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2024年8月18日 (日)

願い叶わず【小遠見山】

一般的に標高が100m.上がるにつれ0.6度マイナスになると言われています。
そんな訳で手軽に涼が得られるだろうとchoiceしたのが信州白馬村。
此の日の目的は年寄ジィ~ジでも歩けるだろうと【小遠見山】です。
家を出てから北陸道経由糸魚川ICから目的地の駐車場まで≒3時間。

此の日の【小遠見山】【五竜岳】への縦走、また【大遠見山】まで含め、
季節を変えて過去、7,8回目?

8月2日(金)☀
行先 【小遠見山】
同行 相方 ジィ~ジ 計二人
行程 山麓ことおみ駅=アルプス平駅~地蔵の頭~見返り坂~一ノ瀬 髪
   ~小遠見山山頂~一ノ瀬 髪~地蔵沼~アルプス平駅=小遠見駅
記事 白馬駅に向かう途中からは白馬連峰がくっきり鮮やかに見られたものの
   歩き始め同時に目の前にガスが湧き出し、陽射しは真上から直射で暑い。
   高山植物は晩夏の花も含め多種確認。
㏂ 08:25 山麓ことおみ駅(≒820m.)
駅舎の前は植栽された白・黄色・カラフルな花が満載。

8人乗りゴンドラ«白馬五竜テレキャビン» 往復¥2,700
外気温は27,8度?
時間も早い為か?待ち時間無しで乗車です。

㏂ 08:41 アルプス平駅(≒1525m.)
8分間の乗車で一気に700m.程標高差を稼ぎます。
計算上、0.6×7=4.2 ∴4度ほど下がっている筈なれど・・
風が吹いていない所為か?イマイチ爽やかさ感じられません。

アルプス平駅を降りると白馬五竜高山植物園
赤・白・黄色・紫 多彩な花々が出迎えてくれます。

花々に癒されながら,そして【白馬連峰】を眺めながら前進。
この時期、ジィ~ジお気に入りの高貴さ漂うヤナギラン<柳蘭>
対照的に白っぽいナメルギボウシ<滑擬宝珠>も。
更にノハナショウブ(野花菖蒲)の紫。

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ヤナギランと八方尾根唐松岳  ※拡大
※右手後方には【白馬鑓ヶ岳】から【白馬岳】も遠望。

ところが進むにつれ行く手にはガスが湧き出し広がってきます。

㏂ 09:06 地蔵の頭(1640m.)
ケルンの窓からはガスの為【白馬連峰】真っ白け。

更に頭上に被される樹木も無くサッパリ涼しくありません。
暑い暑い、汗が噴き出してくるジィ~ジです。
達者な頃は何でもなかった登山道も年老いた現在、
暑さでスタミナも切れ結構、難儀に感じます。

オオコメツツジ(大米躑躅)ツリガネニンジン(釣鐘人参更に
ピンクで時期の花シモツケソウ(下野草)、そしてタマガワホトトギス
(玉川杜鵑)
etc 花々を眺めて気を紛らわしながら山頂目指します。

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花①  ※拡大

㏂ 09:30 見返り坂
一息入れてスタート地点のアルプス平駅を俯瞰します。
木段混じりの登山道が続きます。

㏂ 10:03-10:07 一ノ背 髪
達者な頃は何でもなかったのにヘロヘロ状態でやっと到着。
備え付けのベンチに腰を下ろし、小休止息を整えます。
周りには
白いホツツジ(穂躑躅)や紅紫のミヤマママコナ(深山飯子菜)

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花②  ※拡大

㏂ 10:28 二ノ背 髪
階段登山道を昇り上げます。
ガスの切れ間から瞬間的に【五竜岳】の雄姿が眼に入ります。

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五竜岳  ※拡大

時間をおいて男女、何人もの方とスライド。
時間的に皆さん【五竜岳】からの下山だろうと思われます。
※縦走も含め達者な頃は4,5回走破した懐かしい一座です

目的地を目の前にしてガスはますます充満。気分は↘。

㏂ 10:40-11:46 小遠見山山頂(2002m.)
目的の山頂到着時には目の前がガスで真っ白。

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真っ白けの山頂  ※拡大

急ぐ旅でもなし、周りの方と話をしたり小腹を満たしたりしながら
ガス消えを期待しながら待ちます。
20数分待機していると次第にガスは一部切れ窓が出現。

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鹿島槍ヶ岳  ※拡大

達者な頃に数回登った懐かしい【鹿島槍ヶ岳】が目前に迫ります。
氷河認定された≪カクネ里≫そして遥か左方向には【爺ヶ岳】も望遠。
数分後、

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唐松岳  ※確認

日帰りや縦走、何回も歩いた【唐松岳】も姿を現します。小屋も目視。
【五竜岳】はガスに覆われたままで見られず。

㏂ 11:51 五竜岳登山口
注意喚起の案内板が建てられています。

下山路を見下ろしながら前進。
山頂への登りの時と比べ若干風が吹き付け少し涼しい。

<二ノ背 髪>付近の上空には数機のパラグライダーが悠然と滑空。
気持ち良さそう!!

㏘ 00:24 一ノ瀬 髪
ユックリと足元に乱れ咲く色とりどりの高山植物を愛でながら下山。
ゴゼンタチバナ(御前橘)そしてアカモノは既に真っ赤な実の状態。
白い花でアジサイに似ているノリウツギ(糊空木)
黄色は時期の花キンコウカ(金光花)
葉っぱの形がカニに似ているカニコウモリ(蟹蝙蝠)
オニアザミ(鬼薊) 
淡い紫の穂状のクガイソウ(九蓋草)
シモツケソウタマガワホトトギスも途切れません。

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花③  ※拡大
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花④  ※拡大

㏘ 01:05 地蔵沼
木段の遊歩道からもflowerwatching続きます。
観光客の姿も散見されます。
タテヤマウツボクサ(立山靭草)ヨツバヒヨドリ(四葉鵯)
キバナノカワラマツバ(黄花河原松葉)
も存在感あります。
シナノオトギリ(信濃弟切草)

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花⑤  ※拡大

(白馬五竜高山植物園)は立ち止まりい立ち止り・・
サッパリ先へ進みません。
タカネナデシコ 、ヤマハハコ 、ハクサンフウロ コマクサ
ヒメシャジン チシマキキョウ イワベンケイ

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花⓺  ※拡大

ジィ~ジの好きな晩夏初秋のマツムシソウも凛として・・・

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大すきなマツムシソウ  ※拡大

オオバギボウシ エゾノキリンソウ ・・・ ・・・etc
植栽されたエーデルワイス、青いケシは既に花は終えてます。
枚挙に暇ありません。

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シモツケソウの大群落  ※拡大

㏘ 01:50 アルプス平駅

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アルプス平駅  ※拡大

≪八方尾根≫の上部は白い雲が被さっています。

㏙ 02:00 山麓ことおみ駅
ゴンドラ(テレキャビン)下車。
山麓駅併設の飲食・土産・スポーツ用品販売etc取り扱いのエスカルプラザ
入浴施設薬師の湯で温泉入浴ゆったりと💦を流します。

皮肉なことに帰路、バックミラーには【白馬連峰】の雄姿が再び目に入ります。


此の日の目的は眼前に拡がる大スぺクタルと涼味を味わいながらの花々鑑賞
贅沢な願いとは裏腹に2,000m.越えにしては無風の所為で意外と涼味感はなく
目の前に広がる筈だった大展望も湧きだしたガスで聊か中途半端。
高山植物も初秋迎える端境期で贅沢かもしれないがそこそこ感。
欲を言えば切が無いけれど八十路を越えた現在、車の長距離運転も含め、
何とかヘロヘロしながらも歩ける、そして次はどこを目指そうかとの
意欲が沸いいてくるのは有り難い。もう暫く現状維持したきもの。


          ジィ~ジ  055-2024

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コメント

もうぞうさま
私は遠見尾根、下りも登りも利用しました。
五竜岳は何回も歩いているので八方尾根からも・・
遠見尾根の紅葉がきれいなのであまり苦とも
思いまあせんでした。

投稿: 輝ジィ~ジ | 2024年8月19日 (月) 19:48

お元気でお若い。
遠見尾根は下りに利用しましたが、長かったな~
登りは八方尾根でした。

投稿: もうぞう | 2024年8月18日 (日) 18:10

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