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2005年7月

2005年7月28日 (木)

山行記録 剱岳(長次郎谷)

7月23日(土)~7月24日(日)

会の先輩Yさんのお誘いで、長次郎谷経由の剱岳へ、当初は体力・技術的な自信が無く、かなり参加を迷ったが、滅多に無い機会と思い、意を決して仲間に入れて貰う事に。

  • メンバー Y氏、O夫妻、I女史、我夫婦 計6名。

 7月23日(土) 天候 曇り   実質歩行時間  ユックリ 2時間30分

AM4:35新潟西IC出発。途中、北陸道名立谷浜SAでY氏を迎え、7:35過ぎ立山駅到着。幸いシーズン最盛期にも拘わらず、駐車場スペース有り。安堵 早速身支度整え、又 軽い行動食を摂る。Y氏が既に室堂直行バスを予約して有ったので精神的な余裕あり。
称名川添いバス通りの脇でカモシカが偶然見送ってくれた。

8:30立山駅発ー9:35室堂着 
天候がイマイチで、車窓より称名滝、薬師等は見えなかったが、山陰から観光に来た親子連れが残雪を見て、大喜びをしていた。それにしても思ったほど観光客も登山者も少ない気がする。今日は剣沢小屋までなので、気分的に余裕綽々。〝玉殿の水〟を飲んだり、…

9:50室堂出発ー10:30雷鳥沢 
雷鳥平のテントも気のせいか?チョイ少ない。ジィ~は雷鳥坂の山裾の湧き水が好きで、毎度飲むことにしているが、冷たく、甘みもあり、旨い。
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ご存知地獄谷       雷鳥沢幕営地                                                                                                                                                                                          

10:35雷鳥沢ー(11:55-12:30)別山乗越・剣御前小屋ー13:00剣沢小屋
 
剣御前小屋は剱岳への往復そして雄山、別山からと行き交う登山者も多く、混雑している。丁度 お昼時間なのでユックリと食事タイムとする。眼下前方には今日の宿、剣沢小屋。目的の剱岳はガスで望めず。お昼を終え沢に向かってハクサンイチゲ、アオノツガサクラを愛でながら約30分。小屋到着。泊り手続きをし、ついでに小屋主の佐伯さんに長次郎雪渓の状況を聞く。
曰く、「3時半に出てもまず日帰りは無理だろう。それから長次郎の頭に向かって右俣は行っては行けない。必ず左俣を…」等のアドバイスを貰う。困った、予定通り行かないかな?でもまぁ行くっきゃなかろう…8畳部屋に6人とゆったり、時間も早いので後は飲むしかない。5時の夕食まで何時もの通り、飲めば飲むほど話が盛り上がる。愈々夕食だ。小屋の気配りで、銘々に揚げたての海老フライを始め、蕨、薬味付き豆腐等々、ご飯も味噌汁も頗る旨い。近頃の小屋はもてなしが大変だ。(佐伯さんの息子さんハンサムだ。嫁さんも可愛い。)豪華?な夕食の後は、外へ出て、夕暮れの景色を眺めるが、剱岳のtopは残念ながら未だ顔を出さない。

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 夕食(旨い)          剣沢山荘   
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7月24日(日) 天候 晴 実質歩行時間  約10時間

4時半小屋で用意してもらった弁当を食堂で食べ、(朝食5:00~の為)出発準備。
既に別山尾根への通常ルートを採る団体登山客の殆どは4時前に出立している。
…3時半には出かけたほうが良いと言われていたのに。
山頂はtopにガスが少しかかっているがほぼ全容が望める。

5:00剣沢小屋発ー5:30剣沢雪渓取っ付きー(6:00-6:10)長次郎谷出合ー(7:55-8:15)熊の岩上部ー(9:20-9:40)長次郎コルー(10:10-10:50)剱岳山頂ー12:00前剣ー12:45一服剣ー(14:32-15:00)剣御前小屋ー(15:55-16:00)雷鳥沢ー(16:47ー17:00)室堂ターミナル バス美女平18:00 ケーブル立山駅18:10

今年は例年に比し残雪多い。剣沢雪渓に入り、〝どうせクランポンつけるならつけてしまおう〟涼風共相俟って快適に雪を踏み、小屋から約1時間で長次郎谷出合へ。
先達は1名? 愈々本格的な登りの始まり。源次郎尾根根と八ッ峰に挟まれた狭い谷合いの雪渓を標高差約1,000m位登らねばならない。
凡そ1時間位で前を行く先達を追い越す。やがて八ッ峰の主稜が眼前に展開される。
クライマーが2名準備をしている。無論ジィ~には縁が無い世界であるが…そして熊の岩で大休憩とする。ここから左俣を目指すが斜度は30°位か?振り向くと結構落ちているように見え吸い込まれそうな錯覚に陥る。
なにせバランス感覚が悪いジィ~は緊張せざるを得ない。それでも幸いなことに今年は雪が多く、行く手を阻むクレパスが無く、ルートは取り易そうだ。コルが目の前に見えるようになってもなかなか着かない。ピッケルに無駄な力が入る。やっとコルに着き、クランポンを外し、安堵の大きなため息。コーヒーを飲んだり、甘味を口にしたり、大休憩後、落石・浮石に注意しながら慎重に約30分で山頂へ。三角点をタッチし、メンバーと握手を交わす。この年で、さらに何の技術も持ち合わせていないのにどうにか無事頂に立て、素直に嬉しさがこみ上げてきた。山頂には数パーティで意外に混んでいない。団体さんは早くきて多分もう下りたのだろう。山頂の社に御参りをし、早めのお昼にする。周囲の屹立する岩峰は見えるが、残念ながら遠望は利かない。さて休んだら後は下るのみ。蟹の横ばいも順番待ちも無く、スムーズに通過、向かい側のタテバイも時間的にか?あまり居ない。慎重に前剣へ向かう。この辺り浮石多く、昨日も負傷者が出たし、前回来た時も落石があったので、要注意だ!そしてやがて1服剣到着。ここへ来て、漸く安心感が湧いてくる。後はトラバースで剣山荘を眼下に、快適なフラワーロードを進む。コバイケソウ、シナノキンバイ、ハクサンフウロ、イチゲ、チングルマ、etc。。。更に雪の斜面を進み、とうとう剣御前小屋へ。ここまでくれば当然乾杯でしょう!万感迫り、喉元通る生ビールの旨いこと、旨いこと。小屋の電話を借り、世話になった剣沢小屋の佐伯さんに無事の報告を済ませ、名残惜しさ一杯でターミナルへ向かう。夕方になり天候も安定したのか?往路には見えなかった雄山がくっきりと見える。残雪とのコントラストで美しい。15分位の余裕で5時のバスに乗れた。最終6時のケーブルに接続、帰れるか心配したがどうにか1泊2日予定計画よりも2時間程余分に掛かったが達成できた。ウェル・サンピア立山でユックリと感慨に浸り、汗を流し、そして北陸道を下った。満足・感激の山行となった。メンバーに感謝。剣沢小屋の皆さんに感謝。そして山に感謝。

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     熊岩付近からの八ッ峰Ⅵ峰

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      熊岩辺りからの源次郎

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        振り向けば針の木岳
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         ジャンダルム方面
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          山頂 拝殿

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      蟹の横這い (相方)

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           蟹の縦這い
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                      お終い

   





 

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2005年7月21日 (木)

連荘で~す。 ② 花の火打山

7月18日(月) 海の記念日祭日。

連荘で~す。(何年振りだろう?)今回もどなたからもお声が掛からず、wifeと2人。日帰り圏の選択で【火打山】と家内の鶴の一声?で、行き先決定。(火打山1昨年4月残雪期以来) 5時丁度に自宅出発。途中 北陸道上り線米山SAで朝食とする。何時もは持参し、tea serviceを利用するのだが、今回は面倒なので、軽食コーナーで うどんセット を注文。これが大失敗で99.9%の賛同が得られると思われるほど、チョー不味い。プリペイドのチケットでなければ 金返せ!と言いたい程。もう少し商売真面目にやって欲しいもの。 不快な思いでの米山あとに、長野道へ、杉野沢経由の国民休暇村笹ヶ峰ロッジの大駐車場に7時20分着。既に県内外からの車が200台位か?キャンプ場のテントは数張りなので、殆どが山だろう。

7時30分 登山口  

従来の登山口から数10m.離れたところに、センサーカウンター付きの関所が新築されていて以前と様子が違っていた。

170719_001

 

  真新しい登山口ゲート                                                                  愈々スタート。ここからは、木漏れ日の当たる、ブナ林と笹の登山道となるが、ありがたいような、ありがたくないような木道が延々と続く。(自然保護とハイカーの遊歩道として) 左に沢音聞きながら…         170719_002                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                           

8時17分 黒沢着  ここで10分休憩(大概休憩します)

黒沢橋以前洪水で流され1本丸太のこともあったが、何年か前に鋼材とコンクリートの永久橋となった。一休みし、沢を渡ると愈々登り。直ぐに12曲がりの急坂にかかる。汗を流し、クリアーし、一寸緩登になるが直ぐに岩混じりの足場の悪い急登が再び始まる。この辺りが1番難儀な場所?我慢して先を進むと漸くオオシラビソの林の緩い道となり、富士見平に到着。数パーティーが休憩中。右に行けば黒沢ヒュッテとなる。

9時40分 富士見平着

暫く登れば、条件の良い日であれば、富士山も望めるが、残念ながらそこまでは…ここまでくれば高谷池ヒュッテまでは近い。、ネマガリダケに足をとられないように進む。火打山も指呼となり、振り返れば妙高山も…

10時25分 高谷ヒュッテ着  休憩15分

小屋の前のベンチを中心に、tour登山客を始め、100人近く、寛いでいる。池の周辺はハクサンコザクラが見事に咲き誇っている。

170719_010 ヒュッテ前からの火打山       ハクサンコザクラ170719_011

ユックリ休憩を取り、湿原の北側を巻き、先へ進む。キヌガサソウが群生している。やがて水面に火打山を映し出す地塘点在する天狗の庭に到着。コザクラのピンクとマッチ素晴らしい景観だ。また木道の脇はコバイケソウの大群落。そして尾根通しで山頂へ向かうが、残雪残るハイマツ帯の雷鳥平には生まれたての雷鳥の雛が樹間をちょこまか歩き回っていた。ハイマツ帯のザレ場急登を越すとやがて山頂。170719_028

  コバイケソウ&キジムシロ

12時2分 山頂着 50分休憩

山頂には数10人の登山者が、各々満足げな顔をして思い思いに楽しんでいる。眼前の焼山から金山へ、そして雲間から北アルプスの1部、更に高妻… 来て良かった!!と思う瞬間だ。汗ばんだ身体にビールが殊更旨い。満足 満足  全く偶然にも現在は長野市に住む過っての岳友T夫妻に遭遇し吃驚。

12時52分 下山開始。

充実感一杯で、下山開始。キンポウゲ、ウサギギク、など花を愛でながら後ろ髪(あったヶ?)引かれる思いでヒュッテに向かう。途中 泊まり予定の登山者が後を絶たず、登ってくる。

13時55分ー14時5分 高谷池ヒュッテ

テントを撤収作業中のT夫妻に別れの挨拶。

14時40分 富士見平

火打を振り返りながら下り、12曲がりへ向かう。

15時33分ー15時40分 黒沢

黒沢では冷たい沢水で顔を洗い、喉を潤す。

16時13分 登山口着

花々と残雪とのcontrast、火打の優美な姿、眺望の素晴らしさ、善い山行となった。帰りに杉野沢温泉で汗を流そうと立ち寄ったら、30歳手前の若い岳友N山君にバッタリ。彼は、たまたま火打~妙高縦走してきた由。偶然とは重なるものなり。

 総括

特別ハードで無いかも知れないが、久し振りの連荘が出来て、自分では満足。年代の割りに丈夫?な身体を与えてくれた親に感謝。ヤッパリ条件が合えば山はストレスも溜まらず、健康管理にも最高だし、結構 偶然の機会にめぐり合えることも有り最高です。越後には登り易い手ごろな山が結構数多くあり、ありがたい。

  もし お暇が有れば じぃ~じの「山と花の記録」も、ど~ぞ 残雪の火打も有ります。

 

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2005年7月18日 (月)

連荘で~す。 ① 蒸し蒸し二王子岳

7月17日(日)

観天望気イマイチ。なかなか天候の変化が読めず、一応降ってはいなかったので、二王子でも行こうか と言うことになり、山へ行くには遅い8時半に家を出て、7号バイパスへ、ついていない時は良くない事重なるもの、聖篭IC辺りで事故渋滞。結局二王子神社P到着は9時50分

_006 神社参拝 矢張りお賽銭でしょう

9時55分出発 あまり風が無く、直ぐに汗が噴出す。10時30分水場 柄杓で2杯も飲む。腹1杯。急登を頑張る。

10時45分3合目一王子神社 立ち休憩。11時20分5合目独標休憩しなきゃ!冷凍GrapeFruit 疲れにはビタミンCを

11時32分出発。始めよいよい 油零しは汗が流れる。12時10分7合目油零し→お花畑は未だ残雪有り。

_002 お花畑辺り 未だ残雪

でも、登山道の右手、山側には_001大桜草

(一寸惚けました。)

12時45分山頂到着 ガスで飯豊は見えず、

_004

本当は目の前に全容が見えるはずなんだけどなぁ

 東京からの3人パーティ裏コースから6時間掛け到着。小屋泊まりの由。飯豊見て貰いたい。

ビールももって行かなかったので、13時Just下山開始。→13時25分油零し。→13時55分5合目独標未だ暑く、蒸す。14時54分二王子神社着。 結局ガスが湧いていたわりにはムシムシDayでした。

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2005年7月16日 (土)

彼の地で…そんなことが

彼の地 =  新潟県東蒲原郡鹿瀬町(現在は阿賀町)日出谷

そんなことが  

 7月12日(火) 所属しているNPO法人の「環境と農業研究会」で、 メダカの養殖による特産品つくりと言う演題で、うるめっこ組合 波多野 博氏 の講演を拝聴した。

 ジィ~ジは無論 知らなかったが、江戸時代から特に、村松藩(中蒲原郡村松町)を中心に冬季の保存食として、佃煮で食される風習があったとの事。更に、江戸末期にはそれが見附あたりまで、拡がっていたらしい。昔は田んぼや小川のあちこちにいたクロメダカが、近年、田んぼの基盤整備で、棲家を失い絶滅状態になり、従って其の珍味も忘れられかけていたが、たまたま緋メダカで試しに作ったところ、味は変わらなかった。そこで阿賀野川の清冽な水と、棚田を利用し、それまでの鯉や岩魚の養殖技術を利用し、12年前から本格的にメダカの養殖を始め,味付けそして製品化として真空パックから色々と試行錯誤を重ね、現在の壜詰めに至り、そしてまた、あまり特産品の無かった鹿瀬町も町の特産品として資金面でもバックアップしてくれたそうである。更にNHKほかマスコミ各社からもかなり取材を受け、また教材用としても地元内外の学校に提供し、水環境の大切さ等教育面においても貢献しているらしい。  

 雑学として  親メダカ 1万匹の重量≒3~4㎏。翌年には ≒30㎏位までに(10倍)

        メダカの天敵  水カマキリ、山せみ、ゲンゴロウ等

そんなことが=メダカの養殖   でした。

新潟いろんなところで、いろんなことが行われているんですネ!

  詳しくは  うるめっこ組合 HP を

  

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2005年7月11日 (月)

結局は…越後駒ヶ岳

天気予報を見て、my partner O夫人に℡。「土曜日の方がよさそうね!何処にする?飯豊頼母木それとも駒あたり?」 「明日は飯豊の胎内ルート山開きだから、飯豊にする?」 「でも混みそうね!」 「じやぁ駒にしょう」…何時もの通り、お手軽仲間の話は簡単。結局、越後駒ヶ岳に決定。

7月9日(土)

メンバー O夫妻、S太氏、我家 計5人

〈4時35分〉 新潟西IC→〈6時25分〉 駒の湯登山口 

 始めから駒の湯コースを採る積りだったので問題ないが、駒の湯手前の灰の又から銀山湖へのR352は通行止めのバリケード有り。従って枝折峠コースは不可能であった。登山口の駐車スペースには既に10台弱。どうにかスペース確保。 (R352は7月10日開通) 

〈6時35分〉 登山口出発→〈9時10分‐25分〉 小倉山

身支度整え、出発。 道行沢の吊橋を渡り、駒の湯を見下ろしながら小倉尾根の急登に取り付く。樹林帯で風通しが悪く、直ぐに汗が噴出すが、登山道は刈払いされており歩き易い。栗の木の頭そして小倉山の手前の滑りやすい鎖場 残雪期一寸注意肝要 と急登も有るが、樹間から駒ヶ岳のピークや桑の木沢のスラブが望まれ、気持を鼓舞してくれる。

〈9時25分〉 小倉山出発→〈10時〉 百草の池〈11時5分‐11時20分〉 駒の小屋〈11時35分‐11時45分〉 山頂 

小倉山は360°の展望。左は枝折峠の稜線、前方に荒沢岳、平ヶ岳、更に那須連山そして目的の駒ヶ岳へのルート概要と余すところなく提供してくれる。残雪の上で、コーヒータイムを取り、百草の池へ向かう。(自然回帰・保護の為、立入禁止)足元にはヒメシャガ、またハクサン石楠花。更に草付きと露岩の急登で、前駒。駒ヶ岳へ突き上げる雪渓と大チョウナ沢のスラブが見事である。暫くし、鎖場の有る岩場をクリアーすると、2001年秋に立て替えられた駒ノ小屋到着。眼前にオツルミズ沢源頭の雪田が広がる。一寸休憩し山頂へ。山頂は風向きの所為か?雪は無い。越後三山 中ノ岳、そして八海山が指呼された。雪解けを待って、コバイケソウ、の若芽が鮮やか、また登山道にはタテヤマ竜胆、イワイチョウハクサンコザクラ、…丁度お昼時小屋で昼食とすることに

〈11時45分〉 山頂→〈12時-12時50分〉 駒ノ小屋→<13時55分‐14時10分> 小倉山→〈16時00分〉 登山口

小屋の前の休み場で、空腹を満たす。百草の池手前で、埼玉からの8人パーティーを追い越して来たので、先客は3,4名。米山孝志 前管理人の後任者にもお目にかかった。吹き上げてくる涼風が清々しい。充分に景色も胃袋も満足したので、下山準備に掛かる。百草の池の先で、東京からの若いペアーとすれ違う。平ヶ岳へ行くつもりだったが通行止めで、変更したとか…何時もの事ながら急登の下りは滑りやすく、また下りの約3時間は結構長い。気休めに途中でほんの一寸だけヒメタケを採取。帰ってからのビールの肴にしょう。かなりの疲労を覚えながらも無事4時丁度に登山口到着。 長かったなぁー!帰りの途中 湯之谷村交流センターユピオで汗を流し、更に蕎麦処 薬師に立ち寄り、へぎ蕎麦を腹1ッパイ食べ、帰宅。

179_002  小倉山から駒ヶ岳

179_004  ハクサン石楠花

179_013 山頂とバック
中の岳

 総括及び感想 

 このコース2度目だが、4年前の5月GW残雪期の方が一寸危険箇所も有ったが、直登出来たので登りやすかったかも…併せて枝折峠も二度ほど歩いたが、単調なので、駒の湯コースがお薦め。(但し比較するとキツイが)今回は丁度端境期か期待していたほど花にめぐり合えなかったが、トンボが出ており、おかげで虫さんの被害にあわず助かった。花はもう1週間後位いがいいのかな? 矢張り、残雪期紅葉シーズンbetterと思われる。

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2005年7月 4日 (月)

急遽、障子ヶ岳・天狗角力取山へ

7月2日(土)

梅雨前線の南下が前日の予報より早くなったのか、朝から時折陽も射し、〝しまった。何処か行けば良かった〟いまさら仕方が無いので手近な処で【角田山】でも行こうかな?と思いながらも念の為、岳友のO夫人に℡。丁度彼女もネット検索で予報を見ていたらしく、〝山形県は天気が良いみたい。久し振りに天狗角力山でも如何?〟〝良いね。行こうか話は簡単。早速簡単な行動食を買い、出掛け支度。2時一寸前にO氏が我家へ迎えに来てくれ、2夫婦で鶴岡に向かい即、出発。土曜日の所為か、おばこおけさラインもそれなりに車の量も多く賑わっている。山形自動車道に入り、横目で月山を望み、月山湖添いに寒河江川を上り、西川町大井沢へ5時半過ぎに到着。民宿 平三郎 にて夕食とする。地物山菜料理、月山竹、搗きたての餅、そして10割蕎麦(食べ放題)、果ては 名物 佐藤錦 までの大サービス。これで何と1,500円也。あまりの安さと旨さに感激し、茸シーズンでの再訪を約し、満足感に浸りながら大井沢自然と匠の伝承館 前のキャンプ場でテント設営。(無料)先客は釣り人が10数名。8時過ぎには久々に見る満天の星、…思いがけない、おまけ一杯の夜となった。

7月3日(日)

小生柄に無く、眠ることだけには意外に神経過敏で、うつらうつら 結局4時に皆を起こし、テント撤収出発を促し、5時一寸前に南俣沢出合へ。10年位前、2年連続紅葉シーズンに1泊2日で天狗角力取山から障子ヶ岳へと周遊した経験があるが、今回は 逆コースそれも日帰りと一寸ハード?でも日帰りだから其の分荷は軽い…等思いながら5時スタート。林道をユックリ約25分進む。林道終点が出谷吹沢、障子ヶ岳の登山口であり、標識がある。17_001

ここから本格的な登りとなり、大クビト(1,060m.)へ直登。風も無く汗が噴出すが、登山道の両脇には ヒメサユリ、石楠花、ゴゼンタチバナ、アカモノ、ツマトリソウ、サラサドウダン、タムシバ etc が疲れを癒してくれる。稜線へ出ると流石に風があり、気持が良い。アップダウンをいくつか繰り返し、8時5分紫ナデ到着。小生 未だにで無く、柴ナデ と思っているのだが自分が間違えているのかなぁ足元にはニッコウキスゲ行く手の障子ヶ岳とバックの朝日連峰の大朝日から以東岳と眺望は素晴らしい。17_019 (右写真は障子ヶ岳と以東岳)一休みし、先へ進み、8時55分 障子ヶ岳(1,481m.) 到着。残念なことにガスが出始め序々に行く手を阻みだす。休憩後小一時間で粟畑(1,397m.)目の前に天狗小屋と少し離れ、天狗の土俵が現れる。小屋は大きく立て替えられ昔の面影はまるでなくなっていた。天狗角力取山(1,378m.)着10時20分。梅雨で敬遠したのか登山者はまるで無く、独占。早めの昼食タイム1時間とり、粟畑経由し、只今補修中の悪路を竜ヶ池から焼峰へそして最後のバカ平へと下るが、途中の南俣沢の枝沢では丁度雪解けと相俟って 水芭蕉、リュウキンカ の競演で見事であった。また両脇の大ブナの枝張りも様々で目を楽しませてくれた。2時丁度駐車場着。実質歩行時間約8時間それなりの疲労感を覚えたが、改めて高度の割りに朝日連峰の奥深さも思い知らされ、充実した山行となり、湯ったり館で汗を流しながら感慨に浸り、帰路についた。梅雨の合間ラッキーな二日間になった。この山域紅葉シーズンには大賑わいだが、残雪期も花々と朝日連峰の眺め素晴らしく、日帰りはそれなりに歩き甲斐あり、お薦めです。

17_029 17_038 (障子ヶ岳からの以東岳) 17_041 17_024 17_012 

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