GW前半は…
昨年は、29日、30日でしたが、今年は天気具合予測して2日早く、27日、28日で、行き先は、昨年同様ジィ~ジがこの世に生を受け、高校卒業まで朝な夕なに仰いできた立山です。
昨年の記事は、→ コ チ ラ
4月27(金) 晴
今回もO夫妻と4人のメンバーです。
昨年と同じく3時半頃 新潟西ICスタート。
立山IC手前、有磯海SA で休憩ユックリと朝食を摂り、再び出発、立山駅到着は6時40分過ぎです。
平日の為? 昨年と大違いで周辺は閑散そのもの。
ケーブル駅前の駐車場に楽々駐車出来ます。
始発ケーブルは7時 ところが美女平からのバスが7時40分との事。短い時間のケーブル乗車、上で待機していても仕方ないので敢えて2便の7時20分と決めます。
29日からのGWは、ケーブル始発も早くなり、室堂行き直通バスも運行され人員輸送の対応がされます。
この度の立山 HAPPENINGが…それなりに
HAPPENING その1
予定通り、美女平7時40分バス発車。途中車窓からの北アの女王〝薬師岳〟も相変わらず美しい。(ガラス越しの為、写真なし。)
ところが!!!
室堂直行の筈ですが レレレッレ
弥陀ヶ原でバスは停車… …何で???
理由)
前日雪が降り、雪壁を塞いでしまい目下除雪中との連絡です。ロータリー除雪車が唸りを上げ雪を吐き出し健闘しています。ここで約30分弱待機です。バスから降りて状況確認です。
バスから降りて、一寸一服一休み。。
9時少し前に漸く、室堂ターミナル到着です。
除雪の為 時間を費やすなんて 想定外!!
小さな一寸したハプニングでした。
でもこの度は、何処を登るか特に決めては居ません。
昨年は、雄山登頂 (O夫妻は別山乗越まで縦走)
サテ これからどうしよう。。。
先ずは一ノ越に向かって見ることに…
ここ2,3日新雪積り、純白でバフ バフ バフ バフ ♪♪
一ノ越山荘、雄山に向かって (クリック拡大)
前泊のスキーヤー ボーダーの先導が2,3組だけ、山へ向かうパーティは、我がロートルチームのみです。
新雪が降ったので10センチほど潜りますが、ツボ足で歩く事が出来ます。
クラストの入った部分に陽の光がキラキラと眩く光っています。
雄山に陽が当たり光り輝いて…(クリック拡大)
一の越山荘は、従業員の若者が総出で雪掘り真っ最中。
流石に風も肌を刺しマイナス12,3度冷たい。
雨具をWINDBREAKERとして着用し、更にアイゼンを装着します。
眼前の針ノ木岳更に笠ヶ岳から槍ヶ岳そして穂高…何時もながら良き眺めです。只し、残念ですが富士山は今回見えません。
針ノ木岳方面(クリック拡大)
東一の越方面に下るスキーヤーが2,3人、雄山へ向かう登山者は1名です。さて我々はどこへ向かうか決めねばなりません。
雄山は昨年も登ったし、イッソこの時期この近くで登った事の無いところへ行こう!!
この近くのピークは龍王岳(2872m.) 勿論 薬師への縦走の折とか二度程、登頂の経験有りますが、残雪のこの時期は未経験です。
衆議一決 一ノ越山荘の脇から龍王を目指します。
露出の岩は、シッカリ凍結(クリック拡大)
龍王岳を目指します。(クリック拡大)
心地良くサクサクとアイゼンが利きます。
誰も居ないところを好きに歩けると結構贅沢な気持ちになれます。
富山大学立山研究所から白山遠望(クリック拡大)
平野隔てて遥か彼方には、加賀の国 白山がその姿を…
ザックをデポし、ピッケル片手に愈々龍王目指し…
五色ヶ原 上段は雲の平、北アの山並(クリック拡大)
ATTACK ATTACK ATTACK
ジィ~ジと相方も同行です。
数センチの新雪が被っていますが、岩肌の上はピッケルもアイゼンの爪も立たない凍結状態。氷をカットしながら一歩一歩登りますが、 なにせ技術力が無く、且つBALANCE感覚の無いジィ~ジは、山頂より高度差約30m.の地点で、ハイタイ~!!
流石に凍結状態から判断して相方も同調です。
結局 O夫妻2人で登頂して貰う事に…
慎重に足場を築きながら一歩一歩 …登頂です。
おめでとう。。ヤッパリ技術が違います。
下りは、登りよりも遥かかに危険状況増します。
O夫人 下りてから 「凄くコワカッタ~ 」 との言。
龍王岳をあとにして4人は浄土山(2831m.)に向かいます。
マッタリと広い山頂。我々4人の世界です。贅沢を絵に描いたようです。
劔岳も頭だし (クリック拡大)
浄土山 占拠ダ!! 誰も居ませ~ん。
飽かず劔岳眺めるO夫人と相方(クリック拡大)
雄山から別山の稜線、そして劔岳も堂々とその姿を…
劔岳遠望 (浄土山より)
HAPPENING その2
絶景を充分満喫した我々、ルンルン(古い!?)気分。
室堂平への下山を夏道方向へとっても面白く無い。
「直接往路へ取り付こう」 と 30度近い勾配をトラバース気味に下降開始です。所々クラスとも入っており、慎重に進みます。遥か眼下に一の越に向かうスキーヤーも米粒状態で散見されます。
高度差100メートル強程、下ったでしょうか?急に勾配はきつさを増します。どの方向を見ても楽な傾斜は有りません。所々突起した岩もあります。ジィ~ジの技量では、無理しても時間と危険が伴うだけです。未だ暫く山を楽しみたい!!結局登り返す事に決定です。30分以上費やして漸く浄土山の一角へたどり着きます。
アイゼン ピッケル歩行訓練になってしまいました。
これまた 思わぬHAPPENINGです。
再び龍王岳方向に進路を取ります。
足元には 餌が乏しく更に寒さで凍死?したのか イワヒバリの屍骸が何羽も見受けられます。
凍死したイワヒバリ (クリック拡大)
龍王岳へのルート近くに着きます。ここからは一ノ越山荘へわざわざ寄らなくても急傾斜でも下れそうです。
一ノ越山荘付近に向かうボーダー、スキーヤーもまだ何組か見受けられます。我がロートルチームひたすら下ります。
一ノ越への往路は近い モデルO氏 (クリック拡大)
ミクリが池もまだ雪で埋まってその姿は望めません。
ジィ~ジの好きな奥大日岳も目も前に迫ってきます。
地獄谷と奥大日岳(左肩大日岳)
雷鳥沢の幕営地にはカラフルなテントが10張り程度です。翌日は大混雑する事でしょう。
今夜の、我がチームの宿は、昨年同様 雷鳥荘 です。
この宿の 温泉展望風呂がお気に入りなのです。
温泉入浴の後の夕食時間までは、何時も通り持ち寄りのALCOHOLやツマミでユックリと寛ぎます。
夕食MENU (クリック拡大)
夕食時には改めて 乾杯~。。
富山湾の 蛍烏賊やカジキマグロの昆布〆の刺身、蒲鉾入りの鍋、等が用意されてます。
チョコット飲んで、腹いっぱい食べて、よく喋って部屋に戻れば、後は 気持ち良く寝るだけです。
翌日の予定は別山乗越まで登り、劔岳の雄姿をカメラに収めようか…
お天気予報は、一寸急に変わったようです…
HAPPENINGは翌日に続きます。
To be continued
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