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2014年5月29日 (木)

絶好の登山日和【巻機山】

【巻機山(1960m】 機の神様である巻機さんを祀っていると言われる優しい名前と
山頂にかけて雪解後には広々とした美しい草原が広がり幾多の池塘を持ち
上越国境の名山として有名、日本百名山の一座でもあります。

北陸道・関越道が完成して以来、新潟からのアクセスも便利になり、時期を変え、
コースを変え、随分昔から通っているので、ジィ~ジは過去10回近く?

今回の選択も勿論 相方の意思で決定です。

5月19日(月) 

前日 角田山 暇人ジィ~ジ 今回も連荘です。

Dscn4676                 巻機山頂と避難小屋の中間地点 谷川連峰をバックに

行程  

新潟西IC(5:40)=関越道六日町IC=清水 登山口桜坂Ⓟ(7:35-45)…5合目焼松
(8:35-8:40)…9合目ニセ巻機(11:02-11:07)…巻機山山頂(11:35-11;40)…ランチ
(11:45‐12:15)…9合目ニセ巻機(12:32)…5合目(14:05-14:19)…3合5勺(14:40)
…桜坂登山口Ⓟ(15:00)
  ※ 登山口~所要時間(7時間15分 休憩50分含む)

                         ・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

 Dscn4634 Dscn4635
(写真 左)  巻機山全体概略説明板  ※ 拡大
(写真 右)  登山届提出箱    ※ 拡大  

Ⓟ から山頂まで標高差約1,400m 
今回は一般的に利用される井戸尾根を歩きます。

Dscn4638              大小の岩がゴロゴロの登山道

それなりの急登なので新緑に燃えるブナ林の中に切られた登山道はZIGZAGに・・・

Dscn4640              5合目焼松   米子沢も雪解け進んできている感じ

Dscn4641              5合目 焼松  黒く尖る大源太、右 後方に万太郎山

空気が澄み、視界は頗る明瞭。

Dscn4643                 焼松から数分で残雪歩行となります。

ブナ林の雄大な尾根、何処でも歩けるのでトレース不明瞭。
周囲の状況、振り向いて状況確認、また2か所ほど持参の赤布を括り付け前進

 Dscn4652 Dscn4653
(写真 左) 清水峠の鉄塔も目視 右に谷川 茂倉 万太郎 仙ノ倉・・・
        左に笠ヶ岳 朝日岳・・・  ※ 拡大
(写真 右) 中央に苗場山山塊 右手に妙高・火打頸城山塊と北アまで ※ 拡大

6.5合目付近の雪上から来し方を振り返ると絶景です。(上記写真拡大します)
暫し景色を堪能しながらスイーツタイムと洒落ます。

Dscn4646                   抹茶小豆水羊羹

スイーツを食べ終え、広大な雪原、上へ上へ目指します。

 Dscn4654_2 Dscn4655
(写真 左 谷川連峰)    ※ 拡大
(写真 右 苗場山山塊と妙高・火打) ※ 拡大

随分登ってきたなぁ~ あの白い雪原の上を (7合5勺付近)

Dscn4657                 パノラマで  ※ 拡大

7合5勺から9合目ニセ巻機までの稜線は風の通り道でもあり、既に無雪状態。

Dscn4659                 8合目から9合目にかけて荒廃した裸地

Dscn4660                    9合目 ニセ巻機山(1861m)

ニセ巻機山の先から山頂までは再びたっぷりの残雪の上を歩きます。
ニセ巻機から少し下ると避難小屋、そこから山頂へは最後の辛い登りになります。

Dscn4662                先行の二人ずれ米粒のように   ※拡大

Dscn4663                避難小屋 周囲が雪で覆われ使用不能

11時35分 巻機山山頂

Dscn4664               巻機山山頂から越後三山

山頂には単独行氏が敷物の上で横になってのんびり寛いでおられます。

山頂からは尻セードに丁度いい傾斜。 長い尻セード一本楽しむジィ~ジです。

Dscn4666              尻セード 写真では表せない傾斜 お昼は草原の木道で

Dscn4669           相方手作りランチMENU 炊き込みお握りタケノコ尽くし&サラダ

二人でランチを楽しみ、往路を下山です。

Dscn4675               ニセ巻機山(前巻機山) 登り返しが待ってます

Dscn4677                 ニセ巻機から対峙する米子頭山稜線

10年以上の昔、会友夫婦3組でテント担いで残雪期 清水(追分)から謙信尾根~
清水峠(泊)~ジャンクションピーク~大烏帽子山~檜倉山~柄沢山1900.3m(泊)
~米子頭山~牛ヶ岳1961.6m~巻機山~清水への大縦走したこと懐かしく
思い出します。
(2000 5.4~5.6) ※ スタート暫くして橋が無い登川を上下に張られた
2本の細いワイヤー。万歳スタイルでカニ歩きして対岸へ、サーカスもどきで渡ったときの
怖さは今でも冷や汗もの。 バランス悪いジィ~ジは体が前後に揺れあわや落下の連続。

年老いた現在、とても出来る力なぞ残ってはいません。

Dscn4678              真ん中の色濃い樹林帯の下まで 遠~い 9合目手前

12時55分 7合5勺

Dscn4679                      合目標識

距離があり合目間隔が長い所為?2005年東京学芸大学山岳部が中間に5勺標識。
(勺標識はかなり珍しい)
雪解け真っ最中の登山道は雪解け水で恰も沢のようになって歩くと水しぶきが・・・

この先は再び、雪上歩行に代わります。

13時35分   VIEWPOINT   6合5勺付近

Dscn4683                天狗岩  (紅葉時も素晴らしい)

7合5勺から5合5勺までは広大なブナ林の雪原が広がっています。
下山方向を間違えないように周辺の山容を確かめながら下ります。赤布回収。

5合目付近まで下れば残雪も無く、夏道も明確になり問題ありません。

Dscn4686                   5合目付近のブナ林

相方の歩行スピードがやたら鈍りだします。~~ん、どうしたんだろう?
どうやらコシアブラを探しながら下っているようです。

14時42分 3合5勺

Dscn4687                    三合五勺標識 by 東京学芸大学

15時00分 桜坂登山口Ⓟ

晩酌の肴 てんぷら用コシアブラをしっかりGetして相方到着です。

通常 500円の駐車代金掛るⓅ 平日で数台しか利用していなかったためか?
料金所も無人 ラッキー?

終日 見事なブナ林と残雪、そして上越国境の山々から頸城、北アまで、更に
巻機山山頂からは指呼の越後三山 尻セードもできたし、大満足の一日。

家へ帰ってもだれが待でも無く、急いで帰る必要も無く、帰路はR17利用して
高速料金節約して?のんびり帰るジィ~ジと相方です。

  ヤァ~ 最高に眺めが良かった! 【巻機山】 この項(完)           51

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コメント

tuba姐さま
巻機のこの日、ブナの根開け 場所によって50㎝から
2m強まで… 矢張り豪雪地帯と思わされます。
2泊3日のテン泊大縦走 雪が有ってもGWですから
滅茶苦茶寒い程では有りませんでした。
熊さんの足跡有ったり、懐かしい思い出です。

投稿: 輝ジィ~ジ | 2014年6月18日 (水) 11:59

ブナの根元から雪解けが始まり山が春を迎える光景が好きです。
初めて巻機に挑戦したのは残雪期まっただ中、部落から登りワカンを装着して・・・、時間切れで山頂へは到達できませんでした。

テント泊で残雪期の大縦走には驚きと尊敬です。一度雪上泊をした時は、朝、寒くてテントから出られませんでした。
2泊3日の雪上での行程は凄いと思いました。

輝さまの巻機山、山の重みが違いますね。

投稿: tuba姐 | 2014年6月18日 (水) 11:00

マイグリーンさま
comment多謝です。
日本百名山巻機山、今頃の残雪時期、また10月紅葉時期に
お薦めの山です。
危険個所は特にありませんが大きな山なので距離が
有ります。
眺望も抜群ですよ~ 是非!

投稿: 輝ジィ~ジ | 2014年6月 1日 (日) 21:24

まーぶちょん さま
こんにちは~ commentありがとう。
下界は暑くて大変だけど、2,000m.の雪山はヤッパリ
涼しいよ。山で食べるランチは格別に味が良いのです。(笑)
天気の良い時に好きな処へ行って、好きなだけ食べれる
幸せだと思ってます。

投稿: 輝ジィ~ジ | 2014年6月 1日 (日) 21:19

連装できる健脚、1960mすごい~。
粟で参ってる場合じゃないですね

投稿: マイグリーン | 2014年6月 1日 (日) 20:29

こうも暑いと 雪のある景色が 癒しになるわぁ!
雪のある山頂での 奥様ランチを ほおばる輝ジィ~ジさん、幸せですねぇ~♪

投稿: まーぶちょん | 2014年6月 1日 (日) 16:34

山の風さま
こんにちは~
お元気になられたようで、誠におめでとうございます。
小生も、過ってヌクビ沢、割引沢を歩いたことが有ります。
避難小屋は建て替え立派な小屋に生まれ変わっています。
確かに残雪と草原、サウンドオブミュージックのシーンを
連想させますね。
ご丁寧なcommentに感謝いたします。
又 お立ちより下さい。

投稿: 輝ジィ~ジ | 2014年5月31日 (土) 05:18

こんばんは。
懐かしい山です。初めて登ったのは21,2の頃かと思います。晩秋のヌクビ沢をつめて。滑滝あり、吹き上げる滝あり、アイガメの滝(確か・・・?)で少々手こずりながら、稜線にテントを張りました。翌日、薄らと雪が積もって何とも言えない良い雰囲気でした。
その後、残雪期に米子沢をと思いましたが、余りの雪の多さに一般の尾根で。その頃の避難小屋は傾き、壁ははがれ床も抜け落ちて酷い状態でしたがその後きれいな立派な小屋になりましたね。
この山の稜線に立つ度に、サンドオブミュウジックの1シーン、マリヤが子供たちと歌いながらアルプスを背景に丘を登って来る情景が浮かんだものです。
久しぶりの訪問、長々と失礼しました。
それにしましても、変わらず充実した山行をされてますね。益々のご活躍を期待しております。

投稿: 山の風 | 2014年5月30日 (金) 21:55

もうぞうさま
こんばんは~
この日と前日 絶好の登山日和でした。
巻機山は残雪が遅くまで残るので涼しくて快適。
お天気のお休みの日に是非 お出かけください。

投稿: 輝ジィ~ジ | 2014年5月30日 (金) 21:34

この快晴の日、巻機山でしたか。
連チャンでも出かけたくなる天気でしたからね~
輝さまの記事を見ていると、また行きたくなりますね。

投稿: もうぞう | 2014年5月30日 (金) 20:23

noritanさま
ご多用のところ、お立ち寄りcomment恐縮です。
信州・甲州の山の素晴らしさも分かりますが、地元の山も
時にはお訪ねください。
時期により、新しい発見も有るかもしれません。

山でも冷たいものが欲しくなる季節になりましたね。

投稿: 輝ジィ~ジ | 2014年5月30日 (金) 09:01

赤鬼さま
この日、極めて明瞭に展望が楽しめました。
妙高・火打の先に北アまで見えたからね。
谷川連峰の山座同定の勉強にもなりました。

一緒にヌクビ沢・割引沢経由で歩いたのも、随分昔に
なったねぇ~
多分15年以上昔?懐かしいね。


投稿: 輝ジィ~ジ | 2014年5月30日 (金) 08:57

私は輝様の半分くらい過去5回くらいでしょうか。
残雪時には行ったことはないかもしれません。

時々、行きたくなることを思い出す山ですね。
筍と昆布の煮物美味しそう!
抹茶小豆水羊羹も美味しそう!
これからは、こうしたものを冷やして持参ですね!

投稿: noritan | 2014年5月30日 (金) 07:36

良かったねぇ。写真で見ても雰囲気よく分かるよ。
ここの途中で見るブナ林が素晴らしいよね。何年か前貴方達と行ったの思いだすよ。

投稿: 赤鬼 | 2014年5月30日 (金) 07:25

しゃくなげいろ さま
お早うございます。
この日はとても快適な一日でした。
5合目焼松、大源太の右手前は威守松山でしょうね。
11月参加させていただくかも。

投稿: 輝ジィ~ジ | 2014年5月30日 (金) 06:15

おはようございます。流石に2千メートル級山岳は雄大で景色が違いますね。焼け松から見える大源太山の手前の山稜は威守松山でしょうか?11月に会山行で行く予定です。

投稿: しゃくなげいろ | 2014年5月30日 (金) 05:50

おっぺらさま
commentありがとうございます。
標高≒2,000㍍の魚沼の山、6月頃まで部分的に残雪が残ります。
この日と前日は、空気が澄みとても眺めが遠くまで利きました。
天気の様子を見て出かけられる有り難い身分です。(笑)
連荘と言っても角田山とですから、大したことはありません。

投稿: 輝ジィ~ジ | 2014年5月30日 (金) 05:35

素晴らしい眺めですね。
まだまだたくさん残雪がありますね。
パノラマ写真素敵です。
二日続けての登山とはお元気ですね。
でもこの天気なら登りたくなりますよね。

投稿: おっぺら | 2014年5月29日 (木) 21:57

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