紅葉の【守門岳】そして新潟市最高峰
ここ2,3年【守門岳】と言えば概ね残雪期ばかり。 今年は春先に“入塩川コース”。
有難いことに、ここ暫く気持の良い秋空が連日見られる越後新潟。
「守門岳の紅葉はどんなだろうね?もう終わったかな?」・・と相方。
10月17日(土)
同行 会友美女2名 相方 ジィ~ジ 計4名
栃尾から刈谷田ダム経由で登山口 保久礼避難小屋小屋の手前
既に群馬ナンバーの県外車も含め7~8台
AM 07:55 保久礼避難小屋 標高 770m
階段状登山路
小屋の脇から落ち葉が積もる擬木の階段登山路がキビタキ小屋手前まで続きます。
黄葉盛りのブナの林は清々しさが溢れています。 気持ち良い~
AM 08:28 キビタキ小屋分岐
キビタキ小屋分岐からは階段も終わり、少し傾斜も増した登山路に変わります。
AM 09:15 不動平
3年前の残雪期、この付近で熊さんと遭遇したこと思い出されます。(距離 15m?)
登山道は赤い粘土質。細く抉られ、小岩も混ざる足場の悪い少々嫌な道。
(残雪時の方が遥かに歩き易い)
AM 09:35-09:40 大岳山頂 (標高1432m)
大岳山頂
巣守神社と大書された石碑。 小さな二つの石社、吊り下げられた鐘 三角点 等。
【守門岳】は、大岳 青雲岳(あおくも) 袴岳 の三山を併せた総称。
この日は、[袴岳]を目指します。
目的の袴岳
残雪期には県外からも大勢の登山客や山スキーを楽しむ方が訪れる、東洋一 と
言われる大雪庇が春出すPOINT。
対峙するは烏帽子岳(1350m)
大岳から先は、網張と呼ばれるポイントまで標高差150m弱を一旦一気の激下り。
最低鞍部から登り返せば“二口コース”からの登山路と合流。
トラバース気味に巻き込み高度を上げれば、一面の金色に光り輝く草紅葉が展開。
AM 10:47 青雲岳(あおくも) 標高1487m
青雲岳
AM 11:04-11:16 袴岳山頂 標高1537.2m
主峰袴岳は大混雑
“大白川コース”(大原スキー場)から到着した登山者も多数。
田中陽希 日本200名山一筆書き グレートトラバース2 NHKで放映されたから?
過去、何度となく登っているジィ~ジなれど、これほどの大賑わい初めて!
(遠路、愛知県から団体さんも)
記念の山頂写真も順番待ち。
何とか同行美女たちの写真を撮り終えて、我らはお昼を 青雲岳 で摂る事に・・
AM 11:26-PM 00:20 青雲岳 (ランチタイム)
休憩スペースに腰を掛け、お昼を採る我らです。
やがて、そこへ見覚えのあるような方が大岳から到着。(長岡在の82歳の方)
我らより大荷物を背負って、お元気なことです。 ジィ~ジも見習いたいもの!
お昼を終えて下山の開始。往路を辿ります。
“二口コース”分岐から 網張まで下り 大岳へのキツイキツイ登り返し。
気を紛らわすため、素晴らしい目を惹く紅葉を眺めたり、足下をキョロキョロしたり・・・
ツルリンドウ
実の時期なのに、未だ花の状態の美女や相方お気に入りの ツルリンドウ発見。
正に錦秋 大岳の山腹はカラフルで見事、息をのみます。
キツイ登り返しも周りに見とれ、それほど苦とも感じない我らです。
PM 01:25-01:30 大岳山頂
名残惜しく小休止を取ります。
PM 01:42 不動平
登山路から少し入りこんだ先に小さな不動明王の石仏 合掌礼拝する我らです。
粘土質で滑り易おまけに深く抉られた少々嫌な登山路。ゆっくりと下ります。
PM 02:25 キビタキ避難小屋
キビタキ避難小屋 「中は綺麗?」
残雪期は雪に埋もれています。
キビタキ避難小屋の直ぐ近くに <キビタキ清水>。
甘味も覚える冷たい名水 持参のペットボトルやテルモスに汲みいれます。
紅葉黄葉
抜けるような青空に真っ盛りのブナを初めとする黄葉樹木。ビュウティ・ホー
PM 03:02ー03:10 保久礼避難小屋
保久礼避難小屋
小屋前の水場で水を汲み、キビタキ清水と味比べ。(全員 キビタキ清水に軍配)
【守門岳】 現在 8コース いずれのコースも見事なブナ林が見られる名峰。
数年前までは “二口コース” からスタートが常だったジィ~ジ、寄る年波の所為?
近年少しでも楽な方、楽な方へと思考が変化しているかも。
それでも 何処のコースであろうとも登れることに満足感に浸ります。
この日は大岳の山肌が赤 黄色 橙 と燃えているがの如くjustmeet
旧 栃尾市は上杉謙信ゆかりの地、そして栃尾=厚揚げ
当然の如く、帰路 油揚げ屋さんに立寄り晩酌の肴として買い求めるジィ~ジです。
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明けて翌日 一応?連荘です。
同行 会友美女2名 相方 ジィ~ジ 計 4名
目的の山は新潟市最高峰 【多宝山(633.8m)】
この日【多宝山(633.8m)】選定した理由、昨年同時期に見られた“花”再確認。
10月18日(日)
スタートは石瀬神社の先にあるⓅから。
通常、利用されている“石瀬コース”ではなく、辛うじて踏み跡が確認できる程度の
現在では年間数えるほどしか登らないと思える20年以上前に使われた古のコース。
【多宝山】と言えでも山は山。このコースは足場も無い急登の連続。
しっかりとした枝木を利用した3点支持でなければズルズルと滑り落ち危険性大。
去年の記憶をもとに、道なき道の道から外れた沢へ下る場所で相方が早速発見。
されど閉鎖花。(このまま実をつける)
キッコウハグマ
キッコウハグマ(亀甲白熊) キク科モミジハグマ属
頭花は3個の小花からなる。花冠は白色、5深裂し、裂片の先が曲がり、風車のようになる。閉鎖花となることが多く、白い花が見られないことも多い。しばしば閉鎖花をつけることが多い。
昨年は花が見られたものの、今年は上記写真の通り閉鎖花の状態。
キッコウハグマ 葉
名の由来 5角形状の葉を「亀の甲羅」に見立てて「亀甲(きっこう)」。
20年ほど前、この場所には朽ちかけた狭く小さな大滝小屋があったのですが・・・
旧 大滝小屋跡
まだまだ足場も無い急登の道が続きます。
途中目の前で黄葉したナツハゼ発見。黒く熟した実をつけて!
欲深ジィ~ジと相方、枝で身体を支えながら“実”を摘みます。
紅葉ナツハゼ 熟した実を沢山点けて
ナツハゼの実を取ったりしながら、小一時間急登の道と格闘。現在のルートと合流。
この先は、通い慣れた?道を山頂に向かって
道端には↓
( 写真 左 ツクバネ 写真 右 クルマバハグマ ) ※ 拡大
PM 00:14ー01:00 多宝山山頂
多宝山山頂
一等三角点と天測点が設置されている山頂。 新潟市の最高峰【多宝山】
対峙する【弥彦山(634m)】に比し、登山者は少ない。
我ら4人の他、単独行の男性 そして我らの後しばらくして到着した若い女性一人のみ。
スーパー調達の調理パンと飲み物だけの簡単なお昼です。
のんびりとお昼を過ごし下りは現在の“石瀬コース”を下ります。
何を見つけた?
ツルリンドウ
同行の会友美女と相方 ツルリンドウの実を見つけるたびに声を挙げ大喜び。
でも他にもこんな花も有るのです。↓
オクトリカブト
このオクトリカブトはトリカブトの中でも毒性がより強いとか!
(クワバラ クワバラ 一服盛られないよう気を付けねば)
石瀬峠から石瀬神社に向かって下ります。
PM 02:15 石瀬登山口Ⓟ
白熊(はぐま)に見立てられた花冠の細長い裂片の花を見れず少し心残り。
それでも新潟市最高峰【多宝山】は、何かと見所・お宝 沢山。
心地良い汗を流し、気分爽快 この日も満足 満足のジィ~ジです。
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コメント
しゃくなげいろ さま
こんばんは~ いつもありがとうございます。
お世辞でもお褒めに与り恐縮です。
守門大岳改めて紅葉の素晴らしさ認識しました。
ナツハゼ、家に戻りジャムにしました。(笑)
投稿: 輝ジィ~ジ | 2015年10月26日 (月) 21:08
守門大岳の拡大写真は大迫力ですね。そして大滝小屋コースの紅葉したナツハゼの黒い実の絵もステキです。
投稿: しゃくなげいろ | 2015年10月26日 (月) 18:27
みいさま
いつもありがとうございます。
この時期、山は本当カラフルに染まり綺麗です。
金色に光り燃える草紅葉。
たまに山の幸も(笑)
もう暫く秋山堪能したく思っています。
投稿: 輝ジィ~ジ | 2015年10月25日 (日) 21:32
もうぞうさま
守門岳、TVの影響が大きいのでしょうね。
県外からの団体も幾つも有りました。
紅葉も終盤を迎えていましたがそれでも綺麗でした。
投稿: 輝ジィ~ジ | 2015年10月25日 (日) 21:24
赤鬼さま
過ぎ行く紅葉然りと楽しむことが出来ました。
守門岳は何度歩いてもやっぱり良い山だよね。
投稿: 輝ジィ~ジ | 2015年10月25日 (日) 21:21
こんにちは
わあ~紅葉きれいですね~
正に錦秋です!
草紅葉もいいなあ~
秋のお山はすてきです^^。
投稿: みい | 2015年10月24日 (土) 11:19
守門岳は3回ほど登りましたが、秋も見事ですね。
テレビの影響は大きいようで、「いいよ!」なんて情報があるとどっと押し寄せるようですね。
投稿: もうぞう | 2015年10月24日 (土) 07:15
紅葉真っ盛りだね。好天に恵まれ良い山行でしたね。
投稿: 赤鬼 | 2015年10月24日 (土) 06:32
マインさま
こんばんは~
守門岳の紅葉はもう遅いかな?と思っていたので
大満足でした。
帰路の栃尾の厚揚と寄せ豆腐も肴になるし・・・
紅葉は素晴らしかったけど、歩き易さは残雪期?
粘土質の道は嫌ですね。
投稿: 輝ジィ~ジ | 2015年10月23日 (金) 20:50
守門岳、大岳の紅葉、青雲岳の草紅葉も見事
残雪のある初夏もよかったけど、秋もいいですね…
保久礼からの粘土質の上り、下山は
オットと~滑って転んでましたよ
投稿: マイン | 2015年10月23日 (金) 20:40