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2024年6月26日 (水)

お隣の県へ【南蔵王(芝草平)】

年を取ると当たり前のように遠出をする気力も衰え、必然的に?その機会も
段々と減ってきます。
それでも気を取り直したまには少し遠くても高山に咲き乱れる初夏の花々が
観たいね!! 相方からリクエストが発せられ、勿論 逆らう術も持ち合わせず。
久しぶりに早起きして(5時過ぎ)我が家を出る我らです。
向う先はお隣の県(山形県)高速道は有りません。ひたすら一般道を走ります。
目的の山域は蔵王エコーライン。山形県・宮城県に跨る火口群の【蔵王山塊】
旧刈田峠以南を南蔵王【熊野岳】を中心とする地域を中央蔵王 
【鴈戸山】一帯は北蔵王と分けられています。
此の日の目的【芝草平】南蔵王の一角です。

6月12日(水)☀
行先 【南蔵王(芝草平)】
同行 相方 ジィ~ジ 計2人
行程 刈田峠登山口~前山~杉ノ峰~芝草平 (往復)
記事 6年ぶりに歩いたコースでばったり出会い。世は摩訶不思議。
   高山に咲き乱れる花々も満喫。偶の遠征も良き哉。
㏂ 08:43 蔵王エコーライン登山口駐車場
平日とは言え、あんまり広くない駐車スペースは満車状態。
わが家も狭いスペースに何とか車を止めてスタートです。

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右から前山、杉ヶ峰、屏風岳 南蔵王の山並み  ※拡大

㏂ 08:53 南蔵王登山口
足元には赤紫色のハクサンチドリがこれでもか?これでもか?

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ハクサンチドリ  ※拡大

チシマササに覆われた中に切られた階段登山道。暫く下りです。
下り切れば左側の少し入ったところに刈田岳避難小屋。(1,541m)
此の先、刈田峠からは【前山】目指し登りの道となります。

盛りを迎えつつあるチングルマはじめ色とりどり形様々、大小様々な花が
目の前にそして足元に咲き乱れています。

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色が濃いミヤマハンショウヅル、小さな赤いコヨウラクツツジ
生き生きとしたイワカガミ、清楚で上品な気高さ漂うツマトリソウ・・

㏂ 09:27 前山(1,683m)
道の両側はいつの間にかハイマツ地帯に変っています。

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目の前にはムラサキヤシオや青空に映えるヤマザクラ・・・・
足元には小さな花タケシマランに群棲するミネズオウ 

㏂ 10:09ー10:02 杉ノ峰(1,745.3m)

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台地状の杉ヶ峰  ※拡大

ここからは高層湿原を目指して下りです。

多彩で大小様々な花々観られるもののやっぱり目に入るのはヒナザクラ
我らが住む越後の山では見ること叶いません。

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ヒナザクラ  ※拡大
広大な湿原を覆うようにヒナザクラの大群落が数多く見られます。
そして残り花のサンカヨウも目に入ってきます。
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サンカヨウ  ※拡大
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池糖点在する湿原目指し  ※拡大


㏂ 10:37-11:30 芝草平(1,652m)
登山道から比較的新しい木道が湿原の中ほどまで敷かれベンチも置かれた
休憩箇所になっています。
数名の先行グループや二人連れの登山者が休憩中。

早出して聊か空腹も覚えたので即席ラーメンにお湯を注ぎ4分待機。
小腹も満たされ、ワタスゲ乱れる湿原や【屏風岳】など眺めます。

ゆっくり休んだ後は【芝草平】標柱から【屏風岳】に向かって数分
木道を歩いてみます。
目に飛び込んできたのは薄いピンクのシャクナゲ程度で他には・・・

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芝草平標識  ※拡大

前回6年前は【南屏風岳】まで足を伸ばしたけれどこの日はのんびりと
足元に咲き乱れる高山植物鑑賞が目的、更に脚力も落ちたので無理はしません。
道は登りと変わります。

色とりどりの高山植物に目を奪われながらのんびり登りの途中で何と!!
6年前に初めてこの山で声をかけ知り合った寒河江在のツッチーさんと遭遇。
2回目の山で6年ぶりに再会とは奇跡に近い?
お互いに其の時を覚えていたので数分間立ち止まり懐かしさで話が盛り上がります。
ツッチーさんはお勤めの関係上、遅めに出てきたのでこの日は【芝草平】までの由。
花の時期に【角田山】【弥彦山】など勧めたり話が途切れません。
又、どこかで会えることを期待してお別れです。

㏘ 00:19ー00:24 杉ヶ峰

㏘ 00:50 前山
下山途中も高山植物観察。足を止めゆっくりと堪能する我らです。

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今が盛りのミツバオウレンそしてこれからマイヅルソウ
ゴゼンタチバナに淡いピンクのシャクナゲ ・・・

そしてこれからますます存在感を深めるのはこの時期の代表する

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チングルマ  ※拡大

初夏を代表する高山の花はチングルマかも・・・

㏘ 01:25 南蔵王登山口
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アオモリトドマツ枯死  ※拡大
地球温暖化に起因する土壌の酸性化とか加えて虫による食害により
【刈田岳】に向かった一帯ではアオモリトドマツの枯死が数えきれない
悲惨な状況\(◎o◎)/!。

㏘ 01:32 蔵王エコーライン登山口駐車場
偶々、地元の叔父さんから声を掛けられ、花々の開花状況をきかれ、
話の序に逆に、、其の叔父さんから[駒草平]ではコマクサが咲き始めたの
情報キャッチ。せっかくの機会なので立ち寄ることに・・

その前に、何度も来たことはあるけれどやっぱり《御釜》を覗きに行こう・・と。
蔵王ハイライン 2.5K 軽・小型・普通自動車 550円 
広大な山頂駐車場には全国各地から平日なれど沢山の様々な車。
山頂レストハウスに立ち寄り、喉渇きに清涼飲料水一本購入二人で分け合い。
車で誰でも簡単に来られる場所、インバウンドのお客も多数。

“馬の背”を暫く歩き、《御釜》をユックリ眺めます。
㏘ 02:18 蔵王お釜
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蔵王お釜

赤茶けた火口壁が切れ堕ちエメラルドグリーンの湖水 足元には残雪も少々。
前方にはどっしりと横たわる主峰の【熊野岳】も目に入ります。

“馬の背”途中から迂回してレストハウスへ戻ります。

通りがかりの叔父さんからの折角の情報。
蔵王エコーラインを仙台側にくだります。

㏘ 03:05 コマクサ平(1,383m)
情報通り今年は最初の咲き始めたばかりのコマクサ確認。

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今年最初のコマクサ  ※拡大

そして«御釜»を源頭とする鬼女伝説が残る〈不帰の滝〉

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不帰の滝  ※拡大

此の日の予定全て完了、蔵王エコーライン来た道を戻り帰路につきます。
帰路、途中、飯豊町の道の駅飯豊に立ち寄ったりしながらも夕闇迫る前には
わが家へ到着です。


色とりどりの幾多の種類の高山植物をタップリ楽しみ、雄大な展望も満喫。
全く予期せぬ再出会いと言うハプニング。予定外の駒草平の咲き始めのコマクサ
天気も恵まれ、歩行時間より運転時間の方が長かったかもしれないけれど
初夏の一日たっぷりと楽しめ満足感でいっぱいのジィ~ジです。
只、時間的にも脚力的にも無理なれど6年前に行った【南屏風岳】から約一時間
先にある【不忘岳】まで行けば見たことが無いミチノクコザクラとか初夏を代表する
高山植物ハクサンイチゲの群生が見られるようなのでその点は残念至極。


    ジィ~ジ  046-2024

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コメント

ツッチー さま
とんでもない!!
ジィ~ジは昨年80歳にそして相方も今年は78歳。
もうハードな山歩きは出来ませんがマイペースで
歩けるだけでも有り難いと思います。
ツッチーさんはこれからまだ20年以上歩けるんですよ。
楽しみが沢山待ってますよ。

投稿: 輝ジィ~ジ | 2024年6月29日 (土) 20:13

6年前と全く変わらず、若々しいお二人でしたよ!私の目標です。
では、再開を楽しみに私もがんばりますね✊

投稿: ツッチー | 2024年6月29日 (土) 19:00

ツッチーさま
勿論 貴女の事を思い出し話題にしながら
歩いていましたがまさか6年ぶりにまたお会いできるなんて\(◎o◎)/!
まだお若いのでもう暫くお仕事頑張ってくださいね。
二度あることは三度あると昔から言われています。
山形か新潟の山でまたお会いしましょう。
それまで老体に鞭打ち現状維持に努めますから(笑)

投稿: 輝ジィ~ジ | 2024年6月29日 (土) 16:15

こんばんわ!ツッチーです(^^)
仕事が忙しすぎてモヤモヤしてて、リフレッシュすべく行った南蔵王で、まさかの再会!お二人にまたもや元気づけられました。
6年前にお会いしたときも、「仕事あるうちが花、もう少し頑張れー」と言われましたっけ。
へこたれそうなときは、お二人のことを思い出して頑張りたいと思います。きっとまた会えると確信してます!

投稿: 土田 祥子 | 2024年6月28日 (金) 22:42

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