justmeetヒメシャクナゲIN【苗場山】
先日、何気なしにBS3を見ていたところ再放映で“日本百名山” この夏 お薦め
第3位 【苗場山(2145.2m)】 因みに 2位 白馬 1位 剱岳
この番組を見たからと言う訳では無く、たまたま。
7月7日(火)
【苗場山】は新潟から比較的アクセスも良く、花・紅葉・展望いずれも優れた名峰で、
幾度となく訪れているものの殆ど‘和田小屋・祓川コース’今回は秘境 秋山郷の
‘小赤沢コース’ (※ ジィ~ジこのコース2回目)
同行
長岡Tさんグループ (男性2名 美女2名) ジィ~ジ、相方、美女2名 計 8名
記事
Am 6:00 長岡バイパスの途中で待ち合わせをして
小千谷~十日町~津南(秋山郷)
信州栄村苗場山3合目登山口小赤沢までは曲がりくねった狭い道ではあるものの
手前までは完全舗装。
Am 08:30 小赤沢コース三合目
合目標柱 (標高1310m 4合目まで815m 所要時間30分)
クロベの根っこが張り出している登山道。
周辺は見事なクロベの大木や灰色したブナの樹林帯。
4合目は近くに水飲み場も有るようです。
登山道の脇は残雪が消え、ネマガリダケ(チシマザサ)が密集。
地元の方が販売用に採収した山菜用ザックが何カ所にデポされ、ササ藪の奥で
ガサガサと採収作業中?の音が耳に入ってきます。
Tさんとジィ~ジも歩きながら、見つけ次第、大好物ネマガリダケをポキッポキッ・・
ジィ~ジと異なり、目敏いTさん、見る間に二掴み 三掴み ジィ~ジはほんの少々!
チシマザサ林床の隙間には、コイワカガミ ゴゼンタチバナ ミツバオウレン 更に
ズダヤクシュ サンカヨウ 等
四合目途中から道は泥濘、ぐちゃぐちゃ丸太の輪切れが敷かれているものの
登山靴はドロドロになってます。
Am 09:30-09:35 五合目
標高1580m 六合目746m 25分の標柱あり。
Tさん既にネマガリダケ2キロくらい ジィ~ジも少々Get。
ザックに入れれば重くなるので木陰にデポします。
( 写真 左 キヌガサソウ 右 オオバミゾホウヅキ ) ※ 拡大
※ キヌガサソウ オオバミゾホウヅキ 共に今年は初めて
登山道は大きく左から右へ弧を描いているようにカーブして六合目へ。。。
六合目からは傾斜もきつくなり岩場や鎖場が連続します。
急登の鎖場
頑張って急登を乗り越せば前方に視界が開け八合目、そして坪場に出ます。
八合目標柱には九合目まで40分と記されていますが・・・それほどは!
雪解けが終わって湿度が高い所為か?矢鱈と蚋が多く、汗ばんだ帽子との境
耳たぶ、首回りと際限なく纏わりつき攻撃してくるのには閉口。
下山してくる関東からの登山者は頭からネットを被っている方が殆ど。
坪場 整備された木道
木道が敷かれた広大な湿原がどこまでも拡がっています。
坪場の休憩所の下にTさんまたまた途中で採取したネマガリダケをデポ。
湿原には。。。。。
過去、尾瀬ヶ原で何度も蕾状のヒメシャクを観て感動したことがあったが、今回は
正にjustmeet それも一面に! 薄いピンク ピンク。
勿論 チングルマ、イワイチョウ、コイワカガミ コバイケイソウ タテヤマリンドウ・・・ チングルマ コイワカガミ ヒメシャクナゲ 混在 ※ 拡大
展望はガスが罹り、残念ながらイマイチなれど可憐な花々と大小数々の池塘に
見とれ、遅々として歩が進まない我らです。
( 写真 左 ウラジロヨウラク 右 ベニサラサドウダン ) ※ 拡大
コヨウラクツツジ、ウスノキ クロマメなどの花々も見られます。
湿原を横切って再びダケカンバ シラビソの樹林帯の中に切られた岩ゴロの
登山道を少し登りきれば広大な山頂台地の一角に苗場山山頂ヒュッテ。
ヒュッテの奥に一等三角点と苗場山山頂標識が有ります。
山頂標識 一等三角点
Pm 00:10-01:30 山頂 苗場山ヒュッテ脇ベンチ
何時もの通り、手作りのオカズをバイキング方式で回しながらランチタイム。
1時間以上もゆっくりし気が付けばいつの間にか周りにいた登山者の皆さんが
誰も見られなくなって、残っているのは我々だけ。
何処までも拡がる広大な山頂台地、我らも下山の開始です。
木道脇の花々を飽かず眺めながらゆっくりと往路を辿ります。
数百の池塘点在する広大な山頂台地 残雪の少々
池塘と言えば思い出す
少年易老學難成
一寸光陰不可輕
未覺池塘春草夢
階前梧葉已秋聲
過ぎ去った時間は戻らず、過ぎゆく時間をそれなりに意義ある時間に!
ワタスゲ これからの時期に見られる代表の一つ!
( 写真 左 タテヤマリンドウ 右 コバイケイソウ ) ※ 拡大
( 写真 左 ベニバナイチゴ 右 モウセンゴケ ) ※ 拡大
よく見ればモウセンゴケが其処にもここにも数多くみられます。
坪場でデポしてあったネマガリダケをTさんザックに納めて・・・・
慎重に下山
五合目でTさん、ジィ~ジここでもデポしておいたネマガリダケをザックに。
クロベの根っこが宙ぶらりん
根っこのトンネル潜るジィ~ジ
Pm 04:35 小赤沢登山口
に到着。
泥濘道でドロドロに汚れた靴を履き替え、帰り支度をする我らです。
妙高・火打そして北ア、谷川岳から日光連山・・・展望は叶わなかったものの
湿原に咲く、色とりどりの初夏の花々を腹いっぱい?楽しみ。(特にヒメシャク)
何か思わぬ拾い物をしたかのような幸せ感を覚えたジィ~ジです。
おまけに ネマガリダケのお土産もGetできたし・・・・
気心の知れた山仲間との山歩き 気分は子供に戻ったが如し!!
紅葉時の秘境 秋山郷で温泉に浸りながらも良いかなぁ~ と。
帰り道のでもあの花、この花と四十雀ならぬ六十雀の賑やかなこと。
晩酌の肴 モチ! ネマガリダケ!! (ジィ~ジは常温)
63(64)
追)
ネマガリダケ
収穫のネマガリダケ、写真撮り忘れ。焼いて、天麩羅にして みそ汁の具にして
煮物にして、写真はジィ~ジ採取して残った残った分。
山には自然の恵みがてんこ盛り!!
地元の方は生計の一助 40~50キロ/日 とか・・・・
T中さんは軽く数キロGet ジィ~ジ同行の美女2名におすそ分けプレゼント。 (完)
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コメント
玉井人ひろたさま
commentありがとうございます。
ネマガリダケ、色んな呼び名がありますね。
当地では其方と少し近いですがジンダケと
言います。他にヒメタケとかも・・・
私も大好物で切れ目を入れて焼き醤油マヨネーズとか
味噌汁 天麩羅 煮しめなど何でも合いますよね。
福島県の県花 ネモトシャクナゲ知りませんでした。
吾妻山 安達太良山何度もお邪魔しているのに
しっかり見ていなかったか、或いは時期がずれていたのか
覚えておきますね。
投稿: 輝ジィ~ジ | 2015年7月16日 (木) 18:32
ネマガリタケ、こちらでは「じだけ」という言い方をしまして、私の好物の一つです。
こちらでは一般てきに茹でたのを味噌マヨネーズをつけて食べるのが多いです。
シャクナゲの名を聞くと、福島県は「ネモトシャクナゲ」(通称:ウラジロ)が県の花なので敏感になってしまいます。
投稿: 玉井人ひろた | 2015年7月16日 (木) 11:00
雪ん子さま
お早うございます。
竹の子いろいろ料理に利用できますからねぇ~
上越の山にはネマガリ多いですよね。
投稿: 輝ジィ~ジ | 2015年7月16日 (木) 06:51
私も昨日、大毛無山で竹の子採ってきました
今年は雪が多く残っているので、竹の子もまだ楽しめそうです。
投稿: 雪ん子 | 2015年7月15日 (水) 22:43
らるご さま
こんばんは~
commentありがとうございます。
苗場山は10回以上時期を変え登っていますが、殆ど祓川ばかり。
今回2度目の小赤沢コースでしたが、アクセスは別にして
(登山口まではカーブは多いですが全舗装)
体力的には祓川より楽です。(距離はそれなりに有りますが)
但し、道はこちらも靴が汚れる事、ほぼ同じ(笑)
紅葉も良いですが、ヒメシャクは尾瀬より遥かに多く見られます。
来年今頃の時期、お勧めです。是非今から予定されますよう。
投稿: 輝ジィ~ジ | 2015年7月14日 (火) 20:31
こんばんは✿
苗場山、秋に和田小屋、祓川コースから登りました^^
山頂の広大な湿原、池塘に息を呑みました(^^)
この季節はなんとお花の多いことか♪
草紅葉も素敵でしたが、かわいらしいヒメシャクナゲやチングルマやワタスゲ、感動です!
小赤沢コースは体力的に祓川コースに比べて大変ですか?
祓川コースは前半ぐちゃぐちゃの道、後半の登り返しに心折れそうになりましたが、山頂の素晴らしさに疲れも吹き飛びました!(^^)!
またぜひ行きたい山です(^^♪
できたらこの季節ですね✿
投稿: らるご | 2015年7月14日 (火) 19:25
もうぞうさま
いつもお世話さまです。
何せ空模様を眺めて出かけれれる有り難い身分ですから(笑)
それにしても暑いですねェ~
投稿: 輝ジィ~ジ | 2015年7月13日 (月) 18:59
湯泉暮さま
いつもありがとうございます。
苗場山は山頂が16㎢の広大な台地状で数えきれないほどの
池塘もあり、天気が良ければ展望も楽しめる名峰です。
関東からは祓川コースがお薦めです。
(関越道湯沢IC)がアクセス的に便利です。
ネマガリだけは焼いても天麩羅にしてもみそ汁の具にしても
煮物にしても旨いですよ。歩いている最中生でも食べれます。
酒の肴にもってこい!
投稿: 輝ジィ~ジ | 2015年7月13日 (月) 18:56
マインさま
いつもありがとうございます。
ウラジロヨウラクとベニサラサドウダン花の様子は
かなり違いますよ。
苗場は山頂が一般的な山と様子が異なるので
キット感激することでしょう。
紅葉シーズンも良いですよ。
投稿: 輝ジィ~ジ | 2015年7月13日 (月) 18:49
soko2さま
いつもありがとうございます。
ヒメシャクナゲ、とても小さい可憐な花のですよ。
今回ほど沢山咲いているの観たことが無かったので
とても感激しました。
何も気を遣わなくて山歩きが出来る、今が一番人生で
楽しい時かもしれません。健康で歩ける幸せを感じています。
ネマガリダケ、有り難いことにあく抜き不要なんですよ。
投稿: 輝ジィ~ジ | 2015年7月13日 (月) 18:45
時期にピッタリの山に登られますね。
今日は良い天気だったのに、出かけられずに残念でした。
低山では暑すぎましたしね。
投稿: もうぞう | 2015年7月13日 (月) 18:16
いつも、参考にさせて頂いております
ですが、計画ばかりで苗場山も、まだ行くことができてませんです!(;ω;)
ネマガリダケはお湯を沸かして、山から下りてくるのを待っていると、何処かで見た覚えが?
美味しいのだろうな・・・
投稿: 湯泉暮 | 2015年7月13日 (月) 10:07
ウラジロヨウラクとベニサラドウダン
区別がつかないような??
苗場も行ってみたいです
投稿: マイン | 2015年7月12日 (日) 18:11
ヒメシャクナゲ、スズランみたいな花ですね。
初夏の清々しい香りと、お花でお腹いっぱいになって、
若返りましたね。
「気分は子供に戻ったが如し!!」…すごーく幸せなひとときじゃないですか。
ネマガリダケも、アク抜きするんですか?
投稿: soko2 | 2015年7月12日 (日) 12:00
しゃくなげいろさま
いつもありがとうございます。
苗場山の山頂は大方の山の様相とは随分異なりますからねぇ~
ヒメシャクナゲの淡いピンクに癒されましたよ。
投稿: 輝ジィ~ジ | 2015年7月11日 (土) 12:16
ひめしゃくなげにウラジロヨウラク、ベニサラサドウダンにどれも小粒でステキですね。苗場山の山上風景には青春を呼び覚ます時空間があるようですね。
投稿: しゃくなげいろ | 2015年7月11日 (土) 11:35
赤鬼さま
ホントここの登山道は何時もぐちゃぐちゃで・・・
苗場でそんな思い出が有ったんだね!
苗場から富士山なんて見たことも無いよ。
明日の月山楽しんできて頂戴。
投稿: 輝ジィ~ジ | 2015年7月11日 (土) 08:54
ここも暫く行ってないよ。この道いつもぐちゃぐちゃだよね。大分前だけど10月末もうじき雪かとゆう時に行ったがものすごい好天でなお放射冷却で霧氷がきらきらと輝いていた。山頂からの眺望も抜群、富士もうっすらと見えて
感激した。明日は月山さ。天気よさそう。ただ暑いらしい。
投稿: 赤鬼 | 2015年7月11日 (土) 08:17