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2006年7月

2006年7月31日 (月)

北の大地へ、 懲りない 編

漸く、夏本番 途端に暑い日が続いています。

  皆様 暑中お見舞い 申し上げます

今頃 きっと 思い思いの夏山を 充分にお楽しみになっていらっしゃる事でしょう。
事故起こさぬよう、遭わぬ様、気をつけてお楽しみ下さい。

     _015
                   写真 昨年3月のG岳とK岳
本文の記事と関係有りません。

7月11日(火)
北の大地の代表格、大雪山のお花畑や多種の花々を、たっぷりと堪能し、満ち足りた気分で車は、札幌自動車道から小樽へ、快調に?進んできます。

前回の二の舞をしないように、翌日の朝食・昼食・間食甘味等は、途中のコンビニで早めに調達。抜かり有りません。・・・但し ここまでは。

今夜は、また車中泊の予定なので、早めの夕食を取るだけです。

車は、小樽ICから、R5に下ります。メイン通りなので、数多くのお店が並んでいます。

ところが、駐車場つきの店は見当たりません。

ジィ~ジ腹の内〝小樽ほどの町、そのうち道路沿いに適当なところあるだろう〟

暫くすると、相方ファミレス発見。
相方    「ここにしようよ!!」

ジィ~ジ  「もっと他に有るよ。きっと」
       折角の北海道、地産地消 地元の食材を食してみたいもんね…

やがて、車は長橋バイパスを過ぎて、トンネルの多い海岸線になります。食堂、RESTAURANT全く見当たりません。

相方   「さっきの店入ればよかったのよ!!」

ジィ~ジ 「・・・・・・・。」

相方   「明日の夜は、どうせ小樽でユックリ食べるんだから…」
      「今日は、何でも良いんじゃない!!」

ジィ~ジ 「ム、ム、ム・・」 返答できません。 胸のうちは、ムカッ!!

車を止めて、通りすがりの地元の方に訪ねたところ、余市へ入る手前に有るとの情報キャッチ。

二人の意思の微妙なズレを抱きながら、無言で車は進みます。

重苦しい沈黙状態が続くのです。

それでも余市の町の入口辺りに結構大きな番屋料理の店が見えました。

まだ営業中。大きな広い店ですが、客はいない様子です。

恐る恐る中へ入ると、暇そうな調理人・板前さん二人と、受付のオジサン

ジィ~ジ  「まだ良いですか??」

オジサン  「どうぞ どうぞ」

寿司や番屋料理メニューが並んでいますが、2番目に安い<海鮮丼>と<蟹サラダ>を恐る恐るオーダー

上がり時間時に、何か安いものを頼んで、一寸悪いかな!!と気を遣うジィ~ジでした。

会話の無い二人、オジサンも変に思ったかも知れません…

味は?、 折角の割りに、精々 普通・・・かな!!

黙々とひたすら食べるだけの変なジジとババ…

食べ終わって、 「ごちそうさま」と支払、車に向かう二人。

きっと 変な客だな と思われた事でしょう。

余市の町を左折し、仁木町そして倶知安に入る頃には、宵闇迫り、雲たち込め、フロントグラスには雨粒も…

おまけに当たり方が激しくなってきます。

今日は、半月湖の駐車場で泊まる予定なのです。
 (その先に野営場のある事知らなかった。)

先ずは、半月湖への入り口見つけねばなりません。ところが真っ暗、雨は相変わらず降り止みません。

車は何時しか、真狩村へ、…絶対に行きすぎだ!! また戻ります。漸く比羅夫駅の看板が目に留まり、

多分この辺りだろう!!

漸く、相方も 「さっきこの近くで看板が有った様な…」

ユックリ走り、探したところ

有った 有った 有りました。

大きな案内看板です。只、周りが暗く、スピード出していると目に入らなかったのです。

案内板から一本道 直ぐに半月湖の駐車場が有りました。

車は1台も有りません。

雨の勢い、寧ろ強くなる一方!!

これでは、即席ベッド作るにも、仕度する為には、車から出たり入ったり、ずぶ濡れになってしまいます。

相方  「如何する?」

状況から判断すれば、無理やり濡れても車中泊、又は小樽まで引き返しビジネスホテルでも探す。その2者選択しか有りません。

相方 天気の様子と周りの様子から、完全に車中泊は拒否の様子。(当たり前?)

相方   「来年また来ればいいじゃない!!」

ジィ~ジ (ご尤もです)→胸の内
             一方では、折角現地まで来たのに…とも

車は、真っ暗な道をR5に向かって戻ります。

丁度 R5へ出る角に、明かりが見えました。
お店の様です。看板も有ります  【食事と宿泊】

駄目もとで、事情を話し、今夜の宿をお願いしてみます。

中年の美人のママさん 
  「食事は出せませんが、狭い部屋でもよろしければ…」

どうせ 何処かで泊まらなければなりません。→助かった!!

通された部屋は、小奇麗なロフト (充分です)

ジィ~ジ  「済みません、ビールはお願いできますか?」

ママさん  「サッポロの生、で宜しいですか?」

ジィ~ジ  「ハイ お願いします。」

重苦しい相方との、形式だけの乾杯 それでも漸く、
少し機嫌を取り戻した様子。 ジィ~ジ ホッ

清潔な、ふかふかの布団、そして広いお風呂

気持ちよく、眠りに就くことが出来ました。

雨粒は、容赦なくサッシの硝子に当たり続けています。

   店の名前 牧 歌  でした。

教訓 
   計画は人任せにせず、完璧に!!(途中のお食事処の選定まで)
   相方には逆らうな!!男は、ことが起きても、まず勝てない

  また また 続く・・・
   


      

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2006年7月29日 (土)

北の大地へ、 大雪山ミニ周遊

起床 6時。

車中泊にしては、周りが静かだった所為か?時間的余裕が有った為か?珍しく良く眠る事が出来ました。

お湯沸かし、インスタントコーヒーを一杯飲んで、出発準備。

ロープウェィ始発は、6時 天気は薄曇り、人出もそれなりで賑っています。

 7月11日(火) 晴/曇

  (写真は、全てクリック拡大します。)

 過って12,3年前、黒岳→白雲岳→化雲岳
 →トムラウシ山の縦走以来の大雪山です。

 本日のコースは、姿見池→旭岳→間宮岳
 →中岳分岐→裾合平→夫婦池→姿見駅
    エリアマップ 約7時間の予定

6:30旭岳山麓駅ー6:40姿見駅

売店で、お昼の為の、パンやビールを購入。
用足し済ませ、出発準備。

7:00姿見駅スタート

流石、観光地だけに、早朝に関わらず、団体客や家族連れ、沢山の人が出ていますが、肝心の山頂は、ガスで、覆われて全容を把握する事は、出来ません。 
歩き始め、10分程で、姿見池。
展望台からは、噴気の様子が見られ、池周辺には、まだ雪も残っています。

    P1000502
ここから先は、登山者・ハイカーだけの世界になります。
左手に、地獄谷の噴気活動の様子を眺めながら、火山礫・砂礫の登山道を…。

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姿見池の先で、シマリスが、お出迎えしてくれました。

8:50‐9:05 旭岳 

単調なザレ場の登りで、やがて金庫岩が、そして暫くのアルバイトで、道内最高峰 旭岳 2,290m.の広い山頂に到着です。
残念ながら、期待の大展望は、叶いませんでした。
既に何組ものパーティの登山者が寛いでいます。
折角なので、二人で記念撮影、シャッター押して貰ったり、一寸休憩です。

P1000507 三角点選点100年記念

1等三角点にタッチし、先へ向かいます。
火山礫で、足元が抜かるような歩き辛い道を下ると、やがて一寸した雪渓が現れます。ガスで四周が見渡せんが、トレースがはっきり付いているので問題ありません。(但し、時期と条件によっては注意が肝要。)

P1000516 雪渓途中の相方

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スッキリしませんが、少しガスも晴れだして…
足元には、チングルマ,など花の株も。。

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10:10 間宮岳

広大な大地の中ノ標識、間宮岳(2,185)です。
本州では、あまりお目にかかれない景色です。ひろ~い!!
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右手に、黒岳から北海岳への稜線、そして御鉢平が見えます。
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相変わらず、花は続きます。
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10:35-11:00 中岳分岐

早めの簡単なお昼。売店で買ったパンと冷やしておいた缶ビール1本。
北鎮岳、黒岳からの登山者、また其方へむかうハイカーが行き交います。
大休憩したら、再び両側に花畑を従え、中岳温泉に向かいます。

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お花畑の急登を下れば、やがてすぐに、中岳温泉。

11:35‐11:55 中岳温泉

間断なく、.。o○.。o○熱湯が湧き出てます。
脇を流れる、沢水を注ぎ、温度調整。
正真正銘 源泉掛け流し 即席 マイ露天足風呂 完成。
早速、足を湯に浸します。 気持ちよい事 この上無し。

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温泉気分味わったら、裾合平に向かいます。
ここからは、熊の要注意地帯 相方念のためザックに鈴をつけます。
目の前は、我等二人だけの世界です。
名の通り、平らな道を、進みます。残雪と花々…

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12:40 裾合平

これから姿見へ向かう先も、花園の連続です。
イチゲやエゾノツガザクラの大群落が何処までも続きます。

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裾合平から小1時間も進めば、彼方に姿見駅や展望台も見え出し、賑わいを感じます。

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花は、切れ間無く、何処までも…

ガスも時折 消え、旭岳方面も顔を出してくれます。

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        夫婦池から大雪山方面

14:00 姿見駅 着。
全国各地からの団体客、登山者、平日にも関わらず、人・人・人で、混雑してます。
名残り惜しみつつ、ロープウェィに乗り込み振り返り、飽かず眺めました。

   *大雪山で見れた花 (うろ覚え)
チングルマ、エゾノツガザクラ、チシマクモマグサ、エゾタカネスミレ
ミヤマタネツケバナ、クモマユキノシタ、エゾイチゲ、エゾイソツツジ
キバナシャクナゲ、ショウジョウバカマ、イワウメ、…etc

花々と、眺望に満たされ、満足感で一杯、気分良く、車は旭川・鷹栖から道央道に入り、札幌そして小樽へ、更に小樽から… …→
天気は少しずつ下り坂に???

      また また 続く。。。

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2006年7月26日 (水)

北の大地へ、反省編

        P1000490
ガスで、眺望を得る事叶わず でしたが、富良野岳の数多くの花を楽しみ、そして時間も早いので、心ゆくまで美瑛のviewpointを回り、満たされた気持ちで、我等次の目的地 大雪へ向かうのです。

花人街道(富良野国道)を旭川に向かい、直ぐに右折そして旭川旭岳温泉線をずんずん進みます。
同時にドンドン空腹を覚えます。
夕闇も少しずつ迫ってきます。

でも、 ところが、 益々 食堂はおろか、コンビニも無いのです。

やがて、天人峡と大雪山旭岳の分岐。

相方、「だから 早めに何か食べようと言ったじゃない!!如何するの」

ジィ~ジ 「今更仕方ないじゃないか。。天人峡は温泉だから食堂も有るだろう。行ってみよう。」

相方 「無いんじゃないの・・・」

ジィ~ジ 「まぁ 行くだけ、行ってみる」

薄暗くなりかけの道を6キロ、天人峡へ、…やがて突き当たりの天人峡。バスでの観光客とか、登山客だのそこそこ混みあっているようです。

数件のホテル。。
ガーン 食堂らしきもの、全く有りません。

相方 「だから言ったじゃないの!!(怒り)」

折角の景勝地なのに、時間も時間、写真撮ってる暇有りませ~ん。 から!!!

仕方が無いので、Uターン分岐から旭岳温泉目指します。

やがて10キロ程先に、

有りました!有りました!有りました。

RESTAURANT兼宿泊のお店。6時少し前です。

ジィ~ジ 「まだ いいでしょうか?」

店主 「済みません、今日はオーストラリアからの団体さんで、貸切なんですよ。今、夕食の準備最中で悪いですが、無理です。」

またまた ハンマーパンチで、ガ・ガ~ン

ジィ~ジ 「他に有りませんかね?」

店主 「分からないけどホテルのバイキングは、如何かな…」

仕方なく、2,3ホテルも当たりますが、結局→ ×

腹の虫も鳴き出します。

最後に行き着いたところが、旭岳ロープウェイ。
幸いな事にまだ営業中。(但し、軽食コーナーは既に終了)

売店で、食事代わりになるもの大急ぎで物色。

でも 土産物ばかりで、饅頭では… ム ム、ム

最後の妥協点、土産の乾麺のラーメンと地ビール。

直ぐ近くの、幕営地 ¥1,000支払。
早速 調理場で、お湯沸し、持参の春雨ヌードルとラーメン(味は、・・・)そしてビール。
漸く、かなり惨めな夕食ですが、やっと口に出来た次第。

蚊にあちこち刺されながら…

フロントシート倒し、即席ベッド作成。さっさと就寝。。

教訓 情報確認と事前準備怠るな
    有名温泉だから食堂位あるだろう。
    そういうモンダ≠問題意識

* 翌朝の朝食 パンは、ロープウェイ姿見の池駅売店にある事確認。

 

   To be continued

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2006年7月22日 (土)

北の大地へ、 その4は???

温泉最高。。。至れり尽くせりの白銀荘。

暑がり屋のジィ~ジ、前夜冷蔵庫で冷凍しておいた飲水のペットボトル回収。

北海道の3日目の山です。

陽も射し、外は明るい。(朝 天気が良いと崩れる可能性も大きい

  P1000463 P1000464
      白銀荘          玄関のベア(ザック背負って)

白銀荘を出ると、直ぐ傍に、ドラマ<北の国から>で、宮沢リエさんと田中邦衛さんが入浴した、吹上温泉露天風呂が有ります。

ここから、暫く道なりで、十勝岳温泉につきます。凌雲閣と言う大きな温泉宿が有り、広い駐車場、トイレ(故障修理中)、既に10台以上の車と中型観光バスも2台…

 7月10日(月) 薄曇り

今日の目的の山は、・・・→ そうです。
上ホロカメットク山(1,920m.)&富良野岳(1,912m.花の百名山

山の中腹まで、ガスが下りて残念ながら少しハッキリしません。

今日のコースタイムGuideBookでは、歩行時間 8時間10分。

5:40 登山口スタート

大きな案内看板が立てられた広い緩やかな道を進みます。ここは観光客も探勝道として利用し易いように、良く整備されています。

歩き始めて、少しで左手に三段山へのルートが現れます。更に10分程ダラダラと緩い道を進めば、安政火口と、ヌッカクシ富良野川源頭の涸沢が見えてきます。

     P1000465
      安政火口と富良野川源頭 モデル相方

対岸に渡り、山腹をトラバース気味に登り、廻りきると沢状の登山道には、残雪も少々有ります。休んでいた地元の方、「先週来た時は、もっと雪が沢山で怖かった。」といっていました。
ここは、上ホロ分岐です。(標識有り)地元のオジサンを先に立てて、我チームは、上ホロ目指します。

直ぐに、300段階段とエリアマップに記された木製の階段が、急登に取り付けられています。
この階段、上りに使うか?下りに利用するか? 【私見・膝の負担軽減の為、上りに使ったほうが良い!!】

ジィ~ジ的には、前評判ほど左程難儀さは、感じませんでした。

稜線に出るまで、20数人のグループを追い抜き、先へ進みます。

岩混じりの登山道となり、左手は切れ落ちている様子ですが、残念ながらガスで定かで有りません。化物岩や安政火口、八ツ手岩そして三段山から十勝岳方面見えるだろうに…
    P1000468
     多分八ツ手岩付近かな?ガス切れません。

更に少し急登を登り切ると、平らな上富良野岳(1,893m.)に出ます。

ここから、だらだらと小岩混じりの道を15分足らず、本日の目的の一つ、上ホロカメトックです。

7:50 上ホロカメットク山(1,920m.) 着

ここから1時間半程で、十勝岳山頂までいけるはずですが、避難小屋すら、ガスで見えません。

前日登った山が見えないのも、何か寂しいもの感じます。残念!
    P1000470 P1000471
     上富良野岳 相方      上ホロカメットク山 ジィ~ジ

やがて、途中まで先導してくれていた地元のオジサン到着、「十勝まで行きたいけど天気がね~」と決めかねている様子です。

我等二人、10分程掛け上富良野岳へ戻り、緩やかな平板を敷いたような気持ちの良い道を先に進みます。

傍らは、チングルマやツガザクラ、エゾヒメクワガタ…他、ズーッとお花畑です。岩が点在する右手は、少し切れ落ちているようです。
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 8:50 三峰山 通過 
この辺りは、ナキウサギの生息地らしいが、全く耳にしません。
熊も出てきそうで、我等以外他のパーティも歩いていないので、少々気持ちがヨロシク有りません。

それでも暫くして、本日始めて前方から単独の男性登山者とすれ違います。何故か安心感が湧いてきます。

 9:45-10:05 富良野岳分岐
三峰山から岩稜の登山道を40~50分歩けば、ヒヨコッと富良野岳分岐に出ます。
そこでは、20人程の登山者が、休憩しています。

 アレッ・・・!!!

休憩中の登山者グループの内、10人近くは、見覚えのある顔です。

そうです。前日会えなかったのですが、我、山の会 のお誘いで来ている会友たちです。

ジィ~ジは、もしかしたら…と事前情報で頭には、有りましたが先方さん達、遠い北海道で、まさかジィ~ジ達に遭うとは、想像外で、吃驚しています。 全員旧知の間柄ですから、暫く挨拶交わしたり情報交換。
彼等は、この日が最後で、夕方、苫小牧から新潟へ戻るのです。

名残り惜しみつつも、我々は山頂に向かい、階段を登りはじめていると、リーダー役勤めるOさんや、同行の数人の会友とすれ違い。勿論 相手方は吃驚仰天。。挨拶交わして分かれます。

10:40-11:35 富良野岳(1,912メートル)山頂

簡単な早目の昼食を取って、折角の花の百名山です。山頂先の原始ヶ原へ道を少し下りたり、周囲を散策します。
東京から、フライトの時間を気にして急いで下るグループとか、ユックリお湯沸かし寛いでいる登山者。流石人気の山で、縦走路では一人しか会わなかったのに、大賑わいの状態です。
花も、数多く咲いて、その種類も多いようで、花の100名山の名に恥じていません。しかし残念ながらガスで四周見渡す事が出来なかった事には、すこし悔いも残ります。

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ユックリ富良野岳堪能したら、後はスタコラと下るだけ。。

山腹を巻くように下り、往路の上ホロ分岐、そして安政火口・三段山方面の異様な姿を眺めながら登山口に向かいます。

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涸沢渡り、小砂利の敷かれた広い道をテクテクくだればやがて、スタート地点の登山口。

 13:35 十勝岳温泉登山口 着
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ユックリ登り、会友とお喋り、そして山頂周辺の散策、昼食と…併せて約8時間の山旅でした。

靴脱ぎぎ、途中で一緒になった1人の東京の女性ハイカーも同乗し、再び、吹上温泉白銀荘へ。。

昼日中 明るい時間から気持ち良く汗流します。極楽極楽(古いッ)
* 白銀館 宿泊者の翌日入浴料、再館入浴料 300円也。
      日帰り通常 600円

   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

前日の十勝岳・美瑛岳、そしてこの度の、上ホロカメットク山・富良野岳思いで噛み締め、車は白樺街道を美瑛に向かいます。
あまり無い機会、時間のまだ早いので、美瑛の彼方此方を見学…

平日に関わらず、人・人・・・車・車・・・ 

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 確かに 癒される景色ですネ~

 車は、旭川に 向かいます。   又続きます。。

 このまま いい事尽くめで終わるわけ 多分…


  

    

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2006年7月20日 (木)

北の大地へ、十勝岳&美瑛岳 編

         P1000448  

鳥の鳴き声で目が覚める。外は既に薄明るい。4時過ぎか?

腕のSUUNTOを見れば、まだ3時35分。。

北の大地の夜明けの早さ、妙に納得。

キャンパー用の水道で顔を洗い,水汲み、お湯沸し。

車の開閉音で、目を覚ました相方も車内の片付けを始めます。

前日コンビニで買い求めた、簡単な朝食。

 実は…  前夜二人の間で、一寸したヤリトリ勃発。

              
内容 

 今回の目的の一つ、それは十勝岳・美瑛岳なのですが、
 ここ吹上温泉白銀荘をベースに、もう1泊し、お隣の山2座も
 登る予定だったのです。
 ジィ~ジ 「明日は、十勝へ行く。」
 相方   「明日は計画通り、…行こうよ。」
 ジィ~ジ 「嫌だ!絶対に十勝だ。」
 相方   「… … …」

ジィ~ジ珍しく自己主張します。
相方のバァ~バこれまた珍しく受け入れてくれます。

 7月9日(日) 晴れ

 望岳台登山口  5:00-5:35

前方に十勝連峰、眼下に美瑛・富良野と360度の絶好のロケーションに有る、望岳台の大駐車場。売店・トイレ・食堂など設置されています。美瑛岳から十勝岳に掛けて残念ながらガスが山腹まで下りています。

既に、登りはじめている人や、これからの人、車は20台以上駐車してます。

ジィ~ジ眺めているばかりで、なかなかスタートしません。

 5:35 望岳台登山口

相方に促され漸く、出発。
火山溶岩礫のザレた緩い登山道を、ユックリと歩きます。

 * 本日のコースタイム エリアマップでは、9時間30分

ザレ場なので、殆ど花は見られない、僅かにイワブクロが点在、そしてマルバシモツケが
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美瑛岳への雲の平分岐辺りから、漸く勾配も少し、急になり、約1時間で、十勝岳避難小屋に到着。
      P1000395

小屋の周囲には、何組かのパーティが休憩中。我々も一息入れる。

小屋から先は、溶岩礫も大きくなり、傾斜も少しきつくなります。
ところどころ足元に、メアカンキンバイも咲いてます。
        P1000396_1
        メアカンキンバイ (ピント合わず)

右手には、絶え間なく噴煙上げる、前十勝岳(’62Ⅱ噴火口)が迫ってます。
     P1000399_2
            噴煙湧く前十勝岳

登り切れば、左手には、大きなスリバチの昭和火口湖。漸くガスもはれ、前方には、十勝岳の全容も望めます。
ここからは、山頂の手前まで、殆ど平らな道を歩きますが、ガスればルート間違う事もあるかもしれません。
風が強くなり、また風の通り道、多くの登山者は、風除けに雨具着装するようですが、相変わらず半袖シャツは我チーム位???
     P1000402_1
       左 昭和火口湖 そして相方
     P1000408_1
        雨具着用の登山者と半袖相方
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   振り返れば           あと最後の一登り

 8:50 
2077m.十勝岳 日本100名山 到着。
全国各地から多数の登山者で、大賑わい、後から後から登ってきます。
お国訛りのオンパレード

コーヒー飲んだり、眺めたり、ユックリ休憩。二人で記念撮影も
写真恥ずかしいので省略。

せっかちジィ~ジ一向に動く様子有りません。
あんまりユックリしているので、
相方「どうしたの?もう先へ行こうよ」何回も督促します。
ジィ~ジ岩の上に登って下を見ているばかり…

 9:40 山頂出発
何度も相方に催促され、漸く腰上げ出発です。

平ヶ岳から鋸岳にかけては、ジィ~ジいままで経験したことの無い、まるで砂漠状態。火山灰と細かな火山礫。1本の草も生えていません。天気が悪ければ、道に迷う事請け合いです。

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   草木全くなし         インデアン出そう(十勝岳)

鋸岳脇までに、小さな雪渓も1ヶ所残っていましたが、山頂から30~40分漸くところどころに草株が現れました。
次の目的、美瑛岳方面も少しずつ迫ってきます。

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山頂より約1時間で、足元には、色んな花が咲き乱れています。
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振り返れば、鋸岳そして右奥に十勝岳が…
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山頂から僅か、2時間弱で、夢のパラダイス(古い!!)
お花畑と、遥か前方に懐かしいトムラウシも…万歳~です。
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          お花畑とトムラウシ

お花畑を越えた、ピークで一寸休憩、簡単な昼食です。10分一寸時間取ります。
写真撮り撮り、スピード乗りません。
この先、美瑛岳まで、岩場が続くようです。
  P1000448_1 P1000449
   休憩場所背景十勝岳     山頂もう直ぐ

12:20 美瑛岳山頂
ここも全国区、東京や大阪、横浜等狭い山頂に、結構な数です。
二人で記念撮影したり、コーヒー飲んだり、眺めたり…
記事冒頭の写真は、美瑛山頂からの、十勝岳です。
   P1000450
       美瑛岳山頂の様子

眺めは、文句のつけようが有りません。
ジィ~ジまたまた 何時もと異なり、動こうとしません。
相変わらず、来た方向見てるばかり…

実は、この知らない地に、我々所属の山の会の有志メンバー15名が、グループ山行として、同じ日に、同じコースを辿ってくるという情報を事前に知っていて、出来れば、会いたいとの思いがジィ~ジにあったのです。

相方は、会えれば、会えたで良いけど、夕食の準備などを事を考え、それなりの時間に下山したかったようで、また 下山を促します。

永~い休憩の末、漸くジィ~ジ多分間違いなく、会メンバーのグループ発見。しかし、どう推測しても、ここまで40、50分は掛かりそう!! いくら何でも 待てません。

 この辺り、微妙にお互い考え方が異なり、大体仲たがいの原因に何時もなるのです。

 13:10 下山開始


相方の言に従い、下山です。
美瑛岳・美瑛富士分岐まで一気に下ります。途中何組かのパーティを追い越して…
周りには、多種類・多数の花々が、目を楽しませてくれます。
  P1000454 P1000457
  P1000453 P1000458
分岐から渡渉地点までは、想像以上の勾配で、神経と身体を遣います。
美瑛岳または美瑛富士目的にのぼりの場合結構疲れるかも知れません。
渡渉地点から上り返し、トラバース気味に、緩く、花が点在するマッタリとした登山道を小1時間漸く、雲の平分岐です。散歩の観光客、十勝岳から下山してくる人達、多数の人が…
また火山礫の嫌な道を下りますが、望岳台のレストハウスや車がズンズン近づいてきます。

 15:45 望岳台P到着

所要時間約10時間(コースタイム9時間半) 写真撮り撮り、そして出来れば会友の顔を見たいと言うジィ~ジの我儘?で、大休憩の連続。思いのほか時間かかりました。

始めての十勝岳、眺望的には100名山に相応しい、ケチつけようが有りません。でも登山としては、一寸…と言うのが、ジィ~ジの偽らざる感想です。
美瑛岳付近の花とトムラウシの眺めには、感動すら覚えました。
段々天気も良くなり、計画メインの一つ、十勝岳~美瑛岳予定変更で1日繰上げ正解?でした。

再び、吹上温泉白銀荘に戻ります。今夜は泊まりです。
2,600/1人 自炊でき、売店有り、生活道具食器類全て使い放題。冷蔵庫使用可。温泉は何も言う事なし。
寝る場所は2段の蚕棚ベッドor畳敷。清潔で綺麗 従業員も受け答え愛想が宜しい。
TVではWORLDCUP3位決定戦(だったかな?)も放映中。 
あとで知った事ですが、道内でも人気の温泉施設とか…

 夕食、朝食足りないもの買出しに、車で15分富良野の町入口のコンビニまで買出しに行きます。
戻って、相方夕食の準備、当然ながらビール付きで、それなりの宴が始まりました。

会のメンバーに会う、会わないで、一触即発 なんとか切り抜け(ホッ)

大気に入りの湯に浸り、汗流し、気持ち良く、就寝。。。

 今回見た花(覚書)
イワブクロ、エゾイソツツジ、マルバシモツケ、チングルマ
エゾノツガザクラ、イワウメ、キバナシャクナゲ、エゾコザクラ
イワヒゲ、ベニバナミネズオウ、アオノツガザクラ ウコンウツギ
メアカンキンバイ…etc
  あと失念
  


   


 
    

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2006年7月18日 (火)

北の大地へ、 暑寒別岳?編

積丹半島から石狩湾へ、らいらっく号は予定通り、
4時30分小樽港接岸。

早速、手回り品片付け、アタフタと下船準備です。

  (同乗者も一緒に車で下船するので写真無し。)

  7月8日(土) 薄曇り  写真はクリック全て拡大

小樽で朝飯も取らず、直ぐに札幌自動車道から道央自動車道を北上し滝川まで。ここで下りてR12に乗換え、雨竜町へ入ります。街の店の1階の屋根上に、雨竜湿原まで26㎞の大きな看板が掲げられています。

まだ朝6時過ぎ、時間が早い為か、殆ど前にも後にも、車は有りません。やがて田畑も無くなり林道に、そして暑寒湖ダムを過ぎると、ダートと舗装の道が交互となります。

あまりにも前後に車が無く、時折不気味ささえ少し覚えていたのですが、漸く前を走る小型セダン一台発見何故か、ホッと安心感。すれ違い出来る場所で、その車を追い越し、先へ進むと漸く、建物と広い駐車場が見えました。

雨竜沼湿原ゲートパークです。
パーキングには、既に10数台の車、そして多数のトレッカーの姿も…

北海道の山旅、最初の予定は、暑寒別岳 なのです。

     P1000338
         ゲートパーク管理事務所

 周りには、キャンプ場、綺麗なトイレ、そして南暑寒荘が有ります。

直ぐに出発準備し、管理事務所へ入山届けを出し、更に暑寒別までの所要時間の確認したところ、
「普通で、往復で11時間位でしょう?」とのアンサー「ン、 」これでは、今後の予定に変更を生ずる可能性大なるもの有ります。 相方と「行ける所まで行って時間を見て3時30頃までに戻ろう」と、打合せ。。

サァ~出発しよう!! と思った途端、管理事務所の若いお兄さんから「環境美化整備協力金お一人500円頂きます。」  想定外で、エッと瞬間思いましたが、悪い事では無いので、二人分支払します。。

ところが!!、ところが、何回も来て事情を知っているのか?1部の道内のハイカーは、素通りしています。

 私見ですが、
協力金が惜しい訳では有りませんが、不公平感が生まれます。駐車場やトイレを使用するので、全員乗用車または、バスで入るので、車別に駐車料金徴収と言う形にしたほうが、すっきりするのでは無かろうか?…

*暑寒別岳(1,491m.日本200名山)は、
増毛ルート、箸別ルート、更に雨竜縦走ルートの3コースが一般的なようです。
詳しいことは→コチラ

当初は、海岸沿いに増毛町へ出ることも考えたんですが…

7時40分 管理所出発
北海道にしては、少しムシムシし、ガスも掛かるスカッとしないスタート。砂利道の平坦な道をつづら折に、暫く進みますが、ペンケペタン川に架かる鉄製の第一吊橋を渡ると、ぬかるみ道とゴーロ状の登山道となり、進行方向右手に、白竜の滝が有ります。

更に進むと、また対岸に渡る為の第2吊橋が見えてきます。渡るとジグザグな小岩混じりの急登となり、汗も滴り落ちます。左手に沢音を聞きながら前進すれば、勾配も緩やかになり、刈り広げられた笹原に木道が敷かれている、湿原入口になり、薄っすらとガスが懸かっていますが、大きな湿原が現れます。

   P1000341 P1000343

8時45分 第一ステージ着
立派な大きな標識看板が立っています。
まだガスでハッキリしませんが、足元には、ハクサンチドリや、ワタスゲなど、大小多数の池糖周辺には、水芭蕉が盛りです。
直ぐに広くてシッカリとした休憩兼、展望用の第二ステージが現れます。何組かの先達が休んでいます。
   P1000348 P1000351
相変わらず、両脇には、沢山の、そして多種類の花々が目を楽しませてくれますが。湿原をオレンジ色に染めると言う、エゾカンゾウ、株は目茶目茶多いのですが、今年は裏年なのか、咲いている花も蕾も少し少ないような感じです。
忠実に木道を進むと、時計回りの1周コースの分岐が現れます。花の写真を立ち止まり立ち止まり撮っているので、一向にスピードが乗りません。漸く展望台へルートに出る頃から少しずつガスが上がり始めてくれました。根曲がりダケが無尽蔵な程出ている笹薮の階段状の急登を登り切ると、全体を俯瞰できる展望台です。

10時展望台着 (15分休憩)
写真撮影に時間を食い、コースタイムより大幅に時間がかかっています。
それでも、リュウキンカ エゾシナノキンバイ、オオバナタチツボスミレ、イワイチョウ、シラネアオイ…etcが目を楽しませてくれ、時間が気になりません。

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ガスも晴れだし、持参のオレンジを食べたり、間食採ったりしてユックリ休憩し北海道の尾瀬 東西4キロ、南北2キロそして標高850m.に繰り広げられる高層大湿原を心ゆくまで堪能します。
    P1000370_1
持参のオレンジを食べたり、間食を取り再度出発、少し単調な上りを繰り返します。登山道の脇は笹薮が何処までも広がっています。
足元に、ひっそりと咲いていたザゼンソウを見つけました。
         P1000371
やがて、前方に残雪を抱えた暑寒別岳も目に入ります。

11時30分 南暑寒別岳到着
スタートから4時間弱、南暑寒別岳(1,296m.)暑寒別岳から足を伸ばした人や、雨竜からの先発隊など多数の登山者が山頂で寛いでいます。
   P1000374 P1000375
                      暑寒別岳山容(クリック拡大)
簡単なお昼にし、展望を充分に楽しみます。
さて、時間は既に12時過ぎ、目的の暑寒別岳まで、一旦下ってのぼり…如何見ても往復3時間近く懸かりそうです、雨竜のまちで泊まるなら可能ですが、予定は旭川方面なので時間的に無理、無理、、

暑寒別岳断念決定

眺めている限りでは、山を対象にするなら増毛から暑寒別へ登るのが或いは良いのかもしれません。でもまた来る事が有るかどうか分かりませんが、広大な花一杯の湿原を見れたし、まぁ 良いでしょう!!

後ろ髪惹かれる思いで帰ることにします。

往路を辿るだけです。幸い晴れ間広がり気持ちよく、全体見渡す事が出来ます。

湿原周遊の観光客も結構いるようです。一方通行の時計回りの周遊コースを進みます。
   P1000380 P1000356
第一ステージでは、スニーカーの中高年観光客(我々も同様)が、靴をドロドロにして、もう歩けない旨、添乗員に帰りを促しています。
*旅行業者も、もう少し募集説明きちんとしないと後で評判落とすのに…

以下、くどく湿原の様子です。
  P1000379 P1000382 P1000383
 ガスで煙っていた白竜の滝も…
    P1000384
落差40m.弱とか。。水量豊富でした。

3時15分 管理事務所到着。
 この時間では、ヤッパリ暑寒別岳は無理だった。
駐車場は、満車で、手前の第二駐車場までバスを含め、来た時と違い、大賑わいで吃驚\(◎o◎)/!

帰路は、深川からR12号沿いに旭川そして花人街道を美瑛に向かい、白樺街道へ進みます。途中こじんまりした瀟洒なレストランで夕食(アスパラ美味しかった)。そして十勝岳高原吹き上げ温泉の白銀荘の超快適な温泉で今日1日を振り返り気持ちよく手足を伸ばしたのでした。
この日、貸切で宿泊出来ず、テントサイトの駐車場に車を止めて、フロンとシートを倒し、即席ベッドにし、持参のタオルケットを掛けて車中泊。。

 雨竜沼行きたい方の参考に→コチラ

 犬も食わない何とか・・・も起きず、
  無事なんとか持ちこたえる事が出来たのでした。 
     (良かった 安堵)

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2006年7月14日 (金)

北の大地へ、二人連れ (序)

今年の夏は、幌尻岳をTARGETとしていたのですが…

企画担当のO氏に不都合が生じ、出来れば一緒に登りたい。

幌尻岳は来年に…

でもって予定変更 (山座&日にち)

ジィ~ジと相方(バァ~バ)二人で出かけることに…

連添って35年 性格がまるで異なる二人

正直、ジィ~ジ 道中喧嘩しそうで内心心配でビクビク…

車中泊を主体に、シュラフや念の為、テントも積み込みます。

約1週間の二人連れ旅の始まりです。

      …~~…~~…~~…~~~~…~~…~~…~~…

  7月7日(金) 薄曇り

午前10時30分 新潟港

全長199.9m. 総トン数18,300t 

新日本海フェリー らいらっく号 で、小樽港まで18時間の
船旅のスタートです。

まだ夏休み前でも有り、団体客もそこそこいますが、8割強の乗船率でしょうか…?

P1000325

新潟港ターミナルと、らいらっく号

餌をねだるカモメが数十羽飛び交い、見事に餌をキャッチします。

P1000332_1

 相方とカモメ

やがて波の穏やかな、日本海に向かい、静かに離岸です。

P1000333_2

離岸の様子。

船内では、長旅の為、VIDEO上映や、特別にショーを昼夜2回行ったり、乗客を退屈させないよう色々趣向を凝らしています。

ジィ~ジ3度目の乗船で、現役の時は、矢張り船は時間が掛かるな~と、少し苛々したことも有りましたが、今回は、時間的余裕がたっぷりなので、風呂へ入ったり、ビデオ(鬼の剣・鷹の爪)を見たり、ショーを見物したり、前回より逆に時間の流れを早く感じました。

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ショーの様子。面白かった。。

眠れないかと(意外に神経質タイプ)心配したものの、割合早く床に就き、消灯に合わせ就寝。

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2006年7月 6日 (木)

100記事目、平標山・仙の倉山

現役退き、認知症対策で始めた、駄ブログ

昨年6月スタートで、何時の間にか100記事目。

今回は、
 会山行№49 平標山・仙ノ倉山
       
P1000207
  
LEADERは、会友 山いろいろ氏 
参加者  38名  (女性22名 男性16名)

 ■ 平標山 1984m. 仙ノ倉山 2026m.
 所在地  新潟県湯沢町、群馬県新治村
 日 時  6月25日(日)
 天 気  曇り
 行程   元橋登山口 8:20→第一鉄塔 9:20→
       松手山 10:00→平標山(11:37-12:26)→
       仙ノ倉山 (13:15ー13:25)→平標山 14:16
       →平標山の家(14:50-15:00)→出合い 15:49
       →元橋駐車場 16:50
       歩行時間  約7時間15分
 高低差  950m. 1000m.
 地 図  国土地理院1/25,000地形図 三国峠(北東)

*ジィ~ジ 三国峠からの谷川縦走、或いは両座目的に、厳冬期を除き、時季を問わず、10数回は、経験有るものの、花も多く、好きな山です。

大型バス仕立て、6:00新潟駅出発、8:00過ぎに湯沢ICからR13三国街道元橋の登山口大駐車場。
車内から「わーッ」と喚声 見れば広大な駐車場は、既に満車状態だったから…

早速 出発準備にかかりますが、人数多く他の登山者に迷惑掛けないように2班に分け、SLと打合せ。
ジィ~ジは最後尾を受け持ち。

登山口から、松手山に向かい、ジグザクに登りはじめます。幸い雨の心配は暫く無いようです。

第一鉄塔で小休止。周りの山ツツジは、見頃を少し過ぎたようです。
ガスで見える筈の苗場も隠れています。

眼前のピークを越えれば、松手山です。

松手山付近からは、足元には、アカモノ、マイズルソウまたイワカガミが多数見られます。
脇には、サラサドウダンやシャクナゲも…
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暫くすると、笹の草原状の展望の良い尾根道になります。忠実に山頂に向かうだけです。

既に登り終えて、下山される方と、時折、すれ違いも見られるようになりました。

砂礫帯に登山道となり、今度は、ハクサンチドリやハクサンイチゲ、ヨツバシオガマ、オノエラン等の花々が、疲れを癒してくれます。
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団体なので、ユックリ歩を進めますが、11;30過ぎ、当初予定より少し早く、平標山山頂到着。
沢山の登山者が、銘々寛いでいますが、残念ながらガスで遠望は、殆ど利きません。
でも風も少し有るので、お昼には 持って来い の塩梅です。
各自持ち寄りの、自慢手料理が食べきれないほど、回ってきます。
ジィ~ジ何時ものように、500ミリ一缶グビーッです。
小一時間のランチ&懇親タイムの後は、最終目的 仙ノ倉山を目指します。

昔と異なり、植生保護の為、ロープが張られ、木製の階段が整備されています。
周りは、保護の成果か、時季が最高にマッチしたのか、花花花 の共演(競艶)です。
ハクサンコザクラ、ハクサンイチゲ、チングルマ…etc
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やがて、最終目的 仙ノ倉山到着。全員で記念撮影。相変わらず残念なことに遠望が利かず、僅かに時折、茂倉岳がチラリ。。参加者の皆さんに谷川岳への縦走路の概要を見てもらいたかった…
仙ノ倉は、谷川山塊でも、尤も高い山、晴れていれば、富士山も望めたのですが、、、惜しい!!

時間的に遅いのと、平標で戻る登山者も多いので、我グループだけなので、お陰で他人様に迷惑掛けることも
有りません。

目的達成し愈々下山開始、再び平標山に向かいます。

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平標山からは、平標山の家に向かいます。
殆どが木製の階段です。ここまで手入れされると、返ってある歩き辛く感じますが、これも山を守る、自然を守る一環でしょう。
        P1000268
足元には、イワイチョウ、イワカガミがそしてマイズルソウが…
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山の家で最後の休憩を取ります。

*今年 山の家改築される予定との事。
    
P1000275
          
山の家と我グループ

平元新道に向かって、再び下ります。
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平元新道登山口から、最後は岩魚沢林道をテクテクと数10分 元橋登山口大駐車場に到着。
あれほど沢山の車は、既に殆ど有りません。
ドライバーが用意のホットなお絞りで汗を拭い、サッパリとしたところで、乗車。

車内では、再びアルコールも入り、賑やかに、また新会員も多数だったので、自己紹介や感想・今後の会に対する希望など、新潟まで寸暇を惜しんで、盛り上がった1日となりました。

山いろいろ氏、リーダーとして、自費で、本番に備え、6月2日下見までした由。ご苦労に対し、頭が下がります。

眺望は、あまり得られなかったものの、沢山の花々に会え、また新会員の皆様とも懇親を深める事ができ、そして梅雨の最中でありながら、雨にも遭わず、よき会山行となりました。

  
    

 

 

    

    

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2006年7月 4日 (火)

角田山は、今年5回目です。

   角田山 (482m.)

 所在地 平成の大合併により、現在は新潟市。

海抜0m.の汀から登る、灯台コースや、五箇峠コース等、
全部で10コースほどのrouteが有ります。

佐渡・弥彦国定公園の一角でもあり、春のユキワリソウ(ミスミソウ)
カタクリ等の群生で、県内外から多数のハイカーが毎年訪れます。
旧暦のお盆の頃には、キツネノカミソリが、オレンジカラーの化粧をして、迎えてくれることでしょう。

どのコースも危険箇所も無く、おまけに低山なので、
所謂、登山のカテゴリーに入らないかも知れません。

でも、ジィ~ジにとっては、紛れも無く100名山 なのです。

6月17日(土) 薄曇り

何時もの仲間、O夫妻が、今年はまだヒメサユリを見ていない。
前夜の予報では、珍しく降水確率0%

あんまり粟ヶ岳のヒメサユリが良かったので、朝5時過ぎ、
4人で信濃川沿いに、加茂市へ…

…ン・ン 何と予報に反し、あと少しで登山口到着なのに、
フロントグラスに ポツン ポツンと…
当たりは、むしろ強くなってきます。

山には、ガスがどっしりと腰据え動きません。

「これじゃ、行っても駄目だね!!」

あっさり、断念 Uターンです。海の方向は、山手より少し、
明るく見えます。

「角田寄ってみようか!!」  簡単に決まりです。

稲島登山口駐車場に着いた頃には、少しムシムシするものの雨は、止んでいます。

とどのつまり→ジィ~ジ今年5回目の角田山。

何時もの事ながら、既に下ってくる人、登り始める人結構います。

あまり風も無く、汗っかきジィ~ジ、10分も登れば、ドバーと噴出してきます。

山頂手前の、有るべき筈の
ヤマボウシ アレッ咲いてません!!

場所間違う筈、有りません。何処探しても…

山頂で小休止、次は灯台コースへ下ります。
残念ながら、今回も佐渡は、隠れています。

足元に灯台が見える、梨の木平まで足を伸ばし、再び山頂へ戻ります。汗でシャツはびしょびしょ。。気持ちが悪いので、着替え、やっとスッキリします。
ビール1缶飲み干し、トマトカットを一切れ、今度は、平成観音コースを下る事に…
歩き始めて直ぐ、ヤマボウシの花が見られました。
    P1000201
 でも ホンと数えられるくらい?????

 どうやら今年は、裏年の様です。
 因みに 昨年の同時期の角田のヤマボウシ
             

    _002

平成観音コースを2/3ほど下り、山の神分岐で、再び山頂に戻ります。

汗で、シャツはまた重くなり、再び着替え。

簡単な、軽めのお昼を取り、稲島へ戻りました。道端には、オドリコソウが沢山、
またサイハイランも見られました。

      _005

結局 目的のヒメサユリ見学は、トレーニング山行に変わったのでした。

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2006年7月 2日 (日)

新潟魅力探訪 新発田編(2)

  続き です

若干の空腹感を覚えながら、お昼前にもう一箇所見学。
    P1000188

新発田城の直ぐ近く、…

 この建物、第3回公共建築賞・優秀賞受賞。
 設計は、世田谷美術館設計で、芸術院賞受賞の、
 内井昭蔵建築設計事務所の作品です。

大正浪漫を髣髴させる、この建物は、新発田市生まれで、
大正~昭和まで叙情画、挿絵・口絵の人気作家、
また詩画集「銀の吹雪」「睡蓮の夢」等、発行、
そしてある程度の年代の方なら何方もご存知の、

♪ 金襴緞子の 帯しめな~がら 
  花嫁御寮は な~ぜ泣~くのだ~ろ♪

作詞でも、有名な、蕗谷虹児。

     蕗谷虹児記念館 

館には、蕗谷家寄贈の原画800余点そして、直筆原稿、書籍、
その他資料多数展示されています。

中へ入れば、
生い立ちから、竹久夢二との出会い、パリ留学中時代の、藤田嗣治・東郷青児画伯との交友関係…ユッタリした空間で、鑑賞できます。

時間の制約で、小一時間程でしたが、半日掛け、展示品そして建物見る価値大なるもの有り。と思います。

さて 見学終えて、バスでまた数分。

お昼は、かって1万俵の米が積まれたと言う米蔵をそのまま残した、お食事処「米蔵」です。

ここは、清水園の1角に有ります。

お腹を満たし、最後の予定は、国指定名勝 清水園 

ジィ~ジは過去、数回訪ねていましたが、今回は10数年ぶりでしょうか?

清水園は、旧新発田藩下屋敷庭園です。約4,600坪(15,200㎡)の敷地に、三代藩主が、御殿を建立、更に四代藩主が、幕府の茶道方 縣宗治[あがた そうち]を招き、庭園築造、完成は元禄年間であった由。

近江八景を取り入れた京風の回遊式庭園は、庭の中央に、草書体の[]の字を描いた大池泉となって、四季折々、その装いを変え、その風情を鮮やかに醸し出してくれています。

    P1000196

池の周りをユックリと散策すれば、心洗われる思いがします。

清水園に沿って流れる新発田川を隔てて、旧新発田藩
足軽長屋が有ります。
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                  新発田川と足軽長屋
 
この茅葺平屋の八軒長屋は、幕末の天保13年(1842)の棟札が見られる。かっては、何棟有ったが、現存しているのは、この1棟のみ。昭和44年12月 国指定重要文化財になった。

    P1000199

地元VolunteerGuide氏の説明によれば、当時は、畳も無しの板張り、便所は共同、風呂なし(男性は、新発田川で身体を拭き、女性は、たらいで行水)であったとの事。

 また、戦後引揚者や住宅困窮者が、昭和40年まで、住宅とし利用居住していたとの事で、当時を思い起こさせてくれました。

城下町は歴史も有り、ご多聞に漏れず近所には、銘菓も多数有ります。
ジィ~ジも少しだけ、買いました。
帰ったら、かみさんとお茶するつもりで…

予定を全て消化し、バスに乗車。

 菖蒲は、残念でしたが、歴史と文化をたっぷりと発見・堪能出来た有意義な1日となりました。

県内外のお客様を案内するに、丁度良い格好の地と、お薦めです。

            おしまい。

         
     

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