定例行事なんです ヒメサユリ観賞【粟ヶ岳】
地域限定、(新潟・山形・福島そして青森のごく限られた一部)の限られた山域、
例えば飯豊連峰 朝日連峰 守門岳 浅草岳 粟ヶ岳 二王子岳・等々の山でしか
見ることが出来ない花 オトメユリ (Lilium rubellum)
環境省レッドリストでは準絶滅危惧種NT 国際自然保護連合では絶滅危惧種EN
オトメユリより各地元ではヒメサユリが通称となっています。
花言葉 「飾らぬ愛 純潔 私の心の姿」
我が家では、ここ10年以上6月15日頃~25日頃の間、晴れ間を狙って ヒメ様求め
【粟ヶ岳】通いが恒例 定番行事?となっています。
6月19日(木)
現在、梅雨最中なれば仕方が無い?
スタート地点の加茂市第二水源地 歩き出す頃には細かな細かなミスト状の雨が・・
濡れるほどでは無いので、雨具も着けず歩き出します。 山蛭が心配!
第2水源地から1合目に向かって
歩き出すと同時に霧雨も止んでくれたようです。 一寸 蒸し蒸し そよ風欲しい!
7時05分 一合目
ここの合目標識の表示CTがキツイ! でもこの日の目的 姫様観賞 ですから~
三合目手前 急登に架かるアルミ梯子
三合目でゆっくり水分補給の休憩タイム。
対峙する “袴腰山”と下田 高城山も ヒメサユリ が有名です。
足下には 小さなツルアリドウシ、わき目には オオコメツツジ 等が見られ、
ところどころに痩せたワラビなども散見されます。
勿論 目的の 御姫様 まだ御目文字叶いません。
以下の写真 拡大します。
(写真 左) ツルアリドウシ
(写真 右) オオコメツツジ?
4.5合目 大栃平 ここまでは1合目から1時間強(休憩含み)
ガスは上昇している。 多分これ以上天気の下降は無いだろう!
5.5合目付近の3段アルミ梯子
6合目へ続く岩稜帯の鎖場を越えて。。。
6合目 粟庭 この標識のCTタイムがキツイ
周辺は、相変わらずガスに覆われ視界は広がりません。
終盤? ヤマツツジ
毎年、6合目から先の左側で目的の ヒメサユリ 見られる筈なんですが・・・
有った 有った !!! やっぱり~
露纏う ヒメサユリ
新潟糸魚川付近から北アで目にするササユリと大きく異なるのは雄蕊の先が黄色。
今年も同じ場所で見る事が出来、ホッとするジィ~ジです。
水場手前から7合目 砥沢の避難小屋までは一本調子の急登道が続きます。
9時25分ー9時40分 7合目
ガスに包まれる7合目 粟ヶ岳ヒュッテ
小屋前のテーブルで持参のフルーツ (オレンジ) 賞味です。 生き返ります。
時折 ひんやりと気持ちの良い風が吹き抜けて行きます。
大休憩を終えて、先を目指します。
以下の写真 拡大します。
7合目から山頂までは、殆ど登り、足取りも重くなってきますが、肝心の目的
ヒメサユリが癒してくれます。
ヒメサユリロードの始まり
凛として
ところが地震や積雪の影響で、毎年登山道の一部の崩落が進み、ヒメサユリも
一緒に谷側へ擦り落ちて健気に咲いています。
部分的に登山道の幅は削られ毎年狭くなってきています。
崩落地で健気に咲いているヒメサユリ
8合目付近からヒメサユリロードは、ますますその密度が高くなります。
やっぱり漂うヒメさまの雰囲気
歩行速度がダウンします。
少し花弁が濃い色 、まだ蕾の株も・・・
足が止まります。
9合目も越えて
9合目の最後から山頂までは最後の急登です。
10時40分ー11時40分 粟ヶ岳山頂
山頂標識と山座同定盤
ガスが切れず川内山塊などの展望が叶いませんが、然程寒くも無く暑くも無くほどほど。
先着は女性カップル一組、途中で我々を追い越した男性ソロ、 中年夫妻も到着。
平日と言うせいもあるものの天気予報がだったので躊躇されたのかな?
1時間かけてランチや会話の大休憩。
チラッと前方に一本岳の姿が
目の前なれど、激下り、そのあと激登りが待っているのです。(往復 要1時間20分)
山頂先の藪の中に今年初めての キスゲの花
山頂 山座同定盤
この同定盤の最外側に利尻岳とか屋久島も記されています。そんなもん見れるかい(笑)
1時間の長居から下山です。下山に取り掛かる頃、新発田からの二人の女性到着。
下山もヒメサユリ愛でながら下ります。
9合目は少しなだらか、雪解けが遅く湿泥地になっています。
(写真 左 ミズバショウ 中 ウスバサイシン 右 ツマトリソウ) ※ 拡大します。
粟ヶ岳北峰付近から7合目へ向かって下山
執拗に観賞 (来年見れる保証が無い老人ですから)
7合目 粟ヶ岳ヒュッテの前のテーブルで15分ほどの大休憩 又 フルーツタイム。
粟ヶ岳は急登の連続、がたがたになり定期注射治療している膝に負担が掛り辛い!
膝を曲げて溜を作ることが難儀で伸びきり状態になるのです。
以下の写真 ※ 拡大します。
痛めている膝を庇いながら、アップダウン続く急な登山道を下山します。
梯子や鎖の注意箇所を漸くクリアーして・・・
大栃平(≒4.5合目)から来し方を振り返る
粟ヶ岳山頂方面、朝より少し晴れてきたものの、未だガスに覆われています。
(アップダウン続くなぁ~)
蜘蛛の巣に大小の水滴がキラキラと光る 3合目にて
14時25分 一合目
ヤマアジサイのお出迎え
無事 雨にも山蛭(ヒル)被害にも遭わず 定例の ヒメサユリ 思う存分楽しめた
我らです。
体調維持に努め、老体に鞭をビシビシ打っても、鬼さんに笑われても日本三百名山
【粟ヶ岳(1292.7m)】のヒメサユリ楽しみたいと願うジィ~ジです。 (完)
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