり
大きな岩が有るものと思って居たジィ~ジです。実際には
人が寄れない絶壁に有る横穴だった。
あの狭い場所で アメノウズメノミコトはどうして踊れたのかなぁ?
神々のミーティング場所、天安河原へは行っても良いそうである。


神社の若い方から丁寧な神々の説明を聞きながら、気持ちにも
心なしか安らぎを覚えるジィ~ジです。

神代の昔を想いながら往路を戻ります。
山道はくねくねと続きますが、行き交う車も多く有りません。
この日の寝場所も前日と同じ 竹田市の道の駅 
貧乏ケチケチ旅が続きます。当然ながら車中泊。。。
 
 ……続く

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2008年6月24日 (火)

九州の山 九重山編

九州上陸のジィ~ジと相方 3番目の山は九重山 

前々日の記事阿蘇山編は→コチラ

前日の記事  祖母山編は→コチラ

九州最高峰の中岳(1791m)を始め、1700mを越える頂が10座を
数え九重共和国と呼ばれる九重山その主峰久住山を目指します。

 【日時】 平成20年6月1日(日)
 【天候】 晴
 【同行】 相方 計2名
 【行程】 牧の戸峠登山口7:06~沓掛山7:25~扇ヶ鼻分岐
       8:05~久住別れ8:50~久住山9:12~中岳10;20
       ~天狗ヶ城10:45~久住分かれ11:05~沓掛山
      12:21~牧の戸登山口12:45
      *行動時間 5時間40分 休憩約30分含む

九州上陸4日目にして漸く気持ちの良い晴日となった。
前日と同じ場所での車中泊、車中泊も三日目となります。

竹田市からR442を久住高原を牧ノ戸峠へ向かいます。

牧ノ戸峠(1330m)登山口には広い駐車場と土産物店などが…
時間が早い割りに駐車場はかなりの車で埋まり、誘導員の指示に
従い駐車です。

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(写真 左) 牧の戸峠1330m.標識
(写真 右) くじゅう連山概要案内板
* 久住・九重の論争の結果 現在は、くじゅうと標記されてる。

靴を履き替え、登山口から遊歩道を沓掛山へ向かって進みます。
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(写真 左) 牧ノ戸峠登山口
(写真 右) 沓掛山手前付近で寛ぐハイカー

新緑と咲き始めだしたミヤマキリシマそして快晴の青空
清々しく気分も爽快に成ります。

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(写真 左) 沓掛山付近 このあたり暫く岩場が続きます。
(写真 右) 沓掛山付近 ミヤマキリシマ咲く登山道

扇ヶ鼻分岐手前の広場では赤い法被をきた20人程の若者集団
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(写真 左) 幸せ祈願と描かれた赤い法被の若者集団
(写真 右) 扇ヶ鼻分岐

この辺りは緩やかな稜線漫歩が西千里ヶ浜へと続きます。

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(写真 左) 西千里ヶ浜付近 久住山が近づきます。
(写真 右) 星生山近くの岩場の登山道

西千里ヶ浜を越えると星生山(1762m)直下の岩場の登山道に…
やがて久住山避難小屋、久住分かれ、やがて岩ゴロゴロの
山頂への取り付きとなります。

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(写真 左) 久住避難小屋 周辺は広い台地
(写真 右) 三俣山(1745m)

黄色のペンキのマークが付けられたゴロゴロ岩を辿ると20分強で
久住山山頂(1787m)到着です。

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(写真 左) 久住山山頂 記念写真
(写真 右) 久住山山頂1等三角点

日曜日で天気は晴れ、そして100名山、多数の登山者で大賑わい。

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ゆっくりと四周の眺めを味わいます。

山頂から稲星山を右手に見て中岳へ向かいます。
ミヤマキリシマの株と笹原の登山道を稲星山分岐まで一旦下り、
再び中岳の山頂を目指します。山頂へは少し急登が続きます。
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(写真 左) 山頂から一旦下り笹原を中岳に向かう相方
(写真 右) 中岳に取り付き ミヤマキリシマ点在

10時20分 九州最高峰 九重山 中岳(1791m)到着です。

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            中岳山頂

眼下には、歌で名高い 坊がツル 

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山頂で再び証拠写真を撮って隣の天狗ヶ城へ向かいます。 

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(写真 左) 天狗ヶ城(1780m)
(写真 右) 天狗ヶ城山頂にて

天狗ヶ城から 御池脇から久住分れと下ります。
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(写真 左) 御池
(写真 右) 久住分れに向かって

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(写真 左) 久住分れ
(写真 右) 法華印 坊がツル分岐

久住避難小屋からは、ミヤマキリシマの花々を愛でながらゆっくり
牧ノ戸峠へ向かいます。
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足元には 
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目を転ずれば
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ユッタリ、マッタリと伸びやかな九重の山々にスッカリ魅せられ
大満足で登山口へ戻ります。

何時の日か?法華院温泉から坊がつるそして大船山(1786m)を
是非にも歩いてみたいとの思いで一杯になったジィ~ジです。

九重の山はコースもバラエティに富み、山が群がり地形が複雑で
1時間ごとに眺めも異なり極めて飽きさせない魅力たっぷり。

ミヤマキリシマとアセビのコントラスト 恰も庭園の中を歩くが如く
心地良さ、遠き九州まで来た甲斐が有ったというものです。

牧の戸峠のさしもの広い駐車場も隙間無しの満車状態、道路の
空き地スペースも車でびっしり埋め尽くされています。
人気の程が伺えます。

ジィ~ジと相方は長者ヶ原へ向かい、今夜の宿を探します。
九州4日目の夜は温泉民宿に泊まることになりました。

時間はまだたっぷり、近くの観光スポットへ向かいます。

  九重山編 一旦 おしまい。

立ち寄り観光スポット、温泉民宿は後日アップの予定。 

 

 


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2008年6月19日 (木)

九州の山 祖母山編

九州上陸のジィ~ジと相方 2番目の山は祖母山 

前日の記事は→コチラ

数々の神話が残る神秘の山 深い原生林と岩峰連なる骨太の山
祖母山を目指します。

 【日時】 平成20年5月31日(土)
 【天候】 曇
 【同行】 相方 計2名
 【行程】 神原登山口7:27~5合目避難小屋8:00~
       国観峠9:35~祖母山山頂10:30~国観峠11:45
       ~5合目避難小屋13:05~神原登山口13:37
      *行動時間 6時間10分 休憩約40分含む

荒城の月と子守唄で名高い竹田市で車中泊の関係上、
ACCESS的に、神原コースを選択。彼の深田久弥と同じコース
雨の心配は無いものの、周辺の山並は山腹までガスが懸かり
その上昇気配も無し。

神原登山口は2,30台は駐車できる整備された駐車場とトイレ
植生植物の表示板等が建てられています。

先達の車は1台のみ。まだ時間も早いのか静かな雰囲気です。

 

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(写真 左) 祖母・傾山系植物表示説明版
(写真 右) 駐車場入口トイレ

駐車場から直ぐ近くの登山口 緩い登山道に取り付きます。
やがて直ぐ水音が聞かれ登山道は、樹林帯の中を沢沿いに
進みます。
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(写真 左) 登山道案内標識
(写真 右) 祖母山の謂れ紹介説明版

 

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登山道脇には、所々植物や鳥などの説明看板が立てられ
静かな雰囲気の中を爽やかな風にあたりながら進みます。
歩き始めて30分少し大きな広い避難小屋にでます。
ここが5合目とのことです。
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        五合目避難小屋
ここでチョッピリ立ち休憩を取って再び先へ向かいます。
避難小屋から先は若ブナの樹林帯の中に切られた階段状の
登山道が少しだけ…直ぐに大きな岩がゴロゴロの沢に出ます。
これから先は、それまでの道と異なり、それなりに急登の連続
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何箇所も虎ロープが張られた場所も現れます。
結構キツイ傾斜が続きます。200m.ごとに距離板が設置。

登山口から2時間10分ほどで国観峠到着です。
名の通り天気良かりせばきっと素晴しい眺望が得られたろうに…
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(写真 左) 国観峠
(写真 右) 国観峠から山頂方向
国観峠は広い台地状になっており、北谷コースからの合流点。
ここでようやく本日初めての登山者と遭遇。
ここから山頂方面望めるものの生憎ガス切れそうにも無し!

山頂までは距離的に後 ごく僅か その気分が災いしたのか
意外に時間が掛かります。
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スズタケの密生した狭い急登の登山道が続きます。
国観峠からの僅か1キロほども道が結構長く感じられ…
九合目には避難小屋も開かれています。

そしてようやく祖母山(1756m.) 到着です。
早速 山頂で記念証拠写真を撮ります。
 
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狭い頂上には既に10数人程の登山者が…

山頂には豊後の国と日向の国それぞれ御祭神をお祀りして
と石祠が鎮座そして方位盤が埋められています。

           P11002551_2
お座敷広げているグループも…
*三角点傍だけはご遠慮願いたいのですが

期待した阿蘇や九重の山並も残念ながらガスで望めません。
殆どの登山者は北谷コースからのようです。どうやら短時間で
登れまた往路と復路を変えることが出来るからのようです。
我家は、ACCESS的に都合が悪かったので過っての?本コース

山形の酒田からの単独行行氏と暫し会話を交わします。
5月始めから 伯耆大山や数日前は屋久島とかそして九州から
四国へ渡る予定とか…(真似できません)

ここ祖母山は九州では比較的珍しい岩峰アルペン的風貌の山
山頂はツツジなど低木で覆われているものの下を見れば
切れ落ちています
 
暫く待ってもガスは切れる様子有りません。小腹を満たし往路を
戻ります。
時間が早かったせいか?何組かの登山者と擦れ違います。
       P11002561
再び 国観峠 山頂方面益々ガスが深くなっているようです。
       P11002621
五合目付近の御社の滝を一寸探索

13時37分 登山口に無事戻ります。
駐車場には3台車が増えてます。

まだ時間はたっぷり有ります。これから先はせっかくです。
ここまで来れば、神原(こうばる)向かう先は何方も想像できる
○千○○ヘ向かう事にします。

祖母山 丁度花の端境期?ツツジ類もまだつぼみ
今回 見た花です。不勉強で殆ど名前わかりません。
 P11002151 P11002171
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下段は 多分 コハクウンボク  とツクバネウツギ??

(感想)
尾平登山口から岩峰連なる祖母山が見たかったなぁ~

      *立ち寄り編 は後日アップ予定

              九州の山 祖母山編  一旦終わり

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2008年6月15日 (日)

九州の山 阿蘇山編

初めての九州上陸のジィ~ジと相方 最初に目指すは阿蘇山

前日の記事は→コチラ

世界最大規模(東西18㌔南北25㌔)のカルデラと雄大な緑の
外輪山を有する阿蘇山を目指します。

 【日時】 平成20年5月30日(金)
 【天候】 曇|晴
 【同行】 相方 計2名
 【行程】 仙酔峡・花酔い橋7:10~高岳8:45~中岳9:06
       ~火口展望台9:40~仙酔峡P10:35
      *行動時間 3時間25分 休憩約10分含む

阿蘇の玄関口 道の駅 大津での車中泊 5時過ぎの目覚めです。
雨の心配は無さそうですが、目指す方向は山腹まで重い雲が…
シートをを起こし車内整理、そして簡単朝食

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(写真 左) 道の駅 大津
(写真 右) 仙酔峡駐車場

大津からR57を仙酔峡の広い駐車場までは1時間足らずです。
まだ7時前 おまけに平日 我家以外の車は2台&大型バイク1台

所々にはじめて見るミヤマキリシマ 盛りは過ぎたような…
ほんの一瞬 雲が切れたので絶景期待できるかな??

本日の登山者 我が老体チームが1番乗り 仙酔峡のスタートは
その名も 〝花酔い橋〟からなのです。

始めは遊歩道のような感じですが直ぐに砕石状のガレ登山道に…

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(写真 左) 仙酔峡 花酔い橋
(写真 右) 登山道脇のミヤマキリシマ

ミヤマキリシマの株がもこもこなので1週間も早ければきっと
それはそれは見事だった事でしょうと容易に想像出来ます。

30分強で中間点表示(これ嘘っぽい)その前にバイクの単独
登山者にあっさり追い越されます。

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(写真 左) 単独登山者にあっさり追い越され…
(写真 右) 中間点表示 距離?アルバイト時間?

相変わらずガスを伴った強い冷風が吹き付け、周囲はガスガス
急登の火山礫の登山道 所々にロープも張られ…

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(写真 左) 急登箇所にはロープも張られ
(写真 右) 火山岩の様子

それでも足元の岩場の隙間にマイズルソウやミヤマキリシマが…
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(写真 左) マイヅルソウ 結構彼方此方に見受けられます
(写真 右) ミヤマキリシマ

其の後 先ほど我らを追い越した若い登山者下山で擦れ違い。
聞けばあまりの強風とガスで山頂標識にタッチしただけとか…
(我々も同じ状況下に有ります。)

スタートから約1時間30分 阿蘇山最高峰  高岳(1592m)到着
相方とお互い証拠写真を撮るだけ ガスを伴った強風 視界無し

*阿蘇を冠する山は無く阿蘇五岳(高岳・中岳・烏帽子岳・杵島岳・根子岳)を言う。

それでも折角の機会です。足元見れば踏跡は何とか見られます。
我が老体チームは中岳を目指します。
       P11001281
           中岳目指す相方
肝心の火口も何も見えたものでは有りません。風が冷~たい
それでも登山道の脇の岩が火山だと思わせてくれます。
       P11001291
            火山礫層
中岳です。勿論誰も居ません 山頂標識の先は危険地帯
ここでも証拠写真を残します。
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中岳山頂にて ガスで髪の毛
濡れてます。

中岳から火口展望台へ向かい下山です。
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(写真 左) ガス切れず下山中の相方 火山層
(写真 右) 赤茶けた火山の登山道下る相方

展望台付近で人の話声が聞こえたような???
誰も居るわけありません。
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(写真 左) 火山展望台 晴れていればそれこそ!!!!
(写真 右) 火山シェルター

ここからはロープウェィ利用の観光客の為に舗装された遊歩道
所々に火山爆発の避難場所が設けられてます。
       P11001401
          観光客用遊歩道
脇を見れば往路の仙酔尾根(通称馬鹿尾根?)沢山の登山者が
登りはじめています。しかしガスは切れそうで切れません。
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    仙酔尾根登る登山者が小さくみえます
ロープウェィに沿ったコンクリートの嫌な道をダラダラと下ります。
やがて 仙酔峡に到着です。
  P1100153
           仙酔峡概要看板

せめてこのあたりだけでもゆっくりと…
  
 
  P11001551
       
      P11001571
            仙酔峡 
このあたり10時30分も過ぎたので、土産物店や売店も開き
観光客もそれなりに増えました。

折角なのでインフォメーションセンターに立ち寄ってみます。
係りの中年女性からミヤマキリシマ山上駅方面がまだ盛りと
パノラマラインへの近道と情報を教えてくれます。

一応 阿蘇山最高峰 高岳 そして中岳は踏みました。
特別の予定制約ありません。
教えられた方向へ車を進めることに…
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お陰で漸く想像していた阿蘇山風景が見られるように…
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(写真 左) 小さな噴火口が可愛い米塚 奥に外輪山
(写真 右) 阿蘇五岳の一つ 杵島岳

そして草千里ヶ原の絶景です。バックは烏帽子岳
  P11001711

ここではのどかに馬にも乗れます。
雄大な眺めを見ながら山上駅へ車を進めます。
教えられたとおり、ミヤマキリシマ彼方此方で見られます。
  P1100173
    ミヤマキリシマ彼方此方に

料金払って山上駅から火口西まで車を進めます。
ロープウェィ火口西駅併設の広い駐車場に車を停めて火口見物

途端に喧騒の状況下に置かれます。
アナウンスは韓国語 観光客の団体は殆ど韓国人の人が圧倒的
(考えてみれば韓国は直ぐ隣、新潟からよりも近いのだ)

  P1100175 P11001791
(写真 左) 中岳噴火口
(写真 右) 記念撮影?火口展望
  P11001801


登山中 中岳で人の話し声が聞こえた気がしたのは、幻聴でなく
観光客のざわめきだったのです。
ガスと噴煙で視界が無かったものの登山の時と丁度真向かいに
立っていたのです。

車で少し下り 砂千里ヶ浜 を少し散策してみます。
正に言い得て妙 広い広い 何処まで続く?
  P11001811 P11001821
            砂千里説明板と木道
今度来る機会有れば、コチラから登ってみたいものです。

そしてミヤマキリシマの花と阿蘇の山々
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山頂からの雄大な阿蘇全景を見ること叶わなかったものの
初めての阿蘇 その雰囲気の一部は味わえました。

身体の管理をシッカリと再度 阿蘇を楽しもうと強く思う
ジィ~ジです。

    この項 一旦 お終い。。

*立ち寄り湯 食事 立ち寄りスポットは別途アップ予定。

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2008年6月13日 (金)

老骨に鞭打って

現在に至るまで、九州の地を踏んだ事が無いジィ~ジと相方。

初めての九州大遠征です。

5月29日(木) 小雨/曇/晴  
同行    相方計2名

ETC深夜・早朝割引摘要受けるべく、早朝3時40分過ぎ出発、
新潟西ICを3時50分に通過、まずは小雨煙る北陸道をまっしぐら

持参のお握り朝食は、富山の小矢部川SA 人気も少なくゆっくりと
お茶も飲みながら…

倶利伽羅越せば石川県・・・・
車の通行量もさほど多くなく、それ程運転に神経を遣うことも無い。
雨は殆ど降り止み、曇り空に(有り難い)

富山県・石川県・福井県この辺りは現役時代の縁有る場所ばかり…

米原JCからは名神高速道路で吹田JC、更にここからは中国道で
神戸JCTからは山陽自動車道へ乗り継ぎです。 *草津PAで給油
(中国自動車道経験有るものの、山陽自動車道は初めてです。)

兵庫県、岡山県、そして広島県
お昼は、福山SAで ラーメンランチ(結構旨かった)

山あいのあまり変化の無い山陽道をひた走り、山口県に入ります。
*佐波川SAでガソリン補給
下松SA先からは時おり瀬戸内海も見えるように…
そして山口JCTからは再び中国道 やがて下関 
15:50-16:10
壇ノ浦PAです。

     P11001031
           関門橋と門司港

家を出て、休み休み相方と交互に運転 約12時間弱で本州の
端っこ壇ノ浦 はじめて見る関門海峡
高速道の関門橋長さ1068m.とか… 
正直 これほど近いとは思わず、吾が身の不勉強を恥じたのです。
1日に4回流れの向きが逆転する関門海峡。
那須与一の的落としと平家滅亡の地 
何時の日にかゆっくりと歴史を訪ね、再び訪れたいと思うのです。

あっと言う間に、初めての九州へ足を踏み入れ、九州自動車道へ
車を只管目的地に向かって進めます。

鳥栖JCTからは一路熊本を目指します。

熊本IC まだ明るいうちに到着です。18時です。

 *新潟西IC~熊本IC 高速料金Just ¥15,000(割引摘要)

家を出て約14時間高速道だけで約1300キロ・・・
(ポンコツ車とポンコツ同然のジィ~ジと相方無事に何とか到着)

仕事帰りのラッシュと事故渋滞でノロノロしながら始めての熊本市
熊本城を目がけて走ります。
前から見たいと思っていた熊本城威風堂々と目に飛び込んできます。
(熊本城は後日ゆっくりと見学予定です。)

熊本立ち寄りの もう一つの目的 それは熊本ラーメン食べる事。
コチラのブロガーさんの情報です。

熊本の繁華街サンロードから脇へ一寸は入ったところにあります。
      
     P11001051_2 P1100106_2
ラーメン天和
夕方から1日200食で、打ち止め
自家製の手打ちストレート麺 塩とんこつスープにキクラゲ、海苔
ねぎのトッピング ニンニク風味も特に気になりません。
麺はシッカリと歯ごたえもありスープとマッチ 成る程全国から客が
集まるのも頷けます。
店内には有名人・スターからの多くの色紙が張られています。

小腹を満たし、もと来た道を一旦戻り今夜の寝場所を探しに
阿蘇方面へ向かいます。

8時も過ぎたので、大津町の道の駅で車中泊とすることに…
コンビニでビールを買って、車の寝床の準備。。

1日15時間近い運転 
よくもまぁ老体ながら持ちこたえてくれたなぁ~

        続く。。。。

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2008年6月10日 (火)

新潟 西海岸散策

新潟市民のやすらぎの場 西海岸 何度歩いても飽きません。

今回も所属するNPO法人の行事としての参加です。

5月27日(火)晴
集合場所は、会津八一記念館 
参加予定者揃い早速 理事長を先頭に歩き始めます。

       P11000761

松林を吹きぬける風は心地よいものが有ります。

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良寛さまの法華賛の一首
  風定まりて花猶落ち鳥啼いて山更に幽なり観音妙智力 咄
  * この 咄 の解釈が2説に分かれているとか


流麗な仮名文字がなんとも言えません。
  
次は、ドン山です。
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更に歩を進めれば、
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生涯に21編の詩しか作らず、作れずと言われ、朔太郎絶賛の
市島三千雄 ひどい海 の詩碑 (そうそうたる同人メンバー)

そして秋艸道人 會津八一歌碑
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  そして初代 新潟奉行 川村修就像
 幕府お庭番から新潟奉行、大阪南奉行、長崎奉行と…
 海岸に松の植林とか多大な功績を残した。
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此の先 護国神社の方へ足を伸ばします。
護国神社一体は殆どが神社所有地になっています。脇の散策路
新潟市が神社の許可を得て通れるようになったようです。

奥の細道 芭蕉に因んで
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昭和37年故郷を離れ初めて足を踏み込んだ新潟で私が最初に
目にし感動した碑 …それは
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当時の私は、故郷を離れどんな事を思っていたのでしょう?
もう随分昔のこととなりました。
     P1100094 P1100096
裏書きは尾崎士郎の筆に寄ります。

何時だったか?
たまたま小学生だったか中学生だったか 聞いてみましたが、
誰も知らなかった。我々の頃は逆に知らない子供はいなかった。
唄えない子供は居なかった。
今は音楽の教科書には載っていないらしい。
       P1100097
           北原白秋 すなやま

せめて新潟の子供たちには歌ってもらいたい。
覚えて貰いたい。…と思います。

まだまだ見所 一杯有りますが、この日はここまで
丁度 お昼時 近くのRestaurantで食事をして解散。

西海岸 こんな花たちも咲いていました。
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西海岸 海岸の養浜事業も進んで見る毎 様子も変り都度新しい
発見も有ります。何かの折 或いは気が向いたとき是非お薦めです。

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2008年6月 7日 (土)

晴れ間見つけて倉手山

近所に住いする岳友の赤鬼氏からお誘いのメールが入った。
飯豊連峰の展望台 倉手山 山行である。

我が相方は、生憎その予定日には友人との会合、午後からは
小学校へのボランティア活動の予定が入っており参加できない。

予定日の数日前から天気予報はあまり芳しくなく、赤鬼氏は
迷ったようだが、予定日前日の昼過ぎに決行する旨 メールを
くれた。

5月26日(月) 曇
同行=赤鬼氏 髭のK氏 青さん(女性) 中さん(女性) 計5名

目的地に向かい新発田市に入る頃には雨滴がフロントガラスに
当り始め、些か嫌な気分が高まってきます。
  (もし 雨が降り続くなら予定変更で温泉でも良いか!)
県境を越え小国町に入っても止む様子が無い。
それでも鬼さんは目的の登山口に向かい車を進めます。
その願いと執念が通じたのか?やがて雨は小降りに…
登山口到着時には何と 時おり雲の切れ間からちょこっ

今回の予定は、飯豊山荘手前の支尾根から梅花皮荘側の通常
登山口へ下る予定とか…

(いい加減、無責任ジィ~ジは全て貴方任せ)  要 反省

9時25分
道路わきのスペースを見つけ駐車 早速スタート。
           P1100025
上の沢の雪解け水が滔々と玉川に向かって流れています。
*ジィ~ジは倉手山10年近く前まで過去3度ほど経験有るものの
何れも泡の湯温泉先の内川からヒトハネ峰、を越え梅花皮ヒュッテ
経由してのロングコースしか知りません。

今回の登山口は、倉手山ブナしずくの直ぐ脇からですが、通常
コースではないらしく、踏み跡は探さないと解らないほどです。

飯豊は何れの山も高度が無くても急登ばかり、このコースも
例外では有りません。
     P11000281 P11000311
(写真 左) 倉手山 ぶなしみず
(写真 右) ジィ~ジはラスト

ミツバツツジやシャクナゲや勿論 新緑のブナを愛でながら
急登を喘ぎながら進みます。
梅花皮ヒュッテへの分岐に漸く到着するものの、その方向は
今では殆ど藪に変りトレースなど見つかりません。
鍋倉山やヒトハネ峰のピークだけは見えますが…
一寸 一息入れて山頂目指すものの山頂手前から完全な藪で
前進を阻まれ掻き分け掻き分け難儀しながら山頂へ向かいます。
漸く再び尾根道が現れ、山頂(952m)到着。 11時20分。

1時間50分強のアルバイトで目的地に着いたのです。
幸い雨は上がったものの、上空は重く厚い雲に覆われています。
肝心の飯豊展望も中腹までしか見られません。
     P11000391_2 P11000411_2
(写真 左) 山頂 モデルはK氏
(写真 右) 山頂三等三角点
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丸森尾根、梶川尾根も途中まで、石転沢やクサイグラ、ダイグラ
方面も霞んでいます。(雨止んだだけでも儲けもの)
沢筋は無論 飯豊はまだまだ残雪が一杯~

ゆっくり ユッタリ マッタ~リ と早めのランチの開始です。
運転しないジィ~ジも一杯だけご相伴。。。
     P11000451
熱々豚トロ 焼きソバ 手作り料理 次から次と出てきます。

食べて飲んで喋って 1時間あっと言う間に過ぎ去ります。
下りは、現在利用されている通常コースです。

山頂から一歩下ればいまだ雪田が残っています。
     P11000471
             雪田とマンサク
急登の登山道ガンガンと下ります。
ブナの新緑と残りのタムシバの白 気持ちを爽やかにしてくれます。
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途中のピークからは、杁差岳が間近に迫ります。
     P1100058
            正面に杁差岳

仲間の皆さんジィ~ジを置いてサッササッサと下り、1時間で
登山口へ下りてしまいました。
この付近にはタニウツギが仰山咲いてます。
       P11000701
            通常登山口(ジィ~ジは始めて)

鬼さんとAさんは登り始めに駐車したもう1台の車を回収に…

帰りは勿論一風呂浴びます。
大体何時も 梅花皮荘を利用させてもらいます。
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           泉質宜しい温泉です。
身も心も癒され、一路新潟に向かいます。

夕方4時半頃には自宅へ到着です。(お疲れさまでした。)

追)
  この日に見た花々の一部です。
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     P11000301_3 P11000641_2
     P11000531 P1100056
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雨を免れた 倉手山でした。 おしまい。。。。。 

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2008年6月 4日 (水)

相川音頭観賞

数多くの歴史的遺産を今に残す佐渡 

それに付随して現在も残る民謡の数々。
佐渡おけさ、両津甚句、相川音頭…

今回は、通常は新潟の高級料亭のお座敷でしか観ることが叶わぬ
六世 市山七十郎が昭和35年正月に踊りとして新しく振付をした
古町芸妓による相川音頭を観賞する機会を得る事が出来た。

5月21日(水)
新潟Gホテル

所属しているNPO法人の通常総会・懇親会開催日です。

年1回の通常総会です。
  議案は
19年度の事業報告、同収支計算書承認
20年度の事業計画承認、同収支予算案承認の件

理事長挨拶から議長選出と総会は滞りなく、終了です。
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(写真 左) 司会K氏
(写真 右) 議長 理事長

懇親会に入る前、理事長より今総会の特別催し 芸能観賞の
趣旨説明と紹介です。

平成15年新潟市無形文化財第一号に認定されたの市山流は、
日本舞踊の家元として、東京、京都、大阪、名古屋の四都市以外
唯一地方都市新潟を拠点としてしている。

 *六世 市山七十郎の叔母は、日本映画女優第一号 川田芳子

どっと笑ふて立つ波風の 荒きおりふし義経公は…

源平軍談を唄った相川音頭の勇壮さ、そして哀調を帯びて
波風も弓も熊手も扇一本で表現、三人立ちの真ん中は義経
脇に二人は、味方となったり、敵の平家方になったりして絡み、
網笠で面を隠し、小刀をさした侍姿で振付がされてます。

 *現在 この相川音頭を踊れる古町芸妓は4人のみ。

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市山流 相川音頭踊りの様子

素人目にも鮮やかに状景が浮かんでくる見事な振付です。

地方都市 新潟に素晴しい文化が存在していることに改めて
再認識でき、喜びを感じます。
後世にも是非とも継承されたいと願います。

短時間ではあるものの市山流の見事な踊りを観賞し、引き続き
懇親会に移ります。

多種類の料理とアルコールで座が盛り上がります。
和服姿の御婦人会員も何人か…

中締めは、新潟の著名人コチラの方です。
           P1100018
              中締め I氏

新潟の文化財を観賞し、旨い料理と酒、そして会員の方々との
懇親と有意義な一日となりました。

   

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