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2017年7月13日 (木)

29北海道の山旅 その2(大雪・黒岳~)(神居尻山)

3年振りの『北の大地』北海道の三日目です。

層雲峡温泉ペンションGで5時から朝食を頂いて直ぐに出発準備。

宿から出発口の<黒岳ロープウエイ>まではで2,3分。
出発時ジィ~ジの不注意でのトラブル(バックして縁石乗り上げ)
O氏の協力で何とか事なきを得て、出発です。

この日の目的は【黒岳~北海岳~白雲岳】 今回のMaine

ロープウェイの営業は6時からなれど、のトラブルで20分遅れで

6月30日(金) 

ロープウェイ山頂駅からリフトに乗り換えて。

Kimg2059              リフトの下はチングルマの大群生

Am 06:50 七合目登山口

Kimg2062           7合目登山口

ジィ~ジは此処からの歩き始めは今回で2度目
(20年前、黒岳~白雲岳~化雲岳~トムラウシ山 縦走)

歩き始めれば直ぐに雪渓が出てきます。
傾斜も徐々にキツク成り、アイゼン(6爪)を装着して登ります。

Kimg2065            見た目より傾斜はキツイ

Kimg2068            雪渓トラバース

9合目の先まで雪渓は続きます。
幸い凍結していないので気持ちが楽ですが、凍結していれば
かなりの危険性が想像されます。【黒岳】まではかなりの急登。

この付近で見られた花々

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( 写真 左 エゾイチゲ  写真 右 ミネズオウ ) ※ 拡大

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( 写真 左 エゾノイワハタザオ  写真 右 ハクサンチドリ ) ※ 拡大 

P1040619                            キバナシャクナゲ

Am 08:25-08:35 黒岳(1984m)山頂

吹きっ晒し、冷たい強風が肌に当たります。

Kimg2073

Kimg2074

Kimg2076           山座標識  ※ 拡大

天気晴朗なるも風は強し!! ゼブラ模様の残雪の山肌。
山座同定をしながら雄大極まりない大展望を満喫します。

この広大な山地で、我ら4人と若いガイド同伴の若い女性(一人)

【黒岳(1984m)】周辺手前からは無雪、アイゼンを外します。

Kimg2083           石室に向かって下ります。

Kimg20851                  目を転ずれば遥かに昨日の天塩岳 ※ 拡大

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( 写真 左 エゾノツガザクラ  写真 右 イワウメ ) ※ 拡大 

崩落寸前の地層の上にはイワウメがびっしり!!P1040650           イワウメ 

黒岳石室と桂月岳

Kimg2086          黒岳石室 バックは桂月岳

ひっそりとした石室 人の気配が感じられません。

石室から少し戻り、標識に従って【北海岳(2149m)】に向かいます。
先行者の姿は全くなし。当然トレースも見当たりません。

Kimg2088            北海岳に向かって

ところが‘美ヶ原’から‘赤石川’手前で行く手を阻まれる我らです。
大きなクラックが流れに沿って口を大きく開けています。

Kimg2089              クラックと崩壊

Kimg2090          善後策検討

鳩首会議  地図を見て安全策を講じます。予定変更!!
結論は 北海道第2の高峰【北鎮岳(2244m)】へ向かうことに!!

雪渓を登り返し、再び“黒岳石室”へ戻ります。

Am 10:00-10:20 黒岳石室

 Kimg2092 Kimg2093
( 写真 左 黒岳石室  写真 右 道標 ) ※ 拡大

石室には小屋番さんの姿がチラッ!
この後、自然保護の腕章を付けた方、更に常連さん?
3,4人の登山者が到着。
我々は小屋の前のベンチで小腹を満たし、珈琲タイム。

そして【北鎮岳(2244m)】を目指します。

Kimg2094            北鎮岳目指し

Kimg2095            雪消えの場所はお花が一杯

Kimg2100          キバナシャクナゲ

Kimg2103_2          有毒♨から強烈な臭いが

やがて眼前に大きな雪渓が行く手に立ちはだかります。

Kimg2106            長い雪渓の始まり

再びアイゼンを装着してガシガシと登ります。

前方から件の若いガイドさんと若い女性が下山してきます。
聴けば、上は風が強いので北鎮分岐で引き返して来た由。

雪渓をクリアーして北鎮分岐に到達
我らは北鎮分岐から【北鎮岳(2244m)】目指しガレ場の道を
息を切らしながら、一歩一歩山頂を目指して進みます。(意外と長い)
強風が吹き付けスピードが上がりません。

息を整え立ち止まり横を向けば懐かしい【トムラウシ山】の全貌が・・

Kimg2110            御鉢平の後方にトムラウシの雄姿が確認

P1040640            一寸 ズームアップ

御鉢平の後方に【トムラウシ山(2141m)】

Kimg2111           御鉢平

Pm 00:18-00:45 北鎮岳山頂

Kimg2115             山頂

Kimg2116          比布岳(中央)  鋸岳(右) 安足間岳(左)P1040645           レンズ雲? 強風天候悪化の証左

山頂は我ら4人で占拠。この上ない贅沢の極みです。
ジィ~ジにとって初めの山、感慨深いものが有ります。            

たっぷりと心行くまで大雪山系の山々を楽しみ、往路を下山です。

Kimg2117          ガレ場の登山道下るO氏

Kimg2118           大きな雪渓

P1040646            ベンガラとトレース

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( 写真 左 メアカンキンバイ  写真 右 コマクサ ) ※ 拡大 

 P1040654 Kimg21211
( 写真 左 コキンレイカ  写真 右 ミヤマキンバイ ) ※ 拡大 

Kimg2120           黒岳に向かって( 左前方の尖った山)

Kimg2130          振り返り北鎮岳を眺める 右は凌雲岳(登山禁止)

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( 写真 左 エゾコザクラ  写真 右 ミヤマキンポウゲ ) ※ 拡大 

Kimg2131          振り返れば、当初予定の稜線 白雲岳方向

Kimg2132         向かう方向に対峙するニセイカウシュッペ

Kimg2133          七合目山頂駅めざし下山 ニセイカウシュッペ

アイゼンを装着しているので慎重に下山すれば問題なし。
黒岳山頂直下で、外人さんのcoupleとスライド。
(二人ともノーアイゼン、下山はきっと難儀でしょう)

Kimg2134                            チシマノキンバイソウ

リフトに乗ってロープウェイ 黒岳駅に到着。

Kimg2135            ロープウェイ山頂駅

この日は当初予定を大幅変更したものの、風は強くとも快晴で
ジィ~ジにとって初めての北海道第2の高峰【北鎮岳(2244m)】
(※ 過去 御鉢巡りで北鎮岳分岐は経験あり)
大雪山系の山並みを余すところなく眺め、山頂は我ら4人で独占。
久し振りのアイゼン装着歩行・・・・・
良き思い出に残るであろう好日となったジィ~ジです。
花々も百花繚乱 

これだけでも今回 北海道を訪れた価値があり!!

  063-29

この日の宿はロープウェイ駅から2,3分層雲峡温泉G閣。
 (3年前 4年前にも利用)

Kimg2136            ハーフバイキングの飲み放題

立て続けに4,5盃 生ビールをゴクッ!!その後は芋焼酎

源泉かけ流しの温泉と、登山者用のreasonableな料金が魅力。
夕飯は飲み放題ハーフバイキング、朝食はバイキングスタイル。

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

北の大地 北海道の山歩き、当初予定では三座目【暑寒別山】
されど今の時期は、蚊やブヨが半端ではない情報が多数。

我ら4人 予定変更はお手の物?

層雲峡温泉から旭川・紋別自動車、更に道央自動車滝川ICへ

滝川ICから‘道民の森’を目指します。‘道民の森’HPコチラ

目的の山は【神居尻山(946.7m)】

7月1日(土) 

登山口はA・B・Cの3コース
我々はCコース~Bコースを選択。

Kimg2137            Cコース登山口に向かって

Am 10:55 Cコース登山口  標高 290m

Kimg2139         登山口で出発準備

熊出没注意の看板

道なりに緩い登りを辿っていくと・・・

Kimg2140                Cコース概略  標高 400m

暫くはZIGZAGに緩い登りが続きます。 

Kimg2141              クモキリソウ

Am 11:25-11:35 休憩POINT 標高 469.5m

Kimg2142            休憩POINT

休憩POINTの先からは長い長い階段登山道に変わります。

Kimg2144            階段登山道の始まり

傾斜は徐々にキツク成ってきます。

 Kimg2146 Kimg2147
( 写真 左 チシマフウロ  写真 右 ヨツバシオガマ ) ※ 拡大

Pm 00:05-00:13 Bコース合流点 標高 842m

Kimg2148               Bコース合流POINT

P1040674              カラフル~

此処でも一寸、休憩を取ります。

山肌には色とりどりの花が咲き乱れています。

 Kimg2150 Kimg2151
( 写真 左 エゾシオガマ  写真 右 ミヤマアズマギク ) ※ 拡大

 P1040681 P1040682
  ( 写真 左 エゾカンゾウ  写真 右 マルバシモツケ ) ※ 拡大   

P1040680             マシケレイジンソウ?

 P1040678 P1040679
( 写真 左 イワオウギ  写真 右 キクバクワガタ ) ※ 拡大

山頂手前は天国へ導かれるような階段が連続します。
足幅の狭い急な階段、歩き辛い~

Pm 00:42-00:50 神居尻山山頂 

Kimg2158

Kimg2159_3                           初めての山 記念の一枚

山頂から展望を楽しもうと思ってた矢先、ガスが立ち込めて
Aコースの避難小屋から【ピンネシリ】、そして【暑寒別山】など
撮る事さえできなくなって。

おまけに、ポツ ポツ と雨が当り始めます。
大急ぎで持参のパンを口にその場をしのぎます。

山頂からは足場の狭い急な階段を下って、登り返しで合流点へ

Kimg2161            Bコース合流点は登り返しが必要                      

Bコース・Cコース合流点(842m)からBコースを下ります。
雨は降りやまず、ザックカバーと雨具の上着を羽織って下山です。

兎に角、ロープが張られた急な足場の狭い階段ばかりが、何処までも

Kimg2163                足場の狭い急な階段登山路

殆どが補助ロープが張られた階段登山道。
滑らないように注意が肝要です。 上りより下りが危ない!

雨の中、山頂を目指す若い美女と男性の二人連れに遭遇。

Pm 02:20 Bコース登山口

Kimg2164            登山口記帳所

皮肉なことにBコース登山口に到着する頃には雨もあがります。

Pm 02:23 記念の森 登山者用

Kimg2165            登山者用

登山道整備をし終えたのか?数台の小型トラックがから

ジィ~ジ初めての山、今回はアイヌの神様に見放されたのか?
少々、心残りの山行となってしまったものの、長い長い階段と
山頂への急登が印象的。
標高が低い割に意外に侮れない‘山’
ピンネシリや増毛山塊暑寒別の展望が見たかった・・・

それにしても“道民の森”は素晴らしい施設で\(◎o◎)/!

                           064ー29

この日の宿は滝川  新十津川S・S 
モダンで新しい宿泊施設とは思えない瀟洒な建物。
食事は所謂、食堂で大声を出すわけには行かないけれど
家族旅行にはとてもとてもリーズナブルな料金。
参考 S・S ⇒コチラ

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コメント

もうぞうさま
黒岳は同じ大雪でも雰囲気が異なりとても静かな
今の時期、人気のなさに驚きました。

投稿: 輝ジィ~ジ | 2017年7月16日 (日) 08:05

さすが北海道の人気の山、素晴らしいものですね。
爽やかさが伝わってきます。

投稿: もうぞう | 2017年7月16日 (日) 05:45

まことさま
いつもお世話さまです。
大雪山はヤッパリ独特の雰囲気が有りますね。
旭岳と異なり黒岳から先にはハイカーが殆ど居なくて
吃驚しました。
多分残雪でそれなりの装備が必要なせいかもしれません。
お蔭で静かな大雪を満喫できました。

花もキバナシャクナゲの最盛期、他にも色々と見られ
良き思い出が造れました。
又 お会いした日に報告しますね。

投稿: 輝ジィ~ジ | 2017年7月14日 (金) 18:08

流石に北海道の屋根大雪山の山は素晴らしいです!
それにしても残雪が多いのに驚きました。

花・花・花,,,、みなさん大いに満足され思い出に残る山のようで、お会いした時たぷりお話をお聞かせ下さい・・・

投稿: まこと | 2017年7月14日 (金) 15:01

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