近年 環境悪化により世界規模で異常気象が半ば当たり前のように。
天気予報もころころ変わり、なかなか読むことが難しくなってきています。
そんな中、長岡在の親しい岳友T中夫人から相方へお誘いの℡。
「草津温泉一泊で何処か近くの山へ行かない?」
取りたてて用事の無い我が家は、即OK。
行先は【八間山(1935m)】と【草津白根山(2160m)】に決定。
同行 長岡G T中夫妻 T橋夫妻 K氏 S氏 計 6名
新潟G Kさん 相方 ジィ~ジ 計 3名
関越道川口ICで待合せ、 二台で草津方面目指して
7月30日(日) /
週間予報ではマズマズだったけれど、ヤッパリ悪い方に代わって
今にも降り出しそうな空模様・・・
日本ロマンチック街道を長野原草津口を目指しカーブが多い
R405を野反湖に向かってひた走り。
Am 09:10 富士見峠
案内板 ※ 拡大
富士見峠は‘関東の富士見百景’に選定され、晴れていれば
浅間山 富士山 妙義山 雲取山 榛名山そして赤城山まで望遠
出来るようなれど、雨こそ降っていないものの深いガスで視界不良。
訪れるハイカー観光客が多いようで、売店を備えた野反峠休憩舎が併設。
広大なⓅも整備され、人気の程が窺えます。
露帯びるヤナギラン
我らは取り敢えず、コマクサが多いと言われる【エビ山(1744m)】へ
向い、先ずは【弁天山】まで・・・
ところが先往く登山者も無く、登山道に小笹が覆い被さる藪が続き、
露祓いで先頭のT中さんズボンがビショビショ。
【八間山】であれば大勢歩いているのでその懸念はあるまいと、
【弁天山】からUターンです。
弁天山
ウスユキソウ
ノギラン
道端にはノギランが其処彼処に見られます。
( 写真 左 エゾシオガマ 写真 右 ギボウシ ) ※ 拡大
( 写真 左 ホツツジ 写真 右 ツリガネニンジン ) ※ 拡大
( 写真 左 アオヤギソウ 写真 右 ノゾりキスゲ ) ※ 拡大
Am 10:10 八間山登山口
登山口
登山口は国道のすぐ脇、なだらかな道が続きますが、相方の先を
50名の団体、失礼ながら全く統率がとれていません。
腕には黄色の腕章。新潟県某市山岳連盟と記されています。
参加者は中高年(高年)主体で中には数人の若い世代も・・・
ガスは益々深くなり、終には霧雨状態。
少し広い場所でどうにか団体を追い越して先へ向かう我らです。
鮮やかなクルマユリ
途中の“イカイワの頭”から少し下って登り返せば目的の山頂。
Am 11:33-Pm 00:11 八間山山頂
八間山(1935m)山頂標識
我々が山頂に到着してから7,8分後、続々と50名の団体さんが到着。
団体さん
団体さんの邪魔にならぬよう、簡単に腹ごしらえをして往路を下ります。
面倒なので雨具は着けず、ザックカバーだけ装着して下ります。
下山路は霧雨でグチャグチャ、粘土質の道は滑り按排。
躓かない様に気を付けて下ります。
クガイソウ
途中、一寸寄り道 地元の六合中学校の生徒さんが保護している
コマクサを観賞。
雨滴を点けたコマクサ
( 写真 左 トモエシオガマ 写真 右 ヨツバヒヨドリ ) ※ 拡大
( 写真 左 ワレモコウ 写真 右 イブキトラノオ ) ※ 拡大
( 写真 左 アカモノ 実 写真 右 タテヤマウツボグサ ) ※ 拡大
ノアザミ
シモツケ&ハクサンフウロ
Pm 01:10 八間山登山口
展望も叶わず、霧雨でおまけに団体さんにも遭遇して、ゆっくりと
山頂で楽しいひと時を過ごせず、少々心残りの感あり。
此の界隈初めてのジィ~ジ、折角なので靴を履き替え車で
T中さんに先導して貰い、野反湖を見に行くことに。
野反湖
ガスに煙る、野反湖展望台付近までT中さんに案内して貰います・
※ 野反湖 新潟・群馬・長野の3県に跨る。
水面標高1513m 周囲10K 四周を2,000m級の山谷に囲まれる。
野反池 湿地で在った処を人造湖(ダム)に。中津川の水源であり、
信濃川水系に属する
大雨にはならなかったもののガスと時折霧雨に苛まれた【八間山】。
コースも幾つか有り、時期によっては花も多い魅力的な一座なので
来年天気の良い日に再訪したく思うジィ~ジです。
(出来ればこの先の【白砂山】も含めて)
夜は名湯草津温泉のreasonableのお宿で宿泊。
先ずはゆっくりと温泉に浸かり汗を流し、あとは目いっぱい食べて
飲んで喋って 翌日に備えます。
072-29
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温泉= 草津 別府
全国的にも著名な草津温泉。
目覚めれば先ずもって一風呂浴びねば!!
外を見れば予報通り晴れそうな感じ。
朝食はビュッフェスタイル、あれもこれも食べきれない程、トレイに乗せて
(ジィ~ジは年の割に大食漢)
7月31日(月)
ホテルを後に志賀・草津道路を一路 【草津白根山】目指して
この道路火山警戒レベルが1ランク引き下げられ、今年6月15日開通。
駐停車禁止のハイウエイ 素晴らしい好天なれど写真は撮れません。
今年6月15日通行解除になった草津白根レストハウス前のに車を
停めてスタートです。(駐車料金 普通車¥500)
この日のコース概要は
草津白根レストハウス~本白根スキー場分岐~南釜南端~
遊歩道最高点~南釜南端~白根山展望台~本白根分岐~
白根火山ロープウェイ山頂駅~本白根スキー場分岐~
逢ノ峰~弓池~草津白根レストハウス
つまり 本白根山一周+逢ノ峰
Am 09:15 草津白根レストハウス
弓池
道の脇にはクロマメノキ、イチヤクソウなどが仮払いされた場所で散見。
( 写真 左 キソチドリ 写真 右 ミヤマバイケイソウ ) ※ 拡大
コース案内 ※ 拡大
スキー場のリフトを横目で眺めながら暫く進めば砂岩状の山肌には
至る所にコマクサの群生が見られます。
コマクサ
コマクサ&ヒメシャジンのコラボ
イワオトギリソウ
コマクサ(ピンク) 中央火口と本白根酸山展望処
コマクサ
ヒメシャジン
クロマメノキ
Am10:30-10:45 遊歩道最高点(2160m)
遊歩道最高点
真っすぐ進めば万座方面へ抜けれます。
再び南釜南端へ戻り次の目的地 本白根展望所へ向かいます。
整備された階段
Am111:10-11:20 本白根展望所
本白根山展望所
展望所周辺は大勢の人だかりで座る場所も有りません。
コマクサの群生を見ながら前進です。
コマクサ
コマクサ
Am 11:35-PM 00:10 ランチタイム
菓子パン お握り 持参の珈琲 お茶などで簡単に済ませます。
‘鏡池’を見下ろしながらゆっくりと寛ぎます。
眼下に鏡池
下山はそのまま、白根火山ロープウェイ山頂駅を目指して進みます。
濡れていたら少々ヤバイ木道
一寸傾斜のキツイ所もあり要注意。
この先はなだらかな道を回り込みます。
白根火山ロープウェイ山頂駅
此処から本白根スキー場リフト乗り場(分岐)へ一旦出て、向かいの
‘逢ノ岳’を登り返します。最後故、気が緩み意外とキツイ!!
‘逢ノ岳’頂から湯釜を見てもコバルトブルーの湖面は見えません。
(昔は湯釜展望所から何回も見たことが有ります。)
湯釜
階段登山道
頂の東屋でたっぷり展望を楽しみレストハウスを目指して下山です。
弓池
‘弓池’も火口湖で蓮来岩の姿が形良い!!
Pm 01:38 草津白根レストハウス
二日間の予定、無事終了。
R292草津志賀道路を‘横手山’~‘渋峠’高原道路を気持ちよく走ります。
観光客も多く、賑わいが増します。
帰路は信州飯山経由、越後十日町を通って帰ります。
お天気に恵まれなかった前日【八間山】、好天の【草津白根山】
終わてみればそれは其れで良し。
特に我ら高齢者グループの山歩き、然程ハードでも無く、危険性も低く
足下の花々を愛でながらの山歩きは心身ともに満足感が味わえ癒される。
そして気の置けない山仲間との語らいに明日への希望も湧いてくる。
山は有難き哉!! 至福の二日間に万歳 (感謝)。
073-29
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