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2006年3月

2006年3月30日 (木)

Hit10,000感謝。。

決して企業戦士と自負・自慢出来る程、会社人間では有りませんでしたが、退職し従来の環境と異なる世界に身を置くと、矢張りある意味否応無しに、体力&知力面の〝老い〟を感ぜざる得ない場面が生じます。物忘れ、名前が出てこない…もしかしたら自分にも認知症が襲ってくるのではなかろうか?

それはそれで避けれないかも知れません。でも出来れば少しでも抵抗し、遅らせることが出来る手段になるかも…、と、PCの基礎知識も無いのに、昨年6月無謀にもブログ挑戦。

大胆にも9月には、アクセスカウンターなるものも、見よう見まねで設置。
(無論、自アクセスはノーカウント)

殆ど趣味の【山】の記事ばかり。。
それでも仲間の何人かの皆さんや、同好の皆様にお立ち寄り頂ける有り難さを、感じる毎日となりました。

決して露出趣味とかでは有りませんが、正直 公開した以上、少しでも多くの方から見て頂きたい。ご意見も頂戴したい、との思いが本音です。

あと数日で、10,000件?と思っていたのですが、先日 たまたま アウトドアブログの上位ランク常連の、しげぞうさん に、山で偶然お会いでき、その時の記事に紹介され、そのお陰で、ここ3,4日、飛躍的にアクセス数が増大。。自分の予想を大幅に短縮しました。

こんな 駄ブログですが、お立ち寄り頂いている皆様、心底より感謝申し上げます。

沢山の刺激を与えて呉れているブログ仲間の皆様 有難うございます。

不勉強で、この先もPC操作の発達は、見込めませんが、精一杯自分の気持ちだけは、伝えたく思っています。

これから先も、どうぞよろしくお願い申し上げます。

                          (御礼まで)

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2006年3月26日 (日)

弥彦山にも春が…

雪のイメージ強い新潟にも、確実に春が訪れてきています。
仲間の岳友からも、彼方此方で、花の便りが入ってきます。

今回は、登山では無く、花を求めて出かけます。

3月18日(土) 晴れ 同行 相方他美女2名 計4名

7時自宅出発、弥彦に向かいます。岳友から、八枚沢コースに沢山ユキワリソウが咲いていたよ!との情報に基づき、スカイラインを目指し、目的地へ… スカイラインは、正式には毎年4月1日開通ですが、例年今の時期には、封鎖はしてあるものの、大概乗用車は 何とか進入できるのです。

ところが、、、今回はスカイラインゲートから数百m.の地点で、道路崩壊の恐れ有り、通行止め の看板と共に、ガードレール利用の柵で完全封鎖。当然進めません。
(前週は、半分片側だけだったらしい…)

仕方が無いのでコース変更、シーサイドラインから裏参道に決めます。

8時20分頃、裏参道 西生寺脇駐車場着。時間が未だ早い為か?県外ナンバー車を含め、数台程度。
今回は、殆ど空身。。長靴に履き替えるだけで、即出発です。

*    西生寺 メモ
開山  天平5年(733)
開祖  行基菩薩
ご本尊 上品上生阿弥陀如来仏
     (12年に1度子年に1ヶ月のみご開帳次回は2008年)
宗派 真言

その後、鎌倉時代の1363年当山奥の院で、3000日修行を終えた弘智法印が、ご入定され即身仏になられ、現在まで人々の信仰を集め、親鸞聖人、芭蕉、良寛禅師、…多数訪れた古刹です。
(日本最古のミイラ)で有名。

歩き始めて直ぐに足元には、キクバオウレ の群生です。
183_004
この花の根を利用し、漢方では、健胃・整腸薬にしているようです。

所々に白いユキワリも見受けられるようになりましたが、陽も当たる時間で無いので未だ目覚めていないようです。
183_005 未だ寝ている??






緩るい登り道をユックリ花を愛でながら進み、途中スカイラインを横切り、能登見平へ、ここからは天気が良ければ佐渡は勿論、場合に依れば能登半島も…でも、もやって佐渡も見えません。コーヒータイムととして、一寸休憩。それから弥彦山奥の院に向かいます。
処どころに10センチ強の圧雪の道が続きます。今回は花が目的なので、奥の院はパス。手前から右折し、八枚沢コースへ向かいます。20センチ程の残雪でぼこぼこ足が沈みます。
15分程下れば雪も有りません。道の脇には、目当てのユキワリソウの株が彼方此方に見られるように…でも大体白か青。。昔はピンク、赤とか結構色々有ったけど、盗伐などで随分様変わりしました。またハイカーの数が多く踏み固められた事も、原因かも知れません。
お天道様が当たり、花も開き始めました。
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カタクリも咲き始めました。

キクザキイチゲやスミレも…

183_015 183_016

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毎年春を忘れないで咲く、ユキワリや沢山の花々は、風流心の無いガサツなジィ~ジにも、一時の安らぎを覚えさせてくれます。
八枚沢登山口まで下り、今度は向かいの尾根に取り付き、また花観賞。そして国上・弥彦・角田三山縦走路に取り付き、途中で、裏参道コースに合流。裏参道コース時間の経過で両脇には沢山のユキワリが開いて我々を見送ってくれました。3時間弱ユックリと花を楽しむ事ができ、帰りには、安くて中身の濃いランチでした。

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2006年3月19日 (日)

角田山にも春が…

漸く、雪の越後路でも、春の訪れを感じる今日この頃。

陽気に誘われ、今年3回目の角田です。

3月10日(金)晴れ 同行 相方 計2名

平日とは言え、相変わらず、ハイカーは後を絶ちません。
何時もの通り、稲島登山口Pから出発。

ここ暫く雪の日が無いので、稲島コース山頂まで雪は殆ど消えてしまっています。

山頂小屋には、10名ほどの団体パーティ更に、山頂広場のベンチにも数パーティー、各々盛り上がっているようです。

40分位の登りでは、あまりトレーニングにもなりません。今回も灯台コースへ向かい、登り返す事にしました。
山頂小屋から、五箇峠・灯台コース分岐までは、20センチほどの圧雪で、所々穴ぼこも有り、転ばないよう気をつけます。

今日は、風があまり無く、もやって海の彼方の佐渡島見えません。
183_002 灯台に向かう、相方
雪は有りません。




183_003 今日も、佐渡島見えず。。
眼下に、角田岬灯台。

梨の木平で、コーヒー1杯のみ、小休止。
この付近、カタクリの花には、未だ間がありそうです。

今日はここまでで、ここから登り返しです。

目の前に蝶が飛んでいたので、下を見ると、今年初めての コシノカンアオイ です。
183_010 183_012

残念ながら蝶を撮ることは出来ませんでしたが、ギフチョウかな???と思われます。

華やかさは、有りませんが、越後の春を感じさせる1つだと思います。
蝶は我々に、恐れをなしたのか?何処かへ消えたまま…

角田山の、穏やかな春を覚える、約3時間でした。

*コシノカンアオイ
 ウマノスズクサ科 カンアオイの仲間
 新潟、富山、福井、山形、長野1部の雪の降る日本海側に
  自生。
 冬(カン)でも葉が枯れない。常緑多年草。
 花が、半ば地に潜っており、その為結実しても種子の散布
 範囲が狭い。 また種子を蟻が運ぶ為、分布速度も極めて
 遅く、1万年で1~3キロメートル程度。従って固有種となる
 ことが多い。
 幼葉に、ギフチョウが産卵する。更に幼虫は幼葉を食し、
 サナギに成長。

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2006年3月11日 (土)

菱ヶ岳・越後新潟里山の雪パート2

雪深い越後にも、確実に春の足音を感ずる今日この頃です。

でも それでも 未だ未だ雪を楽しむ事の出来る 山は幾つもあります。

今回は、TARGETを菱ヶ (974m.) と決めました。

 3月5日(日) 天候 晴れ 同行O夫妻 T氏 我家 計5名

 7時05分 旧 五頭スキー場P
時間が少し早い為か?何時もは混み合う駐車場も、車はマバラです。
鋲つき長靴に履き替え、出発準備。。
先に着いていた人達は、皆さん五頭山へ向かいます。
前夜 少し降ったので無論トレース有りません。

 7時15分
若干 抜かるので、最初からワカン着装で歩き始めます。
新雪有るも、膝上ラッセルするほども無く、気持ち良く、ワカン歩行が出来ます。
18_001
なだらかな尾根歩きです。

 8時50分~
途中休憩含め、1時間40分程で、最大の難所 杉ノ鼻 の壁が立ちふさがります。
18_006
前方、右手に杉ノ鼻が…
先導者が居ない状況下では、ジィ~ジの体力と技術では残念ながら到底クリアー出来る場所では有りません。今回も、経験と技術を兼ね備えたO氏におんぶに抱っこです。ワカンを確実に蹴り込み、且つ安全な箇所を見つけながら慎重に、確実に壁に向かいます。後に続くジィ~ジ時々ズルッと滑りそうになる事も…
高度差30m.程ですが、O氏10数分の格闘です。

  *10年程前 足場がシッカリついている時でしたが、今の時期ジィ~ジも知り合いの女性が、単独行で来て下山時、この脇の辺りで滑落。ジィ~ジも捜索に出た事がありました。
1ヶ月後に、雪に埋まっているところをHelicopterが発見しました。

ここをクリアーして、尾根筋にブナ林のピークを3箇所走破し、最後の急登を詰めれば、山頂です。
18_012
最後の急登が始まります。

 10時20分 山頂到着
O氏中心に約3時間強のラッセル、アルバイトです。
杉ノ鼻、我々5人の足跡のお陰とは言いたくありませんが、山頂到着に近づくに連れ、チラホラと後続が続いて登ってきます。
アイゼン着装の男性が、我グループに挨拶、感謝の意を表し、先へ進んでいきます。
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山頂到着の様子。
折角難儀して登り、そのまま下るのも芸が有りません。そのまま向かいの五頭山へ向かう事に…
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行く手に飯豊を望みながら、ルンルンと尾根歩き。。
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お天気上々 気持ちイイ!!
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飯豊五頭山が呼んでいます。
帰り急ぐ訳で無し、途中で早めの簡単な昼食を採ります。
後から、何組かのパーテーもやってきます。

しかし 驚く事に、ワカン スノーシュー アイゼンも持たないで来る連中すら居ます。無論当たり前の如く何の挨拶も有りません。雪山へ来るに、遅く出かけ他人のつけたルートを利用するにせよ、向かいの五頭山往復ならまだしも、有る意味、命がけで道付けしたのに…幾ら好天であれ、山を舐めすぎているのでは…自分達が先導であれば、当然ここまでたどり着く事は、100%不可能。。
何を考えて来るんだろう???

18_027

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五頭山
方面向かう登山者。
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雪の感触を楽しむ我チーム
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前方は飯豊連峰ですよ!!

 12時35分 五頭山 ゼロ峰
18_041
ピークが、ゼロ峰。。
三の峰には、相変わらず多数の登山者が銘々思い思いに、楽しんでいます。
風も無く、穏やかな1日です。
18_047
三の峰の蒲鉾型避難小屋、雪の下ですが、地元山岳会が掘ったのか10m.程、横穴が上手に入り口まで…
最後の名残の休憩 コーヒータイムをユックリ取り、往路を振り返り、また飯豊を愛で下山開始。

 13時 五頭山三の峰出発
下りは、脱兎の如く…

 13時45分 どんぐりの森登山口 到着。

 14時駐車場
帰りは何時もの通り、村杉温泉 川上豆腐店に立ち寄り、豆腐の試食、豆腐と三角揚げを購入。あわせて、おからを袋詰めに。。

 感想
前日若干降ったので、新雪も鮮やか、難所杉ノ鼻最初にクリアー。天気も最高。。今年最初の菱ヶ岳。
飯豊の全容と全てに満足の1日となった。(酒の肴の三角揚げも!!)

 さて 次は何処に行こうかな??

 

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2006年3月 4日 (土)

モンスター求めて(西吾妻山)

2月末から3月に掛けて面白そうな処、それも、たまには温泉付きなんか良いじゃない!!と岳友のO夫妻と相談。。その結果、西吾妻山(2,035m.)と決定。

3月2日(木) 曇り
O氏の車で、6時出発。関川村から小国経由で米沢へ、そして白布温泉に向かいます。道路の脇は雪の壁ですが、白布温泉からロープウェイ駅迄の急傾斜の車道は、除雪と温泉熱を利用した融雪施設のお陰で、安心して進む事が出来ます。

9時5分ロープウェイ駅P 到着。

平日です。駐車場は、ガラガラ状態。
雪こそ降っていませんが、曇天で風も…最初から上下雨具着装で出発準備。

  ☆ ロープウェイ料金  往復 1,080円
                         毎時 00分 20分 40分 発

9時30分 天元台 着。

時折、冷たい強風が音を立て、吹き付けます。
リフトは運転されたいますが、気の毒に、客は、 マ バ ラ です。

10時10分 北望台 着。

風に頬を打たれながら、3本のリフト乗り継ぎ、北望台です。
リフトの従業員氏に、挨拶をし、行き先を告げます。
平日・曇天…先へ進むのは、後にも先にも 我々4名のみ。

   リフト料金 3本 各300円
      2本目、3本めは、下りに使えません。
    (下りの営業許可を取得していない。安全ガード無し)
     1本目の下り 最終4時

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新雪も有り、ワカン着装で、ノートレース、目印も無い樹林帯を、凡その検討をつけ、進みます。

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ガスで視界不良です。
頼りになるのは、地図とコンパスと、数年前に来た時の山容の記憶です。

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薄日が射すと、処どころに目印を見つけることが出来ました。
ROUTEは、大きく外れてはいなかったようです。
我々も、安全を期し、pointpointに赤布付け進みます。

11時30分頃

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薄っすらと行く手に、梵天岩 天狗岩が…
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この手前辺りから、モンスターがお出迎え。。
(晴れていればな~)
風が吹くと、瞬間 ガスが切れるが、ホンと一瞬の間。
気温は、-10度~12度?それ程寒さは、感じません。

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梵天岩から約高度さ30m.下り、そして登り返せば、山頂です。

12時05分 頃 山頂付近

標識は無論、雪の下、おまけにガスで視界殆ど利きません。
大体の見当で、勝手に納得です。
何にも見えないので、即 下山開始。

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モンスターちゃん達。
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下山する我チーム
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トレースも消えています。
是だけだだ広いと、ガスれば遭難も充分起こりえます。
赤布回収しながら、下山します。

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中大巓 人形石方面
部分的に、晴れ間が…あ~あッ

13時05分 北望台 着

従業員さんに、帰着報告。
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リフト3本分 ゲレンデをぐんぐんヒタスラ下ります。
お客さん殆ど、いません!
下には、ペンションが並んでいます。

14時 天元台 着

無事に戻ってこれました。
あとは、ロープウェイで下るだけです!!

 (感想)
 八ヶ岳に続き、又もや、お天気に恵まれず、眺望不良残念至極。。ただ誰も居ないオオシラビソ樹林帯の中、そしてガスで視界不良な、広大な台地を、ルートファインデングしながら進み、ほぼ目的達成できた事は、ある種の満足感を得るには、充分であった。
新潟からは、至近距離でも有るので、身体に異常が無ければ、日帰り圏内なので、天気を見て、再度訪れようと、新たな意欲をかき立ててくれた。

 *) デコ平~西大巓~西吾妻山 好天の眺望は
        ↓
     しげぞうの山登り日記 ご参照(H18・2・25)

  番外
折角の県外です。今回はマッタリ、ノンビリ骨休め!!
山がメインか?酒と温泉が主目的か?

本日は
白布温泉ではなく、かの小野小町が1,200年前に立ち寄った??の、小野川温泉 せせらぎの宿 K荘 泊。

鄙びた外観の宿ですが、79度の源泉を利用したかけ流し、そして教育された従業員のもてなし、地元 米沢牛を主体にした料理等(地産地消) そしてアルコールが…満足感を増幅してくれ、寝る前の、雪見の露天風呂での一風呂が、一日のフィナーレを飾ってくれた。
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 番外続き

翌日は、米沢市と歴史探訪の勉強です。

 酒造資料館 東光の酒蔵

 上杉の城下町 上杉神社
      
ジィ~ジ 実は、上杉家を支えた、直江山城守兼続公に凄く惹かれているんです。

 米沢織り    織 陣

  この項 後日記事アップ予定。。

    以上 おしまい。。



    

 

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