今年も新潟始め、山形 福島そして宮城のごく一部でしか見れないヒメサユリ開花の
情報が入ってきたので早速、見に行くことにしたジィ~ジです。
例年は6月に入ってから【粟ヶ岳】7合目付近から山頂にかけて咲くヒメサユリ観賞が
定番なのですが、今年はその前に高城ヒメサユリの径でも見たいものと・・・
(※ 実に20年以上前に一度のみ。随分久しぶり)
5月21日(土)
同行 美女岳友 相方 ジィ~ジ 計3名 途中から 美女岳友1名 合流
景勝 八木ヶ鼻
景勝八木ヶ鼻(272.2m)は下を流れる五十嵐川の脇から約200m以上そそりたつ
石英粗面岩の大岩壁でハヤブサの繁殖地としても知られて居ます。
又、水の流れで浸食された窪みでは縄文・弥生時代の遺跡が確認されています。
そして大漢和辞典編纂、文化勲章受章の下田村で生を受けた諸橋轍治博士が
幼少の砌、朝な夕な自らを西遊記における孫悟空になぞらえ、筋斗雲に乗って
連日、八木ヶ鼻の上空を飛んでいる空想していたとの逸話も残されています。
20年位昔岩肌に取付いて練習しているクライマーの姿を見たこともありますが・・・
ジィ~ジ 【袴腰山(526m)】は、今回が2度目(20数年ぶり?)なれど今回の
コースは何故か?初めてなのです。
Am 08:20 八木ヶ鼻駐車場前登山口
先ずは八木神社に向かって歩きだし、神社の脇から九十九折に高度を稼ぎます。
足下にフタリシズカ、横眼に真紅のヤマツツジ ピンクのガクウラジロヨウラク
笹薮の中に今年最初のヒメサユリも目に飛び込んできます。
今年最初のヒメサユリ
Am 08:50 八木ヶ鼻(272.3m)
八木ヶ鼻の頂からは少々残雪が残る【守門岳】が目視され、下田の棚田も俯瞰。
4等△点とベンチも整備されています。灌木の先は断崖絶壁。
ガクウラジロヨウラク
車輪状に花を付ける姿が面白い
5分足らず戻って【袴腰山(526m)】へのルートを辿ります。
ヤマツツジ
登山道の脇にはヤマツツジも濃淡入り乱れて豪華絢爛咲いています。
小さなアップダウンが連続する稜線を歩きます。
袴腰山が正面に
ロープが下げられた粘土質の急登を登れば【三角山】 さらに前進すると・・・
Am 09:45 見返りの丘
見返りの丘からブナの道、右へ進めば五百川登山口と合流して粟薬師に続きます。
(粟ヶ岳粟薬師まで4,5キロ、約3時間と看板に記されています。)
我らは、勿論、前進【袴腰山(526m)】を目指します。
ウゴツクバネウツギ
藪の中にはところどころにヒメサユリがポツンポツンと見られます。
山頂手前はロープが張られた急登
足場が無く天気が悪ければ滑り按排のロープが下げられた急登(標高差≒200m)を
登り切らねばなりません。
Am 09:57-10:35 袴腰山山頂
袴腰山山頂
お昼にはまだまだ早い時間なれど、少々空腹感も覚え、高城城址の混雑を見込んで
ノンビリと敷物広げ腰を下ろし小腹を満たします。
狭い山頂、時間が早い所為か?意外と静か。我らの後には犬用ザックで到着の
ご夫婦のみ。 山頂にもヤマツツジが真っ赤に燃え咲き誇っています。
大休憩を終えて、山頂から激下りで高城城址へ向かいます。
‘とどめの坂’‘心臓破りの坂’ネーミングも凄い。
高城城址から【袴腰山(526m)】へ向かってくるハイカーがどんどん増えてきます。
登り優先で道を譲ろうとしますが、苦しいのか「先に降りて下さい」・・・と。
息も絶え絶えな方が大勢。
(20数年前、些か舐めて高城城址から登った時の苦しさ思い出したジィ~ジです。)
そんな中、下から「こんにちは お久しぶりです」と長身のスレンダー美女と遭遇。
所属する山の会の岳友です。(2年ぶり?) 時々ソロで歩いている由。
短い挨拶交わしてすれ違います。
山城城址は敵の侵入防ぐため空堀 曲輪 其処彼処
〔高城城址(373m)〕に向かって下山していると、件のスレンダー美女岳友が
「アッ」と言う間に我らに追いつき、一緒に花々眺めながら行動を共にします。
Am 11:15 高城城址
案の定、ツアーや団体、老若男女で大混雑 腰を下ろす場所もなく通過です。
お昼時に近づき、下る人、登ってくる人次から次と後絶たず。
Am 11:40 たら沢のへつり (ヒメシャガ群生地)
ヒメシャガ (ピンボケ)
シャガより小ぶりで、花も薄紫、葉も全体的にシャガより背も低く幅も狭い。
常緑のシャガと異なり冬には枯れる。
これからの下りは、高城ヒメサユリの小径
道の両側にはヒメサユリがこれでもかこれでもかと咲き乱れています。
※ 拡大
ヒメサユリ
ヒメサユリ
ヒメサユリ
ヒメサユリの小径
ひめさゆりについて ※ 拡大
種から6年目に漸く1輪の花を付けるとの事。(初めて知ったジィ~ジです。)
Pm 00:15 長禅寺 大駐車場
大駐車場はほぼ満車状態。
20数年前は舗装もされていなかったような記憶、現在は綺麗なトイレ棟、休憩棟
地元物産売り場など整備され、関係者の方々が汗を流しなら応対に努めています。
ジィ~ジは好物の筍、残り4本全てお買い上げ(大特価)
スレンダー美女岳友とはここでお別れです。
大駐車場からはシャトルバスで‘八木鼻駐車場前登山口’へ。
下田から三条経由で新潟へ向かう我らです。
時間は、まだお昼を過ぎたばかり、家へ帰っても一仕事(無いけど)出来る?
何となく時間的に得したような気分に浸るジィ~ジです。
※ ヒメサユリは別にしてこのコース、一寸急登茂あり変化があるので紅葉時、
或いは積雪時も手ごろで面白いかも
この項 完 053-28
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5月22日(日)
Am 10:45-Pm 03:20 角田山
コースは‘此入コース’往復です。
1ヶ月近くご無沙汰していた【角田山】、その後の様子が知りたくて
同行 美女岳友2名 相方 ジィ~ジ 計 4名。
登山口までの林道は花弁が光沢を放つキンポウゲ科のウマノアシガタ (毒草)
ウマノアシガタ
そして編み笠被って踊る踊り子を連想させるシソ科の白い花
オドリコソウ
オドリコソウの道と命名したい程
何処までも続く踊子草の群生。
此入沢から急登の道を山頂へ向かいます。
ホタルカヅラ
エビネ
エビネ
盛りを過ぎつつあるもエビネが10数株散見されます。
ハルカラマツ
やがて‘桜尾根コース’と合流し、そこから山頂を目指します。
山頂から向陽観音堂まえ広場へ向かってのんびりお昼を採ります。
向陽観音前広場から田植えの終わった眼下の蒲原平野
田植えが済んだ蒲原平野、薄らと川内山塊の山々が目に入ってきます。
陽射しを避けて観音堂の庇の下でノンビリと小一時間程のランチタイムとします。
山頂は陽射しを避けて寛ぐファミリーグループが幾つか 長閑な風景です。
ファミリー寛ぐ長閑な山頂
バイカウツギ
咲き始めサイハイラン
シオデ
下りも花を観ながらゆっくりと立ち止まり立ち止まり下ります。
登山口で15年前から年間200日程、このコースと隣の‘桜尾根コース’の整備を
LifeWorkとしているが如くのI田氏と遭遇。挨拶して10分程立ち話。
苦労話と貴重な情報ゲットできた我らです。(角田から弥彦は正に花の宝庫)
春のユキワリソウ始め登山道から直ぐ花が見られるのは彼の労苦によるもの
有難いことです。毎日毎日ご苦労様。
先回はラショウモンカズラが最盛期、今回 この日はオドリコソウかな?
次回は又 別の花が見られることでしょう。宝の山【角田山】。
ジィ~ジ 【角田山】 18-28 054-28
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