さてGWは何処に行こうかな~、、、(ジィ~ジ毎日GWなのに?)
前半は、遠見尾根から五竜 序でに、針の木へ、2泊3日で。
一旦戻って後半は立山の雪が良いな~
など、あれこれ予定を立て、小屋へ電話したり状況確認します。
でも、なんだか今年のお天気の様子がおかしい!!
4月も末なのに、寒い日が続きスッキリしません。予報も芳しく有りません。
五竜山荘情報では、新雪が相当降り、ラッセル覚悟と白岳登り雪崩の危険性も…と
白馬大雪渓も、お花畑より上の雪庇が安定しておらず表層雪崩の危険有り…
そこへ来て、針の木での雪崩事故発生(お気の毒でした。)・・・・・
結論
前日の天気を見て決めよう!!!
1泊で行けるところ。。安全性の比較的高いところ。。。
天気悪そうだったら途中から戻ろう。。
…で決めた目標の山は、立山
新雪降っても雪崩の危険性は、通常ルートであれば比較的低い?
4月29日(土・祝) 晴れ 同行者 O夫妻ジィ~ジ&相方4名
まだ夜明けには間が有る午前3時 O氏の車で立山ICに向かい出発。有磯の海SAで軽い朝食を摂ります。
幸い天気も良さそう。立山駅到着凡そ6時半です。
この時間まさか団体さんも着いていないだろう!!ところが、ところが…駅周辺は人人人、、7時前なのに予定より早く、ケーブルも運行しています。
駅前駐車場は満車。真川沿いの臨時駐車場へ誘導されました。
その間にO夫人と相方は、乗車券購入の為、列に並んでいます。
結局ケーブルより直通バスの方が、切符早く買えそうだし、時間的に効率良さそう…と言う事でバスで決定。
7時の1番には、間に合わなかったものの7時20分の2番でスタートとなりました。
7時20分 立山駅 バス発車
家族連れも有りますが、スキーやボードの若者多数です。
途中は雪の壁で殆ど外部は、見えません。
時折、薬師岳や鍬崎山が…チラッと
8時30分 室堂着
案に相違し、ターミナルは団体客含め、大混雑です。
天気は、殆ど快晴。。雪が目に眩しい。
大日岳・奥大日岳バックに散策のツアー客。(クリック拡大)
数日来の新雪が30~40センチ純白で目に痛い程。。
多様な靴で、雪道はツルツル、テカテカ滑ってこけそうになります。
周辺を眺めたり、身支度整えたり出発準備にかかります。
8時40分 室堂ターミナル 出発
一の越 雄山に向かって トットコトットコ (クリック拡大)
W・ストックとツボ足で進みます。新雪が踏み固められトレースはシッカリしています。
思い思いのシュプールも見受けられ,お空は抜けるような快晴。。
殆ど、スキーヤーかボーダー…,チラホラ我々同様トレッカーも…
9時30分ー10時15分 一の越山荘
ここは、風の通り道、急に強く寒さも感じ、これから登りでも有り、防寒&風除けに雨具上着を着ます。
コーヒー飲んで、ユックリ休憩。沢山の人が休んでいたり、眺めていたり、スキーを履く準備をしたり、…
北俣岳・笠が岳・水晶・槍ヶ岳・穂高・常念…~数え切れないほどの名峰の連続で、ただ見とれるだけです。
笠ヶ岳から槍・穂高・水晶岳 etc(クリック拡大)
この先岩場の登り、凍結予想されるのでアイゼン着装し、出発です。
前行く人を、無理に追い越さず、ユックリ進みます。
山頂向かうO夫人と相方
この辺りで風益々強くなり、ブリザード。。氷滴肌に痛し!!
11時10分ー 雄山山頂
社務所は、軒まで雪に覆われ庇は太く大きなツララの連続
通常はご祈祷料必要な本殿も勿論無料です。
社務所は雪に埋もれて
山頂直下 鹿島槍・五竜バックに
山頂と鹿島槍・五竜岳(クリック拡大)
風を避け、社務所の脇でお昼とします。相変わらず風強く寒さも感じます。コーヒー飲んだりしますが、なかなか身体温まりません。
予定では、ここから別山まで縦走です。
社務所からトラバースで富士の折立へ抜けます。
勿論本日トレースは全く有りません。
O氏が、ステップ切り、夫人が続きます。其の後相方…ジィ~ジも数歩進みます。
ジィ~ジ元々運動神経鈍く、特にBALANCE感覚極めて悪いのです。加えて高所恐怖症。。。
クラストした急斜面…、アイゼンつけているものの、ジィ~ジの頭に変な妄想が浮かび、足が前へ出ません。
それでも今まで「引き返す」といった事は有りませんでしたが、何故か?この度は「ここで二手に別れよう。」と自己主張してしまいました。(折角ピッケル持っきていたのに…ピッケル持っていることさえ忘れていたのでした。)
11時40分
O夫妻は、別山に向かい先へ進み、ジィ~ジは元へ戻ります。(相方は仕方無くジィ~ジと共に)
この斜面をトラバース 富士の折立へ向かって
12時
ジィ~ジと相方は、慎重にユックリ一の越へ戻ります。
針の木岳
竜王から薬師・笠方面
12時45分ー13時15分 一の越山荘
風も納まり、暖かく感じます。雨具も仕舞いまたまた休憩。まだ登ってくる人が後を絶ちません。
雄山山頂付近から或いは浄土山から、ボーダーやスキーヤーがカッコ良く、気持ち良さそうに滑り下りています。
これから先は下って今夜の宿、<雷鳥荘>へ行くだけ。。
時間はたっぷり有ります。
奥大日へ向かって下ります。ジィ~ジの好きな山です。
浄土山からの華麗なシュプール
折角です。室堂着いたら <雪の大谷> ウォークしなければ…
今年は、開削してから雨も降らないので 19m. のまま。
ツアー客で一杯。ツルツル危ない!
バス交互通行です。
雪の大谷 上から覗いてみました。19m.の雪の壁。
雪に覆われているミクリヶ池から雷鳥沢に向かいます。
沢には、カラフルなテントが沢山張られています。
小屋の前で、奥大日方面眺めたりしながら、O夫妻を待ちます。長い縦走と雷鳥沢への下り、そして登り返し、とキツイこと請け合いです。
夕方迎える大日・奥大日岳(クリック拡大)
16時40分 O夫妻到着。
縦走者は皆無で、途中ところどころ新雪の下が凍ってピッケルも刺し辛く、アイゼンも少し架かる程度で、大分苦労したとの事。そこへ来て最後の宿への登り返しがキツカッタとの弁。
力量不足のジィ~ジおまけに坐骨神経痛で腰から下肢が疼くジィ~ジ、ヤッパリ行かなくて正解!!!
宿の部屋は、床の間付き個室 無論温泉付き、一風呂浴びて疲れを取れば夕食です。
18時 夕食
夕食
富山名物昆布〆刺身にフライ、鍋、煮物…
どれも旨かった。。ビールも…
食事の後は、談話室へ行って山の写真眺めたり、部屋へ戻って長話をしたり…
暖かい布団に包まれ就寝。。
翌日晴れたら、我チームは写真撮るため、別山乗越までいくつもり
4月30日 (日) 曇り 朝
朝食前に朝風呂へ、其の前に天気は?と窓を開けると…
ガスで殆ど見えません。
これでは出かけても仕方有りません。
どうせ近いのだから、新雪降る頃か?来年の今頃又来れば…
潔く?決断帰り支度です。
朝食は、バイキング方式です。
雷鳥荘 風呂も部屋も食事もトイレも○、ビール含めて
お一人¥10,000にもなりません。
もっと遊びたいけど帰ることにします。
宿を出て、直ぐに雷鳥さんが見送ってくれました。
まだ白い羽です。
朝早いのに、既に団体客が到着、寒そうにミクリヶ池周辺散策しています。高いお金払って、何にも見えないので、ホンとお気の毒です。日帰りボーダーもこれでは危ない??
大混雑の室堂ターミナルからバスに乗り込みます。バスが弘法小屋跡辺りへ、さしかかる頃から、ガスが切れ始めてきました。
一寸未練が残りましたが、仕方有りません。
ケーブル乗り継ぎ、立山駅へ… バスもケーブルも下りなのでスイスイ。。
9時30分 立山駅
前日に増して大混雑、凄い人出、大型観光バスも駐車のスペース有りません。
駅は人が一杯
靴を履き替え、帰り支度。
車をスタートして10分程、街道筋で雷鳥に代わり、今度はハンサムなカモシカちゃんが見送ってくれました。
じ~ッと見送るカモシカちゃん
これから新潟へ戻るだけです。O家も、我家も帰り急ぐ必要何等無し。
ジィ~ジが、この世に生を受け、爾来高校時代まで暮らした富山市へ立ち寄ります。
小生、宮本 輝著 蛍川のモデルになった川 いたち川の近くで誕生、今も兄弟、親戚縁者もかなり住んでいます。
本籍新潟市に移したものの、心の片隅では今でも富山県人。。
Dデパートの近くで、餅を、更に卵白と砂糖から造られた 月世界 を購入、ジィ~ジ新潟の酒も好きですが、甘いものもすきなのです。
草ダンゴ、ササゲ、お焼きなど 安くて旨い。
そしてお昼は、回る寿司 キトキト寿司 です。
回転寿司と馬鹿に出来ません。富山は魚の宝庫おまけに米も味良し、我チーム席について暫くしてお店は、長蛇の列あ出来ました。
*キトキト 富山弁 活き活き新鮮、採りたて の意味です。
腹も満たされ気持ちも爽やか、急ぐたびでも無いし、8号バイパスを新潟に向かい、朝日ICから北陸道へ入ります。
ハイウェィー車窓から見る上越の山桜の数々、 今が盛りでした。
1泊2日の山旅にしては驚くほど早い時間に自宅に戻れました。
おしまい 。。
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