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2023年7月 1日 (土)

2023ヒメサユリ【高城城址】

毎年観ていても飽きはせず、今年もまた見に行かねば・・と。
と言っても年老いて足腰が思うように動かない現在、簡単に
見に行ける場所は限られています。
目的は学名オトメユリ通称ヒメサユリの鑑賞です。
新潟県・福島県・山形県そして宮城県の南部の一部でしか見られない
純絶滅危惧種で貴重な時期の花です。
此の日は比較的楽に鑑賞できる【高城城跡】です。
登山口の三条下田森町の広大な🅿に車を止めます。🅿料金は無料。
「越後三条・高城ヒメ祭り」期間中は 維持管理協力金¥200/1人。

5月16日(火)
行先 【高城城址~袴腰山】
同行 相方 ジィ~ジ 計2人
行程 🅿~ヒメサユリの小径~高城城址~袴腰山(往復)
記事 目的のヒメサユリは咲き始めで満開はまだ数日後?
   残雪の【守門岳】水を張った田んぼなど展望も満喫 ヒメサユリが
   目的だったので【袴越山】は当初、予定定していなかったけれど
   たまたま知り合いの一路さんと遭遇したので折角来たのだから・・
㏂ 11:18 ヒメサユリの小径入口
舗装路を横切り山道を歩きます。
10数分歩けば巨大な鉄塔があります。
更に(市の花 ひめさゆり について)と記された大きな説明板があります。
それによりと 種から最初の花をつけるまで6年の年月が必要とのこと。

やがて目的の薄いピンクの可憐なヒメサユリが道の両側で見られます。
満開最盛期にはまだ数日先かもしれないけれど咲き始めでフレッシュ感 大。

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ヒメサユリ  ※拡大
此の日の最大の目的、ヒメサユリたっぷり楽しみながら鑑賞。
足が前へ出ません。
Fotojet1
ヒメサユリ  ※拡大
達者な頃は6月中旬は毎年隣の【粟が岳】の7合目から先のヒメサユリ鑑賞が定番。
或いは【鬼ヶ面山~浅草岳】、そして【守門岳】更にニッコウキスゲとコラボが
観られる【二王子岳】【光兎山】時には【飯豊連峰】・・・
兎に角、毎年ヒメサユリを見ない年はないのです。
一番楽にみられるのは【高城城址】ヒメサユリの小径 手軽にみられる稀有な存在です。

※ ササユリとの根本的な違いはヒメサユリ雄蕊が黄色

帰りを急ぐ用もなし。可憐な花々の前に立ち尽くし時には香りを嗅いだり・・・


暫くするとベンチが置かれた<はじめの眺め> 残雪の【守門岳】がどっかーん!!

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守門岳  ※拡大
残雪期には東洋一を誇る大雪庇を誇る【守門岳】はあまだ残雪がたっぷり。
※ 大雪庇見たさに達者な頃は毎年の定例山行でした
金属性の標柱が建てられています。傍らには(高城地蔵尊)が祀られた祠
更に<上りの松>ベンチが置かれた<中の眺め>標柱が次から次と出てきます。

㏂ 11:59 二ノ坂
このあたりからヒメサユリの姿は段々見られなくなりウゴツクバネウツギ
シキミが見られるようになります。
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左 シキミ?  右 ウゴツクバネウツギ  ※拡大

㏘ 00:08 たら沢のへつり
ここはヒメシャガの群生地として知られています。この日も足元に。
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ヒメシャガ  ※拡大
<眺めの松>そして最後には<終わりの坂>
15世紀に築城された戦国山城なので地形を利用して敵の侵入を防ぐ為の
深く切られた“空堀”が現れてきます。
抉られた“空堀”を登り上げれば目的地に到着です。

㏘ 00:30-01:15 高城城址 369m
丁度お昼時、大勢の登山者の姿が見られます。
ベンチの眼前には【守門岳】の雄姿がたっぷり楽しめます。
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高城城址避難小屋兼休憩小屋  ※拡大
戦国山城の山頂本丸跡台地には(高城に咲く花)の写真説明版もあります。
ここで【袴腰山】から下山してきた顔見知りの三条の一路さんと遭遇。
挨拶交わし暫し雑談。
彼との遭遇が予期せぬ【袴腰山】への意欲を沸かせます。

※ 一昨年頃までは〔八木ヶ鼻~三角山~袴越山~高城城址〕周回が定例だった。
  今回は車が一台で平日の所為か?周回バスもないので〔八木ヶ鼻~森町P〕まで
  歩く距離が無いので断念。且つSNS情報では【袴腰山】手前のヒメサユリは
  今年は見られないらしい。

ゆっくりお昼を取り終え、折角なので予定変更で【袴腰山】へ向かいます。
先ずは戦国山城の遺構数々残る山、深い空堀を下ってから登り返し。

きつい登りが待ち受けています。(心臓やぶり)と記された金属標識。
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心臓破り  ※拡大
きつい滑りやすい急登を登りきれば笑いがこみ上げてくるような(袴腰銀座)
更に(見越の松)そして山頂かなと思わせるような小さなピーク(五葉ヶ丘)
痩せ尾根の急登がまだまだ続きます。これでもかこれでもかと・・・

㏘ 01:48 とどめの坂
最後の最後は(とどめの坂)の金属表示板。
丁寧な表示板もさることながらネーミングが面白い。
息を切らしながらひと踏ん張り。傍らには(藤景さとの石)の金属標識。

㏘ 02:00ー02:22 袴腰山 526m

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袴腰山山頂標識  ※拡大

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山頂から粟が岳を望む  ※拡大
秀峰【粟ヶ岳】も5月も半ば、残雪は沢筋にちょっぴり。
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満開のヤマツツジ  ※拡大
山頂の周りには丁度盛りのヤマツツジが研を競って咲き誇っています。

少し右側に回り込めば未だに残雪が見られる名峰【守門岳】の堂々たる姿。

お天気も申し分なく時間も未だたっぷりゆったりと展望を楽しみ下山です。
下山は躓き転倒に気を付けながら慎重に下ります。

何人もの【袴越山】を目指す登山者とすれ違い道を譲りあいします。

㏘ 03:02-03:12 高城城址
ここでも最後の休憩をゆっくり取ります。

帰り道もしっかりと休み休み、ヒメサユリはじめ足元の花々たのしみます。

㏘ 04:06 ヒメサユリの小径入口

帰りはsnowpeak本社が同じ旧下田村なので立ち寄り。

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snowpeak本社  ※拡大
ハードな山が段々と遠くなってきた現在、毎年観てきた可憐なヒメサユリの群生を
極めて手軽に見れることは誠にありがたい。
健康で寝込むことがないように日々精進すれば来年もみれるかもしれない。
一つの目標を掲げてこれからも体調管理に日々努めたいと願うジィ~ジです。

            ジィ~ジ 037-2023

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コメント

もうぞうさま
森町の駐車場は数年前から広くてトイレも完備した
立派な施設と思っています。
3年前までは八木ヶ鼻からスタートして回遊するのが
常でしたが、今回はバスもなく車は一台でしたので
袴腰山までのピストンでした。
すこし急ですが距離は短いので何とか行ってこれました。

投稿: 輝ジィ~ジ | 2023年7月 9日 (日) 23:20

ヒメサユリの駐車場は整備されましたね~
袴腰往復とは、なかなかですよね。
私はかつて、八木ヶ鼻麓に降りたことがありました。

投稿: もうぞう | 2023年7月 9日 (日) 18:48

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