« 日本の宝【立山】&(生活の糧) を求めて | トップページ | 初(入塩川コース)IN【守門大岳】 »

2015年6月19日 (金)

定番?【角田山】&恒例【粟ヶ岳】

毎度のことなれど、お昼を食べてからでも登れる山【角田山(481.7m】
で30分足らずで登山口。身近で花も多くみられる、有難い山です。
6月10日(水) 

Pm 01:10 桜尾根コース登山口

春先には雪割草観賞の為、県内外から大勢の登山者が列を為す登山道も、
草が濃く生い茂り少し藪っぽく様相が変わっています。
同行は相方と美女2名 計5名 
この時期にこのコースを歩く人はいないだろうと思っていたところ下山してくる
ご夫婦2組とスライド。

山頂手前の尾根道で朽ちた樹木の根元に細かな細かな木屑がビッシリと!
朽木を片付けるための鋸屑かな・・・?
Dscn0198               微粒の木屑がべっとりと

「アレッ?鋸目も見当たらないなぁ~」  ・・・と見上げれば

Dscn0208              木屑を搬出する働きアリ

ゲラ類(啄木鳥)が嘴で突いた直径数センチの穴の下の方から体長1㎝程度の
ムネアカオオアリの働きアリの部隊が自らの頭ほどの木屑を大顎で挟み、穴の
縁で器用にポンッ!と1個ずつ落としていたのです。これだけの木屑です。
何百匹の働きアリが延にしてどれくらいの回数を往復したのでしょう。w(゚o゚)w
働きアリの仕事ぶりを飽きもせずじっくり眺める我らです。

山頂手前の尾根筋は樹木のお蔭で然程暑さも感じません。(快適)

太い古木のエドヒガンザクラ、その下に在るベンチに腰を掛け甘味とコーヒーで
そよ風を受けながらのっびり談笑する我らです。 1時間以上の大休憩。

下山も先刻の働きアリの仕事ぶりを観察して、分岐から“此の入コース”へ。

薄紫の花を点けたヤマアジサイ、上品さを漂わせるハルカラマツ、淡いピンクの
シモツケソウなどが見に飛び込んできます。

そして・・・・!
Dscn0215            スカシユリ

田中澄江さんの新・花の百名山 角田山で紹介されているのはスカシユリですが・・・
※ 近年 殆ど見られずIさんが復活を目指して努力中

他には・・・
Dscn0210              アオヤギソウ
花としては少々地味?

更に今まで気付かなかったマタタビの花
Dscn0221              マタタビの花
マタタビ、いつも先端の葉の裏が白くなるのばかり気にしていて花は無関心

肉厚の葉 黄色の花 中国での想像動物 麒麟に由来する説もあるとか
Dscn0224              キリンソウ

「これは? 「あれは?」 サッパリ足が進みません。角田浜ライトハウスのまで
1時間半もかけて下り、気が付けば 何と! PM 05:15

今の時期 1年で一番陽が長い頃、時間の感覚 観念 無くした我らです。

いつでもその気に空き時間あれば、ジム訓練替わり⇒ 定番  です。

ジィ~ジ 【角田山】  14-27                55(56)

    ☆*:;;;;;;:*☆*:;;;;;;:*☆*:;;;;;:*☆*:;;;;;:* ☆*:;;;;;;:*☆*:;;;;;;:*☆*:;;;;;:*☆*:

自宅から一番近い 時間あれば行ける有難い“山”が 定番 【角田山】ならば
ここ10数年、この時期 この花を求め 出かけるのが恒例 【粟ヶ岳】

目的の(花) 言わずもがな ヒメサユリ です。
新潟・福島・山形 (青森の一部)の山でしか見られない可憐な日本特産のユリ
環境省のレッドリストでは準絶滅危惧(NT)。 正式名称 オトメユリ
新潟上越地区から北ア(EX立山)等で見られるはササユリ その違いは
花の大きさ ヒメサユリ<ササユリ ヒメサユリ 雄しべが黄色

Dscn0250Dscn0260 Dscn0282        上記写真  ※3枚全て拡大します。

6月14日(日) 

Am 07:20 加茂水源地 1合目

Dscn0231            加茂市貯水地 1合目

4.65キロ CT3時間 (20年位前?加茂山岳会設置) ※ 若い人や健脚向け?

道端のツルアリドウシや葉が大振りのクルマバムグラなどの花々眺め・・・
2合目標識をクリアーして前進。急登の場所にかけられたアルミ梯子を

Am 07:53-08:00 3合目

最初の休憩、眼前に小さな台形型の山 小型富士山 ヒメサユリで著名な
【高城山】が目前に見られます。 何時もここで最初の休憩を取ります。
既にジィ~ジのシャツは汗でビショビショ  

Am 08:25-08:30 大栃平

ここでも一寸小休止。
此処から少し下って本格的に急峻なアップダウンの登りが始まります。

Dscn0236 Dscn0237
( 写真  左 ヤマボウシ   右 ヤマツツジ ) ※ 拡大   

5合目を過ぎて【粟ヶ岳】 名物?アルミ3段梯子を登り切り前進。
6合目手前 このコース唯一の岩場に架かるクサリ場を乗り越せば!

Am 09:05  6合目

Dscn0240          6合目 山頂まで1:15 無理でしょう!

Am 09:25-09:37 7合目 粟ヶ岳避難小屋

ここまで来れば山頂まではもうひと頑張り  (※ まだまだで疲れます
7合目の避難小屋に入って暫し休憩。

ウラジロヨウラク ベニサラサドウダンは既に落花時期(今年は異常に早い)

Dscn0243 Dscn0259
(  写真 左 ウラジロヨウラク   右 ツクバネウツギ ) ※ 拡大

7合目を暫く前進すれば、ヒメサユリロードが続きます。

Dscn0249           近年 雪・地震で随分左側崩落

8合目から9合目手前まで、足場の悪い道が続くものヒメサユリは片側に
密集しています。 粟ヶ岳北峰を越え、9合目付近からはなだらかな道。

山頂手前は1,2分を要する最後のキツイ登り

Dscn0264        Welcome Flower 

Am 10:34-11:20 粟ヶ岳山頂
 写真撮りとり休憩含み3時間15分 2,3年前までは大凡3時間だったけど

Dscn0267          山頂のベンチ コンパネ担ぎ上げて 加茂山岳会会員さん

この日は、地元 加茂市 加茂山岳会の会員さん20数名 登山道整備。
刈払い、避難小屋に置かれた毛布等の天日干し等々 そして山頂ベンチの
天板(コンパネ)担ぎ上げ (足場の悪い道を!凄い体力と技術です)  
   ご苦労様です。 有難いことです。

相方と二人だけ、簡単な早めのお昼とします。
晴れてはいるものの温度が高い所為か?少し靄って展望はイマイチ。
(目的は ヒメ様 状況確認ですから~)

今年は雪解けが全体的に早く、それが影響しているのか、春先のユキワリソウ
カタクリ、シラネアオイ・・・等々同様、例年よりどの花も10日ほど開花が早い
様に思われます。 ヒメ様も同じ。(過去 6月20日過ぎでも満開だったことも)

この日のヒメサユリ、既に生気を失い色褪せ盛りを過ぎた株も多数。
それでもまだ蕾状態のものも見られ、状況的にはギリギリ?

山頂へは平日にも拘らず続々と登山者の皆さんが到着。
(下田コースからの登山者もかなりの数を数えます。)

ジィ~ジと相方 山頂への途中 ちょこっと声をかけた愛知県からのご夫婦。

山頂で改めて
奥さん 「失礼ですがジィ~ジさんですか?」
ジィ~ジ 「ハイ そうです。・・・・」

恥ずかしながらジィ~ジのブログを観て頂いているようです。
お聞きすれば、この日は新井(妙高市)で泊まり、翌日は【神奈山】の予定とか。

【神奈山】シラネアオイの大群落や、清楚な雰囲気ツバメオモトなど
たっぷり楽しんで頂きたいものです。 又 新潟へ是非 お越しください。

※ ジィ~ジの駄ブログも参考にされている由、有難いことです。

ジィ~ジと相方も下山。勾配がキツイ登山道、痛めている膝を庇いながら・・・

Dscn0274                               最後の残雪とヒメサユリ  ※ 拡大

Dscn0265 Dscn0272
(  写真 左 シロバナニガナ   右 ヤグルマソウ )  ※ 拡大

Dscn0281         ヒメサユリの径

Dscn0279                      ヒメサユリ (蕾)

8合目付近で登山道整備で汗を流しておられる、まことさんと遭遇。暫し立ち話。
「ご苦労様です」と声を掛けます。 猿毛小屋を造られたまことさん⇒コチラ

Pm 00:07-00:15 7合目 粟ヶ岳ヒュッテ

Dscn0285           小屋に整備された毛布 敷物 天日干し

加茂山岳会の皆さんの勤労奉仕  (感謝・感謝)

7合目からもかなり荒れた急勾配の登山道。
ゆっくりゆっくり一歩一歩慎重に下るジィ~ジです。痩せ尾根あり、崩落地有り・・・

加療中の膝・腰に負担が掛り、少々辛い!果たして来年来れるかなぁ?

5合目で立ち休憩。
3合目で大休憩 

Dscn0232                         クルマバムグラ

気温も上がり、膝・腰ガタガタ 一気に疲労感を覚えます。
加齢による体力 特に脚力の衰えを痛感します。
恒例【粟ヶ岳】ヒメサユリ 今年で恒例もお終いかな? 
心細い胸の思いがふつふつと湧いてきます。

Pm 02:00 1合目登山口

写真撮ったり、まことさんと立ち話をしたり、ノンビリと大休憩したり、何と!
2時間40分も要してしまったジィ~ジです。(随分時間かかるようになってきた)

の中で汗でビシャビシャ、重くなったシャツ。3枚目の着替えで少しサッパリ。

シャワーを浴び、冷えたビールを一気の飲み干したいなぁ~との欲望に駆られ
速度を上げて、只管 を家路に向かって走らすジィ~ジです。

駄ブログを観て頂いている愛知県のご夫婦さんとの出会い、目的のヒメサユリ
盛りの花、蕾も見られ まずは良かった良かった。

【粟ヶ岳(1292.7メートル】 (日本三百名山) 来年恒例 出来るかなぁ

                                 56(57)

| |

« 日本の宝【立山】&(生活の糧) を求めて | トップページ | 初(入塩川コース)IN【守門大岳】 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

」カテゴリの記事

新潟」カテゴリの記事

登山」カテゴリの記事

コメント

soko2 さま
新潟 山形 福島の三県でしか見られないヒメサユリ
ホントは写真よりもっと良いのですよ。
来年観に来てくださいな!

蟻の観察、一生懸命見ていましたが大丈夫でしたよ。

投稿: 輝ジィ~ジ | 2015年6月22日 (月) 22:32

ひめさゆりの小道、
目線を低くして、しゃがんで歩きたい気分ですね。
蟻の観察…じっとみてると痒くなってきませんか^^

投稿: soko2 | 2015年6月22日 (月) 09:03

マーさま
ご遠慮なくどうぞ。

投稿: 輝ジィ~ジ | 2015年6月22日 (月) 03:39

御親切にありがとうございます。その折にはよろしくお願いいたします。

投稿: マ~ | 2015年6月21日 (日) 17:02

マインさま
いつもありがとうございます。
1日違いのニアミス(笑)同じ景色を見てきました。
ヒメサユリの最盛期もギリギリ間に合ってお互い良かった。
粟ヶ岳は距離があまりないけど毎回キツイなぁ~と思います。
もう年なので筋肉痛になるほど筋肉が無いのですよ(笑)

投稿: 輝ジィ~ジ | 2015年6月21日 (日) 07:22

すれ違い登山、同じ景色を見て来ましたね。
毛布干しは見ませんでしたが…。
3時間健脚、とてもとても付いていけません。
いつかどかでひょっこり会えるかも…
山っていいですね。
筋肉痛にはならないのでしょうか??

投稿: マイン | 2015年6月21日 (日) 06:22

マ~さま
その節は失礼致しました。
遠路お出かけ頂き、ありがとうございました。
今年はどの花も異常と思えるほど開花が早く思えます。
神奈山もほどほど楽しまれたご様子、天気も大荒れにならず
マズマズ良かったかと思います。
新潟は其方からは結構遠いですが、まだまだ手頃な山が幾座も
有りますので、是非これからもお越しください。
事前にご連絡いただければ出来る限りのお手伝いはさせて頂きます。
これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。

投稿: 輝ジィ~ジ | 2015年6月20日 (土) 19:00

こんにちは。愛知県の者です。お世話になりました。綺麗で美しいヒメサユリに山の神ともども幸せでした。いつまでも咲き続けてほしいものです。
翌日、シラネアオイも盛は過ぎていましたが十分楽しめました。ツバメオモトも同様でした。この山の花の多さにビックリでした。楽しい山旅に乾杯。
ありがとうございました。

投稿: マ~ | 2015年6月20日 (土) 18:04

赤鬼さま
今年も何とかお互いヒメサユリを見る事が出来て良かったね。
粟ヶ岳も随分キツク感じるようになってきて。体力の減退
深刻です。
あんまり降らないけど、スカッとしませんねぇ~

投稿: 輝ジィ~ジ | 2015年6月20日 (土) 10:40

ヒメサユリ今年は倉手山で見たよ。粟のお姫様には到底及ばないけど。それでも今年も見れて良かった。いよいよ梅雨入りだね。

投稿: 赤鬼 | 2015年6月20日 (土) 08:28

しゃくなげいろさま
いつもお世話さまです。
あまりにも木屑が着いていたので気になったんですよ。
良く観察すると飽きないほど面白い動作でしたよ。
樹皮に開けられた穴の縁から一個ずつ次から次と働きアリが・・・

マタタビ 今まで花に気が付かなったのですが、今回たまたま。。。
是非 確認しに行って下さい。此の入林道に沢山ありますよ。
粟ヶ岳のヒメサユリ、何とか今年も観ること出来ました。
今年が最後かな!

投稿: 輝ジィ~ジ | 2015年6月20日 (土) 06:25

もうぞうさま
いつもお世話さまです。
3,4年前、矢張り粟ヶ岳で関東からのご夫婦に声を
掛けられたことが有りました。
私の駄ブログにリンク貼ってありますがカル2さんと
奥さんのカルディナさんです。
粟ヶ岳も年々辛くなってきましたし近頃とみに年を感じますよ。
小生、貴殿のような男前で有ればいいのですが・・・
全てにおいて自信有るものないのです。

投稿: 輝ジィ~ジ | 2015年6月20日 (土) 06:16

蟻さんの動きですか。面白そう。じっくり観察すると発見があって。角田山のマタタビの花一度見てみたいです。ひめさゆりの拡大写真にうっとりしてしまいました。

投稿: しゃくなげいろ | 2015年6月19日 (金) 20:12

さすが輝さま、有名でいらっしゃいますね。
私もぜひお目にかかりたいものです。
と、角田の駐車場でクルマをみると、「おっお出でかな?」
って思うのですが、
売れているクルマですので、いずれもまったく他人でしたね。

投稿: もうぞう | 2015年6月19日 (金) 19:48

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 定番?【角田山】&恒例【粟ヶ岳】:

« 日本の宝【立山】&(生活の糧) を求めて | トップページ | 初(入塩川コース)IN【守門大岳】 »