過去、10年以上に亘り、1月の成人の日前後は、赤岳鉱泉をベースに
主に赤岳、或いは赤岳から硫黄岳、硫黄岳から天狗岳への縦走などを
楽しんできたのですが、今年は、岳友O氏が会山行【北八ヶ岳】実施。
今回は時期を3月にずらしての【南八ヶ岳】です。
恒例行事? O夫妻と一緒です。
3月8日(金)
流石に3月の所為か?
上信越道も全くの無雪。Ⓟの美濃戸口まで 問題無し。
残念ながら、天気は晴れなれどスカッとしてません。
美濃戸までは4駆のRV車でも、凍結と轍で一旦途中で止まれば大トラブル?
10時30分 美濃戸口
身支度整え、凍結して歩きづらい林道を美濃戸へ向かって歩き出します。
11時30分ー11時55分 美濃戸山荘
(写真 左) 閑散として寒い美濃戸山荘
(写真 右) 韓国の有名な女性登山家?日本語達者61歳
1月は例年平日でもストーブが炊かれ、休憩するハイカーも多数みられるも
3月は人気無し? サブ―(寒ブ~)
日本の山紹介?韓国のおばちゃん登山家とKBSTVクルーの皆さんと遭遇。
寒いながらもベンチに腰掛け持参の昼食を採ります。
お昼を終えて、北沢から今夜の塒、[赤岳鉱泉]を目指します。
大同心から横岳
空模様と、雪の着き方がイマイチだなぁ~
13時44分 赤岳鉱泉
宿泊手続き(個室)を終えて、まだ時間も早いし中山展望台まで行こうか!と
また靴を履いて途中まで出かけたところ・・・
ガス押し寄せる主稜
此れでは展望台行っても意味が有りません。
部屋に戻って夕食までゆっくりと
そして夕食時間。
(写真 左) Maineは陶板焼きステーキ
(写真 右) 勿論 完食 当然の如くご飯とみそ汁お代わり
この小屋は、山小屋にしては食事が豪華なことで有名です。美味!!
この日の宿泊者100人弱? 比較的空いてます。
部屋に戻りまたまた何やかや・・・そのうちに
「明日は晴れてくれますように!」
3月9日(土)
ヤッターッ ピーカンだぜ!夜中に新雪まで降ってくれた。超ラッキー!!
朝から美味しい開きの焼き魚の朝食食べて。 いざ出陣!です。
7時45分 赤岳鉱泉
小屋前でアイゼン(10本爪)装着、後で履けない雨ズボンも身に着けて・・・
歩き出すや否や!針葉樹林帯の切れ間から ド ド ド~ンと
陽が射す阿弥陀岳 ズームアップ
今回向かうは、暫くご無沙汰、久々に硫黄岳(2760m)の予定です。
大同心ルンぜ、ジョウゴ沢を横目に九十九折に高度を上げていきます。
新雪の粉雪塗した大同心横岳とコメツガ樹林帯
新雪でアイゼンの利き具合もgood。 とは言うもののへタレジィ~ジ息切れ。
快晴 陽が眩しい
小屋前から1時間ちょっとのViewPoint。
主峰 赤岳と阿弥陀岳 ※ 拡大
思わず ビューテ ホー の景観が目に飛び込んできます。
ダケカンバの小枝に纏う新雪が ※ 拡大
暫し 至福の時間を楽しみ、赤岩の頭に(2656m)に向かいます。
やがて前方から10数名のパーティが下山してきます。
「アレッ こんなに早く もう硫黄岳まで行ってきたんですか?」
先頭のリーダーらしき若い女性
「あんまり風が強いので赤岩の頭で止めました」との事。
我らも取り敢えず「赤岩の頭」に向かいます。
写真では解らない急傾斜の雪の壁 (クリアーすれば赤岩の頭)
樹林帯を抜け雪原に出れば強風がモロに身体に当たり出します。
荒涼たる硫黄岳の稜線 標識ケルンも ※ 拡大
赤岩の頭 雪の壁クリアーするジィ~ジ
オーバーに言えば垂直に近いような30mほどの雪壁 一歩一歩慎重に
足場を崩さぬように気を付けながら、何とか無事に乗り越えます。
9時30分 赤岩の頭(2656m)
遥かに 御嶽 乗鞍 から北アの峰々 ※ 拡大
硫黄岳から横岳、赤岳主稜線 ※ 拡大
強烈な身を刺す冷風は容赦なく吹き付け、吹き飛ばされそう。風速15m強?
ジィ~ジ寒さに我慢できず、今更ながら如何にか雨具の上着を羽織ります。
我らより先行の4人組パーティもここで断念 引き返します。
我らも決断迫られます。
強風なれど視界は明瞭、我がパーティ、岩稜帯から硫黄岳目指すことに。
耐風姿勢を取りながら前進 体感温度もマイナス10度以上?
遅々として歩進みません。それでも漸く 何とか無事に!
10時05分 硫黄岳山頂
風の通り道 広大なガレ場の硫黄岳山頂
(写真 左) 疲労困憊様相のジィ~ジ
(写真 右) 阿呆丸出しのジィ~ジ
岩礫の硫黄岳山頂周辺から主稜線、バック南ア ※ 拡大
赤岩の頭へ向かって下山 ※ 拡大
今回のミッション達成。あとは無事故で帰るだけです。
赤岩の頭の難所はピッケルと短くしたストック、3点支持で慎重にクリアー・・・・
ビューポイントで腰下ろし、マッタ~リ 菓子パン、カップヌードル口にしながら
眼前の光景、目に焼き付け少し早目のお手軽ランチ。風も無く気分爽快!!
覆いかぶさってくるような迫力の主稜線
数年前まの厳冬1月に、この稜線も走破したのですが・・・年だなぁ~
硫黄岳目指す?パーティ続々と登ってきます。(強風で難儀しますよ~)
我らは樹林帯下り赤岳鉱泉戻るだけ。(楽だなぁ~)
大同心 小同心 キラキラ雪はもう見えず!
ズームアップ 大同心に二人 あひゃーッ
12時15分ー12時45分 赤岳鉱泉
暑がりジィ~さん、雨具を脱いでザックに仕舞ったり帰り支度です。
赤岳鉱泉ではIceCandyCup(9日、10日)で大賑わい。
(写真 左) 若人中心に大賑わい 大同心雪も消え ※ 拡大
(写真 右) climbingの様子 ※ 拡大
PM1:00からはスピード競技とか・・・
バーベキューの焼肉 煙と良い匂いが漂って嗅覚を刺激してきます。
何度も何度も赤岳主稜線振り返りながら下山する我らです。
赤岳鉱泉目指す登山者、前日と打って変わって後絶たず、
上り優先の山世界、擦れ違いに時間を要し、なかなか下れません。
冷たそうな流れ 柳川北沢
14時05分 美濃戸山荘
美濃戸山荘
まだまだ赤岳鉱泉目指すParty 団体続いて見られます。
(赤岳鉱泉個室も談話室も廊下も全て布団敷詰め、収容人員200名のところ
何でも聞くところに依れば270名とか 食事も最終は7時過ぎとか トイレも大変?)
閑人 ジィ~ジ達はラッキー この上なし。
ジィ~ジ、些か疲労?腰や膝に痛みが出てきます。頑張ります。
15時00分 美濃戸口
美濃戸口のⓅは満車状態
靴履き替えザックを車に、2日間の汗を流すのはペンション村の 樅の湯 。
露天風呂で手足を伸ばし満足感に浸りながら 「極楽 極楽じゃ」
温泉入浴終われば、家路まで残すところ交通安全と空腹対策だけ。。。。。
空腹満たすには寿司が良いかも!時間的にも夕食時。
上信越道 道の駅 あらい。「キトキト寿司新井店」。
満員で20分ほど待って席に着き、好きなものオーダー は遠慮。
好きなだけ腹に収め、これ以上の贅沢ありません。
上信越道から北陸道 9時頃O氏に送られ帰宅。
早速 再び満足感に浸りながら 飲み直すジィ~ジです。
3月の【南八ヶ岳】 (完)
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