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2007年10月

2007年10月31日 (水)

越前大野 荒島岳

前日の大山登山から殆ど一般道をのんびりと福井県入りの
ジィ~ジと相方 美浜のマリンパークでの車中泊から目覚め、
敦賀ICから北陸道福井へ…更にR158で大野市から
九頭竜を目指します。

前日の記事は→コチラ

この日の予定は、荒島岳 です。

荒島岳は
中出コース 佐開コース 下山コース 勝原コースと有るようですが
今回は、一般的な勝原(かどはら)コースを選択します。
(現在 佐開コース 下山コース 共に林道不通?)

■ 荒島岳 1523m.

所在地  福井県大野市
山行日  10月17(火) 晴
同行者  相方 計 2名
行  程  勝原スキー場登山口(8:48)~リフト最終(9:25)~
       しゃくなげ平(10:40-10:48)~山頂(11:37‐12:10)
       ~荒島岳の水(13:05)~登山口(14:00)
       行動時間 約5時間12分 実質歩行時間4時間30分 
地 図  国土地理院地形図1/25000 荒島岳[南東]
高低差  約 1200m.   

   *写真は、クリックで全て拡大

【記事】

勝原(かどはら)スキー場が登山口になっています。
綺麗なトイレも設置されています。[標高340メートル]

既に我らを含め、県外ナンバー車数台。(この日も平日です)

P10704251 P10704271
(写真 左) 登山口の駐車場様子
(写真 右) 登山口には各種案内板が幾つも

登り始めは、リフトの下、ゲレンデの中からのスタートです。
この簡易舗装道路の登りは些か足に負担が掛かります。
スキー場なので結構の勾配も有るのです。

P10704291 P10704311
(写真 左) ゲレンデの中からスタート
(写真 右) 最終リフト過ぎて登山道標識

所々に山頂までの残距離表示柱が埋められてます。

途中から右へ入り、少しずつ高度を稼ぎ、リフト最終地点から
漸く 登山道らしくなってきます。[標高670メートル]

ここまで40分弱でしょうか? 

周りの様子も一変、ミズナラの大木が続く一寸した急登に、
足元は赤土で滑りやすい道です。やがてブナの原生林の
中に切られた緩い登山道に変っていきます。

ブナの根が地表に張り出した登山道、傾斜も徐々にきつくなり、
ブナの老木が様々な顔を呈しています。

P10704341 P10704352
(写真 左) ブナの原生林の登山道
(写真 右) 色んな顔をしたブナの老木が一杯。

傍らに突然大きな動く物体 !!!!
年老いたカモシカです。
写真撮ろうと近づいたら、藪の中に逃げ込み失敗。

様々な顔を持つブナの原生林、緩登、急登の繰り返しが
続きます。

急な階段状の登山道を一気につめれば、《シャクナゲ平》
ここで中出コースと合流です。
シャクナゲ平と言う名前の割りに、シャクナゲ殆ど見かけません。
ユックリと休憩する事にしてみます。

少し中出コースから小荒島岳の様子を見に足を伸ばしますが、
足元には、紙の花が彼方此方に散乱、
後始末シッカリして欲しいものと思います。

P10704371 P10704381
(写真 左) シャクナゲ平にて
(写真 右) シャクナゲ平から山頂方向眺めて

シャクナゲ平から一旦下り、鞍部に出ると佐開コースと合流
此の先、悪路の《もちが壁》 急登を、落石に注意しながら
前進すれば、やがて稜線に出ます。
前荒島そして笹尾根の中荒島へ… 山頂は目前です。

山頂到着。
地元の若いお嬢さん2名休憩中。
我々のあと石川県ナンバーの賑やかな女性3名パーティも
暫くして到着。

残念ながら、白山や乗鞍・御岳山等は山腹まで雲がかかり、
遠望は利きません。

山頂標識、一等三角点、深田久弥氏も見たであろう石仏
白山説明板などが置かれています。

P10704461 P10704451
(写真 左) 山頂の様子 三角点など
(写真 右) 山頂脇の石仏 江戸時代のもあり、

山頂で 簡単なコンビニランチで、ユックリと大休憩
ところが ここでハプニング発生。一匹の大きなスズメバチが
相方の首の周りを飛び、終いには肩にとまったまま数分ほど
離れません。

10年程前、角田山麓にて蜂に射され、歩けなくなり、ジィ~ジが
やっと外科病院まで連れて行き、処置して事なきを得た相方
蜂には 恐怖心が人一倍です。
「じっとして動くな!!」と指示しても恐怖心顔面蒼白、じっとして
居れません。

それでもどうにかコンビニ弁当の包み紙のほうへ飛び何とか
相方もホッと一息。。
ところが今度はジィ~ジ目がけて頭の周りを周回、身をなるべく
伏せて対応です。ところがジィ~ジの背中にとまり暫く離れません。

しかし害は無いと判断したのか、ジィ~ジから離れ、ジィ~ジの
ザックの中に進入。外から口を閉めて潰して殺そうかとも
思ってみたものの、相方が反対したのでそのまま放置。
やがてザックから出て飛び立っていきます。

後続の登山者もジィ~ジが変な格好しているので怪訝な顔です。

この間 約10分程の蜂騒動。。

相方の気持ちが漸く平静に戻り、下山開始とします。

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(写真 左) 熊笹茂る尾根の登山道
(写真 右) 少し色付き始めた前荒島の山肌 

前荒島から道は少し険しく、急な悪路の連続ですがロープや
階段・梯子が取り付けられて…

P10704531 P10704541_2
(写真 左) 急登下る相方
(写真 右) 急登に掛かる梯子とロープ

シャクナゲ平からの急坂を注意しながら下ります。

P10704561 P10704571

気持ちの良いぶなの原生林が続きますが、下りで見ると
意外に傾斜が有り、急勾配だったことを改めて思わされます。

この日の相方何時もに無く、膝の痛みも無かったのか?
意外に快調な歩みです。
(何時もこのように有って欲しいもの!!)

道が少しずつ緩やかになれば、往路のスキー場に近づきます。

P10704591 P10704621

ゲレンデのガレた道は少し嫌になります。更に簡易舗装の
スキー場取り付け道路は殊更です。
最後は、ゲレンデの中に敷かれた木材チップの上を歩き、
登山口に戻ります。

    ****** 個人的 感想  *******

時期的に端境期だった為か?花も無く、たまたまガスで
白く輝く白山も見れず、正直 其の持つ魅力を味わう事が
叶わなかった。しかしブナの老木の数々、若いすらりとした
ブナ林は見事であった。もう少し日をずらしていたらきっと
素晴しい色合いを醸し出してくれた事と思われる。
残雪時の好天に恵まれれば、白山や、中央アルプスの
素晴しい山並を満喫できるのではなかろうか…と思われます。

終わりに)

靴を脱ぎ、汗を流すべく近くの日帰り温泉
九頭竜温泉平成の湯にたちよりです。

平日の為か、殆ど貸切状態で手足を思う存分伸ばします。

ここまで来れば、どうしても寄りたいところ
それは大野市の隣、永平寺町 永平寺です。

夕方4時すぎに門前到着で、少し遅くなり、土産物屋も
殆ど、閉店です。それでも小腹も空いたので、蕎麦やで
どうにか 永平寺蕎麦を食べ、境内へ向かいます。

時既に遅く、見学は4時半で終了です。
仕方が無いので、境内の一部を散策します。

P10704651 P10704661

P1070470 P1070469
上記写真 何れも 永平寺の境内の一部。
下段 左 唐門

何時の日か?永平寺に泊まり精進料理を食べ、座禅を組んで
人生見つめ直してみたいもの!!

暇人二人旅、福井あわら市から加賀温泉、小松、金沢
そして生まれ育った富山県 時間調整しながら朝日ICから
新潟まで北陸道。勿論 深夜割引適用でケチケチ旅行を
無事終えるのです。

往復2000キロの旅 年の割りに TOUGHだなぁ~

          自画自賛!!   お終い。

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2007年10月28日 (日)

中国地方最高峰大山(10月)

南光河原駐車場で目覚めると、何時の間にか?
少し離れて車が2,3台

早速、シュラフをたたみ、即席ベッドの車内を原型復旧。

コンビニおにぎりの簡単朝食。 
そして夏山登山道の駐車場に移動し、出発準備。

■ 大山 1729m.

所在地  鳥取県大山町、伯耆町、江府町、琴浦町
       倉吉市,岡山県真庭市
山行日  10月16(火) 晴
同行者  相方 計 2名
行  程  夏山登山道登山口(7:35)~六合目(8:42‐8:48)~
       八合目(9:15)~弥山山頂(9:32‐10:05)~
       石室(10:18)~阿弥陀堂(11:28)~登山口(11:35)
        行動時間 約4時間00分 実質歩行時間3時間15分 
地 図  国土地理院地形図1/25000 伯耆大山[南西]
高低差  約 950m.   

   *写真は、クリックで全て拡大

【記事】

中国地方の最高峰 大山を目指します。

*大山と言う山名は無く、三鈷峰から剣ヶ峰、弥山等の主峰と
烏ヶ山、矢筈ヶ山等の外輪山を含め、その総称であり、
大山・隠岐国立公園に属している。

快晴では無いもののお天気はマズマズ。。
P10703441 P10703461
(写真 左) 夏山登山口駐車場 綺麗なトイレも有ります。
(写真 右) 登山口から暫くは、石段が続きます。
P10703471_2 P10703481      
(写真 左) 古の参道が現在は登山道に利用
(写真 右) 一合目から各合目毎に表示有り。

二合目から五合目まで登山道の脇は、ブナの原生林が続きます。

階段状の広い登山道が続きます。

六合目から展望が開けます。
ここは行者コースとの分岐点でも有ります。

日本海霞んで見えるものの隠岐は見えません。
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(写真 左) 隠岐は、残念ながら見えません。
(写真 右) 展望案内説明板

P10703591 P10703601
P1070362 P10703631
(写真 上段左) 植生説明板 六合目からはブナが潅木に…
(写真 上段右) 避難小屋 遭難救助用のボート装備
(写真 下段左) 山頂方向 三鈷峰から剣ヶ峰方向
(写真 下段右) 崩壊砂防堰堤

六合目で歩き始めて1時間強、一寸一服休憩タイム。

八合目からは、一面ダイセンキャラボクで覆われています。
ダイセンキャラボク純林 国指定特別天然記念物
P10703701 P10703801

山頂ももう直ぐです。
崩落の激しさが痛々しく感じます。     P10703731
P10703741 P1070378
(写真 左) ダイセンキャラボクの間の登山道行く相方
(写真 右) 山頂へ続く木道

山頂(弥山) 到着。 此の先 剣ヶ峰方面立ち入り禁止
(無視して 縦走する登山者かなり居るようです。彼方此方危険箇所有ります)     P10703861  P10703901

P10703831 P10703911
上記写真は、何れも山頂の様子。

* 昭和50年代 山頂付近は、荒れ放題で裸地状態であったが
一木一石運動で、現在の状態になったとか…
(地元の女性登山者から説明を受けました。)

コーヒー口にしながら、しばし展望楽しみます。

下りは、石室の方へルートを迂回する事に…

P1070393_2
ダイセンキャラボクのなかに取り付けられた往路の木道が見えます。
ボツボツと間を置きながらも登山者跡を絶ちません。
P10703951 P1070396
(写真 左) 石室説明標識板
(写真 右) 石室 

石室の前には、小さな池 梵字ヶ池が有ります。
P10703971 P1070398
(写真 左) 崩壊激しい山肌
(写真 右) 名残惜しく山頂方面振り返り

五合目付近からは、ブナの林の中を下ります。

大山は、大神岳とも呼ばれ、山岳信仰 山岳修験場の山として
中心に奈良時代(養老年間)に創建、其の後
平安時代には天台宗に統合され、大山寺は一大メッカとして
隆盛を誇った由。

後醍醐天皇も隠岐から逃れ、大山にて鎌倉幕府の打倒を祈願。

その面影そこかしこに散見され、往時が偲ばれます。
P10703991 P1070401
P10704031 P10704051
阿弥陀堂や多数の石仏 
*阿弥陀堂・御本尊は国重要文化財指定 室町時代の建築

多くの僧兵を擁し武力・権力の一大勢力となり、時代を経て
江戸時代には3000石の寺領を授けられ、寺内に四十二坊
有ったという。
その崩れた石垣や苔むす石畳を見るにつけ感慨深きもの有り。

石段下れば、直ぐに夏山登山道駐車場へ戻ります。    P1070406

大山寺の大駐車場から大山の全貌眺め、目に焼き付けます。

大山寺の山門更に大神山神社へも少し足を伸ばします。

P10704101 P10704121
(写真 左) 大山寺山門
(写真 右) 大神山神社鳥居

周辺散策して大山を後にします。

   **********  私見  **********

古来 〝馬には乗ってみよ、人には添うてみよ〟と言う諺の
通り、やはり一度訪れて見れば、新発見・認識新たなるものあり。

大山のイメージは出雲富士と言われるような秀麗な姿と
ダイセンキャラボクそして志賀直哉著[暗夜行路]での大山

その程度だったのですが、今回自分の目で見て、その山容は
東西に長く伸び、見る角度の違いで 出雲富士と全く様相が
異なること。
それもその稜線は見事なまでに南北面が切れ崩れていること。

また大山寺は天台密教の重要ポジションを占めていたことetc

この度の大山登山で、また 知ったかぶり 増えたのです。

=====     ======   ======

序でに)
越後新潟から片道約1000キロの旅です。
折角なので二人とも見たことが無い 鳥取砂丘 へ車を
走らせます。途中 因幡の白兎の白兎海岸もあったようです。   P10704131 P1070414   P10704201

鳥取砂丘の様子です。
平日の午後ですが、多数の観光客が見物に…
でも 会話は殆ど中国語 一寸違和感感じます。
馬車やラクダも仕事をしています。
あまり見ることの出来ない風景 ここもきてよかった!
と思うジィ~ジです。

蛇足)

暇人ジィ~ジと相方R9から暫くR178で海岸線を辿ります。  P10704231
   山陰海岸の一部 3時30分頃
山が海岸に迫った細い道を、豊岡市に向かいます。
豊岡市から山陰本線に沿って養父へ、養父からは
北近畿豊岡自動車道(試験運転中→無料)を利用
(夕食は道の駅、但馬まほろば 但馬牛のステーキ丼)
丹波から舞鶴へそして小浜、若狭と若狭湾沿岸の一般国道
ひた走り、若狭の立ち寄り温泉で入浴 みかた温泉きらら
身体の汚れを落とし、サッパリと温まり、真っ暗な三方五湖
脇目に、美浜町 マリンパークへ進みます。
この夜も例により、車中泊。
(当初 予定は若狭町縄文マリンパーク ゲート施錠され×
ケチケチ旅行の二人です。この日も一般道長い道のりと
なったのです。(ナビ搭載されてません)

  翌日に 続きます。。。。

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2007年10月25日 (木)

遠かった伯耆大山

ETC 早朝割引適用で、4時前に自宅を出発。
北陸道、名神高速道路そして吹田から中国自動車道…
更に岡山の落合JCTからは米子自動車道
いやはや 遠い事、遠い事。
それでも大山PAから今回のLONGDRIVEの目的である
伯耆大山を眺めることが出来たのです。

 P1070336
大山PAからの伯耆大山

充分に年を重ねた二人ですが、折角ここまで来たのだから、
出雲大社に参拝したいもの…と更に!
老体に鞭打ちR9安来道路、山陰自動車道 中海 宍道湖
そして松江市の街並みを横目に出雲市に向かいます。

思えば遠~くへ 来たもんだー ♪ (古いッ!)

島根県ジィ~ジも相方も始めて足を踏み入れたのです。

やがて 出雲大社到着です。

出雲大社公式HPは→コチラ

 P10703371 P1070339
(写真 左) さざれ石と説明
(写真 右) 拝殿

作法に則り参拝。二拝四拍手一拝

 P10703401
ご本殿 八足門 一般者これ以上は入れません。
ご本殿は 国宝

 P10703411 P10703431
(写真 左) 出雲大社〝縁結びの神様〟の謂れ説明
(写真 右) 出雲大社鳥居

ここまでの道中、PA・SAでお昼や休憩たっぷり取ったツケ?
時間が遅くなり殆どのお店は客も居ないので、店じまい。。

シジミ汁も、出雲蕎麦も口にする事 叶わず。(涙)

ユックリと宝物殿を見学また境内を散策したかったものの
時間的余裕も有りません。

因幡の白兎や神話の故郷たっぷり味わいたかったのですが…

八百万の神々にも…と思って見ましたが、一寸考えてみたら
陰暦 神在月だからまだ一月早かった!!

何時の日か?出来ればまたユックリとくる事にしましょう。

出雲大社を跡に、来た道を米子に向かって戻ります。

米子を過ぎて、大山へ向かいます。

この日の走行距離 約1000キロ(途中立ち寄り含む)

途中のコンビニで簡単夕食買い求めます。

夕闇迫る大山への道を目指します。

大山寺登山口の駐車場でこの日は車中泊。
駐車場には我家の車が1台だけです。
綺麗なトイレも有るし、申し分有りません。

シートを倒し、即席ベッドに、寝る為の用意を整えて、
持参の冷えたBEERとコンビニ弁当で夕食とします。

どうやら有りがたいことに翌日も晴れそうな予感。

                     zzzzzzzzzzzzz 続く。

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2007年10月23日 (火)

錦織なす白馬大池界隈

全国各地から、秋本番・紅葉ニュースが寄せられている昨今。

今回は、
所属する山の会の会山行 企画実施担当はジィ~ジです。

今年3回目の企画です。

■ 白馬大池  2400m. 白馬乗鞍岳 2456m.

所在地  長野県北安曇郡小谷村
山行日  10月11日(木)
参加者  女性12名 男性10名 計 22名      
行  程   蓮華温泉(9:25)~天狗の庭(10:55)~
        白馬大池(12:20‐13:10 )~白馬乗鞍岳(13:50‐
      14:00)~天狗原(14:55)~栂池自然園(15:50)~
      ゴンドラ・リフト~栂池高原山麓駅(16:25)
       行動時間 約7時間 実質歩行時間 約5時間45分 
地 図  国土地理院地形図1/25000 白馬岳【北東】
高低差  約1000 m.  

   *写真は、クリックで全て拡大

【記事】
会の山行実施に当たって一番気懸りは、当然お天気模様
幸い予報では晴マークです。

2週間前に来たばかりなのに再び蓮華温泉。

2週間前の記事は→コチラ

バスが蓮華温泉に到着するや否や
雲間から長栂山・朝日岳方面の山々が顔を出してくれ…
 P10702321
 蓮華温泉駐車場より長栂山・朝日岳

2週間前のガスガスと比べ、
この北アの一角を見れただけでも大違い。

参加者の皆さんからも感嘆の声上がります。

準備運動の後、何時もの通り相方をペースメーカーに出発です。

ラストはO氏に託します。

ロッジ脇の水場から右へ入り、蓮華七湯 源泉帯への道と
別れ、右にルートを採り、小さな沢を渡り良く手入された登山道を、
尾根に取り付きます。

 P10702361 P10702371
(写真 左) 雲上の露天風呂 蓮華温泉説明板
(写真 右) 雲上の露天風呂 蓮華温泉遠望

 P10702391 P10702531
(写真 左) 紅葉の始まった登山道先頭行く相方
(写真 右) 足元にはゴゼンタチバナの真っ赤な実

尾根の山腹をトラバースし、今度はジグザグに高度を
稼ぎます。

オオシラビソやコメツガなどの樹林帯の 蓮華の森
そして栂の森を進み、スタートから約1時間半 
天狗の庭(2,093m.)です。
樹木の枝ぶりも天狗さんが剪定?

厳しい風雪に耐え曲がりくねった樹林と、奇岩が点在。
人が手を加えたような錯覚さえ覚えるような美観です。

 P10702411 P10702421
(写真 左) 天狗の庭 標識 
(写真 右) 天狗の庭上部付近

雪倉岳方向眺めながら尾根の右山腹を、ずんずん進みます。
シラビソ帯を抜けると、両脇はネマガリダケが密生。

 P10702551

 P10702561

石畳を敷いたのような登山道を暫く進めば、
周りは、何時しかハイマツ帯に変っています。

スタートから凡そ3時間前方が開け、白馬大池の西側に
拡がる草原の一角に出ます。

足元には、紅葉したチングルマの群落が広がってます。

 P10702571
 P10702601
 チングルマ葉紅葉

新潟県の最高峰 小蓮華岳(2769m.)を眺める為、
白馬山頂に向かって雷鳥坂を少し登って進みます。
ガスの中から時折 小蓮華岳顔出してくれます。

 P10702701
 ガス湧く小蓮華岳

小蓮華岳バックにグループ別に記念撮影。

再び、雷鳥坂をUターン、大池見下ろしながらお昼にします。

全くの貸切状態 天下の白馬大池独占です。

 P10702721
白馬大池と白馬乗鞍岳方向

ユックリお昼を採ったら、大池から池の周りを辿ってゴロゴロした
安山岩の大岩につけられたマーカーを見ながら白馬乗鞍岳
(2437m.)
に向かいます

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小蓮華岳の遥か左手、ガス湧く 白馬岳杓子岳 等遠望。
再び景観を楽しむべく、大休憩です。

再び出発、
大きな露岩の急登を一気に下ります。 〝要 注意〟

ハイマツガ何時の間にか?ナナカマドに変わり、
燃えるように染まっています。

 圧巻です。丁度見頃の紅葉です。

 

 P10702881

 P10702901

天狗が原の湿原まで盛りの紅葉樹林帯の連続。
足元注意しながらも 目は紅葉に奪われます。

 P10702921_2
 天狗が原湿原木道

天狗が原を過ぎても紅葉は続きます。

 P10702971

やがて 栂池平 そして自然園に近づきますが、
紅葉は、この辺りまで下りてきています。

 

 P10702991

それまで独占状態だった大池 天狗が原もここへ来て様変わり
一瞬にして現実の世界に戻されます。

平日に関わらず、三脚仕立ての高価なカメラを携えた
数多の写真愛好家の皆さん。

時間的に皆さんも帰り時間 結構な混雑です。

栂池パノラマウェイ 4時出発に乗り込みます。
ゴンドラが動き出すと同時にガスが発生。

残念ながらアッと言う間に視界は塞がれます。

ゴンドラ乗り継ぎ山麓駅へ、待っていたバスから着替えを
もって、栂の湯 へ、、、

山麓駅併設の施設なので至極便利です。

ここでも貸切状態 ユックリ気持ち良く手足伸ばします。

程よく歩き、素晴しい紅葉を満喫、〆は温泉入浴

風呂上りには、冷えたビール 。。。

満足感一杯で車中の人となります。

   紅葉満喫の山歩き お終い。。

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2007年10月18日 (木)

みちのくの紅葉求めて (4)

今シリーズ 岩手で4日目の朝を迎えます。

10月6日(土) 晴れ

この日から世間では3連休の始まりです。

予定では、蔵王の紅葉見物 です。

今回の山歩きはスケジュール的に見ても、
全て登山とは言えない位の山歩きです。

この日は折角の奥州藤原3代(4代)栄華の地に滞在中。
弁慶最後の地 衣川なのです。

まずは、どうしても行かねばならない 中尊寺

(卒業記念旅行以来42年振りの平泉 
ジィ~ジの強い申し入れです。
当時 金色堂が覆いの工事最中か何かで、
見ることが出来無かったからなのです。)

 P10702081 P1070210
 P1070211 P1070212
(写真 上段左) 金色堂拝観入口
(写真 上段右) 芭蕉翁 句碑
(写真 下段左) 経藏
(写真 下段右) 旧覆堂

始めて目にした金色堂に言葉出ません。
〝五月雨の降り残してや光堂〟奥の細道 芭蕉翁の
心境や如何に?と思われます。
鎌倉幕府によって建立された覆堂 時の政権も、その価値と
重要性の認識があったのでしょうか。

藤原3代(4代)の栄華を誇る宝物殿 讃衡藏
当時の彫刻、金工技術、その素晴しさに 絶句!

あまりにも強烈な文化財の数々を見て 
何故か山へ行く気が 少々失せて来るジィ~ジです。

3連休の始まり、きっと蔵王は紅葉を求めて大混雑するだろう。
何回か?蔵王は歩いているし、…
暇人グループは他人様の邪魔しないほうが宜しい。

いい加減な我がグループ 即座に方向変更。

今回 蔵王は遠慮しよう。
3連休楽しみの人達に紅葉を満喫して貰おう。。

山行かないのなら海が有るさ!!

東北道古川ICでR108へ乗換え、石巻市から牡鹿半島を
目指します。
我等5人全員初めての地なのです。
(42年前宮古周辺の陸中海岸は少し歩いたのですが…)

半島と言っても然程の距離は無いだろう!!と
牡鹿コバルトラインを走ります。

知らない事は、怖ろしいことです。高を食っていた所為か?
その長いこと 長いこと。半島は道が入り組む為、
結構時間が掛かります。しかしその分見返りとして
風光明媚なこと請負です。

 P1070215 P1070216
(写真 左) 入り組む半島 遥か金華山
(写真 右) 女川港先には原発も
 P10702201
指呼 金華山 御番所公園展望台より

金華山 勿論行った事有りませんが、
こんな人の記事も有ります。こんな人→コチラ
 P1070222
晴れていれば、沖合いに蔵王連山も 牡鹿町より

石巻は漁港で栄える町です。
遅いお昼を しみん市場 食堂いさばや で取ります。
ジィ~ジは、海鮮丼(酢飯=生チラシ)
相方は、アナゴ天丼

ボリューム満点、活きも良い。おまけに胴殻汁の旨い事
お代わりまでしてしまいます。(お代わり無料。)

あまりに旨く、更に安いので帰ってからの食材にと、
併設の市場でお買い物です。

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(写真 左) 酢飯海鮮丼 新鮮具沢山
(写真 右) アナゴ天丼 ボリューム有り。

帰りは、三陸道から仙台へ、更に山形道を利用し、帰新です。

この日結局 山歩きは取り止めです。
帰りの車窓から夕日で染まる蔵王連峰が見えました。
それでも 満足一杯の3泊4日東北の旅となりました。

健康管理をして来年もまた東北の山歩きを楽しみたいものです。

山歩きに関する記事ではなく、申しわけ有りません。<(_ _)>

     みちのくの紅葉求めて ( 完 )

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2007年10月17日 (水)

みちのくの紅葉求めて (3)

のんびりと紅葉求めのみちのくの山旅3日目です。

10月5日(金) 晴

盛岡南ICから東北自動車道一関ICへ、そして342号に。。

向かうは神室山地 栗駒国定公園 栗駒山[1627m.]

2000年7月以来2度目なのですが、当日はガスで
様子が全く把握できず、ただ 山頂を踏んで来ただけ

栗駒山は、宮城、岩手、秋田、3県に跨り、
円錐状の山裾を有するコニーデ型の休火山です。

岩手県側では須川岳と呼称されています。

我々今回も須川温泉からのコースを辿ります。

酸性の強い温泉 酸川→酢川→須川に変ったとか…

この日も登山にはあるまじき、昼間近からの紅葉ウォッチング。

平日ですが、広い駐車場は数え切れないほどの車の台数。

 
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(写真 左) 須川温泉付近の様子
(写真 右) 栗駒山・栃ヶ森山周辺森林生態系保護地域看板

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(写真 左) 名残りヶ原へ向かう仲間たち
(写真 右) 名残りヶ原に敷かれた木道

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 名残りヶ原の奥は、苔花平 分岐です。
我々は、右へコースを採ります。

硫黄臭の強い地獄谷に沿って進めば、やがて昭和湖にでます。
周辺では沢山のハイカーが思い思いに寛いでいます。

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青緑色の水蓄える昭和湖 昭和19年の噴火により出来た由。

昭和湖先から少し急になりやっと登山道らしくなってきます。

周りの樹木は、既に目一杯の化粧をしています。

まさに錦秋 丁度見頃になっています。

周りでも写真撮る人で一杯、度々立ち止まるので
なかなか前進できません。

以下 紅葉の状況です。

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  紅葉模様 ①

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 紅葉模様 ②

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(写真 左) 山頂目指す相方
(写真 右) 紅葉真っ盛り

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  山頂向かって

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 紅葉色々

山頂は、平日にも関わらず彼方此方のコースからツアー客含め
大混雑です。

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(写真 左) 山頂標識 
(写真 右) 山頂より須川方面見下ろす

時折ガス運ぶ冷たい風で肌寒さも感じます。

風避けて、木陰で簡単なお昼と休憩です。

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 産沼方面の紅葉の様子

団体客も後を絶たず、混雑しているので、下りは産沼へ向かって
下る事にします。

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(写真 左) 産沼標識 笊森避難小屋分岐
(写真 右) 静かな産沼

ここから山裾縫うように緩い下りを約3キロ…

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(写真 左) 名残りヶ原案内板
(写真 右) 須川温泉も間近に 

 P10701991

硫黄臭立ち込める須川温泉

この日も、写真撮り撮り、ユックリと
4時間の山歩きです。(登山とも言えません)
全山錦秋に染まる最高の紅葉を満喫でき、大満足です。

この日の 宿は 武蔵坊弁慶の立往生で有名な 衣川

栗駒山から宿に向かう途中、折角なので
厳美渓に立ち寄り、うるちの団子も食べてみます。

こんな場所に突然 渓谷 不思議なものです。

奇岩、瀑布、深淵と様々な表情を見せ、
特に川底には甌穴の発達が顕著 

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  厳美渓 ①

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  厳美渓 ②

全山紅葉の栗駒山、奇岩・甌穴の厳美渓
観光兼ねた記憶に残る1日となります。

          翌日に続く

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2007年10月13日 (土)

みちのくの紅葉求めて (2)

十和田湖温泉の宿を出た5人組, 青森から南下を開始。

 

10月4日(木)

 

まずは、前日夕方同様 奥入瀬渓流沿いに十和田湖へ、

 

まずは奥入瀬の点描です。紅葉にはまだ間が有ります。

 

 * クリックで全て拡大

 

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(写真 左) 雲井の滝
(写真 右) 白糸の滝

 

奥入瀬の源は、十和田湖です。

 

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 十和田湖観光船

 

十和田湖と言えば、乙女の像 
ジィ~ジ42年前の卒業記念旅行以来です。
(台座 変わったかな? 記憶跳んでいます)

 

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(写真 左) 乙女の像
(写真 右) 元 乙女?3人衆

 

十和田湖 朝からの観光客は、韓国人ばかりです。

 

 

 

八荷峠から十和田を俯瞰し、R103から東北自動車道を
一区間 更にR341を田沢湖町へ向かいます。

 

(途中 先日の台風の爪痕が残されている箇所も有り)

 

向かう先は、 秋田駒ヶ岳 (1637m.) なのです。

 

十和田・八幡平国立公園の南端。
秋田県仙北市と岩手県雫石町に跨っています。

 

八合目まで車で容易に行けるという先入観念があった所為か?
ジィ~ジと相方未だ 未踏の山なのです。

 

平日の為、終点の駐車場まで車は、入れます。

 

お天気も薄くもりでイマイチ その為か?車は数台だけです。

 

前日に引き続き、登山ではあまり考えられないお昼近い
時間の歩き始めです。

 

今回は、紅葉探勝 嘆賞が目的なのです。
 * 行程 時間記録省略

 

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(写真 左) 登山口ビジターセンター&避難小屋
(写真 右) 登山口設置概略案内板

 

靴履き替え、早速 色付く緩い山道歩き始めます。

 

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(写真 左) 色付く登山道歩き始めの仲間たち
(写真 右) 途中の火山帯

 

ハイマツの緑と色付くカエデの男女岳の山腹に釘付け。

 

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  片倉岳からの男女岳の山腹

 

阿弥陀池畔の木道を進みます。

 

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阿弥陀池から男女岳(女目岳)へ登ってみます。
ザラザラのガレ場の階段状の登山道一気に登ります。

 

一等三角点も置かれています。

 

周囲が一望に見渡せますが、残念ながら遠望利かず、
岩手山など見ること叶いません。

 

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(写真 左) 阿弥陀池から男女岳目指す仲間達
(写真 右) 男女岳を下る同行者

 

一休みして次に 男岳へ向かいます。
木道を一旦戻ります。

 

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 右 男岳 真ん中奥は活動中の女岳

 

一寸した岩稜も有るものの、直ぐに山頂です。

 

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(写真 左) 山頂の祠
(写真 右) 下からガスが湧き出して…

 

秋田駒ヶ岳はコニーデ型火山

 

外輪山が男岳・横岳の山稜。女岳・小岳は火口丘です。

 

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 男岳直下の紅葉状況

 

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 活動中の黒く焼けた女岳と渦巻状のお釜の小岳

 

 

 

 横岳・湯森山回るにはスタート時間が遅すぎと判断し、
 再び、駒ヶ岳避難小屋に向かいます。

 

木道脇 女目岳の山裾はチングルマの大群落が延々と…

 

 

 

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 チングルマの葉紅葉

 

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  去りがたく足が進まぬ仲間達

 

ジィ~ジ進む木道は暫くで終わり、此の先 難路 の表示。
地図上も一応破線になっているようです。

 

山道に慣れない人には勧められないようです。

 

ジィ~ジたちそのまま下ります。途中ザレ場なども有ります。
所々にロープもわたされていたり…

 

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 ロープ張られた登山道
  

 

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(写真 左) ガス発生地帯
(写真 右) 黄葉

 

今回は、滞在時間僅か4時間少々で秋田駒ヶ岳
その魅力、ほんの一部で終わります。

 

頂上効果による偽高山帯のお陰で、全国の駒ヶ岳で最大の
高山植物を有する秋田駒ヶ岳。

 

次はコマクサ乱舞する頃、湯森山 笊森山そして乳頭山まで
歩いてみようと胸に刻むのです。

 

東北の山々は趣きある秘湯も多く、ノンビリ マッタリするに
最適です。

 

毎年 彼方此方歩いて見たいものです。

 

 

 

駐車場に戻れば、既に車は2台のみ 
静けさ漂っています。

 

車は、60越えるカーブを下り、雫石町から
御所湖へ向かいます。

 

今夜の宿は 繋温泉 宿は ホテル大観 です。

 

広い広い大浴場に身体を沈め、秋田駒ヶ岳の雄姿を
思い起こします。

 

夕食の 冷えた生BEERで皆で乾杯。。

 

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(写真 左) 夕食の一部 この後も数品
(写真 右) ホテルエントランスの一部 

 

岩手の夜を満足して過ごします。

 

        翌日に続く

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2007年10月11日 (木)

みちのくの紅葉求めて (1)

何処も混むであろう3連休を避けて、ジィ~ジと相方
3日~6日(3泊4日厳密には4泊5日) 紅葉を求め
みちのく 東北の旅に出かけたのです。

同行は、O夫妻、M女史 計5名です。

10月2日 
新日本海フェリー あざれあ 23時30分 新潟港出航

10月3日(水)
予定通り5時50分 秋田港到着 

     P10609841
      あざれあ   (秋田港)         

早速 R7を一路北上。
途中 道の駅で簡単朝食、白神山地そして岩木山を遠望しながら
10時には酸ヶ湯温泉脇の大駐車場到着。
昨年に引き続きジィ~ジ2度目の八甲田山 記事は→コチラ

大型観光バスを含め、平日にも関わらず既に数十台の車・車。

今回は、飽くまで紅葉を求める山歩きです。記録時間 (省略)

今回のコースは
酸ヶ湯→仙人岱→八甲田大岳→上毛無岱→下毛無岱→酸ヶ湯

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(写真 左) 北八甲田山コース案内板
(写真 右) 目指す山 八甲田大岳

酸ヶ湯温泉付近のブナはまだ殆ど色が変わっていません。

登山口の鳥居を潜り、歩き始めて40分ほど 地獄湯の沢 の
硫黄臭が鼻に付きだす頃、
黄色く色付いたカエデが見られ始めます。

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   バックは南八甲田

沢沿いの道を渡り返し進めば、
道は平坦になり仙人岱湿原に変わります。

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仙人岱湿原の様子

湿原には八甲田清水が湧き出して居ます。
また小高いところに仙人岱避難小屋も有ります。

湿原の周りは、アオモリトドマツの樹木が取り囲んでいます。

小岳・高田大岳の分岐をそのまま北に大岳へ向かいます。

樹林帯から森林限界に代わると火山礫の少し急登に。

やがて噴火口の一つ 鏡沼に出ます。

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(写真 左) 鏡沼脇のナナカマド
(写真 右) 鏡沼を見下ろして

階段状の 火山礫の道を辿れば、八甲田大岳山頂 到着。

山頂到着少し前から、ガスが湧き出し、かなり肌寒く…

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山頂には このほか 一等三角点も在ります。

快晴であれば、太平洋・日本海同時に見えるらしい。。

ガスを運ぶ冷たい風で、山頂をそこそこに
簡単お昼は 少し下り大岳ヒュッテでとることにします。

避難小屋周辺は、ツアー客含め大賑わい。

寒さを覚えるほどなのでBEERも遠慮。
パンとインスタントコーヒーとツマミの簡単ランチ。。

ガスが晴れず、井戸岳・赤倉岳はパスし、毛無岱に向かう事に。

小屋前の休憩所から少し先には、木道が敷かれて居ます。

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大岳避難小屋を後にする相方

黄色が多く見られます。

暫くすれば上毛無岱に出ます。

草紅葉今が盛りと思われます。まるでビロード。。

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 上毛無岱

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(写真 左) 色づくナナカマド
(写真 右) 大きな池塘

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  紅葉の上毛無岱

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今が盛り・見頃の毛無岱

上毛無岱の木道をひたすら辿ればやがて急な階段。

眼下には、下毛無岱が一望の下に拡がります。

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下毛無岱に向かう多くのハイカー 池塘点在の下毛無岱

下毛無岱の景観をたっぷり楽しみ紅葉黄葉の樹林帯を
進み、城ヶ倉分岐を横目にツアー客を追い越していけば
眼下に、酸ヶ湯温泉が飛び込んできます。

平日にもかかわらず、団体客も多数、さしものあの千人風呂も
多分混雑だろうと推察し、今回はパスします。

今夜の宿は、十和田湖温泉です。

途中
42年前の秋、友人4人で卒業記念旅行で歩いた奥入瀬
既に 殆ど記憶に無いものの少し歩いてみます。

ブナの樹木はまだ黄葉には間がありそうです。

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台湾からのツアー団体客?が多勢で吃驚です。
奥入瀬の紅葉本番は、10月下旬頃でしょうか?

 石ヶ戸付近少し散策して、宿へ向かいます。

この度は、快晴にはならなかったものの昨年とは
また趣の異なる八甲田の景色を堪能 良かった。

宿での 温泉とBEERで大満足 大満足。

                続く

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2007年10月 9日 (火)

ガスガス風吹大池

予報では晴れの確率高いのに…

■ 風吹大池  1780m.

所在地  長野県北安曇郡小谷村
山行日  9月29日(土)
参加者  女性16名 男性7名 計 23名      
行  程   風吹大池登山口バス停(9:25)~笹目尾根(10:20)
       ~白馬大池分岐(11:35 )~風吹山荘(11:55‐12:40)
      ~風吹大池1周~風吹天狗原(13:50)
      ~風吹大池登山口バス停(15:35)
       行動時間 約6時間10分 実質歩行時間5時間20分 
地 図  国土地理院地形図1/25000 白馬岳【北東】
高低差  約400 m.  

   *写真は、クリックで全て拡大

【記事】

北ア最大の面積を誇る山上湖を求めて

この度は、ジィ~ジ所属の山の会の会山行

企画・担当はジィ~ジです。

男性7名 女性16名 計23名の老老(失礼)男女の参加者。

中越沖地震の道路復旧工事の規制の影響も有り、
おまけに蓮華温泉への蓮華温泉線は、バスにはキツイ急勾配
ジィ~ジの立てた計画より約20分ほど予定遅れ。

3班に別れ、夫々ウオーミングアップ

先頭ペースメーカーは相方、ラストリーダーは赤鬼氏。

登山口バス停から直ぐに急登の登山道に取り付きます。

大きなクロベや樹林帯に切られた急登の道が約1時間。

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(写真 左) 根が露出した大きなクロベ
(写真 右) 相方先頭にしてスタート

足元には、何種かの茸や、シラタマノキ、ゴゼンタチバナノミ等

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息切らしながら1時間程頑張れば、笹目尾根に取り付きます。

ここまで来れば、殆ど登りは終わり、小さなアップダウンが
二つほど…

フスブリ山(1944.3m.)の脇まで進めば、
木道が敷かれた草原に変わります。

湿地帯で所々泥濘の道も有るものの、気持ちの良い景色です。

草紅葉も始まっています。

お天気が良ければ、北アの山も幾つか見えるのですが…

ガスで目隠しされてます。

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 Lリーダーは赤鬼氏 (身の丈五尺九寸 体重二十貫五百)

風吹天狗原に出れば、山荘まで直ぐです。
肝心の 北ア最大の山上湖は靄って見えません。(泣)

ほぼ予定時間通り、山荘に到着。
小屋前の板敷き場所で、お昼とします。

一向にガスが晴れる気配が有りません。寧ろ濃くなる様子。
半袖 ジィ~ジの腕に鳥肌立ち始めます。
あまりの寒さに1枚羽織ります。

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(写真 左) 小屋前に設置された概念表示板
(写真 右) ソーラー備えた山荘

折角の BEERも夏とは感じが異なります。
それでもユックリ40分ほどお昼の時間を楽しみます。

お昼を終えると、目的の 風吹大池嘆賞時間としますが
ガス ガス 池にはガスが充満 全くその大きさ把握できません。

今にも、池から大蛇が空に向かって舞い昇ってきそうな…

ジィ~ジ4回目ですが、こんな様子は初体験。

参加者の皆さんに悪いような…

それでも雰囲気味わうべく大池1周始めます。

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(写真 左) 大池脇周遊道 ガスで広さわかりません
(写真 右) 大池の近くの〝神の田圃〟

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(写真 左) ハナホウキタケの1種?
(写真 右) 大池周遊路

風吹大池の周辺には衛星のように幾つかの小さな池が点在。

大池一周し、風吹天狗原から往路を戻ります。

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往路を戻る参加者の皆さん。

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(写真 左) ツバメオモトの実
(写真 右) ノリウツギ?
草原台地から笹目尾根 急登を下れば風吹大池バス停。

迎えのバスに乗り、向かうは蓮華温泉ロッジ

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(写真 左) 蓮華温泉総湯〈内湯〉 男性
(写真 右) 蓮華温泉外観

温泉で冷えた身体を温め、サッパリして外へ出てみると…

雲の切れ間から 長栂山?薄っすらと

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(写真 左) ロッジ前から朝日岳方面
(写真 右) 駐車場設置の標識板

謙信公の時代に発見された蓮華温泉。
明治27年(1894) ウェストンはここから白馬岳へ

参加者の皆さんに 風吹大池の広さは解って貰えず
お気の毒でしたが、神秘性を秘めた雰囲気でそれなりに
楽しんでいただけたかな~
リーダーとして、雨具着る必要が無かった事が何よりです。

何時もの通り、新潟までの3時間弱のバス車内は
アルコールもはいり大賑わい。

  全員無事で終着です。

     この項 終わり。。

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2007年10月 7日 (日)

赤牛岳へ向かって (後編)

赤牛岳登れば読売新道へルートを採るのが普通?と思われますが、
へそ曲りジィ~ジは経費節減理由でピストンです。

■ 赤牛岳(2864m.) 200名山

所在地  富山県富山市
山行日  9月21(金)~23日(日)
同行者  相方 計 2名

      23日 晴 /曇
行  程  水晶小屋(6:20)~真砂岳分岐(7:55)~
      南真砂岳(9:07)~湯俣岳(10:25‐10:40)~
      晴嵐荘(12:22-13:15)~高瀬ダム(15:40)
       行動時間 約9時間20分 実質歩行時間7時間45分 
高低差  1620 m.  

   *写真は、クリックで全て拡大

【記事】

この日は下山して真直ぐ自宅へ戻ればOK
慌てる必要も有りません。

小屋宿泊の半数以上の登山者は、赤牛岳へ向かいます。

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   槍ヶ岳・穂高シルエット

小屋で朝食食べてジィ~ジも下山支度です。

  P10608801 P10608811
(写真 左) 水晶小屋朝食内容
(写真 右) 水晶小屋入口 

お天気降りそうにないものの、スッキリはしていません。

6時20分 赤牛岳登頂の目的終えて、下山開始です。

読売新道は下らなかったものの、もう一つの目的は、
未だ歩いた事の無い、竹村新道 を歩く事でもあったのです。

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(写真 左) 下山開始の相方
(写真 右) ガス湧く中を下る相方 

東沢乗越を過ぎて真砂岳に向かって登り返しです。

小屋から約1時間半強 行く手に標識。

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(写真 左) 南真砂岳分岐標識
(写真 右) 真砂岳山頂直下ガレ場のトラバース道。

樹木は既に秋モード…

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(写真 左) 赤い身を付けたナナカマド
(写真 右) 風に揺れるチングルマの花穂 

途中にはクロマメノキが群生、沢山の実を付けて居ます。

幾つか口に含みます。甘酸っぱい味が口一杯広がります。
(ホンとは 採取してはいけません。 ほんの二つ三)

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(写真 左) トラバース終えて
(写真 右) 南真砂岳へ向かって

やがてハイマツ茂る南真砂岳が目前に…

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湯股まで4時間と標識有り 

先はまだまだ長~い 長~い

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(写真 左) 南真砂岳から先は急降下 梯子が有ったり
(写真 右) 片側切れ落ちたガレ場もあったり

下るに連れて樹相も変わり、潅木も多くなります。
周りは、間違いなく秋を感じさせてくれます。

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(写真 左) 竹村新道下る相方
(写真 右) 湯股岳山頂 三角点

小屋からユックリ下り約4時間 湯俣岳(2378.7m.)山頂到着。
三角点だけの狭い山頂。密生する樹木で展望利かず。
コーヒー飲んだりユックリ休憩。

ここまでくると、北アの雰囲気もあまり感じなくなります。
休憩したら最後の下りに掛かります。

針葉樹林帯の中、ふかふかの落ち葉を踏みしめ下山です。

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(写真 左) 樹林帯の中進む相方
(写真 右) 眼下に湯俣川

2017m.のピークを過ぎれば、急勾配の尾根道となります。
1640m.の展望台からは崖っぷちの狭い嫌な登山道が暫く
続きます。

もしもう少しお天気が良かりせば、この辺りから
槍ヶ岳と北鎌尾根がバッチリ見えるはずなのに…
生憎薄っすらとガスで覆われて…

やがて長い下りも終わりを告げてくれます。

南真砂岳付近で時折、クロマメノキの実を幾つか口にしたり
最後の下りを慎重に歩いたり
凡そ小屋から6時間(含む休憩時間) 竹村新道終点です。

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(写真 左) 湯俣川の真っ青な水湛える貯水池
(写真 右) CT標識

河原では 若いグループのテントが2張りほど
(ここの河原を掘れば温泉が出ます。)

小屋でBEERを求め、前のベンチでお昼です。

良く冷えたビールが疲れを吹き飛ばしてくれます。
旨い 旨い。一気に飲み干します。

30分程休んでいたところ
小屋で同宿の100名山目指しの東京杉並在の単独行氏が
到着。此の先行動を共にする事にします。

聞けば、水晶岳が100名山の98座目だったとか、
残すは 早池峰岩手山 10月の始めには
達成したいとの事です。

たまたま 温泉目的の客が小屋まで小さな蛇を見つけます。
まだ 若いマムシです。小屋の若い衆が取り除きます。

 P10609151 P10609161
(写真 左) 湯俣温泉晴嵐荘
(写真 右) 子マムシを割り箸で捕獲する宿の若い衆

小屋前で1時間時間を費やし、
愈々高瀬ダムに向かう最後の歩きです。

湯俣川に掛かる吊橋で対岸へ渡ります。

川床が岩稜のせいか?流れる水の透明度の高い事!

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 晴嵐荘と結ぶ吊橋

ここから10㌔弱 ダムまで先は結構な道のりです。

時折 温泉目的の人達と交錯します。

高瀬川にそって気持ちの良い道が1時間ほど続きます。

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(写真 左) 高瀬川沿いの遊歩道
(写真 右) 名無沢脇の名無避難小屋〈あまり利用したくない〉

高瀬川が高瀬ダムに変わると林道終点広場に出ます。

ここからダムまでは未舗装の砂利道となります。

ダムに沿っての林道歩き、途中に3箇所ほどトンネルや
発電所も出てきます。

最後の高瀬トンネルは約1キロ
真っ暗な長い長いトンネルです。

このトンネル抜け出せば終着 高瀬ダム。

ここで 今回の山歩きに終わりを告げる事になります。

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(写真 左) 高瀬トンネル 約1キロ
(写真 右) 高瀬ダム  

暫くすると下からTaxiが上がってきます。

単独行氏と相乗りで七倉山荘へと下ります。

七倉山荘前の駐車場から単独行氏と一緒に3日間の
汗を流すべく、直ぐ近くの 葛温泉T館へ…
内湯も露天も泉質が良く、鄙びた秘湯です。

山での思い出に浸り入浴、まさにこれまた至福の時です。

満足感一杯で身体を拭い 着替えをして浴室を出て
相方を待ちます。

一寸した事件は ここで発生。記事は→コチラ。。。

葛温泉T館を後に、単独行氏を大町駅まで送り、
われ等は北陸道を目指します。

赤牛岳・竹村新道 無事当初スケジュールの終了です。

また 一つ新しい体験できて満足であり、そして感謝です。

                          (完)

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2007年10月 2日 (火)

赤牛岳へ向かって (本編)

2日目の記録です。

■ 赤牛岳(2864m.) 200名山

所在地  富山県富山市
山行日  9月21(金)~23日(日)
同行者  相方 計 2名

      22日 晴 /ガス
行  程  野口五郎小屋(5:45)~野口五郎岳(5:55‐6:05)
      ~東沢乗越(7:30)~水晶小屋(8:10‐8:25)~
      水晶岳(8:55‐9:00)~温泉沢の頭(9:50‐9:55)
      ~赤牛岳(11:40-12:10)~温泉沢の頭(13:55)
      ~水晶岳(14:40-14:50)~水晶小屋(15:15)
       行動時間 約9時間30分 実質歩行時間8時間 
高低差     

   *写真は、クリックで全て拡大

【記事】

この日の予定は、赤牛岳登頂です。

赤牛岳から先はどうするか?

読売新道へ下るのが一般的。

読売新道 勿論歩いた事が有りません。

只、ネット検索してみると最後がダラダラと長いとか…
更に、車の回収に小1万円かかるし…

あーだ! こーだ! と話し合いの結果、
今回は読売新道パスで戻る事に、決めたのです。

ガイドブックCTは9時間50分

5時前朝食採らず赤牛岳めがけ、早立ちするパーティが殆ど。

朝食採るは、我等の他、烏帽子へ下る、三俣へ向かう…連中。

P10607971 P10608001
(写真 左) ハート型の目玉焼き卵 クロマメノキのジェル
(写真 右) 5時37分 燕岳方向より日の出

食事を終えて小屋を後にします。
P10608031
目的の赤牛岳が朝日を浴びて名の如くユッタリと…
モルゲンロートの素晴しさ (後方は薬師岳)

まずは、ゴロゴロ岩の野口五郎岳山頂へ向かいます。

P10608041 P10608051
(写真 左) 雲海に聳える立山雄山
(写真 右) 槍・穂高バックの真砂岳に向かう相方

P10608111 P10608121
(写真 左) 変形ティカータスポーズのジィ~ジ 年考えろ!!
(写真 右) 鷲羽岳と奥に笠ヶ岳

ノンビリ山頂で四周を眺め、写真を撮ったり…

山頂から少しダラダラと下り、真砂岳へ向かいます。

ここでTaxi同乗そして同宿の単独行氏と挨拶交わし分かれます。

更に少し下った岩稜帯に差し掛かる頃、
急に谷からガスが湧き出して…
でもお天等様も照り…

P10608231 P10608251
(写真 左) 一瞬にしてガスが谷を覆う
(写真 右) 上空にはお日さまがキラキラと

こんな状況になれば→ブロッケン現象期待 大。。

ヤッパリ出てくれます。昔の人はここに仏様を見たようです。

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(写真 左) ブロッケン発生。
(写真 右) 靄ってる槍ヶ岳。

東沢乗越(2,734m.)辺りに着く頃には、ガスも霧散霧消

行く手には大きく羽広げる鷲羽岳が立ちはだかります。

ここから左が切れ落ちた岩場の登りが少し続きます。

躓かぬよう気を引き締めて進みます。

P10608321
堂々聳える鷲羽山

P10608351 P10608361
(写真 左) 左のピークに小さく小屋。右に水晶岳
        左側かなり切れ落ちてます。
(写真 右) 水晶小屋では、屋根で布団干し。

ここからは、目的の赤牛岳に向かうだけ…

突然 相方が「読売新道にしようか!」

ジィ~ジは、一旦決めた事をあまり覆して欲しく有りません。

小屋目のベンチで、あ~だの!こ~だの!

長い話し合いの結果、ここから赤牛岳予定通りピストンと決まります。

ジィ~ジと相方3度目の黒岳(水晶岳)へ向かいます。

小屋から少し進めば、鷲羽岳、雲の平へのルートがハッキリと。

P10608381
鷲羽岳へのルート 奥に笠ヶ岳

小屋から約30分で3度目の水晶岳登頂。
山頂独占 誰も居ません。

P10608401 P10608421
(写真 左) 水晶岳山頂標識
(写真 右) 眼下に雲の平、真ん中奥に笠ヶ岳

水晶岳山頂岩場を少し下れば、
直ぐになだらかな赤牛岳へ続く稜線。

途中には二重山稜有り。ガス発生の場合は要注意。

P10608451

下りながら、小さなピークを二つ三つCTは3時間です。

P1060846 P10608471
(写真 左) 温泉沢の頭 高天原へのルート 
        現在はかなり荒れている様です。
(写真 右) 北ア女王薬師岳は、〝竿さしゃ届く

温泉の頭から小さなピークを3箇所ほどクリアーすれば…

やがて 目的 赤牛岳山頂 2864.2m. 到着。

なだらかな 広い山頂です。

P10608491 P10608501
山頂標識

第一の目的達成。
360度四周は山 山 山。。。

早めのランチををユックリと採る事にします。

P10608551 P10608561
(写真 左) ここから読売震度へ急降下
(写真 右) 黒部湖

ランチを採りながら来た方向を眺めます。黒岳は遥か彼方。
(あそこまで戻らねばなりません)

P10608541
真ん中 ピーク黒岳(水晶岳)山頂

ランチが終わり、今夜のネグラへ向かって戻ります。

P10608581 P10608591
少しずつ、赤牛岳が遠くなり…

黒岳が近づく頃にガスが湧き出し ガスに包まれます。

P10608661 P10608691
(写真 左) 水晶岳手前の岩場
(写真 右) 水晶岳ルート標識。

小屋に近づく頃には、またガスが晴れだして…

先ほど登り返した黒岳がどっしりと屹立してます。

P1060873
どっしり貫禄充分 水晶岳(黒岳)

受付で正式に宿泊手続きをとることにします。

三俣小屋から湯俣から…他からの登山者 約20名強。

布団1枚1名楽々スペースです。

プレカットされた木軸の今年新築の真新しい小屋です。
(以前とは隔世の感アリ)

布団もふかふか 気持が良い。

夕食は、定番 少し辛目のカレーです。
ジィ~ジは、山盛り軽く2杯平らげます。

P10608741 P1060877
(写真 左) 上棟
(写真 右) 夕食カレー

夕食終えて外に出てみると、少しガスがかかり、
三羽の雷鳥が忙しそうに餌を啄んで。。。

オコジョも1匹素早く動き回って…(写真撮れず)

身体も少し冷えてきたので、寝場所に戻り布団を掛けます。

念願の 赤牛岳眺めるだけでなく、その頂を踏めて
大満足の1日となったのです。

追)
秋の草花
P10608211 P10608391
P10608621 P10608481

     この項  お終い 

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