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2024年7月

2024年7月29日 (月)

思惑外れヤッパリ暑かった【多宝山】

此の日は新潟市の最高峰【多宝山(633,8m.)】目指します。
樹林帯の中に切られた登山道。更に海に面しているので風も吹きぬけ
涼しいかもと淡い期待を抱きつつ、少し早めの時刻に出かけます。

7月21日(日)☀
行先 【多宝山】
同行 相方 ジィ~ジ 計二人
行程 石瀬登山口~石瀬峠~多宝山山頂 (往復)
記事 思惑外れ、やっぱりムシムシびっしょり💦。山頂で久々の出会い。
㏂ 08:45 石瀬登山口
暑い時期でおまけにこのコースは登山者も少なく草は伸び放題。
更に梅雨時で前日の雨を帯びた濡れ葉が足に纏わりつき少々不快。

そんな中、目に飛び込んできたのは唇型に上下二つに分かれ淡紫色の花。
葉が濃い色に由来し名付けられたというハグロソウが点々。

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ハグロソウ(葉黒草)  ※拡大

周りは葉っぱも大きくなったミズ(ウワバミソウ)もびっしりと群生。

峠の手前は距離は短いけれど急登の階段。汗っかきジィ~ジ既にびっしょり。

オレンジ色で濃紅色斑点した反り返って自己主張しているクルマユリも点在。
茎を中心にして15,6枚の葉が輪生しているところから名づけられたという。

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クルマユリ(車百合)  ※拡大

㏂ 0902-09:03 石瀬峠
この場所は、【天神山城址】【多宝山】との分岐。
そして自動車道の«弥彦スカイライン»に面しています。

ここで一息入れ階段登山道登り目的地へ向います。

陽ざしはさして強くもなく、更に樹木に覆われているものの、海側からの
風は殆ど無風状態で吹き出る汗は止まず。

暫く進むとこのコースで一番の急登の階段登山道。
登り切れば再び歩き易いなだらかな道が暫く続きます。

<山頂まで600m.>の標識からは少し勾配もきつくなります。
クリアーすれば«間瀬コース»との分岐。
ここから山頂までは隆々たるブナの大木が広がっています。

㏂ 10:35-11:20 多宝山山頂

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多宝山山頂  ※拡大

山頂には現在建て替え中の気象観測レーダー建屋。
残念ながら展望は得られません。

山頂には一等三角点と天測点。
一等三角点の点名は【弥彦山(638.77m.)】
山頂標識は【多宝山】
【弥彦山】【多宝山】は双耳峰。
【弥彦山】山頂は弥彦神社奥の院・御神廟 神聖な場所なので三角点は設置できない?

此の日の目的は何とか達成できたので腰を下ろし甘味や即席麺などで小腹満たし。
単独行や女性二人連れ、何人かの登山者が行き交います。

するとトレラン姿のご夫婦から「K倉です。お久しぶり」と声が掛かります。
三条にお住いのK倉さん数年ぶりの再会で懐かしく当時を思い出します。
お互いの近況を語りあいます。

此の日は弥彦公園の駐車場に車を置いて、岩室の丸小山公園まで走り
【天神山城址】を登って【弥彦山】経由で走り下るとのこと。
ご夫婦でロングトレイルを走る!!ヘタレな我が家とは大違い。
達者で颯爽と山を走り回れる若さと体力が羨ましい。
「また どこかでお会いしたいですね。」 爽やかに先へ向って走って・・

ユックリ山頂に滞在したので我等も往路を下山です。

㏂ 11:30 間瀬分岐
山頂周辺のブナ林に覆われた一帯は少し涼しかったけれど直ぐに汗が・・

まだ時間的に早い所為か?山頂を目指すハイカー数組スライド。
そしてトレランで後ろから走り下りてくる若人の姿も・・

相方はクルマユリの株があるたびに立ち止まり。
「ここまで42株(本)もあったよ。」

花の端境期?見られる花の種類はかなり少ない感じ。
精々ヒヨドリバナ(鵯花)アオヤギソウ(青柳草) 等。

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ヒヨドリバナ(鵯花)  ※拡大

㏘ 00:40-00:42 石瀬峠

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石瀬峠  ※拡大

階段登山道進めば【天神山城址】へ。

思うように膝が動かず、下山に要する時間は往路とほぼ同じ。

㏙ 01:00 石瀬登山口
登山口にはポツンと我が家の車だけ。
再び汗でびしょ濡れになったシャツを着替えるジィ~ジです。


少しは涼しさも味わえるかな?との期待も空しく、やっぱっり暑かった。
それでも何とか山頂まで辿り着き、思わぬ懐かしい出会いもあり
結果的には達成感も得られ好日に。
梅雨明けしたら少し遠出をしてアルプスの雰囲気楽しみたいもの。

     ジィ~ジ  【多宝山】  02-2024

                   053-2024

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2024年7月19日 (金)

梅雨の合間に【角田山】

幸いジィ~ジが住まいする新潟県(特に新潟市)は梅雨最中とは言え
連日じめじめした曇り空や雨も降るものの線状降雨帯にも見舞われず
大きな被害も発生しておらず有り難い。(※元旦の地震被害はあったけど)
そんな梅雨時の貴重な晴れ間を利用して家から近い【角田山】へ向います。
数あるコースから比較的涼しいだろうと≪五ヶ峠コース≫をchoiceです。

7月13日(土) ☀
行先 【角田山】
同行 相方 ジィ~ジ 計二人
行程 五ヶ峠登山口~灯台コース合流点~三望平~山頂~向陽観音堂
   山頂~三望平~灯台コース合流点~吾妻や~五ヶ峠登山口
記事 此の日も顔見知りの方、何人もスライド 皆思いは同じ?
㏂ 09:30 五ヶ峠コース登山口
道中手前の«ホタルの里コース»🅿には10数台の車。
«五ヶ峠コース»登山口にも既に10数台。
何とかスペース見つけて車を止め出発準備。

歩き始め10数分すると下山してくる二人ずれの方と何組も交錯。
きっと皆さん「涼しいうちに行ってこよう」との思い?
なだらかな道が暫く続きます。

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クルマユリ  ※拡大

最初に目に入ってきたのは花弁が大きく反り返るクルマユリ
ほぼ無風で暑いものの樹木で覆われているので何とか我慢できます。

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爽やかな登山道  ※拡大

時折、木々の間を吹き抜ける風もありお気に入りの場所です。
暫く進めば行く手に吾妻屋が眼に入ります。

㏂ 10:17-10:21 吾妻や
腰掛に座り、水分補給しながら小休止。
再び山頂に向かって歩きだします。

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クガイソウ  ※拡大

今年最初のクガイソウ(九蓋草) 茎の先は穂状に淡紫色の多くの花。
少し急な階段登山道に変り登り切れば・・分岐標識。

㏂ 10:30 浦浜コース分岐
もう暫くすればキツネノカミソリが咲きだし賑わうコース。

㏂ 10:40 灯台コース合流点
ここからは右手に今は朽ち果てた旧 三望小屋を見ながら灌木帯の中に
切られた登山道をアップダウンの連続で進みます。木段登り切れば・・

㏂ 11:00-11:58 角田山山頂

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ホタルブクロ  ※拡大

山頂小屋の近くには色鮮やかなホタルブクロが何輪も目に入ります。
山頂には大ぜいの登山者の姿がみられます。
山頂広場の少し離れた場所のベンチが空いていたので腰かけます。
休みながら小腹を満たしていると「Hさん お久しぶりです。K田です。」
我らが過って所属していた山の会の会員長岡市在のK田さんです。
お茶を飲んだり小腹を満たしながら昔話に花を咲かせます。

小一時間ものんびりしたので、向陽観音堂まで足を伸ばします。

㏘ 00:06-00:10 向陽観音堂
夏靄で期待はしていなかったけれど山並みの展望は全く見られません。

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靄~ッ  ※拡大

下山するべく再び山頂を目指して登り返します。
道端には途切れなくオカトラノオも白い穂状の花。

㏘ 00:21-00:30 角田山山頂
小屋前のベンチではこの日も近所の常連K松崎さんの姿も。

㏘ 00:40 三望平
標識には五ヶ峠まで2.6Kと記されています。

㏘ 00:58 浦浜コース分岐

㏘ 01:08-01:13 吾妻や
疲労感は感じないけれどここでは水分補給です。
少し風が出てきたようで往路登山時より気分良し。
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( 写真左 ヒヨドリソウ   写真右 ヤブラン )  ※拡大

季節が移り、周りで見られる花々も変わってきています。

㏘ 01:55 五ヶ峠登山口

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登山口駐車場  ※拡大

手軽に歩ける山の所為か?車の出入りが頻繁でこの時間で10台強。
帰路の運転は途中で清水を汲んであとは相方に運転お任せで帰宅。


梅雨時で天候が安定していない所為?皆さん思いは同じ?
遠出は控え短時間で走破できる山を剪定?
住まいから近くに手ごろな山があることは有り難い。
直射の陽ざしも避けれるので体力ロスも軽減できて助かります。
此の日のコースは距離は少しあるけれど危険個所も無いので
脚力維持のトレーニングにはもってこい。これからも精々頑張ろう。


     ジィ~ジ  【角田山】  14-2024

                           052-2024

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2024年7月12日 (金)

カキラン&【菩提寺山】

20歳以上も若い山友O野さんから「講習会でカキラン教えてもらったよ。」
特段の用もないジィ~ジ、早速その情報をもとに確認に出かけます。
空模様は少々怪しいけれどこの日の半日、家を空けねばならないジィ~ジに
とっては渡りに船。早々に出かけ支度です。

7月1日(月) ☁/☔
行先 【菩提寺山】通称(地層コース)
同行 ジィ~ジ 単独
記録 情報通り、丁度盛り?のカキラン10株確認 霧雨降りだし撤退。
㏂ 10:36 石油の里 古代館前🅿
情報によれば目的のカキランが見られるのは«地層コース»とのこと。
今にも降りそうな空模様・・・天を仰ぎながら歩き始めます。

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地層  ※拡大

露頭で黒っぽく見えるのが石油を含む砂岩層。灰色に見えるのは泥岩層。
更に断層も確認できます。

暫く道に沿って進むと早速、目的のカキランが数株、そして点々と・・
都合10株強確認。

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カキラン  ※拡大

茎の先に10ほどの黄褐色の花をつけ、下の方から開花。
紅紫模様の花びらが目立ちます。
花の色が柿の実の色に似ているのでカキランと名付けられた由。

ユックリ歩いていると意外に ここにもそこにも・・・目に入ります。

折角なのでこのまま前進して【菩提寺山】へ向かおうと思っていたところ
空はますます暗くなり、びしょ濡れにはならないけれど、霧雨状態。
毎日が日曜日の気楽な立場なれば、その気になればいつでも来れる。
濡れながらの山歩きは遠慮したい。さっさともと来た道を戻り始めます。

里山ビジターセンター・石油の世界館 併設の古代館の🅿へ戻ります。

時間的にはお昼に少し前、久しぶりに外食。
田上町羽生田の峠の茶屋で蕎麦を頂きながら一人ランチです。

ランチも終えて、汗を流そうと秋葉区へ戻ります。
立ち寄りは 花の湯館 新潟市小須戸温泉健康センター⇒コチラ
 ※10年以上ご無沙汰で超久しぶり。

のんびりと温泉に浸り、サウナで汗を流しまった~り。

日帰り温泉を楽しんで次に向かうは行き付けの整形外科医院。
経年劣化の膝・腰のケアーとリハビリです。
いつの間にか空模様は回復し青空も広がっています。

この日、お昼から我が家では一回り以上も若い友達3人を招いて夕方まで
女子会開催中で家へは戻れないジィ~ジです。

リハビリも終え帰宅すると流石に女子会は終了。解散済み。

見頃のカキランゆっくり観察出来て良かった 良かった。

途中撤退の為、カウントせず。

  ~~~  ~~~  ~~~  ~~~  ~~~  ~~~  ~~~ 

久し振りに天気は良いようだけれど。相方もジィ~ジも2人とも
気力的にも体力的にもイマイチ状態。
それでも気を取り直し出かけます。時間的にも既にお昼まじか。
行先はお手軽で身体にも負担があまりかからない【菩提寺山】です。
数あるコースの中でも楽々コースの一つ⦅大沢公園コース⦆

7月7日(日) ☀
行先 【菩提寺山】
同行 相方 ジィ~ジ 計二人
行程 大沢森林公園登山口~長寿観音~山頂~仏路峠~大沢森林公園
記事 出かける前は躊躇したけれど結果的にはそこそこ運動になった?
㏂ 11:33 大沢森林公園
いつものようにゆっくりと歩き始めます。

㏘ 00:12 長寿観音
(湯殿山)と彫られた大きな岩が観音堂の隣にあります。

㏘ 00:16 00:56 菩提寺山山頂
汗ばんだシャツを脱ぎ着替え、さっぱりと気分はリフレッシュ。

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菩提寺山山頂  ※拡大

涼風が吹きぬける心地良い山頂にはいつもながら大勢の姿が見られます。
ベンチに腰かけ簡単なお昼とします。

山頂では【角田山】そしてこの周辺の山々の常連S井氏と遭遇。
「カラスに気を付けて」と声が掛けられます。
人慣れしたカラスが食べ物など狙っているのです。

㏘ 00:59 仏路峠
このコースは雨上がりでも泥濘状態にはならないし、危険個所も無し。

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途中の階段  ※拡大

下山途中「Hさん N埼です。久しぶりです。声が掛かります。
昔、所属していた山の会のメンバーです。

コースの大半はなだらかなアップダウンの歩き易い乾いた道。

㏘ 01:35 大沢森林公園
汗っかきジィ~ジ、再び着替えして車に乗りこみます。


此の日は2人とも、朝から何故か?気分的にも肉体的にもテンションが
低かったけれど結果的にはお手軽と言っても少しは歩いたお陰か?
気分も身体的にも普通の状態に戻った感じ。
ヤッパリ山歩きは体調維持には効果があるようだ・・と改めて実感。

   ジィ~ジ  【菩提寺山】 12-2024

                   051-2024

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2024年7月 8日 (月)

家から手近な【角田山】

暑くならないうちにと出かけます。
向う先は我が家から🚙で30分もかからない【角田山】
其れもアクセス的に一番便利な《宮前コース》です。

6月29日(土)☀
行先 【角田山】
同行 相方 ジィ~ジ 計2人
行程 宮前登山口~六合目宮ノ平~山頂 (往復)
記事 樹木に覆われた登山道、直射がないから涼しいだろうと選んだのに
   ほぼ無風状態で直ぐに汗が吹きだす。下山時には時折風が吹きぬけ
   涼味を覚える。この日も何人もの山友さんと遭遇。思いはみな同じ?
㏂ 08:00 宮前登山口
時間が早い所為か?先行者の車は3台ほど。
登山道は夏草が繁茂して道に張りだし少しうざい感じ。
歩き始め早々目に飛び込んでくるのはヤマハギ

㏂ 08:19 越前浜発祥の地 碑
織田軍に滅ぼされた越前朝倉家の落人がたどり着いた地。
歴史を思い出させてくれます。

樹林帯で直射はないものの無風状態で汗が噴き出してきます。

㏂ 08:55-09:00 六合目宮ノ平
何とか六合目到着。
手作り椅子に腰を掛け早速水分補給しながら休憩を取ります。

㏂ 09:23-09:25 八合目
痩せ尾根の急登が続くのでまたまた椅子に腰かけ一休み。

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S井氏作成の椅子  ※拡大

両サイドにロープが張られた急との痩せ尾根が続きます。
脚力衰え、息も絶え絶え 喘ぎ喘ぎ登ります。
道の脇には白い時期の花ホタルブクロが見られます。

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ホタルブクロ  ※拡大

いつもながら先人の花の名名付けセンスには感心させられます。

㏂ 09:41-10:10 角田山山頂
小屋前のベンチに腰を下ろし、汗でびしょ濡れのシャツ着替えます。
沢山の方々が我等の前を行き交います。
甘味を口にのんびりと休みます。

木陰を選んで休んでいる登山者多し。
山頂周辺ではエゾアジサイが其処彼処でみられます。

着替えも終わり汗も少し引いたので往路を下山です。

山頂広場には山栗(柴栗)何本も見られ、今の時期は

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墜栗花(栗花落)  ※拡大

◎ 墜栗花 (栗花落) ⇒ついり =梅雨入り 先日覚えたばかり。
コース最大の難所慎重に痩せ尾根を下ります。
難所で下の方から登ってくる二人連れの為に道をあけ待機します。
登ってきた二人連れは先日一緒に【猿毛岳】を歩いたT橋夫妻。
「やぁ~やぁ~もう下山?」「きついねぇ~」「またね!!」

七合目付近まで下れば少し安堵します。

道端にはオオバギボシの花も散見。

竹林帯、ヤブツバキ帯の中に切られた道を再び少し登り返します。

㏂ 10:52-11:02 六合目宮ノ平
ここで近所に住むK松崎女史と遭遇。
椅子に腰かけ雑談交わし休憩、彼女は山頂目指し我等は下山。
ゆっくり休んだ所為か?少し汗も引っ込みそよ風も吹き始め
往路より心地よさを覚えます。

㏂ 11:32 越前浜発祥の地 碑
今の時期、オカトラノオも其処彼処に群生して見られます。

登山口近くには赤い実をつけたヒョウタンボク

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赤い実  ※拡大

スイカズラ科 スイカズラ族 キンギンボク 別名ヒョウタンボク
ヒョウタン(瓢箪)の様な形をした赤い実になります。

㏂ 11:50 宮前登山口
道端に咲く花々探しながらユックリ下山。往路と時間差殆どなし。


まだ朝の内だから涼しいだろうと少々期待したけれど無風状態で意外と暑い。
それでも下山時はそよ風も少し肌に当たり時折心地よさも覚えます。
脚力衰え、ヘロヘロ状態で痩せ尾根の急登を気力だけは奮い立たせ何とかクリアー
これからも無茶は出来ないけれど何とか現状維持対策が必要。
今年も折り返し点を迎え、時の流れの速さを実感。

        ジィ~ジ  【角田山】 13-2024

                      050-2024

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2024年7月 5日 (金)

花々と展望堪能【秋田駒ケ岳】

6月20日(木)~21日(金)
山歩き本格的シーズンを迎え、またまた県外遠征です。
今回はお隣の山形県を越えてまだその先、秋田県です。
久々にまだ明けやらぬ3時過ぎに起床、顔を洗って早々に我が家を出立。
整備半ばの日本海東北道の無料区間を利用しても登山口までは凡そ6時間弱。
運転は交代(相方全行程の55%くらい?)なのでなんとか大丈夫。
途中、山形県鶴岡市道の駅あつみ しゃりん 相方手作りのお握りで朝食。
此の先、運転は相方に交代、秋田自動車道協和ICまで。
そしてその先から目的地までは再びジィ~ジ。向う先は【秋田駒ケ岳】
ジィ~ジと相方にとっては生涯3度目となります。
ナビに任せて進むと登山バスの乗り場 アルパこまくさ ではなく直接 
駒ケ岳登山口から8合目へ案内してくれます。※登山口は標高≒610m
当然?マイカー規制だと思っていたところ規制は
6/1~10/20 土日(祝) 6/21~8/15 平日
登山口の8合目まで狭隘なヘアピンカーブの連続の道を高度差700mほど
登り上げます。※バス代 二人分往復 ¥2,520節約
ところが吃驚、既に車は路肩も含めびっしり。10分ほどspace探し・・・
何とか邪魔にならない路肩に駐車して靴を履き替え出発準備。

6月20日(木)☀
行先 【秋田駒ケ岳】
同行 相方 ジィ~ジ 計2人
行程 8合目小屋~片倉岳展望台~分岐~男岳~男岳鞍部~女岳登山口
   ~ムーミン谷~大焼砂~横岳~焼森~焼森分岐~8合目小屋
記事 多種多彩な高山植物の花々タップリ堪能、ムーミン谷のチングルマは
   最盛期を迎えほぼジャストミート。田沢湖【岩手山】 【岩木山】
   【早池峰山】 【乳頭山】・・・展望も申し分なし。
㏂ 09:12 秋田駒ケ岳8合目登山口 八合目小屋(1,307m)
歩き始め早々艶やかなハクサンチドリがお出迎え。

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ハクサンチドリ  ※拡大

高山植物の宝庫【秋田駒ケ岳】次から次と足元に色とりどりの花が見られます。
まずはズダヤクシュユキザサノウゴイチゴミネザクラ・・・
ジグザグに歩き易い緩い登山道を進みます。

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登山口周辺は大混雑  ※拡大

行く手近くには【乳頭山】そして遥かに【岩木山】も目視されます。

㏂ 09:46-09:50 片倉岳展望台(1,443m)
赤茶けた台地状にベンチも置かれた展望スポットからは日本一の深さを誇る
瑠璃色の(田沢湖)が眼下に望めます。
高山植物は一面にミヤマダイコンソウが広がっています。

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田沢湖俯瞰  ※拡大
足元にはムシトリスミレや盛りを迎えるコバイケソウが眼に入ります。
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( 写真左 コバイケイソウ  写真右  ムシトリスミレ )  ※拡大
コバイケイソウは今年初見 ムシトリスミレは越後で見られない?
他にはベニバナイチゴオオバキスミレキバナノコマノツメ etc etc

㏂ 10:38-10:50 分岐(1,534m)
行く手には(阿弥陀池と避難小屋)左手は【男女岳おなめだけ(1,637m)】
大勢の登山者が山頂を目指しています。
我らは暫し休憩して主峰の【男岳おだけ(1,620m)】アタック。

【秋田駒ケ岳】はコニーデ型火山で南側に傾斜した馬蹄型のカルデラ壁の
内部に火口丘を持つ【女岳】 【小岳】 外輪山の最高峰【男岳】更に【横岳】
《阿弥陀池》の凹地
を挟んだ寄生火山の最高峰【男女岳】などを合わせ総称

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【男岳】ヘ向かう  ※拡大

距離は短いけれど其れなりの足場の悪い急登の道が続きます。
ガレた足元で見られるのヒナザクラコイワカガミが点々。

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ヒナザクラ  ※拡大

㏂ 11:15ー11:20 男岳(1,620m)

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男岳山頂

躓かぬよう慎重に下山。交錯する登山者多数。

㏂ 11:40-11:50 男岳分岐(1,543m)
此の先、どっちへ向かうか相方と相談。
常連さん下りは危険個所多いので〈馬の背〉から【横岳】《大焼砂》
ムーミン谷を推奨してくれますが、なんとなく下山路を同じにしたくない
思いがあるジィ~ジはここから激下りで前回同様 «馬場の小径» 現在
通称 ムーミン谷へ下ることを選択して相方の同意を得ます。

幸い、すれ違いに難儀するほど混雑はしていないのでゆっくりと下ります。

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ムーミン谷に向かって激下り  ※拡大

火口丘を持つ【小岳(1,407m)】は月面を想像させてくれます。

㏘ 00:33-00:50 女岳登山口付近(1,360m)
お手軽ランチタイムとして小休止。
高度差≒200mほど下った勘定になります。
周りには人目を惹くシラネアオイが其処彼処に見られます。

此の先は人気の高い通称(ムーミン谷)を歩きます。
目の前はどこまでも広がるチングルマの大群落 まさに花園。 

木道から落ちたりはみ出したりしないように気を付けながら
チングルマの豪華な大群落に見惚れます。これでもか これでもか。

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チングルマの大群落  ※拡大

(駒池)周辺は湿地帯が広がっています。

㏘ 01:09 かたがり泉水(1,340m)
此の先あたりから植生が少し変わり低樹木とミヤマキンポウゲコイワカガミ
気高く目立つツマトリソウガクウラジロヨウラクなどが見られます。

更に進むと突然、山肌は小粒で褐色の火山礫に変ります。

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火山礫帯  ※拡大

ガスが沸いたり気象条件によっては注意が肝要なエリアです。
登上げれば分岐です。

㏘ 01:27 国見分岐(1,364m)

ここからは〔大焼砂〕と呼ばれる火山実感エリアです。

だだっ広くなだらかなザレた道なれど吹き付ける風が半端なく時には
耐風姿勢を取らねばならない程、強烈に吹き付け足が前へ出ません。

キツイ強烈な風にもめげず健気に女王コマクサが垣間見られます。

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強風に耐えるコマクサ  ※拡大

更に今の時期、この付近を圧倒するタカネスミレの大群落。

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斜面を覆うタカネスミレ  ※拡大

息も絶え絶えにひと足、更にひと足 脚を前に出します。苦しい!!

㏘ 02:24ー02:30 横岳(1,583m)
何とか【横岳】に到着。腰掛に座り込むジィ~ジです。
〔馬の背〕から登ってくる数名の女性グループと遭遇。
狂ったような強風も漸く少しすこしづつ落ち着いてきます。

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広い登山道焼森に向かって  ※拡大

柵があるので大丈夫だけれどガスったりすると難儀な場所。
威風堂々【岩手山】が凛々しい。

㏘ 02:48 焼森山頂(1,551m)

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だっだぴろい山頂  ※拡大
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タカネスミレ  ※拡大

㏂ 02:54 焼森分岐
分岐からは再び植生が変わり低灌木と花エリアとなっります。
登山路はイマイチ足場が悪く聊か歩き辛い感じ。

ここでも数多くの艶やかなシラネアオイが其処彼処で見られます。

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シラネアオイ  ※拡大

写真には撮りづらい場所なれどサンカヨウの可憐な姿も散見。
このコースは通称«しゃくなげコース»と呼ぶらしい。

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ハクサンシャクナゲ  ※拡大

沢水流れるコーナーには残雪も少し残っています。
このコースはところどころに極端な段差も有り、気が合抜けませ¥。
それでも足元にはゴゼンタチバナアカモノガクウラジロヨウラクなど
高山植物が見られます。
時折、八合目の休憩小屋や駐車場も見えるけどなかなか着かず。

そして漸く・・・

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登山口水場  ※拡大

冷たい水で顔と手足を洗い、登山靴の汚れも落とします。

㏘ 03:48 秋田駒ケ岳8合目 ハ合目小屋(1,307m)
スタート時点とは大違い。8割がた車は減っています。
登山口に向かって車を進めます。

途中、相方が花が咲いているので車を止めてくれと言います。
ミヤマオダマキが沢山揺れています。

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ミヤマオダマキ  ※拡大

わが家は帰りを急ぐ必要皆無。
此の日は登山口近い水沢温泉のロッジに宿泊です。
源泉かけ流しの温泉に浸りながらゆっくりと過ごします。
バス代が節約できた?のでその分、プラスしてお酒も楽しめます。

6月21日(金)☀
家では誰が待つわけでは無し。のんびりと朝湯を楽しんでから朝食です。
同宿のご夫婦は【八幡平】立ち寄りと決められたようだけれど我が家は
此れと言った予定は有りません。
帰り道からはクニマスと伝説の辰子の像、そして日本一深いことで有名な
⦅田沢湖⦆に立ち寄り。急ぐ旅でも無しほぼ一周。※立ち寄りは3度目。
深さは423.4m. コバルトブルーの水面。

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辰子像 バックに秋田駒ケ岳 ※拡大

あとはひたすら我が家へ向かうだけ。途中の道の駅に何か所か立ち寄り。
秋田名物いぶりがっこ 稲庭うどんなど買い求めます。
勿論、急ぐ旅でもなし山形の道の駅も2か所立ち寄り。
それでも3時過ぎには我が家へ無事到着の我等です。


幸い好天に恵まれた二日間。達者な頃とは比べようがないけれど自分なりの
ペースで【秋田駒ケ岳】を満喫。チングルマそしてタカネスミレの大群生を
始め色・形とりどりの高山植物を腹いっぱい楽しみ。【鳥海山】 【岩手山】
【岩木山】 【早池峰山】 【八幡平 【乳頭山】 【森吉山 etc
いずれも歩き回った懐かしい山々の大展望。
八十路街道まっしぐらの老体なれど車の運転も含め。好き放題時間を使えるのも
全て健康あったの物種 ありがたや ありがたや 願わくばもう暫く・・

             ジィ~ジ  049-2024

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