西蒲?三山縦走
平成の大合併により、新潟県も2000年には112有った市町村も
2008年4月現在は31の市町村に集約されたのです。
日本の穀倉地帯 米蔵の代表格 西蒲原郡も例外では有りません。
角田山を有する巻町は新潟市に、良寛禅師ゆかりの国上山は燕市に
そして弥彦山は弥彦村に…(境界は1部長岡市)
従来
新潟市や近郊に住む住民は、その連なる三山をその地籍から
【西蒲三山】と呼称しています。
西蒲原郡も現在では、越後一宮 弥彦神社から弥彦を冠する
弥彦村のみ1郡1村となったのです。
それでもジィ~ジが所属する 山歩きの会 では未だ西蒲三山と
慣れ親しんできています。
今回も その三山の縦走が 会山行として企画実施されたのです。
ジィ~ジも相方も参加。数年ぶり3度目?4度目?
3月29日(土) 曇
リーダー I氏
参加者 男性 13名 女性 12名 計 25名
集合は、未だ明けきらず暗い4時50分 角田浜駐車場。
リーダーからの点呼と注意事項の説明
5時00分 角田浜駐車場
登山口まで20分ほど歩き、角田山の新潟市側 角田山の端
〝宮前登山口〟から角田山山頂に向かうのです。
(写真 左) 暗い中、リーダーから点呼と注意事項の指示を受けて
(写真 右) 雨露受けるショウジョウバカマ
時おり霧雨も混ざリ、少し寒さも覚える生憎のお天気で道端の
カタクリや花々も露を含んでうなだれています。
少しずつ夜も白み角田山頂手前の、痩せ尾根をどうにかクリアー
角田山頂に出ます。 ここでユックリ朝食休憩となります。
6時48分~7時08分 角田山山頂
時おり霧雨当たり未だお天気回復せず、沢山の人で賑う山頂も
流石に時間も早く、我等の外には見当たりません。
(写真 左) 角田山頂雨合羽集団 傘さすIリーダー
(写真 右) 角田山山頂標識
山頂を後に五箇峠へ向かいます。
7時55分~8時05分 五箇峠
峠の駐車場には交通整理の誘導員が既に2名待機
県外ナンバーも散見されます。
花を見てきたという千葉からの4人のグループが福井山側から
下りて来ます。
未だ この時間、開ききれずにいる花にも感激の様子。
我等地元在住者は良い時間にいつでも!! 何と贅沢な事でしょう。
(写真 左) コシノコバイモ 五箇峠にて
(写真 右) 五箇峠にて 雨具を脱ぐ
霧雨も殆ど上がったようです。
ジィ~ジは最初から雨具は着けていませんが皆さん雨具を仕舞って。
峠を挟んで福井山そして樋曽山へ向かいます。
このROUTEは花が多く、以前より遥かに多くの人が歩くように
なってきています。
カタクリ ユキワリ シュンラン コシノカンアオイ エンレイソウ
ネコメソウ オウレン …etc
そして 目を上げれば、オクチョウジザクラ マンサク アブラチャン…
小さな時には大きなアップダウンを繰り返し、樋曽山へ、この辺りから
県外からのツアーグループにも遭遇擦れ違い、賑わいが始まります。
木々の枝越しに、新潟市最高峰 多宝山の山頂も見え出します。
10時05分~10時20分 石瀬峠
(写真 左) 弥彦スカイライン入口 石瀬口周辺で休むメンバー
(写真 右) スカイラインのゲートを跨いで多宝山に向かう
福井山、樋曽山を越して石瀬峠に到着。
ここから我等と逆に角田へ向かうツアーグループも多数で賑やかです。
我等は此の先 最終地点まではまだまだ先が遠~い。
ここからはスカイラインの舗装道路を暫く辿る必要が有ります。
車道は足に負担が掛かり、些かゲンナリ 幾つもカーブを越します。
何とか岩室温泉口へと繋がる分岐に出ます。ここからは尾根沿いに
一路 多宝山へ向かうのです。
ブナの林が見られる気持ちの良い尾根道です。
11時35分~11時45分 多宝山山頂(633.8m.)
(写真 左) 多宝山山頂一等三角点
(写真 右) 目的の国上山見えるも未だ先は長い。
大平園地を越えて、弥彦山山頂売店まえでお昼を取ることに
12時15分~13時00分 弥彦山山頂 売店
時間的にも丁度お昼時となります。銘々昼食です。
お天気がイマイチなるものの土曜日ともなればロープウェィ客もあり
結構人出が多い。
我がメンバーもBEERやワンカップ片手のつわものも居ますが、
ここは運転のジィ~ジ じっと我慢の子を決めます。
13時15分~13時20分 弥彦山山頂 奥の院(634m.)
振返れば多宝山も大分遠ざかります。
山頂は、それなりの賑わいを見せてます。
われらは先を目指します。妻戸山を横目に雨乞山に向かいます。
雨乞山に向かう両側はカタクリのハイシーズン 真っ盛りです。
この近くで、メンバーの一人が発見
この付近では、珍しいウスバサイシン です。
コシノカンアオイとは矢張り葉も花も違っています。
14時07分~14時20分 雨乞山
漸くかなり目的地の近くまで着いた感じがしてきます。
(写真 左) 雨乞山レーダー
(写真 右) ジィ~ジのGirl Friend double Fさん。背景は弥彦山。
ここから下りスカイラインに一旦出て黒滝城、剣ヶ峰に向かうのです。
搦手(からめて)道から急登を最後の力?を振り絞ります。
(写真 左) 搦手道入口
(写真 右) 黒滝城址の急登を駈ける。
(写真 左) 大連寺郭跡 蒲原平野の眺め頗る良い。
(写真 右) 黒滝城跡
* 黒滝城始は若かりし謙信公ゆかりの地であり、隣の岩室丸小山の
天神山城は来年の大河ドラマ天・地・人の主人公 直江兼続公
そして 兼続公の弟 大国実頼の祖 小国一族の本城であり、
目下売り出しに懸命な地である。
黒滝城址から再びくだれば剣ヶ峰まで急登が現れます。
戦国の昔、よくもこんな自然の地形を利用して要害としたのか
今更ながらその智慧に感嘆します。
(それにしても体力が求められた事だろう)
辛い登りもここまでで終わりです。
剣ヶ峰からは、快適なカタクリロードが続くのです。
剣ヶ峰から最後 目的地 国上山は 目前です。
国上山 山頂手前から蛇崩へ迂回します。
蛇崩からは、朝から歩いた軌跡を辿り見ることが出来るのです。
一番奥に薄っすらと角田山それも新潟市側の端から、そして
右奥に新潟市最高峰多宝山、更に繋がる真ん中に弥彦山
尾根沿いに国上に至る道のりです。
16時27分~40分 国上山(313m.) 山頂
三山最後国上山山頂です。
満足一杯の参加者の皆さん 。電線に並ぶ雀か?ムクドリか?
今にも降りそうなお天気状況、どっしり掛かる雨雲と雲の切れ間の
光射す日本海。
山頂後に駐車場まで下るだけ。
越後の名刹 古寺 国上寺が眼下に迫ります。
16時55分 国上駐車場
ここから角田浜駐車場まではマイクロバスが送ってくれます。
バスに乗る前には汗拭きようの熱いおしぼりが手渡されます。
かくして 休憩含んで約12時間 距離にして25km弱の三山縦走は
無事に完結します。
越後七浦シーサイドラインをひた走り角田浜に向かいます。
角田の駐車場 Iリーダーの終了解散の挨拶終わり、
銘々帰途に着く参加者です。
我々にとっては、幾ら行政区分が変っても、矢張り何と言っても
西蒲三山と呼び続けられることだろうと思うジィ~ジです。
コースROUTE並びに今回リーダーの I氏の記事は→コチラ
危険箇所も無く、然程高低差も無いとは言え、更に要所要所の
休憩時間を含むものの約12時間の長丁場、花々に癒され、
仲間に勇気付けられ、痛い腰をかばいながらも歩き通せたことに
有り難さで一杯の山歩きとなってくれました。
参考 総上昇量 :約2,200 m
皆さんお世話になりました。 リーダーご苦労様でした。
オツカレさま
お終い
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コメント
mikkoさま
comment有難うございます。
何はともあれ、こんな年になっても元気で歩けることに感謝したいと思います。老化は足からきます。
若い世代の方々のなるべく邪魔にならないよう人生を楽しみたいと
願っています。
お陰さまで今のところ孫も毎日喜んで学校へ行っているようです。
投稿: 輝ジィ~ジ | 2008年4月17日 (木) 19:09
遅ればせながらのコメントで失礼します。
12時間の縦走とは。。。
輝ジィージさんの山のお仲間はいつもパワフルですね。
そしていつも皆さん楽しそう!
テンプレート、可愛らしいものに変更になっているな~
と思っていましたら
お孫さんのご入学に合わせたものだったのですね。
輝ジィージさんのお慶びが伝わってくるようです。(^0^)v
投稿: mikko@ | 2008年4月17日 (木) 13:02
通りすがりの者ですが さま
comment恐縮です。
正式にはウスバサイシンのようですね。
和名ではフタバアオイと称している漢方薬メーカーもあるようですし
フタバアオイとして検索すると花の形状が違うものも
紹介されているようですし…花も難しいです。
ご訪問ご指摘感謝いたします。
投稿: 輝ジィ~ジ | 2008年4月15日 (火) 09:06
yikitubaki さま
comment返し遅くなりました。
三山縦走も今頃は所々茨も出たり、花も少なくなってきた事でしょう。
来年も多分実施される事でしょう。
我が会いつでも会員募集しています。連絡いただければ
いつでも手続きします。会員で複数の会に参加している人も
かなり居ます。歓迎しますyo。
投稿: 輝ジィ~ジ | 2008年4月15日 (火) 08:45
FUKUさま
comment遅くなりました。
あの日はお天気がイマイチでしたが、皆さんのPOWERには
驚かされました。
近くにこんな良いところの有る我々は幸せ者ですね
DOUBLE Fさん楽しそうで、元気そうで、素晴しい。
投稿: 輝ジィ~ジ | 2008年4月15日 (火) 07:45
sanaeさま
comment返し遅くなり失礼致しました。
テンプレート孫の入学に併せて変えてみました。(笑い)
このコース来年こそ是非案内させてください。
行きたい時にいける、近くにこんな場所が有ってありがたいことです。
投稿: 輝ジィ~ジ | 2008年4月15日 (火) 07:40
新潟の花の多さに圧倒されています。
雪解けとともに一斉に開く花々は健気でかわいいですね!
ところで、フタバアオイですが、もしかしてウスバサイシンかもしれません。
おせっかいですみませんm(- -)m
投稿: 通りすがりの者ですが… | 2008年4月11日 (金) 17:04
あぁ~
。
で走る度に思ってました。
可愛い
憧れの縦走です。
輝ちゃん山岳会。凄い!メッチャ尊敬です
角田山~国上山の縦走をしてみたい!!ッテ高速を
参加人員もハンパじゃないンですねぇ~
あぁ、テンプレート
投稿: yikitubaki | 2008年4月10日 (木) 20:03
西蒲三山の24km、少々キツかったですが皆さんのお力添えで
何とか歩き通せ嬉しさでいっぱいです。
有難うございました。
例の気になる写真の一枚、doubleが分からず辞書をひきまた。
ナルホド、偶然に「double F」でしたね♪ (*^_^*)
投稿: FUKU | 2008年4月10日 (木) 17:37
あら!テンプレートがまたまた可愛くなりましたね。
皆さん長いコースを歩かれましたね~すごい!
しかもお天気が悪かったようで、お疲れ様でした。
その山塊今年は行き損ねましたけど、毎年でも行きたい処です。ジィ~ジさんは年に何回も!いいですね~♪
投稿: sanae | 2008年4月10日 (木) 11:33
山空花さま
comment有難うございます。
三山縦走 花を眺めながら時には話をしながらあっという間です。
年寄りジィ~ジが出来るのですから若い貴女方にはチョロイです。
来年登山口で仮眠して挑戦してみてください。
きっと良い思い出になりますyo。
投稿: 輝ジィ~ジ | 2008年4月 9日 (水) 12:55
これが、あの三山縦走の全貌ですね。
未明から夕方にかけて12時間、改めてすごいですね~。楽しい仲間とお花や景色を楽しみながらでないと苦行になってしまいそうですよね…。
私には無理そうです。
何はともあれ、お疲れ様でしたー。
投稿: 山空花 | 2008年4月 9日 (水) 12:43
赤鬼さま

これから土曜日も強引に休んだら
舗装道路歩いたら長靴のピンが減ったyo(涙)
明日から5日ほど留守にします。
果たしてどうなる事やら珍道中。無事に帰れれば良いけど
投稿: 輝ジィ~ジ | 2008年4月 9日 (水) 07:07
このコースで辛いのは舗装道路を歩くことだよね。おいらも参加したかったが、土曜日では駄目
じゃ。うらめしや。そうそう 明日からだね。
無事のお帰りを願ってるよ。土産話を待ってるよ。
投稿: 赤鬼 | 2008年4月 9日 (水) 06:58
甘納豆さま
三山の会山行復活させて頂き、有難うございました。
個人では過って往復した女性会員も居ますが、車の回収など
問題も有り、なかなかいけませんからねぇ~
このコース地元で有るが故に1日で歩ける。ありがたいことです。
ハプニングも参加者に問題ありですが、何事も 〈モンダ!〉と思わないで確認の意味を含め〈問題意識〉が必要と思われます。
何はともあれ、満足一杯の山行でした。
Girl Friend小生他にも結構居るんですyo。
投稿: 輝ジィ~ジ | 2008年4月 9日 (水) 06:13
輝ジィ~ジ様こんばんは!
大変お疲れ様でした。
また、丁寧なレポ恐れ入ります。
12時間に渡り、何かとお世話になりましたこと改めて御礼申し上げます。ありがとうございました。
道中、ハプニングもありましたが、何とかこの山歩きを完遂できたことを嬉しく思っております。
それにしても、角田に登り始めてすぐ、ジィ~ジが「お~い、ラストリーダーがいないぞ~」と言うのにはびっくりしました。
いつの間にかラストリーダーが先頭を歩いているのですから本当に驚き桃の木でした。
どこで追い越したのでしょう?
本当は本人が一番びっくりしていたようですが。
未熟なリーダーで、世話ばかりおかけし申し訳ありません。
ところで、いっぱい写真を撮っていますが、気になる1枚。「ジィ~ジのGirl Friend double Fさん」、隅に置けないジィ~ジですね。
投稿: 甘納豆 | 2008年4月 9日 (水) 00:04
いめかさま
今晩は
集中登山もお疲れさまでした。
三山縦走楽しかったですね!
女性の皆さんがシッカリとしているので心強く思いました。
新潟はホンとに良い山が近くに幾つも有って楽しめますね。
花も沢山咲いているし…
白い花アップで撮ると色が飛んでコンデジでは面倒ですね。
フタバアオイ始めてみたかも知れません。
投稿: 輝ジィ~ジ | 2008年4月 8日 (火) 23:10
長い道のりでした。
皆様のパワーを頂いてようやく辿り着きました。
フタバアオイは残念ですがカメラの電池切れで
写せませんでした。残念です!
イチリンソウの群生ですが綺麗ですね。
やはり、花は白でしょうか??
投稿: いめか | 2008年4月 8日 (火) 22:53
もうぞうさま
小生も斯様に考えます。
なにせ山頂奥の院は神域ですからむやみに立ち入る事適いません。
投稿: 輝ジィ~ジ | 2008年4月 8日 (火) 18:30
弥彦山 標高で検索すると、638mと634mが出てきます。
国土地理院は634mを標高として採用しているようですが、それは三角点の位置?
もっとも山頂は奥の院が建ち分かりにくくなっているのも事実でしょうけど・・・
投稿: もうぞう | 2008年4月 8日 (火) 18:20
もうぞうさま
いつも有難う存じます。
このコースもう一月も経つとイバラが増えて歩き辛くなります。
せめて今月中に挑戦なさってください。
ご指摘の通り、弥彦山頂は国土地理院の地形図では634m.です。
訂正させて頂きました。有難うございました。
因みに多宝山は633.8m.と山頂に記されてます。
投稿: 輝ジィ~ジ | 2008年4月 8日 (火) 18:03
以前から気になるコースですが、未だ実行できずです。
ところで弥彦山の標高は、634mそれとも638mなのでしょうか?
投稿: もうぞう | 2008年4月 8日 (火) 17:00