雲上の苗田【苗場山】
8月は盂蘭盆の月に当たり、暇人を自称している我等にもそれなりに用件が・・・
でもって、ここ暫く山歩きらしい山歩きをしていない相方。
曰く
「此のままでは足が萎えそうだわ!!少し歩き甲斐の有る山へ行かない!?」
結果的に選択されたのは 【苗場山(2145m 祓川コース】
ワタスゲ キンコウカ 池塘に繚乱 苗場山山頂
8月16日(木) /
山頂に2キロ×4キロと言う広大な高層湿原を持つ日本百名山 苗場山 2145m
10年以上前の2,3年、所属する山の会のリーダーとして、今回の“祓川コース”
実施したことあるも、それ以来か?数年振りか? 実に!随分久しぶり。
昨年は“小赤沢コース”から登頂。 【苗場山】通算10回ほどのジィ~ジです。
5時10分過ぎ 相方と二人連れ、コンビニで簡単お昼を調達。
関越道湯沢ICから一路 神楽みつまたスキー場方向へ。
7時30分 祓川コース登山口Ⓟ
(写真 左) 祓川コース登山口 概念図表示板 <拡大>
(写真 右) ヤナギラン <拡大>
平日と言え、Ⓟには20台ほど各地より 関東各県 熊本県ナンバーまで。。。
歩き始めて直ぐ登山道の脇には ヤナギラン ヨツバヒヨドリの群生。
(写真 左) ヨツバヒヨドリ&ヤナギラン群生 <拡大>
(写真 右) ネジリバナ <拡大>
7時30分 和田小屋
(写真 左) 和田小屋前 登山道はスキー場横切って右へ <拡大>
(写真 右) 大小の丸い石ゴロゴロの急な登山道 <拡大>
大小の丸いゴロ石登山道、前日の雨で泥が石に被りヌルヌル滑り易い!!
8時50分ー8時55分 下の芝
下ノ芝
Ⓟより歩き始めて1時間20分ほど、水分補給一本休憩取ります。
足場の悪い所も有るものの、10年程前と比べると県(新潟県)事業で一部の区間で
木道整備も進んできているようです。
9時25分ー9時30分 中ノ芝
中ノ芝 休憩Point
上記写真中奥には、対峙する 平標山~谷川岳山塊。
9時46分 上ノ芝
9時57分 股すり岩
股すり岩を下ると、“かぐら峰”へ登り返しです。
10時07分 かぐら峰
登山道の周辺には、あんな花 こんな花 花はな あんな色 こんな色。
(写真 左) タテヤマウツボクサ <拡大>
(写真 右) オニアザミ <拡大>
かぐら峰から雷清水へ、そしてその先は100m以上の下りが待ってます。
激下りの始まり と 苗場山山頂
下りきれば、一面のお花畑 通称も“お花畑”
(写真 左) ミヤマアキノキリンソウ <拡大>
(写真 右) メタカラコウ <拡大>
(写真 左) ヒメシャジン <拡大>
(写真 右) タカネナデシコ <拡大>
(写真 左) ミネウスユキソウ <拡大>
(写真 右) シモツケソウ <拡大>
(写真 左) トリカブト <拡大>
(写真 右) オミナエシ <拡大>
(写真 左) ハクサンフウロ <拡大>
(写真 右) オヤマリンドウ <拡大>
他にも・・・・
最低鞍部からは、山頂に向かって250mほどの標高差を一気に登り返しが・・・
場所によっては4輪駆動 両手を使わねばならぬことも・・雲尾坂 です。
11時20分ー12時20分 苗場山山頂
肺機能の低いジィ~ジ 息も絶え絶えに登りあげれば、眼前の様相は一変!!
無限に広がる広大な湿原と数えきれないほどの池塘が現れます。
【苗場山】山頂です。Ⓟ スタートから4時間弱要した我らです。
平坦な高層湿原 苗場山山頂一帯
今の時期、真っ白な ワタスゲ が大草原の中に風に揺れています。
涼風に吹かれる ワタスゲ
大小数えきれないほどの池塘
長時間かけて辿り着いた山頂です。時間をたっぷりかけてお昼を過ごします。
(写真 左) 苗場山山頂標識 <拡大>
(写真 右) 苗場山山頂一等三角点 <拡大>
信仰の山 役行者 猿田彦 大平先生顕彰レリーフ
江戸時代後期 文化8年 12名の従者とともに登頂した 当時のベストセラー
[北越雪譜]の著者 [鈴木牧之]をして
曰く
「苗場山は越後第一の高山なり。魚沼郡に有り登り二里という。絶頂に天然の
苗田有り。依って昔より山の名に呼ぶなり。峻岳の巓に苗田有ること甚だ奇なり」
正に 言い得て妙 と思うジィ~ジです。
ゆっくりのんびり過ごした山頂に何時までも居る事は出来ません。
往路を下山です。
めっきり足腰弱ったジィ~~ジ 少々危険個所ある 雲尾坂 転倒滑落しないよう
慎重に下ります。
最低鞍部は、まだ100m以上下らねば・・・・その先 かぐら峰へ登り返しが・・・
(写真 右後方 かぐら峰へのルート)
(写真 左) トモエシオガマ <拡大>
(写真 右) ガマズミ <拡大>
お花畑周辺の相方
13時05分 雷清水
雷清水
10年程前は、もっと水量が多かった。
かぐら峰への登り返しが続きます。
上ノ芝 中ノ芝 ・・・・ズンズン下り 膝にも負担を感じます。
14時35分 下ノ芝
下ノ芝 休憩Point
15時22分 和田小屋
登山道から和田小屋前のゲレンデに出る相方
和田小屋から先からⓅまでは簡易舗装の道を20分ほど下らねばなりません。
ところが丁度、作業終了した?かぐらスキー場職員さんから、
「P までですか?乗って行きませんか!」と声が掛けられます。
余程 ジィ~ジの顔に 疲労困憊 の相が出ていたのでしょう。(ラッキー!!)
(20分ほどの、嫌な条件下でのアルバイトが不要)
Ⓟで、謝意を述べて下車します。
汗を拭い、シャツを着替えて、一路 帰路に着く我らです。
休憩時間を含み 約8時間ほどの山歩き 久々に満足感とともに些かの
疲労感も覚えたジィ~ジです。(ヤッパ 年取ったなぁ~)
この項 (完)
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コメント
みい (浪速恋しぐれ~♪)さま
commentありがとうございます。
苗場山、新潟からはかぐらスキー場へ向かった方が
アクセスが良いのです。
今度は是非一度湯沢から登って見て下さい。
多分、花もこのコースの方が多く見られると思いますよ。
投稿: 輝ジィ~ジ | 2012年8月31日 (金) 17:25
わざわざ、ロングルートへ・・・
凄い!ですね~^-^
・・・って奥様、ホント元気ですね~♪
苗場には、信州側からしか行った事なし!ですが
こちらは、こんなに登り返しありの
ロングルートとなるとは...
山って色んなルートから登るのも
面白いですね~^^V
また、苗場にも行ってみるかな?
投稿: みい (浪速恋しぐれ~♪) | 2012年8月31日 (金) 16:02
もうぞうさま
どういたしまして
お役にたてたでしょうか?
投稿: 輝ジィ~ジ | 2012年8月23日 (木) 20:49
昔の話でしたね。
ありがとうございました。
投稿: もうぞう | 2012年8月23日 (木) 19:48
tuba姐さん
我が家は、毎度相方様の言いなりだよ~
だって逆らう事が出来ないンだもの。
あんまり暑くて山へ行く気にならない。
いつまで続くのだろう?
投稿: 輝ジィ~ジ | 2012年8月23日 (木) 15:31
くぅ~~~~
相方様の一言でぇー
イイな・イイな~♪山歩きが出来てぇ
アタシも、そろそろ足が萎えて来たのですぅ
何処かに行きたくなっちゃいましたyo~
投稿: tuba姐 | 2012年8月23日 (木) 15:22
赤鬼さま
いつまで続くの?この暑さ。バテそうだよ。
苗場山、雲尾坂の登り返しは半端で無いから・・
タカネナデシコ見てきっと感激したんだろうね。
投稿: 輝ジィ~ジ | 2012年8月23日 (木) 06:57
山の風さま
commentありがとうございます。
苗場山の思いではその通りだと思いますよ。
我が家から2時間半位で登山口に着けるので、何度か
行きましたが、年々辛さが増してきています。(笑い)
これからは年相応にゆっくりのんびり楽しみたいものと・・
投稿: 輝ジィ~ジ | 2012年8月23日 (木) 06:54
おいらも苗場は6~7回行ってるかな。雷清水からの急登には参いるよな。でも花が素晴らしい。タカネナデシコは
ここで初めて見た。
投稿: 赤鬼 | 2012年8月23日 (木) 06:53
こんばんは。苗場山、大分昔ですが一度だけ行った事が有りますが、記憶が断片的です。覚えているのは、山頂直下の急登。山頂の池とうの素晴らしさです。秘湯の赤湯で河原に湧き出る温泉で汗流した事。もっとも、その後の登り返しでまた汗をかいたことくらいです。いつも前向きの姿勢に頭が下がります。
投稿: 山の風 | 2012年8月22日 (水) 22:42
まぶちょん さま
苗場スキー場で滑ったことあるのね!
池は池塘と呼ばれるんですよ。山頂には数百も有ります。
山頂が普通の山と随分異なる様子の山なのです。
投稿: 輝ジィ~ジ | 2012年8月22日 (水) 22:05
苗場の頂上みたことなかったけど 池みたいなのが あるの???スキーに行ったけど 雪の世界しか見てない。あの雪の下には こんなとこがあったのね~
投稿: まぶちょん | 2012年8月22日 (水) 21:31
もうぞう さま
こんばんは
既に山菜取りチェックの番人小屋は跡形もなくなっています。
脚力ガタ落ちの小生です。
投稿: 輝ジィ~ジ | 2012年8月22日 (水) 19:55
「歩き甲斐のある山」は、余り好きではありませんが・・・
おくさまはすごいですね~
ところでこのコース駐車場までは、無制限に進入できますか?
投稿: もうぞう | 2012年8月22日 (水) 19:18
こころぐ郁美さま
毎度のcommentありがとうございます。
久しぶりに少しハードな山歩きを楽しんできました。
険しい道を登りきると台地状の山頂と言う、少し変わった山です。
股すり岩、足の下ろし場所が問題なのです。(笑い)
先日 スパーで四万十の川海苔と、四万十産のミョウガ
見ましたよ。
四万十も夏の終わりを迎えているようですね。
静かな澄んでいる四万十の様子お待ちしていますよ。
投稿: 輝ジィ~ジ | 2012年8月22日 (水) 19:00
ヽ(´▽`)/またまた、行っちゃったんだ!!
もう、うずうずする気持ちが伝わって来まーす。
気になったのが、【またすり岩】・・・何か予想・・
笑えそうかなあ~?
しかし、自然は生き生きしてますね。
やっぱり良いですよ。
山も川も草原も花も・・・・
四万十も、天候不順でも、ドッサリのお客さん。
皆さん、カヌーで川下りも楽しんだり色々ですよ。
家の前の国道も、やっとこ静かになって来ましたね。
バイクのツーリングさんには、この雨や雷さんが申し訳ないでーす。これもまた、自然現象。
この夏は、晴れ間がいったいいく日あったでしょうか?
私、まだ、四万十の写真撮ってませ~ん❣❣8月の。
うう~~~ん!!8月終わるまでには、綺麗なのがとってみたーい!!・・・では、また・・・
投稿: こころぐ郁美 | 2012年8月22日 (水) 17:56
モカラテさま
こんにちは
夏の苗場は、花の百名山でもあるんです。
2,000mを越えていますので涼風が気持ち良いですよ。苗場は難儀な山ですが、その分達成感が十分に得られる
山です。
竜胆時期ですよね。義母さまきっと喜んでおられるますよ。
投稿: 輝ジィ~ジ | 2012年8月22日 (水) 09:30
こんにちは(^_^)
夏の苗場は まるっきり違う世界ですね。
ゲレンデのお写真を何度もクリックして見てしまいました(^^ゞ
「りんどう」も咲いているんですね
買ってきたものを 義母の写真前に飾っています
投稿: モカラテ | 2012年8月22日 (水) 09:01