ジィ~ジとバァ~バの遠征登山 ①
1週間東京で思う存分孫達相手に遊んだジィ~ジと相方。
自宅に戻り4日、またまた お出かけ準備です。
行き先は、ブロガーの皆さんの情報をベースにします。
今回は、
昨年9月のTiCAさん と 今年5月のまゆ太さん の記事を勝手に参考とします。
二人だけの山旅 大した準備も要りません。
* 写真は、全てクリックで拡大
11月14日(火) 晴
先は長いし、費用の節約も考え、早朝3時半過ぎ自宅出発。
ETC深夜割引制度を利用します。
運転交代の為、相方さんには隣でユックリ休んで貰い、ひたすら北陸道を辿ります。
(2、3時間で都度交代運転)
残念ながら、途中、立山・剱岳は雲の中で、顔出してくれません。
それでも福井・滋賀県境近くからは、伊吹山が迎えてくれます。
米原からは、名神高速道に変わります。
多賀SAの情報センターのお姉さんに行き先アドバイスを受けます。
貧乏ジィ~ジ 車にカーナビなんてついている訳、有りませ~ん。
関西弁で、優しく教えてくれます。(柔らかい関西弁好きです。)
教えられたとおり、吹田JCTから近畿自動車道へ、更に南阪奈道路へ出てます。橿原市からR169沿いに進みます。大淀町でお昼少し前、腹こしらえに うどん屋さん立ちより、天ザルうどんをオーダー(結構美味ナリ)序でに、夕食用に 柿の葉寿司を購入。
吉野川沿いのR169は紅葉 真っ盛り。些か運転疲れでたださえ鈍い勘も落ちてきてますが、自然の成せる業が気力を奮い立たせてくれます。
R169途中 トンネル手前から、大台ケ原公園線(ドライブウェイ)を道なりに、ドンドン高度を上げ約15,6キロ やがて広大な駐車場と売店やトイレ、宿泊所、そしてビジターセンターが現れます。
13時45分
新潟の自宅を出て、途中休憩入れて約10時間 奈良 大台ケ原 へ到着です。
相方と交代運転といっても、高齢者の二人よくも頑張ったものです。
何は、ともあれ当初考えていた時間より2時間弱の早めの到着。幸い雨も降っていません。当然 登られねばなりません。早速靴履き替え準備をします。
14時05分 ビジターセンター脇 出発。
良く整備された、なだらかな遊歩道をユックリ歩きます。途中、階段状のところも有ります。暫くして地元の方でしょうか?単独行のハイカーを追い越します。
山頂手前からは、植生保護の為、シッカリした木製階段が取り付けられてます。
14時35分‐14時45分 日出ヶ岳山頂到着。
歩き始めて30分程で 日出ヶ岳(1,695m.)山頂到着です。
年間5000ミリもの雨が降る地へ始めて来て、雨にも当たらずラッキーこの上なしデス。
山頂には、立派なウッドデッキ風の展望台も有ります。
(写真 撮り忘れ?)
また 山頂標識と三角点も…(ちょい 寂しい標識!)
残念ながら富士山までは、見えませんが800年を遡る源平の時代を思い起こしてくれる熊野灘、小島点在の尾鷲湾 ジィ~ジにとっては、興味津々の眺めです。
雲はどっぷり掛かっていますが、雨は降らないようです。
歩き始めて30分、まだ暗くはなりません。
往路を少し戻り、分岐から正木嶺方面を目指します。
空の一部も雲が切れ、時折 陽も射してくれます。
植生保護の為、お金を掛けた木製のシッカリした階段が続きます。
トウヒは、伊勢湾台風で被害を受け、また鹿にその樹皮を剥がされ、生育出来なくなったようですが、異様な雰囲気です。
15時10分 正木ヶ原
正木ヶ原はトウヒの南限との事です。
トウヒと、鹿に食され背が低くなったイトザサ(都笹)が一面に広がってます。
15時28分 牛石ヶ原
イトザサの平原に魔物を封じ込んだとか伝説有る牛石が、そして あたかもそれを守るかのように立っている八咫烏に導かれ東征の神武天皇の像も有ります。
以前 イトササは、牛石が隠れる位の背丈だったようです。
やがて 笹原の中に 問題の ニホンシカ が6,7頭。
我々を見ても、泰然として逃げるところの話で有りません。
15時40分―45分 大蛇嵓
牛石と御手洗池まで石畳の道を進み、最後の岩場を越せば大蛇嵓。
大蛇の先端周辺は、落下防止の鎖が張られています。
大台ケ原最大の見せ場?この先は、1000m.ほどの大絶壁。
スッパリと切れ落ちています。
谷を隔てて対峙する大峰山塊、そして対尾根の中の滝は薄っすらですが…
大台ケ原は、日本では珍しい 隆起準平原 山頂一帯と端部では全く様相が異なります。
端部は深く深くどこまでも切れ落ちてます。
充分、景観を堪能し、戻る事に、分岐案内からシオカラ谷へ下る事にします。
15時52分 分岐
少し足場の悪い、急勾配の登山道、トットコトットコ下る事、約20分。
この辺り 石楠花坂 花の時期には綺麗な事でしょう。
16時10分 シオカラ谷
(去る10月23日ツキノワグマ目撃された由)
シオカラ谷からまた少し登り返し、笹原に切られた登山道を進めば、大台山の家が現れ、更に数分でビジターセンター到着です。
16時40分 大台ヶ原ビジターセンター 着。
ラッキーな事に、当初想定の予定より、早く到着する事が出来、更に雨にも遭わず、3時間弱の 大台ケ原 東大台コース を堪能することが出来ました。
自然保護、鹿始め動物との共生など様々な難しい問題が有りますが、これ以上の破壊進行だけは、留めてほしいものです。
近年 ドライブウェィの整備で年間30万人近くの人達が、訪ねてくるようですが、この山深い、その昔の大台ケ原は、いかばかりの様子だったのでしょうか?
隣の大峰山塊は1300年の歴史を有し、この地 大台ケ原には魔物が住むと謳われ、その歴史も僅か100年ほど。あまりの奥深さに驚かされます。
ビジターセンター閉館時間夕方5時。折角なので閉館間際まで見学。
広大な駐車場も数台の車だけ。
やがて夕闇が濃くなり、地元関係者?の軽トラ車が一台のみに…
ジィ~ジと相方 今夜はここで車中泊。
持参のBEERと 柿の葉寿司 簡単な夕食です。
冷え切った空には、星が光を放ってます。
物音一つしない静寂な夜。
長距離運転の疲労も有ったのか?車でも意外に早く眠りにつけたようです。
①の項 お終い。
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