ヒメサユリの【袴腰山・高城城址】途中撤退【守門岳】
毎年その時期が到来すると、当たり前の如く足が向いていく場所があります。
新潟・山形・福島の3県と宮城県のごく一部でしか見られないヒメサユリの開花。
そして今年もその時が・・・
5月20日(日)
行先 【袴越山~高城城址】
同行 相方 ジィ~ジ計 2人 (※ お友達がいない我らです(笑)。)
行程 八木神社~八木ヶ鼻~三角山~見返りの丘~袴腰山~高城城址~
ヒメサユリの径Ⓟ
ヒメサユリの径のⓅに車を停めて、シャトルバスに乗り換えて八木神社へ
Am 08:50 八木神社
八木神社
神社の拝殿脇から名勝 八木ヶ鼻に向かてジグザグに歩を進めます。
ゆっくりと20数分で分岐から八木ヶ鼻へ出ます。 ※ 八木ヶ鼻 (クリック)
残雪を抱いた【守門岳】の雄姿が正面に望まれます。
八木ヶ鼻からの展望を楽しんでUターンをすれば目的の【袴腰山】が・・・
三角山・袴腰山 (八木ヶ鼻より)
登山道の脇には淡いピンクのウラジロヨウラクが目を惹き付けます。
ウラジロヨウラク
足場の悪い赤土の急登のアップダウン、使い古した登山靴滑り按排。
BlueSky 青い~ッ
此処を登り上げれば、見返りの丘。
ここは【粟ヶ岳】(北五百川コース)への分岐でもあります。
見返りの丘からは再び下り、最後の登り返しで山頂へ到達します。
下りの始まり
ピンクの花弁が目に入ってきます。今年最初のヒメサユリ。
今年最初の ヒメサユリ 御姫様 和名 オトメユリ
ササユリとの最大の違いはヒメサユリの黄色い雄蕊 淡い芳香が・・・
もうすぐ山頂
ロープが張られた急登の道。 高度は低いものの意外と急登箇所が多い。
登り切れば山頂、途端に賑やかな話声が耳に入ってきます。
【袴腰山(526.1m)】 山頂到着です。
然程広くない山頂にも拘わらず寛いでいる大勢の登山者が見られます。
我らも腰を下ろし、小腹を満たします。 四周遮るもの無し。
守門岳
粟ヶ岳山頂には雲が湧く
袴腰山山頂
ゆっくりと休憩を終えて我らは【高城城址】に向かいます。
急な登山道の下の方からは大勢の登山者が向かってきます。
都度、スペースを見つけ登り優先、道を空ける我らです。
“心臓破りの坂” “とどめの坂” など名づけられた傾斜の急な登山道を
苦しそうに登ってくるハイカーが後を絶たず、下山にも時間が掛ります。
何人かの登山者が我らの靴を見て怪訝そうな顔で、「靴が汚れていない。」
中には「どこから登られたんですか?」と聞く人もいます。
彼らの足下を見ると靴はグチャグチャに汚れています。
道を譲り譲りしながら
漸く数十人?100人以上? 大勢のcouple グループ ファミリーの姿が見られ
大賑わいの【高城城址(373m)】到着です。
ベンチが空いたので【守門岳】眺めながら簡単なお昼を採ります。
暫くしたところで
偶然、先日長岡雪国植物園で我らを見かけたと言うご婦人から声が掛り、
山座同定や四方山話が始まります。
高城城址で守門岳眺めながら寛ぐハイカー
たっぷり休んで後はヒメサユリをゆっくり見物しようとベンチを絶つ我らです。
【高城城址(373m)】は戦国時代の山城、敵の侵入を塞ぐ爲の空堀 曲輪が
巡らされ、、丁度先日の雨の具合で、田植えの時の田圃状態でドロドロ ドロドロ
空堀で急なので下山する人たちもおっかなびっくりで下るのに順番待ち。
勿論、登ってくる人たちも後絶たず。
道理で皆さん我らの乾いている靴を見ていた原因が判明。
何とか渋滞現場を通り抜けヒメサユリの小径へ向かいます。
‘たら沢のへつり’はヒメシャガの群生地のはずなれど今年はイマイチ?
ヒメシャガ
やがてヒメサユリの小径 道も乾き大勢の見物客が行き交います。
白っぽいヒメサユリ
以下 登山道脇 ヒメサユリの小径に咲くヒメサユリの様子の一部です。
守門岳を眺めるヒメサユリ
開花するまでに6年の歳月を要すると言うヒメサユリを心行くまで堪能し
高城ヒメサユリ祭り ヒメサユリの小径へ戻る我らです。
Pm 01:30 Ⓟ
Ⓟの放水路の水でドロドロになった靴の土を洗い落とす我らです。
【粟ヶ岳】【浅草岳】【守門岳】或いは【二王子岳】、勿論 (飯豊連峰)など
標高の高い所ではこれから暫くして本格的に咲きだすことと思われます。
先ずは手近な簡単な所でのヒメサユリ三昧の一日。
そしてのんびり花々と【守門岳】の眺めを楽しんだジィ~ジです。
044-30
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前日の眺めに触発された?相方の希望で【守門岳】へ
5月21日(月)
同行 相方 ジィ~ジ 計2人
行先 【守門岳(青雲岳)】
行程 二口登山口~護人清水~谷内平~滝見台~大岳分岐~青雲岳取付
~大岳分岐~(往路に同じ)~二口登山口
10年ほど前までは【守門岳】と言えばいつもこのコースだったのだけれど
実に久し振り!!
Am 09:40 二口登山口
登山口標識
ジィ~ジの山道運転が下手で車酔いをしたのか?相方は少々青い顔をして
「今日は駄目かもしれないので、ゆっくり山菜でもとって様子を観るわ」
その言葉に従ってブラブラと木の芽>など摘んで歩き始めます。
それでも登山道への上りの道へ向かう我らです。
本格的?な登山道はそれなりに急で周りはブナ林に覆われています。
〈守門岳まで3時間〉と記された看板が見られます。
やがて、護人清水に到着。※備え付けの柄杓有り
冷たい水をゴクリゴクリと口に含みます。甘露 甘露!!
護人清水
気分は少しずつ回復傾向の相方、されど山菜に目がテン!!
イッポンコゴメ
間引きされた?ブナ林にはコシアブラが其処彼処に出ています。
先端の芽は摘み取らないものの、食べ頃の脇芽は少々頂きます。
グリーンシャワー浴びながら
凛々しく林立するブナ樹林帯をゆっくりと前進です。
山頂への目標は別にして、相方は平常に戻ってきたような感じ。
(まぁ 今日はいけるところまで行けばいいや) ※ ジィ~ジ 心の声
足下にはイワカガミ、イワウチワ等の春の花々が目を楽しませてくれます。
イワカガミ
登り上げると雪原が拡がる谷内平 急に名の通り平なPOINT。
既に【守門岳(袴岳)】山頂は時間的も無理かも 気力も失せたジィ~ジ。
登山道の脇に腰を下ろし一服休みを取ります。
谷内平
891.6m 三角点
この先からは両側が深く切れ落ちた痩せ尾根稜線歩きとなります。
滝見台 オカバミ沢の沢音そして左手の中の高地沢の沢音が耳に入ります。
滝見台から
やがて行先に <中間点>の標識が現れます。
この先からは、結構長い長い登りが延々と続きます。
相方は殆ど体調回復した様なれど、逆にジィ~ジは目標を失って意欲減退。
スピードは全く乗らず、増すのは膝の痛みと疲労感ばかり・・・
遅々として歩が進まなくなったジィ~ジです。
おまけに空腹感は増すばかり・・・・ されど遅々として歩は進まず。完全に意欲喪失。
「腹減った 雪渓の先端でお昼にしよう」・・・とジィ~ジ。
【大岳】分岐はまだ前方のピークの先
雪渓の先端まで来ると漸く【守門(大岳)】の残り雪庇が目に飛び込んできます。
ちょっぴり残っている【大岳】の雪庇
空腹と披露でなりふり構わず、雪渓の端部に腰を下ろしお昼をねだるジィ~ジです。
30分以上かけて簡単なお昼と休憩を取る我らです。
まだまだ【守門(大岳)】分岐にも届きません。
幾らなんでも帰り時間までにはまだ少々時間は有るだろう。せめて分岐まで・・・と。
( 写真 左 カタクリ 写真 右 ツバメオモト ) ※ 拡大
分岐への道の両側には少し小ぶりの清楚で可憐ピンクのカタクリの群落が
其処にも此処にも見られます。
ツバメオモトも一株発見。
pm 00:50 大岳分岐 標高 1,436m
【大岳】 と右手に【粟ヶ岳】
この間、山頂から下山してくる登山者3名とスライド。
既に意欲喪失のジィ~ジ、陽が長くなり山頂へ行っても明るいうちに下山できると
おもうもののわが足は我が意志に反し思うに任せません。
【守門大岳】から数分、雪原から展望を楽しみ、扨てどうしよう!!
せめて【守門 青雲岳(1,487m)】までは・・と向かうものの既に気持ちは
「今日は此処までにしよう」と、とうとう根を上げるジィ~ジです。珍しい!!
【青雲岳(1,487m)】はこの先、≒10分足らず
主峰【守門袴岳(1,537m)】へも精々30分なれど・・・意気消沈!!
諦めて往路を戻る我らです。
Pm 01:40 大岳分岐
【大岳】分岐
些かショック!!
途中撤退、気持ちもイマイチのジィ~ジ、痛い膝を庇いながらノロノロと下山。
出発時具合の悪かった相方は既に回復し、逆に精神的にも疲労困憊のジィ~ジに
「今日は悪かったね ごめんね」と気遣い。
会越の山並みを眺め
【大岳】と【粟ヶ岳】の見納め
3か所ほどの雪渓の先の登山道はまるで沢!!
登山道は雪解け水で沢状態
ムラサキヤシオ?
足場の悪い下りの道は膝に負担が圧し掛かり苦痛を伴い、スピード乗らず。
漸く一つの目安の滝見台。まだ先が長いなぁ~(ジィ~ジの胸の内)
痩せ尾根
年を取るとつまづかないかと いい意味、悪い意味でも臆病になります。
故に下りにも時間が掛ります。
それでもまだまだ漸く谷内平 先はまだ暫く有ります。
谷内平
ツクバネソウ
圧倒されそうなブナの樹林帯、こんなに急だったっけ?と思う位、意外と急勾配。
痛い膝を引きづりながらどうにかこうにか護人清水へ戻ってきた我らです。
Pm 04:10 護人清水
護人清水
日が長くなった現在だから何とかなる今の時期、普通は望ましくありません。
オオバキスミレ
それでもここまで来れば問題は起きないものと思われます。
少々遅くなりついで、登山口猿倉橋のⓅまで山菜を摘み取りながら戻ろう・・と
欲深ジィ~ジと相方です。
Ⓟには下山時に我らを追い越した方が丁度スタート。残るは我が家の車のみ。
Pm 04:40 猿倉橋登山口Ⓟ
想定外のスタート時の相方の不調、更に滝見台過ぎてからのジィ~ジの不調?
ペースダウンで目的断念。
ジィ~ジと相方 若さ気取りは無いものの想定外ばかりのこの日。
数種類の山菜の土産はGetできたものの今後の山歩きに対して
幾つかの問題点を突き付けられたような一日に。
栃尾道の駅で用足しをし終えて一路 長岡バイパスから家路へ
045-30
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コメント
玉井人ひろた さま
お立ち寄りcommentありがとうございます。
今年は少し高い山以外では殆ど終わったかと思いますが
ヒメサユリは一見の価値があります。
来年是非南郷辺りでご覧になって下さい、お勧めです。
投稿: 輝ジィ~ジ | 2018年6月 6日 (水) 11:33
福島県の喜多方や南郷など、会津には複数の群生地が存在し、ヒメサユリの郷を競い合っていますが、じつはわたくしどこも行ったことが無いのです()
投稿: 玉井人ひろた | 2018年6月 5日 (火) 21:05
もうぞうさま
いつもお世話様
今日は御手軽に角田山の宮前コース往復でした。
明後日出かける予定なので明日は家でゴロゴロです。
投稿: 輝ジィ~ジ | 2018年6月 2日 (土) 19:46
さすが、お顔が広うございますね。
いつものことですが・・・・
しかし今日も明日も
良い天気ですね~
どこかにお出かけでしょうか?
投稿: もうぞう | 2018年6月 2日 (土) 19:20
FUJIKAZEさま
いつもありがとうございます。
ホント謙信公についてはお詳しい。
Ⓟ入口にある長禅寺に初代豊景二代景久の位牌が
あるそうです。
本庄繁長に謀殺されたようですね。
現在はその後に避難小屋が建てられています。
何かの機会が有れば是非お越しください。
投稿: 輝ジィ~ジ | 2018年5月31日 (木) 07:20
tomさま
commentありがとうございます。
二口コースの山開きは6月10日の様です。
神事は袴岳で主根。
少し高い山、ここも1500mほど、それなりに高い?
何処か?お薦めの山ありますか?
またどこかでお会いしたいものです。
投稿: 輝ジィ~ジ | 2018年5月31日 (木) 06:46
こんばんは!
高城城址ですか。
謙信公の一族で、川中島第4次戦の後、謙信公に誅殺された下田長尾氏の居城ですね。
なるほど、こうなっているのですか。
う~ん、兵どもが夢の跡ですねぇ・・・。
投稿: FUJIKAZE | 2018年5月31日 (木) 00:04
オツカレ様でした<(_ _*)>
山開きの前の週に行かれたのですね(*ゝω・*)
ジィ~ジ様もお身体を御自愛されながら、少し高いお山に出かけてください👍
またお会い出来る事を楽しみにしております
(o≧▽゜)o
投稿: tom | 2018年5月30日 (水) 21:57