急遽、障子ヶ岳・天狗角力取山へ
7月2日(土)
梅雨前線の南下が前日の予報より早くなったのか、朝から時折陽も射し、〝しまった。何処か行けば良かった〟いまさら仕方が無いので手近な処で【角田山】でも行こうかな?と思いながらも念の為、岳友のO夫人に℡。丁度彼女もネット検索で予報を見ていたらしく、〝山形県は天気が良いみたい。久し振りに天狗角力山でも如何?〟〝良いね。行こうか〟話は簡単。早速簡単な行動食を買い、出掛け支度。2時一寸前にO氏が我家へ迎えに来てくれ、2夫婦で鶴岡に向かい即、出発。土曜日の所為か、おばこおけさラインもそれなりに車の量も多く賑わっている。山形自動車道に入り、横目で月山を望み、月山湖添いに寒河江川を上り、西川町大井沢へ5時半過ぎに到着。民宿 平三郎 にて夕食とする。地物山菜料理、月山竹、搗きたての餅、そして10割蕎麦(食べ放題)、果ては 名物 佐藤錦 までの大サービス。これで何と1,500円也。あまりの安さと旨さに感激し、茸シーズンでの再訪を約し、満足感に浸りながら大井沢自然と匠の伝承館 前のキャンプ場でテント設営。(無料)先客は釣り人が10数名。8時過ぎには久々に見る満天の星、…思いがけない、おまけ一杯の夜となった。
7月3日(日)
小生柄に無く、眠ることだけには意外に神経過敏で、うつらうつら 結局4時に皆を起こし、テント撤収出発を促し、5時一寸前に南俣沢出合へ。10年位前、2年連続紅葉シーズンに1泊2日で天狗角力取山から障子ヶ岳へと周遊した経験があるが、今回は 逆コースそれも日帰りと一寸ハード?でも日帰りだから其の分荷は軽い…等思いながら5時スタート。林道をユックリ約25分進む。林道終点が出谷吹沢、障子ヶ岳の登山口であり、標識がある。
ここから本格的な登りとなり、大クビト(1,060m.)へ直登。風も無く汗が噴出すが、登山道の両脇には ヒメサユリ、石楠花、ゴゼンタチバナ、アカモノ、ツマトリソウ、サラサドウダン、タムシバ etc が疲れを癒してくれる。稜線へ出ると流石に風があり、気持が良い。アップダウンをいくつか繰り返し、8時5分紫ナデ到着。小生 未だに紫で無く、柴ナデ と思っているのだが、自分が間違えているのかなぁ?足元にはニッコウキスゲ、行く手の障子ヶ岳とバックの朝日連峰の大朝日から以東岳と眺望は素晴らしい。 (右写真は障子ヶ岳と以東岳)一休みし、先へ進み、8時55分 障子ヶ岳(1,481m.) 到着。残念なことにガスが出始め序々に行く手を阻みだす。休憩後小一時間で粟畑(1,397m.)目の前に天狗小屋と少し離れ、天狗の土俵が現れる。小屋は大きく立て替えられ昔の面影はまるでなくなっていた。天狗角力取山(1,378m.)着10時20分。梅雨で敬遠したのか登山者はまるで無く、独占。早めの昼食タイム1時間とり、粟畑経由し、只今補修中の悪路を竜ヶ池から焼峰へそして最後のバカ平へと下るが、途中の南俣沢の枝沢では丁度雪解けと相俟って 水芭蕉、リュウキンカ の競演で見事であった。また両脇の大ブナの枝張りも様々で目を楽しませてくれた。2時丁度駐車場着。実質歩行時間約8時間それなりの疲労感を覚えたが、改めて高度の割りに朝日連峰の奥深さも思い知らされ、充実した山行となり、湯ったり館で汗を流しながら感慨に浸り、帰路についた。梅雨の合間ラッキーな二日間になった。この山域紅葉シーズンには大賑わいだが、残雪期も花々と朝日連峰の眺め素晴らしく、日帰りはそれなりに歩き甲斐あり、お薦めです。
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コメント
山いろいろ様
是非 紅葉シーズンに登られることをお薦めします。
今夜お出かけの由、きっと願いが通じ、天候に恵まれる良い山行となるでしょう。
それにしてもdynamicによく行動され、感服します。
投稿: 輝ジィ~ジ | 2005年7月 5日 (火) 22:28
山菜、餅、ソバとくれば自分の大好物ばかり。民宿「平三郎」、早速チェックしました。
花の写真もいいですね。天気に恵まれての、素晴らしい山行の様子がよくわかります。
朝日連峰にはしばらく足が遠のいています。秋ぐらいには登りたいものと思っていますが・・・。
今夜のフェリーで太平山&森吉山に向かいます。祈る!晴天!。
投稿: 山いろいろ | 2005年7月 5日 (火) 16:25