会山行 赤岳~編笠山
今回の会山行 企画担当リーダーは、O氏です。
ジィ~ジは、サブ兼ラストを受け持ち。
参加者は、男性15名、女性10名 計25名。
* 写真は、全てクリックで拡大
行程
9月8日(金) 晴/ガス
新潟駅南口(6:00)→美濃戸口(9:55‐10:10)
→行者小屋(13:10‐13:45)→赤岳山荘(15:30) 泊
9月9日(土) ガス/晴
赤岳山荘(6:00)→権現岳(9:00‐9:45)→
青年小屋(10:25‐11:10)→編笠山(11:30)
→観音平(13:30‐14:30)→新潟駅南口(20:00)
この度の会山行 目的の山座は、赤岳・権現岳・編笠山の
三座走破です。
9月8日(金)
皆さん時間通りに集合、予定時間の出発。
車内では、お茶とコーヒーサービス。
途中、道の駅 新井で、用足しタイム。
妙高・火打山が迎えてくれます。
(左 妙高 右 火打)
お天気は、まずまず???
今年2度目の美濃戸口、今回は駐車場も閑散としてます。
ストレッチしたり、用意整い出発です。
時折、乗用車が、やまのこ村に向かって…
美濃戸山荘からは、行者小屋へ向かうので、南沢ルート。
会員数 数百名の会なので、今回初めて会う会員も何人か。。
同道したことの無いメンバー,力量や調子が分らない人も
中には出てきます。(参加グレードは事前に周知)
お1人だけ どうしても遅れ気味の会員が出てきます。
リーダーと相談し、ザックの荷物分担、ジィ~ジと
サブリーダーY氏、そして相方の3人でフォローする事に…
特に、病的疾患は心配無さそうなので、皆より少し
ペースダウンで歩きます。今夜は山頂小屋泊まりだから。。
行者小屋では、リーダーが時間調整,皆はユックリ昼食。
小屋手前まで、リーダーが迎えに来てくれます。
時折ガスが晴れると、大同心・小同心が顔出します。
愈々 文三郎尾根を利用して、頂上小屋を目指します。
左 先行する会仲間達。 右 間を置いて…
時折、ガスが切れると、硫黄岳も見えます。
漸く中岳分岐です。
リーダーO氏から、現在地確認の無線連絡。
ジィ~ジ 中岳分岐到着の旨 返信します。
既に、皆は、小屋に到着とのこと。
ジィ~ジからも、少し遅れるが心配無用と連絡。
岩場の足の置き場を指示したりしながら、何とか
山頂到着。。(2,899m.)残念ながら、またまたガスで視界不良。
小屋は、事前予約、また平日更にシーズンも過ぎており、
我グループで1部屋利用。布団1人1枚半位のスペース。
夕食時間まで、食堂に集まり、銘々持ち寄りの酒の肴で
宴会の開始。
アルコール入れば、同じ会員すぐ旧知の仲の状態になり
座も盛り上がります。 アルコールも進むのです。
外は、相変わらずのガスですが、夕陽が当たり、
ブロッケン現象も現れます。
*ジィ~ジ 山頂小屋は、1昨年10月23日 あの忌まわしい
中越地震当日以来です。あの日が思い出されます。
小屋が、ミシミシ揺れ、食堂のFRPの水タンクの水が
波打ち何時までも治まりませんでした。
夕食も終え、銘々寝床に入ります。
直ぐに寝息が聞こえたり、結構 賑やかな人居たり…
9月9日(土)ガス/晴
残念ながら、朝から山頂付近は、ガスに覆われてます。
朝食終わり、今回のメイン権現岳への出発です。
左 小屋をあとにして 右 キレット小屋迄は岩場の連続
時折、ガスの切れ間から富士山も顔出したりしたんですが…
天狗尾根の頭から鎖を使って下ったりしながら
振り返れば…あのずっと奥から下ってきたんです。
やがて岩棚が、砂礫の尾根に変わり、…
山頂から、凡そ1時間下りきってキレット小屋です。
(既に 今年の営業は終了。)
9月に入っているこの時期、終わり掛けとは言え、
まだ コマクサが岩場の彼方此方の点在。
右手を望めば、阿弥陀岳南稜です。
赤岳山頂、ヤッパリガス(意地が悪い。)
目的の権現岳近づきます。名物梯子も見えます。
サブリーダーY氏と相方、更に若い二人のメンバー
そしてジィ~ジが不調の会員SUPPORTします。
他の連中は、既に権現岳をクリアーし、我々を
待っていてくれます。
旭岳を登り、直ぐに下れば、梯子に取り付き。
最後にジィ~ジが梯子を登ります。
61段とはいえ、それほどの威圧感は有りません。
ハイマツ稜線に出れば、権現岳直下です。
メンバー全員待っていてくれます。
ここでリーダーと相談先へ進んで貰う事に…
ジィ~ジは、チョックラ山頂へ。不調氏は休憩してもらいます。
権現岳(2,715m.)は岩塊のピークです。
小屋周辺には、編笠方面からの登山者が多数休憩中。
ハイマツ地帯の足元には …
振り返れば、権現岳山頂です。
そしてガレ場をぐんぐん下れば、やがて
青年小屋と秀麗な姿の編笠山が行く手に現れます。
時々、花々が疲れを癒してくれるのです。
我々が到着したところで、リーダーと打合せ。
不調氏は編笠をパスする事に、Y氏と相方と3人で
SUPPORTすることに決めます。
早めの昼食を摂ったメンバー編笠に向かい出発。
我々昼食タイム。ユックリ休憩。
青年小屋 左 編笠山 右
我々も帰り準備です。編笠をバイパスして
直接下ります。
下から登ってくる登山者も結構います。
中には、「編笠の山頂はまだですか?」と問うグループも…
「??ム、ム、 ここからも行けますが、一本お間違いですね!」
どうやら押手川から直進しないで、右へルートを採ったようです。
何組も、そんなパーティとすれ違います。
緑の苔蒸す岩場の潅木樹林帯が続きますが、
不調氏ますます不調に遂には、膝に症状が…
仕方が無いので、ジィ~ジが氏のザックも背負います。
(中身は既に分担しているので重くは有りません。)
空身で休み休み下りて貰います。
どうにかこうにか、押手川そして雲海と何とか
最後の観音平に向かいます。
擦れ違った、横浜の中年団体パーティーに、
「20人位の団体どれ位前に会いました?」と訪ねたところ
「20分位まえかな?」との返事。。
我慢して歩いて貰うしか手は有りません。
休み休みしながら下っていたところ、前方から
リーダーのO氏が心配して迎えに来てくれました。
先行メンバー既に駐車場に到着している由。
皆より小一時間遅れになってしまいましたが、誰からも
避難の言葉は有りません。逆に
「ご苦労様でした。」「お疲れ様」労いの言葉を沢山受けました。
バスに乗りこみ、近くの 広河原温泉シカの湯、
ホテル八峰苑で、温泉入浴
汗を流した後は、またビール、バスに乗ってまたビール。。
和気藹々のうちに、新潟へ戻ります。
ほぼ予定通りの時刻に到着です。全員無事下山で
目的達成です。
ジィ~ジ個人的には、
北から南まで八ヶ岳 一応線つなぎ完遂です。
会山行 団体登山で他の登山者から謗りを受けたりしないよう
公徳登山・安全登山に気を配りますが、団体になれば色んな
ハプニングも起き得ます。各々が役割分担し、また参加者も
協力しあうことにより、新しい人間観家も構築される事も有ります。
個人山行と異なり、仲間内なのでカバーできるメリットも有ります。
加齢により、自分の身体に突然の変調が現れることも充分予想されます。
なるべく、迷惑を掛けないように気をつけます。
多くの個人山行の皆様、ご理解またご叱責お願いいたします。
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コメント
heppocoさま
皇太子殿下もお泊りになった青年小屋。近くには美味しい水も
有ります。八ヶ岳は、何処も良いですよね!!
編笠は昨年の11月末以来2度目でした。あの時は、新雪で
岩が凍っていました。勿論小屋は窓も塞がれ冬バージョン。
東京からACCESS比較的良いのでは??
我々の会、山岳会とは、ちと異なり時には助け合わないと…
投稿: 輝ジィ~ジ | 2006年9月27日 (水) 21:53
こんばんは。
いつ見てもジィ~ジさんの山の会は、いいですね☆
心強い!
以前から興味のあった青年小屋、いつも見る写真は遠めのものばかりだったので、こちらの写真でスッキリした気分です。
テント張るには良さそうな場所ですよね(^。^)
八ヶ岳に行きたくなりました。
投稿: heppoco | 2006年9月27日 (水) 21:03
kurimammy さま
暖かいcomment有難うございます。
山では、何故か 皆 素直になるのでしょうか?
我々の会は、Volunteerみたいなものですから、
各々助け合わないと、なかなか大変なのです。
でも 新しい人間関係が出来たり、いい事も沢山有ります。
子供達も、きっと同じ道辿ると思われますが、ハテサテ。。
投稿: 輝ジィ~ジ | 2006年9月27日 (水) 13:33
tomomiさま
comment有難うございます。
あの地震の時、清水峠の避難小屋!!ではジィ~ジよりもっと
ゆれて怖かった事でしょう。帰りが、反対方向だから車大丈夫だったのかな?
このコース変化に富むいいコース線繋ぎも記憶に残り良いですよね!
我々の会は、山岳会ではないので、おまけに年ですから色々
助け合わないとね。。。。
投稿: 輝ジィ~ジ | 2006年9月27日 (水) 13:26
みんなで助け合って カバーしあって ・・
そして最後は拍手で・・ 仲間っていいですね
こんな気持ちが 今の世の中全体にあったら・・なーんて
競争社会には無理でしょうが せめて 今の子供達に体験させてあげたいな〜 等と思いながら 読ませて頂きました。
山道で出会った人達は知らない人同士 お互いに声を掛け合うのに 何故普段はできないのでしょうね。。。。
投稿: kurimammy | 2006年9月27日 (水) 09:46
ジィ~ジさん、お疲れ様でした。
助け合いの心、山ではとっても大事ですよね。
みなさん暖かく、無事山行が終えられたことを素晴らしいと思います。
私もsanaeさん同様、赤岳と権現をつないでいないのです。
ここをつなげば、八ヶ岳がつながるのですね。
ジィ~ジさんに続かねば~
ところで、1昨年私は谷川の清水峠の避難小屋で地震にあいました。
もう、あの時期になるんですね・・・
投稿: tomomi | 2006年9月27日 (水) 08:29
テントミータカ さま
今日は、comment有難うゴザイマス。
何時もながら、全国各地の山へお出かけで、凄いITALITYと
感心致しております。小生も山好きですが、山ヤさんと
呼ばれるほどの山通では有りません。所属する山の会も、
所謂山岳会では無いので、色んな会員が居られるわけです。
山を通して、人生の後半を楽しみたいとの思いで入会した人が
多く、その分結構何かと大変な事も時には有ります。
只、助け合いながら、楽しんでもらい、何かを得てもらえれば
ありがたいと考えています。団体で、ご迷惑この上ないと思いますが、どうぞお気づきの点おありでしたら、ご遠慮なく、
ご叱責、ご注意くださいませ。
投稿: 輝ジィ~ジ | 2006年9月26日 (火) 12:24
こんにちわ!!、名残の花がとても多く綺麗・・・でも、それより素敵なのは、中高年グループ内での助け合いの様子。普段の私、団体様とすれ違うとか、追い抜かせてもらうとき、気が重くなっていたのですが、このような出来事を教えてもらうと、(年のせいかもしれませんが)読んでいて、目がウルウルしてきます。
どこかで、ジィ~ジ様の団体お会いしても気持ちよく交差できそうです。ご無事で何よりでした。
投稿: テントミータカ | 2006年9月26日 (火) 11:54
えいじ さま
おはようございます。
このノース変化に富み、歩き甲斐も有り、眺望も良い魅力的な
コースだと思います。あの日 小淵沢を朝早く出たと言う若者と
擦れ違いました。POWER一杯の凄く早い若者でした。
どうぞ お試し下さい。。
投稿: 輝ジィ~ジ | 2006年9月26日 (火) 06:31
輝ジィ~ジ さま、会山行お疲れ様でした。大人数だと色々あって大変ですね。八ヶ岳を南側に下りられたのですね。こちらのコースは頑張れば小淵沢まで行けそうですね。私も近い将来トライしてみたいと思います。
投稿: えいじ | 2006年9月26日 (火) 00:02
穂高&K さま
2日間とも雨に遭わず、助かりました。富士山もチラッと
顔を見せてくれましたし、…大人数ですが、何とか大幅な
予定変更も無く完遂。Oさん今年の担当の山行終了です。
ジィ~ジは10月にもう一つ。。(尾瀬です)
御小屋尾根からの1周コース面白い、玄人の発想コースで
流石と思います。眺望に恵まれ良かったですね!!
佐武流山前から気になっていたんですが、まだ行った事有りません。何時かアドバイス願います。
投稿: 輝ジィ~ジ | 2006年9月25日 (月) 20:10
じぃ~じさんの会の皆様は健脚揃いですね。
20人から30人の大人数のパーティでもいつも足並みそろい、通常歩行時間より大幅に短時間で歩いておられますね。
今回は不調の方がいらして、大変でしたが皆様協力して目的を達成されて良かったですね。お疲れ様でした。
我らも23・24日と御小屋尾根から阿弥陀岳をへて権現岳から西岳へと行って参りました。あのキレットの下りは膝にきますね。3日に佐武流山へ行き、体調が山慣れしたんですが、3週間もあけたら、又山不慣れになり膝がガクガクしてやっと下りてきました。
でも、天気が良くて北アルプス、南アルプス、中央アルプス、秩父の山々と見渡せ最高の山行でした。
投稿: 穂高&K | 2006年9月25日 (月) 19:19
山いろいろ さま
今晩は、単独とは珍しい。。でも貴方の事、きっと素晴しい
発見とか、出会いが有ったのでは…と思います。
でも たまに一緒に登りましょうよ!!
今日は、珍しくいい天気でしたね。こんな時に限って用有り。
皮肉なもんです。
投稿: 輝ジィ~ジ | 2006年9月23日 (土) 22:59
moaiさま
お忙しいところcomment有難うございます。
八ヶ岳小生ここ数年1月成人式の頃定番にしています。
確かに比較的、天候が安定していますよね!
ACCESS的にも丁度良く、何度行っても飽きない名峰です。
投稿: 輝ジィ~ジ | 2006年9月23日 (土) 22:54
会山行、たいへんだったんですねぇ。コンディションの悪いメンバーがいると、ガックリきますね。
22日、単独で美濃戸~赤岳鉱泉~文三郎尾根から赤岳~中岳(阿弥陀パス)~南沢でした。
23日はついでに蓼科山でした。
たまには、単独も楽しいものです。
投稿: 山いろいろ | 2006年9月23日 (土) 20:58
ひさしく、ブロッケンは見てませんねえ。
八ヶ岳は、比較的天候が安定しているので、うらぎられることの少ないいい山ですね。
投稿: moai | 2006年9月23日 (土) 20:34
sanaeさま
漸く、貴女の未踏のコース やったぁー!!笑)
このコース変化に富み、眺望も良いので、お薦めかも。
只、車で行くと、回送が面倒ですね。
今日の新潟、珍しく、すっきりとした秋空…
でも 今日は野暮用で山はお休みです。
団体登山の時も多く、一般の皆さんに迷惑掛ける事も
多々有りますが、その節は、ご遠慮なくご指摘下さい。
投稿: 輝ジィ~ジ | 2006年9月23日 (土) 11:27
どうもお疲れ様でした。
面倒見の良いジィ~ジさんたちのパーティに拍手です。
八ヶ岳は近いので気楽に行ける場所のひとつです。
この週末も行ってみようかなと思っていた所でしたが、今自宅(笑)。報告を拝見して驚いています。
このコース(赤岳から権現の間)が抜けているので、歩いてみたいと常々思っているのですが、車が多いのでなかなか行けません。
それにしてもお仲間がいると大変なこともおありでしょうけどいいものですね。いつもそう思いつつ拝見させていただいています。
投稿: sanae | 2006年9月23日 (土) 10:48
赤鬼さま
年間計画標良く見ましょうね 笑)
自分の平均ペースオーバーで歩くのも意外に疲れますねぇ~
コマクサは、岩手山で沢山見たけど、この時期に見れるなんて
所謂、想定外でした。
このコース変化有り、縦走路としては魅力有るコース。
今日は、天気がいいねぇ~ 都合悪く出かけれないけど…
投稿: 輝ジィ~ジ | 2006年9月23日 (土) 07:53
不調氏のサポート大変でしたね。だけど我が敬愛する
Oリーダーはじめ、ジイージ他皆さん見事です。これぞ
山仲間の鑑。おいらの勘違いで参加できず残念無念。
今年冬リタイアした文三朗尾根、思い出すなあ。この時期
コマクサとはたまげたあ。
投稿: 赤鬼 | 2006年9月23日 (土) 07:01
もうぞう さま
何時も有難うございます。赤岳山頂小屋はあの地震の日以来です。今回は残念ながらガスで山頂からの展望は利きませんでしたが、翌日はガスの切れ間から富士山が見えたり、変化に富んだコースで楽しかったですよ!
今年は、泊まりりの山行結構有りました。又暫くしたら
出かけてきます。まさか今の時期 コマクサ見れるとは
想像できませんでした。
投稿: 輝ジィ~ジ | 2006年9月22日 (金) 21:00
ここの山頂小屋は、いやここに限らず山頂小屋は、大好きです。
なんと言っても眺めが良いですからね~
ガスっていればダメですが・・・
それにまだコマクサが咲いていたなんて、ラッキーでしたね。
泊まりの山行き、行ってないな~
投稿: もうぞう | 2006年9月22日 (金) 20:08