越前大野 荒島岳
前日の大山登山から殆ど一般道をのんびりと福井県入りの
ジィ~ジと相方 美浜のマリンパークでの車中泊から目覚め、
敦賀ICから北陸道福井へ…更にR158で大野市から
九頭竜を目指します。
前日の記事は→コチラ
この日の予定は、荒島岳 です。
荒島岳は
中出コース 佐開コース 下山コース 勝原コースと有るようですが
今回は、一般的な勝原(かどはら)コースを選択します。
(現在 佐開コース 下山コース 共に林道不通?)
■ 荒島岳 1523m.
所在地 福井県大野市
山行日 10月17(火) 晴
同行者 相方 計 2名
行 程 勝原スキー場登山口(8:48)~リフト最終(9:25)~
しゃくなげ平(10:40-10:48)~山頂(11:37‐12:10)
~荒島岳の水(13:05)~登山口(14:00)
行動時間 約5時間12分 実質歩行時間4時間30分
地 図 国土地理院地形図1/25000 荒島岳[南東]
高低差 約 1200m.
*写真は、クリックで全て拡大
【記事】
勝原(かどはら)スキー場が登山口になっています。
綺麗なトイレも設置されています。[標高340メートル]
既に我らを含め、県外ナンバー車数台。(この日も平日です)
(写真 左) 登山口の駐車場様子
(写真 右) 登山口には各種案内板が幾つも
登り始めは、リフトの下、ゲレンデの中からのスタートです。
この簡易舗装道路の登りは些か足に負担が掛かります。
スキー場なので結構の勾配も有るのです。
(写真 左) ゲレンデの中からスタート
(写真 右) 最終リフト過ぎて登山道標識
所々に山頂までの残距離表示柱が埋められてます。
途中から右へ入り、少しずつ高度を稼ぎ、リフト最終地点から
漸く 登山道らしくなってきます。[標高670メートル]
ここまで40分弱でしょうか?
周りの様子も一変、ミズナラの大木が続く一寸した急登に、
足元は赤土で滑りやすい道です。やがてブナの原生林の
中に切られた緩い登山道に変っていきます。
ブナの根が地表に張り出した登山道、傾斜も徐々にきつくなり、
ブナの老木が様々な顔を呈しています。
(写真 左) ブナの原生林の登山道
(写真 右) 色んな顔をしたブナの老木が一杯。
傍らに突然大きな動く物体 !!!!
年老いたカモシカです。
写真撮ろうと近づいたら、藪の中に逃げ込み失敗。
様々な顔を持つブナの原生林、緩登、急登の繰り返しが
続きます。
急な階段状の登山道を一気につめれば、《シャクナゲ平》
ここで中出コースと合流です。
シャクナゲ平と言う名前の割りに、シャクナゲ殆ど見かけません。
ユックリと休憩する事にしてみます。
少し中出コースから小荒島岳の様子を見に足を伸ばしますが、
足元には、紙の花が彼方此方に散乱、
後始末シッカリして欲しいものと思います。
(写真 左) シャクナゲ平にて
(写真 右) シャクナゲ平から山頂方向眺めて
シャクナゲ平から一旦下り、鞍部に出ると佐開コースと合流
此の先、悪路の《もちが壁》 急登を、落石に注意しながら
前進すれば、やがて稜線に出ます。
前荒島そして笹尾根の中荒島へ… 山頂は目前です。
山頂到着。
地元の若いお嬢さん2名休憩中。
我々のあと石川県ナンバーの賑やかな女性3名パーティも
暫くして到着。
残念ながら、白山や乗鞍・御岳山等は山腹まで雲がかかり、
遠望は利きません。
山頂標識、一等三角点、深田久弥氏も見たであろう石仏
白山説明板などが置かれています。
(写真 左) 山頂の様子 三角点など
(写真 右) 山頂脇の石仏 江戸時代のもあり、
山頂で 簡単なコンビニランチで、ユックリと大休憩
ところが ここでハプニング発生。一匹の大きなスズメバチが
相方の首の周りを飛び、終いには肩にとまったまま数分ほど
離れません。
10年程前、角田山麓にて蜂に射され、歩けなくなり、ジィ~ジが
やっと外科病院まで連れて行き、処置して事なきを得た相方
蜂には 恐怖心が人一倍です。
「じっとして動くな!!」と指示しても恐怖心顔面蒼白、じっとして
居れません。
それでもどうにかコンビニ弁当の包み紙のほうへ飛び何とか
相方もホッと一息。。
ところが今度はジィ~ジ目がけて頭の周りを周回、身をなるべく
伏せて対応です。ところがジィ~ジの背中にとまり暫く離れません。
しかし害は無いと判断したのか、ジィ~ジから離れ、ジィ~ジの
ザックの中に進入。外から口を閉めて潰して殺そうかとも
思ってみたものの、相方が反対したのでそのまま放置。
やがてザックから出て飛び立っていきます。
後続の登山者もジィ~ジが変な格好しているので怪訝な顔です。
この間 約10分程の蜂騒動。。
相方の気持ちが漸く平静に戻り、下山開始とします。
(写真 左) 熊笹茂る尾根の登山道
(写真 右) 少し色付き始めた前荒島の山肌
前荒島から道は少し険しく、急な悪路の連続ですがロープや
階段・梯子が取り付けられて…
(写真 左) 急登下る相方
(写真 右) 急登に掛かる梯子とロープ
シャクナゲ平からの急坂を注意しながら下ります。
気持ちの良いぶなの原生林が続きますが、下りで見ると
意外に傾斜が有り、急勾配だったことを改めて思わされます。
この日の相方何時もに無く、膝の痛みも無かったのか?
意外に快調な歩みです。
(何時もこのように有って欲しいもの!!)
道が少しずつ緩やかになれば、往路のスキー場に近づきます。
ゲレンデのガレた道は少し嫌になります。更に簡易舗装の
スキー場取り付け道路は殊更です。
最後は、ゲレンデの中に敷かれた木材チップの上を歩き、
登山口に戻ります。
****** 個人的 感想 *******
時期的に端境期だった為か?花も無く、たまたまガスで
白く輝く白山も見れず、正直 其の持つ魅力を味わう事が
叶わなかった。しかしブナの老木の数々、若いすらりとした
ブナ林は見事であった。もう少し日をずらしていたらきっと
素晴しい色合いを醸し出してくれた事と思われる。
残雪時の好天に恵まれれば、白山や、中央アルプスの
素晴しい山並を満喫できるのではなかろうか…と思われます。
終わりに)
靴を脱ぎ、汗を流すべく近くの日帰り温泉
九頭竜温泉平成の湯にたちよりです。
平日の為か、殆ど貸切状態で手足を思う存分伸ばします。
ここまで来れば、どうしても寄りたいところ
それは大野市の隣、永平寺町 永平寺です。
夕方4時すぎに門前到着で、少し遅くなり、土産物屋も
殆ど、閉店です。それでも小腹も空いたので、蕎麦やで
どうにか 永平寺蕎麦を食べ、境内へ向かいます。
時既に遅く、見学は4時半で終了です。
仕方が無いので、境内の一部を散策します。
何時の日か?永平寺に泊まり精進料理を食べ、座禅を組んで
人生見つめ直してみたいもの!!
暇人二人旅、福井あわら市から加賀温泉、小松、金沢
そして生まれ育った富山県 時間調整しながら朝日ICから
新潟まで北陸道。勿論 深夜割引適用でケチケチ旅行を
無事終えるのです。
往復2000キロの旅 年の割りに TOUGHだなぁ~
自画自賛!! お終い。
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