山行記録 西穂高岳
本当は、湯俣温泉~竹村新道~野口五郎岳~赤牛岳~読売新道の予定だったのだが、生憎 今回も予報がイマイチ 何時もの通り行き先変更。とどのつまりは、相棒のカミさんと2人で西穂高岳に決定。。。
26日(金)昼食後、近くで新潟名物 笹ダンゴ を買い、新潟西ICから富山を目指す。3時半過ぎ富山市在住の長兄宅訪問。手土産のダンゴを渡し、小一時間の歓談後、神通川添いのR41を新穂高に向かう。未だ明るい内に無料P到着。フロントシートを倒し、車中泊の準備。新穂高ロープウェイの始発は8:30と書いてある。
*日曜は始発7:00とのこと。矢張り事前調査が必要だった。
8月27日(土) 曇り時々晴 (参考コースタイム 西穂高岳山頂往復 約7時間)
朝起きて周りを見渡すが、ガスが深く立ちこめている。今日も余り期待できないみたい。。。でも帰るわけにもいかない。7時過ぎにロープウェイ駅に行ってみる。既に団体を含め、100名位、入口階段で改札を待っている。日曜日で有れば7時には乗れたのに…それでも8時頃改札。8:30の予定より少し早めてくれ、8:151番で8:35西穂高口到着。ガス晴れる様子は未だ無し。
8:35西穂高口駅ー9:25‐9:35西穂高山荘ー10:35‐10:40独標ー11:50-12:15西穂高岳ー13:25-13:30独標ー14:15-14:30西穂山荘ー15:15西穂高口駅 (実質歩行時間 約 5時間40分) 16:20新穂高温泉口駅
新穂高温泉口駅の所在地です。(海抜2,166m.) オオシラビソの大木で覆われた千石平園地の平坦な木道を暫く20分ほど進むと、高度差約200m位の登りとなる。足場も悪くなく、ジグザクにきられているので、それ程苦にならない。登りきって、少し道が緩くなれば西穂山荘だ。この辺りが丁度森林限界でもあり、植生の様子が変わってくる。
天気の様子変わらず、ユックリコーヒータイムとした。
小屋の前、テントサイト脇はトリカブトの花がたくさん。
ハイマツ帯の登山道を進んでいると、風が出てきてほんの一寸ガスも切れ始めた。早立ちの宿泊者か?何人かの登山者が独標上に居る。
10:35独標到着。小休止後先へ進む。視界は未だ鮮明にはならないが、眼前にピラミッドピークが形良く、屹立している。ハイマツの中の痩せた稜線を、注意しながら前進。
漸く、11:50西穂高岳山頂到着。ジャンダルム、奥穂高岳方面以前ガスで残念ながら、展望開けず。
根がセカッチで、暫くユックリすれば良いのに、直ぐに下山開始…これが何時もの通り、後悔の始まり。。。時折ガスが切れ始めてきた。
振り返れば西穂高山頂が、そして前方には独標方面が…おまけに前穂高まで!!!
独標に着く頃には穂高の吊尾根までも… 俺は馬鹿な男だなぁ~ もっとユックリしていれば 後悔先に立たず。 思いを残しながら14:15には西穂山荘帰着。霞沢岳も相変わらず、山頂は重々しくガスを戴き、勿論、焼や乗鞍岳も全く見えず。でも今回の目的は一応達成。そこで1杯¥800の生ビールで喉を潤す。旨い!!!後はひたすら帰るのみです。4時半過ぎ新穂高温泉 ひがくの湯 で汗を流し、帰路につく。
今回 出会えた花 トウヤクリンドウ、トリカブト、ヒョウタンボク、カニコウモリ 他
総評(私見)
なかなか好条件にめぐり合えないのも、多分に自分の性格(セッカチ)の所為もあるのかも…と反省させられた。併せて、風向きとか、気象予測の勉強もするべきだ。 有る程度の力量と天候条件がマッチすれば、ジャンダルム経由、奥穂高へ行くのだろうが、高所恐怖症・平衡バランスの悪い自分は、敢えて無理はしないが、晴れていれば360度の展望と、それなりの岩場体験ができ、且つ花々や雷鳥などにも巡りあえるチャンスがたくさんある、お薦めのコースだろう と思います。小生 昨年12月の始めにも来たが、新雪の頃もgoodです。
今回出会えた花々は じぃ~じの「山と花の記録」 に入れました。宜しければリンクをクリックしてください。
追)
後日談ですが、小生たちがロープウェイ駅に向かい、下山している途中、宿泊予定で登って来る沢山の登山者とすれ違いましたが、其の中の お1人 新潟市の62歳の女性が翌28日(日)西穂高から滑落され、亡くなられたとの報道がありました。 ご冥福をお祈り申し上げます。また 良い思い出を残す為にも、力量を過信せず、充分注意したいものです。 (合掌)
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